JP2666815B2 - 非晶質盗難防止用マーカー - Google Patents

非晶質盗難防止用マーカー

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JP2666815B2
JP2666815B2 JP8063210A JP6321096A JP2666815B2 JP 2666815 B2 JP2666815 B2 JP 2666815B2 JP 8063210 A JP8063210 A JP 8063210A JP 6321096 A JP6321096 A JP 6321096A JP 2666815 B2 JP2666815 B2 JP 2666815B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は盗難防止システムお
よびこれに使用するマーカーに関する。より詳細には、
本発明により盗難防止用マーカーの感度および信頼性を
高める延性の非晶質金属マーカーが提供される。 【0002】小売店および州立施設などからの書類、衣
類、電気器具などの物品の盗難は重大な問題である。盗
難物品およびサービス減損を補充するために図書館など
の施設が支払う費用は年間60億ドルを越え、なお増加
している。 【0003】このような物品の盗難を防止するために用
いられるシステムは、一般に、検出すべき対象に固定し
たマーカー要素とこのマーカーが呼掛帯域を通過する際
にマーカーが発する信号を感知するように調整した計器
からなる。 【0004】この種の窃盗検知システムに関する主要な
問題の1つは、マーカーの信号が破壊されることを防ぐ
のが困難なことである。マーカーが破壊されまたは折り
曲げられた場合、信号は失われるかまたはその識別特性
が損われる状態に変化する。この種のマーカー折り曲げ
または破壊は、マーカーの製造に際して、またその後従
業員および客が商品を取り扱う際に不注意に、あるいは
意図的な物品窃盗に関連して故意に起こる可能性があ
る。さらに、保護すべき対象の表面は直線的でないこと
がしばしばあるため、これに固定されるマーカーは折り
曲げられた状態ないしは屈曲した状態を呈し、この状態
に保たれるので、その信号識別性が損われる。 【0005】 【従来技術】このような窃盗検知システムには、以前か
らパーマロイのような軟強磁性合金が使用されていた。
しかしパーマロイには、曲げられ、応力を受けると高調
波周波数を発生する能力を失うという重大な弱点があっ
た。この弱点をカバーするために、曲げられないように
硬い容器に収容するなどということも考えられたが、不
便でありしかも高価につく。 【0006】特開昭55−143695号公報により強
磁性非晶質材料の延性ストリップが提案された。このス
トリップはたわまされたり曲げられたりした後でも信号
識別性を失わないという性質をもつものであった。しか
し、同公報の記載のものは、応力を離して直線体に戻っ
たのちも信号識別性を保持するが、応力をかけたままの
状態、たとえば、瓶のような曲面に取り付けた状態では
信号識別性を実用レベルで保持することができなかっ
た。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、この問題、
すなわち、応力をかけた場合、応力を離して直線体に戻
ったものについてはもちろん、応力をかけたままの状態
でもすぐれた信号識別性を保持するマーカー及びこれを
使用するシステムを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明により、与えられ
た磁場の存在下で識別信号特性を生じうる非晶質強磁性
金属マーカーが提供される。このマーカーはこれが固定
された商品の製造および取扱いに際しての破損に耐え、
応力下でその信号識別性を保持する。 【0009】より詳細にいえば、本発明のマーカーは、
呼掛帯域内で与えられる入射磁場に対して高調波の関係
