JP2675725B2 - 気球を利用した壁面点検装置 - Google Patents

気球を利用した壁面点検装置

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JP2675725B2 JP27283492A JP27283492A JP2675725B2 JP 2675725 B2 JP2675725 B2 JP 2675725B2 JP 27283492 A JP27283492 A JP 27283492A JP 27283492 A JP27283492 A JP 27283492A JP 2675725 B2 JP2675725 B2 JP 2675725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気球を利用してビデオ
カメラや計測用カメラ等の撮像手段を上下動させ、水力
発電所のサージタンクや水圧鉄管路等の内部の壁面等を
撮像して、該壁面を遠隔的に点検する気球を利用した壁
面点検装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水力発電所のサージタンクや水圧鉄管路
等の内部、特に内壁は、ひび割れ等を検出するために定
期的に点検する必要があるが、このようなサージタンク
等は構造的に非常に大きなものであるとともに、内部が
暗く、かつ内部への出入り口がかなり小さいものである
ため、その内壁を点検することは非常に困難である。
【0003】例えば、サージタンクの大きさは直径が約
3〜15メートル、高さが大きなものでは100メート
ルもあるとともに、このサージタンク内に通じるマンホ
ールの直径は例えば35〜45センチメートルと狭く、
またサージタンクの制水口もかなり狭いものとなってい
る。
【0004】従って、サージタンク等の内部は、従来は
全く点検されないか、または検査員が例えば梯子等を使
用して肉眼で観察して直接点検する程度である。
【0005】また、サージタンク等の内部を点検するた
めに利用できる既存のシステムとしては、例えば装置を
壁づたいに這い上がらせながら点検を行うシステムがあ
るが、この方法は点検に時間がかかり、決められた期間
内に作業を完遂させることが困難であるとともに、シス
テム操作に伴う危険性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、サー
ジタンク等の内部の点検は、従来全く行われないか、ま
たは検査員が例えば梯子等を使用して肉眼で直接観察し
て行う程度であったり、更には装置を壁づたいに這い上
がらせながら点検を行う既存のシステムを利用した場合
には、点検に時間がかかり、決められた期間内に作業を
完遂させることが困難であるとともに、システム操作に
伴う危険性があり、サージタンク等の内壁を安全かつ効
率的に点検し得るシステムの開発が要望されている。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、サージタンク等のような比較
的大きく、点検しにくい部分の壁面を安全かつ効率的に
点検し得る気球を利用した壁面点検装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の気球を利用した壁面点検装置は、空中を上
昇し得る気球と、該気球に取り付けられ、画像を撮像す
る撮像手段と、前記気球に連結され、該気球の高さを調
整する高さ調整手段と、前記撮像手段に連結され、該撮
像手段の撮像方向を検出する方向検出手段と、前記撮像
手段を垂直軸の周りで所望角度回転させる回転手段と、
前記撮像手段に有線で接続され、該壁面撮像手段で撮像
した画像を前記有線を介して受信し、該画像を分析する
ために記録する記録手段と、前記方向検出手段で検出し
た前記撮像方向を基準に前記撮像手段を所望の方向に向
けさせ、該方向の壁面の画像を撮影するように前記高さ
調整手段および前記回転手段を制御するとともに前記撮
像手段で撮像した画像を前記記録手段に記録するように
制御する制御手段とを有することを要旨とする。
【0009】
【作用】本発明の気球を利用した壁面点検装置では、気
球に取り付けた撮像手段を所望の方向に向けさせるとと
もに、気球の高さを調整しながら、撮像手段で所望の方
向の壁面の画像を撮像し、この撮像した壁面画像を有線
で記録手段に送信して、画像分析のために記録してい
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係わる気球を
利用した壁面点検装置の全体構成を示す図である。同図
