JP3194055U - 装身用チェーン - Google Patents
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Abstract
【課題】チェーンを丸環で折り返すことで、スムーズに長さ調節できる装身用チェーンを提供する。【解決手段】装身用チェーン1は、引き輪2に固定されたリングに、小径のリング3を介して揺動可能に丸環4を連結している。該丸環4には、チェーン10の一方端側が折り返されており、該折り返されたチェーンの一方の端部11がスライド部材5に固定されたリングに連結されている。前記チェーン10の他方は、弾性体を内蔵したスライド部材5の貫通孔を挿通して延出し、その他方の端部12が連結部材の一例として示す穴あきプレート6の基端に連結されている。穴あきプレート6の基端側に形成された小孔に、小径のリング8が連結され、該リング8にチェーン10の他方の端部12が連結されている。【選択図】図1
Description
本考案は、スムーズに長さ調節できる装身用チェーンに関するものである。
従来、例えば、実公昭48−24069号の伸縮自在なネックレスでは、リングチェンの一端に連結環を取付けたネックレスにおいて、リングの長径より狭い間隔をもつて設けた2つの穴を有する調節部材に前記クサリを挿通し、リングチェンの他端に環を介して調節部材の一端に固着し、該調節部材と環間のリングチェンには環を挿通し、調節部材と連結環との間のクサリには装飾物を自由?通した構成が開示されており、これによってクサリの長さを調節して、好みに応じて装飾物の位置を変えることができる。
また、特開2005−318978号の装身具では、首などに巻装できる鎖体と、該鎖体に掛止できる装飾体からなり、装飾体は中空で、鎖体の断面径よりやや大きい少なくとも2個の透孔がありかつ、上記球体内に収められ、その外径が上記透孔よりやや大きく、内径が上記鎖体の断面径よりやや小さい円筒状の弾性係止片を設けた構成からなっており、鎖体の長さ調整を行う構成が開示されている。
しかし、前者では、調節部材に形成された2つの穴に鎖を通して長さ調整を行うため、スムーズに鎖を伸縮させることができにくい。
また、鎖が折り返される環には取付片を介して連結環に着脱しているため、前記環の動きも固くなるという不具合がある。
後者では、鎖体を折り返すことなく、一対の装飾体間に鎖体を通して伸縮可能とするため、装飾体が鎖体を摺動させる際に対向する装飾体にも力が加わり、スムーズな伸縮が行いにくいという不具合があった。
また、特開2005−318978号の装身具では、首などに巻装できる鎖体と、該鎖体に掛止できる装飾体からなり、装飾体は中空で、鎖体の断面径よりやや大きい少なくとも2個の透孔がありかつ、上記球体内に収められ、その外径が上記透孔よりやや大きく、内径が上記鎖体の断面径よりやや小さい円筒状の弾性係止片を設けた構成からなっており、鎖体の長さ調整を行う構成が開示されている。
しかし、前者では、調節部材に形成された2つの穴に鎖を通して長さ調整を行うため、スムーズに鎖を伸縮させることができにくい。
また、鎖が折り返される環には取付片を介して連結環に着脱しているため、前記環の動きも固くなるという不具合がある。
後者では、鎖体を折り返すことなく、一対の装飾体間に鎖体を通して伸縮可能とするため、装飾体が鎖体を摺動させる際に対向する装飾体にも力が加わり、スムーズな伸縮が行いにくいという不具合があった。
この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、チェーンの長さ調整をスムーズに行うことで長さ調整が可能なチェーン構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
引き輪に固定されたリングに揺動可能に丸環を連結し、該丸環で折り返されたチェーンの一方の端部がスライド部材に固定され、他方が弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って延出して、前記引き輪に着脱可能に連結される連結部材に連結されていることを特徴とする。
引き輪に固定されたリングに揺動可能に丸環を連結し、該丸環で折り返されたチェーンの一方の端部がスライド部材に固定され、他方が弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って延出して、前記引き輪に着脱可能に連結される連結部材に連結されていることを特徴とする。
また、請求項2の考案では、
引き輪に固定されたリングに揺動可能に丸環を連結し、該丸環で折り返されたチェーンの一方の端部がスライド部材に固定され、他方が弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って延出し、他方の弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って前記引き輪に連結される連結部材に揺動可能に連結された丸環に挿入されて折り返され、先端が前記他方のスライド部材に固定されてなることを特徴とする。
引き輪に固定されたリングに揺動可能に丸環を連結し、該丸環で折り返されたチェーンの一方の端部がスライド部材に固定され、他方が弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って延出し、他方の弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って前記引き輪に連結される連結部材に揺動可能に連結された丸環に挿入されて折り返され、先端が前記他方のスライド部材に固定されてなることを特徴とする。
