JP2668775B2 - パノラマ立体写真撮影装置 - Google Patents

パノラマ立体写真撮影装置

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JP2668775B2 JP6315567A JP31556794A JP2668775B2 JP 2668775 B2 JP2668775 B2 JP 2668775B2 JP 6315567 A JP6315567 A JP 6315567A JP 31556794 A JP31556794 A JP 31556794A JP 2668775 B2 JP2668775 B2 JP 2668775B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体を立体的に視認
し得る立体写真であって、所定の範囲の被写体をパノラ
マ的に視認し得るパノラマ立体写真を撮影することが可
能なパノラマ立体写真撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被写体を単に立体的に視認し得る
立体写真を撮影するステレオカメラは、いろいろなもの
が提案されているが、所定の範囲の被写体をパノラマ的
に視認し得るパノラマ写真と立体写真とを合体したパノ
ラマ立体写真を撮影するパノラマステレオカメラは、あ
まり提案されていない。しかして、パノラマステレオカ
メラの代表的なものは、2台のカメラを360度回転可
能な回転台に適当な間隔(カメラのレンズ間隔を基線長
という)をおいて取り付けたものがある。
【0003】上記した従来のパノラマステレオカメラ
は、独立した2台のカメラを使用しているので、それぞ
れのカメラに装着されたフィルムによって同時に同じ画
像を撮影することとなり、このため、ビュワーを介して
パノラマ立体写真を視認する場合もそれぞれのカメラに
よって撮影した2本のフィルムを装着してその2本のフ
ィルムを同時に回転しながら見る必要があり、簡単且つ
手軽にパノラマ立体写真を見ることができないという欠
点があった。そこで、本出願人は、先に特開平8−02
9896号で1本のフィルムでパノラマ立体写真を撮影
することが可能なパノラマ立体写真撮影装置を提案し
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先に提案し
たパノラマ立体写真撮影装置は、レンズの焦点距離が1
種類のものによってしか撮影することができず、被写体
を広角的に撮影したい、又は望遠的に撮影したいという
要望を満たすことができないという欠点があった。本発
明は、上記した欠点を解消するためになされたものであ
り、その目的とするところは、簡単且つ手軽に見ること
ができるパノラマ立体写真を撮影することが可能であり
且つ被写体を広角・望遠的に撮影することが可能なパノ
ラマ立体写真撮影装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、所定の間隔を有する一対の
レンズ20a,20bを備えたカメラ装置部2と、該カ
メラ装置部2が載置固定されて所定の速度で回転する回
転台装置部3と、からなり、前記カメラ装置部2には、
前記一対のレンズとして一対の焦点距離の異なる交換レ
ンズ20a,20bを着脱自在に装着し得ると共に所定
の間隔を有して上下に形成されるマウント21a,21
bと、上方のマウント21bに装着したレンズ20bか
らの入射光をフィルム幅の中心から上方に形成されたス
リット31bに導いてフィルム幅の上方のフィルム感光
面に画像を結像し下方のマウント21aに装着したレン
ズ20aからの入射光をフィルム幅の中心から下方に形
成されたスリット31aに導いてフィルム幅の下方のフ
ィルム感光面に画像を結像する結像機構と、前記回転台
装置部3の回転に歯車機構を介して連動してフィルムを
送るフィルム送給機構36と、が設けられ、前記回転台
装置部3は、前記マウント21a,21bに装着される
交換レンズ20a,20bの焦点距離に応じた回転速度
を選択し得る変速機構56を含む台回転機構50によっ
て中心軸51を中心として回転自在に設けられる回転駆
動部7と、該回転駆動部7の前記中心軸51を回転自在
に支持する安定台8aと、からなり、 前記中心軸51と
安定台8aとを緩衝バネ55で連結したことを特徴とす
るものである。
【0006】
【0007】
【作用】一対のレンズ20a,20bのうち、一方のレ
ンズ20bによる画像をフィルム幅の中心から上方に結
像し他方のレンズ20aによる画像をフィルム幅の中心
から下方に結像すると共に両画像の間隔が所定間隔L1
を保持して結像される結像機構と、回転台装置部3の回
転に連動してフィルム35を送るフィルム送給機構36
と、が設けられているので、1本のフィルム上に左右眼
用の画像を作成することができ、ビュワー90で視認す
る場合に、1本のフィルムを装着するだけで簡単且つ手
軽にパノラマ立体写真を見ることができる。また、焦点
距離の異なる一対の交換レンズ20a,20bを着脱自
