JP2665335B2 - 積分レベル調整装置 - Google Patents

積分レベル調整装置

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JP2665335B2
JP2665335B2 JP62127863A JP12786387A JP2665335B2 JP 2665335 B2 JP2665335 B2 JP 2665335B2 JP 62127863 A JP62127863 A JP 62127863A JP 12786387 A JP12786387 A JP 12786387A JP 2665335 B2 JP2665335 B2 JP 2665335B2
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英明 吉田
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、積分レベル調整装置、さらに詳しくは、信
号を時間積分する積分手段に用いられて、積分値レベル
を調整するための積分レベル調整装置に関する。 [従来の技術] 信号を時間積分する積分手段は、例えば、ビデオカメ
ラのオートホワイトバランス装置、オートフォーカス装
置,測光装置等の電気回路において、入力情報量を測定
し、この測定量に応じてある所定の制御動作を行なわせ
るためにしばしば用いられている。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、入力信号を時間積分した結果の値に基づいて
ある制御を行なう場合、例えば入力信号が大きく変化す
るものであると、積分手段のダイナミックレンジの狭さ
が問題となる。すなわち、入力信号レベルが非常に高い
とき極めて早い時点で積分手段の出力が飽和してしま
い、逆に入力信号レベルが低いと一定時間が経過しても
積分値が所定レベルに達しないということがあり、この
ようなとき積分手段の後段において信号処理動作に誤動
作を起こす虞れがある。 このような不具合に対する一つの解決方法として、積
分手段のゲインを可変にするということが考えられる。
例えば、第6図に示すようにオペアンプ70,抵抗値Rの
抵抗71,72,容量2Cのコンデンサ73,74およびスイッチ75
から構成される積分器を用いてコントロール信号CSによ
りスイッチ75をオンにすると、この積分器の入出力端間
のコンデンサ容量はCとなり、同スイッチ75がオフのと
きのゲインの1/2にすることができる。したがって、こ
の場合、2倍までの過大入力信号で出力の飽和を避ける
ことができる。 しかしながら、このような回路は現実に応用する場
合、部品のばらつきや温度特性のためそのゲインの値を
管理するために、いたずらに調整箇所の増大などを招
き、ひいてはコスト高となってしまう。このことは、特
にオートホワイトバランスのように複数の系の相対的特
性が重視される場合において一層深刻な問題となる。 本発明は、このような問題点に鑑み、入力信号の実質
的な積分時間を制御することにより積分レベルを調整し
て積分手段のダイナミックレンジを事実上拡大した積分
レベル調整装置を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段および作用] 本発明の積分レベル調整装置は、入力信号の時間積分
を行なう積分手段と、上記入力信号通過の断続の比率を
制御する制御手段とを具備することにより上記時間積分
の結果値が所定範囲内の値になるようにしたものであ
り、また、複数種類の入力信号の各々に対して個別的に
時間積分を行なう積分手段と、上記複数種類の入力信号
通過の断続の比率を、該複数種類の各信号相互間のレベ
ル比が当該入力信号と当該通過後の出力信号との間で変
化することがないようにしつつ制御する制御手段とを具
備してなることを特徴とするものである。 [実 施 例] 第1図は本発明の積分レベル調整装置をオートホワイ
トバランス装置に適用した一実施例を示す。 この第1図に示したオートホワイトバランス装置は、
スチル撮影およびムービ撮影が可能な電子カメラに適用
されている。このオートホワイトバランス装置のホワイ
トバランス制御のための測光用センサとして、この電子
カメラの図示しない撮像素子が兼用されている。この撮
像素子よりライン1を通じて映像プロセス回路3に線順
次でカラービデオ信号のR信号とB信号が交互に伝送さ
れ、ライン2を通じてG信号が伝送される。映像プロセ
ス回路3内ではオートホワイトバランス調整のために上
