JP2662660B2 - 索道のトーションバー式握索機 - Google Patents

索道のトーションバー式握索機

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JP2662660B2
JP2662660B2 JP5064705A JP6470593A JP2662660B2 JP 2662660 B2 JP2662660 B2 JP 2662660B2 JP 5064705 A JP5064705 A JP 5064705A JP 6470593 A JP6470593 A JP 6470593A JP 2662660 B2 JP2662660 B2 JP 2662660B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、索道の分野において、
索条を握索するための握索機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】循環式索道は空中に張架した索条により
搬器を懸垂、曳行して輸送を行う設備であり、この索条
と搬器との結合のために握索機が用いられる。これらの
握索機には、重力式、ばね式等の各種形式のもの等が知
られているが、現今では、索道線路の勾配、荷重の変動
等に対する安定性、信頼性や、その他、耐久性等に優れ
ている点から、ばね式握索機が最も多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなばね式握索
機には、従来、コイルばね、さらばね等が用いられてき
ている。コイルばねは最も一般的なばねで、従来から多
用されているが、ばねの大きさ、ないし占有空間が大き
く、そのため握索機が大型、重量品になるという欠点が
ある。
【0004】これに対して、ばねとして、さらばねを用
いたものが例えば特開昭60−73659号公報「自動
循環式索道の握索機」等で提案されている。さらばねは
コイルばねと比較して、ばねの大きさ、ないし占有空間
に対比して蓄積エネルギーが大きいので握索機を小型に
設計できる利点があり、既に、多台数製作され実用に供
されている。
【0005】しかし、乗車定員が比較的少ない搬器を用
いる索道設備の場合には、更に軽量かつ小型で構造の簡
単な握索機の開発が希求されている。
【0006】このような要請に対応して、本発明は、軽
量かつ小型であって比較的小容量搬器を用いる索道設備
の場合に好適で、かつ、握索性能の良好な握索機の提供
を目的としてなされたものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】この目的に対応して、本
発明の索道のトーションバー式握索機は、 搬器を懸垂
した握索機を索条に握索させ、索条の移動と共に搬器を
運行して輸送を行う索道設備に用いる握索機において、
前記握索機は、第1の握子部を具えてなる第1の握子部
材と、前記第1の握子部材に枢着されたものであって第
2の握子部を具えてなる第2の握子部材と、一端を前記
第1の握子部材に連結し他端にはリンクアーム機構を介
して前記第2の握子部材に連結してなるトーションバー
とを用いてなり、前記リンクアーム機構はアーム部材の
先端部とリンクの基端部をピンで枢着連結してなり、前
記アーム部材の基端部は前記トーションバーの他端に連
結し前記リンクの先端部はピンを介して前記第2の握子
部材に枢着連結し、前記トーションバーの捩り弾性復元
力により前記第1、第2の握子部が共働して前記索条を
握索するようになしたことを特徴としている。
【0008】
【0009】更に、他の関連発明においては、前記トー
ションバーは複数のトーションバー部材の組み合わせよ
りなるトーションバーユニットである前記請求項1また
は請求項2に記載の索道のトーションバー式握索機、と
して構成したものである。
【0010】
【作用】本発明のトーションバー式握索機は、第1の握
子部を具えてなる第1の握子部材と、前記第1の握子部
材にピンで枢着されたものであって第2の握子部を具え
てなる第2の握子部材と、前記第1の握子部材と前記第
2の握子部材との間にトーションバーを介在させて構成
されている。
【0011】トーションバー式握索機の握索は、トーシ
ョンバーの捩り弾性復元トルクによって第1の握子部材
と第2の握子部材とをピンを中心に回動させて、これに
よって第1の握子部材の握子部と、第2の握子部材の握
子部とを相互に近寄り移動させ、これらの握子部と握子
部とによって索条を強固に挟圧し握索するようにしてい
る。握子部と握子部との相互間を開口させる場合には、
第2の握子部材の押圧車輪に加圧するとトーションバー
には捩りトルクが加えられ、かつ、第1の握子部材と第
2の握子部材とはピンを中心として前記と反対方向に回
