JP2659524B2 - 昇降機の動的振動制御システム - Google Patents

昇降機の動的振動制御システム

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JP2659524B2
JP2659524B2 JP7074821A JP7482195A JP2659524B2 JP 2659524 B2 JP2659524 B2 JP 2659524B2 JP 7074821 A JP7074821 A JP 7074821A JP 7482195 A JP7482195 A JP 7482195A JP 2659524 B2 JP2659524 B2 JP 2659524B2
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  • Elevator Control (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は昇降機、特に空間フィル
タリングを使用した昇降機の動的振動制御システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】1992年1月22日公開の欧州特許出
願公開第0467673号A2に記載されている方法
は、昇降路を垂直に移動する昇降機のプラットフォーム
に対して水平方向に作用する力を動的に相殺する方法お
よび装置について述べている。その方法では、例えば従
来のローラガイドに1つ以上のアクチュエータを付加し
た動的ローラガイドによって、かごの水平方向への加速
を検知して相殺している。その1つの実施例としてロー
ラガイドに2つのアクチュエータを備えたものが挙げら
れる。これらのアクチュエータは高荷重アクチュエータ
と、もっと小さな力で高周波加速度を相殺するアクチュ
エータである。強力なセンタリングアクチュエータを制
御するためのより低速な位置基準型のフィードバック制
御回路が開示されている。その明細書においては、位置
センサおよび加速度センサは、床面や屋根部分を含むシ
ステム中の様々な場所に配置されていると開示されてい
る。しかしその位置は、任意の位置であるとされている
(10ページの3行目を参照のこと)。
【0003】米国特許第5,027,925号には、昇
降機かご室の振動を緩衝する方法および装置について記
載されている。同明細書中に説明されているように、昇
降機には弾性懸架装置と相殺力を制御するための信号を
供給する振動加速度計が備えられている。昇降機には、
昇降機の通常の移動による加速に関する信号成分をフィ
ルタリングする高域通過フィルタ装置を備えている。
【0004】このような閉ループ加速に基づいた制御シ
ステムを実現するための1つの明確な方法として、振動
加速度計をそれらに接続されたアクチュエータに近接し
て設置するという方法がある。この方法は、動的ローラ
ガイドシステムではローラガイド本体に振動加速度計を
装備することを意味する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、高周
波の水平加速度すなわち振動の問題は、昇降機の乗り心
地を改善する上で解決しなければならない主要な問題で
あることは理解できよう。従来技術において用いられて
いるように、「高周波」という用語は一般に、約10H
zを超える周波数の機械的振動を示すのに引用されてい
た。そのような高周波の加速ゆえに、制御回路の具体化
は非常に困難なものとされてきた。というのは、制御回
路の安定化は、約20Hz以上の周波数帯で起こる多く
のスプリアスレスポンスに非常に大きく影響されるから
である。このように、従来の技術ではこの問題に対し非
常に多くの労力と費用をかけてきた。残念ながら、従来
の線形集中定数フィルタを使用する方法では、スプリア
スレスポンスを回避することが不可能であるという点
で、それに対する解決策で実行可能なものは存在しなか
った。その結果、従来のシステムで解決困難であった問
題を解決する動的な振動制御システムを提供することが
必要となるわけである。
【0006】本発明の目的は改良された動的制御システ
ムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にあっては、昇降機かご室における振
動を減衰する動的振動制御システムであって、それぞれ
検知された信号に応答して、レールに対してローラガイ
ドを押圧し、このローラガイドと連結している前記複数
のアクチュエータと、水平方向の力の振動を検知し、高
周波の振動による影響を受けないように高周波数を空間
フィルタリング(spatial filterin
