JP2675596B2 - 温風器付空気清浄器 - Google Patents

温風器付空気清浄器

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、消臭等の空気清浄機能と温風発生機能と
を備え、トイレ等の小空間の空気清浄と暖房とを同時ま
たは別々に行う温風器付空気清浄器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、便所等の狭い空間を温める手段として、温風器
単独のものが多く使用されている。
また、トイレ等には常時出ている特有の悪臭があり、
これを取り除きたいという要望も多い。便所内を消臭す
るものとしては、芳香によりマスキングさせるもの、あ
るいは換気扇等の換気手段が一般的であり、糞便臭や他
の臭いを本格的に吸着する消臭器も一部で使用されてい
る。消臭器は連続運転している場合が多い。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の温風器および空気清浄器は、いずれに
しても、温風または消臭単独の機能の商品であり、両機
能を兼備したものはあまり存在しない。そのため、暖房
と空気清浄の両方を行うには、温風器および空気清浄器
を別々に設置しなければならず、場所を取るうえ、共通
機能部分の兼用が図れなくて高価となる。
また、換気扇は冬季には寒くて使用し難く、消臭器も
連続運転すると電力消費が多くなる。
この発明の目的は、臭いの発生時に素早く消臭でき、
かつ常時存在する悪臭も少ない電力消費で消臭でき、さ
らに温風機能が得られて冬季にも快適に使用することの
できる温風器付空気清浄器を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の温風器付空気清浄器は、第1図に示すよう
に、吸引用の送風手段および吸引空気の浄化手段を有す
る空気清浄部と、送風手段およびヒータを有する温風部
とを設け、さらにサイクル運転手段,温度調節運転手
段,および入室自動運転手段を設けたものである。
サイクル運転手段は、前記空気清浄部を一定時間間隔
で繰り返してオンオフする手段である。温度調節運転手
段は、室温を検知しその検知温度に応じて前記温風部を
オンオフする手段である。入室自動運転手段は、人の移
動を検知して前記空気清浄部をオンオフする手段であ
る。そして、サイクル運転手段の運転中に人の移動を検
知したとき、入室自動運転手段がサイクル運転手段に優
先して動作する。
〔作用〕
この発明の構成によると、常時は、サイクル運転手段
により、空気清浄部が一定時間で空気清浄動作と停止と
を繰り返す。このサイクル運転中に人が入室すると、入
室自動運転手段が検知して空気清浄部を動作させ、入室
者が発生した場合にその臭いを即座に取除く。冬季等の
寒いときは、温風部を動作させて暖房を図る。この場合
に、温度調節運転手段は室温に応じて温風部をオンオフ
し、適温に制御する。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第2図ないし第9図に基づいて
説明する。
第2図に示すように、この温風器付空気清浄器は温風
部Aと空気清浄部Bとを上下に結合したものであり、温
風部Aおよび空気清浄部Bは各々前後に分割した2つの
ハウジング1,2およびハウジング4,5を有する、これら4
個のハウジング1〜4により空気清浄器本体100が構成
される。
温風部Aは、温風吐出口3aを形成した吐出口格子3を
前面の一側に設け、吐出口格子3と並んで吐出口格子3
と同様な形状の化粧格子3′を他側に設けてある。
第2図において、空気清浄部Bは、吸込口11aを形成
したグリル11を前面に取付け、円弧状の上面に清浄空気
吐出口10aとスイッチ操作盤14とを設けてある。スイッ
チ操作盤14の温風操作部8およびリフレ操作部9には温
風切替スイッチSW1と、リフレ入室自動切替スイッチSW2
と、サイクル切替スイッチSW3と、各表示用のランプ8b
〜8e,9b,9c,9dとが設けてある。なお、この明細書では
空気清浄部Bの各部分や動作を示す場合に、説明の簡明
のためにエアーリフレッシュを略した「リフレ」という
