JP3227605U - ヘアーバンド - Google Patents
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Abstract
【課題】サイズ調整を行なう為の構成部材をヘアーバンドの内側に位置させて、ヘアーバンドの外観意匠をほぼ一定に保持するヘアーバンドを提供する。
【解決手段】頭髪の前方から両側部にかけて覆う基部2と、基部2の両端部に接続されて、基部2の両端部間の間隔を調整する袋状のサイズ調整部3と、サイズ調整部3内に収縮状態で装着された弾性体4とを備え、サイズ調整部3の一端部が、弾性体4の一端部とともに基部2に一体に接続され、サイズ調整部3の他端部が基部2の内側に開口するように接続され、弾性体4の他端部がサイズ調整部3の他端部から基部2の内側へ引き出されて配置され、かつ、弾性体4の他端部と基部2の他端部内側との間に、弾性体4を係止する係止手段5が設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】頭髪の前方から両側部にかけて覆う基部2と、基部2の両端部に接続されて、基部2の両端部間の間隔を調整する袋状のサイズ調整部3と、サイズ調整部3内に収縮状態で装着された弾性体4とを備え、サイズ調整部3の一端部が、弾性体4の一端部とともに基部2に一体に接続され、サイズ調整部3の他端部が基部2の内側に開口するように接続され、弾性体4の他端部がサイズ調整部3の他端部から基部2の内側へ引き出されて配置され、かつ、弾性体4の他端部と基部2の他端部内側との間に、弾性体4を係止する係止手段5が設けられている。
【選択図】図3
Description
本考案は頭髪を押さえてこの頭髪の乱れを防止したり、頭部のアクセサリーとして用いられるヘアーバンドに関するものである。
一般に、たとえば、運動時における頭髪の乱れを防止したり、あるいは、頭部を飾るためのアクセサリーとしてヘアーバンドが用いられている。
このヘアーバンドは、使用者の頭部の大きさやヘアースタイル等が異なる場合でも、使用者の頭髪に適度な接触圧を与える必要がある。
そして、従来では、このような要望に対応可能なヘアーバンドの一例が、たとえば、特許文献1において示されている。
この従来のヘアーバンドは、環状に形成されたバンド本体内に、その長さ方向にサイズ調整紐を挿通するとともに、このサイズ調整紐の両端部を、前記バンド本体の所定部位から外方に引き出した構成となっている。
そして、前記サイズ調整紐の、前記バンド本体からの引き出し量を調整することにより、前記バンド本体の環状の内径を調整し、調整後において、前記サイズ調整紐の両端部を結んで調整位置を固定するようにしたものである。
このような従来のヘアーバンドによって、使用者の頭部に合わせてヘアーバンドの内径を調整して、頭髪への接触圧を調整することが可能となったが、なお、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
すなわち、サイズ調整を行なう前記サイズ調整紐が前記バンド本体の外部に露出しており、この露出させられた部位において固定しなければならないことから、この結び目によってヘアーバンドの意匠性が損なわれてしまうという問題点である。
本考案のヘアーバンドは、前述した従来の問題点を解消せんとしてなされたもので、頭髪の前方から両側部にかけて覆う基部と、この基部の両端部に接続されて、前記基部の両端部間の間隔を調整する袋状のサイズ調整部と、このサイズ調整部内に収縮状態で装着された弾性体とを備え、前記サイズ調整部の一端部が、前記弾性体の一端部とともに前記基部に一体に接続され、前記サイズ調整部の他端部が前記基部の内側に開口するように接続され、前記弾性体の他端部が前記サイズ調整部の他端部から前記基部の内側へ引き出されて配置され、かつ、前記弾性体の他端部と前記基部の他端部内側との間に、前記弾性体を係止する係止手段が設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、前記弾性体の他端部を、前記サイズ調整部の他端部から前記基部の内側へ引き出すことにより、前記サイズ調整部の長さを縮めつつ前記基部の両端部の間隔を狭めることができる。
したがって、前記弾性体の前述した引き出し長さを調整することによって、前記基部と前記サイズ調整部とによって形成される環状体の内径を調整することができる。
そして、前述したように引き出された弾性体の他端部を、前記係止手段によって係止することにより、前述した調整位置を保持することができる。
ここで、前記弾性体が前記基部の内側に引き出されるとともに、この基部の内側において係止されることから、前記弾性体の引き出された部位やその係止部が前記基部の内側に隠される。
したがって、ヘアーバンドの外観の変化がほぼなく、その意匠性を維持することができる。
前記係止手段は、前記弾性体に形成されたボタンホールと、前記基部の他端部内側に取り付けられ、前記ボタンホールに掛け止めされるボタンとによって構成することができる。
この場合には、前記ボタンホールを前記弾性体の長さ方向に間隔をおいて複数設けることにより、複数の調整位置を設定することができる。
一方、前記弾性体の弾性によって、ある程度のサイズ変化を吸収することができるとともに、頭髪への接触圧を生じさせることができる。
また、前記係止手段は、平面ファスナーによって構成することも、ホックによって構成することも可能である。
このように、前記係止手段を変更した場合にあっても、これらが、前記基部の内側に位置させられて、この基部によって隠されるから、ヘアーバンドの外観の意匠を損なうことはない。
また、前記基部を、一対の環状の基部構成体を備え、一方の基部構成体の内側に他方の基部構成体を通すことにより一体化して構成することができる。
このような構成とすることにより、前記各基部構成体の図柄等を異なる図柄とすることができ、ヘアーバンドの意匠を容易に多様化することができる。
本考案のヘアーバンドによれば、そのサイズ調整を行なう為の構成部材を、ヘアーバンドの内側に位置させて、このヘアーバンドの外観意匠をほぼ一定に保持することができる。
以下、本考案の一実施形態について、図面を参照して説明する。
これらの図において、符号1は、本実施形態に係わるヘアーバンドを示す。
これらの図において、符号1は、本実施形態に係わるヘアーバンドを示す。
