JP2017159003A - ずれ防止構造ブレスレット等の装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のブレスレットは本体パーツが体の動きや重力により下に動いてしまっていた。
【解決手段】ブレスレット本体パーツ1のずれを防止する為、本体パーツ1の一端にアジャスター部6を丸環3でつなぎ、アジャスター部の先に繋いだチェーン4を本体パーツのもう一方の丸環2に通し、チェーン端末に付けた引き輪5をアジャスター部の任意の位置に掛けることで、動きを制限し、かつ装着性を良くした。
【選択図】 図1

Description

本発明はブレスレット等の装身具に関するものであり、特に、ブレスレットパーツとチェーンが一体となっていることを特徴とし、長さ調節によりずれを防止する装身具に関する。
従来から、ブレスレット装着中、体の動きや本体パーツの重さにより下に動いてしまっていた。
従来のブレスレットは、使用者の腕首等の太さに応じてその径を調整しているが、腕首等に嵌め込み易く、滑落し難く、また、良好なフィット感といった条件を満足するものは提案されていないのが実情である。具体的にその従来技術を示すと、以下の特許文献1〜3を挙げることができる。
特許文献1には、引き輪に固定されたリングに揺動可能に丸環を連結し、この丸環で折り返されたチェーンの一方の端部がスライド部材に固定され、他方が弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って延出して、引き輪に着脱可能に連結される連結部材に連結された長さ調整可能な装身用チェーンが示されている。
特許文献2に示されたネックレス・ブレスレット兼用チェーンは、2個のストッパー体と2本のチェーンを有し、それぞれのチェーンの一端は自己のストッパー体を貫通して他方のストッパー体に連結されている。また、ストッパー体の内部にゴム材やバネなどの弾性手段が内蔵され、弾性手段をそれぞれのチェーンが貫通していて弾性手段の弾力で各ストッパー体がそれぞれのチェーンに保持されている。さらに、2個のストッパー体間に1個又は複数個の装飾体が配置され、装飾体を2本のチェーンが貫通している。
特許文献3には2本のチェーンと一つの球体から構成されたブレスレットが示されており、一方のチェーン一端部に丸環を介して他方のチェーン一端部が連結されると共に、この他方のチェーンは球体を貫通して延出し一方のチェーン他端部で折り返されることにより、2本のチェーンで輪体が構成されている。また、一方のチェーン他端部で折り返された他方のチェーンの他端側は球体を貫通して他端部が自由端状に球体から延出している。
実用新案登録第3194055号公報 実用新案登録第3066656号公報 意匠登録第1542703号公報
しかしながら、特許文献1〜3は、いずれも摺動部材を用いて長さ調整する構成となっている。すなわち、特許文献1ではスライド部材が、特許文献2ではストッパー体が、特許文献3では球体が、それぞれ摺動部材に該当し、この摺動部材が、その内部を貫通するチェーンを所定の弾性力で狭着保持し、長さ調整の際はチェーンと摩擦力を伴うように摺動するものである。ところが、このような摺動部材は構造が複雑なので生産性が悪いと共に、耐久性も概して不十分であるため継続使用により機能も容易に損なわれやすい。また、ある程度力を入れて摺動させながら長さ調整しなければならないから使用感やフィット感も悪くなりがちである。しかも、摺動の保持力も十分でない場合が多く、不意な外力により摺動して長さが拡がって装身具が滑落してしまうおそれもある。
また、特許文献1は、チェーンの両端部を引き輪と連結部材とで掛止めするから、この掛止め部分でチェーンが大きく途切れた外観となり、輪体の美的統一感が損なわれている。しかも、同文献にはあくまで装身用チェーンとしての装身具のみが示されており装飾体が輪体に組込まれた構成は一切示されていないから、美的効果の幅が狭く装身具としての応用性が低いと言わざるを得ない。