語で修飾している。空気清浄部Bの前面には温風部Aの
温風吐出口3aと反対の側縁に位置して超音波物体センサ
からなる入室検知センサ13が設けてある。空気清浄部B
の両側面には把手止め7を介して把手6を取付けてあ
る。
第4図に示すように、温風部Aは、側面と後面の一部
とに吸込口61を設け、後面から電源コード17を引き出し
てある。後面の吸込口61の近傍に位置して、温風部Aの
内部に室温検出用のサーミスタSMが設けてある。温風部
Aの前後のハウジング1,2には前後に突出した倒れ防止
脚1a,2aを各々形成してある。
第6図に示すように、空気清浄部Bの内部には送風手
段となるファン19を設け、その駆動用のモータ18をハウ
ジング5に固定してある。ファン19はモータ18の出力軸
にナット20で取付けてある。前側のハウジング5にはフ
ァン19に対して開口したベルマウス5aを形成し、グリル
11の内部には粗い塵埃を取り除くプレフィルタ21と、除
塵フィルタ22と、消臭フィルタ23とを配置してある。グ
リル11の上部にはフック12を板ばね26を介してねじによ
り固定してある。このフック12の係止爪12aを係止孔50
に係止してハウジング5へのグリル11の固定をしてい
る。
空気清浄部Bの上部には清浄空気吐出口10aを形成し
た吐出口格子10と前記スイッチ操作盤14(第2図)とを
前後のハウジング4,5間に挟み込んで取付けてある。第
3図に示すように、スイッチ操作盤14にはプリント基板
16がねじ固定してある。空気清浄部Bの風路部分の下方
にはプリント基板に実装した制御回路ブロック24を配設
し、その横側に電源トランス35を配置してある。スイッ
チ操作盤14は制御回路ブロック24にリード線62で接続す
る。
第7図に示すように、温風部Aには送風手段となるフ
ァン36と、ヒータ27とが収納してある。温風部A内の全
ての部品は、後側のハウジング2にねじ固定する構造と
してある。ファン36はモータ37の回転軸に六角孔付ボル
トで締付け固定してある。モータ37はモータ固定板40に
固定し、ファンブロックとしてハウジング2にねじ止め
する。ファン36はアルミニウム製のプロペラ形のもので
ある。
ヒータ27は、電熱線30と、その固定用のマイカ板43
と、マイカ板43を固定するヒータ金具44と、断熱用の金
属板でできた囲い枠29とで構成されている。電熱線30の
両端からリード線46,47を出してあり、一方のリード線4
6は温度ヒューズブロック38の温度ヒューズ38bおよびサ
ーモスイッチ38aを介して制御回路ブロック24へ接続す
る。他端リード線47は直接制御回路ブロック24へ接続す
る。前記温度ヒューズブロック38は囲い枠29の後面にね
じ止めする。
第3図とともに、温風部Aと空気清浄部Bとの結合構
造を説明する。温風部Aの4隅にパイプ39を配置し、こ
のパイプ39を温風部Aのハウジング1,2に各々圧入状態
に固定する。このパイプ39を通して温風部Aの底面より
空気清浄部Bとの固定用のタッピンねじ83を入れ、長め
のドライバにより空気清浄部B側に出ているボスに締付
け固定する。このパイプ39は、ねじ締め時にタッピンね
じ83が落ちないようにする作用もあり、また温風部A上
に載せられる重い空気清浄部Bの重量を保持する補強の
役目も果たす。
第8図とともに電気回路を説明する。まず温風部A
(第2図)の回路構成を説明する。入室検知回路101
は、発振回路102と入室検知センサ13と検波増幅回路103
とからなる一般に知られたものである。入室検知回路10
1の出力は、温風部および空気清浄部を各々制御する2
個のアンドゲートAND1,AND2の入力に接続している。こ
れらアンドゲートAND1,AND2の他方の入力にはカウンタI
C1の出力Q11およびカウンタIC2の出力Q21を各々接続し
ている。アンドゲートAND1,AND2の出力は、始動後のオ
ン期間設定用のタイマT1,T2のセット入力に接続され
る。そのセット状態により出力されるタイマT1の出力
は、バッファB1を介してフォトカプラCP1,CP2の入力に
接続される。フォトカプラCP1,CP2の出力は、トライア
ックTRC1,TRC2のゲートに各々接続してあり、トライア
