JP2669898B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2669898B2
JP2669898B2 JP16172089A JP16172089A JP2669898B2 JP 2669898 B2 JP2669898 B2 JP 2669898B2 JP 16172089 A JP16172089 A JP 16172089A JP 16172089 A JP16172089 A JP 16172089A JP 2669898 B2 JP2669898 B2 JP 2669898B2
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waveguide
heating chamber
high frequency
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heating
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秀夫 藤井
良一 古沢
義治 大森
幸弘 北田
孝宏 林
直美 杉原
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は電子レンジ等の高周波加熱装置に関する。
(ロ)従来の技術 特公昭64−8915号公報には、加熱むら対策として、高
周波を導波管で導く構2の下で、斯る導波管で導かれた
高周波を加熱室内に与える給電口を複数設けた電子レン
ジが開示されている。
しかし乍ら、このように導波管を用いる構成において
は、導波管内を高周波が充分に通るように導波管は或る
程度の高さを要し、この高さの分だけ導波管の下に位置
する加熱室の上壁を低くせねばならず、これに従って加
熱室内の容積が小さくなってしまう。而して、このよう
に加熱室内の容積が小さいと、加熱室内に種々の高周波
モードが生じにくく、この点で加熱むらが充分に解消さ
れない。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明は、導波管で導かれた高周波を複数の給電口か
ら加熱室内に与える構成において、加熱むらを充分に解
消できる高周波加熱装置を提供しようとするものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、加熱室と、高周波を発生する高周波発生手
段と、該高周波発生手段からの高周波を導く導波管と、
該導波管により導かれた高周波を上記加熱室内へ与える
ための複数の給電口とからなる高周波加熱装置におい
て、上記給電口の間に位置する上記導波管の複数の壁の
少なくとも一部を上記加熱室内へ突出させ、且つ斯る複
数の壁の間に段差をもたせたことを特徴とする高周波加
熱装置。
(ホ)作用 複数の給電口の間に位置する複数の導波管の壁の少な
くとも一部を加熱室内へ突出せしめたことにより、導波
管の高さを高周波が充分に通る程度に確保でき、この分
加熱室の壁を導波管側へ移動できて加熱室内の容積を拡
張でき、これにより種々の高周波モードが生じる。更
に、上記複数の導波管の壁の間に段差をもたせたことに
より、各給電口の向きが異なり、各給電口から加熱室内
へ垂直、水平方向等の様々な方向へ高周波が与えられ、
この点でも種々の高周波モードが生じる。従って、上記
複数の給電口の作用と相まって加熱むらが顕著に解消さ
れる。
(ヘ)実施例 第1図及び第2図は本発明一実施例の電子レンジを示
す。1は加熱室、2は該加熱室内にて食品3を回転する
ターンテーブル、4は高周波を発生するマグネトロン、
5は該マグネトロンからの高周波を導く導波管、6、
7、8及び9は上記導波管5により導かれた高周波を上
記加熱室1内に与えるための複数即ち第1、第2、第
3、第4の給電口である。上記導波管5は導波管金具10
と上記加熱下1の上壁1aの一部とにより形成されてお
り、上記各給電口6、7、8、9はこのように利用され
た上壁1aに形成されている。上記導波管金具10に関し、
加熱室1の右側に位置する部分の高さ寸法W1は大きい
が、加熱室1の上側に位置する部分の高さ寸法W2は小さ
い。そして、上記各給電口6、7、8、9の間に位置す
る導波管5の壁即ち上壁1aの一部11、12、13の内、上壁
1aの一部11、12は各々異なる寸法だけ加熱室1内へ突出
し、これにより上壁1aの一部11、12、13は各々段差が生
じている。この場合、上壁1aの一部11、12の突出度合い
は上記マグネトロン4から遠ざかるに従って大きくなっ
ている。尚、上記上壁1aの一部11、12の突出度合いは同
じでも良く、例えば上壁1aの一部11、12における高さ寸
法A、Bをいずれも13mmとすることができる。因に、こ
の場合、別の上壁1aの一部13における高さ寸法Cは10mm