特許文献2は、ストッパー体を2個使用するものであるから、装身具としての生産性、更には使用性や耐久性が更に悪いものとなる。また、装飾体をチェーンに設ける場合は、2個のストッパー体の間に2本のチェーンを貫通するようにして設けられるから、装着可能な装飾体の態様が制限されると共に、装着された装飾体の安定性や装身感にも難点を有する。
特許文献3は、輪体に装飾体を有さないブレスレットであるから、装飾体を有したブレスレットと比較して美的価値や意匠効果の幅が制限されたものとならざるを得ない。また、球体から他方のチェーンの他端部が自由端状に延出しているから、装身した際にこの紐状部分がブラついて使用者が不快感を感じたり動作の邪魔になるおそれがあると共に、ブレスレットとしての美的な統一感などの効果も損なわれるおそれがある。
そこで、本発明は上記課題を解決するため開発されたものであり、その目的とするところは、ブレスレット装着中、体の動きや本体パーツの重さにより下に動いてしまっていたこととあわせて、長さ調節可能なアジャスター部が本体部分のチェーンに絡み付いてしまう煩わしさもあったのでそれらを同時に解決しようとするものであり、使用者の腕首等に合わせて嵌め込み易く、その径を調整し易いばかりでなく、安定感があり、デザイン性にも優れたブレスレット等の装身具を提供することにある。
請求項1に係る発明は、本体パーツの一端にアジャスター部をつなぎ、アジャスター部の先に繋いだチェーンを本体パーツのもう一方の丸環に通し、チェーン端末に付けた引き輪をアジャスター部の任意の位置に掛けることで、長さの調節を可能とするブレスレットである。
請求項2に係る発明は、本体パーツの一端に設けたアジャスター部と、このアジャスター部の端部側に連設したチェーンと、このチェーンを通すために本体パーツの他端に設けた丸環と、この丸環に通したチェーンを巻き回した状態でチェーンの先端部に設けた引き輪又はフックをアジャスター部の任意の位置に掛止することにより、巻き回したチェーンの長さを調節可能に構成したブレスレットである。
請求項3に記載の発明は、ブレスレット本体の一端部側に延設した伸縮調整領域部と、伸縮調整領域部の端部に連設したチェーンと、このチェーンを挿通させるためにブレスレット本体の端部側に設けた挿通部と、挿通部に挿通させたチェーンを巻き回した状態で伸縮調整領域部にチェーンを止める止め具と、が備えられ、巻き回したチェーンの止め具を伸縮調整領域部の適宜位置に止めるようにしたブレスレットである。
上述の様に、本発明のブレスレット構造は、従来のブレスレット同様の脱着方法で、長さ調節が可能となりパーツの回転が防止出来ることは勿論、チェーンの一端を本体の丸環にくぐらせてある事でアジャスター部を手で押さえることなく片手で引き輪を掛けることができる。本体パーツの一端にアジャスターをつなぎ、アジャスターの先に繋いだチェーンをもう一方の丸環に通しチェーンの端末に付けた引き輪をアジャスターに掛けることで長さ調節を可能とすることができる。長さ調節をする事でより腕の太さに合った装着感が得られると同時に、その装着は極めて簡易でありながら安定した状態が保持され、使用価値の極めて高い装身具を提供できる。
本発明ブレスレット全体図である。
以下、本発明のブレスレット、ネックレス、アンクレット等の装身具のうち、ブレスレットの好ましい実施形態(第1実施形態〜第3実施形態)を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、ブレスレットの実施形態において、チェーンを巻き回した状態における外観の一例を示した外観図である。先ずブレスレットの実施形態において、第1実施形態を説明する。
