JP2672376B2 - 自動分析装置における液面検知装置 - Google Patents

自動分析装置における液面検知装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動分析装置に設置された容器内に収容され
ている検体或いは試液等の液面を検知する液面検知装置
に関し,より詳細には容器内の液面の検出精度を飛躍的
に向上させた自動分析装置における液面検知装置に関す
る。
〔従来の技術〕
生化学分析の分野においては,容器内に収容されてい
る検体量或いは試液量を正確に秤取することが,分析結
果のデータ信頼度を維持向上させる上で必要不可欠であ
り,このため,サンプラー等の容器内の検体或いは試液
の液面高さを高精度で検知することが,ピペットによる
検体或いは試液等の吸引量を確保する上で極めて重要な
事項となる。
従来にあっては,上記容器内における検体等の液面を
検知するために第6図に示すような液面検知装置を使用
していた。
即ち,所謂この2本ノズル液面検知装置は,容器601
内の検体等602を吸引して,他の容器(図示せず)へ搬
送するピペット603と,該ピペット603に所定間隔を設け
て配設された液面検知用電極棒604と,前記ピペット603
に対して所定周波数の出力を発振する発振器605と,該
発振器605からの出力を検体等602を介して電極棒604が
受けた出力を増幅する増幅回路606とから構成されてい
る。
以上の構成において,電極棒604とピペット603と間に
検体等602の導電流が介在するまでピペット603と電極棒
604を下降させ,容器601内の液面高さhを検知する。
しかし,この従来技術にあっては,所謂2本の電極棒
(この場合,電極棒604とピペット603)を使用している
ため,2本の電極棒間において液体の表面張力によって液
体が介在することがあり,容器601から引き上げた状態
にあってもそのまま導通状態が継続し,正確な液面検知
が出来ない恐れがある。
また,同様に所謂2本の電極棒(電極棒604とピペッ
ト603)を使用しているため,容器601に対する下降制御
が難しい問題点がある。特に移動システムとして構成さ
れている容器にあっては,容器に対する正確な下降制御
に失敗し,システム自体を破損させてしまう恐れがあ
り,その困難性がより顕著になる。
更に,電極棒604が他の試薬を吸引する場合には洗浄
を実行した後,再び吸引動作を行わなければならない
が,このとき,ピペット603に関しても洗浄を必要とす
るため,洗浄装置も複雑化する問題点もある。
そこで,上記の問題点を解決するために,容器内の検
体等を検出するために電極棒を除去して金属性のピペッ
トのみの構成で液面を検知するもの(所謂ピペットを兼
ねた1本電極棒型)が提供されている。例えば,第7図
に示すようなリアクタンスブリッジを使用した構造の液
面検知装置がある。この液面検知装置は発振器701,該発
振器701の出力を接続した抵抗R1,R2及びキャパシティー
Cから構成されるリアクタンスブリッジ702と該ブリッ
ジ702に接続されている演算増幅器703とから構成され,
前記ブリッジ702に接続されている金属性ピペット704が
検体等705を収納している容器706に対して昇降可能に配
設されている。
以上の構成において,ピペット704が容器706内の液面
に接触すると,リアクタンスブリッジ702におけるリア
クタンスし,その結果演算増幅器703から出力される電
圧が変化する。その電圧変化に基づいて容器706内の液
面高さhを検知するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のリアクタンスブリッジを利用し
た液面検知装置ではリアクタンスの変化が数%と極めて
小さいため,湿度等の使用条件が悪いと,装置自体が誤
動作を起こし,正確な液面検知ができなくなり,その結
果,容器内に収容されている検体量或いは試液量を正確
に秤取することができず,分析結果のデータ信頼度を維
持向上させることができなくなるという問題点があっ
た。
また,その問題点を解決するために装置の誤動作を防
止するための調整を常時実行しなければならないという
煩雑さがあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって,発
振周波数の変化を拡大し,装置の誤動作を防止するため
の調整を実行せずに液面検知を高精度にて実現して容器
内に収容されている検体量或いは試液量を正確に秤取し
て,分析結果のデータ信頼度を維持向上させることを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達成するために,自動分析装置
に設置された容器内に収容されている検体或いは試液等
の液面を検知する液面検知装置において,前記検体或い
は試液等を吸引し,該吸引された検体或いは試液等を他
の容器に送液するピペットと,該ピペットに接続され,
キャパシティー成分を増幅するキャパシティーマルチプ
ライヤーをC成分とするRC発振回路と,該発振回路から
の出力に基づいてピペットの動作を制御する制御手段と
を有する自動分析装置における液面検知装置を提供する
ものである。
また,前記自動分析装置における液面検知装置におい
て,検体或いは試液等を吸引し,該吸引された検体或い
は試液等を他の容器に送液するピペットと,該ピペット
に接続され,キャパシティー成分を増幅するキャパシテ
ィーマルチプライヤーを接続したリアクタンスブリッジ
と,該リアクタンスブリッジからの出力に基づいてピペ
ットの動作を制御する制御手段とを有する自動分析装置
における液面検知装置を提供するものである。
〔作用〕
本発明による自動分析装置における液面検知装置は,
キャパシティーマルチプライヤーを用いた発振回路等を
利用してキャパシティー成分を増幅して検出される発振
周波数を大きく変化させ,その変化を検出して容器内の
液面を検出し,それに基づいてピペットの昇降動作を制
御する。
〔実施例〕 以下,本発明による自動分析装置における液面検知装
置の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は,本発明による自動分析装置における液面検
知装置の構造を示す説明図であり,RC回路のRを構成す
る抵抗Rと,Cを構成するピペット101,キャパシティーマ
ルチプライヤー102と,演算増幅器105とを有する。
ピペット101は所定の金属にて構成され,導電性を持
