JP2663879B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP2663879B2
JP2663879B2 JP6233529A JP23352994A JP2663879B2 JP 2663879 B2 JP2663879 B2 JP 2663879B2 JP 6233529 A JP6233529 A JP 6233529A JP 23352994 A JP23352994 A JP 23352994A JP 2663879 B2 JP2663879 B2 JP 2663879B2
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写プリンタに関
し、とくに、普通紙に対して昇華性染料の印字を行える
ようにした熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来例を示す。(従来、この種の
昇華式熱転写プリンタとしては、例えば特開平5−64
903号公報記載のものが知られている。これを図5に
示して説明する。)この図5に示す従来例は、用紙走行
路の上流側に一方の円筒状プラテン50を備え,用紙走
行路の下流側に他方の円筒状プラテン52を備えてい
る。そして、一方の円筒状プラテン50には下地(染着
層)コーティング用のサーマルヘッド54が併設され、
また、他方の円筒状プラテン52には印字用のサーマル
ヘッド60が併設されている。この図5において、記号
0 は普通紙を示し、符号58は下地コーティング用の
フィルムを示し、符号62は印字用の転写フィルムを示
す。また、符号66,68,70,72は案内ローラを
示す。
【0003】そして、コーティング機構を構成するコー
ティング用のプラテン50と下地コーティング用のサー
マルヘッド54の間で下地コーティング用のフィルム5
8と普通紙56とを圧接し且つ加熱することによって、
普通紙P0 の受像面に染着層が転写され、受像紙P1
形成される。
【0004】その後、印字機構を構成する印字用のプラ
テン52と印字用のサーマルヘッド60によって、予め
昇華性染料が塗布された印字用の転写フィルム62を選
択的に加熱し、これによって昇華性染料が普通紙P0
下地層に熱転写されるもので、同等のものが例えば特開
平5−64903号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、コーティング機構に下地コーティング
用のサーマルヘッド54が採用されていることから、装
置全体が比較的高価なものとなっていた。
【0006】このため、かかる不都合を改善するため、
サーマルヘッドに代えて加熱ローラを用いることが試み
られている。しかしながら、この場合は、加熱後に冷え
にくいため、換言すれば、サーマルヘッドのように熱の
断続制御が細かにできないため、これに基づく新たな問
題が生じている。すなわち、冷えにくいためにコーティ
ング用のプラテンとの間にいわゆる蓄熱化が進行・維持
され、この蓄熱の影響でコーティング用のフィルムから
の普通紙への下地層(染着層)の転写が不安定となり、
一旦転写動作がなされた染着層がコーティング用のフィ
ルムへ戻るという現象が生じていた。このため、普通紙
に対しては染着層の転写むらが生じ、このため印字ムラ
が発生し、これがため、画像の品質が低下する、という
不都合が生じていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに、サーマルヘッドのような高価部品を
用いることなく染着層の転写むらを回避でき且つ製造コ
ストの低減並びに画像品質の低下を抑制し得る熱転写プ
リンタを提供することを、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、加熱剥離可
能な染着層を有するコーティング用フィルムと普通紙と
を重ねて圧接するとともに,前記染着層を前記普通紙の
受像面に熱転写して受像紙を形成するコーティング機構
と、このコーティング機構から供給されるコーティング
処理後の前記受像紙の染着層に予め昇華性染料が塗布さ
れた転写フィルムの当該昇華性染料を熱で昇華させる印
字機構とを備えている
【0009】コーティング機構は、ローラ形状体に対し
て面状接触態様の加熱面を有しコーティング用フィルム
を加熱する加熱部材と、この加熱部材に対向して配置さ
れ印字信号に基づくコーティング工程中のみ当該加熱部
材との間でコーティング用フィルムと普通紙とを圧接
し,コーティング工程以外は加熱部材から離れるように
機能するコーティング用ローラとを備え、また加熱部材
を内部に所定のヒータを備えた熱伝導性のヒートプレー
トにより形成する、等の構成を採っている。これによっ
て前述した目的を達成しようとするものである。
【0010】