在に交換し得るようにマウント21a,21bが設けら
れ、しかも回転台装置部3の回転速度を焦点速度に応じ
て選択できる変速機構56を設けたので、被写体を広角
的な画像や望遠的な画像をきれいに撮影することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1及び図2を参照して、実施例
に係るパノラマ立体写真撮影装置1の全体の構成につい
て説明する。図1は、パノラマ立体写真撮影装置1の側
方正面図であり、図2は、パノラマ立体写真撮影装置1
の斜視図である。図において、パノラマ立体写真撮影装
置1は、所定の間隔を有する一対のレンズ20a,20
b(図5参照)を備えたカメラ装置部2と、該カメラ装
置部2が載置固定されて所定の速度で回転する回転台装
置部3と、から構成されている。カメラ装置部2は、前
記レンズ20a,20bを含むレンズ部5と、該レンズ
部5の前方に装着されるアダプター4と、レンズ部5の
後方に配置されるフィルム送り部6とから構成され、回
転台装置部3は、カメラ装置部2を所定の速度で回転せ
しめる回転駆動部7と、装置全体を支持する支持台部8
とから構成される。以下、各構成について説明する。
【0009】まず、主として図3及び図4を参照してカ
メラ装置部2のアダプター4について説明する。図3
は、アダプター4の斜視図であり、図4は、アダプター
4の作用を示す概略図である。図において、アダプター
4は、直方体状に構成されるボックス4a内に集約して
構成されるものであり、ボックス4aの前面にレンズ間
隔と等しい間隔を持って長方形状の透視窓10a,10
bが開設され、該透視窓10a,10bの後方に一対の
平行状のミラー11a,11b、12a,12bが各透
視窓10a,10bのぞれぞれに対して傾斜状となるよ
うに支持柱13によって支持されて配置されている。ま
た、ボックス4aの後面には、レンズ部5を構成する交
換レンズ20a,20bの先端が臨む円形状のレンズ窓
14a,14bが形成されている。なお、図3に示す斜
視図では、上面が開放された状態として描かれている
が、実際には閉塞された状態である。
【0010】しかして、上記のように構成されるアダプ
ター4をレンズ部5の前方に装着したときには、図4に
示すように、透視窓10aから入った光は、ミラー11
a,11bによってレンズ20aに入射され、透視窓1
0bから入った光は、ミラー12a,12bによってレ
ンズ20bに入射される。このように、アダプター4
は、透視窓10a,10bに入った画像を逆方向に位置
するレンズ20a,20bに導くためのものであるが、
このアダプター4が必要な理由については、後に詳述す
る。なお、図示の実施例におけるアダプター4は、透視
窓10a,10bが上下に長い長方形状に形成されてい
るが、これは、一対のレンズとして焦点距離の短い広角
レンズが使用される場合に、上下方向の画像も取り入れ
ることができるようにしたためである。また、アダプタ
ー4は、駆動部収納ボックス7aを構成する中段支板7
cの上面に固定ネジ15(図2参照)によって着脱自在
に装着されるが、後述するマウント21a,21bに装
着される交換レンズ20a,20bの焦点距離によって
交換レンズ20a,20bの鏡筒の長さが相違するの
で、アダプター4は、前後方向にスライド可能とされ、
そのスライド調整された位置で固定ネジ15を締着する
ことにより、駆動部収納ボックス7aの前方部に固定さ
れる。
【0011】次に、主として図5及び図6を参照してカ
メラ装置部2のレンズ部5について説明する。図5は、
レンズ部5の構成を示す斜視図であり、図6は、レンズ
部5とフィルム送り部6のフィルム面板30との関係を
示す概略背面図・概略断面図である。図において、レン
ズ部5は、左右方向に所定の間隔L1(本実施例では、
96mmに設定)を有する一対の交換レンズ20a,2
0bと、該交換レンズ20a,20bを着脱交換自在に
装着するマウント21a,21bと、から構成されてい
る。マウント21a,21bは、フィルム送り部6の送
り部カバー6aの前方壁を構成するレンズ取付板23に
上下方向に所定の間隔をもって固着されるが、その上下
の間隔は、図6(B)に示すように、フィルム35(図
8参照)の送りを案内するガイド32a,32b(フィ
ルム35の幅寸法とほぼ同じ)間の中央から上下に対応
するように設計されている。このように構成することに
より、一方の交換レンズ20bから取り入れた入射光を
フィルム35のほぼ中央から上半分に導き、他方の交換
レンズ20aから取り入れた入射光をフィルム35のほ
ぼ中央から下半分に導くようになっている。なお、レン
ズ取付板23のほぼ中央には、後述するスイッチ83を
駆動部収納ボックス7aに設けない場合に装着すること
ができるスイッチ載置台22も固着されている。
【0012】次に、図6乃至図8を参照してカメラ装置
部2のフィルム送り部6について説明する。図6は、前
述した通りであり、図7は、フィルム送り部6及び回転
駆動部7の内部構成である台回転機構50を背面から見
た斜視図であり、図8は、フィルム送り部6の平面図で