動し、第1の握子部材の握子部と、第2の握子部材の握
子部とが遠退き移動して開口し、索条の導入または開放
が行われる。
【0012】トーションバーとしては単体のトーション
バー部材を用いてもよいが、複数のトーションバー部材
の組み合わせよりなるトーションバーユニットを用いる
ことが可能であり、この場合は複数のトーションバー部
材が協働して弾性復元トルクを発揮する。
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1は、本発明の握索機の基本的概念を説
明するために示した模式図である。第1の握子部材10
Aは図の左端付近において上方に向かってやや突状をな
した頭部12Aが形成され、この下方には鉤状に握子部
11Aが形成されている。かつ、該第1の握子部材10
Aは更に図の右方に延出して基幹部15Aを経て延出軸
20Aが連なっている。基幹部15A付近には支持突出
部16Aが下方に突出している。また、延出軸20Aの
中間付近には懸垂機3Aが枢着されており、この懸垂機
3Aの下方には図示は省略されているが椅子式または客
車式の搬器が懸垂される。また、延出軸20Aの後端に
は案内車輪23Aが枢着されている。
【0014】一方、第2の握子部材30Aは頭部32A
の下方に握子部31Aを具えると共に、前記頭部32A
より右上方にはレバー部36Aが延出しており、レバー
部36Aの後端付近には押圧車輪38Aが枢着されてい
る。
【0015】ここで前記の第1の握子部材10Aの頭部
12Aと、第2の握子部材30Aの頭部32Aとは共通
のピン14Aを用いて相互に回動可能に枢着され、握子
部11Aと握子部31Aとは共働して索条2Aを狭圧
し、握索するようになされている。
【0016】前記の第1の握子部材10Aの支持突出部
16Aと、アーム部47Aとの間にはトーションバー5
0Aが介在している。即ち、支持突出部16Aにはトー
ションバー50Aの一端が固着されて、図1の紙面と直
角の方向に紙背側から紙表側に向かって延出しており、
該トーションバー50Aの紙表側にある端部にはアーム
部47Aが固着されている。アーム部47Aはトーショ
ンバー50Aの長軸方向と直角の方向に延出し、先端付
近においてはピン63Aを用いてリンク60Aに連節な
いし枢着連結されており、更に、リンク60Aの他端は
ピン64Aを用いて前記の第2の握子部材30Aのレバ
ー部36Aに連節ないし枢着連結されている。
【0017】このような構成において、トーションバー
50Aには初期捩りたわみを与えてアーム部47Aが支
持突出部16Aに対して矢印65A方向に復元トルクを
発生するようにセットされる。
【0018】なおこの他に第1の握子部材10Aの支持
突出部16A付近には該トーションバー式握索機1Aが
転走するための走行車輪80A,80Aがピン81A,
81Aで枢着されている。
【0019】このような基本的構成をなす該トーション
バー式握索機1Aの作用ないし動作について次に説明す
る。
【0020】自動循環式索道における握索機の動作は、
よく知られているように、停留場内においては走行車輪
80Aで走行軌条4Aに導かれて緩速で移送され、次に
加速され、索条2Aの速度とほぼ等速に達したら握子部
11A,31Aで索条2Aを挟圧して握索させるように
なされる。本トーションバー式握索機1Aを用いる場合
においてもこの基本的の動作については従来の握索機の
場合と均等である。
【0021】トーションバー式握索機1Aは、図1の如
く走行車輪80Aで、停留場内の走行軌条4Aに沿って
転走し、また、延出軸20Aの後端に枢着された案内車
輪23Aは同じく停留場内に架設された案内軌条5Aに
導かれて転動する。第1の握子部材10Aの延出軸20
A中間付近には懸垂機3Aが枢着され、図示省略されて
いるがこの下方には搬器が懸垂される。走行車輪80A
は走行軌条4Aで支持され、かつ、案内車輪23Aが案
内軌条5Aで支持されているので、該トーションバー式
握索機1Aの水平姿勢は維持されている。
【0022】この図1は、トーションバー式握索機1A
が索条2Aを握索している模様を示している。トーショ
ンバー50Aの復元トルクによってアーム部47Aは矢
印65A方向に回動し、ないしは復元トルクを発生し、
これによってリンク60Aを経て第2の握子部材30A
はピン14Aを中心として矢印67A方向に回動し、か
つ、握子部31Aも矢印67A方向に回動する。よっ
て、握子部11Aと握子部31Aとは相互に近寄り移動
し、これらの握子部11Aと握子部31Aとによって索
条2Aは強固に挟圧され握索されている。
【0023】次に、トーションバー式握索機1Aの放索
動作は図2のように行われる。
【0024】停留場内において走行車輪80Aは走行軌
条4Aに支承され、案内車輪23Aが案内軌条5Aに案
内された状態で、押圧軌条6Aを用いて押圧車輪38A
