JPH08155694A - 粉末成形プレスにおける金型位置確認方法 - Google Patents
粉末成形プレスにおける金型位置確認方法Info
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- JPH08155694A JPH08155694A JP32146894A JP32146894A JPH08155694A JP H08155694 A JPH08155694 A JP H08155694A JP 32146894 A JP32146894 A JP 32146894A JP 32146894 A JP32146894 A JP 32146894A JP H08155694 A JPH08155694 A JP H08155694A
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- Japan
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- punch
- upper punch
- lower punch
- punches
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B11/00—Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
- B30B11/005—Control arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】上,下パンチ及びダイの相対位置関係の再調整
を簡単に行い得る粉末成形プレスの金型位置確認方法を
提供することにある。 【構成】下パンチ102,上パンチ101及びダイ10
3の内の可動部材のプレスフレーム100に対する位置
を位置検出手段104,105によって検出してその動
きを制御する粉末成形プレスにおいて、下パンチ支持部
102c,上パンチ支持部101c及びダイ103間の
良品成形時における相対位置関係を測定して良品位置と
して記憶し、その後、下パンチ支持部102c,上パン
チ支持部101及cびダイ103間の相対位置関係を測
定して前記記憶された良品位置と比較し、規定の許容範
囲を越えると前記下パンチ102,上パンチ101及び
ダイ103のうちの可動部材の検出情報に補正を加える
ことを特徴とする。
を簡単に行い得る粉末成形プレスの金型位置確認方法を
提供することにある。 【構成】下パンチ102,上パンチ101及びダイ10
3の内の可動部材のプレスフレーム100に対する位置
を位置検出手段104,105によって検出してその動
きを制御する粉末成形プレスにおいて、下パンチ支持部
102c,上パンチ支持部101c及びダイ103間の
良品成形時における相対位置関係を測定して良品位置と
して記憶し、その後、下パンチ支持部102c,上パン
チ支持部101及cびダイ103間の相対位置関係を測
定して前記記憶された良品位置と比較し、規定の許容範
囲を越えると前記下パンチ102,上パンチ101及び
ダイ103のうちの可動部材の検出情報に補正を加える
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末成形プレスにおい
て、ダイ,上下パンチ等の複数の金型の相対位置関係を
確認する方法に関する。
て、ダイ,上下パンチ等の複数の金型の相対位置関係を
確認する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、粉末成形プレスにおいて、上
パンチ,下パンチ及びダイの動きを制御するために、位
置検出手段によって上パンチ,下パンチ及びダイの位置
を検出している。
パンチ,下パンチ及びダイの動きを制御するために、位
置検出手段によって上パンチ,下パンチ及びダイの位置
を検出している。
【0003】この位置検出は、理想的には粉末に接触す
る上,下パンチ先端、ダイ上面の位置を検出することが
望ましい。しかし、上,下パンチ先端は粉末が充填され
るダイ孔内に挿入されるために検出することができない
ので、実際には各パンチと一体に動くパンチプレートや
パンチ駆動部の移動部分を計測している。そのため、計
測部から実際に粉末を加圧するパンチ先端位置まではオ
ープン部分であり、パンチ先端の位置は厳密には分から
ない。
る上,下パンチ先端、ダイ上面の位置を検出することが
望ましい。しかし、上,下パンチ先端は粉末が充填され
るダイ孔内に挿入されるために検出することができない
ので、実際には各パンチと一体に動くパンチプレートや
パンチ駆動部の移動部分を計測している。そのため、計
測部から実際に粉末を加圧するパンチ先端位置まではオ
ープン部分であり、パンチ先端の位置は厳密には分から
ない。
【0004】ところが、上,下パンチは気温変化や作動
時の摩擦熱あるいは作動油の温度等で膨張・収縮してお
り、この膨張・収縮は特にオープン部分において顕著に
現われる。
時の摩擦熱あるいは作動油の温度等で膨張・収縮してお
り、この膨張・収縮は特にオープン部分において顕著に
現われる。
【0005】このような熱膨張によって成形品の寸法不
良が生じるために、従来から、規定個数成形した後ある
いは規定時間経過後に成形品の寸法をチェックして、許
容範囲にあるがどうかを確認し、許容範囲からはずれそ
うになると、上,下パンチ及びダイの位置を再調整する
ようにしていた。
良が生じるために、従来から、規定個数成形した後ある
いは規定時間経過後に成形品の寸法をチェックして、許
容範囲にあるがどうかを確認し、許容範囲からはずれそ
うになると、上,下パンチ及びダイの位置を再調整する
ようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上,下
パンチ及びダイ位置の再調整は、許容範囲に入るまで再
度試し打ちを繰り返して行う必要があり、非常に面倒で
手間がかかる作業であった。
パンチ及びダイ位置の再調整は、許容範囲に入るまで再
度試し打ちを繰り返して行う必要があり、非常に面倒で
手間がかかる作業であった。
【0007】本願発明は、上記した従来技術の課題を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、上,下パンチ及びダイのオープン部分の寸法変化に
起因する相対位置関係のズレを簡単に確認補正し得る粉
末成形プレスの金型位置確認方法を提供することにあ
る。
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、上,下パンチ及びダイのオープン部分の寸法変化に
起因する相対位置関係のズレを簡単に確認補正し得る粉
末成形プレスの金型位置確認方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、下パンチ,上パンチ及びダイの
内の可動部材のプレスフレームに対する位置を位置検出
手段によって検出してその動きを制御する粉末成形プレ
スにおいて、前記下パンチを支持している下パンチ支持
部,上パンチを支持している上パンチ支持部及びダイ間
の良品成形時における相対位置関係を測定して良品位置
として記憶し、その後、下パンチ支持部,上パンチ支持
部及びダイ間の相対位置関係を測定して前記記憶された
良品位置と比較して前記下パンチ,上パンチ及びダイの
うちの可動部材の検出情報に補正を加えることを特徴と
する。
に、本発明にあっては、下パンチ,上パンチ及びダイの
内の可動部材のプレスフレームに対する位置を位置検出
手段によって検出してその動きを制御する粉末成形プレ
スにおいて、前記下パンチを支持している下パンチ支持
部,上パンチを支持している上パンチ支持部及びダイ間
の良品成形時における相対位置関係を測定して良品位置
として記憶し、その後、下パンチ支持部,上パンチ支持
部及びダイ間の相対位置関係を測定して前記記憶された
良品位置と比較して前記下パンチ,上パンチ及びダイの
うちの可動部材の検出情報に補正を加えることを特徴と
する。
【0009】相対位置の測定は、下パンチ支持部,上パ
ンチ支持部及びダイの内のいずれか2つの間に配される
相対位置検出手段によってなされることを特徴とする。
ンチ支持部及びダイの内のいずれか2つの間に配される
相対位置検出手段によってなされることを特徴とする。
【0010】複数の下パンチを備えている場合に、複数
の下パンチの内の一つの下パンチ支持部と上パンチ支持
部及びダイの間の相対位置関係を測定することを特徴と
する。
の下パンチの内の一つの下パンチ支持部と上パンチ支持
部及びダイの間の相対位置関係を測定することを特徴と
する。
【0011】複数の上パンチを備えている場合に、複数
の上パンチの内の一つの上パンチ支持部と下パンチ支持
部及びダイの間の相対位置関係を測定することを特徴と
する。
の上パンチの内の一つの上パンチ支持部と下パンチ支持
部及びダイの間の相対位置関係を測定することを特徴と
する。
【0012】
【作用】本発明にあっては、良品成形後あるいは相対位
置確認後の基準状態において、下パンチ支持部,上パン
チ支持部及びダイの相対位置関係を測定して良品位置と