【作用】まず、装置全体を稼働状態に設定すると、印字
信号に基づく用紙の供給に連動してコーティング用ロー
ラが普通紙を圧接する位置に移動し、コーティング用ロ
ーラと加熱部材との間で普通紙とコーティング用フィル
ムが圧接されるとともに加熱部材で加熱される。これに
よって、普通紙の受像面にコーティング用フィルムの染
着層が転写され、受像紙が形成される。この後、受像紙
は印字機構へ送られ、染着層に転写フィルムの昇華性染
料が昇華されて印字される。
【0011】コーティング用ローラは、例えば、普通紙
の終端検出を受けてコーティング工程完了後加熱部材か
ら離れるように移動する。これによって、普通紙側の蓄
熱が放熱され、冷却がなされる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。
【0013】この図1乃至図4において、熱転写プリン
タ2は、用紙としての普通紙P0 に染着層を転写して受
像紙化するためのコーティング機構6と、受像紙化され
た普通紙P0 に昇華性染料を昇華させて印字する印字機
構8とを、用紙の送り方向に所定の間隔をおいて備えて
いる。
【0014】コーティング機構6には、加熱剥離可能な
染着層10を有するコーティング用フィルム12を加熱
する加熱部材14と、この加熱部材14との間で普通紙
0とコーティング用フィルム12を圧接するコーティ
ング用ローラ16とが備えられている。一方、印字機構
8は、コーティング処理後の受像紙P1 と昇華性染料が
塗布された転写フィルム20とを圧接するプラテン22
と、昇華性染料40が塗布された転写フィルム20を加
熱するサーマルヘッド24とを備えている。ここで、
号26,28は案内ローラを示す。また、サーマルヘッ
ド24はプラテン22の周面の最下点に対向して配置さ
れている。
【0015】コーティング用フィルム12は、図2に示
すように、フィルムや紙等のベース30に離型層32を
介して下地層としての染着層10が貼着されている。離
型層32は、ベース30から染着層10を剥離し易いよ
うに、例えば、シリコン又はフッソ化合物で形成され
る。染着層10は昇華した染料と反応して発色する材料
で形成されている。
【0016】加熱部材14は、コーティング用ローラ1
6に対して線状接触態様の平坦な加熱面34aを有する
熱伝導性のよいヒートプレート34と、このヒートプレ
ート34内に設けられるヒータ36とから構成されてい
る。ここで、加熱面34aはコーティング用ローラ16
の周面の最下点に対向して配置されている。
【0017】コーティング用ローラ16は、図示しない
駆動機構により上下方向に移動可能に設けられており、
印字信号に基づくコーティング工程中のみ普通紙P0
コーティング用フィルム12に圧接するように制御さ
る。また、上記した駆動機構には用紙検出センサ38が
備えられており、この用紙検出センサ38の検出動作に
連動してコーティング用ローラ16が上下移動する。
【0018】次に、熱転写プリンタ2による普通紙4へ
の印字動作について説明する。
【0019】印字信号に基づいて供給された用紙(普通
紙P0 )を用紙検出センサ38が検出すると、コーティ
ング用ローラ16が加熱部材14との間で普通紙4とコ
ーティング用フィルム12を圧接するように下降する。
圧接がなされ且つ加熱部材14による加熱がなされる
と、熱によりコーティング用フィルム12の染着層10
が普通紙4の受像面に転写され、受像紙P1 が形成され
る。
【0020】コーティング処理後の受像紙P1 は印字機
構8へ送られ、印字機構8では、昇華性染料40と染着
層10が対向するように転写フィルム20と重ねられて
移送される。そして、プラテン15による圧接と、サー
マルヘッド24による加熱によって、図3に示すよう
に、昇華性染料40が昇華されて染着層10に反応発色
される。
【0021】コーティング工程が完了すると、すなわ
ち、具体的には用紙検出センサ38が普通紙P0 の終端
を検出すると、図4に示すように、コーティング用ロー
ラ16は加熱部材14から離れるように上方に移動す
る。この移動によって、加熱部材14から受けたコーテ
ィング用ローラ16の蓄熱が空冷され、これによって次
用紙42のコーティング工程において、前回の蓄熱
影響が回避される。すなわち、コーティング用ローラ1
6が冷却されることによって、普通紙P0 側の温度が転
写条件の範囲内に維持され、これによって、一旦転写さ
れた染着層10はコーティング用フィルム12に戻ら
ず、確実に普通紙P0 の受像面に転写される。
【0022】また、加熱部材14の加熱面34aが平坦
に形成されているので、コーティング用ローラ16に対
して線状接触態様となり、コーティング用ローラ16と
の間における加熱巾が広いことによる摩擦による染着層
10の戻りが回避される。また、加熱面34aは平坦で
且つ用紙の送り方向に幅を有するので、その範囲内にお