この考案の装身用チェーンでは、スライド部材によりチェーンを伸縮させる際にチェーンは揺動可能に連結された丸環で折り返されるようになっているので、湾曲面同士の接触となり抵抗が少なく、スライド部材をチェーンに沿って摺動する際にスムーズに移動させることができ、容易に取り扱うことができる。
この考案は、丸環を引き輪や穴あきプレートのような連結部材に揺動自在に連結した状態で、前記丸環に伸縮用のチェーンを折り返すように形成することで、抵抗の少ないスムーズなチェーンの伸縮操作を実現した。
以下に、この考案の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
以下に、この考案の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図1に示す実施例1の装身用チェーン1は、引き輪2に固定されたリング2aに、小径のリング3を介して揺動可能に丸環4を連結している。
該丸環4には、チェーン10の一方端側が折り返されており、該折り返されたチェーンの一方の端部11がスライド部材5に固定されたリング5aに連結されている。
該丸環4には、チェーン10の一方端側が折り返されており、該折り返されたチェーンの一方の端部11がスライド部材5に固定されたリング5aに連結されている。
前記チェーン10の他方は、図示省略の弾性体を内蔵したスライド部材5の貫通孔を挿通して延出し、その他方の端部12が連結部材の一例として示す穴あきプレート6の基端に連結されている。
図示例の場合、穴あきプレート6の基端側に形成された小孔6aに、小径のリング8が連結され、該リング8にチェーン10の他方の端部12が連結されている。
図示例の場合、穴あきプレート6の基端側に形成された小孔6aに、小径のリング8が連結され、該リング8にチェーン10の他方の端部12が連結されている。
ここで前記弾性体の構造は、チェーンを通す穴を有する公知の構造を用いることができ、要するにチェーンを任意の位置で拘束する抵抗力を有し、所定の力を加えることで摺動可能な弾性力を有するものであればよい
そして、前記穴あきプレート6の連結用の穴7を引き輪2に掛止めることで、端部が開放されていたチェーン10が無端状に連結されて装身用チェーン1として使用に供することができる。
そして、前記穴あきプレート6の連結用の穴7を引き輪2に掛止めることで、端部が開放されていたチェーン10が無端状に連結されて装身用チェーン1として使用に供することができる。
本実施例では、前記スライド部材5をチェーン10に沿って前後に摺動させることで、チェーン10を伸縮して、最長となる1連の輪から最短となる2連の輪まで自在に伸縮し変形させることができる。
図中Tは、チェーン10に取り付けたペンダントトップの一例であるが、この考案ではチェーンだけで使用するものでもよい。
また、図示例ではネックレスとして用いる場合を例示したが、ブレスレットやアンクレットその他の装身用チェーンとして用いるものにも適用することができる。
図中Tは、チェーン10に取り付けたペンダントトップの一例であるが、この考案ではチェーンだけで使用するものでもよい。
また、図示例ではネックレスとして用いる場合を例示したが、ブレスレットやアンクレットその他の装身用チェーンとして用いるものにも適用することができる。
図4に示す実施例2の装身用チェーン1は、スライド部材を左右に一対設けた異なる実施例を示す。
この装身用チェーン1は、前記実施例1と同様に、引き輪2に固定されたリング2aに、小径のリング3を介して揺動可能に丸環4を連結している。
該丸環4には、チェーン10の一方の端部側が折り返されており、該折り返されたチェーンの一方の端部11がスライド部材5に固定されたリング5aに連結されている。
この装身用チェーン1は、前記実施例1と同様に、引き輪2に固定されたリング2aに、小径のリング3を介して揺動可能に丸環4を連結している。
該丸環4には、チェーン10の一方の端部側が折り返されており、該折り返されたチェーンの一方の端部11がスライド部材5に固定されたリング5aに連結されている。
前記チェーン10の他方は、図示省略の弾性体を内蔵したスライド部材5の貫通孔を挿通して延出し、前記スライド部材5に対向する他方のスライド部材15の貫通孔を通って延びている。
ここで、他方のスライド部材15は、前記スライド部材5と同一構造のものを用いたが、その他の公知の弾性体を内蔵したスライド部材を用いてもよい。
ここで、他方のスライド部材15は、前記スライド部材5と同一構造のものを用いたが、その他の公知の弾性体を内蔵したスライド部材を用いてもよい。
また、前記引き輪2に着脱可能に連結される連結部材として、本実施例でも穴あきプレート6を用いている。
該穴あきプレート6の基端側には、小孔6aが形成されており、該小孔6aに補助的なリング8が連結され、該リング8に大径の丸環14が揺動可能に連結されている。
該丸環14には、チェーン10の他方の端部側が折り返されており、該折り返されたチェーンの他方の端部12が他方のスライド部材15に固定されたリング15aに連結されている。
該穴あきプレート6の基端側には、小孔6aが形成されており、該小孔6aに補助的なリング8が連結され、該リング8に大径の丸環14が揺動可能に連結されている。
該丸環14には、チェーン10の他方の端部側が折り返されており、該折り返されたチェーンの他方の端部12が他方のスライド部材15に固定されたリング15aに連結されている。