にあり、かつマーカーに信号識別性を与える選ばれたト
ーンを有する周波数の磁場を発生するように調整した磁
気的窃盗検知システム用マーカーであって、磁気歪値が
+4×10-6ないし−4×10-6の範囲、好ましくは+
2×10-6ないし−2×10-6の範囲にある非晶質強磁
性材料から成り、細長い延性のストリップであり、折り
曲げられ、又は屈曲するマーカーが折り曲げられ、又は
屈曲させられた状態にある間も、実質的に信号識別能力
を保持するものであって、詳細に言えば、長さ10c
m、幅0.3cm、厚さ35μmのストリップとした場
合に、ストリップを1.5回ねじる応力下での25番目
の高調波周波数振幅が、応力をかける前のもとの値の少
なくとも70%を保持するものであるマーカーであり、
このような磁気的窃盗検知システムにおいて使用するの
に本質的に適しているものである。 【0010】本発明のマーカーは本質的に式Coae
り成る組成を有する。式中a及びeは原子%であって、
aは74〜83原子%、eは17〜26原子%の範囲内
とする。 【0011】上に説明した各組成において、Bの2原子
%までをC、Ge及びAlから成るグループから選ばれ
た少くとも1種によって置換したものとすることができ
る。 【0012】応力をかけている間も高い信号識別能力を
保持するものであるためには、磁気歪がほぼゼロ、すな
わち詳細には+4×10-6ないし−4×10-6の範囲に
あること、及び組成が上記のものであることを要する。
しかし、磁気歪あるいは組成がこの範囲のものであるか
らといって、常にそうであるわけではない。前記特開昭
55−143695号公報第4ページ左上欄第1表最下
欄のFe5.5Co67.5Mo212Si13の組成の合金は、
磁気歪はほぼゼロといえるもの(0.6×10-6)であ
るが、応力を加えた状態では長さ100mm、幅3m
m、厚さ35μmのストリップとした場合に信号識別性
保持率は11番目の調波の信号(mv)においてわずか
43%に過ぎない。これに対し、Co67.1Fe5.4Mo2
Si1312.5の組成のものは同じ応力付加状態下で84
%もの信号識別性を示すことが明らかになった。本発明
は、前記の組成を有し、磁気歪値が+4×10-6ないし
−4×10-6の範囲にある非晶質強磁性材料の細長い延
性ストリップであって、しかも前記の条件下で、応力を
かける前のもとの値の少くとも70%の信号識別性を応
力下で保持するものである。 【0013】本発明のマーカーはこれが固定されている
商品の製造および取扱いに際しての破損に耐え、折り曲
げたまたは屈曲した状態でもその信号識別性を保持す
る。 【0014】このマーカーは、このマーカーが固定され
ている物品を呼掛帯域(interogation z
one)内に存在させるときこれに応答する磁気的検知
システムに使用することにより大きな効果を発揮する。
このシステムは呼掛帯域を区画する(define)手
段を含み、呼掛帯域内に磁場を発生させる手段が備えら
れていて、この呼掛帯域を通過することとされた物品
に、本発明の非晶質磁性金属マーカーが固定される。 【0015】本発明のマーカーは、入射磁場(inci
dent field)の周波数の高調波(harmo
nics)の関係にある周波数の磁場を発生することが
できる。入射磁場の周波数と高調波関係にあるというこ
とは、再放射電磁場が、入射磁場の周波数よりより高い
周波数を有するものであることを意味する。周波数の高
調波はその周波数の整数倍数関係にある。この周波数の
中、マーカーに信号識別性(signal ident
ity)を与えるトーンが選ばれる。入射する放射線に
さらされたマーカーは、入射放射線周波数のより高い高
調波周波数を有する電磁場を再放射する。再放射周波数
の中から、高調波関係にある1又はそれ以上の一部又は
全部の周波数のものが信号識別のために選択される。た
とえば11番目とか25番目のものである。このような
「選ばれたトーン(selected tones)」
