JP2666986B2 - 耐雷ホーン碍子装置 - Google Patents

耐雷ホーン碍子装置

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JP2666986B2
JP2666986B2 JP63271801A JP27180188A JP2666986B2 JP 2666986 B2 JP2666986 B2 JP 2666986B2 JP 63271801 A JP63271801 A JP 63271801A JP 27180188 A JP27180188 A JP 27180188A JP 2666986 B2 JP2666986 B2 JP 2666986B2
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horn
insulator
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哲也 中山
栄司 伊藤
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、耐雷ホーン碍子装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来の耐雷ホーン碍子装置においては、例えば、第4
図に示すようなアークホーン及び避雷碍子の取付金具が
使用されていた。
この従来構成では、一対の半円弧状をなす取付板31の
外周に連結片32を介してほぼ半円弧状に延びるアークホ
ーン33が固定され、両取付板31をボルト34及びナット35
により、電線支持碍子の端部外周に固定することによ
り、アークホーン33を電線支持碍子の端部に装着できる
ようになっている。また、この電線支持碍子に対するア
ークホーン33の装着時に、両取付板31の一端部間にアダ
プタ36を挟持固定して、このアダプタ36の先端部に避雷
碍子を支持するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この従来構成においては、電線支持碍子の
端部外周に一対の取付板31を固定してアークホーン33を
装着する際に、両取付板31の一端部間に避雷碍子支持用
のアダプタ36を挟持固定しなければならないため、それ
らの装着作業が非常に面倒で時間がかかるという問題点
があった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、電線支持碍子の端部にアークホーン及び避雷碍子
支持用のアダプタを同時に装着することができ、それら
の装着作業時間の短縮を図ることができるとともに、既
設の碍子装置への適用を容易に行い、避雷碍子と、その
沿面閃絡防止用のアークホーンとの関係を適正に保持し
たまま気中放電間隙の調整を容易に行うことができる耐
雷ホーン碍子装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、この発明は、接地物1
に電線支持碍子2を立設してその上端部に電線6を支持
し、該支持碍子2の上部に設けたキャップ金具3には一
対の半円弧状をなす上部取付板9を介して課電側のアー
クホーン12を支持し、前記電線支持碍子2の下端部外周
に固定された一対のほぼ半円弧状をなす下部取付板9の
外側に、ほぼ半円弧状に延びるアークホーン13をそれぞ
れ固定し、一方の下部取付板9の外周には上下方向への
傾角の調整可能なアダプタ14を片持ち支持し、該アダプ
タ14の先端部には下部ホーン支持金具20を介して避雷碍
子21の下端部を水平方向の位置調整可能に支持し、さら
に、前記避雷碍子21の上端部には前記課電側のアークホ
ーン12と所定の気中放電間隙Gをもって対向する接地側
のアークホーン29を上部ホーン支持金具24を介して水平
方向の位置調整可能に支持したものである。
[作 用] 上記のように構成された耐雷ホーン碍子装置によれ
ば、一対の取付板をボルト等で電線支持碍子の端部外周
に固定することにより、アークホーン及び避雷碍子支持
用のアダプタが電線支持碍子の端部に同時に装着され
る。
本願発明では上部のホーン支持金具24と、下部のホー
ン支持金具20とを使用して位置調整するようにしている
ので、もし、アダプタ14による避雷碍子21の上下方向の
傾角の調整が大きくなった場合にも適正に対処できる。
すなわち、一方のホーン支持金具20による水平方向の位
置調整のみにした場合、避雷碍子21の中心軸線からそれ
を取り巻くアークホーン27の中心軸線が大きく離れて、
避雷碍子21の沿面閃絡を防止する上で好ましくない。し
かし、上部と下部のホーン支持金具24,20にそれぞれ位
置調整機構を備えれば、避雷碍子21のアークホーン27,2
8との関係をほぼ適正に保ったまま気中放電間隙Gの調
整を適正に行うことができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を、第1図及び第2図に基
づいて詳細に説明する。
第2図に示すように、塔体の支持アーム1には電線支
持碍子2が立設固定され、その上下両端部にはキャップ
金具3,4が固定されている。上キャップ金具3上には電
線クランプ5が設けられ、この電線クランプ5により電
線支持碍子2の上端部に送電線6が支持されている。各
キャップ金具3,4の外周には取付金具7,8が取着され、特
に、下部取付金具8にこの発明の構成が具体化されてい
る。
第1図及び第2図に示すように、前記各取付金具7,8
はそれぞれ一対のほぼ半円弧状をなす取付板9から構成
され、両取付板9を電線支持碍子2のキャップ金具3,4
の外周に当接させた状態で、ボルト10及びナット11によ
り締め付け固定できるようになっている。各取付板9の
一端部には外側に向かって突片9aが一体に形成され、そ
れらの先端部には電線支持碍子2の沿面閃絡時の損傷を
軽減するためのアークホーン12,13が、ほぼ半円弧状に
延びるように溶接固定されている。また、各アークホー
ン12,13の両端部には、外側に向かって屈折伸長するよ
うに折曲部12a,13aが形成され、アークホーン12,13の先
端部から後述する避雷碍子21に向かってアークが指向し
にくい構成となっている。
前記下部取付金具8における一方の取付板9の外周に
はアダプタ14が、線路と直交する方向へ延在するように
一体的に突出固定されている。このアダプタ14は、取付
板9に溶接固定された第1の部材15と、その第1の部材
