JP2660820B2 - 水性溶液からカルボン酸を回収する方法 - Google Patents

水性溶液からカルボン酸を回収する方法

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JP2660820B2 JP7769595A JP7769595A JP2660820B2 JP 2660820 B2 JP2660820 B2 JP 2660820B2 JP 7769595 A JP7769595 A JP 7769595A JP 7769595 A JP7769595 A JP 7769595A JP 2660820 B2 JP2660820 B2 JP 2660820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1から10の炭素原子
を有するカルボン酸、特に蟻酸、酢酸、及び蟻酸と酢酸
との混合物を、これを含有する水性溶液から回収する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの産業的に重要な工程において、短
鎖カルボン酸、特に蟻酸及び酢酸の希薄溶液が廃棄物と
して産出される。代表的にはこれらの溶液は1〜3重量
%の酸を含有する。従来、このような溶液は通常周囲環
境に廃棄されていたが、現在は汚染に対する関心が高ま
っており、このような廃棄水溶液を清浄化すること及び
/又は経済的に価値のある工程副産物として含有される
酸を回収することが必要となってきている。
【0003】蒸留又は抽出蒸留等の慣用の回収装置は、
過度にエネルギーを消費する傾向があり、非経済的で、
また共沸混合物及び破壊困難なエマルジョン等の形成
等、工程が困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、最終的に排出
する前、又はプロセス用水としてプラントにおいて再使
用する前に、後処理をほとんど又は全く必要としない廃
棄水生成物を産生し、また販売可能、もしくは処理プラ
ントにおいて再使用可能な純度及び品質の回収カルボン
酸を経済的に製造するような態様で、短鎖カルボン酸を
含有する廃水を処理する方法が求められている。本発明
はこのような需要を満たそうとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】概略的には、本発明によ
れば、1から10の炭素原子を有する短鎖カルボン酸、
特に蟻酸、酢酸、及びその混合物を、かような酸の希薄
水性溶液から回収する方法が提供される。本発明の方法
による処理を行うことのできる水性溶液の代表的な酸濃
度は、1〜3重量%である。本発明によれば、水性溶液
は水と非親和性の高沸点酸化トリアルキルホスフィン混
合物抽出剤と液−液接触され、酸の大半は抽出剤に吸収
され、実質的に純水である抽残液が残り、この抽残液は
次の処理、廃棄あるいは再使用へと送られる。抽出溶剤
は、酸に富んだ状態となり、次に好ましくは脱水され、
そこから生じる水流は好ましくは流入水性溶液に再循環
される。次に蒸留工程において酸富溶剤に溶解している
酸がストリップされ、希薄になった抽出溶剤は液−液抽
出工程へと戻される。必要があれば、除去された酸は、
所望の純度の基本的に単一の種類の複数の成分に、従っ
て販売可能な生成物又はプラント内で他の処理に使用可
能な生成物に、蒸留によって分留される。
【0006】本発明において使用する好ましい抽出溶剤
は、Cytech Industries が CYANEX923の商標のもとに製
造している4つのトリアルキルホスフィン酸化物の混合
物である。
【0007】好ましい抽出溶剤は、以下の4つのトリア
ルキルホスフィン酸化物の混合物である。
【0008】
【化1】
【0009】この溶剤の代表的な特性は以下の通り報告
されている。 トリアルキルホスフィン酸化物 :93% 外観 :無色移動性液体 比重 :23℃において0.88 凝固点 :−5〜0℃ 粘度 :25℃において40.0センチポイズ :30℃において13.7センチポイズ 引火点(密閉式引火点) :182℃ 自己発火点 :218℃ 蒸気圧 :31℃において0.09mmHg 沸点 :50mmHgにおいて310℃ 水に対する溶解度 :10mg/l 水のCYANEX 923抽出剤 中の溶解度 :8 w/o。
【0010】本明細書中、「実質的に混合トリアルキル
ホスフィン酸化物からなる溶剤」という用語を用いる場
合、その意味する物質は、上記のもの及びそれと同等の
ものである。
【0011】本発明によれば、1から10の炭素原子を
有するカルボン酸、特に酢酸及び蟻酸を、その混合物を
含有する水性溶液から回収する方法が提供され、この方
