JP2664129B2 - ホットプレス - Google Patents

ホットプレス

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JP2664129B2
JP2664129B2 JP6318053A JP31805394A JP2664129B2 JP 2664129 B2 JP2664129 B2 JP 2664129B2 JP 6318053 A JP6318053 A JP 6318053A JP 31805394 A JP31805394 A JP 31805394A JP 2664129 B2 JP2664129 B2 JP 2664129B2
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JP
Japan
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heating chamber
push rod
pressure
hot press
servomotor
Prior art date
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JP6318053A
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JPH08178546A (ja
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忠行 調子
信夫 柏谷
二二夫 三島
毅 有松
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミックス等の焼結体
を製造するホットプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ、電子機器等に使用
される多層プリント基板は、その小型化、高精度化が要
求されると同時に、低価格で大量に入手できることが強
く望まれている。
【0003】高精度の多層プリント基板を得るには、薄
膜を形成する基板に対し平面度や強度において非常に厳
しい仕様が要求される。しかも、コンピュータの低価格
化にともない基板にも低価格が要求されている。そこ
で、最近では大量生産が可能なホットプレスを使用する
ようになっているが、ホットプレスを用いると大量に基
板を製作することは可能だが基板に付与する圧力の制御
や基板に接する押し棒の位置制御を精度良く行うことが
難しいので、基板の精度を維持するのが困難であった。
【0004】すなわち、ホットプレスでは基板に対する
加圧力または位置の制御精度を良くすることが重要であ
り、従来、この点に着目したものとして、実開平2−5
7927号公報、実開平2−78529号公報、及び特
公平5−62068号公報が開示されている。
【0005】実開平2−57927号公報に記載された
ホットプレスでは、加圧手段に油圧シリンダを使用し、
基板への加圧力を測定する測定器を測定範囲の異なる測
定器の組み合わせとすることで測定精度を高めて加圧力
の制御精度を向上させている。
【0006】また、実開平2−78529号公報に記載
されたホットプレスでは、基板を加圧する油圧シリンダ
に供給された油量と油圧シリンダ内部のピストンの上面
位置とからそれぞれ加圧力を演算することにより加圧力
の測定精度を高めて加圧力の制御精度を向上させると共
に、位置制御も同時に行っている。
【0007】さらに、特公平5−62068号公報に記
載されたホットプレスでは、加圧手段である油圧シリン
ダを主シリンダと複数の副シリンダとで構成すると共
に、基板に加わる加圧力を上方の押し棒に設けた複数の
圧力測定器で測定し、これにより基板全体に加わる圧力
分布が均一になるようにして加圧力の制御精度を向上さ
せている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たホットプレスは、いずれも加圧手段に油圧シリンダを
使用しているため、作動油と配管との間に生じる摩擦損
失や、配管機器の応答遅れ等により基板に対する加圧力
を精度良く制御することができないと共に、基板に加わ
る加圧力は、加熱室内の圧力を考慮していないため、基
板に加わる真の加圧力を正確に測定することができない
という問題点があった。さらに、作動油の膨張・収縮、
供給油量の測定誤差等により加圧ロッドの位置制御を正
確に行うことができないという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記問
題点を解決するためになされたもので、密封容器の内壁
に断熱材を設けた加熱室をフレームに支持し、該加熱室
の内部に加熱手段を配設し、上記加熱室を貫通して同一
鉛直線上に上方押し棒と下方押し棒を設けると共に、該
押し棒のいずれか一方に加圧力測定手段を、他方の押し
棒に駆動手段を設けたホットプレスにおいて、上記加熱
室に圧力測定手段を設けるとともに、上記駆動手段をネ
ジ式昇降機とサーボモータとで構成し、上記加圧力測定
手段での測定値を上記圧力測定手段での測定値で補正
し、該補正値で上記サーボモータを制御するようにした
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のホットプレスでは、外乱となる加熱室
内の圧力を測定し、該測定値で加圧力測定手段での測定
値を補正し、該補正値でサーボモータを制御するととも
に、駆動手段をサーボモータとネジ式昇降機とで構成し
て該モータの回転数により押し棒の位置制御を行う。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1に示すように、本発明に係るホッ
トプレス1は、フレーム2、加熱室3、駆動装置4とで
構成している。上記加熱室3は上記フレーム2の内側に
設けてあり、この加熱室3を構成する密封容器19の内
壁は断熱材5で内張りしている。また、加熱室3にはヒ
