JP2664862B2 - 水研磨用サンダー - Google Patents

水研磨用サンダー

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JP2664862B2 JP29078893A JP29078893A JP2664862B2 JP 2664862 B2 JP2664862 B2 JP 2664862B2 JP 29078893 A JP29078893 A JP 29078893A JP 29078893 A JP29078893 A JP 29078893A JP 2664862 B2 JP2664862 B2 JP 2664862B2
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修 泉澤
博文 飯島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の板金補修、金
型の研磨等の、目的物の表面を研磨する水研磨用サンダ
ーに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、目的物の研磨を行うサンダーに於
いて、研磨面の目詰まりを防ぐため、研磨面に水を流し
ながら、研磨を行う方法が知られている。
【0003】また、水道設備、ポンプ等の存在しない場
所でも、バケツ等の溜まり水を研磨面に連続的に供給
し、研磨面の冷却と目詰まりを防止する方法が、実公平
2−48217号公報記載の考案として知られている。
【0004】この方法は、研磨体を作動するエアーモー
ターに供給されるエアーの一部を、分岐路を介してエア
ーノズルに分割供給し、このエアーノズルを、バケツ等
の水の供給源と接続した水供給管の供給口に臨ませて噴
射する。このエアーの噴射により、供給口にエゼクター
作用を生じさせ、加圧手段を有しない水の供給源から水
を吸引し、研磨面に連続的に水を供給することが出来る
ようにしたものである。このように構成することによ
り、水道設備、ポンプ等の存在しない場所での水研磨作
業が可能となる利点を生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
発明は、エアーモーターを作動する加圧エアーを、エア
ーモーターに供給する前に、分岐路を介してエアーノズ
ルに分割供給するものである。そのため、エアーモータ
ーに供給されるエアーの量が不正確となり、エアーは定
量的にエアーモーターに供給されず、供給量が不安定と
なる。そのため、エアーモーターの回転力、回転数にば
らつきが生じ、研磨の状態を悪くしたり、エアーモータ
ーの耐用年限を短くしたりする欠点を有している。
【0006】また、供給する加圧エアーは、エアーモー
ターの駆動に必要な量に加えて、エアーノズルに供給す
る分を必要とするため、コンプレッサー等の供給源を大
きなものとしなければならず、装置を大型化し、高価な
ものとする欠点を有している。
【0007】本考案は上述のごと課題を解決しようと
するものであって、エアーモーターに供給するエアーの
量を常に一定とし、研磨体の研磨力に変動を生じる事が
なく、またエアーモーターの駆動に必要な量だけの加圧
エアーで水の吸引も同時に行おうとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、加圧エアーの供給源とエアーモータ
ーとを、エアーの供給を制御し得る制御弁を介して接続
し、この制御弁の開閉に伴って回転作動するエアーモー
ターに偏心軸を接続し、この偏心軸に、水噴出路を内部
から研磨面に形成した研磨体を、軸受を介して回転力を
伝達する事のないよう接続し、この研磨体とエアーモー
ターのケーシング本体とを、弾性連結体で連結するとと
もに水噴出路に水を供給する、水供給管の供給口に臨ま
せて、エゼクター作用を生じさせるエアーノズルを位置
し、このエアーノズルに、エアーモーターの排気路を接
続して成るものである。
【0009】
【作用】本発明は上述のごとく構成したものであるか
ら、加圧エアーの供給源から供給される加圧エアーを制
御弁を介して制御しながら、エアーモーターに導入す
る。この加圧エアーは、制御弁を介してエアーの供給路
から供給されるが、他の場所に分岐したりすることがな
く、供給するエアーの全てがエアーモーターに供給され
るため、エアーモーターは常に安定した同一の力を有す
る回転を可能とする。また、加圧エアーは分岐されるこ
とがないから、供給源であるコンプレッサー等の能力
は、エアーモーターの駆動に必要なだけでよく、従来例
に比較し小さなものとすることが出来る。
【0010】そして、このエアーモーターの回転力はエ
アーモーターに接続した偏心軸に伝達し、この偏心軸を
回転する。この偏心軸は、軸受を介して、目的物の研磨
を行う研磨体に接続しているから、この研磨体は、回転
力を伝達されることがない。そして、この研磨体は弾性
連結体を介してエアーモーターのケーシング本体に連結