を圧下すると、第2の握子部材30Aはピン14Aを中
心として矢印68A方向に回動する。この動作と共に、
ピン64Aからリンク60A及びピン63Aを経て動作
が伝達されアーム部47Aが矢印66A方向に回動す
る。これと共に第2の握子部材30Aも矢印68A方向
に回動し、握子部31Aもピン14Aを中心として矢印
68A方向に回動し、よって握子部11Aと握子部31
Aとは相互に遠退き移動し、握子部11A,31A間が
開口する。こうして図2の如く索条2Aは下方に解放さ
れ、放索が行われる。
【0025】握索を行う場合には、これとほぼ逆の動作
によって行うことができる。即ち、図2のように押圧軌
条6Aによって押圧車輪38Aを圧下して前記と同様に
握子部11Aと握子部31Aとの間を開口させ、これに
索条2Aを下方から導入し、次いで押圧車輪38Aを押
圧軌条6Aから解放すればトーションバー50Aの弾性
による復元トルクによって図1の場合と同様に握子部1
1Aと握子部31Aとで索条3Aを狭圧し握索が行われ
る。
【0026】次に、該トーションバー式握索機1Aを停
留場内等で、開口の状態のまま維持したい場合には、図
3に示したようにして行うことができる。ここで、図3
に於いて、アーム部47Aとリンク60Aとを枢着する
ピン63Aの中心点を点pとし、第1の握子部材10A
と第2の握子部材30Aとを枢着するピン14Aの中心
点を点qとし、かつ、第2の握子部材30Aとリンク6
0Aとを枢着するピン64Aの中心点を点rとして表記
している。
【0027】先の、図2の状態のような押圧軌条6Aに
よる押圧車輪38Aへの圧下を更に下方に及ぼすと第2
の握子部材30Aはピン14A(q)を中心として矢印
68A方向に回動すると共に、かつリンク60Aを経て
レバー部47Aは矢印66A方向に回動し、トーション
バー50Aには更に捩りトルクが加えられる。こうし
て、図3におけるピン63Aの中心点である点pが、点
qと点rとを結んで図において鎖線で示した仮想の直線
Lと一致した点に達すると、この点を死点として、以後
はトーションバー50Aの復元トルクがレバー部47A
を矢印65A方向に回動させるように作用し、第2の握
子部材30Aはピン14A(q)を中心として矢印68
A方向に回動させるように作用する。図3はこの状態に
応当し、第1の握子部材10Aの基幹部15Aの上方の
当接点69Aをストッパーとして第2の握子部材30A
がこれに当接し、この状態で係止される。レバー部47
Aはトーションバー50Aにより更に矢印65A方向に
復元トルクを及ぼしているので、リンク60Aを経て第
2の握子部材30Aはこの状態で安定的にロックされ、
かつ、握子部11Aと握子部31Aとは相互に遠退いた
状態を保ち、開口状態が維持される。
【0028】この開口状態を解くためには、押圧車輪3
8Aを上方に押上げることによって、図3の状態から点
pを仮想の直線Lを超えて下方に遷移させ、開口の状態
から握索可能の状態に復帰させることができる。
【0029】(実施例2)この実施例2は、前記の実施
例1において本発明のトーションバー式握索機の基本的
概念ないし構成について説明したものを、更に具体的な
構成として説明したものである。本実施例2のトーショ
ンバー式握索機は図4〜図8に組立図を示し、図9〜図
13に主要構成要素部品の詳細を示した如く、主要部材
として第1の握子部材10と,第2の握子部材30と,
トーションバー部材51,51…よりなるトーションバ
ーユニット50,50と、アーム部47,47を具えた
保持筒41,41と、及びリンク60等を用いて構成さ
れている。ここで,先づ、該トーションバー式握索機1
を構成する各要素部品について順次説明する。
【0030】図9には、第1の握子部材10が示されて
いる。第1の握子部材10には、先端付近に上方に凸状
をなした頭部12が形成され、この下方付近に孔13が
穿孔されていると共に、更にこの下方には鈎状をなした
握子部11が形成されている。かつ、図における頭部1
2の右方には基幹部15が連なっており、更に基幹部1
5の下方には支持突出部16が突出して形成され、これ
らが一体のブロックとなっている。該支持突出部16の
左右には後記の保持筒41,41と連結するための嵌合
凹部17,17が両側に段付き状に形成され、かつトー
ションバーユニット50,50を嵌着するための角孔状
の係止孔18が貫通して穿孔されている.また、支持突
出部16付近には正面視左右に翼状に取付面19,19
が突出し、これら取付面19,19にはそれぞれ、めね
じ19a,19aまたは19a,19aが穿孔され螺刻
されている。これは後記の押送板70を取り付けるため
の部位である。
【0031】次には図10によって第2の握子部材30
について説明する。第2の握子部材30は正面視左右に