ち,サンプラー等の容器103内に収容されている検体等1
04を吸引して図示しない他の容器へと液送する。また,
キャパシティーマルチプライヤー102は,第2図に示す
ような回路に構成され,実行容量をCPとするとき,CP
値は, で示され,R1>R3の関係が成立すると,増幅動作が開始
される基本特性を持つ。
また,第3図は,第1図で示した液面検知装置の回路
図である。
更に,前記ピペット101の容器に対する昇降動作を行
う昇降機構106と,該昇降機構106を駆動する駆動回路10
7を有し,該駆動回路に対する制御は,制御部(例えば
マイクロコンピュータ)108が行う。制御部108は,自動
分析装置の各部からの信号(例えば,液面検知のための
RC発振回路からの出力信号)を入力して入力信号をデー
タバス110へ送り出す入力インターフェース109と,自動
分析装置各部における制御処理を実行するためのプログ
ラムが格納されているROM111と該ROM111の格納プログラ
ムに従って各種の処理を実行するCPU113と,該CPU113に
よって処理された結果やデータを記憶するRAM112と,外
部に対する制御指令等(例えば,駆動回路107に対する
制御信号)を所定のフォーマットで各部に出力する出力
インターフェース114とから構成されている。
以上の構成において,その動作を説明する。
第3図に示した回路図において, R3 →100 K R4 → 3 K R5 → 3 K R6 → 1.5K ROSC→100 K と設定し,且つ容器103の中に精製水を入れて実験した
結果を第4図に示す。第4図は抵抗R1の値を変化したと
きの発振周期をグラフにしたものである。
この中でライン401はピペット101の先端部が容器103
内の精製水104内に浸水した場合の変化値を示してい
る。また,ライン402はピペット101の先端部が容器103
内の精製水104の外部に位置している場合の変化値を示
している。更にライン403はピペットの周囲にC=30PF
を付加した場合において,ピペット101の先端部が容器1
03内の精製水104の外部に位置している場合の変化値を
示している。この場合,ピペットの先端部が容器103内
の精製水104内に浸水した場合と容器103内の精製水104
の外部に位置した場合の差異がより顕著に表れることに
なる。
第4図のグラフからわかるように,従来の装置では発
振周波数が数%しか変化しなかったのが簡単な回路構成
で4倍程度変化し,液面検知に関する精度を飛躍的に高
めることができたことを確認することができる。
以上の実施例においては,RC発振回路を利用して液面
検知装置を構成していたが,利用する回路はRC発振回路
に限定することなく,第5図に示すようにリアクタンス
ブリッジを利用することもできる。即ち,第2図に示し
たキャパシティーマルチプライマー102をリアクタンス
ブリッジ501に接続し,発振器502から所定周波数を出力
すると,演算増幅器503からの出力は,ピペット504が容
器505の検体等506内に浸水している場合と,浸水してい
ない場合とでは上記の実施例と同様その差異が顕著に表
れる。
以上の如く,本発明にあっては,簡単な回路構成によ
って液面検知の精度を飛躍的に向上させることができ
る。特にこの生化学分野等においては,装置の精度が人
間の生命に直接影響を与えることになるため,飛躍的な
精度向上は優先度の高い重要事項であるといえる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り,本発明による自動分析装置におけ
る液面検知装置はキャパシティーマルチプライヤーを用
いた発振回路等を利用してキャパシティー成分を増幅し
て検出される発振周波数を大きく変化させ,その変化を
検出して容器内の液面を検出し,これに基づいてピペッ
トの昇降動作を制御するため,発振周波数の変化を拡大
し,装置の誤動作を防止するための調整を実行せずに液
面検知を高精度にて実現して容器内に収容されている検
体量或いは試液量を正確に秤取して,分析結果のデータ
信頼度を維持向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動分析装置における液面検知装
置の構造を示す説明図であり,第2図はキャパシティー
マルチプライヤーの構造を示す回路図であり,第3図は
第1図に示した液面検知装置を示す回路図であり,第4
図は本発明による液面検知装置の効果を示すグラフであ
り,第5図は本発明による液面検知装置の他の実施例を
示す回路図であり,第6図は従来の二本ノズル構成の液
面検知装置の構造を示す説明図であり,第7図は従来の
一本ノズル構成の液面検知装置の構造を示す説明図であ
る。 符号の説明 101,504……ピペット 102,507……キャパシティーマルチプライヤー 103,505……容器 104,506……検体等 105,503……演算増幅器 106……昇降機構、107……駆動回路 108……制御部 501……リアクタンスブリッジ 502……発振器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動分析装置に設置された容器内に収容さ
    れている検体或いは試液等の液面を検知する液面検知装
    置において, 前記検体或いは試液等を吸引し,該吸引された検体或い
    は試液等を他の容器に送液するピペットと, 前記ピペットに接続され,キャパシティー成分を増幅す
    るキャパシティーマルチプライヤーをC成分とするRC発
    振回路と, 前記発振回路からの変化する出力に基づいて前記ピペッ
    トの動作を制御する制御手段とを有することを特徴とす
    る自動分析装置における液面検知装置。
  2. 【請求項2】自動分析装置に設置された容器内に収容さ
    れている検体或いは試液等の液面を検知する液面検知装
    置において, 前記検体或いは試液等を吸引し,該吸引された検体或い
    は試液等を他の容器に送液するピペットと, 前記ピペットに接続され,キャパシティー成分を増幅す
    るキャパシティーマルチプライヤーを接続したリアクタ
    ンスブリッジと, 前記リアクタンスブリッジからの変化する出力に基づい
    て前記ピペットの動作を制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする自動分析装置における液面検知装置。
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