JP2671148B2 - 画像形成装置用ローラのクリーニング方法 - Google Patents

画像形成装置用ローラのクリーニング方法

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JP2671148B2
JP2671148B2 JP1035754A JP3575489A JP2671148B2 JP 2671148 B2 JP2671148 B2 JP 2671148B2 JP 1035754 A JP1035754 A JP 1035754A JP 3575489 A JP3575489 A JP 3575489A JP 2671148 B2 JP2671148 B2 JP 2671148B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00443Copy medium
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  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は転写材を用いる画像形成装置のローラのクリ
ーニング方法に関するものである。詳しくは未着トナー
を担持した転写材が接して通過するローラのクリーニン
グ方法に関するものである。
「従来の技術」 従来転写材を用いる画像形成装置には、転写材を搬送
するために各種のローラが使用されている。
特に電子写真装置に使用される加熱定着装置では、加
熱定着ローラ、加圧ローラが転写材上の未定着トナーを
定着し、またこれらのローラによつて転写材の搬送も行
われている。
「発明が解決しようとしている課題」 しかしながら、上記従来例では次のような欠点があつ
た。すなわち、加熱定着ローラや加圧ローラは使用に伴
いローラ表面に紙粉等の汚れが付着する。これにより界
面活性剤等によるローラ表面のトナーの離型性が低下
し、ローラ表面にトナーが融着する。この融着トナーに
よつて、転写材上の画像を乱したり、転写材の裏汚れを
発生させる問題がある。そしてローラの汚れによつて転
写材がローラに巻き付く場合がある。このため従来より
加熱定着用ローラ、加圧ローラの少なくとも一方のロー
ラ表面にクリーニング部材を圧接し、ローラ表面をクリ
ーニングする方法が用いられることが一般的であつた。
これらのクリーニング方法では、装置の小型化が難かし
く、簡単なクリーニングの方法によるクリーニング装置
によつてはクリーニング性の維持も難しいという問題が
残つていた。
本発明は上記従来の未定着トナーを担持した転写材通
過によるローラの汚れの完全な除去方法を提供すること
を目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明は定着用回転体でクリーニングシートを搬送し
定着用回転体のクリーニングを行なう定着用回転体のク
リーニング方法において、前記管クリーニングシートに
はトナーが定着されておりこの定着トナーが定着部の熱
により溶融されて粘着性を現すことを特徴とする定着用
回転体のクリーニング方法である。
「実施例1」 以下本発明の実施例について図面を用いて説明する。
第1図(a)は本発明に用いるクリーニングシートの断
面図、第1図(b)はクリーニングシートを表面より見
た図である。75g/m2のレターサイズ紙をクリーニングシ
ート基材1とし、現像幅F以上にわたつてトナー2をベ
タ黒状態に定着させている。矢印イはクリーニングシー
トの搬送方向である。クリーニングシート基材1の材質
はトナーが定着するものであれば特に紙に限定するもの
ではない。
第2図は本実施例に用いた定着装置の概略構成図であ
る。定着用回転体である加熱定着ローラ3は芯金が外径
20mm肉厚2mmの円筒状のアルミ合金製で、芯金表面に熱
収縮PFAチユーブをかぶせてある。加熱定着ローラ3の
両端に固定した軸頚3aは図示されない固設した軸受に支
持されている。加圧ローラ4は外径10mmのステンレス芯
金上にシリコーンゴムを肉厚3mmで弾性層として設け、
表面硬度が28゜(日本工業規格スプリング硬さ〔HS〕A
形)である。加圧ローラ4の両端の軸頚4aは軸受6に支
持されている。軸受6は固設した案内部材8に移動自在
に滑合している。案内部材8は加熱定着ローラ3、加圧
ローラ4の中心を結ぶ線に平行し、該中心に対称に設け
てある。該軸受6と固設したバネ座7との間には圧縮コ
イルバネの加圧バネ5が間挿され、軸受6を加熱定着ロ
ーラ3の中心に向けて押圧することにより、加圧ローラ
4を加熱定着ローラ3に圧接させている。
この圧接力は総圧力で7Kgである。また定着装置の加
熱手段として390Wのハロゲンヒーターを用い加熱定着ロ
ーラ3の表面温度検知手段として、サーミスタを該加熱
定着ローラ3に当接させ、表面温度を約150℃に維持す
るように公知の制御手段で制御した(不図示)。
本定着装置を用いて現像されたトナー像を担持した記
録材であるテストパターンの未定着トナー像を形成した
日本工業規格紙の大きさA4サイズ紙(64g/m2)を毎分4
枚の速さで通紙テストを行つた。これによると通紙5000
枚で加圧ローラ4表面に紙粉の付着がみられ、それに伴
いオフセツト性も低下した。さらに約10000枚通紙時、
加圧ローラ4にトナーが付着した。この時点で該クリー
ニングシートを定着トナー2面が加圧ローラ4側になる
ように通紙したところ、加圧ローラ4の汚れは全て除去
され、オフセツト性も初期レベルまで回復した。特に本
発明ではクリーニング幅を現像幅F以上にしてあるため
加圧ローラ4上に付着したトナー汚れを完全に除去する
ことができた。
これは加圧ローラ4のニツプ部でクリーニングシート
上の定着トナー2が再溶融したために発生する粘着性に
よるものである。以降5000枚通紙毎にクリーニングシー
トを通紙することにより、通紙テストを継続した結果20
万枚終了まで搬送性定着性に係わるトラブルは一切発生
しなかつた。
一方クリーニングシートを通紙しなかつた場合は、約
15000枚通紙時点で加圧ローラ4のトナー汚れに起因す
る転写材の巻き付きが発生し、通紙不能となつた。
「実施例2」 第3図は本発明の他の実施例によるクリーニングシー
トの断面図である。75g/m2の前実施例と同じレターサイ
ズ紙をクリーニング基材1とし、現像幅F以上にわたつ
てトナーをベタ黒状態に定着させた定着トナー2層をク
リーニングシート基材1の両面に設けていることが本実
施例での特徴である。
これにより、クリーニングシート使用時に表裏を気に
せず使用できるほか加熱定着ローラ3に付着したトナー
汚れ、紙粉等も除去することが可能となつた。
さらには、加圧ローラ4の汚れが大変激しく1度のク
リーニングシートの使用で完全に除去しきれないような
場合においても、本実施例のクリーニングシートであれ
ば1度クリーニングしたのち表裏を逆にして再度使用す
ることにより、加圧ローラ4の汚れを完全に除去するこ
とが可能である。このように本実施例は前記実施例と同
様のクリーニングの効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように画像形成装置の定着装置において
少なくともローラ接触時に粘着性を発現する表層を有
し、上記表層幅すなわちクリーニング幅が現像幅以上で
あるクリーニングシートを所定回数毎にローラに挟持搬
送させローラ表面の汚れを除去することにより、ローラ
の表面が常に清浄に維持され、長寿命化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の実施例によるクリーニングシー
トの断面図、第1図(b)は第1図(a)の平面図、第
2図は本発明で用いた定着装置の概略斜視図、第3図は
本発明の他の実施例によるクリーニングシートの断面図
である。 1……クリーニングシート基材、2……定着トナー、3
……加熱定着ローラ、4……加圧ローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定着用回転体でクリーニングシートを搬送
    し定着用回転体のクリーニングを行なう定着用回転体の
    クリーニング方法において、 前記クリーニングシートにはトナーが定着されておりこ
    の定着トナーが定着部の熱により溶融されて粘着性を現
    すことを特徴とする定着用回転体のクリーニング方法。
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