JP2659961B2 - 経皮吸収貼付剤 - Google Patents

経皮吸収貼付剤

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JP2659961B2 JP62204551A JP20455187A JP2659961B2 JP 2659961 B2 JP2659961 B2 JP 2659961B2 JP 62204551 A JP62204551 A JP 62204551A JP 20455187 A JP20455187 A JP 20455187A JP 2659961 B2 JP2659961 B2 JP 2659961B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はニコランジルの安定な経皮吸収貼付剤に関す
るもので医薬として非常に有用である。即ち、本発明は
20重量%〜80重量%の1,4−シスポリブタジエンと該基
剤中に均一に分散された平均粒径4μm〜30μmの微細
結晶状のニコランジル[化学名:N−(2−ヒドロキシエ
チル)ニコチン酸アミド硝酸エステル]および/または
その塩類を含有する粘着剤層と柔軟な支持体を積層して
なる経皮吸収貼付剤であり、狭心症の発作の抑制または
予防に有効な安定性の優れた貼付剤である。
従来の技術 ニコランジルは現在経口製剤として市販され冠血管拡
張作用、冠動脈れん縮抑制作用を有し、心血行動態、心
機能に及ぼす影響の少ない各種病型の狭心症治療剤とし
て有効な薬物との評価を得ている(特公昭58−1746
3)。ところで一般に薬物の経口投与では胃または腸内
のPH,内容物の有無などの状態によつて、薬物の一定し
た吸収が得られにくいために長時間にわたつて一定の割
合で徐々に吸収されることはまれである。ニコランジル
の経口投与でもまれに急激な血中濃度の上昇による起立
性貧血、頭痛等の副作用を生じることがあり、改善が望
まれていた。また狭心症用の貼付薬(冠状血管拡張薬)
としては、ニトログリセリンを感圧接着剤に配合して、
支持体を積層したテープ剤が提案されている(特開症56
−233381)。しかしながら、ニトログリセリンテープ製
剤においては、ニトログリセリン自体の副作用も強く、
そのために、血圧降下を伴う心拍数の増加を引き起こす
恐れもある等の問題点を有していた。さらにニコランジ
ルを、ガラス転移温度(Tg)−70〜−10℃に調整した常
温で感圧接着性を有する重合物と配合し、これを支持体
に積層したテープ製剤も提案されている。(特開昭59−
10513) 発明が解決しようとする問題点 上記テープ製剤(特開昭59−10513)は、基剤を構成
する重合物と薬物との間に適度な相溶性を有すること、
薬物が基剤中で大部分が結晶化しないこと及び基剤から
皮膚に対して適度な放出性を有することなどが最低条件
であると述べている。しかしながら、上記のような条件
を満足するニコランジルテープ製剤中に於いてはニコラ
ンジルが極めて不安定な状態にあり、医薬品として必要
な長期保存安定性がほとんど確保されないという致命的
欠点を有していた。
問題点を解決するための手段 本発明者らは長期保存安定性を有する貼付剤を鋭意に
検討した結果、ニコランジルおよび/またはその塩類と
ほとんど相溶性を有さないゴム系粘着基剤用樹脂である
1,4−シスポリブタジエン中に平均粒径4μm〜30μm
のニコランジルおよび/またはその塩類の微細結晶を均
一に分散せしめる事により、貼付剤として必要な薬物長
期保存安定性を確保するとともに、基剤から薬物が皮膚
に対して適度に放出されることを見出し本発明を完成し
た。
本発明に使用されるニコランジルの塩類としては、通
常薬学的に許容される有機酸塩、無機酸塩たとえば塩酸
塩、シユウ酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、フマル酸
塩、マレイン酸塩等が用いられる。
本発明において使用されるゴム系粘着基剤は、1,4−
シスポリブタジエン単独または必要に応じて公知の粘着
性付与剤(例えば、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、SI
S(スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体
ゴム)、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレン
ゴム、ブチルゴム、シリコンゴムなど)を加えて構成さ
れたものとする。
また上記粘着基剤には必要に応じて、軟化剤、充填
剤、老化防止剤、なども配合できるが、本発明では、こ
れらのものは必須の粘着基剤構成成分とは考えていな
い。
本発明者らの実験によれば、皮膚への密着性、基剤か
らの薬物放出性、貼付剤中での薬物安定性の観点から、
最も確実に且つ比較的簡単な製造方法で貼付剤を得るた
めの、ゴム系粘着基剤としては、基剤中に1,4−シスポ
リブタジエンを20重量%〜80重量%含む物が好ましいこ
とが明らかになつた。すなわち20重量%以上含むことに