それぞれ頭部32または32を具え、それぞれの頭部3
2,32のやや下方においては孔33または33が穿孔
されていると共に、更に下方には握子連結部31aがこ
れらの頭部32,32下方の相互間を連結して一体関係
となっている。また、頭部32の下方から握子連結部3
1aを経て他方の頭部32下方との間に連続して鈎状を
なした握子部31が形成されている。
【0032】前記の頭部32,32からは図の右方に側
面視で、上に凹の円弧状の曲線をなして中間部34また
は34がそれぞれ延出している。この中間部34,34
は空間部34aを挟んで左右にそれぞれ膨出した形状を
なしているが、更に図の右方の合流部36aに向かって
は再び相互の間隔が縮小して合流部36aにおいて相互
に合流した形状となっている。合流部36aの近傍にお
いては、後記のリンク60と枢着連結すべき孔35,3
5が穿孔されている。更に、合流部36aの右方にはレ
バー部36が延出しており、この後端末付近の屈曲端部
37にはピン39によって押圧車輪38が枢着されてい
る。
【0033】次には図11によって、トーションバーユ
ニット50,50を装備するための保持筒41(41
R),41(41L)について説明する。
【0034】保持筒41(41R)の筒体部42は概形
中空筒状体をなしたもので、中間付近は中空の筒体をな
し、一方の開口端部43はそのまま開口していると共
に、開口端部43付近の内面には段状の嵌合凹部44が
形成されている。筒体部42の他方の閉塞端部45にお
いてはほぼ閉塞された端面を形成し、この端面には角孔
状の係止孔46が穿孔されている。ここで前記の嵌合凹
部44は後記のスリーブ49がここに遊挿内嵌されて前
記第1の握子部材10の支持突出部16に連結するため
の部位である。また、保持筒41の閉塞端部45に穿孔
した角形孔の係止孔46は後記のトーションバーユニッ
ト50をここに係止ないしは嵌着すべき部位である。
【0035】保持筒41(41R)の開口端部43付近
からは該保持筒部材41の長手方向と直角の方向にレバ
ーないしアーム状のアーム部47が固着されて延出して
おり、アーム部47の先端付近のボス部47aには孔4
8が穿孔されている。
【0036】同じく、図11の左方に示されている他の
一の保持筒41(41L)も前記の保持筒41(41
R)と左右の勝手が異なるのみで、その他は全く均等構
成である。
【0037】次に、トーションバーについて説明する。
トーションバーとして、設計条件によっては単体のトー
ショバー部材を用いることも可能であるが、本実施例に
おいては、図12の如くにトーションバーとして複数の
トーションバー部材51,51,51,51の組み合わ
せよりなるトーションバーユニット50を用いた場合を
示している。トーションバーユニット50を構成する単
体のトーションバー部材51は図12に実線で示した如
く、中間のばね部52の両端にそれぞれ角形断面を有す
る角形端部53,53が形成されたもので、ばね部52
は円形断面を有して丸棒状をなし、ばね力ないし捩りト
ルクを発生する部位であり、両端の角形端部53,53
は該トーションバー部材51を係止するための部位であ
る。
【0038】本実施例においては4本のトーションバー
部材51,51,51,51を用いてこれを組み合わせ
て使用しており、一個のトーションバー部材51と全く
均等のものを計4個、用いて図に鎖線で示したように組
積状に組み合わせ、トーションバーユニット50を形成
している。
【0039】次に、先の図11にはリンク60が示され
ている。リンク60は小片状部材で両端付近には孔61
及び孔62が穿孔されている。
【0040】次に、図13により押送板70及び走行車
輪80,80について説明する。押送板70は上方に正
面視ほぼ笠状をなし、平面視においては長方形板状をな
して形成された押送板本体部71を具え、これから直角
下方に向かって支持板72が固着され一体に形成された
ものである。支持板72は下方において、中間に空間部
74を挟んで左右に分枝した分枝部73,73が形成さ
れ、更に下方においては間隙部76を挟んでそれぞれ対
向した突出部75,75が形成されてなるものである。
この突出部75,75付近には孔77,77または7
7,77がそれぞれ穿孔されており、これは後記の取付
ボルト78,78または78,78を用いて該支持板7
0を第1の握子部材10の取付面19,19に螺着する
ためのものである。また、空間部74は第2の握子部材
30及びレバー部36等がこの中を遊挿貫通して、機
能、作動すべき部位である。
【0041】この押送板70の押送板本体71は索道の
停留場内に設備される移送装置によって摩擦押送される
べき部位で、押送板本体71の上面には歯状の凹凸71
aを刻溝して摩擦力を向上するようにしている。押送板
70の構成機能に関する限りは、一般の自動循環式索道