は、外部的原因に関係しないもの、たとえばショッピン
グカートの材料によっては発生しないものが選ばれ、こ
の選ばれたトーンにおいてマーカーの識別性を与える。
このような再放射周波数がシステムが感知することがで
きる信号を発するので、ここに「信号識別性を与える選
ばれたトーンをもつ」と表現することとする。検知手段
は、呼掛帯域付近でここにマーカーが存在することによ
り発生する選ばれたトーンの高調波における磁場の変動
を検知すべく調整されている。マーカーは、応力下、す
なわち屈曲し又は折り曲げられている間もその信号識別
性を保持する。その結果本発明のマーカーを使用する窃
盗検知システムは折り曲げないしは屈曲により信号が破
壊されるシステムよりも操作に信頼性がある。 【0016】本発明は好ましい形態および添付の図面に
関する詳細な説明を参照することによってより良く理解
され、かつ他の利点も明らかになるであろう。 【0017】図面において、図1は本発明を適用した磁
気的な窃盗検知システムの構成図である。 【0018】図2は図1のシステムの典型的な店内設置
を図示したものである。 【0019】図3は図1のシステムに用いるように調整
されたマーカーの等角投影図である。 【0020】図4は図1のシステムに用いるように調整
された減感させうるマーカーの等角投影図である。そし
て図5は本発明の非晶質強磁性金属マーカーの信号保持
能力を測定するために用いられる高調波信号振幅試験装
置を示す概略的な電気系統図である。 【0021】図1および図2には、呼掛帯域内に物品が
存在することに応答する磁気的な窃盗検知システム10
が示される。このシステムは呼掛帯域内で与えられた入
射磁場に対して高調波の関係にあり、かつマーカーに信
号識別性を与える選ばれたトーンを有する周波数で磁場
を発生するように調整した磁気的窃盗検知システムであ
る。システム10は呼掛帯域12を区画する手段をも
つ。呼掛帯域12内に磁場を発生させるための磁場発生
手段14が備えられている。呼掛帯域12を通過するこ
とが定められた物品19にマーカー16を固定する。マ
ーカーは磁気歪が前述の範囲にある非晶質強磁性金属の
細長い延性のストリップ18から成る。ストリップ18
はさきに記載した式Coaeより成る組成を有し、かつ
磁気歪値が+4×10-6ないし−4×10-6の範囲にあ
る非晶質強磁性材料の細長い延性ストリップから成り、
さらに長さ10cm、幅0.3cm、厚さ35μmのス
トリップとした場合に、ストリップを1.5回ねじる応
力下での25番目の高調波周波数振幅が、応力をかける
前のもとの値の少くとも70%を保持するものから成
る。 【0022】このマーカーは、入射磁場の周波数の高調
波である周波数の磁場を発生させることができるもので
ある。この周波数はマーカーに信号識別性を与える選ば
れたトーンをもつ。検知手段20は、呼掛帯域12付近
でこの中にマーカー16が存在することにより生じる高
調波の選ばれたトーンにおける磁場の変化を検知すべく
調整される。 【0023】一般にシステム10には店の出口26へ通
じる通路の対向する側に配置された一対のコイルユニッ
ト22,24が含まれる。警報器28を含む検知回路部
品が出口26付近に位置するキャビネット30内に収容
される。販売用物品19、たとえば衣類、電気器具、書
籍などが店内に陳列されている。各物品19には本発明
に従って構成されたマーカー16が固定されている。マ
ーカー16には、普通は活性化された状態にある磁気歪
が+4×10-6ないし−4×10-6の範囲の細長い延性
の非晶質強磁性ストリップ18が含まれる。マーカー1
6が活性化された状態にある場合、物品19が呼掛帯域
12のコイルユニット22と24の間に置かれると、キ
ャビネット30から警報を発生させる。システム10
は、このようにして物品19に許可なく店内から持ち出
されるのを防止する。 【0024】金銭登録機36付近のチェックアウトカウ
