JP2671194B2 - 給油式エアーコンプレッサにおける油回収装置 - Google Patents

給油式エアーコンプレッサにおける油回収装置

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JP2671194B2
JP2671194B2 JP6301432A JP30143294A JP2671194B2 JP 2671194 B2 JP2671194 B2 JP 2671194B2 JP 6301432 A JP6301432 A JP 6301432A JP 30143294 A JP30143294 A JP 30143294A JP 2671194 B2 JP2671194 B2 JP 2671194B2
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクリュー形、スクロー
ル形及びロータリ形等の給油式空気圧縮機を備えたエア
ーコンプレッサの油回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給油式空気圧縮機を備えたエアーコンプ
レッサ(空気圧縮機及び油分離器を含む装置をいう)で
は該空気圧縮機の冷却、潤滑、密封のために大量の油を
空気圧縮機へ供給するので、空気圧縮機の吐出配管中の
圧縮空気には、露状の油が含まれる。又空気圧縮機は大
気をそのまま吸込むのが通常であるから、大気中の水分
を吸込んでいる。
【0003】従来、給油式空気圧縮機から吐出した圧縮
空気は油分離要素を内蔵した油分離器を通過させて圧縮
空気中から油を分離して圧縮空気を需要者側へ送り、分
離した油は油分離器と空気圧縮機間の油還流回路から空
気圧縮機へ直接戻すかしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧縮空気中の油を除去
する油分離器で分離された油には水が含まれている。又
圧縮空気は吐出配管及び油分離器中での圧力、温度低下
により含有している水分が凝縮して前記油と共に油分離
槽に溜る。
【0005】これらの水分を含む油をそのまま空気圧縮
機へ還流することも行われるが空気圧縮機は還流した油
中の水分により、潤滑、密封性能が害され、短寿命とな
る。
【0006】そこで、油分離槽の底に油エマルジョンと
して溜ったドレンを排出するため、ドレン排出装置を設
けこのドレンを捨てることも行われているが、ドレン中
には尚油の成分が多量含まれており、これによって空気
圧縮機の油循環量の減少が激しくなる。又、このドレン
を放流するためには、ドレン中の油分等を除去しなけれ
ばならず設備とランニングコストがかかる。
【0007】本発明は給油式エアーコンプレッサ吐出配
管に介装した油分離器中で分離した油中のドレンを抜き
取り、更にドレン中の油を回収できる給油式エアーコン
プレッサにおける油回収装置を提供することを目的とす
る。
【0008】上記目的を達成するための手段について
も、牽連して課題が生ずるが、これらの課題は後の説明
において解決方法と共に示す。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は給
油式空気圧縮機の吐出配管に介装した油分離器から分離
した油を空気圧縮機へ戻す油還流回路を設けた給油式エ
アーコンプレッサにおける油回収装置において、油分離
器に溜った分離油中のドレンを圧縮空気圧力でもって
水分離器に導き、油水分離器で油と水に分離した油を油
水分離器から油還流回路又は給油式空気圧縮機に流量規
制部材を介して戻すようにすると共に、油水分離器で分
離した分離水を流量規制部材を介して流出するようにし
たことを特徴とする給油式エアーコンプレッサにおける
油回収装置である。
【0010】本発明の第2の発明は分離水を通ずる流量
規制部材はデューテイ制御をされる電磁弁であることを
特徴とする第1の発明に記載の給油式エアーコンプレッ
サにおける油回収装置である。
【0011】本発明の第3の発明は前記デューテイ制御
される電磁弁は1個であることを特徴とする第2の発明
に記載の給油式エアーコンプレッサにおける油回収装置
である。
【0012】本発明の第4の発明は前記デューテイ制御
される電磁弁を複数個直列に設けたことを特徴とする第
