JPH019730Y2 - - Google Patents

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JPH019730Y2
JPH019730Y2 JP9089783U JP9089783U JPH019730Y2 JP H019730 Y2 JPH019730 Y2 JP H019730Y2 JP 9089783 U JP9089783 U JP 9089783U JP 9089783 U JP9089783 U JP 9089783U JP H019730 Y2 JPH019730 Y2 JP H019730Y2
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rope
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grip
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pin
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、握索機の不良握索検出器に関するも
であり、更に限定すれば、自動循環式索道に用い
る握索機のいわゆる「半つかみ」等の不良握索の
検出器に関するものある。
自動循環式索道は、両端の停留場に配設された
滑車と滑車とを結んで無端状の索条を張架循環さ
せ、搬器を懸垂した握索機を前記索条に握索させ
て索条の移動と共に搬器を運行して、人または物
を輸送する輸送ないし交通機関である。
即ち、握索機は停留場内では緩速で押送されて
移動し、この間に乗車または積込みを行つての
ち、索条速度まで加速され、停留場出口附近で出
発装置により索条に握索、咬着して索道線路中に
出発する。到着の際は、到着装置により握索機は
索条を放索して咬着を解いてのち、緩速に減速さ
れ、降車または荷却しを行なうようになされてい
る。
握索機は、このように索条と結合するための重
要部分であるが、もし、半つかみ等の握索不良を
生じたまま、索道線路中に出発すると勾配区間や
受索輪位置通過時にスリツプを生じたりして危険
であり、半つかみ等の不良握索はこれを検出して
出発を阻止しなければならない。
このような目的に用いられる半つかみ検出装置
として従来は、例えば三線自動循環式索道の場合
には、実公昭35−10231で提案されたようなもの
が用いられる。また、単線自動循環式索道におい
ては、第1図a,bに示すような装置が用いられ
ている。
第1図aは正常に握索している状態を示し、索
条1中心から握索機握子部2に到る高さはHとな
つているが、第1図bは半つかみ状態で、索条1
中心から握索機握子部2に到る高さH′となり、
H<H′となつている。検出ローラー3は握索機
握子部2が通過するときは、接当し押上げて通過
する。第2図は正常な握索状態の握索機が通過し
た場合を示し、握索機握子部2が検出ローラー3
に接当し押上げると、ピン5を中心に矢印6方向
に回動して通過する。第2図bは半つかみ状態の
握策機が通過した場合を示し、前記同様に握索機
握子部2が検出ローラー3に接当し押上げて通過
するが、H<H′の故にピン5を中心に矢印6方
向になされる回動の変位は第2回aの正常握索の
場合より大きくなる。この回動の変位が一定以上
超えたものをリミツトスイツチ等(図示していな
い)で検出して、半つかみを検出するようになさ
れる。
しかしながら従来のこのような装置は、握索機
握子部が通過するときには必ず検出ローラーに接
当するようになされ、その変位の大きさで良否判
定するものであるが、近時、索道の運転速度も高
速化が志向されるようになてきているため、高速
で握索機と検出ローラーが頻回、接当する形式で
は衝撃を伴つたり、損耗を生じたり、誤動作を生
ずるおそれがある。
本考案は、不良握索検出器のこのような点の改
善を目的として、常時は握索機が接当せずに通過
し、従つて衝撃を伴わない不良握索検出器を提供
しようとしてなされたものである。
この目的に対応して、この考案の握索機の不良
握索検出器は、固定位置にある第一のピンに枢着
した第一の検出片と、固定位置にあり前記第一の
ピンと平行に配設した第二のピンに枢着された第
二の検出片と、前記第一の検出片に形成したカム
により作動するリミツトスイツチとよりなり、前
記第一の検出片と前記第二の検出片とは相互に連
動して回動するようにリンクされており、かつ前
記第一の検出片の検出板と前記第二の検出片の検
出板とが対向して正常握索の握索機が空隙を保つ
て通過すべきゲートを形成してなることを特徴と
している。
以下、本考案の実施例について図面により説明
する。
第3図は本考案の握索機の不良握索検出器の全
体を示したもので、その主要な構成はピン12,
13を固着した基板11、ストツパー40を附設
した検出片20、他の検出片30、およびリミツ
トスイツチ46とより成つている。
第4図は基板10を示す。基板10は、矩形状
の平板11に直角にピン12、およびピン13が
片持状に固着されたものである。ピン12とピン
13は互いに平行をなしている。かつピン12に
は後述の検出片20の脱落止めとなる止め輪19
a用の溝14および検出片20の位置を定めるた
めの段16が形成されており、またピン13には
後述の検出片30の脱落止めとなる止め輪19b
用の溝15および段17が形成されている。平板
11には後述のストツパー40のストツパーピン
43に係合すべきザグリ状の孔18が穿孔されて
いる。
検出片20は第5図に示す形状のもので、平板
状のリンク板21は下方に延出して二又状に分岐