より薬物安定性及び薬物放出性が改善されること、80重
量%以上含むと粘着物性の低下が起こることが明らかに
なつた。
また、薬物安定性及び薬物放出性の改善は、シリコン
ゴムを用いても改善されることが明らかになつた。
また、ゴム粘着基剤中に分散される薬物の平均粒径と
しては、安定性の観点から2μm以上さらに好ましくは
4μm以上、放出性の観点から30μm以下が好ましいこ
とが明らかになつた。ここで述べる平均粒径とは、顕微
鏡法によるFeret径を採用した。(粉粒体工学:三輪茂
雄著:朝倉書店) 本特許に述べる薬物平均粒径の調整法としては、
(1)ボールミル粉砕品、ジエツト粉砕品等の、あらか
じめふるい分けした微粉砕薬物を、分散状態で混合する
方法、(2)溶解した薬物を塗工溶液中あるいは乾燥工
程中で析出させる場合に、溶媒組成、粘略基剤濃度、粘
着基剤組成等で、調整する方法等が用いられる。
本発明に使用される柔軟な支持体としては、粘着剤層
を保持するとともに皮膚に適用させたときに著しい違和
感を感じさせない程度に柔軟性を有するものであれば特
に制限されない。たとえば、ポリオレフイン、ポリウレ
タン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビリニデン、ポ
リアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ゴム等のフ
イルムまたはシート、不織布、織布などが使用できる。
作 用 本発明により得られる貼付剤は、安定性及び薬物放出
性に優れている。以下実施例および参考例をあげて説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例 1 シリコンゴム 100重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴム〔商品名:シラスコンR 355 Medical Ad
hesiveダウコーニング(株)〕の50重量%フレオン溶液
200重量部に、シクロヘキサンに懸濁したニコランジル
3部(平均粒径12μm)を添加しデイゾルバーにて撹拌
しニコランジルがほぼ均一に分散した塗工溶液を作る。
これをポリエチレンテレフタレート離型紙ライナー上に
乾燥後の厚みが100μmに成るように塗工乾燥し、これ
にポリエチレン支持体を積層して平均粒径12μmのニコ
ランジルが均一分散した(ニコランジル量0.29mg/cm2
貼付剤を得た。
貼付剤をアルミ袋に入れ、乾燥剤を入れた場合の50℃
×1週間の安定性試験の結果を残存率で表1に示す。又
テープ製剤を、シエーバーで除毛したラツト背部3×3c
m2に48時間貼付実験を行つた場合の血中薬物濃度曲線下
面積AUC48(ng.hr/ml)を表1に示す。
参考例 2 SIS 25重量部 ポリイソプレンゴム 25重量部 テルペン樹脂 50重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴムに代えて、SIS25重量部;ポリイソプレ
ンゴム25重量部;およびテルペン樹脂50重量部:の20重
量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる以外は参考
例1と同様にして平均粒径5.6μmのニコランジルが均
一分散した(ニコランジル量0.29mg/cm2)貼付剤を得
た。参考例1と同様の試験を行つた結果を表1に示す。
参考例 3 SIS 25重量部 ポリイソプレンゴム 25重量部 テルペン樹脂 50重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴムに代えて、SIS25重量部;ポリイソプレ
ンゴム25重量部;およびテルペン樹脂50重量部:の20重
量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる以外は参考
例1と同様にして平均粒径25μmのニコランジルが均一
分散した(ニコランジル量0.29mg/cm2)貼付剤を得た。
参考例1と同様の試験を行つた結果を表1に示す。
参考例 4 SIS 25重量部 ポリイソプレンゴム 25重量部 テルペン樹脂 50重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴムに代えて、SIS25重量部;ポリイソプレ
ンゴム25重量部;およびテルペン樹脂50重量部:の20重
量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる以外は参考
例1と同様にして平均粒径35μmのニコランジルが均一
分散した(ニコランジル量0.29mg/cm2)貼付剤を得た。
参考例1と同様の試験を行つた結果を表1に示す。
実施例 1 1,4−シスポリブタジエン 55重量部 天然ゴム 15重量部 テルペン樹脂 30重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴムに代えて、1,4−シスポリブタジエン55
重量部;天然ゴム15重量部;およびテルペン樹脂30重量