に示す気球を利用した壁面点検装置は、サージタンク2
1内で浮遊している気球1を有し、該気球1にはサージ
タンク21の内壁の画像を撮像して観測するための観測
部2がアルミバー10を介して吊り下げられている。
【0012】気球1は、その両端下側寄りの部分に連結
されたワイヤ42がまとめられて回転式電動ドラム5の
ドラムに巻回され、これにより気球1の高さが固定され
ているとともに、該回転式電動ドラム5を回転させて、
ワイヤ42を巻き取ったり、または繰り出すことによ
り、気球1の高さを調整することができる。なお、気球
1に連結されたワイヤ42はサージタンク21の制水口
21aを介してサージタンク21から下側に出て、この
下側に設けられた回転式電動ドラム5に連結されてい
る。すなわち、回転式電動ドラム5は、サージタンク2
1内に設けられてなく、サージタンク21から出た下側
に設けられている。なお、このサージタンク21の下側
の位置は、地上でなく、サージタンク21に連結された
導水路に通じている部分である。この部分は、図1にお
いてサージタンク下側部分59として示されている。
【0013】このサージタンク21に下側から連結され
た導水路に通じているサージタンク下側部分59には、
前記回転式電動ドラム5に加えて、3個のオートリール
23、方位検出用ビデオカメラ6、コントロールユニッ
ト25、光送信装置27、地上側制御ユニット(親機)
4a、インバータ45、回転式電動ドラム5に接続され
たエンコーダ47が設けられている。オートリール23
は、観測部2に搭載された各装置に接続された電源ケー
ブル51、信号ケーブル53、光ファイバケーブル55
を巻き取る装置であり、回転式電動ドラムの回転数に応
じて各ケーブルを繰り出したり、巻き取るものである。
【0014】オートリール23でそれぞれ巻き取られた
電源ケーブル51、信号ケーブル53、光ファイバケー
ブル55は、各部に接続され、電源の供給、電気信号お
よび光信号の授受に供されるが、各オートリール23に
はコントロールユニット25から信号制御用のケーブル
が接続されている。また、このコントロールユニット2
5からは方位検出用ビデオカメラ6にも信号制御用のケ
ーブルが接続され、該方位検出用ビデオカメラ6には地
上側制御ユニット(親機)4aから制御信号が供給され
ている。また、地上側制御ユニット(親機)4aからの
信号は、インバータ45を介して回転式電動ドラム5に
供給され、回転式電動ドラム5に接続されたエンコーダ
47からの回転式電動ドラムの回転数の信号は地上側制
御ユニット(親機)4aに供給されている。
【0015】気球1に吊り下げられた観測部2の下端部
には、該観測部2の方向を指示するための方向検出用ラ
イトバー57が取り付けられているが、この方向検出用
ライトバー57は観測部2が回転する場合には一緒に回
転するというように観測部2に一体的に取り付けられ、
これにより該方向検出用ライトバー57の方向が観測部
2の方向、すなわち観測部2が撮像しようとする撮像方
向、すなわち観察方向を示していることになる。そし
て、この方向検出用ライトバー57を前記方位検出用ビ
デオカメラ6によって撮像し、この撮像した方向検出用
ライトバー57の画像により方向検出用ライトバー57
の方向、すなわち観測部2の観察方向を検出できるよう
になっている。方位検出用ビデオカメラ6からの方向検
出信号は、光送信装置27に供給されている。
【0016】前記サージタンク下側部分59に設けられ
た各装置のうち、光送信装置27に接続された光ファイ
バケーブル61、観測部2に接続された光ファイバケー
ブル55がオートリール23を介して延長された光ファ
イバケーブル63、地上側制御ユニット(親機)4aに
接続された信号ケーブル65はマンホール41を介して
導水路外部に出て、導水路外部に設けられている各導水
路外部装置に接続されている。具体的には、光ファイバ
ケーブル61は光受信装置29を介して画像処理ボード
33に接続され、該画像処理ボード33から更にパソコ
ン35に接続されている。また、光ファイバケーブル6
3は記録部3の光受信装置37を介してVTR39に接
続され、該VTR39から記録部3のモニタ40に接続
されている。更に、信号ケーブル65は導水路外部側制
御ユニット(子機)4bに接続され、該導水路外部側制
御ユニット(子機)4bはカウンターボード31を介し
てパソコン35に接続されている。パソコン35は、例
えばラップトップ型やディスクトップ型等の通常のパー
ソナルコンピュータであり、キーボード、フロッピーデ