法は、接触工程において、水性溶液を実質的に混合トリ
アルキルホスフィン酸化物からなる溶剤と、向流液−液
抽出流において接触させ、酸を水性溶液から溶剤へ移動
させることを含む。この抽出により、酸含有量が比較的
低い抽残液と、酸含有量が比較的高い溶剤とが生成され
るが、酸に富んだ溶剤は多少の水を含む。この溶剤は、
脱水工程において、熱を適用して水を分離することによ
り脱水され、水流と脱水された酸富溶剤流とが生成され
る。ストリップ工程において、熱を適用することにより
脱水された酸富溶剤流から酸がストリップされて、上記
の液−液抽出流へ再循環される、実質的に混合トリアル
キルホスフィン酸化物からなる再循環溶剤と酸流とが生
成される。酸流が一種類より多い酸を含有する場合に
は、分留工程において、蒸留により各酸成分に分留され
る。
【0012】好ましくは、実質的に混合トリアルキルホ
スフィン酸化物からなる再循環溶剤は、前記接触工程に
再循環され、酸富溶剤の脱水からの水流は、流入水性溶
液に再循環される。
【0013】さらに本発明によれば、接触工程におけ
る、実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物からな
る溶剤と水性溶液との容積比は、略溶剤1部に対して水
性溶液2部から略溶剤2部に対して水性溶液1部であ
る。水性溶液の酸の初期濃度は、好ましくは約0.5重
量%〜約15重量%であるが、約1重量%〜約10重量
%であってもよい。また、実質的に混合トリアルキルホ
スフィン酸化物からなる再循環溶剤は、約0.5重量%
未満の酸含有量であることが好ましい。
【0014】水性溶液と、実質的に混合トリアルキルホ
スフィン酸化物からなる溶剤とは、約35℃〜約90
℃、より好ましくは約50℃〜約80℃で接触させる。
さらに、脱水工程は好ましくは約200mmHg絶対圧
力で行う。ストリップは、ストリップ工程の最高温領域
において約250℃から約300℃で行うのが好まし
く、また約15〜50mmHg絶対圧力で行うのが好ま
しい。このストリップを行う圧力は、ストリップ及びそ
の下流において、酸特に酢酸の凝固を避けるのに十分で
あることが望ましい。
【0015】エネルギー効率を最大とするために、スト
リップ工程からの実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる再循環溶剤の熱の少くとも一部を、脱水
工程の酸富溶剤に移動させてもよい。また、ストリップ
工程からの実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物
からなる再循環溶剤の熱の少くとも一部を、各成分酸に
分留された酸流に移動させてもよい。
【0016】本工程において使用する実質的に混合トリ
アルキルホスフィン酸化物からなる新たな溶剤は、水性
溶液と接触させる前に、例えば水洗洗浄又は蒸留によっ
て、精製してもよい。
【0017】いくつかの操作方法が可能であるが、接触
は、分散相としての実質的に混合トリアルキルホスフィ
ン酸化物からなる溶剤を、水性溶液を連続相として分散
させることによって行うことが好ましい。
【0018】脱水工程及び/又はストリップ工程から排
出される蒸気は、接触工程で使用する実質的に混合トリ
アルキルホスフィン酸化物からなるスクラブ溶剤でスク
ラブしてもよく、それによりスクラブ溶剤中に溶解した
酸はその後回収してもよい。
【0019】接触工程からの抽残液に含まれた実質的に
混合トリアルキルホスフィン酸化物からなる溶剤を、抽
残液から合着して取り出し、それにより抽残液の純度を
増加させ、溶剤を再使用のために回収してもよい。
【0020】最終的な酸生成物中の望ましくない水は、
蒸留分留工程の水濃度が最高である領域、又は蒸留され
る過程において水と蟻酸との共沸混合物が生成される領
域から引き出される側流を設けることにより、削減又は
排除してもよい。
【0021】本方法の工程を妨げる可能性のある流入水
性溶液中の不純物は、水性溶液を接触工程へ送る前に接
触工程からの酸富溶剤と混合させる前処理によって、排
除してもよく、その後酸富溶剤と水性溶液とは、水性溶
液から酸富溶剤を合着して取り出すことにより分離さ
れ、分離された水性溶液はその後接触工程に送られ、分
離された酸富溶剤は脱水工程へ送られる。
【0022】実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化
物からなる再循環溶剤中に蓄積しがちな不純物は、再循
環溶剤の再循環の過程において削除してもよい。これら
の不純物は、溶剤の少くとも一部を真空蒸留すること、
又は溶剤の少くとも一部を活性炭濾過すること、又は溶