して記憶しておく。
置確認後の基準状態において、下パンチ支持部,上パン
チ支持部及びダイの相対位置関係を測定して良品位置と
して記憶しておく。
【0013】成形行程は、位置検出手段によって下パン
チ,上パンチ及びダイの内の可動部材の位置を逐次検出
しながらその動きが制御されている。下パンチ,上パン
チ及びダイの位置検出は、プレスフレーム等は伸縮しな
いものとして、プレスフレームに対する位置が独立して
検出されている。
チ,上パンチ及びダイの内の可動部材の位置を逐次検出
しながらその動きが制御されている。下パンチ,上パン
チ及びダイの位置検出は、プレスフレーム等は伸縮しな
いものとして、プレスフレームに対する位置が独立して
検出されている。
【0014】そして、規定時間経過後、規定の成形個数
に達した時点、不良品が発生しそうな許容範囲の限界に
近くなった時点あるいは不良品が発生した時点等におい
て、上下パンチ支持部及びダイの相対位置関係を測定し
て前記良品位置と比較する。そして、比較結果が許容範
囲に入っているかどうかを確認し、前記下パンチ,上パ
ンチ及びダイのうちの可動部材の検出情報に補正を加え
る。
に達した時点、不良品が発生しそうな許容範囲の限界に
近くなった時点あるいは不良品が発生した時点等におい
て、上下パンチ支持部及びダイの相対位置関係を測定し
て前記良品位置と比較する。そして、比較結果が許容範
囲に入っているかどうかを確認し、前記下パンチ,上パ
ンチ及びダイのうちの可動部材の検出情報に補正を加え
る。
【0015】この相対位置の変化は、プレスフレームの
伸縮量と、位置検出手段の計測箇所から下パンチ及び上
パンチのパンチ先端までのオープン部分の伸縮量等に起
因するものである。
伸縮量と、位置検出手段の計測箇所から下パンチ及び上
パンチのパンチ先端までのオープン部分の伸縮量等に起
因するものである。
【0016】本発明では、上下パンチのパンチ支持部間
の相対位置関係を測定するので、実際に粉末に接触する
上下パンチの先端と上下パンチ支持部の間にはオープン
部分が存在するが、下パンチ,上パンチ及びダイ間の相
対位置関係はおおよそ確認でき、成形品の寸法誤差を許
容範囲に収めることが可能である。
の相対位置関係を測定するので、実際に粉末に接触する
上下パンチの先端と上下パンチ支持部の間にはオープン
部分が存在するが、下パンチ,上パンチ及びダイ間の相
対位置関係はおおよそ確認でき、成形品の寸法誤差を許
容範囲に収めることが可能である。
【0017】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0018】図1〜図3は本発明の粉末成形プレスの金
型位置確認方法を説明するための図である。図示例は、
対応する一対の上パンチ101,下パンチ102と、ダ
イ103を有する構成で、ウイズドロアル方式によって
粉末を加圧する場合を例にとって説明する。
型位置確認方法を説明するための図である。図示例は、
対応する一対の上パンチ101,下パンチ102と、ダ
イ103を有する構成で、ウイズドロアル方式によって
粉末を加圧する場合を例にとって説明する。
【0019】図1に示すように、下パンチ102が固定
で、上パンチ101およびダイ103が可動となってお
り、上パンチ101の動きとダイ103の動きを、上パ
ンチ位置検出器104と、ダイ位置検出器105とによ
って検出するようになっている。
で、上パンチ101およびダイ103が可動となってお
り、上パンチ101の動きとダイ103の動きを、上パ
ンチ位置検出器104と、ダイ位置検出器105とによ
って検出するようになっている。
【0020】上パンチ101は油圧シリンダ等の上パン
チ駆動装置106によって上下に作動され、ダイ103
も油圧シリンダ等のダイ駆動装置107によって上下に
作動される。上パンチ駆動装置106,ダイ駆動装置1
07は、制御装置113によって所定の順序で駆動制御
される。
チ駆動装置106によって上下に作動され、ダイ103
も油圧シリンダ等のダイ駆動装置107によって上下に
作動される。上パンチ駆動装置106,ダイ駆動装置1
07は、制御装置113によって所定の順序で駆動制御
される。
【0021】上パンチ位置検出器104は、たとえば、
上パンチ101に取り付けられるリニアスケール141
と、リニアスケール141に対向してリニアスケール1
41の目盛りを読み取る読取素子142と、から構成さ
れており、リニアスケール141は、上パンチ101を
支持する上パンチプレート等の上パンチ101の先端1
01aから所定距離離れた箇所に取り付けられている。
また、読取素子142はプレスフレーム100に取り付
けられ、上パンチ101位置の検出は、フレーム100
に対する位置を検出することになる。
上パンチ101に取り付けられるリニアスケール141
と、リニアスケール141に対向してリニアスケール1
41の目盛りを読み取る読取素子142と、から構成さ
れており、リニアスケール141は、上パンチ101を
支持する上パンチプレート等の上パンチ101の先端1
01aから所定距離離れた箇所に取り付けられている。
また、読取素子142はプレスフレーム100に取り付
けられ、上パンチ101位置の検出は、フレーム100
に対する位置を検出することになる。
【0022】一方、ダイ位置検出器105は、ダイ10
3に固定ロッド108を介して連結されたダイプレート
109の位置を検出するもので、ダイプレート109に
取り付けられるリニアスケール151と、リニアスケー
ル151に対向してリニアスケール151の目盛りを読
み取る読取素子152と、から構成されている。この読
取素子152もプレスフレーム100に取り付けられ、
ダイ103の位置検出もフレーム100に対する位置を
検出することになる。
3に固定ロッド108を介して連結されたダイプレート
109の位置を検出するもので、ダイプレート109に
取り付けられるリニアスケール151と、リニアスケー
ル151に対向してリニアスケール151の目盛りを読
み取る読取素子152と、から構成されている。この読
取素子152もプレスフレーム100に取り付けられ、
ダイ103の位置検出もフレーム100に対する位置を
検出することになる。
【0023】そして、粉末の加圧工程は、周知のウイズ
ドロアル方式によるもので、図3に示すように、ダイ1
03を上昇させてダイ上面103aと下パンチ先端10
2aとの間に所定の充填深さを形成して粉末110を充
填し(図3(a)参照)、次いでダイ103を固定した状
態で上パンチ101を下動させて粉末10の上加圧を行
い(図3(b),(c)参照)、加圧が完了すると(図3
(d)参照)、上パンチ101を上動させると共にダイ1
03を下動させて圧粉体111を抜き出すようになって
いる(図3(e)参照)。もちろん、この加圧方式はこれ
に限定されるものではなく、ダイ103と上パンチ10
1を所定の速度比でもって同時に下動させて加圧しても
よく、両圧方式でもよく、その他種々の加圧方式をとる
ことができる。
ドロアル方式によるもので、図3に示すように、ダイ1
03を上昇させてダイ上面103aと下パンチ先端10
2aとの間に所定の充填深さを形成して粉末110を充
填し(図3(a)参照)、次いでダイ103を固定した状
態で上パンチ101を下動させて粉末10の上加圧を行
い(図3(b),(c)参照)、加圧が完了すると(図3
(d)参照)、上パンチ101を上動させると共にダイ1
03を下動させて圧粉体111を抜き出すようになって
いる(図3(e)参照)。もちろん、この加圧方式はこれ
に限定されるものではなく、ダイ103と上パンチ10
1を所定の速度比でもって同時に下動させて加圧しても
よく、両圧方式でもよく、その他種々の加圧方式をとる
ことができる。
【0024】この上パンチ101とダイ103の動き
は、上パンチ101とダイ103の動きを上パンチ位置
検出器104,ダイ位置検出器105によって検出し、
制御装置13にフィードバックされて正確に制御され
る。
は、上パンチ101とダイ103の動きを上パンチ位置
検出器104,ダイ位置検出器105によって検出し、
制御装置13にフィードバックされて正確に制御され
る。
【0025】しかし、上パンチ位置,ダイ位置検出器1
04,105による位置の検出は上パンチ先端101a
およびダイ上面103aではなく、上パンチ先端101
aおよびダイ上面103aからオープン部分101b,
103bを介して所定距離離れた位置であって、上パン
チ先端101aの位置、ダイ上面103aの位置は全く
不明である。また、プレスフレーム100の伸縮は無視
しているが、実際には伸縮している。
04,105による位置の検出は上パンチ先端101a
およびダイ上面103aではなく、上パンチ先端101
aおよびダイ上面103aからオープン部分101b,
103bを介して所定距離離れた位置であって、上パン
チ先端101aの位置、ダイ上面103aの位置は全く
不明である。また、プレスフレーム100の伸縮は無視
しているが、実際には伸縮している。
【0026】本発明は、下パンチ102を支持している
下パンチプレート102c,上パンチ101を支持して
