JP2665206B2 - 表画面描画処理方式 - Google Patents

表画面描画処理方式

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JP2665206B2
JP2665206B2 JP7154717A JP15471795A JP2665206B2 JP 2665206 B2 JP2665206 B2 JP 2665206B2 JP 7154717 A JP7154717 A JP 7154717A JP 15471795 A JP15471795 A JP 15471795A JP 2665206 B2 JP2665206 B2 JP 2665206B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表画面描画処理方式に関
し、特に表計算システムなどのプログラムから与えられ
る罫線を含む描画要求データを解析して画面表示を制御
する表画面描画処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】表計算システムなどのアプリケーション
プログラムからの描画要求データは、表画面を構成する
最小単位である要素画面に対する描画データの集合であ
り、表枠を形成する罫線の情報と表に記入される文字な
どの情報とを含み、行単位で送られてくる。
【0003】図8は、要素画面の描画イメージの説明図
である。要素画面の描画領域には、1文字を表示できる
テキスト領域に加え、罫線を表示するための上罫線領
域,下罫線領域および縦罫線領域が決められており、描
画データとしては、テキスト領域に表示する文字または
記号を表す文字コードと各罫線領域に罫線を描画するか
否かを指示する罫線の情報とが必要である。
【0004】図5は、描画要求データの構成例を示した
説明図であり、図5(a)に、図5(b)に示した1行
5カラムの表枠のみの描画イメージに対応する描画要求
データが示してある。描画要求データは、図5(a)に
示すように、描画する表画面の位置を示す表示位置デー
タと、文字情報を示すテキストデータと、文字色および
罫線情報を示すアトリビュートデータとから構成されて
いる。表示位置データは、描画する行のライン番号と、
描画を開始する先頭カラム位置を示すカラム番号と、そ
の行の描画範囲をカラム数で表したレングスとから成
り、アトリビュートデータは、文字の色および罫線の有
無を1バイトの2値情報で表したカラム単位の単位デー
タの列で構成されている。図5(a)に示した描画要求
データは、描画イメージの表示位置が2行1カラムから
5カラムの範囲であり、1カラム,3カラム,5カラム
に上罫線,下罫線,縦罫線が描画され、2カラム,4カ
ラムには縦罫線は無く上罫線,下罫線のみが描画され、
文字の色はすべて白色に設定されている場合を示してい
る。なお、表示画面の背景色および罫線の色は固定でカ
ラム単位での指定は行われない。又、図5(b)の表枠
のみの描画イメージの場合には、テキストデータは5カ
ラム分のすべてがスペースコードとなる。
【0005】図6は、従来の表画面描画処理方式の処理
手順のフローチャートである。アプリケーションプログ
ラムから受け取った描画要求データは、まず、テキスト
データとアトリビュートデータとがカラム単位のカラム
情報(要素画面に対する描画データ)に編集し直され論
理画面テーブルに設定される(ステップS11)。続い
て、論理画面テーブルからカラム情報を順番に取り出し
(ステップS12)、そのアトリビュート情報を解析し
(ステップS13)、解析結果に従い上罫線,下罫線,
縦罫線を描画し(ステップS14〜S16)、その後で
テキスト文字または記号を描画する(ステップS1
7)。上述したステップS12からステップS17まで
の処理をカラム情報が無くなるまで繰り返し(ステップ
S18)、無くなると1行分の描画処理が終了する。従
来の表画面描画処理方式では、上述した図6のフローチ
ャートに示した処理を、1行分の描画要求データを受け
取るごとに繰り返し実行している。
【0006】図7は、論理画面テーブルの構成と格納さ
れるカラム情報の説明図である。論理画面テーブルは、
図7(a)に示すような、表示画面上の描画領域を要素
画面単位の行およびカラムに分割し各要素画面のカラム
情報を格納するためのm行n列のテーブルであり、要素
画面の表示位置に対応する箇所にカラム情報が格納され
る。カラム情報は、図7(b)に示すように、要素画面
に描画される文字および記号の文字コードと、文字色お
よび罫線情報を示す1バイトのアトリビュート情報とか
ら成り、図5(a)に示した描画要求データの場合、テ
キストデータとアトリビュートデータは図7(b)に示
した5個のカラム情報に展開され、表示位置データが示
す表示位置と対応した図7(a)に太線枠で囲み○印を
付した箇所に格納される。
【0007】ここで、図5(a)に示した描画要求デー
タに対する描画処理を具体的に説明する。まず、描画要