剤の少くとも一部をイオン交換剤と接触させることによ
り再循環の過程において除去してもよい。また、再循環
させるべき溶剤の少くとも一部をその再循環の過程にお
いて塩基性添加物で中和することにより、不純物を除去
してもよい。また、水性溶液と実質的に混合トリアルキ
ルホスフィン酸化物からなる再循環溶剤との相対的流速
を調整して、溶剤中及び抽残液中の不純物の平衡濃度を
共に許容レベルとすることにより、不純物を制御しても
よい。以下に本発明の構成及び実施態様を列挙する。
【0023】1.酢酸及び蟻酸の水性溶液から酢酸及び
蟻酸を回収するための方法であって、該方法は、接触工
程において、前記水性溶液を、実質的に混合トリアルキ
ルホスフィン酸化物からなる溶剤と、向流液−液抽出流
において接触させて、前記水性溶液からの酢酸及び蟻酸
を前記溶剤に移動させ、酸含有量が比較的低い抽残液
と、酸含有量が比較的高い酸富溶剤とを生成する工程で
あって、酸に富んだ該酸富溶剤は多少の水を含む接触工
程と、脱水工程において、前記酸富溶剤に熱を適用し、
そこから水を分離することによって前記酸富溶剤を脱水
して、水流と脱水された酸富溶剤流とを生成する脱水工
程と、ストリップ工程において、前記脱水された再循環
酸富溶剤流に熱を適用して、該脱水された再循環酸富溶
剤流から酢酸及び蟻酸をストリップし、前記液−液抽出
流へ再循環するための、実質的に混合トリアルキルホス
フィン酸化物からなる溶剤と、酢酸及び蟻酸を含有する
酸流とを生成するストリップ工程と、分留工程におい
て、蒸留によって前記酸流を酢酸と蟻酸とに分留する分
留工程とを含む、酢酸及び蟻酸の水性溶液から酢酸及び
蟻酸を回収するための方法。
【0024】2.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が、前記接触工程に再循
環される、上記1に記載の方法。
【0025】3.前記酸富溶剤の脱水で生成された前記
水流が、前記水性溶液に再循環される、上記1に記載の
方法。
【0026】4.前記接触工程における、実質的に混合
トリアルキルホスフィン酸化物からなる溶剤と水性溶液
との容積比が、溶剤約1部に対して水性溶液2部から溶
剤約2部に対して水性溶液1部である、上記1に記載の
方法。
【0027】5.前記水性溶液中の酸の初期濃度が、約
1重量%から約6重量%である上記1に記載の方法。
【0028】6.前記水性溶液中の酸の初期濃度が、約
0.5重量%から約15重量%である上記1に記載の方
法。
【0029】7.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤の酸含有量が約0.5重
量%未満である上記1に記載の方法。
【0030】8.前記水性溶液と実質的に混合トリアル
キルホスフィン酸化物からなる溶剤との接触が約35℃
〜約90℃で行われる上記1に記載の方法。
【0031】9.前記水性溶液と実質的に混合トリアル
キルホスフィン酸化物からなる溶剤との接触が約50℃
〜約80℃で行われる上記1に記載の方法。
【0032】10.前記脱水工程が約200mmHg絶対
圧力で行われる上記1に記載の方法。
【0033】11.前記ストリップが、前記ストリップ工
程の最高温領域において約250℃〜約300℃で行わ
れる上記1に記載の方法。
【0034】12.前記ストリップが、約15〜約50m
mHg絶対圧力で行われる上記1に記載の方法。
【0035】13.前記ストリップが行われる温度及び圧
力が、前記ストリップ工程の間又はその下流において前
記酢酸の凝固を避けるのに十分である上記12に記載の
方法。
【0036】14.前記ストリップ工程からの実質的に混
合トリアルキルホスフィン酸化物からなる前記再循環溶
剤中の熱の少くとも一部が、前記脱水工程の前記酸富溶
剤に移動される上記1に記載の方法。
【0037】15.前記ストリップ工程からの実質的に混
合トリアルキルホスフィン酸化物からなる前記再循環溶
剤中の熱の少くとも一部が、酢酸と蟻酸とに分留される
べき前記酸流に移動される上記1に記載の方法。
【0038】16.前記接触が、分散相としての実質的に
混合トリアルキルホスフィン酸化物からなる前記溶剤
を、連続相としての前記水性溶液中に分散することによ
って行われる上記1に記載の方法。
【0039】17.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる新たな溶剤が、前記水性溶液と接触され
る前に精製される上記1に記載の方法。
【0040】18.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる新たな溶剤が水洗洗浄によって精製され
る上記17に記載の方法。