ィスク装置を有する本体部およびCRTディスプレイか
ら構成されている。
【0017】マンホール41は、サージタンク21の下
側部分59に連結されている図示しない導水路等に通じ
ているものであり、サージタンク21の内部にはこのマ
ンホール41から導水路およびサージタンク下側部分5
9を介して通じている。すなわち、導水路外部からは、
マンホール41を通って導水路内に入って、サージタン
ク下側部分59に到り、このサージタンク下側部分59
からサージタンク21内に入ることができる。そして、
このマンホール41の直径は例えば35〜45センチメ
ートル程度とかなり小さなものである。従って、上述し
たように、サージタンク21内部に入れられている気球
1、観測部2、およびサージタンク下側部分59に設け
られているオートリール23、方位検出用ビデオカメラ
6、回転式電動ドラム5、導水路外部側制御ユニット
(親機)4a、コントロールユニット25、光送信装置
27、インバータ45等はすべて分解されて、内部に搬
入され、この内部で組み立てられてから作動するように
なっている。
【0018】以上のように構成された気球を利用した壁
面点検装置においては、回転式電動ドラム5によってワ
イヤ42を繰り出したり、巻き取ったりすることによ
り、気球1、すなわち観測部2の高さを適当な所望の位
置に調整するとともに、観測部2を後述するように回転
させて所望の観察方向を向けさせることにより、観測部
2によってサージタンク21の内壁の画像を撮像するこ
とができる。そして、該観測部2で撮像したサージタン
ク21の壁面の画像は光ファイバケーブル55、オート
リール23、光ファイバケーブル63を介して導水路外
部に設けられている光受信装置37に送信され、該光受
信装置37からVTR39に記録されるとともに、該V
TR39からモニタ40に壁面映像として表示される。
点検員はこのモニタ40に表示されたサージタンク21
の壁面映像を観察して、サージタンク21の壁面にひび
割れ等があるか否かのような壁面の点検を行うことがで
きる。
【0019】また、回転式電動ドラム5による気球1、
すなわち観測部2の高さの調整および観測部2の観察方
向の調整は、導水路外部に設けられた導水路外部側制御
ユニット(子機)4bから信号ケーブル65を介して導
水路外部側制御ユニット(親機)4aに高さおよび方向
制御用の指令信号を送出し、該指令信号を導水路外部側
制御ユニット(親機)4aからインバータ45を介して
回転式電動ドラム5に供給することにより行われる。ま
た、回転式電動ドラム5がこの指令信号に応じて高さを
調整すべく回転すると、この回転信号はエンコーダ47
で解読されて、高さ調整信号として導水路外部側制御ユ
ニット(親機)4aに供給され、更に該導水路外部側制
御ユニット(親機)4aから信号ケーブル65を介して
導水路外部側制御ユニット(子機)4bに供給される。
導水路外部側制御ユニット(子機)4bはこの高さ調整
信号を受信すると、該高さ調整信号をカウンターボード
31を介してパソコン35に供給する。この結果、パソ
コン35にこの高さ調整信号に基づいて気球1および観
測部2の高さを後述するように点検員にわかるように表
示することができる。
【0020】また、導水路外部側制御ユニット(子機)
4bは、観測部2の観察方向を制御するための方向制御
用の指令信号を送出するが、この指令信号は導水路外部
側制御ユニット(子機)4bから信号ケーブル65を介
して導水路外部側制御ユニット(親機)4aに送信さ
れ、該導水路外部側制御ユニット(親機)4aからコン
トロールユニット25に供給される。そして、コントロ
ールユニット25はこの指令信号をオートリール23、
信号ケーブル53を介して観測部2に送信する。観測部
2はこの指令信号を受信すると、この指令信号に応じて
観測部2を回転させ、これにより該指令信号に対応した
観察方向を向くように制御する。更に、観測部2の観察
方向は、観測部2の下端部に取り付けられている方向検
出用ライトバー57をサージタンク下側部分59に設け
られている方位検出用ビデオカメラ6によって撮像する
ことにより検出することができる。そして、該方位検出
用ビデオカメラ6で検出された観測部2の観察方向信号
は、方位検出用ビデオカメラ6から光送信装置27、光
ファイバケーブル61を介し、更に導水路外部の光受信
装置29、画像処理ボード33を介してパソコン35に
供給され、これによりパソコン35に観測部2の観察方
向が表示されるようになっている。
【0021】図2は、気球1およびアルミバーを示して
いるが、気球1は同図(a)の(イ)〜(ハ)に示すよ