ックTRC1の負荷として温風用のモータ37(以下「ホット
モータ」と記す。)が、トライアックTRC2の負荷として
ヒータ27が各々接続されている。
カウンタIC1は、入室自動のオンオフと設定温度の切
替えを兼用するものであり、クロック入力に温風切替え
スイッチSW1が接続してある。カウンタIC1の出力Q12〜Q
14は、それぞれアナログスイッチASW1〜ASW3の制御入力
に接続されている。アナログスイッチASW1〜ASW3の入力
は、室温を検知するサーミスタSMと分圧抵抗R0との接続
部に接続され、出力はコンパレータCP1〜CP3の入力に接
続されている。コンパレータCP1〜CP3のもう一方の入力
は、抵抗分割により得た基準電圧に接続されている。そ
れぞれの基準電圧は異なっており、温度調節運転時(サ
ーモ運転時)の低,中,高に各々設定されている。コン
パレータCP1〜CP3の出力はオアゲートORの各入力に接続
され、オアゲートORの出力は、タイマT1の出力と接続さ
れて前記バッファB1に入力される。
オアゲートORの出力は、インバータIV4とコンデンサC
6,抵抗R6からなる微分回路を介してタイマT5のセット入
力に接続されている。タイマT5は、オフ後継続動作用の
タイマであり、その出力はホットモータ37の制御用のフ
ォトカプラCP1にバッファB3を介して接続してある。タ
イマT5のリセット入力にはカウンタIC1の各出力Q11〜Q1
4がダイオードD1〜D4とコンデンサC7,抵抗R7の微分回路
を介して接続してある。
各表示用のランプ8b〜8eは、各々アンドゲートAND3〜
AND6を介してカウンタIC1の出力Q11〜Q14に接続されて
いる。アンドゲートAND3〜AND6のもう片方に入力には発
振回路104の出力がアナログスイッチASW4を介して接続
されている。
空気清浄部Bの回路構成を説明する。カウンタIC2
は、リフレ入室自動運転モードとリフレ連続運転モード
とに切替えるものであり、クロック入力にリフレ入室自
動切替スイッチSW2が接続されている。カウンタIC2の自
動モード設定用の出力Q21は、前述のようにアンドゲー
トAND2の入力に接続され、アンドゲートAND2の他方の入
力に入室検知回路101の出力が接続されている。アンド
ゲートAND2の出力は、始動後のオン期間設定用のタイマ
T2のセット入力に接続される。タイマT2の出力は、カウ
ンタIC2の出力Q22と接続され、バッファB2を介してフォ
トカプラPC3の入力に接続される。フォトカプラPC3の出
力は、トライアックTRC3のゲートに接続され、トライア
ックTRC3の負荷に空気清浄用のモータ18(以下「リフレ
モータ」と記す)が接続されている。
サイクル運転手段90は、サイクル切替スイッチSW
3と、これに接続したフリップフロップFFと、オン期間
設定用のタイマT3と、オフ期間設定用のタイマT4とを備
えている。フリップフロップFFの出力は、コンデンサC
1,抵抗R1からなる微分回路を介してタイマT3のセット入
力と、アンドゲートAND7,AND8の片方の入力と、サイク
ル運転表示用のランプ9dの駆動用トランジスタTRとに接
続されている。タイマT3の出力は、リフレモータ18の制
御用のバッファB2に、カウンタIC2の連続用の出力Q22と
共に接続されている。タイマT3の出力は、インバータIV
1を介して前記アンドゲートAND8のもう片方の入力に接
続され、アンドゲートAND8の出力は、コンデンサC4,抵
抗R4からなる微分回路を介してタイマT4のセット入力に
接続される。このセット入力には、さらにアンドゲート
AND7の出力が接続される。アンドゲートAND7のもう片方
の入力には、前記始動時用のタイマT2の出力が、コンデ
ンサC5,抵抗R5からなる微分回路と、インバータIV3とを
介して接続してある。タイマT3,T4のリセット入力に
は、カウンタIC2の連続モード出力Q22が、コンデンサC
2,抵抗R2の微分回路を介して接続されている。
次に動作を説明する。
第2図のリフレ入室自動切替スイッチSW2を押すと、
ランプ9bが点灯し、入室の検知により空気清浄部Bを自
動運転するリフレ入室自動運転モードであることを示