求データはカラム情報に編集され論理画面テーブルに設
定される。次に、図7(b)に示すカラム情報が1カラ
ム分ずつ取り出され描画される。1カラム目には縦罫線
が設定されており同一行の前にはカラムが無いので、上
罫線は縦罫線領域の左を背景の色で描画し、右を罫線の
色で描画する。下罫線も同じように縦罫線領域の左右に
分けて別々に描画する。縦罫線が設定されているので縦
罫線領域を罫線の色で描画し、最後にテキスト領域に文
字コードに対応する文字や記号を描画する。但し、この
例では文字コードはスペースコードであるので、テキス
ト領域に対する描画は行われない。次に、2カラム目に
は縦罫線が設定されていないので、上罫線領域の全体を
罫線の色で描画し、下罫線領域も同様に罫線の色で全体
を描画する。縦罫線は設定がないので描画せず、テキス
ト領域の描画も行われない。3カラム目には縦罫線が設
定されており、2カラム目と4カラム目(前のカラムと
次のカラム)に上罫線,下罫線の両方が設定されている
ので、上罫線領域,下罫線領域ともに全体を罫線の色で
描画する。縦罫線が設定されているので縦罫線領域を罫
線の色で描画するが、スペースコードのためテキスト領
域の描画は必要ない。4カラム目の描画は2カラム目と
同じである。5カラム目は、縦罫線が設定してあるが同
一行に次のカラム情報が存在しないため、上罫線領域は
まず縦罫線領域の左側を罫線の色で、右側を背景の色で
描画する。下罫線領域も上罫線領域と同じように縦罫線
領域の左右を分けて描画する。縦罫線領域を罫線の色で
描画し、テキスト領域の描画に移る。このようにして描
画した表画面の描画イメージを図9に示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の表画面描画処理方式では、プログラムから行単位の描
画要求データを受け取る度にカラム情報に編集し、1カ
ラムずつ描画イメージに変換する処理を行っており、1
行を描画するためにカラム数分の表示実行命令を画面表
示装置に発行している。表画面の場合には、同一の表示
が複数行繰り返し表示される場合が少なくないが、この
ような場合でも従来は繰り返し行数だけ同一処理が繰り
返されるため、表示実行命令の回数が非常に多く描画速
度が遅いという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、同一表示の行が継続した
場合にカラムごとに描画する通常の描画処理を繰り返す
ことなく、前の行を複写することにより表示実行命令の
発行回数を減らし描画を高速化できる表画面描画処理方
式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の表画面描画処
理方式は、表計算システムなどのアプリケーションプロ
グラムから与えられる表罫線を含む描画要求データを解
析してカラム情報に展開し画面表示を制御する表画面描
画処理方式において、表示位置データ,テキストデー
タ,アトリビュートデータから成る1行分の描画要求デ
ータを格納するための描画要求データエリアと、表画面
を構成する要素画面の描画データであるカラム情報を表
示位置と対応させて1表示画面分格納するためのマトリ
ックス状の論理画面テーブルと、前回実行した描画要求
データ中の表示位置データを次の描画要求データを実行
するまで退避し保持するためのセーブエリアと、前記描
画要求データエリアに格納されている描画要求データ中
のテキストデータ及びアトリビュートデータを要素画面
単位のカラム情報の列に展開し前記論理画面テーブル内
の該当する箇所に設定する論理画面テーブル設定手段
と、前記論理画面テーブル設定手段により設定されたカ
ラム情報と前記セーブエリアの表示位置データと対応す
る箇所の前記論理画面テーブル内のカラム情報とが一致
するか否かを判断する描画複製判断チェック手段と、前
記描画複製判断チェック手段でカラム情報が一致しない
と判断した場合に前記論理画面テーブル設定手段が設定
したカラム情報を描画イメージに展開して画面表示装置
に表示させる描画手段と、前記描画複製判断チェック手
段でカラム情報が一致すると判断した場合に前記セーブ
エリアの表示位置データに対応する位置の描画イメージ
を前記描画要求データエリアに格納されている描画要求
データ中の表示位置データに対応する位置に複写して画
面表示装置に表示させる描画複製手段と、前記描画手段
または前記描画複製手段による前記描画要求データエリ
アに格納されている描画要求データに対する描画処理の
終了後にその表示位置データを前記セーブエリアに格納
するセーブエリア更新手段とを備えて構成されている。
【0011】請求項2の表画面描画処理方式は、請求項
1記載の表画面描画処理方式において、前記表示位置デ
ータが、表示行を表すライン番号と表示開始位置を表す
カラム番号と表示開始位置から末尾位置までの長さを表
すカラム数とから成り、前記テキストデータ及びアトリ
ビュートデータは、それぞれカラム数分の単位データか
ら成るデータ列で構成されていることを特徴としてい
る。