いる上パンチプレート101c及びダイ103間の相対
位置関係を測定することにより、オープン部分の伸縮の
影響を補正するものである。
下パンチプレート102c,上パンチ101を支持して
いる上パンチプレート101c及びダイ103間の相対
位置関係を測定することにより、オープン部分の伸縮の
影響を補正するものである。
【0027】この相対位置検出は、下パンチプレート1
02c,上パンチ支持部及びダイの内のいずれか2つ、
この実施例では、下パンチプレート102cとダイ間、
下パンチプレート102cと上パンチプレート101c
間に配される第1,第2相対位置検出器120,121
によって行われる。
02c,上パンチ支持部及びダイの内のいずれか2つ、
この実施例では、下パンチプレート102cとダイ間、
下パンチプレート102cと上パンチプレート101c
間に配される第1,第2相対位置検出器120,121
によって行われる。
【0028】第1相対位置検出器120は、ダイ103
に取り付けられるリニアスケール1201と、下パンチ
プレート102cにリニアスケール1201に対向して
取り付けられる読取素子1202と、から構成される。
に取り付けられるリニアスケール1201と、下パンチ
プレート102cにリニアスケール1201に対向して
取り付けられる読取素子1202と、から構成される。
【0029】また、第2相対位置検出器121は、上パ
ンチプレート101cに取り付けられるリニアスケール
1211と、下パンチプレート102cにリニアスケー
ル1211に対向して設けられる読取素子1212と、
から構成されている。
ンチプレート101cに取り付けられるリニアスケール
1211と、下パンチプレート102cにリニアスケー
ル1211に対向して設けられる読取素子1212と、
から構成されている。
【0030】たとえば、図2に示すように、良品成形時
において、確認位置における上パンチプレート101c
の検出位置がX0、ダイ103の引き下げプレート10
9の検出位置がY0で、この時の第1,第2相対位置検
出器104,105の読みが、A0,B0であったとする
と、この相対位置関係A0,B0を記憶しておく。
において、確認位置における上パンチプレート101c
の検出位置がX0、ダイ103の引き下げプレート10
9の検出位置がY0で、この時の第1,第2相対位置検
出器104,105の読みが、A0,B0であったとする
と、この相対位置関係A0,B0を記憶しておく。
【0031】金型確認位置は、成形サイクル中の任意の
位置でよいが、成形品の抜き出し完了位置を好ましい。
充填や加圧位置は製品寸法により変化するからである。
もちろん、ストローク中のある位置ではなく、金型位置
確認ポジションとして成形ストロークとは別に設けても
よい。
位置でよいが、成形品の抜き出し完了位置を好ましい。
充填や加圧位置は製品寸法により変化するからである。
もちろん、ストローク中のある位置ではなく、金型位置
確認ポジションとして成形ストロークとは別に設けても
よい。
【0032】成形行程は、位置検出器104,105に
よって上パンチ101及びダイ103の位置を逐次検出
しながらその動きが制御されている。上パンチ101及
びダイ103の位置検出は、プレスフレーム100等は
伸縮しないものとして、プレスフレーム100に対する
位置が独立して検出されている。
よって上パンチ101及びダイ103の位置を逐次検出
しながらその動きが制御されている。上パンチ101及
びダイ103の位置検出は、プレスフレーム100等は
伸縮しないものとして、プレスフレーム100に対する
位置が独立して検出されている。
【0033】そして、成形時全て、規定時間経過後、規
定の成形個数に達した時点、許容範囲の限界に近い不良
品が発生しそうな時点あるいは不良品が発生した時点等
において、確認位置において、再度上下パンチプレート
101c,102c及びダイ103の相対位置関係を測
定する。
定の成形個数に達した時点、許容範囲の限界に近い不良
品が発生しそうな時点あるいは不良品が発生した時点等
において、確認位置において、再度上下パンチプレート
101c,102c及びダイ103の相対位置関係を測
定する。
【0034】この時の第1,第2相対位置検出器12
0,121の読みが、A1,B1になっていたとすると、
この変化量ΔA,ΔBが許容範囲に入っているかどうか
を確認する。許容範囲を越えている場合には、その分だ
け上パンチ100及びダイ103の検出位置情報(X
0,Y0)に補正を加える。
0,121の読みが、A1,B1になっていたとすると、
この変化量ΔA,ΔBが許容範囲に入っているかどうか
を確認する。許容範囲を越えている場合には、その分だ
け上パンチ100及びダイ103の検出位置情報(X
0,Y0)に補正を加える。
【0035】この相対位置の変化を検討すると、第1相
対位置検出器120による検出値の変化は、引き下げプ
レート109とダイ103間のロッド108等のオープ
ン部分103bの伸縮に起因するものと考えられる。こ
の場合、引き下げプレート109をY0の位置に停止さ
せているが、ダイ103上面の位置は、良品成形時にお
ける位置よりもΔAだけずれていることになる。そこ
で、Y0を(Y0+ΔA)に置き換えて以後の制御を行
う。
対位置検出器120による検出値の変化は、引き下げプ
レート109とダイ103間のロッド108等のオープ
ン部分103bの伸縮に起因するものと考えられる。こ
の場合、引き下げプレート109をY0の位置に停止さ
せているが、ダイ103上面の位置は、良品成形時にお
ける位置よりもΔAだけずれていることになる。そこ
で、Y0を(Y0+ΔA)に置き換えて以後の制御を行
う。
【0036】また、第2相対位置検出器121による検
出値の変化は、プレスフレーム100の伸縮に起因する
ものと考えられる。この場合、上パンチプレート101
cはX0の位置に停止しているが、上パンチプレート1
01cの実際の位置は、良品成形時における位置よりも
ΔBだけずれていることになる。そこで、X0を(X0+
ΔB)に置き換えて以後の制御を行う。
出値の変化は、プレスフレーム100の伸縮に起因する
ものと考えられる。この場合、上パンチプレート101
cはX0の位置に停止しているが、上パンチプレート1
01cの実際の位置は、良品成形時における位置よりも
ΔBだけずれていることになる。そこで、X0を(X0+
ΔB)に置き換えて以後の制御を行う。
【0037】このようにすれば、上パンチ101,下パ
ンチ102先端及びダイ103上面間の相対位置関係
は、ほぼ良品成形時の位置関係に自動的に補正され、良
品を成形することが可能となる。ここで、上パンチ10
1,下パンチ102の先端位置は成形品の形状寸法に、
ダイ103の上面位置は、充填深さに影響を及ぼす。
ンチ102先端及びダイ103上面間の相対位置関係
は、ほぼ良品成形時の位置関係に自動的に補正され、良
品を成形することが可能となる。ここで、上パンチ10
1,下パンチ102の先端位置は成形品の形状寸法に、
ダイ103の上面位置は、充填深さに影響を及ぼす。
【0038】本発明では、上下パンチのパンチプレート
101c,102c間の相対位置関係を測定するので、
実際に粉末に接触する上下パンチ101,102の先端
と上下パンチプレート101c,102cの間にはオー
プン部分が存在するが、下パンチ102,上パンチ10
1及びダイ102間の相対位置関係はおおよそ確認で
き、成形品の寸法誤差を許容範囲に収めることが可能で
ある。
101c,102c間の相対位置関係を測定するので、
実際に粉末に接触する上下パンチ101,102の先端
と上下パンチプレート101c,102cの間にはオー
プン部分が存在するが、下パンチ102,上パンチ10
1及びダイ102間の相対位置関係はおおよそ確認で
き、成形品の寸法誤差を許容範囲に収めることが可能で
ある。
【0039】尚、ウィズドロアル方式の場合について説
明したが、ダイ103が固定で、下パンチ102と上パ
ンチ101が移動する両押し方式の場合にも、同様に適
用することができる。ダイ103固定の場合は、ダイ1
03を基準とし、ダイ103と上パンチ101、ダイ1
03と下パンチ102間の寸法がよい。もちろん、ダイ
103と上下パンチ102がすべて動く場合にも適用す
ることができる。
明したが、ダイ103が固定で、下パンチ102と上パ
ンチ101が移動する両押し方式の場合にも、同様に適
用することができる。ダイ103固定の場合は、ダイ1
03を基準とし、ダイ103と上パンチ101、ダイ1
03と下パンチ102間の寸法がよい。もちろん、ダイ
103と上下パンチ102がすべて動く場合にも適用す
ることができる。
【0040】このように、駆動装置106,107によ
って駆動される上パンチ101及びダイ103の位置が
位置検出装置104,105によって逐次確認され、コ
ントローラ113によってそれぞれの駆動装置106,
107が制御されているが、今回取り付ける相対位置検
出器120,121は、例えば抜き出し完了位置で、金
型間の位置を毎回チェックし、許容範囲の限界に近づい
た時点あるいは限界を越えた時に自動的に補正したり機
械を停止させることができる。