15の先端部に軸16により回動可能に連結された第2の部
材17とから構成されている。第2の部材17には前記軸16
を中心とした円弧状の長孔18が形成され、この長孔18を
介して第1の部材15に固定ネジ19を螺合することによ
り、第2の部材17を第1の部材15に対して所定の回動調
節位置に固定することができる。
前記アダプタ14の第2の部材17には下部ホーン支持金
具20が溶接固定され、その先端上面には避雷碍子21が長
孔22を介して螺合した複数のネジ23により、線路直交方
向へ移動調節可能に装着されている。避雷碍子21の上端
部には上部ホーン支持金具24が長孔25を介して螺合した
複数のネジ26により、線路直交方向へ移動調節可能に取
り付けられている。両ホーン支持金具20,24には、避雷
碍子21の沿面閃絡時の損傷を軽減するためのアークホー
ン27,28がそれぞれ取着されている。
前記上部ホーン支持金具20の上面には放電電極として
のアークホーン29が取り付けられ、前記電線支持碍子2
の上端側のアークホーン12に対し、所定の気中放電間隙
Gをおいて対向されている。また、この実施例において
は、アークホーン29の先端部に、電線支持碍子2から離
間する方向へ屈折伸長するように折曲部29aが形成さ
れ、アークホーン29の先端部から電線支持碍子2に向か
ってアークが指向しにくい構成となっている。
次に、前記のように構成された耐雷ホーン碍子装置に
ついて作用を説明する。
さて、この実施例の装置において、電線支持碍子2の
下端部にアークホーン13及び避雷碍子21支持用のアダプ
タ14を装着する場合には、下部取付金具8の取付板9に
アークホーン13及びアダプタ14が一体的に固定されてい
るため、一対の取付板9を電線支持碍子2の下端部外周
に当接させた状態で、ボルト10及びナット11により締め
付け固定すれば、アークホーン13及びアダプタ14が電線
支持碍子2の下端部に同時に装着される。従って、第3
図に示す従来構成に比較して、アークホーン及びアダプ
タの装着作業を容易かつ短時間に行うことができる。
ところで、上記構成の耐雷ホーン碍子装置において、
落雷に起因する異常高電圧が送電線6に加わると、その
電流が電線支持碍子2上のアークホーン12と避雷碍子21
上のアークホーン29との間の気中放電間隙Gで放電さ
れ、避雷碍子21に内蔵された非直線抵抗素子を経て、塔
体の支持アーム1に流れて接地される。また、その後に
生じる続流アークは、前記気中放電間隙G及び非直線抵
抗素子によって抑制遮断される。
また、この実施例の装置においては、避雷碍子21を支
持するためのアダプタ14が、回動位置調節可能に連結さ
れた第1及び第2の部材15,17から構成され、第2の部
材17に固定した下部ホーン支持金具20上に避雷碍子21が
線路直交方向へ移動調節可能に取り付けられると共に、
避雷碍子21の上端部に上部ホーン支持金具24が線路直交
方向へ移動調節可能に取り付けられているため、これら
の調節を任意に行うことにより、避雷碍子21を電線支持
碍子2に対し所定の間隔をおいた立設状態に容易に配置
することがでるとと共に、所定の気中放電間隙Gを容易
に設定確保することができる。
なお、この発明は次のように実施することもできる。
第3図に示すように、取付板9の形状をキャップ金具
4の形状に合わせて、幅広に形成し、両取付板9,9の端
部を上下二箇所でボルト締し、さらに、取付板9にアダ
プタ14の幅広の部材15を溶接固定すること。
[発明の効果] この発明は、以上説明したように構成されているた
め、一対の取付板をボルト等により電線支持碍子の端部
外周に固定するという至極簡単な作業で、電線支持碍子
の端部にアークホーン及び避雷碍子支持用のアダプタを
同時に装着することができ、それらの装着作業時間を短
縮することができるという優れた効果がある。
又、この発明は、既設の碍子装置への適用を容易に行
い、避雷碍子と、その沿面閃絡防止用のアークホーンと
の関係を適正に保持したまま課電側アークホーンと接地
側アークホーンとの気中放電間隙を適正に調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るアークホーンを備えた避雷碍子
取付金具の一実施例を示す平面図、第2図はその取付金
具を装備した耐雷ホーン碍子装置の全体を示す正面図、
第3図は本発明の別例を示す断面図、第4図は従来の取
付金具の平面図である。 1……接地物としての支持アーム、2……電線支持碍
子、6……電線、8……下部取付金具、9……取付板、
12,13,29……アークホーン、14……アダプタ、15……第
1の部材、16……軸、17……第2の部材、18,22,25……
長孔、19……固定ネジ、20……下部ホーン支持金具、21
……避雷碍子、24……上部ホーン支持金具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地物(1)に電線支持碍子(2)を立設
    してその上端部に電線(6)を支持し、該支持碍子
    (2)の上部に設けたキャップ金具(3)には一対の半
    円弧状をなす上部取付板(9)を介して課電側のアーク
    ホーン(12)を支持し、前記電線支持碍子(2)の下端
    部外周に固定された一対のほぼ半円弧状をなす下部取付
    板(9)の外側に、ほぼ半円弧状に延びるアークホーン
    (13)をそれぞれ固定し、一方の下部取付板(9)の外
    周には上下方向への傾角の調整可能なアダプタ(14)を
    片持ち支持し、該アダプタ(14)の先端部には下部ホー
    ン支持金具(20)を介して避雷碍子(21)の下端部を水
    平方向の位置調整可能に支持し、さらに、前記避雷碍子
    (21)の上端部には前記課電側のアークホーン(12)と
    所定の気中放電間隙(G)をもって対向する接地側のア
    ークホーン(29)を上部ホーン支持金具(24)を介して
    水平方向の位置調整可能に支持したことを特徴とする耐
    雷ホーン碍子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6154633U (ja) * 1984-09-14 1986-04-12
JPS62195812A (ja) * 1986-02-24 1987-08-28 日本碍子株式会社 送電線路用避雷碍子の支持構造

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