図1において、本体パーツ1は、実施に応じて任意の材質・形態から選択可能であることは勿論であるが、本例の本体パーツ1は、図示するように、腕首に巻き付ける装飾体として好適な湾曲した細身の形態であり、腕首の太さの半分程度の長さで緩やかに湾曲した筒状の形態の装飾体である。本体パーツ1は、アジャスター部6やチェーン4と共にブレスレット(輪体)に組み入れられている。アジャスター部6は、後述する止め具5(引き輪5又はフック)を掛け止め可能に構成されたブレスレットの構成要素として好適な紐状体であり、本例では図示するように、所定の材質・形状及び長さ・太さから成る鎖体であり、紐状体の任意の位置の鎖輪に掛止部材を掛止可能である。
本例では、本体パーツ1の一端にアジャスター部6をつないでいる。本例では、図1に示すように、本体パーツ1の一端には丸環3が固着されており、この丸環3に、アジャスター部6の他端側のリング6bが掛けられることで、アジャスター部6がつながれているが、図示されているように、本体パーツ1とアジャスター部6とが丸環3のような部材を介することなく、直接連設されるように構成することも可能であることは勿論である。
本例では、アジャスター部6の先に繋いだチェーン4を本体パーツ1のもう一方の丸環2に通している。具体的には、チェーン4は、アジャスター部6の端部リング6aとチェーン4の端部リング4aとが交差することでアジャスター部6の先に繋がれており、このチェーン4の端部リング4aの反対側(端末側)は、本体パーツ1の他端(もう一方側)に設けられた丸環2を挿通し、且つ丸環2でチェーン4がほぼ反対方向に折り返すようにして延出している。なお、チェーン4は、ブレスレットの構成要素として好適な紐状体であり、本例では図示するように、アジャスター部6の鎖輪の大きさよりやや小さい鎖輪からなり、アジャスター部6より数倍程度の長さの鎖体である。丸輪2は、図示するように、チェーン4の1本分を挿通して折り返し、この折返し状態で自由にチェーン4を摺動可能に構成されていれば好適であり、本例では本体パーツ1の太さとほぼ同じ大きさのリングで構成されている。
本例では、チェーン4端末に付けた引き輪5をアジャスター部6の任意の位置に掛けることで、長さの調節を可能としている。具体的には、アジャスター部6は鎖体であるから、引き輪5をアジャスター部6の任意の位置の鎖輪に交差させて掛止することができ、この掛止の位置に応じて、チェーン4が丸環2を挿通して延出する延出長さが決まり、もって輪体の周長が決まることでブレスレットの径調節が可能となっている。引き輪5は、本例では図示するように、アジャスター部6の鎖輪よりやや大きい輪で構成されており、具体的には、この引き輪5に遊嵌状に設けられたリング5bが、チェーン4の端末部リング4bと交差することでチェーン4端末に付けられている。
続いて、ブレスレットの実施形態における第2実施形態を説明する。なお、本例における本体パーツ1、丸環2、丸環3、チェーン4、引き輪5、アジャスター部6は、それぞれ前記第1実施形態において説明したものと同じである。
図1において、本例では、本体パーツ1の一端にアジャスター部6を設けている。本例では、本体パーツ1の一端には丸環3が長さ方向に突出するように固着されており、この丸環3に、アジャスター部6の他端側のリング6bが掛けられることで、アジャスター部6が設けられているが、図示されているように、本体パーツ1とアジャスター部6とが丸環3のような部材を介することなく直接的に連設されるように構成することも可能であることは勿論である。
図1において、本例では、アジャスター部6の端部側には、チェーン4が連設されている。具体的には、チェーン4は、アジャスター部6の端部リング6aとチェーン4の端部リング4aとが交差することでアジャスター部6の端部側に連設されている。