って駆動される上パンチ101及びダイ103の位置が
位置検出装置104,105によって逐次確認され、コ
ントローラ113によってそれぞれの駆動装置106,
107が制御されているが、今回取り付ける相対位置検
出器120,121は、例えば抜き出し完了位置で、金
型間の位置を毎回チェックし、許容範囲の限界に近づい
た時点あるいは限界を越えた時に自動的に補正したり機
械を停止させることができる。
【0041】図4には、上パンチ1および下パンチ2の
数を複数にした場合のより具体的な構成例を示してい
る。
数を複数にした場合のより具体的な構成例を示してい
る。
【0042】この実施例では、図5(f)に示すような段
付き成形品Wを成形する場合を例にとって説明するもの
とする。成形品Wは、外側の第1段部W1と、内側の第
3段部W3と、第1段部W1と第3段部W3を接続する第
2段部W2と、から構成され、それぞれの部分の肉厚の
相違に対応して上下端面が段付き形状となっている。
付き成形品Wを成形する場合を例にとって説明するもの
とする。成形品Wは、外側の第1段部W1と、内側の第
3段部W3と、第1段部W1と第3段部W3を接続する第
2段部W2と、から構成され、それぞれの部分の肉厚の
相違に対応して上下端面が段付き形状となっている。
【0043】図4に示すように、ツールセット1には、
複数の金型、すなわち粉末が充填されるダイ孔2を有す
るダイ103と、このダイ103の上下開口部に圧入さ
れる上パンチユニット4と、下パンチユニット5が設け
られている。上パンチユニット4はクランパユニット7
を介してプレス本体の上ラム9に固定されるパンチ作動
ユニット6と接続されている。
複数の金型、すなわち粉末が充填されるダイ孔2を有す
るダイ103と、このダイ103の上下開口部に圧入さ
れる上パンチユニット4と、下パンチユニット5が設け
られている。上パンチユニット4はクランパユニット7
を介してプレス本体の上ラム9に固定されるパンチ作動
ユニット6と接続されている。
【0044】上パンチユニット4は、互いに同心的に組
み付けられた第1,第2及び第3上パンチ41,42,
43を具備している。第3上パンチ43は最も内側に位
置し、この第3上パンチ43の外周に第2上パンチ42
が嵌合し、さらに、第2上パンチ42の外周に第1上パ
ンチ41が互いに摺動自在に嵌合している。これら第
1,第2,第3上パンチ41,42,43は、それぞれ
第1,第2,第3上パンチホルダ44,45,46に固
定されている。
み付けられた第1,第2及び第3上パンチ41,42,
43を具備している。第3上パンチ43は最も内側に位
置し、この第3上パンチ43の外周に第2上パンチ42
が嵌合し、さらに、第2上パンチ42の外周に第1上パ
ンチ41が互いに摺動自在に嵌合している。これら第
1,第2,第3上パンチ41,42,43は、それぞれ
第1,第2,第3上パンチホルダ44,45,46に固
定されている。
【0045】第3上パンチホルダ46は上端部にフラン
ジが張り出した中実のフランジ付き円柱状部材で、この
第3上パンチホルダ46外周を取り囲むように中空円筒
状の第2上パンチホルダ45が嵌合され、さらに第2上
パンチホルダ45外周に中空円筒状の第1上パンチホル
ダ44が嵌合している。第1,第2上パンチホルダ4
4,45は上方に向かって拡径する段付き円筒状部材
で、第1上パンチホルダ44には上パンチユニット4全
体をガイドするガイド軸47が固定されている。また、
第3上パンチ43には金型を構成するコア54が挿通さ
れる貫通孔43bが設けられている。
ジが張り出した中実のフランジ付き円柱状部材で、この
第3上パンチホルダ46外周を取り囲むように中空円筒
状の第2上パンチホルダ45が嵌合され、さらに第2上
パンチホルダ45外周に中空円筒状の第1上パンチホル
ダ44が嵌合している。第1,第2上パンチホルダ4
4,45は上方に向かって拡径する段付き円筒状部材
で、第1上パンチホルダ44には上パンチユニット4全
体をガイドするガイド軸47が固定されている。また、
第3上パンチ43には金型を構成するコア54が挿通さ
れる貫通孔43bが設けられている。
【0046】パンチ作動ユニット6は、第1,第2上パ
ンチ41,42を作動する第1,第2上パンチ作動機構
10,11を互いに同心的に組み付けることによって構
成されている。第3上パンチ43を作動する第3上パン
チ作動機構はプレス本体の加圧機構によって構成され
る。
ンチ41,42を作動する第1,第2上パンチ作動機構
10,11を互いに同心的に組み付けることによって構
成されている。第3上パンチ43を作動する第3上パン
チ作動機構はプレス本体の加圧機構によって構成され
る。
【0047】この場合、プレス本体は上パンチユニット
4全体を作動させるシリンダを上部に有する。位置検出
器との組み合わせのため、メカプレスよりも空気圧,油
圧,水圧等の流体圧シリンダが望ましい。また、流体圧
シリンダの他にねじ駆動機構によって駆動される構成の
ものでもよい。
4全体を作動させるシリンダを上部に有する。位置検出
器との組み合わせのため、メカプレスよりも空気圧,油
圧,水圧等の流体圧シリンダが望ましい。また、流体圧
シリンダの他にねじ駆動機構によって駆動される構成の
ものでもよい。
【0048】第2上パンチ作動機構11は中心に配置さ
れる第2固定部材12と、第2固定部材の外周に摺動自
在に嵌合される第2可動部材13と、から構成されてい
る。第2固定部材12と第2可動部材13の間には、圧
油や空気圧等の作動流体が流入する第2作動室14が設
けられ、第2可動部材13には前記第2作動室14内に
挿入される第2環状ピストン部15が設けられている。
そして、第2固定部材12の下端部には中実の第3アダ
プタ18が固定され、さらに第2可動部材13下端の作
動端部には環状の第2アダプタ17が固定されている。
れる第2固定部材12と、第2固定部材の外周に摺動自
在に嵌合される第2可動部材13と、から構成されてい
る。第2固定部材12と第2可動部材13の間には、圧
油や空気圧等の作動流体が流入する第2作動室14が設
けられ、第2可動部材13には前記第2作動室14内に
挿入される第2環状ピストン部15が設けられている。
そして、第2固定部材12の下端部には中実の第3アダ
プタ18が固定され、さらに第2可動部材13下端の作
動端部には環状の第2アダプタ17が固定されている。
【0049】第1上パンチ作動機構10は、プレス本体
の上ラム9に固定される円筒状の第1固定部材19と、
この第1固定部材19の内周に流体密に摺動自在に嵌合
される円筒状の第1可動部材20と、から構成される。
第1固定部材19内周中途部には圧油や空気圧等の作動
流体が流入する第1作動室22が設けられ、第1可動部
材20のの外周には、第1作動室22内に突出して第1
作動室22内を2室に区分する第1環状ピストン部21
が設けられている。そして、第1可動部材20の下端に
は環状の第1アダプタ16が固定されている。
の上ラム9に固定される円筒状の第1固定部材19と、
この第1固定部材19の内周に流体密に摺動自在に嵌合
される円筒状の第1可動部材20と、から構成される。
第1固定部材19内周中途部には圧油や空気圧等の作動
流体が流入する第1作動室22が設けられ、第1可動部
材20のの外周には、第1作動室22内に突出して第1
作動室22内を2室に区分する第1環状ピストン部21
が設けられている。そして、第1可動部材20の下端に
は環状の第1アダプタ16が固定されている。
【0050】上記第1,第2上パンチ作動機構10,1
1の第1固定部材19と第2固定部材12の上端は固定
プレート23を介して連結されている。すなわち、第2
固定部材12上端は固定プレート23に直接固定され、
第1固定部材19は固定ロッド24を介して固定プレー
ト23に固定されている。固定ロッド24は第1,第2
可動部材20,13の移動方向に沿って延びており、ま
た第1,第2可動部材20,13の上端に連結された第
1,第2可動プレート25,26に摺動自在に挿通され
ている。
1の第1固定部材19と第2固定部材12の上端は固定
プレート23を介して連結されている。すなわち、第2
固定部材12上端は固定プレート23に直接固定され、
第1固定部材19は固定ロッド24を介して固定プレー
ト23に固定されている。固定ロッド24は第1,第2
可動部材20,13の移動方向に沿って延びており、ま
た第1,第2可動部材20,13の上端に連結された第
1,第2可動プレート25,26に摺動自在に挿通され
ている。
【0051】クランパユニット7は、互いに同心的に組
み付けられる第1,第2,第3クランパ71,72,7
3によって構成されている。第3クランパ73は中実の
円柱状部材で、その外周に円筒状の第2クランパ72が
軸方向に移動自在に嵌合している。また、第2クランパ
72の外周には円筒状の第1クランパ71が軸方向に移
動自在に嵌合している。
み付けられる第1,第2,第3クランパ71,72,7
3によって構成されている。第3クランパ73は中実の
円柱状部材で、その外周に円筒状の第2クランパ72が
軸方向に移動自在に嵌合している。また、第2クランパ
72の外周には円筒状の第1クランパ71が軸方向に移