ある。図において、フィルム送り部6は、前記レンズ取
付板23のやや後方に該レンズ取付板23と平行状に立
設されるフィルム面板30を有しており、そのフィルム
面板30は、前記したように交換レンズ20a,20b
の間隔と同じ間隔L1を有し且つ重複することのない上
下位置にスリット31a,31bが形成されている。こ
のスリット31a,31bは、後に詳述するようにシャ
ッタースピードを規制するものであると共に画像の鮮明
度を左右するものであるため、通常は、1〜3mm程度
に設計される。本実施例では、1mmとして設計した。
【0013】また、フィルム面板30の裏面には、その
上下にフィルム35の幅寸法とほぼ同じ間隔を有するガ
イド32a,32bが突設され、該ガイド32a,32
bの裏面に圧板34が立設されている。したがって、圧
板34とフィルム面板30の裏面には、ガイド32a,
32bによって僅かな間隔が形成されており、この間隔
内をフィルム35が送給されるものである。また、ガイ
ド32a,32b間には、フィルム35の送給をスムー
ズにならしめるために3本の送りレール33a〜33c
が僅かに突出した状態で形成されている。
【0014】しかして、フィルム面板30と圧板34と
の間を送給されるフィルム35に対しては、前記スリッ
ト31a,31bからの入射光が到達して結像されるこ
ととなるが、前記したようにスリット31a,31bが
所定の間隔L1を有し且つ重複することのない上下位置
に形成されているので、スリット31aによる画像とス
リット31bによる画像とは、間隔L1を有し且つフィ
ルム35上の幅寸法の中心から上下に形成されることと
なる。本実施例においては、交換レンズ20aによって
導かれた光は、スリット31aによってフィルム35の
下半分に到達し、交換レンズ20bによって導かれた光
は、スリット31bによってフィルム35の上半分に到
達して、それぞれフィルム35上に結像させる。なお、
交換レンズ20a,20bと、交換レンズ20a,20
bを着脱交換自在に装着するマウント21a,21b
と、スリット31a,31bと、が結像機構を構成する
ものである。また、レンズ取付板23とフィルム面板3
0との間隔の周囲には、図6(B)に示すように、光が
内部に漏れないように暗室部材24によって密閉されて
いる。
【0015】ところで、フィルム35を所定の速度で移
動させるフィルム送給機構36は、図7及び図8に示す
ように、未使用のフィルムを巻き付けてある装填ローラ
39及び撮影済のフィルムを巻き取る巻取ローラ40を
支持するフィルムローラ支持柱37と、前記圧板34の
左右に位置するローラ43,44,45と、フィルム3
5の送給動作を行うフィルム送給ローラ46と、から構
成されている。フィルムローラ支持柱37の上端には、
装填ローラ39及び巻取ローラ40の頭部を回転自在に
支持するフィルムローラ支持板38が固定されると共
に、その側面に装填ローラ39に巻き付けられているフ
ィルムの弛みを防止するための弛み防止板41,42が
止着されている。このフィルムローラ支持板38及び弛
み防止板41,42は、バネ性の金属によって形成され
ている。フィルム送給ローラ46の外周面には、フィル
ムの送給を確実に行うために、フィルムとの間の摩擦力
を高め且つフィルム面に傷を付けない材質のシート(例
えば、ゴム薄板)が貼付されている。なお、フィルム送
給ローラ46の隣接する位置には、フィルム送給ローラ
46との間でフィルムを挟んで案内する案内棒47が立
設されている。また、ローラ43〜45及びフィルム送
給ローラ46の上部は、フィルム面板30の上辺に固着
される上部支持板48によって軸支されている。
【0016】フィルム送給機構36を構成する上記ロー
ラのうち、装填ローラ39、ローラ43,44,45
は、単に垂直軸に回転自在に軸支されるだけであるが、
巻取ローラ40とフィルム送給ローラ46とは、駆動軸
によって駆動されるようになっている。そして、この駆
動軸は、回転台装置部3の回転駆動部7内に構成される
台回転機構50の独立した駆動源によってそれぞれ回転
駆動されるようになっている。
【0017】次に、図1、図7乃至図10を参照して回
転台装置部3について説明する。図1,図7,図8は、
前述した通りであり、図9は、回転駆動部7内に構成さ
れる台回転機構50の作用を示す平面概略図であり、図
10は、台回転機構50に含まれる変速機構56を示す
斜視図である。図において、回転台装置部3は、前述し
たように、カメラ装置部2を所定の速度で回転せしめる
回転駆動部7と、装置全体を支持する支持台部8とから
構成される。
【0018】そこで、まず、支持台部8について図1を
参照して説明すると、支持台部8は、鋳物製の安定台8
aと該安定台8aに挿入支持される中心軸51とから構
成され、中心軸51が回転駆動部7の駆動部収納ボック
ス7aのほぼ中央を貫通していると共に、その駆動部収
納ボックス7aがボールベアリングを内蔵する軸受52
を介して回転自在に中心軸51に軸支されている。中心
軸51は、安定台8aに対して固着されているわけでは