部:の20重量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる
以外は参考例1と同様にして平均粒径12μmのニコラン
ジルが均一分散した(ニコランジル量0.29mg/cm2)貼付
剤を得た。参考例1と同様の試験を行つた結果を表1に
示す。
実施例 2 1,4−シスポリブタジエン 55重量部 天然ゴム 15重量部 テルペン樹脂 30重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴムに代えて、1,4−シスポリブタジエン55
重量部;天然ゴム15重量部;およびテルペン樹脂30重量
部:の20重量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる
以外は参考例1と同様にして平均粒径4.3μmのニコラ
ンジルが均一分散した(ニコランジル量0.29mg/cm2)貼
付剤を得た。参考例1と同様の試験を行つた結果を表1
に示す。
実施例 3 1,4−シスポリブタジエン 55重量部 天然ゴム 15重量部 テルペン樹脂 30重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴムに代えて、1,4−シスポリブタジエン55
重量部;天然ゴム15重量部;およびテルペン樹脂30重量
部:の20重量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる
以外は参考例1と同様にして平均粒径2.7μmのニコラ
ンジルが均一分散した(ニコランジル量0.29mg/cm2)貼
付剤を得た。参考例1と同様の試験を行つた結果を表1
に示す。
比較例 1 SIS 25重量部 ポリイソプレンゴム 25重量部 テルペン樹脂 50重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴムに代えて、SIS25重量部;ポリイソプレ
ンゴム25重量部;およびテルペン樹脂50重量部:の20重
量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる以外は参考
例1と同様にして平均粒径1.5μmのニコランジルが均
一分散した(ニコランジル量0.29mg/cm2)貼付剤を得
た。参考例1と同様の試験を行つた結果を表1に示す。
比較例 2 アクリル酸ブチル重合体 100重量部 ニコランジル 3重量部 シリコンゴムに代えて、アクリル酸ブチル重合体の20
重量%酢酸エチル溶液500重量部を用いる以外は参考例
1と同様にしてニコランジルが均一溶解した(ニコラン
ジル量0.29mg/cm2)貼付剤を得た。参考例1と同様の試
験を行つた結果を表1に示す。
実施例 4 1,4−シスポリブタジエン 55重量部 天然ゴム 15重量部 テルペン樹脂 30重量部 ニコランジルフマレート 7.75重量部 シリコンゴムに代えて、1,4−シスポリブタジエン55
重量部;天然ゴム15重量部;およびテルペン樹脂30重量
部:の20重量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる
ニコランジルに代えてニコランジルフマレート7.75重量
部用いる以外は参考例1と同様にして平均粒径13μmの
ニコランジルフマレートが均一分散した(ニコランジル
量0.464mg/cm2)貼付剤を得た。参考例1と同様の試験
を行つた結果を表2に示す。
比較例 3 1,4−シスポリブタジエン 55重量部 天然ゴム 15重量部 テルペン樹脂 30重量部 ニコランジルフマレート 7.75重量部 シリコンゴムに代えて、1,4−シスポリブタジエン55
重量部;天然ゴム15重量部;およびテルペン樹脂30重量
部:の20重量%シクロヘキサン溶液500重量部を用いる
ことおよびニコランジルに代えてニコランジルフマレー
ト(平均結晶粒径1.5μm)7.75重量部用いる以外は参
考例1と同様にして平均粒径1.5μmのニコランジルフ
マレートが均一分散した(ニコランジル量0.464mg/c
m2)貼付剤を得た。参考例1と同様の試験を行つた結果
を表2に示す。
参考例 5 シリコンゴム 100重量部 ニコランジル 3重量部 サリチル酸 3重量部 シリコンゴム〔商品名:シラスコンR 355 Medical Ad
hesiveダウコーニング(株)〕の50重量%フルオン溶液
200重量部に、THF75重量部に溶解したニコランジル3部
とシクロヘキサンに分散したサリチル酸3部とを添加
し、デイゾルバーにて撹拌し薬物粒子がほぼ均一に分散
した塗工溶液を作つた。これをポリエチレンテレフタレ
ート離型紙ライナー上に乾燥後の厚みが100μmに成る
ように塗工乾燥し、これにポリエチレン支持体を積層し
て平均粒径13μmの薬物が均一分散した(ニコランジル
量0.28mg/cm2)貼付剤を得た。貼付剤をアルミ袋に入
れ、乾燥剤を入れた場合の50℃×3週間の安定性試験の
結果を残存率で表3に示す。又貼付剤を、シエーバーで
除毛したラツト背部3×3cm2に48時間貼付実験を行つた
場合の血中薬物濃度曲線下面積AUC48(ng.hr/ml)を表