の握索機に従来から用いられているものと同様であり、
本握索機においてもてもこれを踏襲している。
【0042】押送板70の分枝部73,73のそれぞれ
下方位置付近にはピン81,81が片持状に固着されて
突出し、これには走行車輪80または80が枢着されて
いる。該走行車輪80,80は走行軌条4を転走するた
めのものである。
【0043】上記の如き各主要部材及びその他の部材等
を用いて、次に、このトーションバー式握索機1の組立
て状態について、図4〜図8によって説明する。
【0044】トーションバー式握索機1は側面視におい
て図4の如く組み立てられ、該図4は握索状態を示して
いる。第1の握子部材10と第2の握子部材30とはピ
ン14を用いて相互に枢着関係にあり、第1の握子部材
10の握子部11と、第2の握子部材30の握子部31
とは対向して索条2を狭圧し、握索している。第1の握
子部材10と第2の握子部材30との間にはトーション
バーユニット50,50が介在して握索のための弾性ト
ルクを発生するようにしている。即ち、トーションバー
ユニット50,50の弾性による復元トルクは保持筒4
1(41R),41(41L)のアーム部47,47及
びリンク60を経て第2の握子部材30に伝達されてい
る。
【0045】第1の握子部材10の延出軸20における
枢着支承部21には懸垂機3が懸垂され、図示省略され
ているが通常の握索機の場合と同様に下方には輸送の用
に供するための搬器が懸垂されている。延出軸20の後
端部22には案内車輪23が枢着され、図においては案
内軌条5と係合し支承されている模様が示されている。
また、第1の握子部材10の基幹部15付近には押送板
70の支持板72が取り付けられている。該押送板70
は、握索動作に直接には係わらないが握索機を移送する
ための部位である。また、押送支持板72にはピン8
1,81で走行車輪80,80が枢着されており、図に
おいては走行軌条4に転走可能にに支承されているとこ
ろが示されている。
【0046】一方、前記の第2の握子部材30はピン1
4の位置から左上方に延出してリンク60が枢着連結さ
れ、更に延長されて屈曲端部37にはピン39で押圧車
輪38が枢着されている。該押圧車輪38は押圧軌条6
でこれに加圧して握索、放索動作を行わせるための部位
である。
【0047】以上の如く、トーションバー式握索機1の
基本の組立て構成について説明したが、次には各部の更
に詳細な組み立て構成について順次説明する。
【0048】図5は握子部11及び握子部31付近の組
立て構成関係を示した正面図である。第2の握子部材3
0の頭部32,32が相互に間隔を保って位置してお
り、これらの頭部32,32のやや下方においては握子
連結部31aによって相互に連結され一体をなし、これ
ら頭部32の下方と、握子連結部31aと、及び頭部3
2の下方との間に亘っては握子部11が連続して形成さ
れている。前記の頭部32と頭部32との中間には第1
の握子部材10の頭部12付近が遊挿して内挿され、頭
部32の孔33と、頭部12の孔13と、及び頭部32
の孔33とを通して共通のピン14が貫通されて、第1
の握子部材10と第2の握子部材30とが枢着され、握
子部31と握子部11とで索条2を握索している。
【0049】前記のピン14は頭部32,32の左右外
方にそれぞれ延出し、これにはタング部材85または8
5がそれぞれ嵌着されている。該タング部材85,85
に関しては、従来の握索機において用いられているもの
と同様なので、個別の部材としての説明は前記していな
いが、基端側に孔86を穿孔して前記のピン14に多少
の遊隙をもって外嵌し、係止ピン87で係止している。
かつ、タング部材85の先端側は背面89が先端に向か
って緩下降勾配をなしており、下面88は索条2の上面
に当接すべき面であり、索道線路中で該索条2を圧索誘
導するために設けられる圧索輪の位置を頭部32,12
及び32が円滑に導入され通過できるようにするための
部材である。
【0050】次に、図6を用いて第1の握子部材10と
第2の握子部材30との間に介在するトーションバーユ
ニット50,50,リンク60等の組立て関係の詳細構
成について説明する。
【0051】第1の握子部材10における基幹部15下
方の支持突出部16には角形孔状の係止孔18が水平方
向に貫通しており、係止孔18の左右端付近には段付き
円孔状の嵌合凹部17,17がそれぞれ形成されてい
る。ここで、まづ、右方の嵌合凹部17について記せ
ば、この嵌合凹部17には円筒リング状のスリーブ49
の外面が嵌着されて右方に延び、この外面には保持筒4
1(41R)の開口端部43側の嵌合凹部44が回動可
能に外嵌されている。また保持筒41(41R)の閉塞
端部45の端面にも角形孔をなす係止孔46が穿孔され
ているが、これらの係止孔46と係止孔18との間に
