JPH01131994A - 防犯センサ用マーカ - Google Patents

防犯センサ用マーカ

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JPH01131994A
JPH01131994A JP29036587A JP29036587A JPH01131994A JP H01131994 A JPH01131994 A JP H01131994A JP 29036587 A JP29036587 A JP 29036587A JP 29036587 A JP29036587 A JP 29036587A JP H01131994 A JPH01131994 A JP H01131994A
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JP
Japan
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marker
amorphous alloy
coating layer
magnetic
security sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP29036587A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Yamauchi
山内 清隆
Shunsuke Arakawa
俊介 荒川
Katsuto Yoshizawa
克仁 吉沢
Susumu Nakajima
晋 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01131994A publication Critical patent/JPH01131994A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば代金支払いの済んでいない商品又は図
書館外への持出禁止図書をこれらに付したマーカにより
識別する防犯センサシステムに用いられる防犯センサ用
マーカに関するものであり、従来のマーカに比較して、
高感度で信頼性の高い防犯センサ用マーカを提供するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、図書館、百貨店等において、書籍若しくは商品等
の盗難を防止するシステムとして、例えば磁気を利用し
たものがある(特公昭5B−53800号USP451
0489号参照)。すなわち書籍若しくは商品等に予め
非晶質合金薄帯からなる幅1〜2龍のマーカを固着して
お(。商品は受付若しくは精算所において合法的手続の
完了と共に、マーカの検出機外で顧客に手渡される。一
方不法若しくは非合法的に持出される商品等に対しては
、当該商品等に固着したマーカが出入口等に設置した検
出領域内に加えられた特定周波数の磁界に対して高調波
関係にある周波数の磁界を感知することにより、前記商
品等の盗難を防止するのである。
第1図は上記磁気利用の盗難防止システムの一例を示す
模式的回路図である。同図において、■は発振器であり
、周波数fなる交流電流を発振する。2はノンチフィル
タであり、特定周波数の交流電流を除去するように形成
し、以後アンプ3を経て発振コイル4に前記交流電流を
伝達するように構成しである。次に5は受信コイルであ
り、前記発振コイル4と共に検出領域6を形成する。受
信コイル5には、ロックインアンプ7および信号処理回
路8を各々直列に接続する。
以上の構成により、入射磁界Haが加えられた検出領域
6内に、Hbなるバイアス磁界(地磁気)の存在下でマ
ーカ11が介在した場合には、ロックインアンプ7によ
り、特定の高周波成分を出力することができるから、こ
れを信号処理回路8を介して可視的若しくは可聴的信号
を得ることができる。従ってパトライト若しくはブザー
等を前記信号処理回路8の後段に接続することにより、
不正行為を摘発し、若しくは防止することができる。
また、別途方法としては、電気機械結合係数の値が比較
的大きい非晶質合金薄帯をマーカとして用い、これを磁
気的にバイアスした後、このマーカを交流にて励磁し、
共振−反共振の周波数を観測することによりマーカの有
無を識別し、前記商品等の盗難を防止するシステムが知
られている。
非晶質合金薄帯をマーカとして用いた防犯センサシステ
ムとしては、上記以外にも類似の方法がいくつか考えら
れるが、重要な事は、マーカとして用いる非晶質合金の
磁気特性が如何に優れたものを用いるかという点である
。すなわち、前記した防犯センサシステムのうちの前者
においては、マーカの磁気特性としては、■透磁率が大
きい、■磁化曲線が角形である、■保磁力が小さい等の
特性が要求され、また後者においては■磁歪定数が大、
■透磁率が大きい、■保磁力が小さい等の特性が要求さ
れる。また、かかる用途においては、マーカは必ずしも
好環境下に置かれるわけではなく、特にFe系の非晶質