図1において、本例では、チェーン4を通すために本体パーツ1の他端に丸環2を設けており、この丸環2に通したチェーン4を巻き回した状態にしている。具体的には、端部リング4aでアジャスター部6の端部側に連設されたチェーン4の反対側(先端部側)は、本体パーツ1の他端に設けられた丸環2を通すと共に、図示するように、丸環2でチェーン4がほぼ反対方向に折り返すようにして延出させることで、チェーン4を巻き回した状態としている。
図1において、チェーン4の先端部には引き輪5又はフックが設けられている。具体的には、引き輪5には遊嵌状にリング5bが設けられており、このリング5bがチェーン4の先端部リング4aと交差することでチェーン4の先端部に引き輪5が設けられている。なお、引き輪5は、図示するように切り欠きリング形状の中空部材から成る通常の構成であり、円周方向にバネ弾発されているつまみ(インデックス)を開けることでリングを切り欠き状態とし、この切り欠き部分をアジャスター部6に掛止するものであるから、例えば引き輪5の代わりに、簡易な切り欠きリング形態のもの、すなわちフック状のものを用いてもよい。フックを用いた場合はブレスレットの構成がより簡易なものとなると共に、形状等の選択の幅も広がるから、ブレスレットの生産性や耐久性、或は美感がより良好なものとなり得る。
図1において、チェーン4の先端部に設けた引き輪5又はフックをアジャスター部6の任意の位置に掛止することにより、巻き回したチェーン4の長さを調節可能に構成されている。具体的には、アジャスター部6は鎖体であるから、引き輪5又はフックをアジャスター部6の任意の位置の鎖輪に交差させて掛止することができ、この掛止の位置に応じて、チェーン4が丸環2に挿通されて延出する延出長さが決まり、もって巻き回したチェーン4の長さをアジャスター部6の長さの範囲で任意に調節可能となることで、ブレスレットの径(サイズ)調節が可能となる。
続いて、上記第1実施形態又は第2実施形態の使用方法を図面に基づいて説明する。本例のブレスレットを装身する前は、通常は、引き輪5がアジャスター部6に掛止されておらず、チェーン4のリング4a側が自由端の状態である。ただし、この状態において、図示するように、引き輪5のサイズは丸環2の径より大きく、引き輪5は丸環2を通過することはできないから、丸環2を挿通したチェーン4を引き戻して輪体を拡径させても、引き輪5は丸環2で係止されてブレスレットの輪体は維持される。よって、長さ調節を考慮しない場合、本例のブレスレットの最大径は、本体パーツ1とアジャスター部6とチェーン4との各長さの合計長さに略等しい。
先ず、本例のブレスレットを腕首に通す。この際、引き輪5が掛止めされていないから、自由に腕首の太さや位置に合わせてブレスレットの径調節が可能である。長さ調節を考慮する場合、すなわち引き輪5をアジャスター部6に掛止し得る状態における本例のブレスレットの最大径は、本体パーツ1の長さと、アジャスター部6の長さと、チェーン4の長さの約半分程度の長さとの合計長さに概ね等しい。よって当然ながら、少なくともこの最大径(合計長さ)に収まる太さの装身箇所(腕首)に装身することが好ましい。
次いで、本例のブレスレットの位置・向きを調節する。ブレスレットであるから、通常は腕首のくるぶしの前後附近の位置(腕首の最も細い位置付近)とし、本体パーツ1が手の甲側となる向きが好適であるが、次に示すように本例のブレスレットは径調節により位置・向きを固定・係止可能であるから、基本的には任意の位置・向きに選択固定可能である。
次いで、遊嵌状に手首に挿通された本例のブレスレットの長さを調節(径調節)することにより、本例のブレスレットを好みの装身箇所に好みの締め付け力で固定(係止)させる。具体的には、本例のブレスレットの位置・向きが変わらないように腕に対して係止させつつ、丸環2を通って延出した引き輪5側の自由端状態のチェーン4を、空いた片方の手指で摘まんで適宜引っ張ることで、丸環2を起点として本例のブレスレットを縮径させて腕に適切に締め付け、この締め付け状態が適切に維持されるようなアジャスター部6の適切な位置を選択して、その位置に引き輪5を掛止することにより本例のブレスレットが装身できる。また、本例のブレスレットを腕首から取り外す際は、アジャスター部6に掛止状態の引き輪5を解除して取り外せば、自ずと本例のブレスレットが拡径して装身位置からの係止が解放されるから、そのまま腕首から取り外すことができる。