【0041】19.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる新たな溶剤が蒸留によって精製される上
記17に記載の方法。
【0042】20.前記脱水工程及び/又は前記ストリッ
プ工程から排気される蒸気が、前記接触工程において使
用される実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物か
らなるスクラブ溶剤でスクラブされる上記1に記載の方
法。
【0043】21.前記脱水工程及び/又は前記ストリッ
プ工程から排気される蒸気が、実質的に混合トリアルキ
ルホスフィン酸化物からなるスクラブ溶剤でスクラブさ
れ、その結果前記スクラブ溶剤中に溶解された酸が、そ
の後該溶剤から回収される上記1に記載の方法。
【0044】22.前記接触工程からの前記抽残液中に同
伴される実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物か
らなる溶剤が、前記抽残液から合着されて除去される上
記1に記載の方法。
【0045】23.前記蒸留分留工程の水濃度が最も高い
領域から側流が引き出される上記1に記載の方法。
【0046】24.前記蒸留分留工程の、蒸留の過程にお
いて水と蟻酸との共沸混合物が形成される領域から側流
が引き出される上記1に記載の方法。
【0047】25.前記水性溶液が前記接触工程へ送られ
る前に、前記接触工程からの酸富溶剤と前記水性溶液と
が混合され、次に該水性溶液から該酸富溶剤を連行して
除去することにより、前記酸富溶剤と水性溶液とが互い
に分離され、前記分離された水性溶液は前記接触工程へ
搬送され、前記分離された酸富溶剤は前記脱水工程へ搬
送される、上記1に記載の方法。
【0048】26.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤中に蓄積しがちな不純物
が、該溶剤が再循環される過程において該溶剤から除去
される上記2に記載の方法。
【0049】27.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が再循環される過程にお
いて、該溶剤の少くとも一部を真空蒸留することにより
前記不純物が除去される上記26に記載の方法。
【0050】28.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が再循環される過程にお
いて、該溶剤の少くとも一部を活性炭濾過することによ
り前記不純物が除去される上記26に記載の方法。
【0051】29.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が再循環される過程にお
いて、該溶剤の少くとも一部をイオン交換剤と接触させ
ることにより、前記不純物が除去される上記26に記載
の方法。
【0052】30.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が再循環される過程にお
いて、該溶剤の少くとも一部を塩基性添加物で中和する
ことにより、前記不純物が除去される上記26に記載の
方法。
【0053】31.水性溶液と、実質的に混合トリアルキ
ルホスフィン酸化物からなる再循環溶剤との相対的流速
を調節し、再循環すべき実質的に混合トリアルキルホス
フィン酸化物からなる前記溶剤中及び前記抽残液中の不
純物の平衡濃度を共に許容レベルとすることにより、前
記不純物が制御される上記2に記載の方法。
【0054】32.1から10の炭素原子を有するカルボ
ン酸からなる群から選択される少くとも一つの酸を含有
する水性溶液からカルボン酸を回収するための方法であ
って、該方法は、接触工程において、前記水性溶液を、
実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物からなる溶
剤と、向流液−液抽出流において接触させて、前記水性
溶液からの前記酸を前記溶剤に移動させ、酸含有量が比
較的低い抽残液と、酸含有量が比較的高い酸富溶剤とを
生成する工程であって、酸に富んだ該酸富溶剤は多少の
水を含む接触工程と、脱水工程において、前記酸富溶剤
に熱を適用し、そこから水を分離することによって前記
酸富溶剤を脱水して、水流と脱水された酸富溶剤流とを
生成する脱水工程と、ストリップ工程において、前記脱
水された酸富溶剤流に熱を適用して、該脱水された酸富
溶剤流から前記酸をストリップし、前記液−液抽出流へ
再循環するための、実質的に混合トリアルキルホスフィ
ン酸化物からなる溶剤と、前記酸を含有する酸流とを生
成するストリップ工程とを含む、1から10の炭素原子