うに、複数種類の気球モジュール、すなわち(イ)に示
すような「俵形」、(ロ)に示すような「太鼓形」、
(ハ)に示すような「半俵形」等があり、これらの気球
モジュールを組み合わせることにより、図2(b)の
(イ)〜(ハ)に示すような所望の大きさおよび浮力を
有する気球を構成することができる。このような気球モ
ジュールを組み合わせて、所望の大きさの気球を構成す
ることにより、直径の異なる種々のサージタンク21に
も気球を対応させることができる。なお、図2におい
て、各気球モジュールおよび気球の長さがその下側にメ
ートルで参考のため示されている。また、アルミバーも
小さなアルミバーA,Bを組み合せて、長いアルミバー
を構成している。
【0022】また、気球1は、例えばコンクリート等で
構成されたサージタンク21の内壁に接触しても、簡単
に破れないような強度を有する材質で形成される必要が
あるが、このような材質のものとしては、例えばネオプ
レーンゴムまたは塩化ビニール等がある。これらの材質
で気球を形成することにより、気球に浮力を持たせるた
めに気球内に充填されているヘリウムガスが気球内部か
ら気球外部に漏出することを極力抑えることができる。
【0023】なお、気球を図2に示すように横長にした
理由は、気球下部に取り付ける観測部2がほぼ気球の真
下中心にあり、サージタンク21の壁面からの距離、す
なわち撮像距離を一定にすることによりビデオ映像およ
び写真の縮尺を一定とするためである。
【0024】観測部2は、図3にその詳細を示すよう
に、複数の棚を有するアルミフレームで構成され、その
ほぼ中央部にサージタンク21の壁面を撮像するための
モニター用ビデオカメラ71が配設され、このモニター
用ビデオカメラ71の両側には同時シャッタ装置73お
よび光送信装置75が設けられ、更にこれらの装置7
3,75の両側には外方に突出して2個の壁面照射用ビ
デオライト77が取り付けられている。この壁面照射用
ビデオライト77によってサージタンク21の内壁を照
射することにより、モニター用ビデオカメラ71にサー
ジタンク21の暗い内壁でも明確に撮像することができ
る。
【0025】また、モニター用ビデオカメラ71下側に
はストロボ81および前記方向検出用ライトバー57を
作動させるためのライトバー機構83が設けられ、この
ライトバー機構83はDCモータ83aを有している。
なお、該ライトバー機構83によって制御される方向検
出用ライトバー57は図3において左の一部のみが示さ
れている。
【0026】更に、観測部2の上下端部寄りには、それ
ぞれスチルカメラ85および87が搭載されている。前
記モニター用ビデオカメラ71は、サージタンク21の
壁面の状況を逐次モニタするためのものであり、このモ
ニター用ビデオカメラ71によって壁面の現況を観察し
た後、2台のスチルカメラ85および87によってその
部分を立体的に詳細に撮影することにより、その部分の
ひび割れの幅、長さ、はらみ出しの量等を写真測量的に
解析し、ひび割れの幅や長さ等を算出することができ
る。すなわち、モニター用ビデオカメラ71は概査用で
あり、スチルカメラ85および87は精査用に使用され
るものである。
【0027】モニター用ビデオカメラ71は、標準(1
6mm)または広角(8.5mm)等の固定焦点レンズを利
用することができ、またズームレンズを用いて、壁面の
所望の部分をズームアップすることもできる。スチルカ
メラ85および87として、ハッセルブラッドカメラ
(画角6cm×6cm)または一般の35mmカメラを利用す
ることができる。
【0028】なお、モニター用ビデオカメラ71のアイ
リス、ズーム、フォーカスは導水路外部部の導水路外部
側制御ユニット(子機)4bから調節することができ
る。
【0029】図4は、観測部2の上端部をアルミバー1
0に取り付ける構造を示している。観測部2の上端部に
取り付けられた取付棒20は、ユニバーサルジョイント
14に取り付けられ、該ユニバーサルジョイント14か
ら引き揚げワイヤ16を介して固定部17に取り付けら
れ、該固定部17がアルミバー10に固定されるように
なっている。そして、このアルミバー10は図1に示し
たように気球1に複数のワイヤを介して吊り下げられて
いる。また、固定部17内には取り外しワイヤ13が固
定用フック11およびロック用フック15を介して取り
付けられ、該取り外しワイヤ13によって解除し得る機
構となっており、遠隔的な観測部の離脱着が可能な構造
としている。
【0030】次に、図5以降を参照して、各制御動作に
ついて説明する。