以上の動作は、基本的に全て片手で簡単にできる。すなわち上記のように、先ず片手で本例のブレスレットを把持し、次いでもう片方の手の腕首にこれを通し、その位置・向きを適宜決めつつチェーン4を引っ張って腕首に締め付け、最後に引き輪5をアジャスター部6に掛止することで、腕首に本例のブレスレットを係止・装身させることができるから、本例のブレスレットは、基本的には両手さえ空いていれば任意の状態において簡単かつ即座に装身することができ、かつ、取り外すことができる。なお、片手の指先のみで引き輪5の掛止又は掛止の解除をする場合は、引き輪5の代わりにフック(乃至はフック状の簡易な掛止部材)を使用すれば、片手の指先のみであってもこの掛止又は掛止の解除操作が容易となるため好適である。
続いて、ブレスレットの実施形態における第3実施形態を説明する。
図1において、ブレスレット本体1は、実施に応じて任意の材質・形態から選択可能であることは勿論であるが、本例のブレスレット本体1は、図示するように、腕首に巻き付ける装飾体として好適な湾曲した細身の形態であり、腕首の太さの半分程度の長さで緩やかに湾曲した筒状の形態の装飾体である。ブレスレット本体1は、伸縮調整領域部6やチェーン4と共にブレスレット(輪体)に組み入れられている。伸縮調整領域部6は、後述する止め具5(引き輪5又はフック)を掛け止め可能に構成されたブレスレットの構成要素として好適な紐状体であり、本例では図示するように、所定の材質・形状及び長さ・太さから成る鎖体であり、鎖体なので紐状体の任意の位置に掛止め可能となっている。
本例では、ブレスレット本体1の一端部側に伸縮調整領域部6が延設されている。本例では、図1に示すように、ブレスレット本体1の一端部側には丸環3が固着されており、この丸環3に、伸縮調整領域部6の他端側のリング6bが交差して掛けられることで、伸縮調整領域部6が延設されているが、ブレスレット本体1と伸縮調整領域部6とが丸環3のような部材を介することなく直接連設されるように構成することも可能であることは勿論である。
本例では、伸縮調整領域部6の端部にはチェーン4が連設されている。具体的には、チェーン4は、伸縮調整領域部6の端部リング6aとチェーン4の端部リング4aとが交差して掛けられていることで伸縮調整領域部6の端部に連設されている。なお、チェーン4は、ブレスレットの構成要素として好適な紐状体であり、本例では図示するように、伸縮調整領域部6の鎖輪の大きさよりやや小さい鎖輪からなり、伸縮調整領域部6より数倍程度の長さの鎖体である。
本例では、チェーン4を挿通させるためにブレスレット本体1の端部側に挿通部2が設けられている。具体的には、挿通部2は、チェーン4の1本分を挿通して折り返し、この折返し状態で自由にチェーン4を摺動可能に構成されていれば好適であり、本例では図示するようにブレスレット本体1の太さとほぼ同じ大きさのリングで構成されている。
本例では、挿通部2に挿通させたチェーン4を巻き回した状態で伸縮調整領域部6にチェーン4を止める止め具5(引き輪又はフック)が備えられている。具体的には、このチェーン4の端部リング4aの反対側は挿通部2を挿通し、且つ挿通部2でチェーン4がほぼ反対方向に折り返すようにして延出している。止め具5は、図示するように、伸縮調整領域部6の鎖輪よりやや大きい輪で構成された引き輪5であり、この引き輪5に遊嵌状に設けられたリング5bが、チェーン4の端末部リング4bと交差することでチェーン4末端部に備えられている。