を有するカルボン酸からなる群から選択される少くとも
一つの酸を含有する水性溶液からカルボン酸を回収する
ための方法。
【0055】33.前記水性溶液が少なくとも2種類のカ
ルボン酸を含有し、さらに分留工程において、前記酸流
を蒸留によって個々の酸に分留する工程を含む上記32
に記載の方法。
【0056】34.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記溶剤が、前記接触工程に再循環され
る上記32に記載の方法。
【0057】35.前記酸富溶剤の脱水で生成された前記
水流が、前記水性溶液に再循環される上記32に記載の
方法。
【0058】36.前記接触の間の、実質的に混合トリア
ルキルホスフィン酸化物からなる溶剤と水性溶液との容
積比が、溶剤約1部に対して水性溶液2部から溶剤約2
部に対して水性溶液1部である上記32に記載の方法。
【0059】37.前記水性溶液中の酸の初期濃度が約1
重量%から約6重量%である上記32に記載の方法。
【0060】38.前記水性溶液中の酸の初期濃度が約
0.5重量%から約15重量%である上記32に記載の
方法。
【0061】39.再循環されるべき実質的に混合トリア
ルキルホスフィン酸化物からなる前記溶剤の酸含有量が
約0.5重量%未満である上記32に記載の方法。
【0062】40.水性溶液と実質的に混合トリアルキル
ホスフィン酸化物からなる溶剤との接触が、約35℃〜
約90℃で行われる上記32に記載の方法。
【0063】41.水性溶液と実質的に混合トリアルキル
ホスフィン酸化物からなる溶剤との接触が、約50℃〜
約80℃で行われる上記32に記載の方法。
【0064】42.前記脱水工程が約200mmHg絶対
圧力で行われる上記32に記載の方法。
【0065】43.前記ストリップが、前記ストリップ工
程の最高温領域において約250℃〜約300℃で行わ
れる上記32に記載の方法。
【0066】44.前記ストリップが約15から約50m
mHg絶対圧力で行われる上記32に記載の方法。
【0067】45.前記ストリップが行われる温度及び圧
力が、前記ストリップ工程の間又はその下流において酸
の凝固を避けるのに十分である上記44に記載の方法。
【0068】46.前記ストリップ工程からの実質的に混
合トリアルキルホスフィン酸化物からなる前記再循環溶
剤中の熱の少くとも一部が、前記脱水工程の前記酸富溶
剤に移動される上記32に記載の方法。
【0069】47.前記ストリップ工程からの実質的に混
合トリアルキルホスフィン酸化物からなる前記再循環溶
剤中の熱の少くとも一部が、各成分酸流に分留されるべ
き前記酸流に移動される上記32に記載の方法。
【0070】48.前記接触が、分散相としての実質的に
混合トリアルキルホスフィン酸化物からなる前記溶剤
を、連続相としての前記水性溶液中に分散することによ
って行われる上記32に記載の方法。
【0071】49.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる新たな溶剤が、前記水性溶液と接触され
る前に精製される上記32に記載の方法。
【0072】50.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる新たな溶剤が水洗洗浄によって精製され
る上記49に記載の方法。
【0073】51.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる新たな溶剤が蒸留によって精製される上
記49に記載の方法。
【0074】52.前記脱水工程及び/又は前記ストリッ
プ工程から排気される蒸気が、前記接触工程において使
用される実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物か
らなるスクラブ溶剤でスクラブされる上記32に記載の
方法。
【0075】53.前記脱水工程及び/又は前記ストリッ
プ工程から排気される蒸気が、実質的に混合トリアルキ
ルホスフィン酸化物からなるスクラブ溶剤でスクラブさ
れ、その結果前記スクラブ溶剤中に溶解された酸が、そ
の後該溶剤から回収される上記32に記載の方法。
【0076】54.前記接触工程からの前記抽残液中に同
伴される実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物か
らなる溶剤が、前記抽残液から連行されて除去される上
記32に記載の方法。
【0077】55.前記蒸留分留工程の水濃度が最も高い
領域から側流が引き出される上記32に記載の方法。
【0078】56.前記蒸留分留工程の、蒸留の過程にお
いて水と蟻酸との共沸混合物が形成される領域から側流