【0012】請求項3の表画面描画処理方式は、請求項
1記載の表画面描画処理方式において、前記描画要求デ
ータが固定長であり、前記表示位置データは表示行を表
すライン番号のみで構成されていることを特徴としてい
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。
【0015】本実施例の表画面描画処理方式は、図1に
示すように、表示位置データ,テキストデータ,アトリ
ビュートデータから成る1行分の描画要求データを格納
するための描画要求データエリア7と、表画面を構成す
る要素画面の描画データであるカラム情報を表示位置と
対応させて1表示画面分格納するためのマトリックス状
の論理画面テーブル6と、前回実行した描画要求データ
中の表示位置データを次の描画要求データの実行まで退
避し保持するためのセーブエリア8と、描画要求データ
エリア7の描画要求データをカラム情報に展開して論理
画面テーブル6の対応箇所に設定する論理画面テーブル
設定手段1と、新たに設定されたカラム情報とセーブエ
リア8の表示位置データと対応するカラム情報とが一致
するか否か論理画面テーブル6を参照し判断する描画複
製判断チェック手段2と、一致しない場合にカラム情報
から描画イメージを作成し画面表示装置9に表示実行命
令を発行する描画手段4と、一致する場合にセーブエリ
ア8の表示位置データに対応する位置の描画イメージを
新たに描画する位置に複写する表示実行命令を発行する
描画複製手段3と、描画終了後に描画要求データエリア
7の描画要求データの表示位置データをセーブエリア8
に格納するセーブエリア更新手段5とを備えて構成され
ている。
【0016】描画要求データエリア7は、1行分の描画
要求データを格納するメモリ領域であり、図4(a)で
説明したような、表示位置データ,テキストデータ,ア
トリビュートデータから成る描画要求データが逐次格納
される。
【0017】論理画面テーブル6は、図7(a)におい
て説明したm行n列のマトリックス状のテーブルであ
り、画面に表示されるm×n個の要素画面の描画イメー
ジを定義するカラム情報が、各要素画面の表示位置と対
応する箇所に格納される。すなわち、画面表示装置9の
表示画面上に表示されている描画イメージに対応するす
べてのカラム情報が論理画面テーブル6に格納されてお
り、描画イメージを変更する場合は、描画要求データに
より論理画面テーブル6を行単位で変更することによ
り、変更した行の描画イメージが変更される。
【0018】セーブエリア8は、前回実行した描画要求
データ中の表示位置データを次の描画要求データの実行
まで保持しておくメモリ領域であり、今回描画要求デー
タエリア7に格納された描画要求データの1回前の描画
要求データ中の表示位置データ、すなわち、ライン番
号,カラム番号,カラム数が格納されている。
【0019】論理画面テーブル設定手段1は、描画要求
データエリア7に格納された描画要求データ中のテキス
トデータ及びアトリビュートデータをカラム情報に展開
し、表示位置データを参照し論理画面テーブル6の該当
する箇所(行,カラム位置)に格納する。図5(a)に
示す描画要求データの場合、図7(b)に示すカラム情
報が、図7(a)の太線枠で囲んだ○印の箇所に格納さ
れる。
【0020】描画複製判断チェック手段2は、描画要求
データエリア7に格納された描画要求データの描画処理
を、描画手段4と描画複製手段3のどちらに実行させる
かを決定する。このため、論理画面テーブル設定手段1
からこれから描画する描画要求データエリア7の描画要
求データ中の表示位置データを、セーブエリア8から前
回実行した描画要求データ中の表示位置データを受け取
り、カラム数(レングス)が一致するか比較する。カラ
ム数が一致しない場合は、前回実行した描画要求データ
と今回実行する描画要求データとが異なることが明白で
あるため、描画手段4により新たに描画イメージを作成
させることを決定する。カラム数が一致した場合には、
論理画面テーブル6の該当箇所から両者のカラム情報を
読み出して比較し、カラム情報がすべて一致するか否か
を判断する。カラム情報がすべて一致した場合は、前回
描画した内容と今回描画する内容が同じであるから、既
にビットマップ展開された描画イメージが画面メモリ中
に存在するので、描画複製手段3を使用することを決定
する。カラム情報が一致しない場合は、描画手段4によ
り新たに描画イメージを作成させる。
【0021】描画手段4は、論理画面テーブル6に格納
されたカラム情報から、図6に示した手順により要素画
面の描画イメージを順次展開する手段である。
【0022】描画複製手段3は、画面メモリ中に既にビ
ットマップ展開済みの描画イメージを複写することによ
り、高速に描画処理を行う手段である。セーブエリア8
から得た表示位置データによりコピー元の描画イメージ
の位置を、描画要求データエリア7の描画要求データ中
の表示位置データからコピー先の位置を決定し、画面メ
モリ上で描画イメージのコピーを実行する。これによ