なく、単に遊嵌されているだけである。しかして、中心
軸51には、係止部材54が固着されるようになってお
り、この係止部材54と安定台8aの上端のフランジ板
53とが緩衝バネ55によって連結されている。この緩
衝バネ55は、回転駆動部7の後述するモータ62が駆
動を停止して駆動部収納ボックス7a全体の回転を停止
させる際に、駆動部収納ボックス7a全体の慣性力が台
回転機構50の各歯車に過剰な負荷がかからないように
するためのものであると共に、駆動部収納ボックス7a
の回転開始時及び回転中にも作用するものである。これ
については、後に詳述する。
【0019】次に、回転駆動部7の内部の構成である台
回転機構50の構成について説明する。台回転機構50
は、所定の間隔を有して上下方向に配置される上中下3
枚の支板7b〜7dを覆う駆動部収納ボックス7a内に
集約して構成されるものであり、上段支板7bの上方に
前記フィルム送り部6が構成され、該上段支板7bと中
段支板7cとの間隔内に前記フィルム送給ローラ46の
駆動機構、前記巻取ローラ40の駆動機構、回転台駆動
部7の回転駆動機構の一部、及びそれら各種の機構の駆
動源が設けられ、中段支板7cと下段支板7dとの間隔
内に回転台駆動部7の回転駆動機構の一部、回転台駆動
部7の回転速度を選択するための変速機構56、及び前
記駆動源に電流を供給する電源(ただし、これについて
は図示していない)が設けられている。なお、上段支板
7bと中段支板7cの前方半分は、駆動部収納ボックス
7aの上面を構成し、下段支板7dは、駆動部収納ボッ
クス7aの底面を構成するものである。
【0020】前記安定台8aに挿入支持される中心軸5
1は、下段支板7d及び中段支板7cのほぼ中心を貫通
して上段支板7bの前方部裏面にまで到達し、それぞれ
の支板7b〜7dの裏面に固着される軸受52(ただ
し、上段支板7bと中段支板7cに固着される軸受52
は、図示しない)を介して回転台駆動部7全体を支持台
部8に対して回転自在に軸支している。そして、中段支
板7cと下段支板7dとの間には、変速機構56を構成
する4つの径の異なる組歯車57〜60と噛合変更装置
61とが配置されており、そのうち、組歯車57〜60
が回転中心軸51に固着されている。また、噛合変更装
置61は、上下の一対の保持板62a,62bの間に軸
65に固着される厚肉歯車63と軸66に回転自在に支
持される噛合中間歯車64とが設けられており、噛合変
更装置61全体が軸65を中心として左右に揺動自在に
設けられている。
【0021】即ち、図10に示すように、下方の保持板
62bの先端下部には、操作杆68が取り付けられ、該
操作杆68が下段支板7dに形成された弧状長孔70を
貫通してその先端に締付け摘み69が螺着されている。
しかして、厚肉歯車63と噛合中間歯車64とは常に噛
合しながら噛合中間歯車64が上下方向に移動し得ると
共に、噛合中間歯車64は、4つの組歯車57〜60の
いずれかと噛合し得るようになっている。噛合中間歯車
64と組歯車57〜60との噛合状態の変更は、締付け
摘み69を緩めた状態で噛合中間歯車64を組歯車57
〜60のうち噛合したい歯車の位置まで上下方向に移動
し、その状態で噛合変更装置61を軸65を中心に揺動
して噛合中間歯車64と選択した組歯車57〜60のい
ずれか1つとを噛合し、その状態で締付け摘み69を締
着することにより、噛合中間歯車64と組歯車57〜6
0との噛合状態を変更を行うことができる。なお、噛合
変更装置61の一対の保持板62a,62bの後端に
は、間隔保持杆67が設けられている。また、噛合中間
歯車64と組歯車57〜60との噛合状態の変更は、前
記マウント21a,21bに装着される交換レンズ20
a,20bの焦点距離に応じて行われるものであり、焦
点距離の長い交換レンズ20a,20bほど径の大きな
歯車と組み付けられる。
【0022】ところで、上記した厚肉歯車63が固着さ
れる軸65は、中段支板7cの上方まで貫通されて上段
支板7bの裏面まで到達して図示しない軸受で支持され
ている。そして、軸65には、歯車71が固着されてお
り、該歯車71に軸72に固着される歯車73と軸77
に固着される歯車78とが噛合している。軸72には、
歯車73の他に歯車74が固着されており、この歯車7
4がモータ76の回転により回転するウォーム歯車75
と噛合するようになっている。一方、歯車78が固着さ
れる回転軸77は、上段支板7bの上面に貫通して前記
フィルム送給ローラ46が固着されている。なお、軸7
2は、中段支板7cと上段支板7bとの間に軸支され、
軸77は、同じく中段支板7cと上段支板7bとの間に
軸支されるが、その上端が上段支板7bよりも上方に突
出してフィルム送給ローラ46と連繋されている。
【0023】一方、中段支板7cには、上記した構成以
外に、もう一つのモータ79が載置固定され、該モータ
79の出力軸に固着されたウォーム歯車80が軸82に
固着された歯車81に噛合している。軸82は、中段支
板7cと上段支板7bとの間に軸支されるが、その上端
が上段支板7bよりも上方に突出して前記巻取ローラ4
0の下部と係合するものである。