ンター上に奪活システム(deactivator s
ystem)38を配置する。奪活システムは各登録機
36に電線40によって電気的に接続している。適正に
支払われた物品19は奪活システム38の開口42内へ
置かれ、ここで呼掛帯域12のコイルユニット22およ
び24により発生したと同様な磁場がマーカー16に与
えられる。奪活システム38は、マーカー16が発する
高調波周波数の信号に応答してガウス回路(gauss
ing circuit)を活性化すべく調整されてい
る。ガウス回路は、マーカー16を奪活された状態に置
く高磁場をマーカー16に与える。奪活されたマーカー
16を伴う物品19が次いで呼掛帯域12を通って運ば
れてもキャビネット30内の警報器28を作動させるこ
とはない。 【0025】マーカー16を伴う窃盗検知システム回路
は、(1)呼掛帯域内で入射磁場を発生しうるシステ
ム、および(2)呼掛帯域付近でこの中にマーカーが存
在することにより生じる選ばれた高調波周波数における
磁場の変動を検知しうるシステムのいずれであってもよ
い。このシステムには一般に、発振器および増幅器か
ら、変動する磁場を発生させうるフレームアンテナを形
成する導電性コイルを経て、変動する電流を伝達する手
段が含まれる。この種のアンテナ装置の一例はフランス
特許第763,681号明細書(1934年5月4日発
行)に記載されており、その記述を参考となしうる。 【0026】本発明の非晶質強磁性金属マーカーは、説
明したとおり、磁気歪値が+4×10-6ないし−4×1
-6の範囲にある非晶質強磁性材料であって前記の組成
を有する細長い延性のストリップ形状のものであり、前
述の一定条件下で応力下で少くとも70%の信号識別性
を保持するマーカーである。このマーカーは入射磁場の
高調波である周波数の磁場を発生することができる。 【0027】本発明の範囲に含まれる非晶質強磁性マー
カーの例を下記の表Iに示す。 【0028】表Iは、飽和誘導(Bs)0.6T以上、
キュリー温度(θf)500゜K以上、および磁気歪
(λs)−4×10-6〜+4×10-6をもつ本発明のガ
ラス質合金の例を示す。 【0029】表 I 組成(原子%) Co B Bs(テスラ) θf(゜K) λs(10-6) 80 20 1.15 765 -4.0 【0030】磁気歪値が大きいため磁気的窃盗検知シス
テム用マーカーとして用いるのには不適当であることが
認められた非晶質合金の例を下記の表IIに示す。 【0031】表 II 組成(原子%) λ(10-6 Fe8212Si6 31 Fe7813Si9 30 Fe8113.5Si3.5 31 Fe67Co1814Si 35 【0032】本発明の非晶質強磁性金属マーカーは、希
望する組成の溶融物を、ガラス質合金技術の分野で周知
の合金急冷法[たとえば米国特許第3,856,513
号、(チエンら)参照]により少なくともほぼ10
/秒の速度で冷却することにより調製される。各成分の
純度は、普通の商業行為にみられるものである。 【0033】連続したリボン、線材、シートなどに加工
するためには各種の方法が用いられる。一般に、特定の
組成を選び、希望する割合の必要な元素の粉末または顆
粒を溶融、均質化し、溶融した合金を冷却面、たとえば
急速に回転している金属円筒上で急冷する。 【0034】この条件下で、準安定性の均質な延性材料
が得られる。準安定なこの材料はガラス質であり、この
場合は広範囲の秩序はない。ガラス質合金のX線回折図
は、無機酸化物ガラスに見られるのと同様な拡散ハロの
みを示す。この種のガラス質合金はその後の取扱い、た
とえばマーカーの信号識別性を破壊することなく合金の
リボンから複雑なマーカーの形状を打抜くことができる
ほど十分に延性であるためには、少なくとも50%がガ
ラス質でなければならない。卓越した延性を得るために
は、好ましくはガラス質金属マーカーは少なくとも80
%がガラス質でなければならない。 【0035】準安定相は成分元素の固溶体であってもよ
