JP2672639B2 - 研削砥石のドレッシング制御方法 - Google Patents

研削砥石のドレッシング制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は研削砥石のドレツシング制御方法に係り、特
に研削砥石やドレツサの消耗を少なくし、経済的にドレ
ツシングを行うのに好適な研削砥石のドレツシング制御
方法に関する。
〔従来の技術〕
研削砥石のドレツシング技術の巧拙は、研削砥石の切
れ味を大きく左右する。そこで、たとえば特公昭57−55
550号公報あるいは特開昭62−203759号公報において
は、ドレツシング時におけるドレツサと研削砥石との間
に働く力に注目し、これを判定基準としてドレツシング
を終了させる方法が開示されている。これらの技術によ
り、熟練した作業者でなくても、研削砥石の切れ味を一
定とすることができ、また、ドレツシング時間を短くす
ることができる。さらに、ドレツシングサイクルをあら
かじめ設定しておくことにより、研削作業の自動化をは
かることができた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ドレツシング条件が同じであれば、ド
レツシング後の研削砥石の切れ味も同じになるとは限ら
ない。すなわち、たとえば、単石ダイヤモンドドレツサ
を用いて何回もドレツシングすると、ダイヤモンドの先
端が摩耗して、ドレツシングされた研削砥石の切れ味が
悪くなる。このため、ドレツシングを続けても、ドレツ
シングを終了させるための判定基準を満足させることが
できず、いつまでもドレツシングを継続し、研削砥石や
ドレツサを過度に消耗させてしまう場合があつた。ま
た、ドレツシングを終了させるための判定基準を誤つて
設定した場合にも、同様に、研削砥石やドレツサを過度
に消耗させてしまうことがあつた。
本発明の目的は、上記した課題を解決し、ドレツシン
グによる研削砥石やドレツサの過度の消耗を防止して経
済的にドレツシングを行うとともに、ドレツシングの作
業能率を向上させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した課題を解決するため、あらかじめ、研削砥石
の切れ味を表わす物理量の許容値をドレツシング終了の
判定基準として設定するとともに、ドレツシング時間あ
るいはドレツシング時間に比例する量の許容値を設定す
る。そして、ドレツシング時間あるいはドレツシング時
間に比例する量の測定値が許容値を越え、かつ上記物理
量の測定が上記判定基準を満足しないときには、警報を
発生あるいは表示させ、もしくは、ドレツシング条件を
変更するように制御することにより解決される。
〔作用〕
ドレツシング時間あるいはドレツシング時間に比例す
る量と、上記物理量の両者を管理するから、研削砥石や
ドレツサを過度に消耗させることはない。
〔実 施 例〕
第1図は本発明による研削砥石のドレツシング制御方
法を、平面研削盤に適用した場合の概念図を示すもので
ある。同図において、1はテーブルで、図において左右
方向および紙面に垂直な方向に移動する。2はチヤツク
で、力センサ3を介してテーブル1に固定されている。
4は工作物で、チヤツク2に載置されている。5はスピ
ンドルヘツドで、図において上下方向に移動する。6は
研削砥石で、スピンドルヘツド5に回転自在に保持され
ている。7はドレツシング装置で、スピンドルヘツド5
の上部に載置されており、以下に示す部分から構成され
ている。8はベース。9はスライダで、ベース8上に図
において左右方向に摺動自在に保持され、モータ10によ
り駆動される。11はドレツサヘツドでスライダ9に図に
おいて上下方向に摺動自在に保持され、モータ12により
駆動される。13はドレツサで、先端に単石のダイヤモン
ド14が固着されている。なお、ダイヤモンド14の先端は
研削砥石6の真上に位置させてある。
15は力センサ3の増幅器。16は後述する単位ドレツシ
ングサイクルの繰返し実行回数の許容できる限界値Nlお
よびドレツシング条件の変更回数の許容できる限界値Ml
を設定するための設定器。17は研削抵抗の許容できる限
界値Flを設定する設定器である。18は演算回路で、単位
ドレツシングサイクルの実行回数Nと限界値Nlとの比較
判定、ドレツシング条件の変更回路Mと限界値Mlとの比
較判定および研削抵抗の測定値Faと限界値Flとの比較判
定を行う。また、演算回路18はドレツシング装置7を制
御して単位ドレツシングサイクルを実行させる。
19は警報ブザー、警報ランプあるいは警報表示器など
からなる警報装置。20は数値制御装置で、演算回路18か
らの信号およびあらかじめ入力されたプログラムに従
い、平面研削盤およびドレツシング装置7の各駆動係の
動きを制御する。
なお、本実施例においては、上記のように構成してあ
るから、研削加工を行いながらドレツシングすることが
できる。また、ドレツシングによりドレツシングの切込
み量と等しい量だけ研削砥石6の半径は減少するが、数
値制御装置20は上記切込み量と等しい量だけスピンドル
ヘツド5を下方に移動させるから、工作物4の仕上寸法
には影響がない。なお、研削加工を開始するとき、ダイ
ヤモンド14の先端は研削砥石6の外周に接する位置にあ
る。また、ドレツシングは、所定の切込み量に相当する
距離だけダイヤモンド14を載置したドレツサヘツド11を
下方に移動させたのち、スライダ9を左右方向に移動さ
せてダイヤモンド14を研削砥石6a幅方向にトラバースさ
せる。ここで、以下、ダイヤモンド14の1回の仕込みと
トラバースの動きをまとめて単位ドレツシングサイクル
と呼ぶことにする。
研削加工は、あらかじめ数値制御装置20に入力された
プログラムに従つて行なわれ、また、プログラムによつ
て指示される所定の間隔でドレツシングが行われる。
以下、本発明の第1の実施例を、研削砥石のドレツシ
ング制御方法のフローチヤートである第2図により説明
する。