【0024】上記のように構成される台回転機構50に
おいては、モータ76に電源が供給されるとウォーム歯
車75の回転によりこれに噛合する歯車74が固着され
る回転軸72が回転して歯車73,71も回転する。し
たがって、歯車71が固着される回転軸65も回転し、
噛合変更装置61の厚肉歯車63及び噛合中間歯車64
を介して組歯車57〜60が固着される回転中心軸51
も回転しなければならない。しかしながら、回転中心軸
51は、前記安定台8aに支持された状態でほとんど回
転しない(全体の重量が中心軸51に負荷されているた
め、安定台8aに遊嵌されていてもほとんど回転しな
い)ので、結局噛合中間歯車64が組歯車57〜60の
周囲を噛合しながら回転する遊星歯車となる。このこと
は、変速機構56及びモータ76が収納固定される駆動
部収納ボックス7a全体が回転することを示している。
したがって、駆動部収納ボックス7aは、回転中心軸5
1を中心にして回転するようになっている。なお、本実
施例において駆動部収納ボックス7aは、時計回転方向
に回転するようになっている。また、もう一つのモータ
79に電源が供給されるとウォーム歯車80の回転によ
りこれに噛合する歯車81が固着される軸82も回転す
るので、前記巻取ローラ40も一定の速度で回転する。
【0025】なお、モータ76,79は、図示しない乾
電池によって駆動され、その閉路スイッチ83が図1に
示すように、駆動部収納ボックス7aの側壁に設けられ
ている。スイッチ83の隣接位置に乾電池の電圧を示す
電圧計84が設けられている。スイッチに代えて光又は
電波によるリモコン操作によりモータ76,79をON
・OFFしてもよい。なお、本実施例においては、フィ
ルム送給ローラ46の回転方向も回転台装置部3の回転
方向と同じ時計回転方向であるが、フィルム35の送り
方向が回転台装置部3の回転方向と同じであれば、フィ
ルム送給ローラ46の回転方向は、どちらでも良い。
【0026】ところで、回転台装置部3の回転速度は、
シャッタースピードを決定することにより、そのシャッ
タースピードより逆算される。例えば、所望のシャッタ
ースピードを「1/55」前後に設定した場合におい
て、1mmのスリット31a,31bをフィルム35が
通過するスピードが55mm/secであれば、そのシ
ャッタースピードは、「1/55」となる。一方、回転
台装置部3が一回転する間に送給しなければならないフ
ィルム35の長さdは、d=2πf(fは、使用される
レンズの焦点距離)の数式によって表される。したがっ
て、今、交換レンズ20a,20bの焦点距離を35m
mのものを使用した場合には、d=2×3.14×35
≒220mmとなる。しかして、シャッタースピード
「1/55」を実現するためには、220÷55≒4s
ecで回転台装置部3を一回転するようにモータ76の
回転数や各歯車76,74,73,71,63,59の
歯数を設計すれば良い。本実施例においては、上記のシ
ャッタースピードとほぼ等しいシャッタースピード(1
/55)を実現するため、モータ76は、2640rp
m、ウォーム比が50対1、歯車74の歯数「50」、
歯車73の歯数「20」、歯車71の歯数「70」、歯
車63の歯数「45」、歯車59の歯数「45」がそれ
ぞれ設定されている。
【0027】また、フィルム35の移動速度は、上記し
たように55mm/secとなればよいから、このよう
な速度となるように各歯車71,78の歯数及びフィル
ム送給ローラ46の直径を設計すれば良い。本実施例に
おいては、1/55のシャッタースピードを実現するた
めに、歯車71の歯数「70」、歯車78の歯数「3
5」とし、この時のフィルム送給ローラ46の直径を3
5.0mmとした。これにより、回転台装置部3が一回
転する間に220mmのフィルム35を巻取ることがで
きる。なお、巻取ローラ40の回転は、フィルム送給ロ
ーラ46により巻取られるフィルムのスピードとほぼ同
じ速さで回転せしめるように、モータ79の回転速度や
歯車80,81のウォーム比、及び巻取ローラ40の直
径を設計すれば良い。本実施例では、モータ79は、2
100rpm、ウォーム比20対1、巻取ローラ40の
直径が12mmにそれぞれ設定している。このように設
定することにより、フィルム35の給送速度よりも巻取
速度の方が若干速く設定されるが、これは、フィルム3
5のダブツキや引っ張りという弊害が生ずる虞れがある
ため、巻取ローラ40を回転せしめる軸75の頭部にク
ラッチ機構(例えば、回転軸を2分割してその分割した
軸をバネで連結するスラシ機構)を内蔵させてフィルム
送給ローラ46の回転速度よりもやや速い回転速度で巻
取ローラ40を回転せしめるためである。
【0028】上記の説明では、焦点距離35mmの交換
レンズ20a,20bをマウント21a,21bに装着
した場合であるが、マウント21a,21bにそれより
も短い焦点距離(例えば、28mm)の交換レンズ20
a,20bを装着した場合には、回転台装置部3が一回
転する間に送給しなければならないフィルム35の長さ