しているから、エアーモーターの回転に伴う偏心軸の回
転によって、前後または左右方向への進退を可能とする
が、回転運動は行うことはない。そして、この研磨体の
前後または左右方向の振動により、研磨体は振動を生
じ、研磨面に接触している目的物の研磨を行うことが出
来る。
【0011】また、研磨体には液噴出路が内部から研磨
面に形成されている。この液噴出路には、水を供給する
水供給管が接続されている。そして、この水供給管の供
給口に臨ませて、エゼクター作用を生じさせるエアーノ
ズルが、ほぼ直角に位置している。そして、このエアー
ノズルは、エアーモーターの排気路に接続している。
【0012】そのため、エアーモーターの回転に使用し
たエアーを、理論的にはエアーノズルに全部供給して水
の吸引用に用いることが出来る。従って、大量のエアー
を用いてエゼクター作用を生じさせることが出来るか
ら、水供給管の供給口から必要にして充分な水を吸引
し、研磨体の水噴出路に供給することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に於いて説明す
れば、(1)はエアー供給管で、コンプレッサー等の加
圧エアーの供給源に接続している。そして、このエアー
供給管(1)は、ケーシング本体(2)にその導入口(3)を
螺子部(4)で螺着固定し、エアーモーター(5)とは、エ
アーの制御を可能とする制御弁(6)を介して接続してい
る。
【0014】この制御弁(6)は、弁棒(7)を、下端に固
定した発条(8)によって外部方向に押圧し、その先端部
をケーシング本体(2)から外方に突出する。また、弁棒
(7)の発条(8)方向に固定したオーリング(10)を、弁
座(11)に押圧付勢することにより、導入口(3)から導
入した加圧エアーの、エアー供給路(14)への供給を遮
断している。
【0015】また、この制御弁(6)の弁棒(7)は、ケー
シング本体(2)の一側に支持軸(12)で軸止した、スロ
ットルレバー(13)の下面に接触している。そして、ス
ロットルレバー(13)を、支持軸(12)を支点として弁
棒(7)方向に押圧することにより、スロットルレバー
(13)は、発条(8)の復元力に抗して下方に移動し、オ
ーリング(10)を弁座(11)から解放することにより、
導入口(3)から導入した加圧エアーをエアー供給路(1
4)に供給することを可能としている。
【0016】このエアー供給路(14)から、エアーモー
ター(5)部分に導入された加圧エアーは、エアーモータ
ー(5)のシリンダ(15)内に導入される。そして、この
シリンダ(15)内で、ローター(16)内に進退自在に挿
入したブレード(17)を一方に加圧押圧することによ
り、ブレード(17)を介してローター(16)を回転す
る。そして、このローター(16)の軸心には回動軸(1
8)を挿入固定し、この回動軸(18)は、軸受(20)を
介してケーシング本体(2)の内面に回動可能に位置して
いる。
【0017】また、この回動軸(18)は、下端に偏心軸
(21)を偏心して固定することにより、エアーモーター
(5)に偏心軸(21)を接続している。また、偏心軸(2
1)には、軸受(22)を介して研磨体(23)を接続固定
している。
【0018】この研磨体(23)は、偏心軸(21)に軸受
(22)を介して接続しているから、エアーモーター(5)
により回転される偏心軸(21)の回転力を伝達されるこ
とはない。また、研磨体(23)は、ゴム等の材質で形成
した弾性連結体(24)(25)を介して、ケーシング本体
(2)と連結固定している。この弾性連結体(24)(25)
は、上下両端に固定軸(26)(27)を設け、上端の固定
軸(26)をケーシング本体(2)に固定している。この固
定は、図2に示すごとく、ケーシング本体(2)の4カ所
に弾性連結体(24)を固定軸(26)で固定することによ
り行う。また、弾性連結体(24)の下端は、固定軸(2
7)により研磨体(23)に固定している。
【0019】また、この研磨体(23)は、内部に水噴出
路(28)を形成し、外周面に、サンドペーパー等の研磨
片(29)を取り外し可能に固定することにより、研磨面
(31)としている。この研磨面(31)にも、水噴出路
(28)を一定の間隔で開口している。
【0020】また、この水噴出路(28)は、水供給管
(32)と供給口(33)を介して連通している。この水供
給管(32)は、水道、ポンプ等の水を加圧する能力のあ
る供給源に接続してもよいが、水桶、バケツ等のごと
く、水を加圧する能力のない供給源に接続するものであ
ってもよい。
【0021】このように、加圧力を有しない溜まり水
を、水供給管(32)に接続した場合においても、本考案
では、この水を水噴出路(28)内に吸引して研磨面(3
1)に供給することが可能となる。
【0022】即ち、エアーモーター(5)のシリンダ(1
5)に導入された加圧エアーは、エアーモーター(5)を
回転するエネルギーとして使用された後、エアーモータ
