JP2662087B2 - ラインプリンタの単体試験方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［目次］ 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果 ［概要］ プリンタ本体を制御するコントローラとホストとの間
に挿入されるアダプタとその操作パネルがOEM側で用意
されるラインプリンタの単体試験方法に関し、 専用の操作パネルを用意することなく単体試験を行な
うことが可能となるラインプリンタの単体試験方法の提
供を目的とし、 印字を行なうプリンタ本体と、プリンタ本体を制御す
るコントローラと、を有し、操作パネルがコントローラ
に接続され、コントローラがアダプタを介してホストに
接続され、アダプタに操作パネルが接続されるラインプ
リンタにおいて、コントローラとアダプタで操作パネル
のインタフェースを共通化し、単体試験時にアダプタの
操作パネルをコントローラに接続する。

［産業上の利用分野］ 本発明は、プリンタ本体を制御するコントローラとホ
ストとの間に挿入されるアダプタがOEM側で用意される
ラインプリンタの単体試験方法に関する。

多くの場合、ドットラインプリンタは印字を行なうプ
リンタ本体とこれを制御するコントローラのみがOEM側
に供給され、ホストにコントローラを接続するアダプタ
とその操作パネルはOEM側で開発される。

［従来の技術］ 第４図にはドットラインプリンタの構成が示されてお
り、同図において、プリンタ本体10にはマグネット駆動
部40と機構駆動部42が設けられている。

そのプリンタ本体10はコントローラ12で制御されてお
り、このため、フォント展開部44と機構制御部46がコン
トローラ12に設けられている。

また、操作パネル14はプリンタ本体10とコントローラ
12の単体試験が行なわれるときにコントローラ12と接続
され、その操作パネル14から単体試験の制御指示がコン
トローラ12に与えられる。

そしてOEM側で、コントローラ12とホスト16との間に
アダプタ18が挿入され、アダプタ18に操作パネル20が接
続される。

このため、アダプタ18にはホストインタフェース制御
部48と操作パネル制御部50が設けられている。

従来においては、プリンタ本体10とそのコントローラ
12のみがOEM側に引き渡され、アダプタ18、操作パネル2
0はそのOEM側で独自に開発されていたので、コントロー
ラ12とアダプタ18の操作パネルインタフェースが異なっ
ていた。

したって、単体試験のために専用の操作パネル14が使
用されていた。

［発明が解決しようとする課題］ このため、単体試験に専用の操作パネル14を開発して
予め用意することが必要となり、プリンタのコスト上昇
を招いていた。

本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、専用の操作パネルを用意することなく
単体試験を行なうことが可能となるラインプリンタの単
体試験方法を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明では以下の方法が
とられている。

第１図において、プリンタ本体10で印字が行なわれ、
そのプリンタ本体10はコントローラ12により制御され
る。

そして、操作パネル14はプリンタ本体10の単体試験時
にコントローラ12と接続され、この操作パネル14から単
体試験の制御指示がコントローラ12に与えられる。

また通常の運用時においては、ホスト16にコントロー
ラ12がアダプタ18を介して接続され、そのアダプタ18に
操作パネル20が接続される。

ここで、コントローラ12とアダプタ18のインタフェー
スが操作パネル14,20について共通化される。

そして、プリンタ本体10の単体試験時にアダプタ18の
操作パネル20がコントローラ12と第２図のように接続さ
れる。

［作用］ 本発明においては、操作パネル14,20に対するコント
ローラ12とアダプタ18のインタフェースが共通化されて
いるので、通常の運用に使用される操作パネル20をプリ
ンタ本体10の単体試験にそのまま流用できる。

［実施例］ 以下、図面に基づいて本発明に係る方法の好適な実施
例を説明する。

第１図には実施例のドットラインプリンタが示されて
おり、前述の従来例と同様に、マグネット駆動部40と機
構駆動部42がプリンタ本体10に設けられている。

また、プリンタ本体10がコントローラ12により制御さ
れており、フォント展開部44と機構制御部46がこのコン
トローラ12に設けられている。

さらに、コントローラ12とホスト16との間にアダプタ
18が挿入されており、そのアダプタ18に操作パネル20が
接続されている。

そして、アダプタ18にはホストインタフェース制御部
48と操作パネル制御部50が設けられている。

ここで、操作パネル14,20に対するコントローラ12と
アダプタ18のインタフェース120,180が同一のものとさ
れている。

すなわち、アダプタ18のパネルインタフェース180は
コントローラ12のパネルインタフェース120に合わせてO
EM側で設計され、製作される。

すなわち、コントローラ12とアダプタ18のパネルイン
タフェース120,180が同一化されているので、第２図の
ように、プリンタ本体10,コントローラ12の単体試験時
においてアダプタ18の操作パネル20をコントローラ12の
操作パネル14としてそのまま利用できる。

したがって、単体試験専用の操作パネル14（第１図に
おいて破線で示す）が不要となる。

第３図においては操作パネル20を用いた単体試験の処
理手順（コントローラ12で行われる）がフローチャート
で説明されており、上記のようにパネルインタフェース
180がパネルインタフェース120と同一であることから、
操作パネル20の各キー（テストキー，改行キー，スター
トスイッチ，ストップスイッチ）を押し下げる操作がコ
ントローラ12で正しく認識される（ステップ300,302,30
4,306）。

以上説明したように本実施例によれば、コントローラ
12とアダプタ18の操作パネルインタフェースが共通化さ
れ、通常の運用に使用される操作パネル20をプリンタ本
体10の単体試験時に操作パネル20としてコントローラ12
に接続できるので、単体試験専用の操作パネル14が不要
となる。

その結果、プリンタをより安価に提供することが可能
となる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、コントローラと
アダプタの操作パネルインタフェースが共通化され、ア
ダプタの操作パネルをプリンタ本体の単体試験時に流用
できるので、単体試験専用の操作パネルが不要となり、
その結果、プリンタをより安価に提供することが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の構成説明図、 第２図は実施例の単体試験説明図、 第３図は単体試験時の処理手順を説明するフローチャー
ト、 第４図は従来例の説明図、 である。 10……プリンタ本体 12……コントローラ 14……操作パネル 16……ホスト 18……アダプタ 20……操作パネル 120,180……インタフェース

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−14474（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−20374（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−150569（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−182480（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−250559（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−219676（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−89034（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−95659（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−37451（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】印字を行なうプリンタ本体（10）と、プリ
   ンタ本体（10）を制御するコントローラ（12）と、を有
   し、操作パネル（14）がコントローラ（12）に接続さ
   れ、コントローラ（12）がアダプタ（18）を介してホス
   ト（16）に接続され、アダプタ（18）に操作パネル（2
   0）が接続されるラインプリンタにおいて、 コントローラ（12）とアダプタ（18）で操作パネル（1
   4,20）のインタフェースを共通化し、 単体試験時にアダプタ（18）の操作パネル（20）をコン
   トローラ（12）に接続する、 ことを特徴とするラインプリンタの単体試験方法。