動自在に嵌合している。
【0052】第3クランパ73の上端は、前記パンチ作
動ユニット6の第2固定部材12下端の第3アダプタ8
に対して回転自在に接続されている。
動ユニット6の第2固定部材12下端の第3アダプタ8
に対して回転自在に接続されている。
【0053】また、第2クランパ72の上端は、パンチ
作動ユニット6の第2可動部材13下端の第2アダプタ
17に対して回転自在に接続されている。
作動ユニット6の第2可動部材13下端の第2アダプタ
17に対して回転自在に接続されている。
【0054】さらに、第1クランパ71の上端は、パン
チ作動ユニット6の第1可動部材20下端の第1アダプ
タ16に回転自在に接続されている。
チ作動ユニット6の第1可動部材20下端の第1アダプ
タ16に回転自在に接続されている。
【0055】上記した上パンチユニット4は対応する下
パンチユニット5が取り付けられたツールセット1に組
み付けられている。
パンチユニット5が取り付けられたツールセット1に組
み付けられている。
【0056】ツールセット1は、粉末が充填されるダイ
3を備えたダイプレート34と、このダイプレート34
の下方に配置され第1下パンチ51を保持する第1下パ
ンチプレート35と、第1下パンチプレート35の下方
に配置され第2下パンチ52を支持する第2下パンチプ
レート36と、プレス本体のフレーム37に固定される
固定プレート38と、この固定プレート38の下方に配
置されてタイロッド61を介してダイプレート34に連
結される引き下げプレート39と、を有する構成となっ
ている。第1下パンチプレート35および第2下パンチ
プレート36にはタイロッド61が摺動自在に挿通され
ている。
3を備えたダイプレート34と、このダイプレート34
の下方に配置され第1下パンチ51を保持する第1下パ
ンチプレート35と、第1下パンチプレート35の下方
に配置され第2下パンチ52を支持する第2下パンチプ
レート36と、プレス本体のフレーム37に固定される
固定プレート38と、この固定プレート38の下方に配
置されてタイロッド61を介してダイプレート34に連
結される引き下げプレート39と、を有する構成となっ
ている。第1下パンチプレート35および第2下パンチ
プレート36にはタイロッド61が摺動自在に挿通され
ている。
【0057】そして、第1下パンチプレート35と第2
下パンチプレート36の間に第1下パンチ51を作動す
るための第1下パンチ駆動シリンダ62が装着され、ま
た、第2下パンチプレート36と固定プレート38の間
には第2下パンチ52を作動するための第2下パンチ駆
動シリンダ63が装着されている。さらに、固定プレー
ト38の下面側には、コアロッド54を往復駆動するた
めのコアロッド駆動シリンダ67が装着されている。ま
た、引き下げプレート39も、図示しないが油圧,空気
圧等の流体圧シリンダによって駆動される。
下パンチプレート36の間に第1下パンチ51を作動す
るための第1下パンチ駆動シリンダ62が装着され、ま
た、第2下パンチプレート36と固定プレート38の間
には第2下パンチ52を作動するための第2下パンチ駆
動シリンダ63が装着されている。さらに、固定プレー
ト38の下面側には、コアロッド54を往復駆動するた
めのコアロッド駆動シリンダ67が装着されている。ま
た、引き下げプレート39も、図示しないが油圧,空気
圧等の流体圧シリンダによって駆動される。
【0058】第1下パンチ駆動シリンダ62および第2
下パンチ駆動シリンダ63は、いずれも環状の第1,第
2ピストンロッド64,65を有しており、第2下パン
チ駆動シリンダ63の第2ピストンロッド65内周に前
記第3下パンチ53の第3下パンチホルダ57が挿通さ
れ、第1下パンチ駆動シリンダ62の第1ピストンロッ
ド64内周に第2下パンチホルダ56が挿通されてい
る。また、コアロッド駆動シリンダ67は、コアロッド
54を支持するコアロッドホルダ55が連結されるピス
トン67aを有している。
下パンチ駆動シリンダ63は、いずれも環状の第1,第
2ピストンロッド64,65を有しており、第2下パン
チ駆動シリンダ63の第2ピストンロッド65内周に前
記第3下パンチ53の第3下パンチホルダ57が挿通さ
れ、第1下パンチ駆動シリンダ62の第1ピストンロッ
ド64内周に第2下パンチホルダ56が挿通されてい
る。また、コアロッド駆動シリンダ67は、コアロッド
54を支持するコアロッドホルダ55が連結されるピス
トン67aを有している。
【0059】上パンチユニット4はダイプレート34に
挿通されたガイド軸47の上端が固定されており、この
ガイド軸47を介して、上パンチユニット4がダイプレ
ート34に支持されている。
挿通されたガイド軸47の上端が固定されており、この
ガイド軸47を介して、上パンチユニット4がダイプレ
ート34に支持されている。
【0060】また、このダイプレート34には、前記上
パンチユニット4を昇降させてクランパユニット7に対
して進退させる進退手段としての昇降シリンダ66が設
けられている。
パンチユニット4を昇降させてクランパユニット7に対
して進退させる進退手段としての昇降シリンダ66が設
けられている。
【0061】そして、各第1〜第3上下パンチ41〜4
3,51〜53、コアロッド54、ダイ3の作動を監視
する位置検出器411〜431、511,521,54
1,301が設けられている。
3,51〜53、コアロッド54、ダイ3の作動を監視
する位置検出器411〜431、511,521,54
1,301が設けられている。
【0062】本実施例では、第1上パンチ位置検出器4
1のリニアスケール411aは固定プレート23に、第
2上パンチ位置検出器421のリニアスケール421a
は第1可動プレート25に、第3上パンチ位置検出器4
31のリニアスケール431aは第2可動プレート26
に、それぞれ固定され、これらリニアスケール411
a,421a,431aに近接してプレスフレーム側に
リニアスケールの目盛りを読み取るためのセンサ411
b,421b,431bが設けられている。
1のリニアスケール411aは固定プレート23に、第
2上パンチ位置検出器421のリニアスケール421a
は第1可動プレート25に、第3上パンチ位置検出器4
31のリニアスケール431aは第2可動プレート26
に、それぞれ固定され、これらリニアスケール411
a,421a,431aに近接してプレスフレーム側に
リニアスケールの目盛りを読み取るためのセンサ411
b,421b,431bが設けられている。
【0063】図4に示す配置関係は概念的なものであ
り、実際はツールセットの周方向に配置して互いに干渉
しないように設定されている。
り、実際はツールセットの周方向に配置して互いに干渉
しないように設定されている。
【0064】また、第1下パンチ位置検出器511は第
1下パンチ51を支持する第1下パンチプレート55と
固定プレート38間に配設され、第2下パンチ位置検出
器521は第2下パンチプレートを支持する第2下パン
チプレート56と固定プレート38間に配設されてい
る。
1下パンチ51を支持する第1下パンチプレート55と
固定プレート38間に配設され、第2下パンチ位置検出
器521は第2下パンチプレートを支持する第2下パン
チプレート56と固定プレート38間に配設されてい
る。
【0065】コアロッド位置検出器541のリニアスケ
ール541aはコアロッドホルダ55の下端面に、ダイ
位置検出器301のリニアスケール301aは下ラム3
9aに、それぞれ設けられた取付部541c,301c
に取り付けられている。
ール541aはコアロッドホルダ55の下端面に、ダイ
位置検出器301のリニアスケール301aは下ラム3
9aに、それぞれ設けられた取付部541c,301c
に取り付けられている。
【0066】しかし、このような位置検出器411〜4
31、511,521,541,301が設けられてい
ても、測定箇所が各パンチやコアロッドの先端位置及び
ダイ上面3とは差があるために、位置検出器411〜4
31から各上パンチ41〜43先端まで、位置検出器5
11,521,541から各下パンチ51,52先端及
びコアロッド54先端まで、さらに位置検出器301か
らダイ上面3までのパンチやアダプタ等の構成部分、さ
らにはプレスフレームがオープン部分になる。
31、511,521,541,301が設けられてい
ても、測定箇所が各パンチやコアロッドの先端位置及び
ダイ上面3とは差があるために、位置検出器411〜4
31から各上パンチ41〜43先端まで、位置検出器5
11,521,541から各下パンチ51,52先端及
びコアロッド54先端まで、さらに位置検出器301か
らダイ上面3までのパンチやアダプタ等の構成部分、さ
らにはプレスフレームがオープン部分になる。
【0067】図示例では、第1上パンチ41について
は、第1パンチ作動シリンダの第1可動部材20,第1
アダプタ16,第1クランパ71,第1パンチホルダ4
4及び第1上パンチ41がオープン部分となる。
は、第1パンチ作動シリンダの第1可動部材20,第1
アダプタ16,第1クランパ71,第1パンチホルダ4
4及び第1上パンチ41がオープン部分となる。