記線順次のライン1にGCA4が挿入されている。このGCA
は後出の制御ライン48から送られる2系統の制御信号に
よりそれぞれ独立にコントロールされる2つのGCAを含
んでなり、それによってR信号とB信号のゲインがそれ
ぞれ設定されるようになっていて、このGCA4の出力ライ
ン5のR,Bのカラー信号とライン2のGのカラー信号は
映像信号として次段の回路に送られると同時にGCA4の利
得制御のための制御情報として用いられる。つまり、こ
のオートホワイトバランス装置でGCA4の利得制御が行な
われることにより、R,B,Gのカラー信号レベルが1:1:1と
なる。 上記G信号のライン2にはバッファ回路8が接続さ
れ、GCA4の出力側のR/B信号のライン5にはバッファ回
路9が接続されている。バッファ回路8の出力端子はハ
イレベルカット用のアナログスイッチ11に接続され、バ
ッファ回路9の出力端子は同じくハイレベルカット用の
アナログスイッチ12に接続されている。ハイレベルカッ
ト回路は、G,R/B信号のレベルが略飽和レベルにまで達
したときこれらのカラービデオ信号の伝達をカットする
ための回路で、上記アナログスイッチ11,12と可変抵抗1
3およびコンパレータ14とからなる。つまり、撮像素子
のダイナミックレンジには限界があるので、撮像素子が
高輝度像を受光したとき、カラービデオ信号の高輝度成
分が飽和してしまうが、この飽和したレベルの信号が後
述する積分回路により積分されるのを防ぐために、ハイ
レベルカット回路が用いられている。このハイレベルカ
ット回路では、バッファ回路8の出力、すなわちG信号
のレベルを可変抵抗13で設定した基準レベルと比較し、
G信号のレベルが基準レベルを超えたときコンパレータ
14の出力によりアナログスイッチ11,12のオン状態から
オフ状態にして、バッファ回路8,9の出力を後段に送る
のを断つようにしている。G信号のレベルを検出するこ
とによってアナログスイッチ11,12を制御しているの
は、通常の光分布の高輝度被写体を撮像した場合におい
て、撮像素子の出力のR,B,Gのカラービデオ信号が一様
に飽和レベルに達するのではなく、多くの場合、まず、
G信号の成分が飽和レベルに達するからである。 アナログスイッチ11の出力端子は積分レベル調整用の
アナログスイッチ6を介してフィールド積分保持回路16
に接続され、アナログスイッチ12の出力端子は積分レベ
ル調整用のアナログスイッチ7およびR/B信号分離回路1
5を介してフィールド積分保持回路17,18に接続されてい
る。アナログスイッチ6,7の制御端子はナンドゲート10
の出力端子に接続されている。このナンドゲート10の一
方の入力端子には後述するシステムコントローラより露
出補正信号EXが与えられるようになっている。また、ナ
ンドゲート10の他方の入力端子には同じくシステムコン
トローラよりチョッピング信号CHが与えられる。露出補
正信号EXは、露出補正を必要とするときに“H"になり、
それ以外で“L"の状態にある信号であり、チョッピング
信号CHは補正量に応じて“H"と“L"のデューティ比が可
変する数MHz程度の矩形波パルス信号である。チョッピ
ング信号CHを出力するチョッピング発生手段は、例え
ば、周知のマルチバイブレータによっても構成すること
ができる。このように、このオートホワイトバランス装
置では、アナログスイッチ6,7,ナンドゲート10および露
出補正信号EXとチョッピング信号CHを出力する後述のシ
ステムコントローラにより積分レベル調整装置が構成さ
れている。 フィールド積分保持回路16はG信号を1フィールドの
有効走査期間に亘って積分してこれを保持するものであ
り、フィールド積分保持回路17,18は、R/B信号分離回路
15で分離されたR信号,B信号をそれぞれ同じく1フィー
ルドの期間に亘って積分し保持する。フィールド積分保
持回路16,17および18をその後段の除算兼ディジタルサ
ンプルホールド回路20に接続される。除算兼ディジタル
サンプルホールド回路20は、R,Bの各カラー信号に関す
るフィールド積分保持回路17,18の各出力を、垂直ブラ
ンキング期間において取り込んで、Gのカラー信号に関
するフィールド積分保持回路16の出力で除算し、それぞ
れの比率R/G,B/Gを求めてホールドする回路である。こ
の除算兼ディジタルサンプルホールド回路20には、デュ
アルタイプの電流加算型D/Aコンバータ21が設けられて
いる。このD/Aコンバータ21内の2つのD/A変換部22,23
はこのD/Aコンバータ21に接続された自走式のカウンタ2