とし、各給電口6、7、8の水平方向の寸法a、b、c
は各々20、10、10mmとする。
ここに、上記導波管5の加熱室1の上側に存在する部
分は上記導波管金具10の高さ寸法W2だけであって狭い
が、代わりに上壁1aの一部11、12が加熱室1内に突出し
ているため、導波管5は或る程度の寸法が確保され導波
管5内を高周波が充分に通る。導波管5が全体的に狭す
ぎると、導波管5の壁全てが高周波に対する抵抗となっ
て不所望に発熱してしまう。そして、このように上記導
波管5の加熱室1の上側に存在する部分を狭くできる
と、この分だけ加熱室1の上壁1aを高くでき、実際本実
施例ではこのように加熱室1の上壁1aを高くした。これ
により、加熱室1内の容積が拡張されている。
更に、上壁1aの一部11、12、13は各々段差が生じてい
ることにより、各給電口6、7、8、9の向きが異な
り、各給電口6、7、8、9から加熱室1内へ垂直、水
平方向等の様々な方向へ高周波が与えられる。
而して、上述の加熱室1内の容積の拡張及び様々な方
向へ高周波が与えられることにより、加熱室1内に種々
の高周波モードが生じ、上記複数の給電口6、7、8、
9又は上記ターンテーブル2の作用と相まって加熱むら
は極めて生じにくい。
又、上記構成においては、導波管5の高さ寸法はマグ
ネトロン4から遠ざかるに従って大きくなっていて、高
周波は導波管5の先端へ向かって進み易い形状となって
おり、この点でも加熱むらが生じにくくなっている。
第3図は本発明他の実施例の電子レンジを示す。上記
実施例と相違する点のみを説明するに、この場合は上壁
1aの一部11、12、13の全てが加熱室1内に突出し、各部
11、12、13の突出度合いは上記マグネトロン4から遠ざ
かるに従って小さくなっている。斯る構成においては、
上記実施例と同様に加熱むらが極めて生じにくい。た
だ、導波管5の高さ寸法はマグネトロン4から遠ざかる
に従って小さくなっていて、高周波は導波管5の先端へ
向っかて進みにくい形状となっており、この点で若干加
熱むら解消効果が劣っている。
(ト)発明の効果 本発明によれば、導波管で導かれた高周波を複数の給
電口から加熱室内に与える構成において、これら各給電
口の間に位置する上記導波管の複数の壁の少なくとも一
部を上記加熱室内へ突出させ、且つ斯る複数の壁の間に
段差をもたせると云う簡単な対策を施すことにより、加
熱むらを顕著に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は第1図の
II−II線断面図、第3図は本発明他の実施例の断面図で
ある。 1……加熱室、4……マグネトロン、5……導波管、
6、7、8、9……第1、第2、第3、第4給電口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北田 幸弘 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 林 孝宏 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 杉原 直美 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−2742(JP,A) 実開 昭58−157993(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱室と、高周波を発生する高周波発生手
    段と、該高周波発生手段からの高周波を導く導波管と、
    該導波管により導かれた高周波を上記加熱室内へ与える
    ための複数の給電口とからなる高周波加熱装置におい
    て、上記給電口の間に位置する上記導波管の複数の壁の
    少なくとも一部を上記加熱室内へ突出させ、且つ斯る複
    数の壁の間に段差をもたせたことを特徴とする高周波加
    熱装置。
JP16172089A 1989-06-23 1989-06-23 高周波加熱装置 Expired - Lifetime JP2669898B2 (ja)

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JPH0325887A JPH0325887A (ja) 1991-02-04
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KR100200063B1 (ko) * 1995-11-10 1999-06-15 전주범 전자렌지의 고주파 분산장치
GB201407939D0 (en) * 2014-05-06 2014-06-18 Mm Microwave Ltd Heating and/or cooking apparatus

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