2の発明に記載の給油式エアーコンプレッサにおける油
回収装置である。
【0013】本発明の第5の発明は分離水を通ずる流量
規制部材はオリフィスと電磁弁であり、該オリフィスと
直列に電磁弁を設けたことを特徴とする第1の発明に記
載の給油式エアーコンプレッサにおける油回収装置であ
る。
【0014】
【0015】
【0016】本発明の第の発明は油水分離器は密閉槽
中で分離した分離水の水面の上下の限度位置を検出する
検出部材を備え、該検出部材が上限水位を検出した信号
により電磁弁を開弁し、下限水位を検出した信号により
電磁弁を閉弁する制御回路を設けたものにおいて、水面
の下降限度位置を検出する水位検出部材の検出水面は油
水分離器の排水口よりも上方に設けたことを特徴とす第
2から第5の発明の何れか1つに記載のエアーコンプレ
ッサにおける油回収装置である。
【0017】
【0018】本発明の第の発明は油水分離器の上部の
分離油が占める空間に一端が連通すると共に、他端が油
還流回路又は給油式空気圧縮機に連通し、流量規制部材
としてオリフィスを介装された分離油還流回路を設けた
ことを特徴とする第1から第の発明の何れか1つに記
載の給油式エアーコンプレッサにおける油回収装置であ
る。
【0019】本発明の第の発明は油水分離器で分離し
た水の流出路に介装した電磁弁の制御装置を空気圧縮機
と連動したことを特徴とする第1から第の発明の何れ
か1つに記載のエアーコンプレッサにおける油回収装置
である。
【0020】
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0022】「実施例1」図1はフローシートである。
給油式空気圧縮機1は例えばスクリュー形、スクロール
形、ロータリ形であって給油を必要とするものである。
【0023】空気圧縮機1は電動機2の出力軸に連結さ
れ回転駆動されるようになっている。電動機2は図1に
は図示されない開閉器(図2 SW 参照)を介して受
電側端子UVWから電力を供給される。空気圧縮機1の
吸込口は消音フィルタ1bを介して大気中へ開口してい
る。空気圧縮機1の吐出口1aと油分離器3の圧縮空気
入口3a間は圧縮空気の吐出配管4で連結されており、
油分離器3の圧縮空気出口3bには吐出配管4′が結合
され、吐出配管4′の他端は圧縮空気の需要側へ連なっ
ている。
【0024】油分離器3で分離した油中へ連通するよう
に一端が油出口3cに結合された油戻し管5の他端は空
気圧縮機1の低圧部へ連通している。ただし空気圧縮機
1の中圧部以上の空気圧縮作用空間へ戻す場合は油戻し
管5にポンプを介装する。油戻し管5には例えばオイル
クーラ5a、オイルフィルタ5bが油の流れに従ってこ
の順で介装されている。このように油分離器3から空気
圧縮機1へ油還流回路が設けてある。
【0025】油分離器3の底部にたまるドレンを導出す
るため、油分離器3の底部のドレン出口3eと比重式油
水分離器7の上下方向の中間に設けたドレン入口7aと
はドレン配管8で結ばれている。
【0026】油分離器3中には、例えばガラス繊維或は
金属条材を無方位に絡めた油分離要素3dが上部に設け
てある。油分離要素3dは容器状をしており、その内部
に圧縮空気の流れで溜る油をリターン油配管9で油戻し
管5へ合流させている。リターン油配管9にはオリフィ
ス11が設けてある。このオリフィス11の上流にはフ
ィルタが介装されている(図示されない)。
【0027】油水分離器7はドレンを充満した密閉槽中
でドレン中の油と水を比重差で分離するものであり、上
部には分離油出口7bが設けられこの分離油出口7bと
油戻し管5との間は分離油戻し管12が設けてある。分
離油戻し管12にはオリフィス13が介装されている。
この分離油戻し管12の戻す位置は、オイルクーラ5a
の上流側であるが、オイルフィルタ5bとオイルクーラ
5a間でもよく、オイルフィルタ5bの下流でもよく、
更に空気圧縮機1の低圧部、例えば吸込口にしてもよ
い。
【0028】油分離器7の底近くには排水口7cが設け
てあって、排水口7cに排水管14を結合してある。排
水管14には電磁弁15,16、オリフィス17が介装
されている。
【0029】油水分離器7内には水には浮上するが油或
はドレンでは浮上しないフロート7dが設けてある。こ
のフロート7dは中空円環状で上部に磁石7eを収容し