4のカウント値をそれぞれアナログ値に変換する。D/A変
換部22はR信号に係るものであり、D/A変換部23はB信
号に係るものである。D/Aコンバータ21の基準入力端子r
efには切換信号S1によってフィールド積分保持回路16の
出力と、基準電圧発生回路26の基準電圧Vrefとを切り換
えるための切換スィッチ25が接続されている。除算兼デ
ィジタルサンプルホールド回路20のラッチ入力端子latc
hには、コンパレータ27の出力端子が接続されている。
コンパレータ27の両入力端子には切換信号S2によって切
り変えられる切換スイッチ28,29が接続されている。切
換スイッ28はフィールド積分保持回路17と18の出力を切
り変えてコンパレータ27の一方の入力端子に入力させる
ものであり、切換スイッチ29はD/A変換部22と23の出力
を切り変えてコンパレータ27の他方の入力端子に入力さ
せるものである。また、切換信号S2が印加されるD/Aコ
ンバータ21の入力選択端子selは、自走式カウタ24から
のディジタル入力およびラッチ入力端子latchより入力
されるコンパレータ27の出力であるラッチ信号を切換信
号S2に同期してそれぞれR信号系,B信号系に対応するD/
A変換部22,23に振分けるためものである。なお、選択さ
れていない方のD/A変換部については、その出力は選択
されていたときの最後の状態にホールドされる。 除算兼ディジタルサンプルホールド回路20の出力段と
しては、オープン制御出力回路30と、フィードバック制
御出力回路34とが設けられている。 オープン制御出力回路30はスチル撮影時において用い
られる回路で、上記D/A変換部22,23の出力をそれぞれ増
幅する反転増幅器31,32と、この反転増幅器31,32の出力
を出力選択回路46に送る出力ライン33からなる。 フィードバック制御出力回路34は、ムービ撮影時にお
いて用いられる回路で、上記D/A変換部22,23の出力をそ
れぞれ可変抵抗35,36の基準電圧Vref1,Vref2と比較する
差動増幅器37,38と、系の安定性のために差動増幅器37,
38の出力側に接続されたローパスフィルタ(以下、LPF
と略記する)39,40と、このLPF39,40の出力を出力選択
回路46に送る出力ライン41とからなる。 また、GCA4のゲインを既知の値にプリセットするため
のプリセット出力回路42が設けられていて、同プリセッ
ト出力回路42は基準電圧Vref3,Vref4(ストロボ光に適
したプリセットでは基準電圧Vref3′,Vref4′)を設定
してR,Bのカラー信号ゲインを調整するための可変抵抗4
3,44と、この可変抵抗43,44により設定された基準電圧V
ref3,Vref4(Vref3′,Vref4′)のレベルを出力選択回
路46に送る出力ライン45からなる。 出力選択回路46には選択スイッチ47が設けられてい
て、同スイッチ47の接点端子47a,47b,47cにそれぞれ上
記出力ライン45,33,41が接続され、切換信号S3によって
切り換えられて接点端子47a,47b,47cのいずれかに接続
する接点端子47dは制御ライン48によりGCA4の利得制御
用端子に接続されている。 なお、上記出力ライン33,41,45,出力選択回路46およ
びこれを構成する選択スイッチ47(47a,47b,47c,47
d),制御ライン48は2系統並列(独立)の系であっ
て、第1図ではそれを簡略化した状態で示している。 ここで、上記オートホワイトバランス装置が適用され
ている電子カメラのシステム全体の概略構成を第2図に
よって説明すると、上記オートホワイトバランス装置50
および露出制御装置51はマイクロコンピュータを含んで
なるシステムコントローラ52との間の信号の授受によっ
て制御される。システムコントローラ52は切換信号S1,S
2,S3等を発生するタイミング制御機能を有するととも
に、露出補正信号EX,チョッピング信号CH等を上記オー
トホワイトバランス装置50に出力し、露出制御装置51を
制御するための測光情報処理機能等を有している。露出
制御装置51はストロボ,絞り,シャッター等の各制御回
路を有して構成されている。 システムコントローラ52の入力端子にはストロボ選択
スイッチ53,スチル/ムービ選択スイッチ54および測光
用センサ55が接続されている。例えば、ストロボの使用
時でストロボ選択スイッチ53がオンになり、ストロボ不
使用時でプルアップ抵抗56により“H"になっていた入力
端子がこのとき“L"になる。また、スチム/ムービ選択
スイッチ54は、例えば、スチル撮影時にオフで,プルア
