JP2665549B2 - レーザ記録装置の露光装置 - Google Patents

レーザ記録装置の露光装置

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JP2665549B2 JP60223486A JP22348685A JP2665549B2 JP 2665549 B2 JP2665549 B2 JP 2665549B2 JP 60223486 A JP60223486 A JP 60223486A JP 22348685 A JP22348685 A JP 22348685A JP 2665549 B2 JP2665549 B2 JP 2665549B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、情報処理システムなどの出力装置として使
用されるレーザプリンタ、レーザプロッタなどのレーザ
記録装置に関し、特にレーザ光を記録体上に走査する走
査手段の速度を調節可能としたレーザ記録装置の露光装
置に関する。 従来技術 レーザプリンタの露光装置として、回転体の周面に複
数の平面鏡を列設してなる回転多面鏡(ポリゴンミラ
ー)によりレーザ光を反射させて記録体上に照射可能に
形成し、そのポリゴンミラーをスキャンモータにより回
転させてレーザ光を走査するようにしたものが知られて
いる。 このような露光装置にあっては、従来、スキャンモー
タをプリンタ主電源のオン・オフに一致してオン・オフ
駆動するようにしている。したがって、実際のプリント
が行なわれない待機時にあっても、スキャンモータは規
定の回転数で駆動されるため、ポリゴンミラーの風切音
やスキャンモータの回転音などの雑音が大きいという問
題があった。特に、プリントスピードが中・高速(例え
ば10000rpm以上)のものにあっては、待機時の騒音がか
なり大きく、またスキャンモータの寿命が短くなる欠点
があった。 このような問題を解決するため、従来、待機時にはス
キャンモータを停止させておき、プリント実行要求信号
によりスキャンモータを駆動させるようにしたものがあ
る。しかし、このようにしたものにあっては、スキャン
モータの回転数が規定の回転数に安定するまでに長い時
間を要することから、待機後の最初のプリントが遅れる
という問題があった。特にスキャンモータの回転数が中
・高速(10000rpm以上)の場合には、その遅れが大とな
り、プリント効率が悪くなる欠点があった。 目的 本発明は、このような従来の欠点を解消し、待機時に
おける走査装置の雑音を低減し、かつ最初のプリントを
直ちに行なうことができるレーザ記録装置の露光装置を
提供することを目的とする。 構成 本発明は上記目的を達成するため、記録データを記憶
する記憶手段と、前記記録データに応じてレーザ光を発
生するレーザ光発生手段と、前記レーザ光を記録媒体上
に走査して露光を行なうための走査手段と、前記走査手
段を駆動する走査駆動手段と、前記記憶手段に記憶され
る記録データの蓄積開始に応じて駆動命令を出力する駆
動命令出力手段と、前記記憶手段に記憶された記録デー
タ全部の読み出し終了に応じて停止命令を出力する停止
命令出力手段とを有し、前記走査駆動手段は、前記駆動
命令出力手段からの駆動命令により駆動され、停止命令
出力手段からの停止命令により停止されることを特徴と
する。 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 第3図に本発明が適用可能なレーザプリンタの概略構
成図を、第4図に第3図の要部詳細図を示す。第3図に
示すように、搬送モータにより矢印F方向に搬送される
記録体2は、帯電部4でコロナ放電等により一様に帯電
された後、露光部6で画像信号に従って変調されたレー
ザ光8により露光され、現像部10でトナーにより現像さ
れ、転写部12で記録用の紙14にトナー像を転写し、しか
る後除電部16で光又は逆極性のコロナ放電等により除電
され、クリーニング部18でクリーニングされ、再び帯電
部4で一様に帯電される。 露光部6は、第4図に示すように、レーザ光8を走査
する走査手段としてのポリゴンミラー22と、このポリゴ
ンミラー22を図示矢印Gの方向に回転駆動するスキャン
モータ24とを主要部品とする走査装置と、レーザ光の変
調手段としてのLDユニット26と、ビームコンプレッサレ
ンズ28と、第1のシリンドリカルレンズ30と、2個のf
θレンズ32,32と、ミラー34と、第2のシリンドリカル
レンズ36と、同期ミラー38と、受光素子からなる同期セ
ンサ40とをハウジング42に取付けて形成されている。そ
して、画像信号に応じて変調されてLDユニット26から出
射されるレーザ光8は、開口窓44、ビームコンプレッサ