g)する平面,即ち位置的にフィルタリングする平面に
おいてのみ配置される振動検知手段と、を備えた構成と
している。
【0008】
【作用】昇降機の動的振動制御用に空間フィルタリング
を使用している。このため、飛行機の設計に見られるよ
うな(飛行機では、高周波の振動が空間フィルタリング
されている)複数の振動加速度計を装備した昇降機の動
的水平懸架制御システムによって、高周波の振動を最小
限に抑えている。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0010】図7中に符号10で示されるような動的ロ
ーラガイドシステムは上述した欧州特許出願公開第04
67673号A2などに記載されているようにガイドレ
ール14に沿って移動するように設置された回転輪12
を含み、端部20で枢支される制御部材18の第1のリ
ンク16に接続されている。制御部材18の第2のリン
ク22は枢支点24から延在し、枢支点24から遠位に
ある第2のリンク22の端部28に、高荷重な電気機械
アクチュエータ26aと、第2のリンク22の中央部近
辺に示される低動力な電磁アクチュエータ26bとを有
するアクチュエータ26によって制御されている。一般
に動的ローラガイドシステム10は例えばアクチュエー
タ26に隣接して配置された振動加速度計30などのモ
ーションセンサを有する。動的ローラガイドシステム1
0はさらに、振動加速度計30から信号を受信し、また
制御回路32の電磁ドライバ36に情報を供給して電磁
アクチュエータ26bを制御するよう接続されている制
御装置34を有する制御回路32を含む。制御回路32
はまた、位置センサ38および中央制御装置40、アク
チュエータ26aを含む。中央制御装置40は出力信号
をアクチュエータ26aに送信し、それによって第2の
リンク22の端部となる28の位置を比較的ゆっくりと
移動させ、回転輪12をこの回転輪12が多少の力で乗
っているガイドレール14に対して付勢する。同様に、
電磁アクチュエータは迅速に動作して、振動加速度計3
0によって検知される比較的低力な振動を相殺する。こ
のようにして、移動している昇降機かご室にかかわる振
動を検知して軽減する。
【0011】図1は昇降機かご42を示す図である。同
図において示されるように、かご室フレーム44は、上
端部50においてクロスヘッド48に接合された複数の
垂直かまち46を有する。また、この垂直かまち46は
その底端部54近くに配置された安全板材52にも接合
されている。安全板材52に接合されているのは安全装
置56である。本実施例において、動的ローラガイド5
8は安全装置56に取り付けられ、振動加速度計60を
使用することにより横方向へ制御される。標準的なロー
ラガイド62(または中央制御を利用するローラガイド
などの他の案内手段)はクロスヘッド48に装着されて
いる。これらのローラガイド62は、従来のT字型昇降
機レール64に対して作用する。図1は横方向の安定軸
を示している。もちろん、昇降機かご42も左側前後方
向および右側前後方向に安定化が施されている。従っ
て、安定化の3つの軸、すなわち横方向軸、前後方向
軸、垂直軸が備えられている。
【0012】プラットフォーム66はかご室フレーム4
4に接合され、安全板材52の上にのっている。プラッ
トフォーム66は垂直軸を中心とした回転を避けるため
にかまち46に支持されている。昇降機かご室68は防
音パッド70によってプラットフォーム66に安全に固
定されている。昇降機かご室68の回転は固定部72に
よって抑制されている。
【0013】各ローラは懸架バネ(図1には図示せず)
によってかご室フレーム44に効率的に接続されてい
る。原理的な剛性体モード、すなわち横方向、前後およ
び片揺れでの振動共振波数は、およそ1〜3Hzであ
る。各振動モードは、自然(共鳴)周波数、有効質量お
よび振動抑制率(ゼータ=減衰定数/[4*π*自然周
波数*有効質量])によって定義される二次システムと
して特徴付けられる。
【0014】動的制御は図7に示されるように行われ
る。振動加速度計60の出力結果は、制御装置34と電
磁ドライバ36によってフィードバックされる。この制
御ループの電位が正しいか否かは、それによる加速/力
の伝達関数によって判断してもよい。理想的には、その
伝達関数Gは以下の数式1で示される。
【0015】
【数1】G=S/[Ms+Ds+K]となる。
【0016】M=有効質量 D=有効減衰量 K=有効バネ比率 s=ラプラス演算子(=jω) 伝達関数Gは、10Hz未満のような低周波数の振動に
対するシステム動力学の好例となる。理想的なシステム
においては、高周波数の限界値GはG≒1/Mとなる。
高周波数での関数Gは定数であり、位相は0度である。
