JP2666937B2 - 時計用バンドの締結構造 - Google Patents

時計用バンドの締結構造

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JP2666937B2 JP30381087A JP30381087A JP2666937B2 JP 2666937 B2 JP2666937 B2 JP 2666937B2 JP 30381087 A JP30381087 A JP 30381087A JP 30381087 A JP30381087 A JP 30381087A JP 2666937 B2 JP2666937 B2 JP 2666937B2
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知己 村上
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時計用バンド装着時の長さ調整のための構
造に関するものである。 〔従来の技術〕 時計用バンドは時計を腕に固定させるためのものであ
るが、個人により腕の太さは異なるもので時計を腕に装
着するのにあたり、従来の時計用バンドは、どの人にも
適用できるように多少の自由度をもたせるようになって
いる。その自由度は一般には腕首の径として55mmから70
mm位までのものに適応できるものであり、この程度の対
応能力があれば、個人差による腕首の太さに適応させて
直接時計を装着するのには充分であった。 このための構造として種々提案され商品化されてお
り、例えば、折り曲げ構造を用いたものやアジャスト機
構を用いたもの、あるいは時計バンド全体がジャバラ構
造を有して倍程度に伸びるよう構成されているもの等が
ある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、スポーツをするとき、例えばスキーを
するときとか、オートバイに乗る時等は厚手の手袋をは
めることになる。その時、従来の時計では手袋の下に隠
れてしまい、時計を見るのが非常にわずらわしくなる。
そこで、時計を手袋の外側に装着すれば、時計は見やす
くなるが、時計用バンドは、腕に厚手の手袋をはめたそ
の外側に装着できるような長さはない。反対に厚手の手
袋の上に装着できるように長目にしておいたとしても、
次に、その時計を腕首に直接装着するのには余分の部分
が非常に長くなり、余分の部分が時計表示面を覆ってし
まう等の欠点もある。 例えば、圧縮した時の厚さが1cm位の手袋をはめた上
に時計を装着する場合、70mm以上すなわち約70〜90mm程
度余分に長くする必要がある。 又、ジャバラバンドでは、はげしい運動に耐えれる程
の腕への固定性はないのはジャバラには伸縮性があるこ
とからも明らかである。 本発明の目的は、使用者が、普段腕首に直接装着する
ときも、又、厚手の手袋の上に装着する時も、自由に、
その時々に適合した長さに簡単に調整できる時計用バン
ドの締結構造を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するための本発明の構成は、時計ケー
スの一端にバンド固着部を設け、他端には時計バンドの
他方端を通過させるバンド通過穴部を形成するためのブ
リッジ部を備え、該ブリッジ部に前記時計バンドの任意
の位置を保持可能なバンド保持部材を設けたことを特徴
としている。 〔実施例〕 以下本発明を図面に基づいて詳述する。 第1図〜第6図は、本発明の1実施例を示す図面であ
り、第7図、第8図は、他の実施例を示す図面である。
第2図は、本発明を実施した時計を直接腕首に装着した
状態の断面図であり、第3図は、同じ時計を腕首に厚手
の手袋等のような物を装備した外側に装着した状態の断
面図である。 第1図は、第2図の矢視A−Aから見た時計平面図で
ある。第4図は、第2図のB−B断面拡大図である。第
5図は、第1図におけるバンド締結状態を詳細に示すD
−D断面拡大図であり、第6図は、第1図に示す円C内
の部分拡大平面図である。 また、第7図は本発明の他の実施例を示し、バンド締
結手袋の他の実施例であり第1図におけるD−D断面に
相当する断面拡大図であり、第8図は第7図に示す実施
例の時計ケース部分拡大平面図である。次に、第1図、
第2図、第3図を用いて、本発明を実施した時計の利用