す。このとき、グリル11の前面にある入室検知センサ13
が人間の動きを検知すると、空気清浄部Bのモータ18
(第6図)が回転し、汚れた空気をグリル11の前面から
吸い込む。吸い込まれた空気は、各フィルタ21〜23を通
過して清浄化され、清浄空気吐出口10aから吐出され
る。
空気清浄部Bが運転を開始すると、ランプ9cが点灯す
る。入室自動運転モードでは、人体検知センサ13が人間
の動きを検知しなくなってから10分経過すると、自動的
に停止する。さらにリフレ入室自動切替スイッチSW2
押した場合は、連続運転モードとなり、ランプ9bが消
え、ランプ9cのみが点灯して連続運転モードを示す。
サイクル切替スイッチSW3を押すと、ランプ9dが点灯
し、サイクル運転モードを示す。サイクル運転モードは
リフレ入室自動運転モードと同時または独立で運転可能
であるが、ここでは同時運転の場合を示す。サイクル運
転の間欠時間間隔は、対象とする部屋の大きさ等によっ
て決定されるが、この場合ONを10分間、OFFを10分間の
くり返しで説明する。
リフレ入室自動運転モードにおいて、動作していない
状態(待機状態)のときに、サイクル切替スイッチSW3
を押すと、ランプ9dの点灯と同時にランプ9cが点灯し運
転を始める。以下人の移動がない限り、10分間オン,10
分間オフをくり返す。オフのときはランプ9cは消灯す
る。サイクル運転中に人の動きがあれば入室自動運転が
動作し、空気清浄部Bはそのとき運転中であれば継続し
て運転し、停止中であれば運転を始める。いずれの場合
も、人体検知センサ13が人の動きを検知しなくなってか
ら10分経過すると停止状態となり、停止後10分経過すれ
ば運転を始め以下間欠運転をくり返す。
リフレ入室自動運転モードで運転中に、サイクル切替
スイッチSW3を押した場合も、上記と同様にサイクル間
欠運転はオフからスタートする。このように、サイクル
運転モードよりも入室自動運転モードが優先となり、入
室自動で運転後は、サイクル運転はオフからスタートす
る。このときリフレ入室自動切替スイッチSW2を押す
と、ランプ9dは消え、リフレ連続運転に変わる。
温風切替スイッチSW1を押すと、ランプ8bが点灯し、
温風入室自動運転モードを示す。温風入室自動運転モー
ドで、入室検知センサ13が人間の動きを検知すると、温
風部Aの内部のヒータ27に交流電圧100Vが印加され、温
風が温風吐出口3aから室内に吐出される。温風入室自動
運転モードでは、人間の動きを検知しなくなってから3
分後に自動的に停止する。さらに温風切替スイッチSW1
を押すと、ランプ8bは消え、温風調節運転モードに切り
替わる。ランプ8cが点滅しているときは、室温が低設定
温度以上であるときであり、室温が低設定温度以下であ
るとランプ8cが点灯状態に変わって温風が出る。同様
に、ランプ8d,8eは各々中設定温度,高設定温度を表示
するものであり、室温がそれぞれ中,高設定温度以上で
あると、ランプ8d,8eが点滅状態となり、以下であると
温風部Aが動作してランプ8d,8eは点灯状態となる。
この温風器付空気清浄器は、温風部Aを設けてたの
で、冬季に室温に応じて温度調整し、快適に使用するこ
とができる。温風部Aおよび空気清浄部Bは各々独立し
てファン36,19およびモータ37,18を有しているので、暖
房および空気清浄の室内循環に適した送風量の送風が行
える。また、温風部Aの温風吐出口3aを下部に配置し、
空気清浄部Bを清浄空気吐出口10aを上部に配置したの
で、清浄空気を人の顔の近くに直接に送ることができて
途中で汚れることがなく、また脚元暖房が行える。
また、室内の温度を検知するサーミスタSMは、空気清
浄器本体1の吸込口61の内側で吸気される風の通路に配
置しているので、ヒータ27の熱の影響を受けず、正確な
温度検知ができる。
入室検知センサ13は、温風部Aの前面に配置している
が、温風吐出口3と反対の縁部に配置しており、温風吐
出口3から離れているので、温風吐出口3から送風され
る温風の影響を受け難く、検知レベルが向上する。
入室検知センサ13により人の入室を検知して動作する
入室自動運転手段70を設けたので、トイレ等において人