は、図12に示した4個のトーションバー部材51,5
1,51,51の組み合わせよりなるトーションバーユ
ニット50を係合せ取付けしている。即ち、角形状の孔
である係止孔18には、トーションバー部材51,5
1,51,51の角形端部53,53,53,53の組
合わせよりなる角形部分が内挿されて、回転方向に拘束
ないし係止され、同様に他端側の角形端部53,53,
53,53の組合わせよりなる角形部分が係止孔46に
内挿され回転方向に拘束ないし係止される。しかし、ト
ーションバー部材51,51,51,51の中間部分で
あるばね部52,52,52,52は拘束なく自由であ
るから、このような構成によりアーム部47に荷重を加
えて保持筒41(41R)にトーションバーユニット5
0を中心とするトルクを与えると、該保持筒41(41
R)の嵌合凹部44はスリーブ49の外面との間で相対
回動し、かつ、保持筒41(41R),閉塞端部45及
び係止孔46を経てトーションバーユニット50ないし
トーションバー部材51,51,51,51のばね部5
2,52,52,52を捻回し、トーションバーユニッ
ト50に捩りエネルギーが蓄積される。または、このば
ね復元力によって捩りの復元トルクを発生する。
【0052】なお、図における閉塞端部45にはキャッ
プ45aを覆着して、トーションバーユニット50の軸
方向の脱落を防止するようにしている。
【0053】図6の左方に示されている他の保持筒41
(41L)についても同様に、4本のトーションバー部
材51,51,51,51よりなるトーションバーユニ
ット50の一端側の角形端部53,53,53,53を
係止孔18に内挿して係止し、他端側の角形端部53,
53,53,53を係止孔46に内挿して係止するよう
にセットすると、前記の保持筒41(41R)の場合と
同様に復元の捩りエネルギーがトーションバーユニット
50に蓄積され、または捩りトルクを発生する。
【0054】保持筒41(41R)と保持筒41(41
L)とは、図6の如く、第1の握子部材10の支持突出
部16を挟んで左右対称に対向して位置し、枢支されて
いるが、それぞれの支持筒41(41R),41(41
L)からはアーム部47または47が上方に延出してリ
ンク60に連結されている。即ち、アーム部47のボス
部47aの孔48と,リンク60の孔61と、及びアー
ム部47のボス部47aの孔48とを通して共通のピン
63が貫通されこれらを枢着連結している。
【0055】図6におけるこの連結部付近の図示におい
ては第2の握子部材30の中間部34,34が断面で表
示されているが、この関係状態は平面視で示した図7を
併せて参照し説明すると、第2の握子部材30の中間部
34,34は前記説明のとおり左右に膨出して中間に空
間部34aを形成しているが、ピン63によるアーム部
47,リンク60及びアーム部47の連結部分はこの空
間部34aの中に遊挿されて位置しており、相互に干渉
なく運動動作が可能となっている。また、中間部34,
34の左右は後記の押送板70における支持板72の分
枝部73又は73とは空隙を維持して干渉なく運動動作
可能となっている。
【0056】次に、図7においては、前記リンク60の
他端が第2の握子部材30に連結されている模様が示さ
れている。第2の握子部材30の合流部36a付近内側
にはリンク60の他端が遊挿挿入されて、孔35,孔6
2及び孔35を通して共通のピン64が貫通されてい
る。
【0057】次に、図8によって押送板70及び走行車
輪80,80の組立て状態について説明する。押送板7
0は上面に押送板本体部71を冠設し下方に支持板72
を固着下垂したもので、支持板72の下方に向かっては
空間部74を挟んで左右に分枝した分枝部73,73が
形成され、更に下方においては相互に対向して突出部7
5,75が形成されている。突出部75,75にはそれ
ぞれ孔77,77また77,77が穿孔されている。こ
の孔77,77または77,77には取付ボルト78,
78又は78,78を貫通させて、前記の第1の握子部
材10の取付面19又は19に螺刻されためねじ19
a,19a又は19a,19aに螺着して締結し、該押
送板70を第1の握子部材10に固着している。ここで
空間部74内には前記したようにアーム部47,47,
リンク60及び第2の握子部材30の中間部34,34
等が遊挿され、それぞれ干渉なく動作が可能となってい
る。
【0058】一方、同じく押送板70の支持板72下部
ないし分枝部73,73の下縁付近には片持状に突出し
たピン81,81が固着され、このピン81,81には
走行車輪80または80が枢着され、走行軌条4に沿っ
ての転走の用に供せられるものである。
【0059】以上に各部材及び組立て構成について説明
したトーションバー式握索機1の、作用動作について