【0068】第2上パンチ42については、第2パンチ
作動シリンダの第2可動部材13,第2アダプタ17,
第2クランパ72,第1パンチホルダ45及び第2上パ
ンチ42がオープン部分となる。
作動シリンダの第2可動部材13,第2アダプタ17,
第2クランパ72,第1パンチホルダ45及び第2上パ
ンチ42がオープン部分となる。
【0069】第3上パンチ43については、第2上パン
チ作動シリンダの第2固定部材12と、第3アダプタ1
8と、第3クランパ73と、第3上パンチホルダ46及
び第3上パンチ43がオープン部分となる。
チ作動シリンダの第2固定部材12と、第3アダプタ1
8と、第3クランパ73と、第3上パンチホルダ46及
び第3上パンチ43がオープン部分となる。
【0070】第1下パンチ51については、第1下パン
チ51及び第1下パンチホルダ58がオープン部分とな
る。
チ51及び第1下パンチホルダ58がオープン部分とな
る。
【0071】第2下パンチ52については、第2下パン
チ52及び第2下パンチホルダ57がオープン部分とな
る。
チ52及び第2下パンチホルダ57がオープン部分とな
る。
【0072】コアロッド54については、コアロッド5
4及びコアロッドホルダ55がオープン部分となる。
4及びコアロッドホルダ55がオープン部分となる。
【0073】また、ダイ3については、タイロッド61
がオープン部分となる。
がオープン部分となる。
【0074】気温の変化や成形時及び抜き出し時の発
熱、動力源が油圧の場合の温度変化により延びたり縮ん
だりすれば、オープン部分の長さに変化が生ずるために
補正が必要となる。特に、本実施例のように、複雑な製
品を成形する場合、パンチ及びこれを駆動するシリンダ
の数が多くなるので、位置検出器の取付位置がどうして
もオープン部分が多くなり、温度,熱による変化に対応
が出来にくい。
熱、動力源が油圧の場合の温度変化により延びたり縮ん
だりすれば、オープン部分の長さに変化が生ずるために
補正が必要となる。特に、本実施例のように、複雑な製
品を成形する場合、パンチ及びこれを駆動するシリンダ
の数が多くなるので、位置検出器の取付位置がどうして
もオープン部分が多くなり、温度,熱による変化に対応
が出来にくい。
【0075】そこで、本発明では、所定の確認位置にお
いて、良品成形時の第1〜第3上パンチ41〜43、第
1〜第3下パンチ51〜53及びダイ3間の相対位置関
係を測定して記憶しておいて、成形毎、規定時間経過
後、規定個数成形後、許容範囲の限界点近くなった時点
あるいは不良品発生時点等において、再度相対位置関係
を測定して、許容範囲に入っていなけば補正するように
構成している。
いて、良品成形時の第1〜第3上パンチ41〜43、第
1〜第3下パンチ51〜53及びダイ3間の相対位置関
係を測定して記憶しておいて、成形毎、規定時間経過
後、規定個数成形後、許容範囲の限界点近くなった時点
あるいは不良品発生時点等において、再度相対位置関係
を測定して、許容範囲に入っていなけば補正するように
構成している。
【0076】この実施例では、第1〜第3上パンチ41
〜43の伸びはほぼ同じため、代表として第1上パンチ
41を支持する第1上パンチホルダ44を計測し、ま
た、第1〜第3下パンチ51〜53も伸びはほとんど同
じため、代表として第1下パンチ51を支持する第1下
パンチホルダ58あるいは第1下パンチプレート35を
計測することとする。そして、第1下パンチホルダ38
と第1上パンチホルダ44間、第1下パンチプレート3
5及びダイ3間の相対位置関係を確認する。
〜43の伸びはほぼ同じため、代表として第1上パンチ
41を支持する第1上パンチホルダ44を計測し、ま
た、第1〜第3下パンチ51〜53も伸びはほとんど同
じため、代表として第1下パンチ51を支持する第1下
パンチホルダ58あるいは第1下パンチプレート35を
計測することとする。そして、第1下パンチホルダ38
と第1上パンチホルダ44間、第1下パンチプレート3
5及びダイ3間の相対位置関係を確認する。
【0077】すなわち、この実施例では、第1下パンチ
51側を基準として、第1相対位置検出器81がダイ3
と第1下パンチホルダ58間に配され、第2相対位置検
出器82が第1上パンチホルダ44と第1下パンチホル
ダ58間に配されている。
51側を基準として、第1相対位置検出器81がダイ3
と第1下パンチホルダ58間に配され、第2相対位置検
出器82が第1上パンチホルダ44と第1下パンチホル
ダ58間に配されている。
【0078】第2相対位置検出器82は、第1上パンチ
41を支持する第1上パンチホルダ44に取り付けられ
るリニアスケール821と第1下パンチホルダ58にリ
ニアスケール821に対向して取り付けられる読取素子
822と、から構成される。
41を支持する第1上パンチホルダ44に取り付けられ
るリニアスケール821と第1下パンチホルダ58にリ
ニアスケール821に対向して取り付けられる読取素子
822と、から構成される。
【0079】また、第1相対位置検出器81は、第1下
パンチプレート35に取り付けられるリニアスケール8
11と、リニアスケール811に対向してダイ3に設け
られる読取素子812と、から構成されている。
パンチプレート35に取り付けられるリニアスケール8
11と、リニアスケール811に対向してダイ3に設け
られる読取素子812と、から構成されている。
【0080】確認作業については、第1実施例と同様で
ある。
ある。
【0081】たとえば、良品成形時において、確認位置
における第1,第2,第3上パンチ41,42,43の
検出位置がX1,X2,X3、第1,第2下パンチ51,
52及びコアロッド54の検出位置がZ1,Z2,Z4、
ダイ3の検出位置がY0で、この時の第1,第2相対位
置検出器81,82の読みが、A0,B0であったとする
と、この相対位置関係A0,B0を記憶しておく。
における第1,第2,第3上パンチ41,42,43の
検出位置がX1,X2,X3、第1,第2下パンチ51,
52及びコアロッド54の検出位置がZ1,Z2,Z4、
ダイ3の検出位置がY0で、この時の第1,第2相対位
置検出器81,82の読みが、A0,B0であったとする
と、この相対位置関係A0,B0を記憶しておく。
【0082】そして、成形時全て、規定時間経過後、規
定の成形個数に達した時点あるいは不良品が発生した時
点等において、確認位置において、再度第1,第2相対
位置検出器81,82によって、第1下パンチホルダ5
8から第1上パンチホルダ44までの距離、及び第1下
パンチプレート35からダイ3までの距離を測定する。
定の成形個数に達した時点あるいは不良品が発生した時
点等において、確認位置において、再度第1,第2相対
位置検出器81,82によって、第1下パンチホルダ5
8から第1上パンチホルダ44までの距離、及び第1下
パンチプレート35からダイ3までの距離を測定する。
【0083】この時の第1,第2相対位置検出器81,
82の読みが、A1,B1になっていたとすると、この変
化量ΔA,ΔBが許容範囲に入っているかどうかを確認
する。許容範囲を越えている場合には、その分だけ第1
〜第3上パンチ41〜43及びダイ3の検出位置情報に
補正を加える。
82の読みが、A1,B1になっていたとすると、この変
化量ΔA,ΔBが許容範囲に入っているかどうかを確認
する。許容範囲を越えている場合には、その分だけ第1
〜第3上パンチ41〜43及びダイ3の検出位置情報に
補正を加える。
【0084】この相対位置の変化を検討すると、第1相
対位置検出器81による検出値の変化は、引き下げプレ
ート39とダイ3間のロッド61等のオープン部分の伸
縮に起因するものと考えられる。この場合、引き下げプ
レート39をY0の位置に停止しているが、ダイ3上面
の位置は、良品成形時における位置よりもΔAだけずれ
ていることになる。そこで、Y0を(Y0+ΔA)に置き
換えて以後の制御を行う。
対位置検出器81による検出値の変化は、引き下げプレ
ート39とダイ3間のロッド61等のオープン部分の伸
縮に起因するものと考えられる。この場合、引き下げプ
レート39をY0の位置に停止しているが、ダイ3上面
の位置は、良品成形時における位置よりもΔAだけずれ
ていることになる。そこで、Y0を(Y0+ΔA)に置き
換えて以後の制御を行う。
【0085】また、第2相対位置検出器82による検出
値の変化は、図示しないプレスフレームの伸縮と、第1
上パンチ41先端から第1上パンチ位置検出器411の
測定箇所までのオープン部分の伸縮と、第1下パンチ5
1先端から第1下パンチ位置検出器511の測定箇所ま
でのオープン部分の伸縮が重畳された値である。この場
合、第1上パンチ41はX1の位置に停止しているが、
実際の位置は、良品成形時における位置よりもΔBだけ
ずれていることになる。そこで、で、X1を(X1+Δ
B)に、X2を(X2+ΔB)に、X3を(X3+ΔB)に
置き換えて以後の制御を行う。ΔBを、X2,X3に一律
に補正しているが、厳密にはオープン部分の長さは幾分
異なるので、長さ等に応じて係数を定めて補正量を演算
してもよい。
値の変化は、図示しないプレスフレームの伸縮と、第1