てある。油水分離器7の密閉槽の底の中心から中空柱7
fが立設されている。中空柱7f内は外部へ通じ密閉槽
内とは通じていない。中空柱7fには前記フロート7d
が上下動自在に案内されるようになっている。中空柱7
f内にはフロート7dが上昇するとフロート7d中の磁
石7eの磁力により作動するリードスイッチ18が設け
られている。フロート7dの下降は密閉槽の底に立設し
たストッパ7gにより制限され、排水口7cよりも高い
水位で少し水を残すようになっている。油水分離器7の
ドレン入口7aよりも排水口7cは低い位置に有り、且
つストッパ7gでもって底部に溜める水の量を確保して
ある。このため、電磁弁15,16が開弁しても、いき
なり分離油又はドレンが排水口7cから排水管14へ送
り込まれないようになっている。
【0030】端子Vから該リードスイッチ18を介して
制御装置21に配線22されており、又端子Uから制御
装置21へ配線23されている。制御装置21から電磁
弁15,16に給電線24,25が配設されている。
【0031】図2は上記構成における動作説明図であ
る。
【0032】上記構成の作用を説明する。電源側端子R
STから開閉器SWにより受電側端子UVWに給電され
ると電動機2は付勢され、空気圧縮機1は運転され消音
フィルタ1bを通じて大気を吸込み圧縮して吐出口1a
より圧縮空気を吐出し、吐出配管4を通じて油分離器3
へ圧縮空気は流入し、油分離要素3dにより、圧縮空気
中の油は分離されて滴下して底にたまる。或は一部油分
離要素3d中にたまる。そして、除油された圧縮空気は
吐出配管4′により圧縮空気の需要側へ送られる。
【0033】油分離器3で分離した油は油出口3cから
油戻し管5へ出てオイルクーラ5aにて冷却され、オイ
ルフィルタ5bで油中のごみ、固形物を除去され空気圧
縮機1へ戻る。
【0034】油分離器3で分離された油には圧縮空気中
の水分が含まれている。圧縮空気圧力が10kg/cm
2 程度までで圧縮空気温度が80℃以上では圧縮空気中
の水分は凝縮しないが、空気圧縮機1の吐出圧力に上下
限を設けておいて電動機2をオンオフ制御したり、電動
機2は連続回転するが空気圧縮機1にアンローダを備え
て圧縮空気の生成をオンオフする給油式エアーコンプレ
ッサにおいては圧縮空気が空気圧縮機1より送り出され
ない間油分離器3中の圧縮空気の温度が低下するので油
分離器3内の圧縮空気中の水分は凝縮して分離油中に混
合する。そして油分離器3に溜った油O中の水分は油エ
マルジョン状のドレンDとなって槽底に溜る。
【0035】放置すると水分は大気から消音フィルタ1
bを通じて供給されるため、油分離器3の槽底のドレン
Dは次第に増加する。そこでこのドレンDを常に除去す
るため油水分離器7が作動する。
【0036】油分離器3中の分離油Oの開液面Lには圧
縮空気圧力がかかっているので、ドレン配管8をとおっ
てドレンDは油水分離器7へ送り込まれ、油水分離器7
にはドレンDが充満する。油水分離器7中のドレンDは
比重差で上部に油層、下部に水の層ができる。油水分離
器7中の上部の油は油分離器3中の圧縮空気圧力で加圧
されているため、第2の分離油戻し管12をとおり圧縮
空気圧力よりも低圧となっている油戻し管5へ向けて送
られて油戻し管5中を流れる第1の分離油と合流する。
油水分離器7中でドレンが油と水になるのに必要な時間
をとり、油戻し管5へドレンのまま戻されないように第
2の分離油戻し管12に介装したオリフィス13は分離
油の流量を制限する。この第2の分離油戻し管12によ
り油水分離器7中から戻された分離油に相当するドレン
は油分離器3からドレン配管8を通じて油水分離器7中
へ逐次送られるものである。
【0037】油水分離器7へ送られるドレンDからは水
が分離するので油水分離器7の槽底の分離水は次第に水
面が上昇するのでフロート7dは上昇する。フロート7
dが上昇して磁石7eがリードスイッチ18を閉成する
と制御装置21には端子U,Vを通じて電圧が加わる。
【0038】制御装置21を含む動作説明図の図2に示
すように、リードスイッチ18が閉成されるとヒューズ
Fを介して制御装置21の制御配線に電圧が加わってい
るので、パワーオフディレータイマ(以下タイマとい
う)T1が付勢さるると共に警報ランプALが点灯す
る。タイマT1のリレーコイルCRの付勢により、その