ー(5)のシリンダ(15)に接続して設けた排気路(34)
から排気される。このシリンダ(15)の排気路(34)に
エアーノズル(35)を接続し、このエアーノズル(35)
より噴出する。
【0023】このエアーノズル(35)は、水供給管(3
2)の供給口(33)に略直角に臨ませて位置し、加圧エ
アーを、供給口(33)に対して直角に噴出することによ
り、エゼクター作用を生じさせ、水供給管(32)に接続
している加圧能力を有しない水を吸引し、水噴出路(2
8)に連続的に水を吸引して供給することが可能とな
る。
【0024】このように、エアーノズル(35)には、エ
アーモーター(5)の回転に使用した排気を供給すること
が出来るから、エアー供給管(1)から導入口(3)を介し
て供給される加圧エアーは、エアーモーター(5)に供給
される途中で分岐されることがなく、全てエアーモータ
ー(5)の回転力として使用することが出来る。そのた
め、エアーモーター(5)の回転力は常に一定であって安
定し、エアーモーター(5)の回転を不確かなものとする
ことがない。
【0025】このエアーモーター(5)の正確な回転は、
偏心軸(21)に正確に伝達され、この偏心軸(21)の回
転力は、軸受(22)を介して回転不能に接続された研磨
体(23)の振幅運動として伝達される研磨作業を行うこ
とが出来る。そして、水噴出路(28)から噴出する水に
より、研磨面(31)の洗浄を行うことが出来、研磨面
(31)の目詰まり等を発生する事がない。
【0026】また、エアーノズル(35)には、エアーモ
ーター(5)の回転に使用した、必要にして充分なエアー
を供給することが出来るから、水を充分な力で吸引し、
水噴出路(28)に水の供給を充分行うことが出来る。そ
のため、安定した水研磨作業を可能とすることが出来る
ものとなる。
【0027】尚、エアーノズル(35)への排気供給量が
必要量を超える場合には、シリンダーに排気口(36)を
適宜開口し、一部をエアーノズル(35)に供給すること
なく外部に排気するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したものであ
るから、エアーモーターへの加圧エアーの供給を常に一
定に保つことが出来、安定したエアーモーターの回転を
可能とし、優れた研磨効果を得る事ができる。また、エ
アーモーターの耐用期間を長期間可能とし、安定した信
頼性の高い製品を得ることが出来る。
【0029】また、加圧エアーの供給は、エアーモータ
ーの駆動に必要な分のみ供給すれば良いから、コンプレ
ッサー等の加圧エアー供給源の能力を低いものとするこ
とができ、廉価な加圧エアーの供給が可能となる。
【0030】また、エアーノズルに供給される排気は、
エアー供給管から供給される加圧エアーの全てを使用す
ることが出来るから、水供給管から供給される水を、充
分にして必要な量だけ水噴出路に導くことが出来、エア
ー供給管からの少ない加圧エアーの導入によっても、充
分な水を水噴出路から研磨面に吸引供給することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1の平面図である。
【符号の説明】
5 エアーモーター 6 制御弁 20 軸受 21 偏心軸 22 軸受 23 研磨体 24 弾性連結体 28 水噴出路 31 研磨面 32 水供給管 33 供給口 34 排気路 35 エアーノズル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧エアーの供給源とエアーモーターと
    を、エアーの供給を制御し得る制御弁を介して接続し、
    この制御弁の開閉に伴って回転作動するエアーモーター
    に偏心軸を接続し、この偏心軸に、水噴出路を内部から
    研磨面に形成した研磨体を、軸受を介して回転力を伝達
    する事のないよう接続し、この研磨体とエアーモーター
    のケーシング本体とを、弾性連結体で連結するとともに
    水噴出路に水を供給する、水供給管の供給口に臨ませ
    て、エゼクター作用を生じさせるエアーノズルを位置
    し、このエアーノズルに、エアーモーターの排気路を接
    続した事を特徴とする水研磨用サンダー。
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WO2014162735A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 Endo Seiji 振動装置及びこの振動装置を用いた振動工具
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JP7338515B2 (ja) * 2020-03-05 2023-09-05 トヨタ自動車株式会社 自動水研装置

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