【0031】まず、図5(a)を参照して、サージタン
ク21の壁面点検画像データを転送する処理について説
明する。
【0032】観測部2のモニター用ビデオカメラ71で
撮像されたサージタンク21の壁面の画像は、光送信装
置75で光信号に変換されてから、光ファイバケーブル
55、オートリール23、光ファイバケーブル63を介
して記録部3の光受信装置37に送信されて、電気信号
に変換され、該光受信装置37から観測時刻とともにV
TR39でビデオテープに記録されるとともに、モニタ
40に表示される。
【0033】次に、図5(b)を参照して、撮影高度お
よび観測方向、すなわち観測部2が撮影しようとする撮
影高度および観測方向のためのデータを転送する処理に
ついて説明する。方位検出用ビデオカメラ6によって観
測部2の下端部に取り付けられている方向検出用ライト
バー57を撮像した観測部2の観測方向を示す画像信号
は、方位検出用ビデオカメラ6から光送信装置27で光
信号に変換されてから、光ファイバケーブル61を介し
て導水路外部に設けられている光受信装置29に送信さ
れて、電気信号に変換され、該光受信装置29から画像
処理ボード33を介してパソコン35に供給される。な
お、パソコン35は撮像時刻を特定するための時刻と同
期して前記観測を示す画像信号を受信し、フロッピーデ
ィスクに記録するとともに、パソコン35のCRTディ
スプレイに表示する。
【0034】また、回転式電動ドラム5からの観測部2
の撮影高度を示す信号は、エンコーダ47、導水路外部
側制御ユニット(親機)4a、信号ケーブル65を介し
て導水路外部に設けられている導水路外部側制御ユニッ
ト(子機)4bに送信され、該導水路外部側制御ユニッ
ト(子機)4bからカウンターボード31を介してパソ
コン35に供給され、フロッピーディスクに記録される
とともに、CRTディスプレイに表示される。なお、パ
ソコン35のディスプレイによる表示は、例えば図10
に示すように行われる。なお、画像信号等の伝送に光フ
ァイバケーブル55、光ファイバケーブル61、光ファ
イバケーブル63を使用する理由は軽量であることが1
つの理由である。
【0035】次に、図6を参照して、気球1、すなわち
観測部2の高さの制御動作について説明する。
【0036】観測部2の高さ制御は、導水路外部側制御
ユニット(子機)4bに設けられた例えばジョイステイ
ックのような操作部を操作することにより行われるが、
観測部2の現在の高さがパソコン35のディスプレイに
表示されているとともに、導水路外部側制御ユニット
(子機)4bの操作部を操作することにより変化する観
測部2の高さ、すなわち気球1の高さは逐次パソコン3
5のディスプレイに表示されるので、この高さ表示を観
察しながら行うことができる。すなわち、観測部2の高
さを制御するように導水路外部側制御ユニット(子機)
4bの操作部を操作すると、この高さ操作信号は導水路
外部側制御ユニット(子機)4bからサージタンク下側
部分59に設けられている導水路外部側制御ユニット
(親機)4aに送信され、該導水路外部側制御ユニット
(親機)4aからインバータ45を介して回転式電動ド
ラム5に供給され、これにより回転式電動ドラム5は回
転して、ワイヤ42の繰り出しまたは巻き取りを行う。
【0037】そして、この回転式電動ドラム5の回転動
作は、エンコーダ47を介して導水路外部側制御ユニッ
ト(親機)4aに送信され、該導水路外部側制御ユニッ
ト(親機)4aから導水路外部側制御ユニット(子機)
4b、カウンターボード31を介してパソコン35に供
給され、パソコン35で観測部2の高さ、すなわち撮影
高度が算出され、そのディスプレイに表示される。従っ
て、高さ調整を行っている点検員は、この高さ表示を観
察しながら所望の高さになった時に操作を停止すること
により、観測部2を所望の高さに設定することができ
る。
【0038】次に、図7を参照して、観測部2の観測方
向の制御動作について説明する。
【0039】観測方向を制御するには、まず観測部2の
現在の方向を検出する必要があるが、これは観測部2の
下端部に取り付けられている方向検出用ライトバー57
をサージタンク下側部分59に設けられている方向検出
用ビデオカメラ6によって撮像し、この撮像した方向検
出用ライトバー57の方向データを光送信装置27、光
受信装置29、画像処理ボード33を介してパソコン3
5に送信することにより、観測部2の現在の観測方向を
検出し、パソコン35のディスプレイに表示することが
できる。
【0040】そして、観測部2を現在の観測部2の観測