が引き出される上記32に記載の方法。
【0079】57.前記水性溶液が前記接触工程へ送られ
る前に、前記接触工程からの酸富溶剤と前記水性溶液と
が混合され、次に該水性溶液から該酸富溶剤を連行して
除去することにより、前記酸富溶剤と水性溶液とが互い
に分離され、前記分離された水性溶液は前記接触工程へ
搬送され、前記分離された酸富溶剤は前記脱水工程へ搬
送される、上記32に記載の方法。
【0080】58.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤中に蓄積しがちな不純物
が、該溶剤が再循環される過程において該溶剤から除去
される上記34に記載の方法。
【0081】59.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が再循環される過程にお
いて、該溶剤の少くとも一部を真空蒸留することにより
前記不純物が除去される上記58に記載の方法。
【0082】60.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が再循環される過程にお
いて、該溶剤の少くとも一部を活性炭濾過することによ
り前記不純物が除去される上記58に記載の方法。
【0083】61.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が再循環される過程にお
いて、該溶剤の少くとも一部をイオン交換剤と接触させ
ることにより、前記不純物が除去される上記58に記載
の方法。
【0084】62.実質的に混合トリアルキルホスフィン
酸化物からなる前記再循環溶剤が再循環される過程にお
いて、該溶剤の少くとも一部を塩基性添加物で中和する
ことにより、前記不純物が除去される上記58に記載の
方法。
【0085】63.水性溶液と、実質的に混合トリアルキ
ルホスフィン酸化物からなる再循環溶剤との相対的流速
を調節し、再循環すべき実質的に混合トリアルキルホス
フィン酸化物からなる前記溶剤中及び前記抽残液中の不
純物の平衡濃度を共に許容レベルとすることにより、前
記不純物が制御される上記34に記載の方法。
【0086】
【実施例】まず図1を参照するが、この図面は本発明の
方法を実施するためのプラントを、簡略化された流れ図
の形式で示す。回収すべき酸を含有する水性溶液つまり
廃水は、入力配管12を通して抽出器10へ搬送され
る。抽出器は、プレートを回転させるためのモーター1
4が設けられた回転プレート形式のものとして示され
る。他の種々の液−液抽出器を使用することもできる。
抽出器10から出る頂部流は、配管16を通して抽出器
を出る酸富溶剤流であり、底流は配管18を通して抽出
器をでる抽残液である。新たな溶剤及び再循環溶剤は、
配管20を通して抽出器10に底部付近から導入される
が、再循環溶剤は配管22を通して配管20へ搬送さ
れ、新たな溶剤は、必要な場合に配管24を通して配管
20へ搬送される。抽出器へ供給される溶剤と水性溶液
との容積比は、好ましくは約1:2と2:1との間であ
る。原料水性溶液中の酸の初期濃度は、約0.5〜約1
5重量%であり、好ましくは約1〜約6重量%である。
接触工程の操作温度は約35℃〜約90℃、好ましくは
約50℃〜約80℃である。相分離配管は好ましくは抽
出器の頂部領域にあり、分散相は溶剤、連続相は水性溶
液である。
【0087】酸に富んだ溶剤は、配管16を通して脱水
器26へ搬送される。熱がリボイラー装置28を通して
脱水器に入力され、水は脱水器の頂部から配管30を通
して出る。この配管30には、所望であれば、凝縮器3
2及び灌流配管34が設けられる。水流は、再循環回路
の配管38を通して入力配管12へと戻される。また
は、水流は、使用のためプラント外部へ搬送されるか、
廃棄にまわすか、若しくは抽残液流と結合してもよい。
脱水器中の圧力は、好ましくは約200mmHg絶対圧
力である。
【0088】酸富溶剤は、配管40を通して脱水器を出
て、この管によってストリッパー42へと搬送される。
ストリッパー42において、リボイラー装置44を通し
て熱を適用することにより、酸が溶剤から分離され、混
合酸は頂部から配管46を通してストリッパーを出る。
この配管46には、凝縮器48と再循環配管50とが設
けられる。混合酸は配管52を通して分留器54へ搬送
される。ストリップされた溶剤は、配管22を通してス
トリッパー42の底部を出て、抽出器10へ再循環され
る。再循環されるべきストリップされた溶剤の酸含有量
は約0.5重量%未満である。ストリッパーの最高温領
域では、操作温度は約250℃〜約300℃であり、ス
トリッパー内の圧力は約15〜約50mmHg絶対圧力