3に示す。
参考例 6 SIS 25重量部 ポリイソプレンゴム 25重量部 テルペン樹脂 50重量部 ニコランジル 3重量部 シユウ酸 3重量部 シリコンゴムに代えて、SIS25重量部;ポリイソプレ
ンゴム25重量部;およびテルペン樹脂50重量部:の20重
量%シクロヘキサン溶液500重量部を用い、そしてサリ
チル酸に代えてシユウ酸を用いる以外は参考例5と同様
にして平均粒径4.1μmの薬物が均一分散した(ニコラ
ンジル量0.283mg/cm2)貼付剤を得た。参考例5と同様
の試験を行つた結果を表3に示す。
参考例 7 SIS 25重量部 ポリイソプレンゴム 25重量部 テルペン樹脂 50重量部 ニコランジル 3重量部 シユウ酸 3重量部 シリコンゴムに代えてSIS25重量部;ポリイソプレン
ゴム25重量部;およびテルペン樹脂50重量部:の20重量
%シクロヘキサン溶液500重量部を用いること、シクロ
ヘキサンに分散したニコランジル(平均粒径38μm)を
用いること更にサリチル酸に代えてTHF75重量部に溶解
したシユウ酸3重量部を用いる以外は参考例5と同様に
して平均粒径36μmの薬物が均一分散した(ニコランジ
ル量0.283mg/cm2)貼付剤を得た。参考例5と同様の試
験を行つた結果を表3に示す。
参考例 8 SIS 25重量部 ポリイソプレンゴム 25重量部 テルペン樹脂 50重量部 ニコランジル 3重量部 シユウ酸 3重量部 シリコンゴムに代えてSIS25重量部;ポリイソプレン
ゴム25重量部;およびテルペン樹脂50重量部:の20重量
%シクロヘキサン溶液500重量部を用いること、シクロ
ヘキサンに分散したニコランジル(平均粒径24μm)を
用いること更にサリチル酸に代えてTHF75重量部に溶解
したシユウ酸3重量部を用いる以外は参考例5と同様に
して平均粒径22μmの薬物が均一分散した(ニコランジ
ル量0.283mg/cm2)貼付剤を得た。参考例5と同様の試
験を行つた結果を表3に示す。
実施例 5 1,4−シスポリブタジエン 55重量部 天然ゴム 15重量部 テルペン樹脂 30重量部 ニコランジル 3重量部 フマル酸 3重量部 シリコンゴムに代えて1,4−シスポリブタジエン55重
量部;天然ゴム15重量部;およびテルペン樹脂30重量
部:の20重量%のシクロヘキサン溶液500重量部を用い
ることおよび、サリチル酸に代えてフマル酸を用いる以
外は参考例5と同様にして平均粒径12μmの薬物が均一
分散した(ニコランジル量0.283mg/cm2)貼付剤を得
た。参考例5と同様の試験を行つた結果を表3に示す。
実施例 6 1,4−シスポリブタジエン 55重量部 天然ゴム 15重量部 テルペン樹脂 30重量部 ニコランジル 3重量部 フマル酸 3重量部 シリコゴムに代えて1,4−シスポリブタジエン55重量
部;天然ゴム15重量部;およびテルペン樹脂30重量部:
の20重量%(シルコヘキサン+THF=1/1)溶液500重量
部を用いることおよび、サリチル酸に代えてフマル酸を
用いる以外は参考例5と同様にして平均粒径4.2μmの
薬物が均一分散した(ニコランジル量0.283mg/cm2)貼
付剤を得た。参考例5と同様の試験を行つた結果を表3
に示す。
比較例 4 アクリル酸ブチル重合体 100重量部 ニコランジル 3重量部 サリチル酸 3重量部 シリコンゴムに代えてアクリル酸ブチル重合体の20重
量%酢酸エチル溶液500重量部を用いる以外は参考例5
と同様にして薬物が均一溶解した(ニコランジル量0.28
3mg/cm2)貼付剤を得た。参考例5と同様の試験を行つ
た結果を表3に示す。
比較例 5 1,4−シスポリブタジエン 55重量部 天然ゴム 15重量部 テルペン樹脂 30重量部 ニコランジル 3重量部 フマル酸 3重量部 シリコンゴムに替えて1,4−シスポリブタジエン55重
量部;天然ゴム;およびテルペン樹脂30重量部:の20重
量%THF溶液500重量部を用いることおよび、サリチル酸
に代えてフマル酸を用いる以外は参考例5と同様にして
平均粒径1.7μmの薬物が均一分散した(ニコランジル
量0.283mg/cm2)貼付剤を得た。参考例5と同様の試験
を行つた結果を表3に示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】20重量%〜80重量%の1,4−シスポリブタ
    ジエンと該基剤中に均一に分散された平均粒径4μm〜
    30μmの微細結晶状のニコランジルおよび/またはその
    塩類を含有する粘着剤層と柔軟な支持体を積層してなる
    経皮吸収貼付剤。
  2. 【請求項2】フマル酸、シュウ酸、サリチル酸、酒石
    酸、グルタル酸からなる群より選ばれる1種または2種
    以上の有機酸をさらに含有してなる特許請求の範囲第1
    項記載の経皮吸収貼付剤。
JP62204551A 1986-08-18 1987-08-18 経皮吸収貼付剤 Expired - Lifetime JP2659961B2 (ja)

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