ータ6と圧力測定器7が設けてある。
【0012】上記フレーム2の天板8の下面には加圧力
測定手段であるロードセル9を介して上方押し棒10が
設けてある。上記ロードセル9は、測定誤差が絶対秤量
に対して所定範囲内(例えば±1%以内)にある高精度
なものを使用している。また、上方押し棒10の下端部
11は、加熱室3の天井を貫通して加熱室3の内部に挿
入してあり、該下端部11には平板形状からなる上金型
12が設けてある。
【0013】フレーム2の支持台13にはネジ式昇降機
としてジャッキ14が設けてある。このジャッキ14の
昇降部15には、下方押し棒16が上方押し棒10と同
一鉛直軸線上に設けてある。また、下方押し棒16の上
端部17は、加熱室3の底部を貫通して加熱室3の内部
に挿入してあり、該上端部17には平板形状からなる下
金型18が設けてある。
【0014】上記駆動装置4は、台座21にエンコーダ
26を有するサーボモータ22と減速機23とから構成
してあり、サーボモータ22と減速機23とは軸24で
接続し、該減速機23と上記ジャッキ14とは軸25で
接続してある。これより、サーボモータ22の回転が減
速機23を介してジャッキ14に伝達され、昇降部15
を上下に移動するようになっている。
【0015】ここで、上記ロードセル9で測定した加圧
力と、圧力測定器7で測定した加熱室3内の圧力とを制
御器27に入力する。そして、上記加圧力を上記加熱室
3内の圧力で補正して実加圧力を演算し、該実加圧力と
設定値との偏差をサーボモータ22にフィードバックし
て、実加圧力と設定値とが一致するようにサーボモータ
22を制御する。なお、上記ロードセル9は、上方押し
棒10等のロードセル9に連設された部材の重量を補正
してあるので無加圧時に零点となる。
【0016】また、上記エンコーダ26でサーボモータ
22の回転数を検出し、該検出値を上記制御器27にて
演算し、ジャッキ14の昇降部15の昇降量を制御する
こともできる。
【0017】上記構成のホットプレス1は、例えば、ア
ルミナグリーンシートからなる積層板30を下金型18
に載置して、所定の昇温曲線に添ってヒータ6で加熱室
3内を加熱すると同時に、所定の加圧曲線に添ってサー
ボモータ22を駆動し該積層板30を下金型18と上金
型12とで挾持して加圧焼結する。
【0018】この際、下方押し棒16の移動にはサーボ
モータ22を使用しているため、モータの回転数を制御
することにより、移動量の変更、停止等が応答遅れを生
じずに行える。したがって、複雑な加圧曲線であっても
下方押し棒16を精度良く制御することができる。ま
た、積層板30と上金型12とを接触させる際、下方押
し棒16を接触直前に一旦停止し、その後、下方押し棒
16を上動させて積層板30にゆっくりと接触させる等
の位置制御を行うこともできる。このようにすれば、積
層板30が上金型12と接触する際の衝撃を低減できる
ので、積層板30の破損や変形を防止することができ
る。
【0019】積層板30の焼結が終了すると、サーボモ
ータ22を駆動してジャッキ14の昇降部15を降下し
て積層板30と上金型12とを離間させた後、積層板3
0を加熱室3から取り出す。
【0020】なお、上記説明では、積層板30を加圧焼
結するため上金型12と下金型13は平板形状としてい
るが、加圧部である上金型12と下金型18をそれぞれ
筒体の内部を摺動するように構成して上・下金型と筒体
に囲まれた空間で粉体を加圧焼結するようにしてもよ
い。この時、粉体が定量供給されるなら、押し棒の位置
制御を主体に行うことで均一密度の基板を製造できる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るホットプレスでは、駆動手段にネジ式昇降機とサ
ーボモータとを採用したので、応答遅れや伝達力の損失
(例えば、摩擦損失)が非常に小さくなり加圧力の制御
精度が向上すると同時に、油圧機器を使わないので、作
動油の膨張や収縮などの誤差がなくなり、押し棒の位置
を精度良く制御することができる。また、被処理材料を
加圧する際、加圧力測定手段での測定値を加熱室内の圧
力測定値で補正するので、測定手段による誤差が非常に
小さくなり被処理材料の加圧力は真の加圧力(設定圧
力)に極めて近くなる。よって、焼結後の被処理材料の
製品精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るホットプレスの概略図である。
【符号の説明】
1…ホットプレス、2…フレーム、3…加熱室、6…ヒ
ータ、7…圧力センサ、9…ロードセル、22…サーボ
モータ、26…エンコーダ、27…制御器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器の内壁に断熱材を設けた加熱室
    をフレームに支持し、該加熱室の内部に加熱手段を配設
    し、上記加熱室を貫通して同一鉛直線上に上方押し棒と
    下方押し棒を設けると共に、該押し棒のいずれか一方に
    加圧力測定手段を、他方の押し棒に駆動手段を設けたホ
    ットプレスにおいて、上記加熱室に圧力測定手段を設け
    るとともに、上記駆動手段をネジ式昇降機とサーボモー
    タとで構成し、上記加圧力測定手段での測定値を上記圧
    力測定手段での測定値で補正し、該補正値で上記サーボ
    モータを制御するようにしたことを特徴とするホットプ
    レス。
JP6318053A 1994-12-21 1994-12-21 ホットプレス Expired - Lifetime JP2664129B2 (ja)

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JP6632158B2 (ja) * 2017-12-25 2020-01-22 株式会社Ihi ホットプレス装置

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