い。本発明のマーカーの場合、このような準安定性の固
溶体相は結晶性合金の加工技術の分野で採用される通常
の処理技術によっては必ずしも生成しない。固溶体合金
のX線回折図は、目的とする微粒状の微結晶に基づく若
干のピーク広がりを伴う、結晶性合金の特徴的な鋭い回
折ピークを示す。この種の準安定性材料も、上記の条件
下で製造された場合、延性である。 【0036】本発明のマーカーは有利には箔状(または
リボン状)で製造され、その材料がガラス質であっても
固溶体であっても窃盗検知用に鋳造したままの状態で用
いることができる。あるいは、複雑なマーカーの形の打
抜きを意図する場合にダイの寿命を延長させるために熱
処理し、結晶相(好ましくは微細粒子状の)を得ること
もできる。一部結晶性であり一部ガラス質のマーカー
は、図2に示す型の奪活システム38により減感される
(desensitized)のに特に適している。完
全に非晶質の強磁性マーカーストリップには1個または
2個以上の小型の磁化しうる要素44を備えることがで
きる。この要素44はストリップ18がもつよりも高い
保磁力をもつ強磁性材料の結晶性領域から作成される。
さらに、全体が非晶質のマーカーストリップをスポット
溶接し、干渉性もしくは非干渉性の輻射線、帯電した粒
子ビーム、直火、加熱されたワイヤなどで熱処理して、
一体化した磁化しうる要素44をストリップに施すこと
ができる。さらに、この種の要素44は、ストリップ1
8の鋳造中にストリップ18の冷却速度を選択的に変え
ることにより、ストリップ18と一体化させることがで
きる。冷却速度の変更は、スロット付きの、または急冷
中に部分的に結晶化させるように調整された加熱された
部分を含む冷却面上で合金を急冷することにより行うこ
とができる。あるいは、鋳造に際し部分的に結晶化する
合金を選ぶことができる。鋳造中にリボンの厚さを変え
て、ストリップ18の一部に結晶性領域を生成させるこ
ともできる。 【0037】磁性合金から最良の高調波応答(harm
onic response)を得るためには、合金の
B−Hループができる限り正方形であることが重要であ
る。合金のB−Hループが剪断型(shear−typ
e)に変形した場合、高調波の出力が低下することにな
る。 【0038】磁性金属ガラスの加工に要する急冷速度が
きわめて大きいため、合金中に大きな内部応力が残され
る。磁気歪をもつ合金の場合、この内部応力がB−Hル
ープの形状に影響を与える。内部応力は熱処理によって
低下させまたは除くことができるが、これも合金を脆化
させる傾向をもつ。従って熱処理は内部応力によるB−
Hループの変形をなくすことができるが、望ましくない
曲げ延性損失を伴う。外的な機械的応力(すなわち折り
曲げ、屈曲、ねじり)は、熱処理をするかどうかにかか
わらず、磁気歪を有する合金のB−Hループを変形させ
る。 【0039】磁気歪値が+4×10-6ないし−4×10
-6の範囲の合金を用いることによって、一般には、応力
と磁性との関連が大幅に低下し、または除かれる。この
ような磁気歪ほぼゼロの合金の場合は内部応力が磁性に
はほとんど又は全く影響を与えないので、この種の合金
のB−Hループは、より高い磁気歪値をもつ磁気歪合金
の場合に比べていっそう正方形でありうる。すなわち、
同一の内部応力をもつ鋳造したままのいかなる合金2種
についても、磁気歪がほぼゼロである合金の方がより磁
気歪の大きな合金よりもいっそう正方形のB−Hループ
を含む可能性が大きい。さらに、磁気歪ほぼゼロの合金
の磁性は実質的に外部応力(すなわち緩和な折り曲げ、
屈曲、ねじり)により影響されない。磁気歪値が+4×
10-6〜−4×10-6、好ましくは+2×10-6〜−2
×10-6の範囲にある合金は、正方形性が本発明の盗難
防止システムの標的として用いるのに適した合金となし
うるB−Hループをもつ。しかし、この条件のみでは、
実際に信号識別性を得る上で好ましいとはいえるが必ず