本例では、巻き回したチェーン4の止め具5を伸縮調整領域部6の適宜位置に止めるようにしている。具体的には、伸縮調整領域部6は鎖体であるから、止め具5を伸縮調整領域部6の任意の位置の鎖輪に交差させて掛止することができ、この掛止の位置に応じて、チェーン4が挿通部2を挿通して延出する延出長さが決まり、もって輪体(ブレスレット)全体の周長が決まることでブレスレットの径調節が可能となっている。
続いて、上記第3実施形態の使用方法を図面に基づいて説明する。
先ず、本例のブレスレットを腕首に通す。この際、止め具5が掛止めされていないから、自由に腕首の太さや位置に合わせてブレスレットの径調節が可能である。当然ながら、止め具5を伸縮調整領域部6に掛止し得る状態における本例のブレスレットの最大径は、ブレスレット本体1の長さと、伸縮調整領域部6の長さと、チェーン4の長さの約半分程度の長さとの合計長さに概ね等しい。よって、少なくともこの最大径(合計長さ)に収まる太さの装身箇所(腕首)であれば好適である。
次いで、本例のブレスレットの位置・向きを調節する。ブレスレットであるから、通常は腕首のくるぶしの前後附近の位置(腕首の最も細い位置付近)とし、ブレスレット本体1が手の甲側となる向きが好適であるが、次に示すように本例のブレスレットは径調節により位置・向きを固定・係止可能であるから、基本的には任意の位置・向きに選択固定可能である。
次いで、遊嵌状に手首に挿通された本例のブレスレットの長さを調節(径調節)することにより、本例のブレスレットを好みの装身箇所に好みの締め付け力で固定(係止)させる。具体的には、本例のブレスレットの位置・向きが変わらないように腕に対して係止させつつ、挿通部2を通って延出した止め具5側の自由端状態のチェーン4を、空いた片方の手指で摘まんで適宜引っ張ることで、挿通部2を起点として本例のブレスレットを縮径させて腕に適切に締め付け、この締め付け状態が適切に維持されるような伸縮調整領域部6の適切な位置を選択して、その位置に止め具5を掛止することにより本例のブレスレットが装身される。また、本例のブレスレットを腕首から取り外す際は、伸縮調整領域部6に掛止状態の止め具5を解除して取り外せば、自ずと本例のブレスレットが拡径して装身位置からの係止が解放されるから、そのまま腕首から取り外すことができる。
以上の動作は、基本的に全て片手で簡単にできる。すなわち上記のように、先ず片手で本例のブレスレットを把持し、次いでもう片方の手の腕首にこれを通し、その位置・向きを適宜決めつつチェーン4を引っ張って腕首に締め付け、最後に止め具5を伸縮調整領域部6に掛止することで、腕首に本例のブレスレットを係止・装身させることができるから、本例のブレスレットは、基本的には両手さえ空いていれば任意の状態において簡単かつ即座に装身することができ、かつ、取り外すことができる。なお、片手の指先のみで引き輪5の掛止又は掛止の解除をする場合は、引き輪5の代わりにフック(乃至はフック状の簡易な掛止部材)を使用すれば、片手の指先のみであってもこの掛止又は掛止の解除操作が容易となるため好適である。
上記第1〜3実施形態のブレスレットは、摺動部材を使用せず簡易な掛止構造のみにより長さ調整可能となっているから、極めて容易な腕首等に対する着脱及び腕首等に装着した状態における長さ調整が可能となると共に強固に長さが固定されて滑落を確実に防止しつつ自由な態様で身体に装身可能となるばかりか、装身具の生産性が向上すると共に良好なフィット感・装着感も発揮される。また、輪体に装飾体が組み入れられているから、装飾体が高い安定性をもって装身具に設けられ、しかも幅広いタイプの装飾体を装身具に設けることができ装身具の美的応用の幅が広がる。さらに、装身具は両端部が途切れることなく連続し且つ自由端を有さない態様で閉じた輪体状に構成されるから、チェーンによる美的統一感が保たれ高い意匠効果を発揮できると共に、使用感も快適なものとなる。
続いて、本発明の装身具のうち、ネックレスの好ましい実施形態を説明する。