が入った時、すなわち臭いの発生のあるときに、素早く
空気清浄部Bの動作させて消臭することができる。
また、一定時間間隔でオンオフを繰り返すサイクル運
転手段90を設けたので、常時発生する臭いを節電しなが
ら取続けることができる。
第8図の電気回路動作を説明する。
温風入室自動運転モード 温風切替スイッチSW1を1回操作すると、カウンタIC1
の出力Q11がハイレベル(以下Hと記す)になる。この
状態が温風入室自動運転モードである。人の動き等の物
体移動があると、入室検知回路101のパルス性の出力O
がアンドゲートAND1に入力され、タイマT1がセットされ
る。このセットと同時に、フォトカプラPC1,PC2がオン
し、トライアックTRC1,TRC2がオンする。これにより、
ホットモータ37およびヒータ27がオンし、温風が出る。
タイマT1のタイムアップ以前に再び入室検知回路101
の出力Oがあれば、タイマT1はリセットされ、最終の入
室検知信号OによりタイマT1は再びセットされる。
タイマT1がタイムアップすると、フォトカプラPC2お
よびトライアックTRC2がオフし、ヒータ27がオフとなる
が、ホットモータ37は後述のように設定期間だけ回転を
継続する。
タイマT1のタイマ時間設定は、たとえばトイレ使用の
場合、トイレ退出後にヒータ27の熱による火災の不安を
与えないため、最終の入室検知信号より3分としてあ
る。空気清浄部Bは、温風部Aと同様にタイマ動作する
が、熱動作ではなくて安全性の問題がなく、またトイレ
の脱臭を継続して行うためには長い方が良いので、10分
としてタイマ時間に差を設けている。
温風入室自動運転モードの動作表示はランプ8bにより
行うが、物体移動がない状態では、表示ランプ用の発振
回路104からの出力に同期して点滅表示をする。入室検
知回路101からの出力0があれば、タイマT1から得た制
御入力によりアナログスイッチASW4がオフして発振出力
が停止し、これと同時にアンドゲートAND3〜AND6の出力
はラッチし、点灯状態に変化する。すなわち、温風動作
のない状態では点滅、温風動作があれば点灯状態に変化
する。
点滅表示するのは、リフレ入室自動表示と温風入室自
動表示との差異を出す為と、温風動作をしていない状態
を明確にする為である。
温度調節運転モード 温風切替スイッチSW1を2回〜4回押すと、カウンタI
C1の出力はQ12からQ14と順次変化する。出力Q12がオン
の場合、アナログスイッチASW1がオンし、コンパレータ
CP1の入力へサーミスタSMと固定抵抗R0とで分圧される
検出電圧が入力される。コンパレータCP1の出力によ
り、オアゲートORの出力がHになり、ヒータ27およびホ
ットモータ37がオンして温風を出す。室温が上がってサ
ーミスタSMによる検出電圧が基準電圧以下になると、コ
ンパレータCP1の出力がオフし、オアゲートORの出力が
ローレベル(以下Lと記す)となってヒータ27およびホ
ットモータ37をオフさせる。この繰り返しにより室温を
約13℃付近で安定させる。
また、コンパレータCP2,CP3の基準電圧は、外気温18
℃,28℃でしきい値になるように抵抗値で設定してお
り、前記と同様のオンオフ動作を実行する。
動作表示用のランプ8c〜8eは、オアゲートORの出力が
Lの場合は、発振回路104の発振周期に同期して点滅す
る。オアゲートORの出力がHの場合は、アナログスイッ
チASW4をラッチさせ、点滅を止める。同時にアンドゲー
トAND3〜AND6の出力をラッチさせ、ランプ8b〜8eを点灯
状態に変化させる。すなわち、温風が出ていない時は点
滅状態、温風が出ているときは点灯状態にし、動作表示
している。
温風オフ後のモータ継続動作 前記の温風入室自動運転モードにおいて、タイマT1の
出力がLになった場合、および温度調節運転において、
オアゲートORがLとなった場合は、フォトカプラPC2は
直ちにオフし、ヒータ27はオフとなるがホットモータ37
は一定時間オンのままとなる。すなわち、オアゲートOR
およびタイマT5のL出力は、インバータIV4を介してH
となり、コンデンサC6,抵抗R6の微分回路を介してタイ
マT5のセット端子に入力され、タイマT5がセットされ