は、その握索、放索の基本動作に関して先の実施例1に
おいて説明したものと基本的に均等である。即ち、先の
実施例1の説明に用いた図1〜図3における各部材の符
号には「A」記号を付しているが、この「A」記号を除
いて読み替えれば本実施例2の場合として、そのまま適
用できるようにしている。
【0060】従って、一部重複するがここでは図4によ
って本実施例2の態様におけるトーションバー式握索機
1の作用動作について、簡単に説明する。
【0061】図4においては、トーションバー式握索機
1は索条2を握索した状態が示され、走行車輪80,8
0は走行軌条4上に転走可能に支承され、案内車輪23
は案内軌条5に転動可能に導かれている。停留場内にお
けるトーションバー式握索機1の移送は、従来から行わ
れているのと同様に押送車輪によって上方から押送板7
0の押送板本体部71を押圧し、接触の摩擦力によって
移送が行われる。第1の握子部材10の延出軸20にお
ける枢着支承部21には懸垂機3が枢着され、この下部
には搬器が懸垂され輸送が行われる。
【0062】索条2を放索させる場合には、図4におい
ては図示省略されているが、押圧軌条によって押圧車輪
38を圧下すると、第2の握子部材30ないしレバー部
36はピン14を中心として矢印68方向に回動し、こ
の動作と共に、ピン64からリンク60及びピン63を
経てアーム部47が矢印66方向に回動する。第2の握
子部材30においても、この回動に伴って握子部31が
ピン14を中心として矢印68方向に回動し、よって握
子部11と握子部31とは相互に遠退き移動し、握子部
11,31が開口し索条3は下方に脱出可能となり放索
が行われる。
【0063】握索を行う場合には、逆の動作により、押
圧軌条によって押圧車輪38を圧下して前記と同様に握
子部11と握子部31との間を開口させ、これに索条2
を下方から導入し、次に押圧車輪38の押圧を解放すれ
ばトーションバーユニット50ないしトーションバー部
材51,51…の弾性による復元トルクによって握子部
11と握子部31とで索条3を狭圧し握索が行われる。
【0064】次に、トーションバー式握索機1を、開口
の状態のまま維持したい場合には、次のようにして行う
ことができる。ここでは、アーム部47とリンク60と
を枢着するピン63の中心点を点Pとし、第1の握子部
材10と第2の握子部材30とを枢着するピン14の中
心点を点Qとし、かつ、第2の握子部材30とリンク6
0とを枢着するピン64の中心点を点Rとして表記して
いる。
【0065】先の、押圧軌条による押圧車輪38への圧
下を更に下方に及ぼすと第2の握子部材30はピン14
(Q)を中心として矢印68方向に回動すると共に、か
つ、リンク60を経てレバー部47は矢印66方向に回
動し、トーションバーユニット50,50には更に捩り
トルクが加えられる。こうして、ピン63の中心点であ
る点Pが、点Qと点Rとを結んで図において鎖線で示し
た仮想の直線LLと一致した点に達すると、この点を死
点として、以後はトーションバーユニット50,50の
復元トルクがアーム部47を矢印65方向に回動させる
ように作用し、第2の握子部材30はピン14(Q)を
中心として矢印68方向に回動させるように作用する。
第1の握子部材10の基幹部15の上方の当接点69に
第2の握子部材30が当接してストッパーとなり、この
状態で係止される。レバー部47はトーションバーユニ
ット50により更に矢印65方向に復元トルクを及ぼし
ているので、リンク60を経て第2の握子部材30はこ
の状態で安定的にロックされ、かつ、握子部11と握子
部31とは相互に遠退いた状態を保ち、開口状態が維持
される。この開口状態を解くためには、押圧車輪38を
上方に押上げることによって、点Pを仮想の直線LLを
超えて下方に遷移させ、開口の状態から握索可能の状態
に復帰させることができるのである。
【0066】
【発明の効果】自動循環式索道に用いるばね式握索機に
は、従来、コイルばね、さらばね等が用いられてきてい
る。コイルばねは最も一般的なばねで、従来から多用さ
れているが、ばねの大きさ、ないし占有空間が大きく、
そのため握索機が大型、重量品になるという欠点があっ
た。これに対して、さらばねを用いたものが、既に提案
され、コイルばねと比較して、ばねの大きさ、ないし占
有空間に対比して蓄積エネルギーが大きいので握索機を
小型に設計できる利点があり、多数実用に供されてい
る。しかし、乗車定員が2〜4名程度の比較的小容量の
搬器を用いる索道設備の場合には、更に軽量、小型で構
造の簡単な握索機が希求されていた。
【0067】本発明のトーションバー式握索機は、ばね
としてトーションバーを用いているので、ばねの占有空
間に比較して蓄積エネルギーが相対的に大きく、従って
握索機を軽量小型化することが可能である。
【0068】また、トーションバーは、ばね特性が線形