本発明の装身具(ブレスレット)をネックレス(乃至は、輪体として身体に巻き付け、長さ調節による縮径で装身箇所に締め付けて係止する使用態様)として使用する場合であっても、その構成や使用方法は、上記ブレスレットの場合と基本的には同様である。
ただし、頸部は腕首に対して太く、しかも通常は、頸部に締め付けるように係止させることはなく、かなり大きな遊びをもって頸部に巻き掛けられるものであるから、少なくとも同一人物が使用する際はチェーン4やアジャスター部6の長さはブレスレットの場合より長く、また、ネックレスに適したデザイン・材質・強度のものであれば好適である。引き輪5も同様に、ネックレスに適した構造・材質のものであれば好適であり、アジャスター部6への掛止の際はブレスレットの場合と異なり、通常は両手が空いた状態で行えるから、この意味でフックよりは掛止効果が確実な引き輪5が好ましい。さらに、例えば趣によっては、引き輪5をアジャスター部6に掛止せずに、チェーン4が丸環2に自由に摺動可能な状態で使用することも可能である。また、装飾体としての本体パーツ1もネックレスの装飾体として様々な形態のものを任意に選択可能であるが、基本的には胸部に位置させられる場合が多いことから、この意味で通常は、図1に示したブレスレットの場合の本体パーツ1より大ぶりなデザインのものが好ましいと言える。
本体パーツ1(ブレスレット本体)の丸環(挿通部)は本体チェーン4がスムーズに通るサイズが好ましく、長さ調節のためのアジャスター部6(伸縮調整領域部)は引き輪5(止め具)をかけることができる輪の連続した形状のチェーンが好ましい。また全体のデザインを重視するため本体パーツと同素材の金属、色が好ましい。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。製品の組み立て過程において丸環3よりアジャスターチェーンを組み立て、アジャスター部6の末端にチェーン4を繋げる。このとき丸環2にチェーン4を通しておく。引き輪5を使い、アジャスター部6につなぐ。
引き輪5を使い、アジャスター部6に繋ぐ時、自身の腕に対し最適な長さの部分で固定することが出来る。アジャスター部6が本体パーツ1に固定されていることで装着時のずれ防止も兼ねる。装着具を繋げる。
さらに、上記の例はブレスレットの例について説明したが、腕首に装着するブレスレットの技術を、装身具としてアンクレットに適用し得ることは勿論である。
本発明は、ブレスレット等を製造する産業で利用される。
1 本体パーツ(ブレスレット本体)
2 丸環(挿通部)
3 丸環
4 チェーン
5 引き輪(止め具)
6 アジャスター部(伸縮調整領域部)

Claims (3)

  1. 本体パーツの一端にアジャスター部をつなぎ、アジャスター部の先に繋いだチェーンを本体パーツのもう一方の丸環に通し、チェーン端末に付けた引き輪をアジャスター部の任意の位置に掛けることで、長さの調節を可能とすることを特徴とするブレスレット。
  2. 本体パーツの一端に設けたアジャスター部と、このアジャスター部の端部側に連設したチェーンと、このチェーンを通すために前記本体パーツの他端に設けた丸環と、この丸環に通したチェーンを巻き回した状態で前記チェーンの先端部に設けた引き輪又はフックを前記アジャスター部の任意の位置に掛止することにより、巻き回したチェーンの長さを調節可能に構成したことを特徴とするブレスレット。
  3. ブレスレット本体の一端部側に延設した伸縮調整領域部と、伸縮調整領域部の端部に連設したチェーンと、このチェーンを挿通させるためにブレスレット本体の端部側に設けた挿通部と、挿通部に挿通させたチェーンを巻き回した状態で伸縮調整領域部にチェーンを止める止め具と、が備えられ、巻き回したチェーンの止め具を伸縮調整領域部の適宜位置に止めるようにしたブレスレット。
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