方向と異なる所望の観測方向に向けたい場合には、該所
望の観測方向と現在の観測方向との差をパソコン35で
算出し、この差データをパソコン35からコントロール
ユニット、導水路外部側制御ユニット(子機)4b、導
水路外部側制御ユニット(親機)4aを介して観測部2
に搭載した電源リレーユニット79に送信し、該電源リ
レーユニット79から観測方向制御ユニット89のDC
モータ88を駆動することにより、観測部2を所望の観
測方向に自動的に向けることができる。
【0041】なお、方向検出用ライトバー57は、図7
に示すような左右に延出し、この延出した左右の先端部
にそれぞれ赤色および青色のランプが取り付けられ、こ
れにより観測部2を適確に指示するようになっている。
このように構成される方向検出用ライトバー57は観測
部2とともにサージタンク21内に入れられる場合、該
方向検出用ライトバー57の延出した左右の先端部がサ
ージタンク21の制水口21aの壁にぶつかって破損す
るおそれがあるが、このような破損を防止するために、
方向検出用ライトバー57は、図8(a)に示すような
観測部2の側部に重なるように折り畳むことができる。
【0042】方向検出用ライトバー57の操作は、図8
(a)に示すように、観測部2に搭載されているライト
バー機構83のDCモータ83aによって方向検出用ラ
イトバー57に取り付けられているワイヤを巻き取った
り、繰り出したりすることにより行われる。すなわち、
ライトバー機構83のDCモータ83aは電源リレーユ
ニット79、導水路外部側制御ユニット(親機)4aを
介して導水路外部側制御ユニット(子機)4bによって
導水路外部から制御することができる。そして、方向検
出用ライトバー57を観測部2とともに制水口21aを
介してサージタンク21内に入れるには、図8(b)に
示すように方向検出用ライトバー57を観測部2の側部
に密着させるように折り畳んで、制水口21aを通し、
サージタンク21内に入ってから方向検出用ライトバー
57を広げればよい。
【0043】図9は、電源ケーブル51、信号ケーブル
53、光ファイバケーブル55を各オートリール23に
よって繰り出したり、巻き取る動作を気球1を回転式電
動ドラム5によって繰り出したり、巻き取る動作と同期
させて行う動作を示す説明図である。導水路外部側制御
ユニット(子機)4bから送出されるワイヤ繰り出し/
巻取り命令を導水路外部側制御ユニット(親機)4aを
介して一方において更にインバータ45を介して回転式
電動ドラム5に送出し、他方においてコントロールユニ
ット25を介して各オートリール23および方向検出用
ビデオカメラ6に送出することにより、各ワイヤケーブ
ル51,53,55のオートリール23による繰り出
し、巻き取り動作を回転式電動ドラム5による気球1の
繰り出し、巻き取り動作と同期させて行うことができ
る。なお、方向検出用ビデオカメラ6には方向検出用ラ
イトバーと方向検出用ビデオカメラ間の距離に応じてビ
デオレンズの焦点距離とピントを調整する命令もコント
ロールユニット25を介して供給される。
【0044】本壁面点検装置では、観測部2による観測
高度および観測方向等の観測状況を確認しながら、制御
を行う必要があるが、このために図10に示すようにパ
ソコン35のカラーディスプレイに観測部2の観測高度
および観測方向が表示されるようになっている。図10
では、パソコン35のディスプレイに表示された画面を
示しているが、この表示画面において左側部分にはサー
ジタンク21の垂直断面が高さ表示とともに表示され、
このサージタンク21の垂直断面の内部に丸印で観測部
2の観測高度が表示されている。また、表示画面の右側
部分には、サージタンク21の水平断面が表示され、観
測部2が位置する中心からの観測方向および観測範囲が
表示されている。また、該表示画面の右下部分には日
付、時刻、現在方位、現在高度、その他の数値データが
表示されている。このようにパソコン35のディスプレ
イでは、観測部2によって観測される観測部2の観測高
度および観測方向が逐次表示されるとともに、パソコン
35自身にはこれらのデータが必要に応じて記録される
ようになっている。
【0045】従って、点検員は、パソコン35に表示さ
れた上述した観測高度、方向、数値データ等を観察しな
がら、導水路外部側制御ユニット(子機)4bの操作部
を操作することにより観測部2の観測高度、方向を所望
の位置に制御することができる。そして、観測部2に搭
載されているモニター用ビデオカメラ71はサージタン
ク21内部の壁面の状況を連続的に監視するために利用