ップ抵抗57によりシステムコントローラ52の入力端子を
“H"にし、ムービ撮影時にオンして入力端子を“L"にす
る。この実施例では、露出制御のための測光用センサ55
として、撮像素子と独立してカメラの適宜位置に配置し
た周知のセンサとしているが、これを撮像素子と兼用す
るようにしてもよい。 次に、上記オートホワイトバランス装置の動作を説明
する。ライン1,2には撮像素子の出力に基づく利得制御
すべき画像信号が供給される。この画像信号は第3図に
示すように、フィールド期間f1,f2,f3…の各信号間に垂
直ブランキング期間B1,B2,B3…を有してなる。 まず、スチル撮影の場合について説明する。スチル撮
影の場合には、出力選択回路46の選択スイッチ47の出力
用接点端子47dは、始めプリセット用接点端子47aに接続
されている。したがって、プリセット出力回路42の出力
ライン45が制御ライン48に接続され、可変抵抗43,44で
プリセットされた電圧Vref3,Vref4がGCA4の利得制御用
端子に入力される。これにより、GCA4はスチル撮影にお
けるホワイトバランスのための基準の利得に制御されて
いる。この後、シャッター釦を押すと、最初の1フィー
ルドの期間f1内でシャッターが開いてホワイトバランス
のための露光が行なわれる。露光が終了すると、次のフ
ィールド期間f2で露光量に応じたビデオ信号が撮像素子
より読み出されるので、ライン1にR,B信号が入力さ
れ、ライン2にG信号が入力される。この読み出しのフ
ィールド期間f2では、GCA4の利得制御信号として上記プ
リセット出力回路42でプリセットされた基準値が与えら
れる。そして、この読み出しのフィールド期間f2のビデ
オ信号は、この後のフィールド期間f3で行なわれる実際
のホワイトバランス制御のために、ライン2,5よりバッ
ファ回路8,9に入力される、バッファ回路8を通過した
G信号はハイレベルカット用のアナログスイッチ11およ
び積分レベル調整用のアナログスイッチ6を経てフィー
ルド積分保持回路16に入力され、また、バッファ回路9
を通過したR,B信号はハイレベルカット用のアナログス
イッチ12および積分レベル調整用のアナログスイッチ7
を経た後R/B信号分離回路15で分離されて、それぞれフ
ィールド積分保持回路17,18に入力される。 フィールド積分保持回路16,17,18は、それぞれG,R,B
信号を撮像素子からの電荷読み出しの1フィールド期間
f2に亘って積分するが、被写体光が非常に強く、撮像素
子のダイナミックレンジの上限に相当する飽和レベルま
でG信号レベルが上がった場合には、アナログスイッチ
11,12が開くので、この高輝度部分の範囲の信号がカッ
トされて有効成分のみが後段に送られて積分される。 ところで、撮影に際して露出補正が加えられていない
場合には、システムコントローラ52からの露出補正信号
EXは“L"であるためナンドゲート10の出力は“H"であ
り、したがって、アナログスイッチ6,7は閉じていて、
上記バッファ回路8,9の出力はそれぞれそのままアナロ
グスイッチ6,7を通過する。 露出補正が加えられている場合には、上記露出補正信
号EXは“H"になるのでナンドゲート10の出力は、システ
ムコントローラ52からのチョッピング信号CHが“L"のと
き“H"に、チョッピング信号CHが“H"のとき“L"にな
り、チョッピング信号CHをレベル反転した出力信号のデ
ューティ比に応じてアナログスイッチ6,7が数MHzの周波
数の周期でオン,オフ制御される。例えば、露出段数と
して1EVの補正が行なわれるときは、チョッピング信号C
Hは第4図(A)に示すように、デューティ比が50%の
信号となるように設定されているものとすると、ナンド
ゲート10の出力は同じくデューティ比50%の信号となっ
てアナログスイッチ6,7をオン,オフし、G,R,Bの各信号
をそれぞれフィールド積分保持回路16,17,18に送る。つ
まり、露出補正がなされない場合には、フィールド積分
保持回路16,17,18にそれぞれG,R,Bの各信号が時間的に
連続して入力されるので、フィールド積分保持回路16,1
7,18は入力されたカラー信号をそれぞれ1フィールドの
期間に亘って全積分する。1EVの露出補正がなされる場
合には、アナログスイッチ6,7がデューティ比50%でオ
ン,オフ制御されることにより、フィールド積分保持回
路16,17,18が1フィールドの期間に亘って積分しても、
実質上は1フィールドの1/2の期間の信号が積分される
ことになる。また、2EVの補正がなされる場合には、チ