常開接点CR−1,CR−2は閉成して電磁弁15,1
6のコイルSVA,SVBは励磁され電磁弁15,16
は開弁する。油水分離器7には既にのべたように圧縮空
気圧力が加わっているので排水管14を通じ、オリフィ
ス17で流量を制御されて油水分離器7中の分離水は排
水される。排水に伴い油水分離器7中の水位は低下して
フロート7dは下り、リードスイッチ18は開成するが
タイマT1のリレーコイルCRは自己保持されているの
で引き続いて電磁弁15,16は開弁している。そして
警報ランプALは排水中であることを示す。タイマT1
の設定時間1〜1.5秒が経過するとリレーコイルCR
は消勢し、その常開接点CR−1,CR−2は開成し、
電磁弁15,16のコイルSVA,SVBは消勢され電
磁弁15,16は閉弁すると共に警報ランプALは消灯
する。
【0039】上記においてオリフィス17で流量制限す
ると共にストッパ7gにより油水分離器7の底に分離水
をかなり残しておくようにしてあるので流入するドレン
の勢で油水分離器7中の油或はドレンが流出することが
ないようになっている。又、電磁弁15,16は2個直
列に設けてあるため、電磁弁15,16の何れかがごみ
をかみ込んで充分閉弁しなくなった場合でも油水分離器
7中から排水作動時以外に常時液体が流失してしまうこ
とが防止される。従って電磁弁に流入する液中の異物を
除去する手段、例えばフィルタを備えて除塵し、磁石を
備えて金属微粉を除去するようにしてある場合には電磁
弁は1個でもよい。
【0040】上記において排水管14をとおる排水量の
規制はオリフィス17に限らない。即ち、電磁弁15,
16の弁口をオリフィス相当としたり、電磁弁15,1
6をデューディ制御することによることもできる。この
場合オリフィス17は不要である。
【0041】油水分離器7からの排水により減少した内
部空間容積に相当するドレンが油分離器3よりドレン配
管8を通じ、上記油水分離器7の排水動作中に油水分離
器7の中へ供給される。
【0042】このように圧縮空気中の油が油分離器3と
油水分離器7により分離回収されるので、油の消耗量が
少ない。又、分離して排水する水も油分を含む量が極め
て少ないので簡単な後処理、例えば油吸着材を充填した
槽を通過させるだけで放流可能となる。
【0043】油分離要素3d内に入口が開口しているリ
ターン油配管9には油分離要素3dに溜る油を常に油戻
し管5へ送っているので、圧縮空気と共に吐出配管4′
へ油が送り出されることが防止され、油分離要素3dの
油分離能力を補完する。
【0044】尚、図においてGは制御装置21に通電さ
れていることを示す電源ランプ、押ボタンスイッチPB
は電磁弁15,16の作動を試験するために設けてあ
る。
【0045】この実施例では電動機2と制御装置21は
連動するようになっているため、油分離器3中の圧縮空
気圧力は常に保たれているため、油水分離器7中の液体
が加圧されているので、タイマT1の設定時間中に所定
量の排水が必ず行われる。もし、電動機2と制御装置2
1が連動しないと、油分離器7中の圧縮空気圧力が消失
した状態においても、電磁弁15,16はタイマT1の
設定時間開弁するが、排水は充分出来ないで油水分離器
7は充分機能しない。
【0046】「実施例2」この実施例は油水分離器7中
の上下限水位検出部材を備えて排水の制御を行うもので
ある。
【0047】図3に示すように油水分離器7には、水位
が下限水位Lに達したことを検知する下限水位プローブ
26aと上限水位Hに達したことを検知する上限水位プ
ローブ26bとがそれぞれ下限水位L、上限水位Hに先
端を位置して設けてある。また、水中に埋没した水中電
極26cと、水中電極26cに一端が接続された交流電
源26dと、交流電源26dの他端と下限水位プローブ
26a、上限水位プローブ26b夫々との間に挿入され
た第1第2の電流検出器26e,26fを具備してい
る。
【0048】第1の電流検出器26eの出力端子はイン
バータ31aを介してフリップフロップ31bのセット
端子Sに結合され、第2の電流検出器26fの出力端子
はフリップフロップ31bのリセット端子Rに結合され
ている。
【0049】フリップフロップ31bの正相出力端子Q
にその入力端子が結合されたドライバ31cの出力端子