る。タイマT5の出力はバッファB3を介してフォトカプラ
PC1に入力され、トライアックTRC1はオン状態のままと
なってホットモータ37は回転を続ける。一定時間(ここ
では30秒)を経過すると、タイマT5の出力はLとなり、
ホットモータ37もオフする。
温風切替スイッチSW1による切替動作がタイマ時間中
に発生した場合は、カウンタIC1の各出力Q11〜Q14は、
ダイオードD1〜D4と、コンデンサC7,抵抗R7の微分回路
を介してタイマT5のリセット端子に入力され、タイマT5
はリセットされる。
このように、ヒータ27のオフ後も一定時間ホットモー
タ37のみを動作させ、冷風を送るので、サーミスタSMの
付近の温度が温風器内部の温度に影響されることをなく
し、サーミスタSMによる室温検知の精度を向上すること
ができる。
サイクル運転モードの切替動作 サイクル切替スイッチSW3を1回押すと(第9図
(D))、フリップフロップFFの出力O1がHになり、コ
ンデンサC1,抵抗R1による微分回路を介してタイマT3の
セット入力に一定時間Hが入力され(第9図(E))、
タイマ動作状態となる(第9図(F))。
サイクル運転モードの受付は、入室自動運転と連続運
転とのモードを決定するカンウタIC2の状態に関係なく
設定可能である。ただし、リフレ入室自動切替スイッチ
SW2の操作でカウンタIC2の出力をQ21(入室自動)からQ
22(連続)に変化させた時は、タイマT4はコンデンサC2
と抵抗R2の微分回路を介してリセットがかかり、サイク
ル運転モードは解除される。
サイクル運転モードの動作 サイクル切替スイッチSW3の操作で出力O1がHとな
り、タイマT3がセットされると、一定時間(ここでは10
分間)タイマ出力はHとなり、バッファB2およびフォト
カプラPC3を介してトライアックTRC3をオンさせ、リフ
レモータ18をオンさせる(第9図(I))。10分間経過
すると、タイマT3の出力がLとなり、リフレモータ18を
オフさせる。同時にインバータIV1を介してアンドゲー
トAND8にH信号を与える。アンドゲートAND8の出力はH
となり、コンデンサC4,抵抗R4の微分回路を介してタイ
マT4にセット入力される(第9図(G),(H))。タ
イマT4が一定時間(ここでは10分間)経過すると、タイ
マ出力はLとなり、インバータIV2,およびコンデンサC
3,抵抗R3による微分回路を介して再びタイマT3のセット
入力にHが入力され(第9図(E))、リフレモータ18
がオンになる。このように、タイマT3,T4のオンオフ動
作でサイクル運転を実行する(第9図(I))。
リフレ入室自動運転モード リフレ入室自動切替スイッチSW2を1回押すと(第9
図(A))、カウンタIC2の出力Q21がHになり(第9図
(B))、アンドゲートAND2の片方の入力端子に入力さ
れる。この状態で、入室検知回路101からパルス性出力
OがアンドゲートAND2に入力されると(第9図
(C))、タイマT2がセットされ、バッファB2,フォト
カプラPC3を介してトライアックTRC3がオンされ、リフ
レモータ18がオンする。なお、第9図(I)は、サイク
ル運転モードにおいて、リフレモータ18がオンの期間に
入室検知回路101の出力Oがあった場合を示す。タイマT
2がタイムアップすると、トライアックTRC3がオフし、
リフレモータ18が停止する。
タイムアップ以前に再び入室検知回路101から出力O
があった場合は、タイマT2はリセットされ、最後の入室
検知出力OによりタイマT2は再セットされる。
動作表示を説明すると、カウンタIC2の出力Q21がHに
なると同時に、自動表示用のランプ9bが点灯する。この
とき、連続表示用のランプ9cもタイマT2の出力により点
灯する。タイムアップすると、連続表示用のランプ9cが
消灯し、自動表示用のランプ9bのみが点灯する。
リフレ入室自動運転優先動作 前記のように、サイクル運転はリフレ入室自動モード
と連続モードの両方のモードのときに重ねてセット可能
であるが、サイクル運転中に入室検知回路101からのパ
ルス性の出力O(第9図(C))がタイマT2にセットさ
れると、タイマT2の出力がコンデンサC5,抵抗R5の微分