合金薄帯をマーカとして用いる場合には、ある程度の耐
食性が要求される。
一方、良く知られている様に、非晶質合金は、溶湯急冷
法等の手段により作ったままの状態では優れた軟磁気特
性は得られない。その理由は、急冷により薄帯内部に内
部歪が生成される事、および薄帯作製時に薄帯内部に磁
気異方性が生ずる事、等である。従って、非晶質合金固
有の優れた磁気特性を引き出す為には通常はキュリー温
度以上、結晶化温度以下で熱処理を行ない、残留歪の緩
和、および磁気異方性の低減が行なわれる。また用途に
よっては特定方向に磁場を印加しキュリー温度以下で保
持する事により、好ましい方向へ誘導磁気異方性を付与
する事等の熱処理も行なわれる。
ところが、上記熱処理を施すことにより、通常非晶質合
金は著るしく脆化してしまい、防犯センサ用マーカの様
に、折り曲げられる可能性のある用途にはそのままでは
使用できない。従って、現状は、非晶質合金薄帯を熱処
理せずに作製したままで用いるか、熱処理した後、厚手
の紙等で非晶質合金薄帯を挟み込み、折り曲げが殆んど
できない状態にて使用しているのが実状である。前記方
法によっても、一応実用に供し得るが、前者の方法にお
いては、非晶質合金固有の優れた磁気特性が活用されて
いない事、また後者においては、曲げられる頻度の高い
商品には利用できず、また目立ち易いという欠点を有し
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前記従来技術が持つ問題点、すなわち、非晶
質合金が本来持つ優れた磁気特性を引き出す為に熱処理
を行なうと、非晶質合金薄帯が脆化してしまう為に折り
曲げが殆んどできず防犯センサ用マーカとしては使用で
きないかもしくは極めて使いずらいという問題点を解決
し、優れた磁気特性をもちかつ折り曲げ可能な防犯セン
サ用マ    。
−力を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以下の手段により達成可能である。すなわち、
発明の第1は、検出領域内に加えられた入射磁界に対し
て、上記領域内に置かれた非晶質合金薄帯を主構成要素
とするマーカを介して特定周波数の磁界を検出すること
より前記マーカの有無を検知して当該マーカを付した物
品の盗難を防止するように構成した磁気利用の防犯セン
サ用マーカにおいて、前記非晶質合金薄帯の表面に被覆
層を設けたことを特長とする防犯センサ用マーカである
ここで言う被覆層とは、電解あるいは無電解メッキによ
り形成した金属メッキ膜、無機あるいは有機コーテイン
グ材を塗布したものを指す。これらの被覆層は熱処理後
に形成しても良いが、通常は連続コーティング、巻取り
設備により量産する為、非晶質合金薄帯がねばい熱処理
前に被覆層を形成することが望ましい。すなわち第2の
発明がここに成される。
さらに、被覆層としては前記いくつかの種類があるが、
折り曲げの容易さ、また熱処理1&Lこ倭れた磁気特性
を得る為には、非磁性金属メッキを用いることがより好
ましいことがわかった。ここに第3の発明が成り立つ。
また、前記非磁性金属メッキの厚みは、非晶質合金の厚
みに対して1720以上、■以下である場合本発明の効
果がさらに顕著になることが見出され、ここに第4の発
明が成りたつ。すなわち、厚みが1720未満の場合、
折り曲げに対する効果が殆んどない。また、厚みが1を
超えると非晶質合金組成によっては、その特性劣化が著
るしい為である。
さらに、飽和磁歪定数λSが+10×10−6以上の値
をもつ非晶質合金薄帯を防犯センサ用マーカとして用い
る場合には薄帯を作製したままの状態では、残留歪と磁
歪との相互作用により大きな磁気異方性が薄帯内部に形
成されており、実用に供し得ない。従って、その場合に
は本発明による方法が極めて有効であり、第5の発明と
した。
以下実施例により本発明を説明する。
〔実施例〕
〔実施例1〕 第1表に示す組成を有する非晶質合金リボンを単ロール
法により作製した。そのリボン幅は2璽■厚さは20μ
mである。本発明例であるNal、3゜5の各リボンは
、化学研磨、電解活性化処理を行なった後、通常の方法
により銅メッキを行ない、片面約2μmの厚さに銅メッ
キを施した非晶質合金薄帯を得た。得られたメッキ処理
済薄帯は、陽1は無磁界中390℃で30分保持後、8
00A/mの磁場を薄帯の長手方向に印加しながら20
0℃で3時間熱処理を行なった。階3は、800A/m
の磁界を薄帯の長手方向に印加し、200℃で5時間熱
処理を行なった。隘5は同磁界中で380℃で2時間保
持後炉冷した。
得られた薄帯はソレノイドCo11中に入れ、B−H[
llI線を求め、最大透磁率μm、保磁力Hcを求めた
。また、長さ10cm0薄帯を用いて、第1図に示す方
法により、2次および3次の高調波成分を求め、第2図
に示す様に、各々の出力電圧の入射磁界依存性を求めた
。得られた曲線とX軸とで囲む面積を求め、2次の高調
波成分(blに対する3次の高調波成分(alの比を求