達成できるとはいえない。本発明は、長さ10cm、幅
0.3cm、厚さ35μmのストリップとした場合に、
ストリップを1.5回ねじる応力下での25番目の高調
波周波数振幅が応力をかける前のもとの値の少なくとも
70%を保持するものからなる。 【0040】一般にマーカー16の信号保持能力は一般
にストリップ18の磁気歪の逆関数である。ストリップ
18の磁気歪がゼロに近づくのに伴って、マーカー16
に信号保持性を失うことなくかけることができる応力の
大きさはストリップ18の降伏強さに近づく。この大き
さは、磁気歪値ゼロのマーカーについて最大となる。従
って、ストリップ18の磁気歪の絶対値がゼロであるマ
ーカー16が一般的には好ましいと言えよう。 【0041】要素44が永久磁化されると、それらの透
磁率は実質的に低下する。この磁化に伴う磁場はストリ
ップ18にバイアスをかけ、これにより呼掛帯域12内
の磁場に対する応答を変化させる。ストリップ18は活
性化された状態ではバイアスをかけられることがなく、
その結果透磁率の高い状態のストリップ18は磁場発生
手段14によりこれに与えられる磁場に対して著しい影
響を示す。マーカー16は要素44の磁化により奪活さ
れて、ストリップ18の有効透磁率を低下させる。透磁
率が低下することにより磁場に対するマーカー16の作
用が著しく低下し、これによってマーカー16はその信
号識別性を失う(たとえばマーカー16が磁場を歪ませ
または再形成する能力が低下する)。この状態では、保
護された物品19は警報器28を作動させることなく呼
掛帯域12を通過することができる。 【0042】本発明の非晶質強磁性マーカーは著しく延
性である。延性とは、ストリップ18を曲げて箔の厚さ
の10倍程度にまで小さく、破断せずに丸めうることを
意味する。本発明のマーカーをこのように曲げてもこれ
に呼掛磁場を与えた際にマーカーが発する磁気高調波周
波数はほとんどまたは全く破壊されることがない。その
結果、マーカーは(1)製造中(たとえば切断、打抜き
その他ストリップ18を希望する長さおよび構造に形成
すること)および所望により硬質の磁性チップをこれに
適用してオン/オフ・マーカーを製造する際に、(2)
マーカー16を保護しようとする物品19に適用する際
に、(3)物品19を従業員および客が取扱う際に、ま
た(4)システム10を逃れるために計画された信号破
壊の試みに際して、屈曲ないしは折り曲げられるにもか
かわらずその信号識別性を保持する。さらに驚くべきこ
とに、折り曲げないしは屈曲が起こったのちマーカーは
応力をかけられたままでであるにもかかわらずマーカー
16の信号識別性は保持される。 【0043】マーカー16による高調波周波数の発生
は、入射磁場に対するマーカー16の非直線的な磁化応
答により起こる。高透磁率−低保磁力の材料、たとえば
パーマロイ、スーパーマロイなどは、磁場の強さが材料
を飽和するのに十分な大きさである入射磁場の振幅領域
でこのように非直線的応答を生じる。非晶質強磁性材料
は、比較的低い磁場から飽和に近い高い磁場の値までに
及ぶ著しく大きな振幅にわたって非直線的な磁化応答を
示す。このように、非晶質強磁性材料がもつ非直線的磁
化応答の振幅領域が大であることにより、マーカー16
が発する高調波周波数の大きさ(magnitude
of harmonics)及びその結果として信号の
強さが増す。この特徴によって、より低い磁場を使用す
ることを可能にし、誤報が除かれ、システム10の検知
信頼性が改善される。 【0044】 【実施例】以下の具体例は本発明をより完全に理解する
ために提示される。本発明の原理および実際を説明する
ために示された特定の手法、条件、材料および報告され
たデータは例示であり、本発明の範囲を限定するものと
解釈すべきではない。 【0045】例1 ロス・プリベンション・システムズの盗難防止システム
#123において、非晶質強磁性材料の細長いストリッ
プを試験した。それぞれ厚さ35μm、長さ10cmお