dは、d=2πfの式から演算すると、176mmとな
り、この長さを1/55のシャッタースピードで巻取る
ためには、176÷55≒3.2秒で回転台装置部3を
回転しなければならない。このため、組歯車57〜60
のうち、焦点距離35mmに対応する歯車59よりも歯
数の少ない歯車60を焦点距離28mmの交換レンズ2
0a,20bに対応させる必要がある。同様に、焦点距
離35mmの交換レンズ20a,20bよりも長い焦点
距離(例えば、50mm,70mm)の交換レンズ20
a,20bをマウント21a,21bに装着した場合に
は、d=314,d=440となり、これを1/55の
シャッタースピードで巻取るために、5.7秒,8.0
秒で回転台装置部3をそれぞれ回転しなければならな
い。このため、組歯車57〜60のうち、焦点距離35
mmに対応する歯車59よりも歯数の多い歯車58,5
7を焦点距離50mm,70mmの交換レンズ20a,
20bに対応させる必要がある。具体的には、焦点距離
35mmの交換レンズ20a,20bに対応する歯車5
9の歯数は、前述したように「45」であり、焦点距離
28mm,50mm,70mmの交換レンズ20a,2
0bに対応する歯車60,58,57の歯数は、それぞ
れ「36」「64」「90」に設定される。
【0029】以上で実施例に係るパノラマ立体写真撮影
装置1の構成について説明してきたが、上記したパノラ
マ立体写真撮影装置1によって撮影されたパノラマ立体
写真は、ビュワー90と言われるもので視認しないと立
体視し得ない。そこで、図11乃至図14を参照して、
ビュワー90の一実施例について説明する。図11は、
ビュワー90の外観を示す斜視図であり、図12は、ビ
ュワー90の内部の構造を示す斜視図であり、図13
は、ビュワー90で視認する場合の作用を示す概略断面
図であり、図14は、ビュワー90内のフィルムの移動
を示す平面図である。図において、ビュワー90は、上
方から覗き込む一対の透視レンズ92,93を有するレ
ンズ支持ボックス91の前方に撮影したフィルムを装着
する部位を覆う直方体状のフィルムボックス96が設け
られている。
【0030】レンズ支持ボックス91内には、各透視レ
ンズ92,93の下方にフィルムボックス96方向から
進行する光を透視レンズ92,93に向けて反射するミ
ラー94,95が傾斜状に且つ段差状に設けられてい
る。また、フィルムボックス96の背面は、光を採り入
れる採光窓103が形成され、その採光窓103に光を
乱反射する採光板104が取り付けられている。また、
フィルムボックス96内には、底板105の左右にフィ
ルムローラ97,98が立設され、該フィルムローラ9
7,98の頭部がフィルムボックス96の外側に突出し
て回転操作し得るようになっている。また、この2つの
フィルムローラ97,98間にフィルム35が掛け渡さ
れるが、その間には、複数の案内ローラ99〜102が
回転自在に立設されてフィルム35を案内するようにな
っている。ただし、案内ローラ99と100とは、図1
4に示すように、採光板104に近い位置で背面と平行
状に立設され、案内ローラ101と102とは、それと
平行状であってやや前方に立設され、案内ローラ100
と101との間でフィルム35が前後に移動するように
なっている。そして、この場合、透視レンズ92,93
間の距離L2は、見る人の左右の目の間隔にほぼ等しい
長さ(例えば、63mm)に設定されている。また、案
内ローラ100,101で距離L3で稼ぎ、(L1−L
3)の値を立体視し易い画像間隔(例えば、55mm)
を設定している。
【0031】上記のように構成されるビュワー90にお
いては、撮影したフィルムを一方のフィルムローラ98
に巻き付けた後、フィルムの先端を案内ローラ101,
102の前方から案内ローラ99,100の裏面に回し
て他方のフィルムローラ97に係止する。その状態でフ
ィルムボックス96を上方から差し込んで(この場合、
フィルムローラ97,98の頭部をはずしておき、フィ
ルムボックス96で被覆してから頭部を装着すれば良
い)組み付ける。しかして、透視レンズ92からは、採
光窓103の前方に位置するフィルム35の上半分に結
像された画像がミラー94を介して視認され、透視レン
ズ93からは、採光窓88の前方に位置するフィルム3
5の下半分に結像された画像がミラー95を介して視認
され得る。この場合、上下のフィルム面から各透視レン
ズ92,93までの光の進行距離が等しくなるようにミ
ラー94,95が設置されている。なお、フィルム35
をビュワー90に装着するときには、画像が倒立した状
態で取り付けることにより、ミラー94,95で反射さ
れた像が透視レンズ92,93を介して正立した状態で
視認し得る。
【0032】以上、実施例に係るパノラマ立体写真撮影
装置1の構成について説明してきたが、その作用につい
て以下説明する。なお、以下の説明では、360度のパ
ノラマ立体写真を撮影する場合の作用である。まず、撮
影すべき被写体を選択した後に、スイッチ83をONす
るとモータ76が駆動を開始して回転台装置部3が回転
を開始すると共にフィルム35がフィルム送給ローラ4