することができるとともに、写真撮影場所の選定等にも
利用される。
【0046】図11は、観測部2に搭載されたモニター
用ビデオカメラ71によるサージタンク21内部の壁面
を全体的に点検する方法を示す説明図である。同図
(a)に示すように、まず最初は、モニター用ビデオカ
メラ71の観測方向を一定の方向に固定し、気球1の高
度を調整することにより、モニター用ビデオカメラ71
を観測部2とともに鉛直上向きに移動させながらモニタ
ー用ビデオカメラ71によってサージタンク21の壁面
を最上部まで撮像する。最上部に到達したら、図11
(b)に示すように、観測部2を所定の角度、例えば約
40度水平に回転させて、観測部2の観測方向を変更す
る。それから、図11(c)に示すように、この変更し
た観測方向を維持して、モニター用ビデオカメラ71を
観測部2とともに鉛直下向きに移動させながらモニター
用ビデオカメラ71よってサージタンク21の壁面を最
下部まで撮像する。このような動作を繰り返しながら、
モニター用ビデオカメラ71で撮像したサージタンク2
1の壁面の画像を記録部3のモニタ40に表示し、この
表示を見ながらサージタンク21の壁面をすべて点検す
る。
【0047】なお、モニター用ビデオカメラ71を上下
動させる場合には、点検箇所の洩れがないように、隣合
った観測コースは約30%程度オーバーラップするよう
に設定される。そして、更に詳細に点検したい場合に
は、移動を一時停止して、モニター用ビデオカメラ71
をズームアップして観測することもできる。
【0048】以上のようにして撮像されたサージタンク
21の壁面の画像を基に壁面のひび割れ、遊離石灰、水
の染みだし等を点検するとともに、これらの状態に関す
る壁面全体の展開図を図12に示すように作成すること
ができる。なお、図12は展開図の一部である。
【0049】図13は、観測部2に搭載されている2台
のスチルカメラ85および87による立体写真の取得お
よびひび割れ等の計測を示す説明図である。
【0050】スチルカメラによって立体写真を取得する
には、隣合う写真が60%程度オーバーラップするよう
に1台のスチルカメラを移動させながら撮影していく方
法と、60%程度のオーバーラップ写真が得られるよう
に予め2台のスチルカメラをセットして同期撮影する方
法とがある。本実施例では、前者の方法では観測部2の
揺れ等があると対象とする壁面の写真に関する撮影条件
が不確定となり、精密な計測ができないので、2枚の写
真ができるだけ同じ条件下で撮像される後者の方法を採
用している。
【0051】更に、壁面上に写真計測を行うための基準
点を設置することが不可能であるので、レーザマーカを
サージタンク21の壁面に照射し、これを基準点として
写真中に同時に写し込むようにしている。すなわち、こ
の基準点用のレーザマーカは、図13に示すように、2
台のスチルカメラ85および87の各撮影範囲Aおよび
Bのオーバーラップ部の4隅に表示されるが、必要によ
り中央にも写し込まれることもある。なお、レーザは軽
量性を第一とし、暗闇でも確認でき、かつフラッシュを
用いて撮影した写真上でもマーカとして確認できる半導
体レーザを使用している。
【0052】このようにレーザマーカを基準点として有
する立体写真を取得することにより、利用しない場合に
比較して、1桁精度の良い計測結果が得られることが実
験により確認された。
【0053】なお、写真撮影の際には、モニター用ビデ
オカメラ71による点検用に搭載している壁面照射用ビ
デオライト77は消し、撮影フィルムとしては色も点検
のために重要な要素であることからカラーフィルムを使
用する。また、立体写真はモニター用ビデオカメラ71
によるモニタ点検で必要と見なされる箇所についてのみ
行うこととするが、調査時間、調査費用により壁面全体
について行うこともできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
気球に取り付けた撮像手段を所望の方向に向けさせると
ともに、気球の高さを調整しながら、撮像手段で所望の
方向の壁面の画像を撮像し、この撮像した壁面画像を有
線で記録手段に送信して、画像分析のために記録してい
るので、従来観測不可能または困難であった大規模土木
構造物等の特に壁面等を効率的かつ安全に短時間で自動
的に観測点検することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる気球を利用した壁面
点検装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1の壁面点検装置に使用される気球の構成を