ョッピング信号CHは第4図(B)に示すように、デュー
ティ比が75%の信号となる。このためナンドゲート10の
出力はこれをレベル反転したデューティ比25%の信号と
なり、アナログスイッチ6,7がデューティ比25%で、オ
ン,オフ制御される、したがって、この場合、フィール
ド積分保持回路16,17,18がカラー信号を1フィールドの
期間に亘って積分すると、実質上は1フィールドの1/4
の期間の信号が積分される。すなわち、背景の明るい被
写体を撮影する、いわゆる逆光撮影を行なう場合、1EV
(あるいは2EV)の露出補正をかけることにより、入力
カラー信号の1/2(あるいは1/4)の信号量がフィールド
積分保持回路16,17,18に入力されることになるので、撮
像素子からの入力信号のレベルが大きくても、フィール
ド積分保持回路16,17,18で1フィールド期間積分された
結果の積分出力値はこのフィールド積分保持回路16,17,
18のダイナミックレンジを超えないものとなる。 なお、このようにチョッピングによって積分レベルを
調節すると、情報が一部分欠落することになるが、一般
的な画像の分布特性を考えれば、チョッピング周波数を
数MHzないしそれ以上の充分に高い値に設定しておけ
ば、その情報の欠落は画像全体に対して一様に起こるた
め、情報の質を略保ったままレベルだけを調節すること
ができる。また、複数の系に対して同一の信号でチョッ
ピングを行なっているので、積分出力値に含まれている
入力信号は全く同一の画像情報となり、このレベル調節
によって複数の系の出力レベルが相対的に変化する虞れ
はない。 1フィールド期間に亘って積分されたG,R,B信号はそ
のフィールド期間f2の終了時にレベル保持されて除算兼
ディジタルサンプルホールド回路20に入力される。そし
て、上記フィールド期間f2に続く垂直ブランキング期間
B2で除算兼ディジタルサンプルホールド回路20が作動す
る。始め切換信号S1により切換スイッチ25は図示のよう
にフィールド積分保持回路16の出力側に切り換えられて
いて、1フィールド期間に亘って積分されたG信号はD/
Aコンバータ21の基準入力端子refに入力される。また、
切換スイッチ28,29は切換信号S2に同期して交互にR,B信
号のいずれかの側に切り換えられる。すなわち、図示の
状態で切換信号S2によりR信号側が選択されていて、フ
ィールド積分保持回路17の出力とD/A変換部22の出力と
がコンパレータ27により比較される。D/A変換部22は入
力選択端子se1に入力される切換信号S2によって自走式
カウンタ24の出力をD/A変換し始めると、このD/A変換部
22の出力は切換スイッチ29を通じてコンパレータ27に導
かれてフィールド積分保持回路17の出力と比較される。
そして、D/A変換部22の出力レベルがフィールド積分保
持回路17の出力レベルに一致したとき、コンパレータ27
の出力がラッチ入力端子latchに送られ、D/A変換部22の
アナログ値がラッチされる。このときのD/A変換部22の
アナログ値は、フィールド積分保持回路17の出力信号R
に等しい。 D/A変換部22によるD/A変換が終わると、このあと引き
続き同じ垂直ブランキング期間B2の後半で、切換信号S2
によりB信号側が選択され、フィールド積分保持回路18
の出力とD/A変換部23の出力とがコンパレータ27により
比較され、コンパレータ27の両入力が一致したときにD/
A変換部23のアナログ値がラッチされる。このときのD/A
変換部23のアナログ値は、フィールド積分保持回路18の
出力信号Bに等しい。両D/A変換部22,23によるD/A変換
が終了すると、この垂直ブランキング期間B2の終了時点
で切換信号S1により切換スイッチ25が基準電圧発生回路
26の出力側に切り換えられ、基準電圧VrefがD/Aコンバ
ータ21の基準入力端子refに入力される。すると、D/A変
換部22,23のアナログ値R,Bに、それぞれ切り換えられた
基準入力電圧の比Vref/Gが係数として乗算されるので、
D/A変換部22の出力は(Vref×R/G)に保持され、D/A変
換部23の出力は(Vref×B/G)に保持される。 そして、上記垂直ブランキング期間B2が終了し、次の
フィールド期間f3が立ち上がると、このフィールド期間
f3の立上り時点で、出力選択回路46の選択スィッチ47の
出力用接点端子47dがオープン制御用接点端子47bに接続
を切り換えるので、上記D/A変換部22,23の出力は、オー
プン制御出力回路30の反転増幅器31,32によりそれぞれ
増幅され、出力ライン33から制御ライン48を通ってGCA4