めると、それがマーカの有無の検出感度を表わす(値が
大きい程高感度)。
比較の為に、従来の方法である作製したままの非晶質合
金薄帯のBm、 Ilcおよび感度を求めた。第1表に
はB−H曲線測定により得られた各々の値、および隘2
の組成で従来法によるマーカの感度を1としたときの、
感度比を示す。
第1表から明らかな様に、本発明によるマーカは、従来
法に比べて著るしく高い検出感度を示す。
〔実施例2〕 次に第1表に示したl1hl、  2および寛2をl1
hlと同様の熱処理をほどこした試料の3種類を用い、
曲げによる特性変化を調べた(尚、この場合のメッキ厚
は8μmである)。曲げテストは、直径がDlmの丸棒
に長さ10cmのテスト用リボンを巻付けたのち、直線
状に矯正し、実施例1と同様の方法にて検出感度の変化
を測定した。第3図に1/Dとの関係でその結果を示す
。同図から明らかな様に、メッキ・熱処理をしない口(
従来例)は、曲げによる特性劣化が小さいが初期の感度
が低いという問題があり、メッキなしで熱処理をしたハ
は、初期の感度は高いが、直径が30鰭の丸棒に巻きつ
け様としたところ折れてしまい測定不能であった。これ
らに対し、本発明によるマーカイは初期の感度が高く、
かつ曲げによる感度劣化が著るしく小さい。
〔実施例3〕 第1表11hlの組成を用い、各種被覆剤を片面4〜1
4μmの厚さにコーティングした後、380℃で1時間
焼鈍後(ポリエステルフィルムは耐熱温度が低い為20
0℃で焼鈍した)、リボン長手方向に磁界を印加し、徐
冷した。その時の各々の試料の磁気特性、および第1表
、阻2の試料の感度を1とした時の感度比を第2表に示
す。表から明らかな様に、どのコーティング剤も、コー
ティングし熱処理をすることにより、従来法に比べて高
感度となるが、特に非磁性の銅メッキ及びクロムメッキ
の場合、その特性が極めて良好である。
〔実施例4〕 次に、Fe7qB+ 6Si5の組成のリボン(幅2m
m、厚さ20μm、長さ10cm)に各種厚さの銅メッ
キを施した後、420℃で3時間焼鈍後、リボン長手方
向に80OA/mの磁界を印加し、徐冷したものの隘2
に対する感度比、及び実施例2と同様の方法により、折
り曲げテストを行なった結果を第3表に示す。表から、
メッキ厚が1μm未満及び20μmを越えると、即ち、
リボン厚さに対し、1720未満及び1を越えると、実
用的でないのは明らかである。
第3表 *邑2に対する感度 **1/D(龍−I)〔発明の効
果〕 本発明によれば、防犯センサシステムに用いられる非晶
質合金を用いたマーカとして、高感度で高信頼性のマー
カを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、防犯センサシステムの1例、第2図は第1図
の装置により得られる2次及び3次高調波の出力電圧の
入射磁界依存性、第3図は折り曲げによるマーカの感度
変化を示す。 第1図 入射磁界(Oe ) 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、検出領域内に加えられた入射磁界に対して、上記領
    域内に置かれた非晶質合金薄帯を主構成要素とするマー
    カを介して特定周波数の磁界を検出することにより前記
    マーカの有無を検知して当該マーカを付した物品の盗難
    を防止するように構成した磁気利用の防犯センサ用マー
    カにおいて、前記非晶質合金薄帯の表面に被覆層を設け
    たことを特長とする防犯センサ用マーカ。 2、上記非晶質合金に被覆層を設けたのち、これに熱処
    理をほどこすことを特長とする特許請求の範囲第1項記
    載の防犯センサ用マーカ。 3、上記被覆層が非磁性金属メッキより構成されること
    を特長とする特許請求の範囲第1および2項記載の防犯
    センサ用マーカ。 4、上記非磁性金属メッキの片面の厚みが、非晶質合金
    薄帯の厚みの1/20以上、1以下となる様にメッキを
    ほどこした事を特長とする特許請求の範囲第1〜3項記
    載の防犯センサ用マーカ。 5、飽和磁歪定数λ_sが+10×10^−6以上の非
    晶質合金薄帯を用いたことを特長とする特許請求の範囲
    第1〜4項記載の防犯センサ用マーカ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147016A (ja) * 1989-05-24 1990-06-06 Toshiba Heating Appliances Co 炊飯器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02147016A (ja) * 1989-05-24 1990-06-06 Toshiba Heating Appliances Co 炊飯器
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