レンズ28、第1のシリンドリカルレンズ30を通って回転
しているポリゴンミラー22に導びかれる。このポリゴン
ミラー22によって反射されたレーザ光8は2個のfθレ
ンズ32,32を通過してミラー34に達し、このミラー34に
よって反射されたレーザ光8はスリット46を介してハウ
ジング42の下面から下方に出射され、第2のシリンドリ
カルレンズ36を通って記録体2上に露光される。ここで
スキャンモータ24を駆動してポリゴンミラー22を回転す
ると、その回転角度位置に応じてレーザ光8は図示矢印
Hで示す範囲に繰り返し走査される。この走査範囲の一
端においてレーザ光8は同期ミラー38に導びかれ、この
同期ミラー38により反射されたレーザ光8は開口窓48を
介して同期センサ40によって検知され、これによって走
査同期を検出するようになっている。なお、2個のfθ
レンズ32,32はポリゴンミラー22によって反射されかつ
走査されるレーザ光8が、どの走査位置においてもミラ
ー34に対し直角に入射するように調整するものである。 第1図に本発明を適用してなる一実施例の主要部構成
図を示し、第2図に全体構成図を示す。 第2図に示すように、レーザプリンタ100はコントロ
ーラ部110とプロッタ部120とから構成され、ホストマシ
ン200から記録データや制御情報がコントローラ部110に
転送入力されるようになっている。コントローラ部110
はメモリRAMを有して形成されており、転送入力される
記録データをRAMに一旦格納し、所定のプリント量(例
えば、1ページ分)に相当する一区分の記録データがそ
ろったことを検知し、プリント実行要求信号を信号線11
4を介して、またそのデータを画像信号に変換した後信
号線112を介して、プロッタ部120に出力するようになっ
ている。また、コントローラ部110は前記RAM内に記録デ
ータが入力されているか否かにより、蓄積が開始された
ことを検知する転送開始検知手段を有している。この検
知手段は前記RAM内に記録データの入力が継続している
ときHレベルとなる転送状態信号を、信号線116を介し
てプロッタ部120に出力するようになっている。プロッ
ト部120は第1図に示すように、入出力部I/O122,CPU12
4,RAM126,プログラムメモリ128,画像信号制御回路130,
モータ駆動回路132を含んで形成されている。なお、ス
キャンモータ24はPLL(フェーズ・ロックド・ループ)
によるサーボモータであり、モータ駆動回路132はPLLの
基準クロック発振器を含んで形成されている。 このように構成される実施例の詳細構成を、第5図
(a)〜(d)に示した各部の動作波形図を参照しなが
ら、動作とともに説明する。第5図に示すt1時におい
て、同図(b)に示すようにホストマシン200からコン
トローラ部110に記録データの転送が開始され、t2時に
おいてその転送が完了したとすると、コントローラ部11
0からは同図(c)に示すように転送入力が継続してい
る期間Hレベルとなる転送状態信号が出力される。CPU1
24はI/O122を介して入力される転送状態信号がHレベル
に変化する立上りを検出して、記録データの蓄積が開始
されたことを検知し、信号線134を介してモータ駆動回
路132にスキャンモータ24の駆動指令を出力する。この
駆動指令を受けたモータ駆動回路132はスキャンモータ2
4の駆動を開始し、その回転数を予め設定されている規
定回転数に制御する。 このようにして、第5図に示すように、記録データの
転送が完了するt2時には、スキャンモータ24は規定の回
転数に達するとともに安定に維持される。 次に、t3時にホストマシン200から制御情報のフォー
ムフィードが入力されると、これを検知してコントロー
ル部110から信号線114を介してプリント実行要求信号が
出力される。これによって、CPU124はスキャンモータ24
によって回転されるポリゴンミラー22の回転に同期させ
て、コントロール部110のRAMから読み出される画像デー
タを信号線112を介して取り込み、画像信号制御回路130
を介してLDユニット26に出力する。これにより、LDユニ
ット26のレーザダイオードLDが画像信号によりオン・オ
フ動作し、画像信号により変調されかつポリゴンミラー
22に同期されたレーザ光8が記録体2上に走査され、記
録体2上に記録データに応じた静電潜像が形成される。 そして、コントロール部110のRAM内に一旦蓄積された
記録データが全部読み出されると、CPU124はt4時にそれ
を検知してモータ駆動回路132にスキャンモータ24の停
止指令を出力し、スキャンモータ24とポリゴンミラー22
の回転を停止させて、待機状態に戻る。 上述したように、本実施例によれば、所定の情報量ご
とに区分されて転送入力される記録データを一旦蓄積す