の利得制御端子に入力される。したがって上記フィール
ド期間f3以後は、第1のフィールド期間f1内で撮影した
スチル画像に最適のホワイトバランスの得られる利得制
御がGCA4においてなされる。 なお、スチル撮影においてストロボが用いられる場合
には、ストロボ光はデーライトと異なり分光特性が定ま
っているので、上記のようなオープン制御は不必要であ
る。従って、この場合、切換信号S3により切換スイッチ
47の出力用接点端子47dはプリセット用接点端子47aに接
続される。そして、この場合には、出力用接点端子47d
は途中でオープン制御用接点端子47bに接続を切り換え
ることなく、プリセット用接点端子47aに接続されたま
まで、ストロボ光による露光が行なわれ、撮像素子より
取出されたデータがGCA4に入力されると、プリセット出
力回路42の可変抵抗43,44で設定されているストロボ光
に適した基準電圧Vref3′,Vref4′がGCA4の利得制御端
子に与えられストロボに適したホワイトバランス制御が
なされる。 次にムービ撮影の場合を説明する。ムービ撮影の場合
には、出力選択回路46の選択スイッチ47の接点端子47d
は、接点端子47cに接続されるので、フィードバック制
御出力回路34の出力ライン41が制御ライン48に接続され
る。この場合、ホワイトバランス制御のためにライン2
から取出されたG信号のデータとGCA4の出力側のライン
5から取出されたR,B信号のデータは、上記スチル撮影
の場合と同様に、それぞれバッファ回路8,9を通り、ハ
イレベルカット用アナログスイッチ11,12で高輝度レベ
ルを除去された後、積分レベル調整用アナログスイッチ
6,7で露出補正量に応じたレベルに調整される。そし
て、R,B信号についてはR/B信号分離回路15で分離された
後、フィールド積分保持回路16,17,18により各G,R,Bの
各信号が1フィールド期間積分される。したがって、こ
のムービ撮影時においても、逆光の場合、露出補正量に
応じて積分レベルが調整され、フィールド積分保持回路
16,17,18のダイナミックレンジを超えることがない。 フィールド積分保持回路16,17,18の積分出力は除算兼
ディジタルサンプルホールド回路20に導かれ、この除算
兼ディジタルサンプルホールド回路20で前述した除算動
作が垂直ブランキング期間中に行なわれて、D/A変換部2
2,23より(Vref×R/G),(Vref×B/G)が出力される。
このD/A変換部22,23の出力(Vref×R/G),(Vref×B/
G)は、フィードバック制御出力回路34の差動増幅器37,
38に入力されて、それぞれ可変抵抗35,36の基準電圧Vre
f1,Vref2と比較され、差動増幅器37,38の比較出力はLPE
39,40を通過し、出力ライン41から制御ライン48を通っ
てGCA4の利得制御端子に入力される。ムービ撮影の場合
には、連続してビデオ信号を撮像プロセス回路3より出
力するものであるため、GCA4においてR,B信号のプリセ
ットはなされないので、D/A変換部22,23の出力(Vref×
R/G),(Vref×B/G)は、初めの読み出しフィールド期
間で適正な値になっていないが、このD/A変換出力(Vre
f×R/G),(Vref×B/G)と、上記基準電圧Vref1,Vref2
との比較がなされてフィードバック制御が行なわれるこ
とにより、Vref1=Vref2=Vrefとなるように調節してお
けばR/G=1,B/G=1になる。 なお、上述した実施例装置においては、ハイレベルカ
ット用アナログスイッチ11と積分レベル調整用アナログ
スイッチ6、同じくアナログスイッチ12と7をそれぞれ
1個のアナログスイッチで兼用させることができる。 すなわち、この積分レベル調整装置の変形例につい
て、第5図を用いて上記オートホワイトバランス装置の
G信号の系に関してのみ説明すると、例えば、ハイレベ
ルカット専用のアナログスイッチを省略してこれと兼用
の積分レベル調整用アナログスイッチ6Aをフィールド積
分保持回路16の入力側に設ける。このアナログスイッチ
6Aの制御端子にはアンドゲート60の出力端子が接続さ
れ、このアンドゲート60の一方の入力端子に前記ナンド
ゲート10の出力端子が接続される。アンドゲート60の他
方の入力端子にはハイレベルカット用のコンパレータ14
(第1図参照)の出力端子が接続される。したがって、
この第5図に示した回路構成のものでは、バッファ回路
8の出力であるG信号が高輝度レベルになり、コンパレ
ータ14から“L"のハイレベルカット信号がアンドゲート