部22a,22bを形成し、各分岐部22a,2
2bの内側の部分には、後述の他の検出片30の
凸起部34が遊挿係合すべき溝23と、前記凸起
部34が導かれて滑動すべき滑らかな円弧状のガ
イド面24a,24bが形成されている。リンク
板21はまた横方向に延出して後述のストツパー
40のボス41を附設している。かつリンク板2
1の中間部附近は後述のリミツトスイツチを作動
させるための辺縁をカムに形成したカム部25と
なつている。
リンク板21の中間附近からは該リンク板21
に直角にボス26が固着され、ボス26とリンク
板21を貫通する孔27が穿孔されている。前記
ボス26には、前記リンク板21の前記溝23方
向に向つて検出板28を旗状に固着延出してお
り、検出板28の下方の辺縁は、下に凹の曲線が
形成された曲線部29をなしているが、該曲線部
29の形状は、後述のように、この装置を用いて
検出すべき握索機握子部の形状に対応して定めら
れるものである。
次に、他の検出片30は第6図に示した形状の
ものである。ボス31には孔32が貫通されてお
り、該ボス31に直角に検出板33が固着延出し
ており、検出板33の一端部には、前記検出片2
0の溝22に遊挿係合されるべき凸起34が形成
れている。また、検出板33は辺縁が、上に凹の
曲線が形成された曲線部35をなしており、これ
も前記曲線部29と同様、この装置を用いて検出
すべき握索機握子部の形状に対応して定められる
ものである。
次に前記検出片20のストツパー40の構造は
第7図に示した通りである。リンク21板にはボ
ス41が固着されており、該ボス41には孔42
が穿孔されている。先端を円錘状に突出したスト
ツパーピン43は前記孔42内に摺動自在に内挿
されており、該ストツパーピン43を押圧すべ
き、ばね44もまた孔42に内挿されている。一
方、前記基板10の平板11には、前記ストツパ
ーピン43を受けてこれと係合する孔18が穿孔
されている。
第3図は組立状態を示すものである。
即ち、基板10のピン12には検出片20のボ
ス26が外挿され回動自在に枢着されており、か
つ止め輪19aにより係止して脱落しないように
なしてある。また基板10のピン13には検出片
30のボス31が外挿され回動自在に枢着されて
おり、かつ止め輪19bにより係止して脱落を防
止している。かつ、前記検出片20はストツパー
40のストツパーピン43が、ばね44に押圧さ
れて前記基板11の孔18と係合して、常時は第
3図に示した姿勢を保つている。
前記検出片30の凸起34は、前記検出片20
の溝23内に遊挿係合され、これにより前記検出
片30は、常時は第3図示の姿勢を保つている。
相互に対向する検出板28と検出板33とでゲー
トを形成し曲線部29と曲線部33で形成される
空隙は握索機が通過すべき領域である。
リミツトスイツチ46は基板10の平板11に
固着されており該リミツトスイツチ46の検出ロ
ーラー47は検出片20のカム部25に接当して
いる。
以上の説明のとおり組立てられた不良握索検出
器の作用を説明する。
先づ第3図において、56は索条の中心線であ
り、握索機握子部52は矢印57の方向に進行し
て、検出片20の曲線部29と検出片30の曲線
部30とに囲まれた領域内を通過するような相互
関係位置に本考案の不良握索検出器を固定する。
次に第8図aは、この検出器に正常に握索した
握索機握子部52が通過する場合を示している。
この場合、握索機握子部52と検出片20の曲線
部29との間には空隙53を有しており、また、
握索機握子部52と検出片30の曲線部35との
間には空隙54を有しているので、握索機握子部
52は何れの検出片にも当接,接触することなく
自由に通過できる。従つてリミツトスイツチ46
は作動せず、この状態を正常握索と見做して、握
索機及搬器の出発を許すようにする。
次に第8図bは不良握索の握索機が通過した場
合を示している。即ち、索条51に対して握索機
握子部52′は半つかみ状態となつているので握
索機握子部52′と検出片20の曲線部29とは
交又斜線で示した接触部55の範囲が当接するこ
ととなる。実際には、握索機は、例えば、毎秒
3.5mの速度で、この装置附近を通過するので、
握握索機握子部52′は、曲線部29に衝突する。
第9図aは定常状態における検出片20と検出
片30の状態を示しており、また正常握索の握索
機握子部52が通過したときはいずれの検出片と
も接触しないので、この状態が維持され、リミツ
トスイツチ50も動作しない。しかるに前記不良
握索の握索機が通過して、握索機握子部52′と
曲線部29当接ないし衝突した場合には、第9図
b示の如く、検出片20は、ピン12を中心に矢
印58の方向に回動し、これに伴つて、溝23か
ら、他の検出片30の凸起34は係合が解かれて
該検出片30は、ピン13を中心に矢印59方向
に回動させられる。前記検出片20の前記回動の
際には、ストツパーピン43は、ばね44を圧縮
して孔42内を摺動して引つ込み、孔18から引
き外れて、前記検出片20の回動を可能とする。
このようにして検出片20の矢印58方向への
回動を生ずるとリンク板21のカム部25の段差
にリミツトスイツチ46の検出ローラー47が乗
上げ、変位して作動するので、これにより索道の
運転を停止して不良握索の握索機搬器の出発を阻
止することができる。
このように作動して本器を復元する場合は、第
9図bの状態から矢印58及び矢印59とそれぞ
れ反対方向に回動させて溝23と凸起34とを係
合させ、かつストツパーピン43と孔18とを係
合させ第9図aの状態に戻せばよい。
前記の動作の説明は第8図bのごとく半つかみ