るメモリ手段(コントロール部110のRAM)をみて、その
メモリ手段に記録データの蓄積が開始されたときにスキ
ャンモータ24の駆動を開始し、そしてそのメモリ手段の
記録データをプリント終了したときにスキャンモータ24
を停止するようにしていることから、待機時におけるポ
リゴンミラー22の風切音やスキャンモータ24の回転音に
よる雑音の発生時間を短縮することができるという効果
がある。 また、プリント実行要求信号が入力される時点では、
スキャンモータ24の回転数は十分に規定回転数に達し、
かつ安定に維持されていることから、最初のプリントが
遅れることなく直ちに行なえるという効果がある。 因に、比較のため、前述した従来例のものによるスキ
ャンモータ24の駆動パターンを回転速度パターンにして
第5図(e)と(f)に示す。同図(e)はレーザプリ
ンタの主電源のオン・オフに一致してスキャンモータ24
がオン・オフ駆動される場合を示し、同図(f)はプリ
ント実行要求信号が入力されたときにスキャンモータ24
の駆動を開始する場合を示している。(e)の従来例
は、スキャンモータ24が常に規定回転数により回転して
いるので、雑音が大きくスキャンモータ24の寿命も短
い。(f)の従来例は図から判るように、本実施例に比
べて待機時の騒音発生時間は短いが、プリント実行要求
信号が入力された後、スキャンモータ24の回転数が規定
値に達するまでに遅れ時間TDがあり、それだけ最初のプ
リントが遅れてプリントの終了も遅れる。 効果 以上説明したように、本発明によれば、待機時におい
て記録データの転送が開始されていない間は走査手段の
駆動を停止していることから、騒音の発生時間が短縮さ
れるので、騒音が低減されるという効果がある。また、
走査手段が駆動される時間が短いため、走査手段の寿命
も長くなる。さらにプリント実行前の記録データ転送時
に走査手段を駆動するようにしていることから、プリン
ト実行時には十分規定の回転数に達しているので、最初
のプリントを直ちに行なうことができるという効果があ
る。すなわち、本発明によれば、駆動命令出力手段は、
駆動手段に記憶される記録データの蓄積開始に応じて駆
動命令を出力し、また、停止命令出力手段は、記憶手段
に記憶された記録データ全部の読み出し終了に応じて停
止命令を出力し、走査駆動手段は、駆動命令出力手段か
らの駆動命令により駆動され、停止命令出力手段からの
停止命令により停止されるので、すなわち例えば従来の
ようにドラムの回転停止時に走査駆動手段(スキャナ)
を停止させるのではないので、ドラムの回転状態をその
ままにして、走査駆動手段の駆動(スキャンモータの回
転)だけを停止させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明が適用された一実施例の主要部構成図、 第2図は本発明が適用された一実施例の全体構成図、 第3図は本発明が適用可能なレーザプリンタの概要構成
図、 第4図は第3図の要部詳細構成図、 第5図は第1図実施例の各部の動作波形図である。 主要部分の符号の説明 2……記録体 6……露光部 8……レーザ光 22……ポリゴンミラー 24……スキャンモータ 26……LDユニット 100……レーザプリンタ 110……コントローラ部 120……プロッタ部 132……モータ駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田部 浩明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 西徳 幸次 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭60−170822(JP,A) 特開 昭59−178870(JP,A) 特開 昭56−92681(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.記録データを記憶する記憶手段と、 前記記録データに応じてレーザ光を発生するレーザ光発
    生手段と、 前記レーザ光を記録媒体上に走査して露光を行なうため
    の走査手段と、 前記走査手段を駆動する走査駆動手段と、 前記記憶手段に記憶される記録データの蓄積開始に応じ
    て駆動命令を出力する駆動命令出力手段と、 前記記憶手段に記憶された記録データ全部の読み出し終
    了を検知したときに停止命令を出力する停止命令出力手
    段とを有し、 前記走査駆動手段は、前記駆動命令出力手段からの駆動
    命令により駆動され、停止命令出力手段からの停止命令
    により停止されることを特徴とするレーザ記録装置の露
    光装置。
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