状態について説明する。 まず、第2図において、1は使用者の腕首を示し、2
は腕時計ケースを示す。3はバンドを示しており、腕時
計ケース2は、バンド3の一端3Aをバネ棒4を用いて支
持固定するバンド支持部2Aと、バンド3が通過するバン
ド通過穴2Cと、バンド通過穴2Cを形成するブリッジ部2B
と、時計ムーブメントを収納するケース本体2Dとから成
っている。又、バンド3は、バンド3を腕時計ケース2
に支持するバネ棒4を挿入する穴の明いた固定端3Aと、
反対側の末端3Cまで一定間隔に設置された角穴3Bと、末
端3Cを角穴3Bに圧入して末端3Cを固定する末端コマ3Dと
から構成してある。なお、バンド3は、伸縮性のあるゴ
ム等でつくられた一枚の板状部材である。4は一般に利
用されているバネ棒であり、6は、後に第5図において
詳述するつく棒である。又、5は、手袋のような厚手の
布部材を示している。 次に、第2図において腕首1の上に直接装着した状態
を示すように、バンド3の一端である固定端3Aはバネ棒
4を介し、時計ケースの一方のバンド支持部2Aに支持さ
れている。次に時計ケースの他方では、ブリッジ部2Bと
ケース本体とで囲まれたバンド通過穴2Cをバンド3の末
端3Cが表示面に対し裏面側から通過し、再び、同じバン
ド3の上面に沿い、腕首1に適度の長さで巻きついた
後、末端3Cは末端コマ3Dによって、同じバンド3の角穴
3Bにて固定する。第3図は腕首1の上にさらに厚手の布
部材5を巻いた上に装着した状態を示している。第3図
の場合は第2図に比し腕首1に巻きつくバンド3の長さ
が変わるだけで装着方法は全く同じである。第2図及び
第3図の両図より明らかなように、装着する部分の径に
よって末端3Cの位置がかなり移動することがわかる。こ
れは、バンドの折り返し点は、ケース本体2Dの直近であ
るブリッジ部2Bにあるため、第2図の通常使用状態で、
腕首1の上に巻かれたバンド3の更にその上に折り返し
後のバンド3を巻くことができるため約倍の長さのバン
ド長にすることができるために、腕首1にかなり厚手の
布部材5を巻いても対応が可能になる。 次に時計ケース2を腕首1に装着してスポーツ等、は
げしい動きをしてもバンド3がはずれないようにする固
定構造について説明する。第4図はバンド3の末端3Cを
固定するための、末端コマ3Dについて説明するものであ
る。 前述のごとく、3Bは角穴、3Dは末端コマである。又、
3B1は角穴3Bを形成する壁面であり、3D1は、末端コマ3D
の先端にあり角穴3Bに嵌合する突起部である。第2図や
第3図において説明したごとく、ブリッジ部2Bのところ
で折り返したバンド3は、バンド3の上面に沿うように
して巻かれ末端コマ3Dを角穴3Bの一つに合わせる。そし
て第4図に示すように矢印(ア)の方向に押し込むこと
により、突起部3D1は、角穴3Bの壁面3B1とかみ合うよう
にして圧入固定される。これによって、第2図、第3図
に示すブリッジ部2Bで折り返したバンド3の余分な部分
は、腕1の周囲で遊ぶことなく固定される。 しかし、この部分のバンド3の固定方法では、確実な
ものではなく、余分な部分を保持する目的の固定であ
る。確実な固定は、第1図に示す、ブリッジ部2Bによっ
て、行われる。その固定方法について、2つの実施例を
提示する。第5図、第6図はその一実施例を示すもので
詳細に説明する。時計ケース2のブリッジ部2Bは、図示
のごとく、ケース本体2Dより外側に、はり出してバンド
通過穴2Cを形成している。さらに、ブリッジ部2Bの中央
付近には、一段細くなったツク棒6の回転中心となるツ
ク棒中心軸2B1を形成している。 ツク棒6は、回転中心穴6bと、回転中心穴6bの一部を
切り欠いた切り欠き溝6aと、ケース本体2Dの一部に噛み
合う先端6cとから形成してあり、切り欠き溝6aを利用し
て、ブリッジ部2Bのツク棒中心軸2B1にむり押込すると
ツク棒中心軸2B1とツク棒6の回転中心穴6bは、自由な
回転状態となる。 次に、バンド通過穴2Cにバンド3を時計ケース2の裏
面側より挿入する。そして、バンド3の角穴3Bに、ツク
棒6を挿入する。腕に装着された状態では、バンド3は
矢印(イ)の方向に引張られるから角穴3Bの壁面3B1に
よってツク棒6の先端6Cはケース本体2Dにひっかかり、
矢印(イ)方向に引張られている限りツク棒6は角穴3B
から脱することはない。又、バンド3の腕首1への巻き