【0017】高周波数では、実際のシステムについての
伝達関数Gは1/Mよりもはるかに大きく振幅し、0度
の遅れをとる位相をもつ。実際のシステムにおける伝達
関数Gの高周波レスポンスは、そこに多数の振動モード
が存在するという理由から予測不可能なものである。こ
れらのモードは、機械的システムの各々の部分に依存し
うる非剛性体のモードである。このモードの特徴は図2
に示されている。このグラフでは、擬似剛性体モード7
4と2つの高周波モード76の特性曲線が示されてい
る。各モードすなわち74、76は規定の空間方位と共
振周波数とを持っている。実際のシステムにおいては、
加速/力の伝達関数に多数の共振が認められる。それら
の共振を処理する最も実用的な方法として、遅れを制御
する装置を使用する方法がある。この制御装置は、位相
のずれを除去することによって、より高い周波数を減衰
させるものである。全ループ利得の大きさが1.0を上
回る場合、位相のずれは180度に達し、制御はほとん
ど不規則ともいえる状態になることは制御理論において
は周知の事実である。本願明細書において、全ループ利
得は、加速/力の伝達関数に電磁ドライバおよび電磁制
御装置の伝達関数を掛けて得られる積として定義され
る。
【0018】加速/力のレスポンスを空間フィルタリン
グするということは、好ましくないレスポンスを、有意
な位相のずれを起こさずに除去または抑制する方法であ
る。この技術は、3つの基本的な振動モードに充分に対
応し、かつスプリアスレスポンスに対してはほとんど応
答しないよう振動加速度計を設置するという方法からな
る。図2においては共通ノード面または共通ノード部分
は安定板材52上に規定されている。安定板材52自体
は大きくて堅固な板材である。その質量および剛性は、
プラットフォーム66およびその上部に設置されている
昇降機かご室68によって高められている。振動が減少
された(抑制された)点がノードである。安定板材52
は、強い振動が存在し得ない領域である。ノード点すな
わちノード領域の意味は図3において示されている。基
本モードの振幅は、力変換器が位置している基準点0か
ら振動加速度計60が位置するノード面までの間、ほと
んど変化しない。振動加速度計60は高周波数モードに
はほとんど応答しない。
【0019】昇降機かご42の下側の構造を示している
図3では、昇降機かご42の各構造部分が上述した図と
同一の参照符号で示されている。同図において示される
ように、昇降機かご42は、床面77および安全板材5
2を有する。昇降機かご42の高周波数振動に対する共
通ノードの水平面は、実質的に安定板材52の平面と一
致しているとされる。従って、図3に示されるように、
複数の振動加速度計78a、78b、および78cは安
定板材52の上に配置されている。高周波数の振動はこ
の平面上に共通ノードを持つことになるので、昇降機か
ご室のこの平面52は、著しく高い周波数の振動の力の
作用を受けることがない。すなわち、この平面は高周波
数の振動に対しても、静状態を保つことができるのであ
る。このように、振動加速度計78a、78bおよび7
8cを配置することによって、高周波数による振動は7
8a、78bおよび78cから空間フィルタリングされ
ることになる。結果として、振動加速度計78a、78
bおよび78cによって優先的に検出される振動は、剛
性体形式の振動が原因となっているものであるといえ
る。
【0020】好ましい実施例として、振動加速度計の1
つの78bは、共通ノード面上にある昇降機かご42の
水平面の中心に隣接して配置されているか、または実用
可能の限界まで中心に近接して配置されていると好まし
い。他の2つの振動加速度計78aおよび78cもまた
共通ノード面上の、昇降機かご42の2つの側面かつ昇
降機かご室の前部および後部の壁部の中心となる位置に
配置されている。このような実施例において、振動加速
度計78a、78bおよび78cは基本的に、横方向の
移動および水平方向への回転移動(一般的に「片揺れ」
と呼ばれる)に応答する。これらの運動は一般的に、昇
降機レールの偏差およびかご室に作用する空気力学的な
力によって引き起こされるものである。好ましい実施例
として、安定板材52と、アクチュエータ26が配置さ
れている動的ローラガイド58との間の距離を最小限に
抑え、振動加速度計78a、78b、および78cとア
クチュエータ間の位相のずれを減少させている。
【0021】図4には簡略化された振動制御システムが
示されている。好ましい実施例として、各振動加速度計
78a、78bおよび78cは、図4に示されるよう
に、振動加速度計78a、78bおよび78cの中の1
つから信号を受信し、またその補正された信号を、動的