である。とにかくストリップ圧力は、ストリッパー内及
びその下流においていかなる酸も凝固しない程度でなけ
ればならない。所望であれば、ストリップされた溶剤中
の熱の一部を、脱水器リボイラー装置28において酸富
溶剤と熱交換してもよく、また所望であれば、ストリッ
プされた溶剤中の熱の一部を、以下に説明するリボイラ
ー装置66において底部酸流と熱交換してもよい。
【0089】配管52を通して分留器54に搬送された
混合酸は、蒸留工程において分離される。蟻酸は、配管
56を通して分留器を出て、凝縮器58で凝縮され、そ
の一部は配管60を通して灌流され、残りは生成物管6
2を通してプラントの外部へ搬送される。酢酸は配管6
4を通してユニットの底部から外へ搬送され、蒸留塔つ
まり分留器54に熱エネルギーを搬送するためにリボイ
ラー装置66が設けられる。本発明によれば、分留器の
水混入濃度が最も高い点から側流68が引き出されても
よい。この点は通常、水とより軽い酸つまり蟻酸との共
沸混合物が形成される点である。
【0090】次に図2を参照するが、この図は本発明の
別の実施態様を実施するためのプラントの概略的流れ図
である。図2において、図1と同一の装置及び配管には
同一の参照番号及び記号が付されており、図1に関して
なされたこれらの部品の説明は図2のプラントにも適用
される。
【0091】図2に示すプラントは、1から10の炭素
原子を有するカルボン酸群のうち蟻酸及び酢酸以外のも
のを含有する水性溶液を処理するように設計されている
という点で図1のものと異なる。従って図2の分留器つ
まり蒸留塔54には、蒸留操作によって塔の頂部と底部
とに分離する傾向のあるもの以外の追加の酸を回収する
ために、追加の側流分枝管100及び102が設けられ
る。回収された混合酸は、所望であれば単一の塔内では
なく一連の塔内において段階的に分離してもよいことは
当業者には理解されるであろう。
【0092】配管12を通して装置に入る廃水つまり入
力水性溶液中の不純物は、プラント内の種々の流れ中に
乳化を引き起こすことにより操作を困難にし、また他の
原因により操作を非効率的とすることがわかっている。
本発明によれば、これらの不純物は追加の処理工程によ
って除去することができる。この追加の処理工程におい
て、配管16を通して抽出器10を出る酸富溶剤は、配
管12内の新たな入力水性溶液と結合され、これらの材
料は混合器104へ通される。完全に混合した後、酸富
溶剤と入力水性溶液とは配管106を通してコアレッサ
ー108へ通され、そこで種別されて、酸富溶剤は配管
110を通して脱水器26へ通され、酸含有水は配管1
12を通して抽出器10へ供給される。このように、入
力水性溶液中の不純物はより容易に合着されるようにな
る。
【0093】始動時にプラントに充填される新たな溶剤
中、又は操作過程においてプラントに添加される溶剤中
に予期せぬ不純物が存在し得ることがわかっている。図
2に示されるように、これらの不純物を除去するため
に、新たな溶剤の入力配管24に精製器114を配置し
てもよい。精製器114は蒸留塔、活性炭床、イオン交
換装置、水洗洗浄装置、又は他の分離装置であってもよ
い。新たな溶剤中の不純物の問題は始動時に最も深刻で
あるので、新たな溶剤中の不純物を除去するために、始
動時にプラントの装置を使用するための配管を設けても
よい。始動時に、例えばストリッパー42又は脱水器2
6を一時的にそのために使用してもよい。更に、不純物
は、所望であれば別個の独立プラントである精製器中で
除去してもよい。
【0094】上述してきたように、脱水器26及びスト
リッパー42は真空中で操作することが好ましい。真空
誘発装置が図2に示されるが、図1に示されるプラント
にも同様の装置を設け得ることが理解されるべきであ
る。この装置は、脱水器26の頂部から出る配管38に
設けられた、ポンプ116及び排気口118を含む。ポ
ンプは機械的ポンプ、又はスチームエジェクター等他の
真空誘発装置であってもよい。排気口118を通る流れ
が、いくらかの酸及び汚染物質とみなされるであろう他
の材料を含むことがあるので、スクラッバー120を設
けてもよい。スクラッバー120では、スクラブ流体と
して、プラントにおいて主要抽出溶媒として使用される
ものと同種の溶剤を使用してもよく、溶剤を、プラント
の主要溶剤回路中のサイドループとしてスクラッバー1
20に通してもよい。
【0095】同様に塔42について、真空ポンプ122
及び排気口124が設けられる。また排気口124を通
してプラントを出る流れからこの酸及び他の汚染物質を
除去するために、スクラッバー126が設けられる。
【0096】上述してきたように、溶剤が工程中を循環