示す図である。
【図3】図1の壁面点検装置に使用される観測部の詳細
な構成を示す図である。
【図4】図1の壁面点検装置において観測部の上端部を
アルミバーに取り付ける構造を示している。
【図5】図1の壁面点検装置においてサージタンクの壁
面点検画像データを転送する処理を示す説明図である。
【図6】図1の壁面点検装置において観測部の高さの制
御動作を示す説明図である。
【図7】図1の壁面点検装置において観測部の観測方向
の制御動作を示す説明図である。
【図8】図1の壁面点検装置に使用されている方向検出
用ライトバーに対する制御動作およびサージタンク内へ
の挿入動作を示す説明図である。
【図9】図1の壁面点検装置において各ワイヤケーブル
の繰り出し、巻き取り動作と回転式電動ドラムの動作と
の同期を示す説明図である。
【図10】図1の壁面点検装置に使用されるパソコンの
ディスプレイに表示される表示画面を示す図である。
【図11】図1の壁面点検装置において観測部に搭載さ
れたモニター用ビデオカメラによるサージタンク内部の
壁面を点検する方法を示す説明図である。
【図12】図1の壁面点検装置によって得られたサージ
タンクの壁面のひび割れ等の状態を示す図である。
【図13】図1の壁面点検装置に使用されるスチルカメ
ラによる立体写真の撮影処理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 気球 2 観測部 3 記録部 4a 導水路外部側制御ユニット(親機) 4b 導水路外部側制御ユニット(子機) 5 回転式電動ドラム 6 方向検出用ビデオカメラ 21 サージタンク 35 パソコン 57 方向検出用ライトバー 71 モニター用ビデオカメラ 85,87 スチルカメラ 89 観測方向制御ユニット
フロントページの続き (72)発明者 横田 道生 東京都新宿区新宿4丁目2番18号 アジ ア航測株式会社内 (72)発明者 金子 朝一 東京都新宿区新宿4丁目2番18号 アジ ア航測株式会社内 (72)発明者 早川 清二郎 東京都新宿区新宿4丁目2番18号 アジ ア航測株式会社内 (72)発明者 水谷 信之 東京都新宿区新宿4丁目2番18号 アジ ア航測株式会社内 (72)発明者 落合 達也 東京都新宿区新宿4丁目2番18号 アジ ア航測株式会社内 (72)発明者 飯島 礼利 東京都新宿区新宿4丁目2番18号 アジ ア航測株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−149341(JP,A) 特開 昭62−125334(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中を上昇し得る気球と、該気球に取り
    付けられ、画像を撮像する撮像手段と、前記気球に連結
    され、該気球の高さを調整する高さ調整手段と、前記撮
    像手段に連結され、該撮像手段の撮像方向を検出する方
    向検出手段と、前記撮像手段を垂直軸の周りで所定角度
    回転させる回転手段と、前記撮像手段に有線で接続さ
    れ、該壁面撮像手段で撮像した画像を前記有線を介して
    受信し、該画像を分析するために記録する記録手段と、
    前記方向検出手段で検出した前記撮像方向を基準に前記
    撮像手段を所望の方向に向けさせ、該方向の壁面の画像
    を撮像するように前記高さ調整手段および前記回転手段
    を制御するとともに前記撮像手段で撮像した画像を前記
    記録手段に記録するように制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする気球を利用した壁面点検装置。
  2. 【請求項2】 前記気球は、大きさおよび浮力を調整し
    得るように微細化された複数の形体の小型気球を組み合
    わせて構成されることを特徴とする請求項1記載の気球
    を利用した壁面点検装置。
  3. 【請求項3】 前記方向検出手段は、前記撮像手段に連
    結され、該撮像手段の撮像方向に対して所定の関係で対
    応する光を発生する光発生手段と、該光発生手段から発
    生する光を検出し、この検出した光の位置に基づいて前
    記撮像手段の撮像方向を判定する判定手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の気球を利用した
    壁面点検装置。
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