ローラガイド58と関連している1つまたは複数の電磁
ドライバ/電磁アクチュエータ集合体84に送信する制
御ループ補正回路82を備える。この方式では、必要と
される制御回路の数は、あらかじめ要求されているロー
ラガイド車輪12の数ではなく振動加速度計78の数に
等しいことになる。このシステム80では、有効質量8
6に作用する突風のように強力な力Fが示されている。
このモードでは、有効質量は、昇降機かご42がその本
体に作用する力に抗する能力を表す。これに応答して、
振動加速度計78は出力信号を制御回路82に送信す
る。制御回路82は、図7に示すローラガイド車輪12
の動作を制御しているアクチュエータ26のうちの1つ
(またはそれ以上)の電磁ドライバ26bに補正信号を
送信する。
【0022】さらに、図4に示すシステム80は、88
で積分し、90においてさらに加速度を積分して位置を
定義するシステムによって明示されるかご室の水平方向
の速度を表している。かご室の運動は、昇降機システム
80の一部である機械的残留減衰手段92によって抑制
される。バネによる抑制は、ブロック94から力合成ジ
ャンクション95への位置フィードバックによって示さ
れている。
【0023】高周波の振動によって起こる雑音は、高周
波振動における共通ノード面上に振動加速度計78a、
78bおよび78cを配置すること、すなわち空間フィ
ルタリングを行なうことによって緩和されるので、制御
システム80、特に振動加速度計ループでは、振動の有
効閉鎖ループを制御するのに充分なループを得ることが
可能となる。特定の実施例においては、制御回路32が
以下の数式2に示す伝達関数を持つことになる。
【0024】
【数2】
【0025】この伝達関数は低周波数の応答を軽減して
振動加速度計のドリフトによる影響をなくす。さらに、
遅れ部分のカスケードを利用しながら高周波数の応答を
繰り返す。この関数は、振動加速度計78a、78bお
よび78cが、高周波振動の空間フィルタリングの共通
ノード面に位置している場合に大きく影響を受ける振動
力の範囲においては安定している。
【0026】図5(A)および5(B)のグラフ図に示
されている、実験的に得られた(加速/力)伝達関数
は、アクチュエータ上またはアクチュエータに近接して
配置されている振動加速度計によって振動を検知すると
いう従来の技術を示している。また高周波振動の空間フ
ィルタリングのノード平面上に配置された複数の振動加
速度計によって計測された図6(A)および6(B)の
グラフ図は、後者の技術が、非常に重要なことに、高周
波の雑音を減少させたという事実を明らかにしている。
その結果、集合質量Mが、実際複雑な機械工学的構造を
している場合に、応答の良い閉鎖ループが図4に示され
るような制御システムに対して可能となる。
【0027】振幅(図5A)と位相(図5B)に見られ
る実験的測定値は、振動加速度計が昇降機のローラガイ
ド体に隣接して配置されている場合に検出されるもので
ある。非常に重要なことは、これらの図で明らかなよう
に、約10Hz以上の周波数を持つ振動が原因で信号レ
ベルは著しく高くなるということである。しかしなが
ら、同様の測定値、すなわち高周波振動が空間的にフィ
ルタリングされたノード平面に近接している面上に設置
された振動加速度計によって計測された振幅(図6A)
と位相(図6B)では、また重要なことに、低度な信号
レベルが発せられている。
【0028】上記の結果より、高周波振動の結果として
生じる力を,空間フィルタリングしている面上に動作セ
ンサを配置することは、制御システムから雑音が減少さ
れ、剛性体の範囲において安定しているという点で明ら
かに有利であることは、容易に理解されるであろう。
【0029】本発明はここに、1つまたはそれ以上の特
殊な構成について記述してきたが、他の配置および構成
は、その発明の精神および範囲から逸脱することなく行
うことができることは容易に理解できる。それゆえ本発
明は付属の特許請求の範囲とそれについての穏当な解釈
により限定されるものとみなされる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば昇
降機の動的振動制御用に空間フィルタリングを使用して
改良された動的制御システムを実現したので、高周波の
振動を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従って配置されたモーションセ
ンサを含む昇降機かご室アセンブリを示す概略図であ
る。
【図2】機械的なシステムに依存することが可能な、非
剛性体の振動モードを示すグラフ図である。
【図3】本発明の原理に従って配置された複数のモーシ
ョンセンサを含む昇降機かご室アセンブリの概略図であ