上パンチ41先端から第1上パンチ位置検出器411の
測定箇所までのオープン部分の伸縮と、第1下パンチ5
1先端から第1下パンチ位置検出器511の測定箇所ま
でのオープン部分の伸縮が重畳された値である。この場
合、第1上パンチ41はX1の位置に停止しているが、
実際の位置は、良品成形時における位置よりもΔBだけ
ずれていることになる。そこで、で、X1を(X1+Δ
B)に、X2を(X2+ΔB)に、X3を(X3+ΔB)に
置き換えて以後の制御を行う。ΔBを、X2,X3に一律
に補正しているが、厳密にはオープン部分の長さは幾分
異なるので、長さ等に応じて係数を定めて補正量を演算
してもよい。
【0086】この実施例では、下パンチを基準にして相
対位置関係を補正しており、第1〜第3下パンチ51〜
53及びコアロッド54の検出値は補正しない。
対位置関係を補正しており、第1〜第3下パンチ51〜
53及びコアロッド54の検出値は補正しない。
【0087】もっとも、ダイあるいは上パンチを基準に
することもでき、ダイを基準にする場合には、上パンチ
及び下パンチの検出値を補正すればよいし、上パンチを
基準にする場合には、ダイ及び下パンチの検出値を補正
すればよく、相対的なものである。
することもでき、ダイを基準にする場合には、上パンチ
及び下パンチの検出値を補正すればよいし、上パンチを
基準にする場合には、ダイ及び下パンチの検出値を補正
すればよく、相対的なものである。
【0088】この例では、3つの第1〜第3上パンチ及
び第1〜第3下パンチの一つのパンチを代表として相対
位置を検出したが、3つ全部について相対位置関係を検
出してもよいし、2つについて相対位置関係を検出して
もよく、また、パンチ数は3つに限らず、2つあるいは
4つ以上でもよい。
び第1〜第3下パンチの一つのパンチを代表として相対
位置を検出したが、3つ全部について相対位置関係を検
出してもよいし、2つについて相対位置関係を検出して
もよく、また、パンチ数は3つに限らず、2つあるいは
4つ以上でもよい。
【0089】この確認作業をした後、本格的な加圧成形
を開始する。確認補正作業によって、上,下パンチユニ
ット4,5の各パンチの相対位置関係がほぼ同一とな
り、規定の充填深さ,加圧位置を入力すれば、許容範囲
内で支障無く成形することができる。
を開始する。確認補正作業によって、上,下パンチユニ
ット4,5の各パンチの相対位置関係がほぼ同一とな
り、規定の充填深さ,加圧位置を入力すれば、許容範囲
内で支障無く成形することができる。
【0090】上記金型確認補正が終了した後に、本来の
成形行程に入る。
成形行程に入る。
【0091】まず、ダイ孔2内に所定量の粉末を充填
し、充填した粉末をトランスファする。充填深さは、最
終成形品Wの各第1,第2,第3段部W1,W2,W3
の寸法比率と同一の比率に設定している。
し、充填した粉末をトランスファする。充填深さは、最
終成形品Wの各第1,第2,第3段部W1,W2,W3
の寸法比率と同一の比率に設定している。
【0092】トランスファ工程では、図5(a)に示すよ
うに、充填された粉末Pの、第1段部W1,第2段部W
2対応する粉末部分P1,P2を、第1,第2上下パンチ
41,51;42,52によって挟んで充填深さを変化
させないで相対移動させる。第1,第2上下パンチ4
1,51;42,52は動く量に応じたスピードで移動
し、同時スタート同時終了となるように制御され粉末の
加圧はしない。
うに、充填された粉末Pの、第1段部W1,第2段部W
2対応する粉末部分P1,P2を、第1,第2上下パンチ
41,51;42,52によって挟んで充填深さを変化
させないで相対移動させる。第1,第2上下パンチ4
1,51;42,52は動く量に応じたスピードで移動
し、同時スタート同時終了となるように制御され粉末の
加圧はしない。
【0093】そして、加圧工程では、各第1〜第3上パ
ンチ位置検出器411〜431、第1〜第3下パンチ位
置検出器511〜531及びコアロッド位置検出器54
1からの信号に基づいて、第1,第2上パンチ作動シリ
ンダ10,11及び第1,第2下パンチ作動シリンダ6
2,63、さらにコアロッド作動シリンダ67が制御さ
れ、第1上,下パンチ41,51;第2上,下パンチ4
2,52;第3上,下パンチ43,53によって対応す
る粉末部分を軸方向に同時に圧縮する。この時に、各粉
末部分の密度が圧縮途中で常に同一となるように圧縮す
る(図5(b)〜(c)参照)。
ンチ位置検出器411〜431、第1〜第3下パンチ位
置検出器511〜531及びコアロッド位置検出器54
1からの信号に基づいて、第1,第2上パンチ作動シリ
ンダ10,11及び第1,第2下パンチ作動シリンダ6
2,63、さらにコアロッド作動シリンダ67が制御さ
れ、第1上,下パンチ41,51;第2上,下パンチ4
2,52;第3上,下パンチ43,53によって対応す
る粉末部分を軸方向に同時に圧縮する。この時に、各粉
末部分の密度が圧縮途中で常に同一となるように圧縮す
る(図5(b)〜(c)参照)。
【0094】すなわち、上第1,第2,第3上パンチ4
1,42,43の速度をv01,v02,v03、下第1,第
2第3パンチ51,52,53をv11,v12,v13とし
た場合に、(v01ーv11),(v02ーv12),(v03ーv13)
の比率が、成形中常に最終成形品Wの各第1,第2,第
3段部W1,W2,W3の寸法比率と同一となるように
制御している。
1,42,43の速度をv01,v02,v03、下第1,第
2第3パンチ51,52,53をv11,v12,v13とし
た場合に、(v01ーv11),(v02ーv12),(v03ーv13)
の比率が、成形中常に最終成形品Wの各第1,第2,第
3段部W1,W2,W3の寸法比率と同一となるように
制御している。
【0095】本実施例では、第3下パンチ53が固定
で、第3上パンチ43がプレスの上ラム9によって駆動
されるので、第3下パンチ53を基準にして、第1,第
2,第3上,下パンチ41,51;42,52および上
第3パンチ43の移動速度を設定し、この設定速度とな
るように第1,第2上パンチ作動シリンダ10,11及
び上ラム9の作動シリンダ、さらに第1,第2下パンチ
作動シリンダ62,63が制御される。
で、第3上パンチ43がプレスの上ラム9によって駆動
されるので、第3下パンチ53を基準にして、第1,第
2,第3上,下パンチ41,51;42,52および上
第3パンチ43の移動速度を設定し、この設定速度とな
るように第1,第2上パンチ作動シリンダ10,11及
び上ラム9の作動シリンダ、さらに第1,第2下パンチ
作動シリンダ62,63が制御される。
【0096】加圧方式としては、片押し方式、両押しウ
イズドロアル方式等、種々の加圧方式を採用することが
できる。
イズドロアル方式等、種々の加圧方式を採用することが
できる。
【0097】加圧が終了すると、ダイ3および下第1,
第2パンチ51,52を下降させると共に上パンチユニ
ット4を上昇させて成形品を抜き出す(図5(d)参
照)。
第2パンチ51,52を下降させると共に上パンチユニ
ット4を上昇させて成形品を抜き出す(図5(d)参
照)。
【0098】成形品Wの抜き出しが完了すると、成形品
Wをダイ上面3aをすべらせて搬送する。この搬送は、
次の成形工程の粉末Pを充填するために前進するフィー
ダFによって側方に押し出され、それと同時に次の成形
のための粉末Pがダイ孔2内に充填され、次の成形工程
に移行する。
Wをダイ上面3aをすべらせて搬送する。この搬送は、
次の成形工程の粉末Pを充填するために前進するフィー
ダFによって側方に押し出され、それと同時に次の成形
のための粉末Pがダイ孔2内に充填され、次の成形工程
に移行する。
【0099】また、これらの金型の作動方法は、全油圧
サーボ方式油圧比例制御方式、ネジサーボモータ方式あ
るいは通常のメカプレスをサーボモータで制御する方式
等の数値制御方式のプレスに広く適用することができ
る。メカプレスはクランク,カム,トグル等の倍力機構
を有するもので、精密に制御するために、動力伝達部に
は歯付きベルトやチェーンあるいはギヤ伝達機構等のす
べりの無い機構を用いることが効果的である。
サーボ方式油圧比例制御方式、ネジサーボモータ方式あ
るいは通常のメカプレスをサーボモータで制御する方式
等の数値制御方式のプレスに広く適用することができ
る。メカプレスはクランク,カム,トグル等の倍力機構
を有するもので、精密に制御するために、動力伝達部に
は歯付きベルトやチェーンあるいはギヤ伝達機構等のす
べりの無い機構を用いることが効果的である。
【0100】上記実施例では、上パンチユニット4をク
ランパユニットを介してパンチ作動ユニット6に接続し
ているが、図6に示すように、クランパユニットを介さ
ないで、上パンチユニット4を直接上パンチ作動ユニッ
ト6に接続した構成でもよいことはもちろんである。図
中、上記実施例と同一の構成部分については、同一の符
号を付して説明を省略する。
ランパユニットを介してパンチ作動ユニット6に接続し
ているが、図6に示すように、クランパユニットを介さ
ないで、上パンチユニット4を直接上パンチ作動ユニッ
ト6に接続した構成でもよいことはもちろんである。図