はリレーRLに結合されている。リレーRLの常開接点
RL−1は電源と電磁弁15,16間に介装されてい
る。。
【0050】油分離器3から送られるドレンは油水分離
器7で油と水に分離され、分離した分離油は実施例1と
同じく分離油戻し管12により油戻し管5に戻される。
一方分離された水は油水分離器7の底に溜る。かかる油
水分離の進行により、油水分離器7の水位は上昇して今
まで分離油中にその先端があった上限水位プローブ26
bが着水するので油水分離器7中の水Wにより水中電極
26cと上限水位プローブ26bは導通し、交流電源2
6d−水中電極26c−水W−上限水位プローブ26b
−第1の電流検出器26eの負荷回路が形成され、第1
の電流検出器26eは電流を検出し(1) を出力する。こ
の信号をインバータ31aで(1) から(0)への信号に変
えてフリップフロップ31bのセット端子Sに入力され
るのでフリップフロップ31bはセットされ、その正相
出力端子Qから(1) を出力するので、ドライバ31cを
導通状態としてリレーRLを付勢してその常開接点RL
−1を閉成するので、電磁弁15,16のコイルSV
A,SVBは付勢され電磁弁15,16は開弁し、油水
分離器7中の水Wは圧縮空気圧力でもって押し出され、
排出管14中を開弁している電磁弁15,16及びオリ
フィス17を通じて流量を規制されて流出する。
【0051】水Wの流出によって油水分離器7中の水位
が下り、下限水位プローブ26aが離水すると、今まで
(1) を出力していた第2の電流検出器26fは(0) を出
力する。この(1) から(0) への信号をリセット端子Rに
入力されたフリップフロップ31bの正相出力端子Qは
(1) から(0) に変り、ドライバ31cを開成し、リレー
RLは消勢され、その常開接点RL−1は開成するの
で、電磁弁15,16は閉弁する。再び水位は上昇し、
下限水位プローブ26aは着水し第1の電流検出器26
fは(1) を出力するが単に(1) をリセット端子Rに(1)
を加えるだけであるのでフリップフロップ31bはセッ
トされない。
【0052】「実施例3」図4は実施例1における上限
水位の検出に代わるものである。超音波発振器33の振
動子33aは油水分離器7の上限水位に相当する個所の
外壁に取り付けられる。水Wの水位が上昇すると、振動
子33aの位置に水面がくるので、励振電力が異なって
きて超音波発振器33の出力が変動する。この変動はオ
ンオフ信号発生器34に入力されてオンオフ信号が発生
し、このオンオフ信号は制御装置21に送られ、電磁弁
15,16は開弁する。電磁弁15,16の開弁時間は
実施例1と同じタイマによる。
【0053】
【発明の効果】本発明の第1の発明は給油式エアーコン
プレッサの油分離器からドレンを油水分離器に導いて、
油水分離器で分離した分離油を油分離器から給油式空気
圧縮機への油戻し管又は給油空気圧縮機へ流量規制部材
を介して戻すようにし、油水分離器で分離した分離水
流量規制部材を介して流出するようにしたから、油の消
費量を少なくでき、放流する排水に混合している油分が
少ないので、排水の処理が簡単となる。
【0054】本発明の第2の発明は第1の発明における
分離水を通ずる流量規制部材がデューテイ制御される
磁弁であるため、電磁弁を間欠して開閉することによ
り、油水分離器で分離した水のみを排水することができ
る。
【0055】本発明の第3の発明は第2の発明において
電磁弁1個で排水の流量規制が可能である。
【0056】本発明の第4の発明は第2の発明において
複数個の電磁弁を直列に配列したから、一つを残した残
りの電磁弁が異物により完全に閉弁しない場合において
も、ドレンを流失させることがない。
【0057】本発明の第5の発明は第1の発明におい
て、分離水を通ずる流量規制部材をオリフィスと電磁弁
を直列に配設したから、油水分離器からり排水量に見合
う排水流路を設けるのが簡単である。
【0058】
【0059】
【0060】本発明の第の発明は第2から第5の何れ
か1つの発明において油水分離器で分離した分離水の上
下限水位を検出する部材を備えて、その検出部材の信号
により電磁弁を制御する制御装置を設けものにおいて、
水面の下降限度位置を検出する水位検出部材の検出水面
は油水分離器の排水口よりも上方に設けたので排水作動