6によって給送され、同時にスイッチ83のONにより
駆動するモータ79の駆動により回転している巻取ロー
ラ40に巻取られる。このとき、回転方向に対して先行
する透視窓10aから入った光は、ミラー11a,11
bによってレンズ20aに導かれ、その後、スリット3
1aによってフィルム35の下半分に倒立像として結像
される。一方、回転方向に対して後行の透視窓10bか
ら入った光は、ミラー12a,12bによってレンズ2
0bに導かれ、その後、スリット31bによってフィル
ム35の上半分に倒立像として結像される。即ち、図1
5(A)に示すように、フィルム35の後方から見たと
きには、矢印で示すフィルムの進行方向に対して、同じ
被写体が距離L1の間隔を置いて左下と右上に倒立像と
して結像される。なお、回転開始時及び回転中には、装
置全体が回転中心軸51を中心として安定台8aに対し
て回転しようとする作用力が作用するが、緩衝バネ55
の付勢力によりそのような作用を抑制して、フィルム3
5上に結像される画像に縦縞が入ることを防止してい
る。
【0033】しかして、回転台装置部3が一回転した時
点で360度の被写体がフィルム35の上半分と下半分
とに分割されて連続的に結像され、その時点でスイッチ
83をOFFにすると、モータ76も急激に停止する。
しかしながら、カメラ装置部2が載置固定されている駆
動部収納ボックス7aは、慣性力により回転しようとす
るため、回転を停止した各歯車に急激な負荷がかかり、
仮に回転中心軸51が安定台8aに対して固着されてい
た場合には、その負荷の逃げ所がなくなり、負荷が最も
弱い歯車に集中して破損する事故が生ずる虞がある。し
かし、本実施例においては、慣性力による負荷が回転中
心軸51に作用して回転中心軸51を安定台8aに対し
て回転せしめることにより負荷を逃がし、その負荷によ
って回転した回転中心軸51が余分に回転しないように
緩衝バネ55で緩衝し、徐々に元の位置に戻すようにな
っている。
【0034】上記のようにして撮影されたパノラマ写真
は、図15(A)に示すように、1本のフィルム35の
下半分の領域35aに先行する透視窓10aから受け入
れられた画像が連続的に倒立像として結像され、上半分
の領域35bに後行する透視窓10bから受け入れられ
た画像が連続的に倒立像として結像される。また、フィ
ルム35の移動方向に対しては、先行する透視窓10a
からの画像が間隔L1だけ後方に位置することとなる。
これは、交換レンズ20a,20bの前方にアダプター
4を配置したからである。このように結像されたフィル
ム35をビュワー90で視認する場合には、倒立した像
を維持したまま、しかもフィルム35の進行方向と同じ
方向で画像を見たい場合には、図15(B)に示すよう
に、フィルム35の裏面を視認し得るようにした状態で
左右逆となるようにビュワー90に装着して矢印の方向
に回転する。このとき、後行する透視窓10bからの画
像がフィルム35の進行方向に対して前方の位置とな
り、先行する透視窓10aからの画像がフィルム35の
進行方向に対して後方の位置となり、フィルム35を裏
返し且つ左右逆に装着したこよにより、図14のフィル
ムローラ98に巻きつけた状態でフィルムローラ97を
巻くことで、実際に目で見た状態と同じになる。なお、
図15(A)に示す状態のままビュワー90に装着して
フィルムローラ98を巻くことにより実際に目で見た状
態と同じになるようにするには、ビュワー90内部で左
目用と右目用の像をプリズム等を使用して入れ替えでき
る構造としなければならない。
【0035】図15(B)に示すフィルム35をビュワ
ー90に装着して見たときには、左目には、ミラー94
及び透視レンズ92を介してフィルム35の下半分の領
域35bの裏面倒立画像を見ることができ、右目には、
透視レンズ93を介してフィルム35の上半分の領域3
5aの裏面倒立画像を見ることができ、しかもその画像
は、前記レンズ間隔L1を開けて撮影された視差のある
同じ画像であるため、立体的に視認できる。また、ビュ
ワー90を介して実際上左右の目で視認できないフィル
ム35上の画像間隔L1を案内ローラ100,101に
よって短縮して立体視しやすい距離としたので、確実に
パノラマ立体写真を見ることができる。なお、本実施例
では、視認間隔L2より大きなレンズ間隔L1を採用し
ているので、立体感の深みを増すという点で著しい効果
がある。
【0036】以上、本発明の実施例にかかるパノラマ立
体写真撮影装置1の構成及び作用について説明してきた
が、本実施例によれば、一対のレンズ20a,20bの
うち、一方のレンズ20bによる画像をフィルム幅の中
心から上方に結像し他方のレンズ20aによる画像をフ
ィルム幅の中心から下方に結像すると共に両画像の間隔
が所定間隔L1を保持して結像される結像機構と、回転
台装置部3の回転に連動してフィルム35を送るフィル
ム送給機構36と、が設けられているので、1本のフィ
ルム上に左右眼用の画像を作成することができ、ビュワ
ー90で視認する場合に、1本のフィルムを装着するだ