する間にそこに不純物が蓄積する傾向がある。これらの
不純物は、配管130を通して再循環溶剤の少くとも一
部を引き出し、それを精製器114又は別個の精製器に
通過させ、そこで不純物を真空蒸留、活性炭濾過、イオ
ン交換、又は塩基性添加物による中和その他の方法によ
って除去することにより、配管22中を流れる再循環溶
剤から簡便に除去することができる。
【0097】ある操作条件の元では、配管18を通して
抽出器10から出る抽残液には、物理的に溶剤が同伴さ
れることがある。この溶剤は、例えばコアレッサー12
8において除去回収することができる。回収された溶剤
は、プラントの主要溶剤回路に戻してもよく、同伴溶剤
を除去した抽残液は、廃棄し、さらに処理し、又はプラ
ント中において再使用することができる。
【0098】当業者には理解されるように、入力水性溶
液流中の多種の酸を処理するために設計された図2に示
されるプラントの種々の特徴は、蟻酸及び酢酸のみを処
理するために設計された図1に示されるプラントに組み
込むことができ、その逆もまた可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法を実施するためのプラン
トの概略的流れ図であり、このプラントは特に希薄水性
溶液から蟻酸及び酢酸を回収及び分離するために適合さ
れている。
【図2】図2は、短鎖カルボン酸の混合物を回収及び分
離する本発明の方法を実施するためのプラントの概略的
流れ図であり、図1のプラント及び方法においても使用
可能な方法の特徴を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティモシー・エル・ホームズ アメリカ合衆国テキサス州75206,ダラ ス,パーク・ポイント・ドライブ・3438 (72)発明者 ロナルド・ジー・グアリー アメリカ合衆国テキサス州77043,ヒュ ーストン,ウィックホロー・11611

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酢酸及び蟻酸の水性溶液から酢酸及び蟻
    酸を回収するための方法であって、該方法は、 接触工程において、前記水性溶液を、実質的に混合トリ
    アルキルホスフィン酸化物からなる溶剤と向流液−液抽
    出流において接触させて、前記水性溶液からの酢酸及び
    蟻酸を前記溶剤に移動させ、抽残液と酸富溶剤とを生成
    する接触工程と、 脱水工程において、前記酸富溶剤に熱を適用し、そこか
    ら接触工程において混入した水を分離することによって
    前記酸富溶剤を脱水して、水流と脱水された酸富溶剤流
    とを生成する脱水工程と、 ストリップ工程において、前記脱水された酸富溶剤流に
    熱を適用して、該脱水された酸富溶剤から酢酸及び蟻酸
    をストリップし、前記液−液抽出流へ再循環するため
    の、実質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物からな
    る溶剤と、酢酸及び蟻酸を含有する酸流とを生成するス
    トリップ工程と、 分留工程において、蒸留によって前記酸流を酢酸と蟻酸
    とに分留する分留工程とを含む、酢酸及び蟻酸の水性溶
    液から酢酸及び蟻酸を回収するための方法。
  2. 【請求項2】 1から10の炭素原子を有するカルボン
    酸からなる群から選択される少くとも一つの酸を含有す
    る水性溶液からカルボン酸を回収するための方法であっ
    て、該方法は、 接触工程において、前記水性溶液を、実質的に混合トリ
    アルキルホスフィン酸化物からなる溶剤と、向流液−液
    抽出流において接触させて、前記水性溶液からの前記酸
    を前記溶剤に移動させ、抽残液と、酸富溶剤とを生成す
    る接触工程と、 脱水工程において、前記酸富溶剤に熱を適用し、そこか
    ら接触工程において混入した水を分離することによって
    前記酸富溶剤を脱水して、水流と脱水された酸富溶剤流
    とを生成する脱水工程と、 ストリップ工程において、前記脱水された酸富溶剤流に
    熱を適用して、該脱水された酸富溶剤流から前記酸をス
    トリップし、前記液−液抽出流へ再循環するための、実
    質的に混合トリアルキルホスフィン酸化物からなる溶剤
    と、前記酸を含有する酸流とを生成するストリップ工程
    とを含む、1から10の炭素原子を有するカルボン酸か
    らなる群から選択される少くとも一つの酸を含有する水
    性溶液からカルボン酸を回収するための方法。
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