そして、前記穴あきプレート6の穴7を引き輪2に掛止めることで、端部が開放されていたチェーン10が無端状に連結されて装身用チェーンとして使用に供することができる。
本実施例では、前記左右一対のスライド部材5、15を接近方向に摺動して、チェーンを短縮させながら最小で2連の輪とし、逆に一対のスライド部材5、15を離間方向に摺動して、チェーンを伸張させながら最大で1連の輪とするように前記最小から最大の間の任意の長さにチェーンを長さ調整することができる。
本実施例では、前記左右一対のスライド部材5、15を接近方向に摺動して、チェーンを短縮させながら最小で2連の輪とし、逆に一対のスライド部材5、15を離間方向に摺動して、チェーンを伸張させながら最大で1連の輪とするように前記最小から最大の間の任意の長さにチェーンを長さ調整することができる。
この実施例2でも、前記実施例1と同様にチェーンの用途は特に限定されるものではなく、装身用チェーンとして用いられるものであればよい。
上記実施例では、丸環4、14は、補助的なリング3、8を介して引き輪2のリング2aや、穴あきプレート6の小孔6aに連結される場合を例示したが、丸環4、14は、直接に揺動可能に引き輪2のリング2aや、穴あきプレート6の小孔6aに連結されるものでもよい。
その他、要するに、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
上記実施例では、丸環4、14は、補助的なリング3、8を介して引き輪2のリング2aや、穴あきプレート6の小孔6aに連結される場合を例示したが、丸環4、14は、直接に揺動可能に引き輪2のリング2aや、穴あきプレート6の小孔6aに連結されるものでもよい。
その他、要するに、この考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
1 装身用チェーン
2 引き輪
3 補助的なリング
4 丸環
5 スライド部材
6 穴あきプレート
7 穴
8 補助的なリング
10 チェーン
11 一方の端部
12 他方の先端
14 丸環
2 引き輪
3 補助的なリング
4 丸環
5 スライド部材
6 穴あきプレート
7 穴
8 補助的なリング
10 チェーン
11 一方の端部
12 他方の先端
14 丸環
Claims (2)
- 引き輪に固定されたリングに揺動可能に丸環を連結し、該丸環で折り返されたチェーンの一方の端部がスライド部材に固定され、他方が弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って延出して、前記引き輪に着脱可能に連結される連結部材に連結されていることを特徴とする長さ調整可能な装身用チェーン。
- 引き輪に固定されたリングに揺動可能に丸環を連結し、該丸環で折り返されたチェーンの一方の端部がスライド部材に固定され、他方が弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って延出し、他方の弾性体を内蔵したスライド部材の貫通孔を通って前記引き輪に連結される連結部材に揺動可能に連結された丸環に挿入されて折り返され、先端が前記他方のスライド部材に固定されてなることを特徴とする請求項1に記載の長さ調整可能な装身用チェーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004476U JP3194055U (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 装身用チェーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004476U JP3194055U (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 装身用チェーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3194055U true JP3194055U (ja) | 2014-10-30 |
Family
ID=51901641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014004476U Expired - Lifetime JP3194055U (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 装身用チェーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3194055U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017159003A (ja) * | 2016-10-04 | 2017-09-14 | 幸臣 中澤 | ずれ防止構造ブレスレット等の装身具 |
-
2014
- 2014-08-22 JP JP2014004476U patent/JP3194055U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017159003A (ja) * | 2016-10-04 | 2017-09-14 | 幸臣 中澤 | ずれ防止構造ブレスレット等の装身具 |
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