中、上記実施例と同一の構成部分については、同一の符
号を付して説明を省略する。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形途中の熱膨張等によって上下パンチ及びダイ間の相
対位置関係が変化しても、上下パンチ支持部とダイ間の
相対位置関係を計測することによってオープン部分の熱
膨張等による誤差を修正することができ、再調整を簡単
に行うことができる。
成形途中の熱膨張等によって上下パンチ及びダイ間の相
対位置関係が変化しても、上下パンチ支持部とダイ間の
相対位置関係を計測することによってオープン部分の熱
膨張等による誤差を修正することができ、再調整を簡単
に行うことができる。
【図1】図1は本発明の粉末成形プレスの金型位置確認
方法の一実施例を示す図である。
方法の一実施例を示す図である。
【図2】図2は図1の粉末成形プレスの概略構成を示す
図である。
図である。
【図3】図3は図1の粉末成形プレスの成形行程を示す
図である。
図である。
【図4】図4は本発明の他の実施例に係る粉末成形プレ
スの金型位置確認方法に用いられるツールセット部の断
面図である。
スの金型位置確認方法に用いられるツールセット部の断
面図である。
【図5】図5は図4の粉末成形プレスの成形行程を示す
図である。
図である。
【図6】図6は図4の変形例を示す図である。
100 プレスフレーム 101 上パンチ 101a 先端 101b オープン部分 102 下パンチ 102a 先端 103 ダイ 103a 上面 103b オープン部分 104 上パンチ位置検出器 105 ダイ位置検出器 106 上パンチ駆動装置 107 ダイ駆動装置 111 圧粉体 120 第1相対位置検出器 121 第2相対位置検出器 1 ツールセット 3 ダイ 4 上パンチユニット 41,42,43 第1,第2,第3上パンチ 44 第1上パンチホルダ 5 下パンチユニット 51,52,53 第1,第2,第3下パンチ 54 コアロッド 58 第1下パンチホルダ 6 パンチ作動ユニット 7 クランパユニット 9 上ラム 10,11 第1,第2上パンチ作動シリンダ 35,36 第1,第2下パンチプレート 38 固定プレート 39 引き下げプレート 62,63 第1,第2下パンチ作動シリンダ 64 コアロッド作動シリンダ 81 第1相対位置検出器 82 第2相対位置検出器 411,421,431 第1,第2,第3上パンチ位
置センサ 511,521 第1,第2,第3下パンチ位置センサ 541 コアロッド位置センサ 301 ダイ位置センサ
置センサ 511,521 第1,第2,第3下パンチ位置センサ 541 コアロッド位置センサ 301 ダイ位置センサ
Claims (4)
- 【請求項1】下パンチ,上パンチ及びダイの内の可動部
材のプレスフレームに対する位置を位置検出手段によっ
て検出してその動きを制御する粉末成形プレスにおい
て、 前記下パンチを支持している下パンチ支持部,上パンチ
を支持している上パンチ支持部及びダイ間の良品成形時
における相対位置関係を測定して良品位置として記憶
し、 その後、下パンチ支持部,上パンチ支持部及びダイ間の
相対位置関係を測定して前記記憶された良品位置と比較
して前記下パンチ,上パンチ及びダイのうちの可動部材
の検出情報に補正を加えることを特徴とする粉末成形プ
レスの金型位置確認方法。 - 【請求項2】相対位置の測定は、下パンチ支持部,上パ
ンチ支持部及びダイの内のいずれか2つの間に配される
相対位置検出手段によってなされることを特徴とする請
求項1に記載の粉末成形プレスの金型位置確認方法。 - 【請求項3】複数の下パンチを備えている場合に、複数
の下パンチの内の一つの下パンチ支持部と上パンチ支持
部及びダイの間の相対位置関係を測定することを特徴と
する請求項1または2に記載の粉末成形プレスの金型位
置確認方法。 - 【請求項4】複数の上パンチを備えている場合に、複数
の上パンチの内の一つの上パンチ支持部と下パンチ支持
部及びダイの間の相対位置関係を測定することを特徴と
する請求項1,2または3に記載の粉末成形プレスの金
型位置確認方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32146894A JPH08155694A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 粉末成形プレスにおける金型位置確認方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32146894A JPH08155694A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 粉末成形プレスにおける金型位置確認方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08155694A true JPH08155694A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18132907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32146894A Pending JPH08155694A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 粉末成形プレスにおける金型位置確認方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08155694A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1048450A2 (de) * | 1999-04-30 | 2000-11-02 | Wilhelm Fette GmbH | Verfahren zur Positionbestimmung eines Pressstempels einer Pulverpresse |
DE102004008322A1 (de) * | 2004-02-20 | 2005-09-08 | Fette Gmbh | Pulverpresse |
JP2017519640A (ja) * | 2014-05-27 | 2017-07-20 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 立入禁止の有害環境でペレットを成形するためのプレスとプレス組立方法 |
DE102016120195A1 (de) * | 2016-10-24 | 2018-04-26 | Dorst Technologies Gmbh & Co. Kg | Presseneinrichtung |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP32146894A patent/JPH08155694A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1048450A2 (de) * | 1999-04-30 | 2000-11-02 | Wilhelm Fette GmbH | Verfahren zur Positionbestimmung eines Pressstempels einer Pulverpresse |
EP1048450A3 (de) * | 1999-04-30 | 2002-09-04 | Fette GmbH | Verfahren zur Positionbestimmung eines Pressstempels einer Pulverpresse |
DE102004008322A1 (de) * | 2004-02-20 | 2005-09-08 | Fette Gmbh | Pulverpresse |
DE102004008322B4 (de) * | 2004-02-20 | 2008-11-27 | Fette Gmbh | Pulverpresse |
JP2017519640A (ja) * | 2014-05-27 | 2017-07-20 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 立入禁止の有害環境でペレットを成形するためのプレスとプレス組立方法 |
DE102016120195A1 (de) * | 2016-10-24 | 2018-04-26 | Dorst Technologies Gmbh & Co. Kg | Presseneinrichtung |
US11529682B2 (en) | 2016-10-24 | 2022-12-20 | Dorst Technologies Gmbh & Co. Kg | Press device |
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Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030218 |