いてコーティング用ローラ16を任意位置で対向させる
ことができ、加熱部材14がローラ形状を有する場合に
比べて芯合わせにおける自由度が大きい利点がある。
【0023】ここで、上記実施例では各構成要素を特定
の形状で示したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えばコーティング用フィルム12に離型層32
を設けずに染着層10自体に直接離型成分を含有させる
など、上述のコーティング機能を満足する範囲で適宜に
組み替えできるものである。
【0024】
【発明の効果】以上にように、本発明によると、サーマ
ルヘッドに代えて安価な加熱部材でコーティング機構を
構成できるので、装置全体の製造コストの低減を図るこ
とができ、また、コーティング用ローラと加熱部材間に
おける蓄熱を冷却して用紙毎に良好な転写温度を得るこ
とができるので、普通紙に染着層をむら無く均一に転写
できる。よってサーマルヘッドの代替化を図ったことに
よる画像品質の低下を防止することができるという従来
にない優れた熱転写プリンタを提供することができる。
【0025】また、請求項2の熱転写プリンタによれ
ば、コーティング用ローラと加熱部材との心合わせの許
容範囲が広くなるので、組立精度の均一化を図ることが
でき、更に、請求項3の熱転写プリンタによれば、コー
ティング用ローラの自重を利用することができるので、
コーティング用ローラを移動させる駆動機構の軽量化な
いし簡易化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概要側面図である。
【図2】図1内に開示したコーティング機構の要部拡大
断面図である。
【図3】図1内に開示した印字機構の要部拡大断面図で
ある。
【図4】図1内に開示したコーティング用ローラのコー
ティング工程完了後の上昇動作を示す要部拡大断面図で
ある。
【図5】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
6 コーティング機構 8 印字機構 10 染着層 12 コーティング用フィルム 14 加熱部材 16 コーティング用ローラ 18 受像紙 34a 加熱面 40 昇華性染料 P0 普通紙 P1 受像紙

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱剥離可能な染着層を有するコーティ
    ング用フィルムと普通紙とを重ねて圧接するとともに,
    前記染着層を前記普通紙の受像面に熱転写して受像紙を
    形成するコーティング機構と、このコーティング機構か
    ら供給されるコーティング処理後の前記受像紙の染着層
    に予め昇華性染料が塗布された転写フィルムの当該昇華
    性染料を熱で昇華させる印字機構とを備えた熱転写プリ
    ンタにおいて、 前記コーティング機構を、ローラ形状体に対して面状接
    触態様の坦加熱面を有し前記コーティング用フィルム
    を加熱する加熱部材と、この加熱部材に対向して配置さ
    れ印字信号に基づくコーティング工程中のみ当該加熱部
    材との間で前記コーティング用フィルムと普通紙とを圧
    接し,コーティング工程以外は前記加熱部材から離れる
    ように機能するコーティング用ローラとにより構成し
    前記加熱部材を内部に所定のヒータを備えた熱伝導性の
    ヒートプレートにより構成したことを特徴とした熱転写
    プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記加熱部材は、その加熱面が平坦な面
    であることを特徴とする請求項1記載の熱転写プリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記コーティング用ローラが前記受像紙
    の受像面に対して略垂直に移動するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の熱転写プリン
    タ。
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JPH0218074A (ja) * 1988-07-05 1990-01-22 Seiko Instr Inc 熱定着装置
JPH03288666A (ja) * 1990-04-05 1991-12-18 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写画像形成装置及び画像形成方法
JPH0564903A (ja) * 1992-03-12 1993-03-19 Rohm Co Ltd 昇華式熱転写プリンター

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