加工に先立ち、限界値Nlを設定器16に、また、限界値
Flを設定器17に設定しておく。
数値制御装置20は、あらかじめ入力されたプログラム
に従い演算装置18にドレツシングの開始を指令する。す
ると、演算回路18は実行回数NをN=1とし、ドレツシ
ング装置7に単位ドレツシングサイクルを実行させる。
研削加工はドレツシング中も行われているので、ドレツ
シングされた研削砥石6の切れ味と等価の研削抵抗が力
センサ3により検出され、増幅器15を介して演算回路18
へ送られる。そして、演算回路18は研削抵抗の測定値Fa
と限界値Flとを比較し、Fa≦Flとであればドレツシング
終了信号を数値制御装置20に出力するとともに、実行回
数Nをゼロにリセツトする。また、演算回路18はFa>Fl
の場合、実行回数Nと限界値Nlとを比較し、N<Nlであ
れば、Fa≦Flになるまで単位ドレツシングサイクルをド
レツシング装置7に繰返し実行させる。そして、Fa≦Fl
になると、ドレツシング終了信号を数値制御装置20に出
力するとともに、実行回数Nをゼロにリセツトする。
そして、N=Nlで、かつFa>Flのとき、演算装置18は
警報装置19を作動させるとともに、数値制御装置20に加
工継続不可の信号を出力する。
ところで、研削抵抗は、ドレツシング条件を変化させ
ると変化する。すなわち、第4図に示すように、ドレツ
シング切込み量を一定にする場合、研削抵抗はドレツシ
ング送り速度を早くすると小さくなる。また、第5図に
示すように、ドレツシング送り速度を一定にする場合、
研削抵抗はドレツシング切込み量を大きくすると小さく
なる。そこで、工作物4の仕上面の平担度あるいは研削
砥石6消耗の経済的な許容範囲で、ドレツシング条件を
変化させれば、短時間でドレツシングを終了させること
ができる。
以下、本発明の第2の実施例を、研削砥石のドレツシ
ング制御方法のフローチヤートである第3図により説明
する。なお、演算装置18は、ドレツシング条件を変更す
るごとに、所定の割合でドレツシング送り速度を変える
ことができるようになつている。以下、動作について説
明する。
加工に先立ち、限界値NlおよびMlを設定器16に、ま
た、限界値Flを設定器17に設定しておく。
数値制御装置20からドレツシング開始の指令が出され
ると、演算回路18は実行回数NをN=1として、ドレツ
ング装置7に単位ドレツシングサイクルを実行させる。
そして、上記第1の実施例と同様に、演算回路18は測定
値Faと限界値Flとを比較し、Fa≦Flであればドレツシン
グ終了信号を数値制御装置20に出力するとともに、実行
回数Nをゼロにリセツトする。また、Fa>Flの場合、演
算回路18は実行回路Nと限界値Nlとを比較し、N<Nlで
あれば、Fa≦Flになるまで単位ドレツシングサイクルを
ドレツシング装置7に繰返し実行させる。そして、Fa≦
Flになると、ドレツシング終了信号を数値制御装置20に
出力するとともに、実行回数Nをゼロにリセツトする。
また、N=Nlで、かつFa>Flの場合、演算回路18は実
行回数Nをゼロにリセツトするとともに、ドレツシング
送り速度を所定の値だけ早いものに変更し、変更回路M
をM=1とする。そして、Fa≦Flになるまで、演算回路
18は単位ドレツシングサイクルをドレツシング装置7に
繰返し実行させる。そして、Fa≦Flになるとドレツシン
グ終了信号を数値制御装置20に出力するとともに、実行
回数Nをゼロにリセツトする。なお、変更回数Mの値は
そのままとしておく。
そして、N=NlかつFa>FlかつM=Mlになると、演算
装置18は警報装置19を作動させるとともに、数値制御装
置20に加工継続不可の信号を出力する。
なお、本実施例においては、ドレツシング送り速度を
変えるようにしたが、ドレツシング切込み量を変えるよ
うにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば、ドレツシング
による研削砥石やドレツサの過度の消耗を防止して経済
的にドレツシングを行うことができるとともに、ドレツ
シングの作業能率を向上させることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による研削砥石のドレツシング制御方
法を、平面研削盤に適用した場合の概念図。第2図は、
第1の実施例を示すフローチヤート。第3図は、第2の
実施例を示すフローチヤート。第4図ないし第5図は、
研削抵抗とドレツシング送り速度あるいはドレツシング
切込み量との関係を説明するための図である。 3……力センサ、6……研削砥石、7……ドレツシング
装置、16,17……設定器、18……演算回路、19……警報
装置、20……数値制御装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削砥石の切れ味を表わす物理量の許容値
    をドレツシング終了の判定基準として設定するととも
    に、ドレツシング時間あるいはドレツシング時間に比例
    する量の許容値を設定しておき、ドレツシング時間ある
    いはドレツシング時間に比例する量の設定値が許容値を
    越え、かつ上記物理量の測定値が上記判定基準を満足し
    ないときには、警報を発生あるいは表示することを特徴
    とする研削砥石のドレツシング制御方法。
  2. 【請求項2】研削砥石の切れ味を表わす物理量の許容値
    をドレツシング終了の判定基準として設定するととも
    に、ドレツシング時間あるいはドレツシング時間に比例
    する量の許容値を設定しておき、ドレツシング時間ある
    いはドレツシング時間に比例する量の測定値が許容値を
    越え、かつ上記物理量の測定値が上記判定基準を満足し
    ないときには、ドレツシング条件を変更するように制御
    することを特徴とする研削砥石のドレツシング制御方
    法。
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