であり設計計算と実際のばねの出力特性とがよく一致す
るので、従って握索機の握索特性も計画値と実際とがほ
ぼ良好に一致し、計画時に期待された握索特性を容易に
得ることができるという特徴がある。
【0069】また、本握索機は、押圧軌条でレバーの死
点を超えて押圧を加えると握子部を開口状態のままでロ
ックすることが可能である。
【0070】従って、本発明の利用により、軽量小型
で、握索特性が良好なばね式握索機を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるトーションバー式握索機の動
作を説明する側面図である。
【図2】実施例1におけるトーションバー式握索機の動
作を説明する側面図である。
【図3】実施例1におけるトーションバー式握索機の動
作を説明する側面図である。
【図4】実施例2におけるトーションバー式握索機を示
す側面図である。
【図5】トーションバー式握索機の、握子部付近の組み
立て状態を示すす正面図である。
【図6】トーションバー式握索機の、トーションバーユ
ニット付近の組み立て状態を示すす正面図である。
【図7】トーションバー式握索機の、第2の握子部材と
リンクとの組み立て状態を示す平面図である。
【図8】トーションバー式握索機の、押送板、走行車輪
の取り付け関係を示す正面図である。
【図9】第1の握子部材を示す斜視図である。
【図10】第2の握子部材を示す斜視図である。
【図11】保持筒と及びリンクとを示す斜視図である。
【図12】トーションバーユニットを示す斜視図であ
る。
【図13】押送板を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A トーションバー式握索機 2,2A 索条 3,3A 懸垂機 4,4A 走行軌条 5,5A 案内軌条 6,6A 押圧軌条 10,10A 第1の握子部材 11,11A 握子部 12,12A 頭部 13 孔 14,14A ピン 15,15A 基幹部 16,16A 支持突出部 17 嵌合凹部 18 係止孔 19 取付面 19a めねじ 20,20A 延出軸 21 枢着支承部 22 後端部 23,23A 案内車輪 30,30A 第2の握子部材 31,31A 握子部 31a 握子連結部 32,32A 頭部 33 孔 34 中間部 34a 空間部 35 孔 36,36A レバー部 36a 合流部 37 屈曲端部 38,38A 押圧車輪 39,39A ピン 41,41R,41L 保持筒 42 筒体部 43 開口端部 44 嵌合凹部 45 閉塞端部 45a キャップ 46 係止孔 47,47A アーム部 47a ボス部 48 孔 49 スリーブ 50 トーションバーユニット 50A トーションバー 51 トーションバー部材 52 ばね部 53 角形端部 60,60A リンク 61 孔 62 孔 63,63A ピン 64,64A ピン 65,65A 矢印 66,66A 矢印 67,67A 矢印 68,68A 矢印 69,69A 当接点 70 押送板 71 押送板本体部 71a 歯状の凹凸 72 支持板 73 分枝部 74 空間部 75 突出部 76 間隙部 77 孔 78 取付ボルト 80,80A 走行車輪 81,81A ピン 85 タング部材 86 孔 87 係止ピン 88 下面 89 背面 p,q,r 点 P,Q,R 点 L,LL 仮想の直線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬器を懸垂した握索機を索条に握索させ、
    索条の移動と共に搬器を運行して輸送を行う索道設備に
    用いる握索機において、前記握索機は、第1の握子部を
    具えてなる第1の握子部材と、前記第1の握子部材に枢
    着されたものであって第2の握子部を具えてなる第2の
    握子部材と、一端を前記第1の握子部材に連結し他端に
    はリンクアーム機構を介して前記第2の握子部材に連結
    してなるトーションバーとを用いてなり、前記リンクア
    ーム機構はアーム部材の先端部とリンクの基端部をピン
    で枢着連結してなり、前記アーム部材の基端部は前記ト
    ーションバーの他端に連結し前記リンクの先端部はピン
    を介して前記第2の握子部材に枢着連結し、前記トーシ
    ョンバーの捩り弾性復元力により前記第1、第2の握子
    部が共働して前記索条を握索するようになした索道のト
    ーションバー式握索機。
  2. 【請求項2】前記トーションバーは複数のトーションバ
    ー部材を結束してなるトーションバーユニットである前
    記請求項1に記載の索道のトーションバー式握索機。
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