時に分離油及びドレンが流出することを防止できる。
【0061】
【0062】本発明の第の発明は第1から第の何れ
か1つの発明において油水分離器と油分離器の油還流回
路又は給油式圧縮機間に流量制御部材としてオリフィス
を介装した分離油還流回路を設けたため、油水分離器で
分離した分離油を別途取り出して戻す必要がなく自動的
に分離油を回収して、エアーコンプレッサの油循環回路
に戻すことができる。
【0063】本発明の第の発明は第1から第の何れ
か1つの発明において、油水分離器で分離した水の流出
路に介装した電磁弁の制御装置を空気圧縮機と連動させ
たから、油水分離器には必ず圧縮空気圧が加えられてお
り、分離した水は必ず排水される。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のフローシートである。
【図2】図1における動作説明図である。
【図3】本発明の実施例2の要部を示すフローシートで
ある。
【図4】本発明の実施例3の要部を示すフローシートで
ある。
【符号の説明】
1 給油式空気圧縮機 2 電動機 3 油分離器 4 吐出配管 5 油戻し管 7 油水分離器 8 ドレン配管 12 第2の分離油戻し管 13 オリフィス 14 排水管 15,16 電磁弁 17 オリフィス 21 制御装置

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油式空気圧縮機の吐出配管に介装した
    油分離器から分離した油を空気圧縮機へ戻す油還流回路
    を設けた給油式エアーコンプレッサにおける油回収装置
    において、油分離器に溜った分離油中のドレンを圧縮空
    気圧力でもって油水分離器に導き、油水分離器で油と水
    に分離した油を油水分離器から油還流回路又は給油式空
    気圧縮機に流量規制部材を介して戻すようにすると共
    に、油水分離器で分離した分離水を流量規制部材を介し
    て流出するようにしたことを特徴とする給油式エアーコ
    ンプレッサにおける油回収装置。
  2. 【請求項2】 分離水を通ずる流量規制部材はデューテ
    イ制御をされる電磁弁であることを特徴とする請求項1
    に記載の給油式エアーコンプレッサにおける油回収装
    置。
  3. 【請求項3】 前記デューテイ制御される電磁弁は1個
    であることを特徴とする請求項2に記載の給油式エアー
    コンプレッサにおける油回収装置。
  4. 【請求項4】 前記デューテイ制御される電磁弁を複数
    個直列に設けたことを特徴とする請求項2に記載の給油
    式エアーコンプレッサにおける油回収装置。
  5. 【請求項5】 分離水を通ずる流量規制部材はオリフィ
    スと電磁弁であり、該オリフィスと直列に電磁弁を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の給油式エアーコン
    プレッサにおける油回収装置。
  6. 【請求項6】 油水分離器は密閉槽中で分離した分離水
    の水面の上下の限度位置を検出する検出部材を備え、該
    検出部材が上限水位を検出した信号により電磁弁を開弁
    し、下限水位を検出した信号により電磁弁を閉弁する制
    御回路を設けたものにおいて、水面の下降限度位置を検
    出する水位検出部材の検出水面は油水分離器の排水口よ
    りも上方に設けたことを特徴とする請求項2から5の何
    れか1つに記載のエアーコンプレッサにおける油回収装
    置。
  7. 【請求項7】 油水分離器の上部の分離油が占める空間
    に一端が連通すると共に、他端が油還流回路又は給油式
    空気圧縮機に連通し、流量規制部材としてオリフィスを
    介装された分離油還流回路を設けたことを特徴とする請
    求項1から6の何れか1つに記載の給油式エアーコンプ
    レッサにおける油回収装置。
  8. 【請求項8】 油水分離器で分離した水の流出路に介装
    した電磁弁の制御装 置を空気圧縮機と連動したことを特
    徴とする請求項1から7の何れか1つに記載のエアーコ
    ンプレッサにおける油回収装置。
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