つき長さを変えたいときは、まず、第4図において説明
したバンド3の末端コマ3Dをバンド3の角穴3Bから脱却
させ、第5図に示すバンド3を矢印(ウ)の方向に持ち
上げて、二点鎖線で示すような状態としてバンド3を矢
印(キ)方向に少々引張ってツク棒6を矢印(エ)の方
向に回転されるようにする。そして、ツク棒6の先端6C
をバンド3の角穴3Bからはずし、バンド3を巻き付き長
さをちぢめたいときは矢印(キ)の方向に引張り、又巻
き付き長さを伸ばしたいときは、矢印(カ)の方向に押
して、希望する長さにし、その時の適応する角穴3Bにツ
ク棒6の先端6Cを挿入する。このようにして、バンド3
の装着時の長さを自由に調整できる。このような調整後
は、かなりのはげしい運動をしても、バンド3の角穴3B
から、ツク棒6がはずれることはない。 次に、第7図、第8図を用いて、他の実施例について
説明する。腕時計ケース2のブリッジ部2Bは同じよう
に、ケース本体2の外側に張り出してバンド通過穴2Cを
形成している。又、ブリッジ部2Bの中央部には、第7図
の断面に示す如き、バンド3の角穴3Bに係合するための
突起部2B2が形成されている。 そこで、同様にして、バンド3をバンド通過穴2Cに挿
入し、第4図において説明したように、バンド3の末端
コマ3Dを固定すると、バンド3は、第7図に示す如く、
ブリッジ部2Bによって、U字形に折り曲げられる。その
時、角穴3Bの壁面3B1は、ブリッジ部2Bの突起2B2に係合
する。この状態にすることによって、バンド3の巻きつ
き長さが腕首1に対し固定される。 バンド3の巻きつき長さを変えたい時は、前述の実施
例と同様にして、第4図に示す末端コマ3Dを取りはず
し、第7図に示すようにバンド3を矢印(ケ)の方向に
持ち上げ、長さを矢印(コ)のいずれかの方向に調整
し、希望する長さに適合するバンド3の角穴3Bと、ブリ
ッジ部2Bの突起2B2とを係合させ、バンド3の末端3Dを
第4図において説明したように固定することで、装着時
には矢印(ク)の方向に引張られるため、はげしい運動
をしても、突起2B2と角穴3Bとの係合がはずれることは
なく、又、巻き付き長さの調整も非常に簡単である。 〔発明の効果〕 以上の説明で明らかなように、本発明によればスポー
ツウェアの上に時計を装着しても、腕に直接装着して
も、同様の強いバンドの固定保持ができるため、はげし
い運動をしてもバンドがゆるむことがなく、又、スポー
ツウェアの上に装着していた状態で、スポーツウェアを
ぬいだ時も、簡単な操作で、バンドの巻き付け長さを調
整できるし、これを構成する部品も非常に少なく、従来
の時計ケースを構成する部品に対し尾錠がケースと一体
化されている等部品点数を少なくできる等その効果は大
である。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第6図は、本発明の一実施例を示す図面であ
り、第2図は時計を腕に直接装着した状態、第3図は厚
手のスポーツウェアの上に装着した状態を示す各断面
図、第1図は、第2図の矢視A−Aからの平面図、第4
図は第2図のB−B断面拡大図、第5図は第1図のD−
D断面拡大図であり、第6図は第1図のC部拡大平面図
である。第7図は、第1図のD−D断面に相当する他の
実施例の断面拡大図、第8図は、第7図の時計ケースの
部分拡大平面図である。 2C……バンド通過穴、2B……ブリッジ部、 3A……固定端、6……ツク棒。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.時計ムーブメントを収納する時計ケースに結合され
    る時計用バンドの締結構造において、前記時計ケースの
    一端には前記時計バンドを固着するバンド固着部を形成
    するとともに、前記時計ケースの他端には前記時計バン
    ドが通過するバンド通過穴部を形成するためのブリッジ
    部を有し、該ブリッジ部には前記時計バンドの任意の位
    置を保持することのできるバンド保持部材を設け、前記
    時計バンドの一方端は前記時計ケースに固着され、他方
    端は前記バンド通過穴部を通過した後前記バンド保持部
    材にて保持固定されることを特徴とする時計用バンドの
    締結構造。
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