り、1回の表示実行命令で描画要求データの描画を行う
ことができ、描画手段4による複数回の表示実行命令に
よる逐次描画よりも高速に描画できる。
【0023】セーブエリア更新手段5は、描画手段4又
は描画複製手段3による1行分の画面描画終了後、描画
要求データエリア7の表示位置データをセーブエリア8
に格納して更新する。
【0024】図2は、図1の本実施例の処理手順を示し
たフローチャートである。まず、描画要求データエリア
7に格納された描画要求データは、論理画面テーブル設
定手段1により解析編集されカラム情報に展開して論理
画面テーブル6の対応箇所に設定される(ステップS
1)。描画複製判断チェック手段2は、論理画面テーブ
ル設定手段1から受け取った今回実行する描画要求デー
タの表示位置データと、セーブエリア8から取得した前
回実行した描画要求データ中の表示位置データとを比較
し、カラム数が一致するか否かを比較する(ステップS
2)。一致しない場合は、論理画面テーブル6から今回
実行する描画要求データのカラム情報を取得し(ステッ
プS3)、表示位置データと共に描画手段4に渡して新
たに描画イメージを作成させる(ステップS4)。一
方、一致した場合には、論理画面テーブル6から両者の
カラム情報を読み出し、カラム情報がすべて一致するか
否かを比較する(ステップS5)。カラム情報がすべて
一致した場合は、前回および今回の両方の表示位置デー
タを描画複製手段3に渡し、既にビットマップ展開済み
の描画イメージのコピー元およびコピー先の位置を算出
し(ステップS6)、その情報に従って描画イメージを
コピーする(ステップS7)。描画終了後、セーブエリ
ア更新手段5が描画要求データエリア7の表示位置デー
タを取り込みセーブエリア8を更新する(ステップS
8)。以上により、描画要求データエリア7に格納され
た描画要求データの描画処理が完了し、次の描画要求デ
ータが格納され実行される。
【0025】図3は、上述した描画複製手段3による描
画イメージのコピー処理が行われる例を示した説明図で
ある。図3(a)に示すように、表示画面の1行目と2
行目に1行5カラムの同一の表枠を表示する場合を考え
る。2行目に対する描画要求データは、図5(a)に示
した内容であり、1行目に対する描画要求データは、表
示位置データのライン番号が「1」となる点を除き2行
目と同一である。1行目の描画の際には、セーブエリア
8には、図3(b)の「1行目」に示すようにクリアさ
れていてデータが無いため、論理画面テーブル6の1行
1カラムから1行5カラムに展開されている図7(b)
に示すカラム情報により、描画手段4による描画が実行
される。実行後、図3(b)の「2行目」に示すように
セーブエリア8に1行目の表示位置データが格納され
る。次に2行目の描画要求データが描画要求データエリ
ア7に格納され、カラム情報に展開されて論理画面テー
ブル6の2行1カラムから2行5カラムに格納される。
この場合はセーブエリア8にデータが有り、表示位置デ
ータのカラム数が共に「5」で一致するので、論理画面
テーブル6のカラム情報を比較する。両者のカラム情報
がすべて一致するので画面表示装置9上の1行目の描画
イメージを2行目にコピーする。2行目へのコピー終了
後にセーブエリア8は図3(b)の「終了後」の状態に
更新される。3行目以降も同様な表枠の表示が続く場合
には同様なコピー処理が行われる。
【0026】図4は、コピーが実行される他の例を示し
た説明図である。図4(a)は、1行目と3行目とに同
じ表枠が表示され、2行目には何も表示が無い場合であ
り、図4(b)は、1行目と3行目の表示内容が同一で
あるが、表示開始のカラム位置が異なる場合である。
【0027】上述の実施例の説明においては、描画複製
判断チェック手段2は表示位置データのカラム数の比較
を行い、カラム数が一致する場合に配列順にカラム情報
を比較することにより、表示位置データ中の表示開始位
置を示すカラム番号が異なる図4(b)のような場合も
コピー処理ができるものとした。しかしながら、一般的
には同じ表示開始位置で繰り返し表示される場合が多い
ので、カラム数の比較処理を省略し、論理画面テーブル
の同一カラム番号のカラム情報同士を比較して判定する
ようにしても、十分効果を発揮することが可能である。
【0028】又、描画要求データは可変長であり、表示
位置データ中に長さを示すカラム数が格納されているも
のとして説明したが、描画要求データを画面表示可能な
カラム数(1行の要素画面数)の単位データを有する固
定長とし、表示位置データとしては表示行を示すライン
番号のみとしても同様な処理ができる。
【0029】なお、コピー処理の対象となる描画要求デ
ータは、直前に描画した1行のみとしたが、セーブエリ
アに複数個の表示位置データを先入れ先出し方式で格納
し、複数の先行描画要求データに対して同様なカラム情
報の比較を行い、直前以外の行の複写も行えるようにす
ることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表画面描