等の通常の不良握索を検出する場合について述べ
たが、この他に、例えば何らかの原因によつて索
条51が第3図の正規の索条中心線56から偏つ
た場合には、握索機握子部52もまた正規位置か
ら外れて通過して曲線部29または曲線部35の
接当,衝突するので、この場合も異状として検出
し、索道の運転を停止することができる。
握索機握子部52が検出片30の曲線部35に
当接した場合にも第9図bのごとく検出片30が
矢印59の方向に回動して凸起34が検出片20
の溝23から外れて係合を解き、更に凸起34が
ガイド面24bに接当滑動しながら、検出片20
を矢印58方向に回動させリミツトスイツチ50
を動作させるのである。
本考案の握索機の不良握索検出器は、以上の説
明のとおり、簡単な構造で、動作が確実なもので
あり、更に次の特徴をもつている。
正常に握索した握索機は、無接触で通過し、不
良握索の場合のみ接当するので、頻回の不必要な
接当による損耗や誤動作のおそれがない。このこ
とは、特に索道の運転速度の向上が志向されてい
るので効果が大きい。
また、通常の半つかみ不良握索のみでなく、何
らかの原因で握索機が正規位置を外れて通過した
ときも、これを異状として検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の不良握索検出器の説明図、第
1図bは従来の不良握索検出器の説明図、第2図
aは従来の不良握索検出器の説明図、第2図bは
従来の不良握索検出器の説明図、第3図は本考案
の握索機の不良握索検出器の斜視図、第4図は基
板の斜視図、第5図は検出片20の斜視図、第6
図は他の検出片30の斜視図、第7図はストツパ
ーの斜視図、第8図aは握索機握子部と検出片の
関係を示す説明図、第8図bは握索機握子部と検
出片の関係を示す説明図、第9図aは検出片の動
作の説明図、及び第9図bは検出片の動作の説明
図である。 10……基板、11……平板、12,13……
ピン、19a,19b……止め輪、20……検出
片、28……検出板、30……検出片、33……
検出板、40……ストツパー、46……リミツト
スイツチ、47……検出ローラー、51……索
条、52,52′……握索機握子部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 固定位置にある第一のピンに枢着した第一の
    検出片と、固定位置にあり前記第一のピンと平
    行に配設した第二のピンに枢着された第二の検
    出片と、前記第一の検出片に形成したカムによ
    り作動するリミツトスイツチとよりなり、前記
    第一の検出片と前記第二の検出片とは相互に連
    動して回動するようにリンクされており、かつ
    前記第一の検出片の検出板と前記第二の検出片
    の検出板とが対向して正常握索の握索機が空隙
    を保つて通過すべきゲートを形成してなる握索
    機の不良握索検出器。 (2) 前記第一の検出片と前記第二の検出片とが相
    互に連動して回動するようにリンクされてなる
    関係は、前記第一の検出片の溝に前記第二の検
    出片の凸起が遊挿係合されてなるものである実
    用新案登録請求範囲第1項記載の握索機の不良
    握索検出器。
JP9089783U 1983-06-14 1983-06-14 握索機の不良握索検出器 Granted JPS59195051U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9089783U JPS59195051U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 握索機の不良握索検出器

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JP9089783U JPS59195051U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 握索機の不良握索検出器

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Publication Number Publication Date
JPS59195051U JPS59195051U (ja) 1984-12-25
JPH019730Y2 true JPH019730Y2 (ja) 1989-03-17

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ID=30220866

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JP9089783U Granted JPS59195051U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 握索機の不良握索検出器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0530362Y2 (ja) * 1985-02-07 1993-08-03
JP4995019B2 (ja) * 2007-09-22 2012-08-08 日本ケーブル株式会社 握索機の不完全握索検出装置

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JPS59195051U (ja) 1984-12-25

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