このヘアーバンド1は、後述する頭髪Hの前方から両側部にかけて覆う基部2と、この基部2の両端部に接続されて、前記基部2の両端部間の間隔を調整する袋状のサイズ調整部3(図1および図3参照)と、図3に示すように、前記サイズ調整部3内に収縮状態で装着された弾性体4とを備え、前記サイズ調整部3の一端部が、前記弾性体4の一端部とともに前記基部2に一体に接続され、前記サイズ調整部3の他端部が前記基部2の内側に開口するように接続され、前記弾性体4の他端部が前記サイズ調整部3の他端部から前記基部2の内側へ引き出されて配置され、かつ、前記弾性体4の他端部と前記基部2の他端部内側との間に、前記弾性体4を係止する係止手段5が設けられている。
前記基部2は、本実施形態では、一対の環状の基部構成体2a・2bを備え、一方の基部構成体2aの内側に他方の基部構成体2bを通すことにより一体化されて構成されている。
また、本実施形態では、前記係止手段5が、前記弾性体4に形成されたボタンホール6と、前記基部2の他端部内側に取り付けられ、前記ボタンホール6に掛け止めされるボタン7とによって構成されている。
そして、前記ボタンホール6は、前記弾性体4の長さ方向に間隔をおいて複数形成されており、前記ボタン7に、前記ボタンホール6の一つを選択的に掛け止めすることにより、前記弾性体4の引き出し長さを調整可能としている。
このように構成された本実施形態のヘアーバンド1は、前記弾性体4の他端部を、前記サイズ調整部3の他端部から前記基部2の内側へ引き出すことにより、前記サイズ調整部3の長さを縮めつつ前記基部2の両端部の間隔を狭める。
これによって、使用者の頭部の形態に合わせて、前記基部2と前記サイズ調整部3とによって形成される環状体の内径を調整することができる。
そして、前述したように引き出された弾性体4の他端部を、前記係止手段5によって係止することにより、前述した調整位置を保持する。
このようにサイズが調整された前記ヘアーバンド1を使用者の頭部を取り囲むように装着することによって使用される。
ここで、前記弾性体4が前記基部2の内側に引き出されるとともに、この基部2の内側において係止されることから、前記弾性体4の引き出された部位やその係止部が前記基部の内側に隠される。
したがって、前記ヘアーバンド1の外観の変化がほぼなく、その意匠性を維持することができる。
そして、前記サイズ調整を若干小さめに設定しておくと、頭部に装着した際に、前記弾性体4が若干伸ばされることにより、装着時に、この弾性体4の弾性力により、頭髪に適度な接触圧を与えることができる。
なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
たとえば、前記弾性体4の引き出し部位や前記係止手段5を、前記基部2によって包み込むような構成とすることもできる。
このような構成とすることにより、前記ヘアーバンド1を裏返しにして使用した場合にあっても、前記弾性体4や前記係止手段5の露出を防止することができる。
また、前記係止手段5を平面ファスナーによって構成したり、ホックによって構成することも可能である。
1 ヘアーバンド
2 基部
2a 基部構成体
2b 基部構成体
3 サイズ調整部
4 弾性体
5 係止手段
6 ボタンホール
7 ボタン
H 頭髪
2 基部
2a 基部構成体
2b 基部構成体
3 サイズ調整部
4 弾性体
5 係止手段
6 ボタンホール
7 ボタン
H 頭髪
Claims (5)
- 頭髪の前方から両側部にかけて覆う基部と、この基部の両端部に接続されて、前記基部の両端部間の間隔を調整する袋状のサイズ調整部と、このサイズ調整部内に収縮状態で装着された弾性体とを備え、前記サイズ調整部の一端部が、前記弾性体の一端部とともに前記基部に一体に接続され、前記サイズ調整部の他端部が前記基部の内側に開口するように接続され、前記弾性体の他端部が前記サイズ調整部の他端部から前記基部の内側へ引き出されて配置され、かつ、前記弾性体の他端部と前記基部の他端部内側との間に、前記弾性体を係止する係止手段が設けられ、この係止手段が、前記弾性体の長さ方向の所定領域に亙って複数設けられていることを特徴とするヘアーバンド。
- 前記係止手段が、前記弾性体に形成されたボタンホールと、前記基部の他端部内側に取り付けられ、前記ボタンホールに掛け止めされるボタンとによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアーバンド。
- 前記係止手段が、平面ファスナーによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアーバンド。
- 前記係止手段が、ホックによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアーバンド。
- 前記基部が、一対の環状の基部構成体を備え、一方の基部構成体の内側に他方の基部構成体を通すことにより一体化されて構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のヘアーバンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002119U JP3227605U (ja) | 2020-06-03 | 2020-06-03 | ヘアーバンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020002119U JP3227605U (ja) | 2020-06-03 | 2020-06-03 | ヘアーバンド |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017206442A Continuation JP2019076482A (ja) | 2017-10-25 | 2017-10-25 | ヘアーバンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3227605U true JP3227605U (ja) | 2020-09-03 |
Family
ID=72276390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020002119U Active JP3227605U (ja) | 2020-06-03 | 2020-06-03 | ヘアーバンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227605U (ja) |
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2020
- 2020-06-03 JP JP2020002119U patent/JP3227605U/ja active Active
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