よび幅0.3cmをもつストリップの組成および磁気歪
特性は下記表IIIのとおりであった。 【0046】表 III ストリップ番号 組 成 磁気歪 1 Co80B20 ほぼゼロ 2 Fe67Co18B14Si1 >10×10-6 3 Fe40Ni40Mo2B18 >10×10-6 【0047】このロス・プリベンション・システムズの
盗難防止システムにおいて、呼掛帯域12内にこの帯域
の中央部において1.2エルステッド、この帯域の内壁
付近において4.0エルステッドと増大する磁場を与え
た。このセキュリティ・システムは2.5kHzの周波
数で操作された。 【0048】各ストリップをこのセキュリティ・システ
ムの呼掛帯域の内部を、壁に平行に2回通過させた。次
いでこれらのストリップの長さ10cmあたり1.5回
のねじりをかけることにより屈曲させて応力を与えた状
態となし、応力を与えた状態で呼掛帯域12を通過させ
た。 【0049】この例の結果を次表の表IVに示す。 【0050】 【0051】例2 本発明の非晶質盗難防止マーカーの信号保持能力を量的
に明示するために、強磁性非晶質材料からなる細長いス
トリップを製造した。これらのストリップを屈曲させる
前および後に、高調波信号振幅試験装置100を用いて
信号強度を測定し、評価した。試験装置100の概略的
な電気系統図を図5に示す。装置100は周波数2.5
kHzのシヌソイド信号を発生するための発振器101
を含み、発振器101は加磁場コイル(applied
field coil)104に順次接続した出力増
幅器102を駆動させた。増幅器102の電流出力は、
加磁場コイル104内に1.0エルステッドの磁場を生
じるように調整された。d−c磁場は付加されず、コイ
ル104はアース磁場に垂直に配向させた。加磁場コイ
ル104は密に外装した#14AWG絶縁銅線121回
巻きから構成されていた。コイル104は内径8cm、
長さ45.7cmであった。ピックアップコイル112
は密に外装した#26AWG絶縁銅線50回巻きから構
成されていた。コイル112は内径5.0cm、長さ
5.0cmであった。マーカー試料110を、加磁場コ
イル104の内側に同軸配置されたピックアップコイル
112内へ入れた。ピックアップコイル112により発
生する電圧をスペクトル分析機114に導通した。マー
カー試料110による高調波周波数の応答の振幅をスペ
クトル分析機114により測定し、CRT上に表示し
た。 【0052】この高調波周波数発生試験装置100を用
いて、例1に示した材料からなるマーカー試料を試験し
た。各試料は長さ10cmとした。試料をピックアップ
コイル112および加磁場コイル104の内側に入れ、
各試料110につき25番目の高調波周波数の振幅を観
察した。次いで試料を、長さ方向にねじったらせん形の
ルーサイト型に付着させて応力をかけた状態となし、応
力下に前記のようにピックアップコイル112および加
磁場コイル104の中へ入れ、これにより発生する25
番目の高調波の振幅を観察した。試料の高調波信号振幅
保持能力を下記の表Vに示す。 【0053】表 V 25番目の高調波の信号/ノイズ(dB) ねじる 1/4回/インチ 3/8回/インチ 試料 のねじれ のねじれ 1 12 10 9 2 12 0 0 3 13 3 0 【0054】*一定のノイズ水準 表Vに報告したデータが示すように、磁気歪ほぼゼロの
非晶質強磁性材料からなる本発明の試料は応力をかけら
れた状態でそのもとの高調波周波数振幅の70%を保持
した。これに対し磁気歪がこれよりも大きな非晶質強磁
性試料は、ねじったのちにはもとの高調波周波数振幅の
20%以下を保持していたにすぎなかった。ねじれによ
り生じる107ダイン/cm2以上の曲げ応力を加えた場
合、磁気歪ほぼゼロの標的以外のすべての標的をすべて
損ってしまった。 【0055】以上に本発明につきかなり詳細に記述した
が、これらの詳述に固執する必要はなく、当業者には他