回路を介してタイマT3,T4のリセット端子に入力され、
サイクル運転は禁止される。したがって、サイクル運転
モードとリフレ入室自動運転モードとが同時に設定され
た場合において、入室検知回路101の出力がない場合は
サイクル運転を行い、入室検知回路101の出力が発生す
ると、リフレ入室自動運転を優先する。
自動運転終了後のサイクルオフスタート動作 サイクル運転とリフレ入室自動運転とが同時にセット
された場合において、リフレ入室自動運転動作が終了す
ると、タイマT2の出力がLとなるが、同時にインバータ
IV3の出力はHとなり、アンドゲートAND7の入力がHと
なる。アンドゲートAND7の他方の入力は、サイクル運転
の間はHとなっている。そのため、タイマT4のセット入
力に一定時間Hが入力され、タイマT4が動作状態にな
る。先に説明したように、タイマT4はサイクル運転のオ
フ時間を設定するタイマであり、したがって自動運転終
了のサイクル運転はオフからスタートすることになる。
リフレ連続運転モード リフレ入室自動切替スイッチSW2を2回押すと、カウ
ンタIC2の出力Q22がHになり、バッファB2を介してトラ
イアックTRC3がオンし、リフレモータ18がオンする。連
続表示用のランプ9cは、カウンタIC2の出力Q22がHの間
は点灯する。
なお、前記実施例では電気回路を第8図のハード回路
で構成したが、同図の動作をマイクロコンピュータで行
うようにしても良い。
〔発明の効果〕
この発明の温風器付空気清浄器は、人の入室を検知し
て動作する入室自動運転手段を設け、しかもサイクル運
転手段の動作に優先するようにしたので、サイクル運転
の運転期間中にトイレに入った人等を検知したときはサ
イクル運転の運転期間が経過しても人の検知動作がなく
なるまで空気清浄部の運転を継続でき、一方サイクル運
転の停止期間中に人を検知したときは直ちに空気清浄部
を運転できる。したがって常時発生する臭いをサイクル
運転手段により節電しながら除去できるとともに、サイ
クル運転手段に優先する入室自動運転手段により人がト
イレに入る等による臭いの発生のあるときに素早く消臭
することができ、空気清浄効果を高めることができる。
温風部を設け、かつ室温に応じてオンオフする温度調節
運転手段を設けたので、冬季にも室温に応じて温度調整
して快適に使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成の説明図、第2図はその外観斜
視図、第3図は同じくその破断正面図、第4図は同じく
その背面から見た外観斜視図、第5図は同じくその正面
図、第6図は同じくその破断側面図、第7図は同じくそ
の水平断面図、第8図は同じくその電気回路図、第9図
は同じくそのサイクル運転のタイムチャートである。 A……温風部、B……空気清浄部、1〜4……ハウジン
グ、13……入室検知センサ、18……リフレモータ、19…
…送風手段となるファン、21……プレフィルタ、22……
除塵フィルタ、23……消臭フィルタ、36……送風手段と
なるファン、37……モータ、70……入室自動運転手段、
80……温度調節運転手段、90……サイクル運転手段、10
0……空気清浄器本体、101……入室検知回路、SW1……
温風切替スイッチ、SW2……リフレ入室自動切替スイッ
チ、SW3……サイクル切替スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸引用の送風手段および吸引空気の浄化手
    段を有する空気清浄部と、送風手段およびヒータを有す
    る温風部と、前記空気清浄部を一定時間間隔で繰り返し
    てオンオフするサイクル運転手段と、室温を検知しその
    検知温度に応じて前記温風部をオンオフする温度調節運
    転手段と、人の移動を検知して前記空気清浄部をオンオ
    フする入室自動運転手段とを備え、前記サイクル運転手
    段の運転中に人の移動を検知したとき、前記入室自動運
    転手段が前記サイクル運転手段に優先して動作するよう
    に構成したことを特徴とする温風器付空気清浄器。
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