る。
【図4】本発明のモーションセンサを使用した統合制御
システムを示すブロック図である。
【図5】(A)はローラガイドに近接して配置された複
数の振動加速度計を持つ昇降機システムにおける振幅を
プロットしたグラフ図であり、(B)は同システムにお
ける位相をプロットしたグラフ図である。
【図6】(A)は本発明の原理に従って配置された複数
の振動加速度計を持つ昇降機システムにおける振幅をプ
ロットしたグラフ図であり、(B)は同システムにおけ
る位相をプロットしたグラフ図である。
【図7】従来の動的ローラガイドシステムを示す概略図
である。
【符号の説明】
42…昇降機かご室 58…ローラガイド 64…レール 78…振動加速度計 80…制御システム 84…アクチュエータ

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降機かごにおける振動を減衰する動的
    振動制御システムであって、 複数のアクチュエータ(84)を有し、各アクチュエー
    タのそれぞれはローラガイド(58)に設けられて、該
    アクチュエータに入力される検知信号に応答してレール
    に対して前記ローラガイドを押圧し、 水平方向の力の振動を検知して前記アクチュエータに検
    知信号を入力する振動検知手段(78)を有し、この振
    動検知手段は、高周波の振動による影響を受けないよう
    に、前記昇降機かごにおける高周波数振動の共通ノード
    面となる平面に配置されている ことを特徴とする昇降機
    の動的振動制御システム。
  2. 【請求項2】 前記振動検知手段は、3つの振動加速度
    計を有することを特徴とする請求項1記載の昇降機の動
    的振動制御システム。
  3. 【請求項3】 前記振動加速度計は前記昇降機かごのか
    ご室の床面の下に配置された安定板材上に配置されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の昇降機の動的振動制
    御システム。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータと前記安定板材との
    間の距離が実質的に最小限に抑えられていることを特徴
    とする請求項3記載の昇降機の動的振動制御システム。
  5. 【請求項5】 前記振動加速度計の1つは安定板材の中
    央であって前後方向の中心に位置していることを特徴と
    する請求項3記載の昇降機の動的振動制御システム。
  6. 【請求項6】 前記振動加速度計の2つは前記安定板材
    の両端に近接し、また前後方向の中心に配置されている
    ことを特徴とする請求項5記載の昇降機の動的振動制御
    システム。
  7. 【請求項7】 前記振動加速度計の各々に連結している
    少なくとも1つの制御回路を有することを特徴とする請
    求項2記載の昇降機の動的振動制御システム。
  8. 【請求項8】 昇降機かごにおける振動を減衰する動的
    振動制御システムであって、 複数のアクチュエータ(84)を有し、各アクチュエー
    タのそれぞれはローラ ガイド(58)に設けられて、該
    アクチュエータに入力される検知信号に応答してレール
    に対して前記ローラガイドを押圧し、 前記昇降機かごに、高周波数振動がフィルタリングされ
    る平面領域を提供するように設けられた堅固な安定板材
    (52)を有し、 水平方向の力の振動を検知して前記アクチュエータへと
    検知信号を送る振動検知手段(78)を有し、この振動
    検知手段は、高周波の振動による影響を受けないように
    前記安定板材に設けられており、前記検知信号には、剛
    体モードの水平振動成分は含まれるが水平方向の高周波
    振動成分は実質的に含まれないことを特徴とする昇降機
    の動的振動制御システム。
  9. 【請求項9】 前記振動検知手段(78)は、3つの振
    動加速度計を有することを特徴とする請求項8記載の昇
    降機の動的振動制御システム。
  10. 【請求項10】 前記振動加速度計は、前記昇降機かご
    の床面(77)の下に設けられた前記安定板材上に配置
    されていることを特徴とする請求項9記載の昇降機の動
    的振動制御システム。
  11. 【請求項11】 前記アクチュエータと前記安定板材と
    の間の距離は、実質的に最小限に抑えられていることを
    特徴とする請求項10記載の昇降機の動的振動制御シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記振動加速度計の1つは、安定板材