画処理方式は、前回実行した描画要求データの表示位置
データをセーブエリアに保持し、今回の描画要求データ
の描画内容と前回の描画内容とを比較し、同一であれば
描画要求データを描画イメージに再度ビットマップ展開
することなく、展開済みの描画イメージを複写するよう
に構成した。従って、同一描画内容の描画要求データが
続いた場合には、ビットマップ展開のために複数の表示
実行命令を発行する必要がなくなり、代わりに複写を指
示する一つの表示実行命令を発行するのみでよいため、
実行命令回数が減り表示速度が改善されるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の処理手順を示したフローチ
ャートである。
【図3】本実施例によるコピー処理の一具体例の説明図
である。
【図4】本実施例によるコピー処理の他の具体例を示し
た説明図である。
【図5】描画要求データと描画イメージの関係を示した
説明図である。
【図6】従来の表画面描画処理方式の処理手順のフロー
チャートである。
【図7】論理画面テーブルとカラム情報の関係を示す説
明図である。
【図8】1要素画面の描画領域の構成を示す説明図であ
る。
【図9】複数カラムから成る表枠の描画イメージの一例
を示した説明図である。
【符号の説明】
1 論理画面テーブル設定手段 2 描画複製判断チェック手段 3 描画複製手段 4 描画手段 5 セーブエリア更新手段 6 論理画面テーブル 7 描画要求データエリア 8 セーブエリア 9 画面表示装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/30 610 G06F 15/20 564P 15/22 310Z 15/62 325D

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表計算システムなどのアプリケーション
    プログラムから与えられる表罫線を含む描画要求データ
    を解析してカラム情報に展開し画面表示を制御する表画
    面描画処理方式において、表示位置データ,テキストデ
    ータ,アトリビュートデータから成る1行分の描画要求
    データを格納するための描画要求データエリアと、表画
    面を構成する要素画面の描画データであるカラム情報を
    表示位置と対応させて1表示画面分格納するためのマト
    リックス状の論理画面テーブルと、前回実行した描画要
    求データ中の表示位置データを次の描画要求データを実
    行するまで退避し保持するためのセーブエリアと、前記
    描画要求データエリアに格納されている描画要求データ
    中のテキストデータ及びアトリビュートデータを要素画
    面単位のカラム情報の列に展開し前記論理画面テーブル
    内の該当する箇所に設定する論理画面テーブル設定手段
    と、前記論理画面テーブル設定手段により設定されたカ
    ラム情報と前記セーブエリアの表示位置データと対応す
    る箇所の前記論理画面テーブル内のカラム情報とが一致
    するか否かを判断する描画複製判断チェック手段と、前
    記描画複製判断チェック手段でカラム情報が一致しない
    と判断した場合に前記論理画面テーブル設定手段が設定
    したカラム情報を描画イメージに展開して画面表示装置
    に表示させる描画手段と、前記描画複製判断チェック手
    段でカラム情報が一致すると判断した場合に前記セーブ
    エリアの表示位置データに対応する位置の描画イメージ
    を前記描画要求データエリアに格納されている描画要求
    データ中の表示位置データに対応する位置に複写して画
    面表示装置に表示させる描画複製手段と、前記描画手段
    または前記描画複製手段による前記描画要求データエリ
    アに格納されている描画要求データに対する描画処理の
    終了後にその表示位置データを前記セーブエリアに格納
    するセーブエリア更新手段とを備えたことを特徴とする
    表画面描画処理方式。
  2. 【請求項2】 前記表示位置データが、表示行を表すラ
    イン番号と表示開始位置を表すカラム番号と表示開始位
    置から末尾位置までの長さを表すカラム数とから成り、
    前記テキストデータ及びアトリビュートデータは、それ
    ぞれカラム数分の単位データから成るデータ列で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の表画面描画処
    理方式。
  3. 【請求項3】 前記描画要求データが固定長であり、前
    記表示位置データは表示行を表すライン番号のみで構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の表画面描画
    処理方式。
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