けで簡単且つ手軽にパノラマ立体写真を見ることができ
る。また、焦点距離の異なる一対の交換レンズ20a,
20bを着脱自在に交換し得るようにマウント21a,
21bが設けられ、しかも回転台装置部3の回転速度を
焦点速度に応じて選択できる変速機構56を設けたの
で、被写体を広角的な画像や望遠的な画像をきれいに撮
影することができる。
【0037】なお、上記した実施例では、360度のパ
ノラマ立体写真を撮影する場合について説明したが、必
ずしも360度でなくても通常の立体カメラで撮り得る
ことができない範囲の被写体を撮影する場合でも本発明
のパノラマ立体写真撮影装置1で撮影することは可能で
ある。また、上記した実施例では、変速機構56の組歯
車の数を4個として4種類の交換レンズと交換できるも
のを示したが、組歯車の数を任意に設定することによ
り、所望の種類の交換レンズを使用できるようにしても
良い。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、一対のレンズのうち、一方のレ
ンズによる画像をフィルム幅の中心から上方に結像し他
方のレンズによる画像をフィルム幅の中心から下方に結
像すると共に両画像の間隔が所定間隔を保持して結像さ
れる結像機構と、回転台装置部の回転に連動してフィル
ムを送るフィルム送給機構と、が設けられているので、
1本のフィルム上に左右眼用の画像を作成することがで
き、ビュワーで視認する場合に、1本のフィルムを装着
するだけで簡単且つ手軽にパノラマ立体写真を見ること
ができる。また、焦点距離の異なる一対の交換レンズを
着脱自在に交換し得るようにマウントが設けられ、しか
も回転台装置部の回転速度を焦点速度に応じて選択でき
る変速機構を設けたので、被写体を広角的な画像や望遠
的な画像をきれいに撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパノラマ立体写真撮影装置の側方
正面図である。
【図2】パノラマ立体写真撮影装置の斜視図である。
【図3】レンズの前方に配置されるアダプター4の斜視
図である。
【図4】アダプターの作用を示す概略図である。
【図5】レンズ部の構成を示す斜視図である。
【図6】レンズ部とフィルム送り部のフィルム面板との
関係を示す概略背面図・概略断面図である。
【図7】フィルム送り部及び回転駆動部の内部構成であ
る台回転機構を背面から見た斜視図である。
【図8】フィルム送り部の平面図である。
【図9】回転駆動部内に構成される台回転機構の作用を
示す平面概略図である。
【図10】台回転機構に含まれる変速機構を示す斜視図
である。
【図11】ビュワーの外観を示す斜視図である。
【図12】ビュワーの内部の構造を示す斜視図である。
【図13】ビュワーで視認する場合の作用を示す概略断
面図である。
【図14】ビュワー内のフィルムの移動を示す平面図で
ある。
【図15】撮影時及びビュワー視認時におけるフィルム
上の画像の配置関係を示す概略図である。
【符号の説明】
1 パノラマ立体写真撮影装置 2 カメラ装置部 3 回転台装置部 4 アダプター 5 レンズ部 6 フィルム送り部 7 回転駆動部 8 支持台部 20a,20b レンズ 21a,21b ミラー(結像機構;進行方向変換部
材) 30 フィルム面板 31a,31b スリット(結像機構) 35 フィルム 36 フィルム送給機構 45 フィルム送給ローラ 50 台回転機構 51 回転中心軸 56 変速機構 61 噛合変更装置 76 モータ 79 モータ 90 ビュワー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔を有する一対のレンズを備え
    たカメラ装置部と、該カメラ装置部が載置固定されて所
    定の速度で回転する回転台装置部と、からなり、 前記カメラ装置部には、前記一対のレンズとして一対の
    焦点距離の異なる交換レンズを着脱自在に装着し得ると
    共に所定の間隔を有して上下に形成されるマウントと、
    上方のマウントに装着したレンズからの入射光をフィル
    ム幅の中心から上方に形成されたスリットに導いてフィ
    ルム幅の上方のフィルム感光面に画像を結像し下方のマ
    ウントに装着したレンズからの入射光をフィルム幅の中
    心から下方に形成されたスリットに導いてフィルム幅の
    下方のフィルム感光面に画像を結像する結像機構と、前
    記回転台装置部の回転に歯車機構を介して連動してフィ
    ルムを送るフィルム送給機構と、が設けられ、 前記回転台装置部は、前記マウントに装着される交換レ
    ンズの焦点距離に応じた回転速度を選択し得る変速機構
    を含む台回転機構によって中心軸を中心として回転自在
    に設けられる回転駆動部と、該回転駆動部の前記中心軸
    を回転自在に支持する安定台と、からなり、 前記中心軸と安定台とを緩衝バネで連結した ことを特徴
    とするパノラマ立体写真撮影装置。
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