の変更および修正は自明であることは理解されるであろ
う。これらはすべて特許請求の範囲に定められた本発明
の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明を適用した磁気的な窃盗検知システム
の構成図。 【図2】 図1のシステムの典型的な店内設置を図示し
たもの。 【図3】 図1のシステムに用いるように調整されたマ
ーカーの等角投影図。 【図4】 図1のシステムに用いるように調整された減
感させうるマーカーの等角投影図。 【図5】 本発明の非晶質強磁性金属マーカーの信号保
持能力を測定するために用いられる高調波信号振幅試験
装置を示す概略的な電気系統図。 【符号の説明】 10:磁気窃盗検知システム; 12:呼掛帯域; 1
4:磁場発生手段;19:販売用物品; 16:マーカ
ー; 18:非晶質強磁性金属ストリップ;20:検知
手段; 22,24:コイルユニット; 28:警報
器;26:出口; 30:キャビネット(検知回路部
品); 36:金銭登録機;38:奪活システム;
40:電線; 42:奪活システムの開口;100:
高調波信号振幅試験装置; 101:発振器; 10
2:増幅器;104:加磁場コイル; 114:スペ
クトル分析機;110:マーカー試料; 112:ピ
ックアップコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リュウスケ・ハセガワ アメリカ合衆国ニュージャージー州 07960,モーリスタウン,ヒル・ストリ ート 29 (72)発明者 ロバート・マイケル・バンホーン アメリカ合衆国ニュージャージー州 07920,バスキング・リッジ,ギャロッ ピング・ヒル・ロード 146 (56)参考文献 特開 昭58−86694(JP,A) 特開 昭54−32127(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.呼掛帯域内で与えられる入射磁場に対して高調波の
    関係にあり、かつマーカーに信号識別性を与える選ばれ
    たトーンを有する周波数で磁場を発生するように調整し
    た磁気的窃盗検知システム用マーカーであって、このマ
    ーカーが本質的に次式 Coae [式中a及びeは原子%であって、aは74〜83原子
    %、eは17〜26原子%の範囲内にある。]より成る
    組成を有し、かつ磁気歪値が+4×10-6ないし−4×
    10-6の範囲にある非晶質強磁性材料の細長い延性スト
    リップから成り、さらに長さ10cm、幅0.3cm、
    厚さ35μmのストリップとした場合に、ストリップを
    1.5回ねじる応力下での25番目の高調波周波数振幅
    が、応力をかける前のもとの値の少くとも70%を保持
    するものであるマーカー。 2.非晶質強磁性材料中に存在するBの2原子%まで
    が、C、GeおよびAlから成るグループから選ばれた
    少なくとも1種により置換されている請求項1記載のマ
    ーカー。 3.該材料が少なくとも6キロガウスの飽和誘導を示す
    請求項1記載のマーカー。 4.磁気歪値が+2×10-6ないし−2×10-6の範囲
    にある請求項1記載のマーカー。 5.組成物が少なくとも150℃のキュリー温度をもつ
    請求項1記載のマーカー。 6.マーカーがこれと一体化した少なくとも1個の磁化
    しうる部分を含み、この磁化しうる部分が非晶質材料の
    ものより高い保磁性をもつ請求項1記載のマーカー。 7.磁化しうる部分が磁化されてストリップにバイアス
    をかけ、これによりマーカーが発する磁場の振幅を低下
    させるべく調整された請求項6記載のマーカー。 8.磁化しうる部分が前記材料の結晶性領域からなる請
    求項6記載のマーカー。
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