    の横方向の中心及び前後方向の中心に位置していること
    を特徴とする請求項10記載の昇降機の動的振動制御シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記振動加速度計の2つは、前記安定
    板材の両端に近接し、また前後方向の中心に配置されて
    いることを特徴とする請求項12記載の昇降機の動的振
    動制御システム。
  14. 【請求項14】 前記振動加速度計の各々に連結してい
    る少なくとも1つの制御回路(80)を有することを特
    徴とする請求項9記載の昇降機の動的振動制御システ
    ム。
  15. 【請求項15】 昇降機かご(42)と、前記昇降機か
    ごにおける振動を減衰する動的振動制御システムと、を
    有するエレベータシステムであって、 前記昇降機かごに、高周波数振動がフィルタリングされ
    る平面領域を提供する ように設けられた堅固な安定板材
    (52)を有し、 前記安定板材(52)に設けられて、それぞれ前記昇降
    機かごの剛体モードの水平振動に応答して、前記動的振
    動制御システムに対して加速度信号を送る振動検知手段
    (78)を有し、前記加速度信号には、剛体モードの水
    平振動成分は含まれるが水平方向の高周波振動成分は実
    質的に含まれないことを特徴とするエレベータシステ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記安定板材(52)は、安全板材
    (52)であることを特徴とする請求項15記載のエレ
    ベータシステム。
  17. 【請求項17】 前記安定板材の前記平面領域は、高周
    波数振動の共通ノード水平面と実質的に一致しているこ
    とを特徴とする請求項16記載のエレベータシステム。
  18. 【請求項18】 複数のアクチュエータ(84)を有
    し、各アクチュエータのそれぞれはローラガイド(5
    8)に設けられて、該アクチュエータに入力される検知
    信号に応答して、レールに対して前記ローラガイドを押
    圧し、 前記安定板材は、前記安定板材と前記アクチュエータと
    の位相のずれが抑えられるように、前記アクチュエータ
    からの距離が実質的に最小となるように配置されている
    ことを特徴とする請求項17記載のエレベータシステ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記加速度検知手段(78)は、主に
    横方向及び前後方向の動きに対して応答することを特徴
    とする請求項15記載のエレベータシステム。
  20. 【請求項20】 前記加速度検知手段(78)は、3つ
    の加速度計(78a,78b,78c)を有することを
    特徴とする請求項19記載のエレベータシステム。
  21. 【請求項21】 前記安定板材は、前記昇降機かごのか
    ご室(68)のプラットフォーム(66)の下方に設け
    られていることを特徴とする請求項16記載のエレベー
    タシステム。
  22. 【請求項22】 前記加速度計は、前記昇降機かご(4
    2)の水平面の中心に近接して前記安定板材に設けられ
    た加速度計(78b)を含むことを特徴とする請求項2
    1記載のエレベータシステム。
  23. 【請求項23】 前記加速度検知手段(78)は、前記
    安定板材の両端にそれ ぞれに設けられて、前記昇降機か
    ごの壁面に対して前後方向の中心に位置する二つの加速
    度計(78a,78c)を有することを特徴とする請求
    項22記載のエレベータシステム。
  24. 【請求項24】 前記安定板材(52)は、高周波数振
    動の共通ノードの平面に実質的に一致する安全板材(5
    2)であることを特徴とする請求項15記載のエレベー
    タシステム。
  25. 【請求項25】 複数のアクチュエータ(84)を有
    し、各アクチュエータのそれぞれはローラガイド(5
    8)に設けられて、該アクチュエータに入力される検知
    信号に応答して、レールに対して前記ローラガイドを押
    圧し、 前記安定板材は、前記アクチュエータとの位相のずれが
    抑えられるように前記アクチュエータからの距離が実質
    的に最小となるように配置された安全板材であることを
    特徴とする請求項15記載のエレベータシステム。
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