60に入力されるとアナログスイッチ6Aが開いてフィール
ド積分保持回路16への信号入力が遮断される。またコン
パレータ14の出力が“H"のとき、露出補正信号EXとチョ
ッピング信号CHによる補正量信号がナンドゲート10に入
力されると、同ナンドゲート10の出力がアンドゲート60
を通じてアナログスイッチ6Aをオン,オフ制御し、前記
実施例の場合と同様に、フィールド積分保持回路16への
信号入力を露出補正量に応じて断続し積分レベルを調整
する。第5図に示されないR,Bの信号系についても同様
に構成されることはいうまでもない。 なお、露出補正量と上記積分レベル調整用のアナログ
スイッチ6,6A,7の制御端子に加えられる制御信号のオン
時間のデューティ比との関係については、上記実施例で
は、露出補正がなされないときアナログスイッチのオン
時間のデューティ比は100%,1EVの露出補正時は50%,2E
Vの露出補正時は25%となるように設定しているが、こ
のように設定した場合、プラスの露出補正に対して積分
レベルを調整できても、背景に比べて被写体が非常に明
るときマイナスの露出補正に対応できないことになる。
したがって、例えば、露出補正がなされないときアナロ
グスイッチ6,6A,7のオン時間のデューティ比を50%と
し、1EVの露出補正時は25%とし、−1EVの露出補正時は
100%(常時オン)とすることによりマイナスの露出補
正にも対応できるようになる。 本発明の積分レベル調整装置は、上記実施例のように
オートホワイトバランス装置に適用されるに限らず、例
えば、カメラの測光装置,オートフォーカス装置等、あ
るいはその他、入力信号を時間積分し、その積分出力レ
ベルにより制御動作を行なわせる装置全体に適用するこ
とができる。 [発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、時間積分による
結果値が積分手段ならびにその後段の信号処理手段にお
けるダイナミックレンジを逸脱することがないようにす
ることができる。しかも、特に複数の系に使用する場
合、その相対特性を良好に保つことが容易になる。 また、複数の系に対して同一の信号でチョッピングを
行なっているので、積分出力値に含まれている入力信号
は全く同一の画像情報となり、このレベル調節によって
複数の系の出力レベルが相対的に変化する虞れはない。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の一実施例を適用したオートホワイト
バランス装置のブロック回路図、 第2図は、上記オートホワイトバランス装置が適用され
ている電子カメラのシステム全体のブロック構成図、 第3図は、上記オートホワイトバランス装置に供給され
るカラー信号の波形図、 第4図(A),(B)は、上記第1図中の積分レベル調
整装置における制御信号波形図、 第5図は、上記第1図中の積分レベル調整装置の変形例
を示したブロック図、 第6図は、従来装置の一例を示す電気回路図である。 6,6A,7……アナログスイッチ 10……ナンドゲート(制御手段) 16,17,18……フィールド積分保持回路(積分手段) 52……システムコントローラ(制御手段) 60……アンドゲート(制御手段)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.入力信号の時間積分を行なう積分手段の入力段に設
    けられ、入力信号を積分手段へ導くゲート手段と、 上記積分手段による時間積分の結果値が所定範囲内の値
    になるように上記ゲート手段における信号通過の断続の
    比率を制御する制御手段と、 を具備してなることを特徴とする積分レベル調整装置。 2.複数種類の入力信号の各々に対して個別的に時間積
    分を行なう積分手段と、 上記複数種類の入力信号通過の断続の比率を、該複数種
    類の各信号相互間のレベル比が当該入力信号と当該通過
    後の出力信号との間で変化することがないようにしつつ
    制御する制御手段と、 を具備してなることを特徴とする積分レベル調整装置。
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JPS5786766A (en) * 1980-11-20 1982-05-29 Mitsubishi Electric Corp Level detecting device

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