JP2659342B2 - 移動端末情報管理システム - Google Patents
移動端末情報管理システムInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は移動端末情報管理システ
ムに関し、特に移動端末と、自無線ゾーン内に存在する
前記移動端末との間で無線回線の接続を行う無線基地局
を収容し当該移動端末に対する発着信接続を制御する互
いに接続された複数の交換機（プログラム蓄積型電子交
換機）とにより構成され、前記移動端末がその位置する
無線ゾーンに対応して前記複数の交換機のうちのいずれ
の交換機に制御対象として所属するかを示す位置情報と
当該移動端末のサービス内容及び規制内容を示す属性情
報とを含む移動端末情報を管理し、この移動端末情報に
基づいて前記移動端末の発着信接続制御を行うネットワ
ークにおける前記移動端末情報の管理システムに関す
る。
ムに関し、特に移動端末と、自無線ゾーン内に存在する
前記移動端末との間で無線回線の接続を行う無線基地局
を収容し当該移動端末に対する発着信接続を制御する互
いに接続された複数の交換機（プログラム蓄積型電子交
換機）とにより構成され、前記移動端末がその位置する
無線ゾーンに対応して前記複数の交換機のうちのいずれ
の交換機に制御対象として所属するかを示す位置情報と
当該移動端末のサービス内容及び規制内容を示す属性情
報とを含む移動端末情報を管理し、この移動端末情報に
基づいて前記移動端末の発着信接続制御を行うネットワ
ークにおける前記移動端末情報の管理システムに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のネットワークの移動端末
情報管理は、ネットワーク内で特定された交換機のデー
タベース、または位置情報を管理する専用コンピュータ
（データベースマシン）のデータベースに、移動端末情
報として移動端末の位置情報や属性情報等を格納してい
た。もしくは移動端末ごとにその情報を管理する交換機
が決まっており、その交換機に収容されているデータベ
ースに当該移動端末の位置情報や属性情報を格納してい
た。そして、ネットワークのいずれかの交換機に移動端
末を着信先とする発呼要求があると、その交換機は、当
該移動端末の位置情報や属性情報を格納したデータベー
スを有する特定の交換機、またはデータベースマシンに
アクセスしその位置情報や属性情報を得て当該移動端末
の所属する交換機を識別し、この移動端末所属交換機に
対して当該移動端末との接続要求を行っていた。
情報管理は、ネットワーク内で特定された交換機のデー
タベース、または位置情報を管理する専用コンピュータ
（データベースマシン）のデータベースに、移動端末情
報として移動端末の位置情報や属性情報等を格納してい
た。もしくは移動端末ごとにその情報を管理する交換機
が決まっており、その交換機に収容されているデータベ
ースに当該移動端末の位置情報や属性情報を格納してい
た。そして、ネットワークのいずれかの交換機に移動端
末を着信先とする発呼要求があると、その交換機は、当
該移動端末の位置情報や属性情報を格納したデータベー
スを有する特定の交換機、またはデータベースマシンに
アクセスしその位置情報や属性情報を得て当該移動端末
の所属する交換機を識別し、この移動端末所属交換機に
対して当該移動端末との接続要求を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の移動端末情
報管理方式では、特定の交換機、またはデータベースマ
シンがシステムダウンや回線障害でアクセス不可能とな
った場合、全移動端末、もしくはその交換機に管理され
ている移動端末は接続不可能に陥ってしまうという問題
がある。
報管理方式では、特定の交換機、またはデータベースマ
シンがシステムダウンや回線障害でアクセス不可能とな
った場合、全移動端末、もしくはその交換機に管理され
ている移動端末は接続不可能に陥ってしまうという問題
がある。
【０００４】また、正常に接続できる場合でも、移動端
末の位置情報や属性情報を他交換機のデータベースや専
用コンピュータのデータベースにアクセスし読出すの
で、発呼要求を受けてから移動端末を接続するまでの時
間がかかり過ぎるという問題がある。この問題を避ける
ため移動端末の着信時の位置情報を得る技術として、発
呼要求を受けた交換機から同報着信により全交換機に対
して当該移動端末の一斉呼出しを行わせ、応答を受けた
交換機の配下に当該移動端末がいると判定するシステム
が提案されている（特開昭６３−１９４４３１号公報参
照）。しかしこのシステムでは、移動端末の着信イベン
トごとに同報着信処理を行わなければならず、通話情報
用のパスと同報制御情報用とのパスを分離することがで
きず、交換機間の移動情報を得るためのトラヒックが増
大し、着信処理も一度で済ますことができない。
末の位置情報や属性情報を他交換機のデータベースや専
用コンピュータのデータベースにアクセスし読出すの
で、発呼要求を受けてから移動端末を接続するまでの時
間がかかり過ぎるという問題がある。この問題を避ける
ため移動端末の着信時の位置情報を得る技術として、発
呼要求を受けた交換機から同報着信により全交換機に対
して当該移動端末の一斉呼出しを行わせ、応答を受けた
交換機の配下に当該移動端末がいると判定するシステム
が提案されている（特開昭６３−１９４４３１号公報参
照）。しかしこのシステムでは、移動端末の着信イベン
トごとに同報着信処理を行わなければならず、通話情報
用のパスと同報制御情報用とのパスを分離することがで
きず、交換機間の移動情報を得るためのトラヒックが増
大し、着信処理も一度で済ますことができない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の移動端末情報管
理システムは、移動端末と、自無線ゾーン内に存在する
前記移動端末との間で無線回線の接続を行う無線基地局
を収容し当該移動端末に対する発着信接続を制御する互
いに接続された複数の交換機とにより構成され、前記移
動端末がその位置する無線ゾーンに対応して前記複数の
交換機のうちのいずれの交換機に制御対象として所属す
るかを示す位置情報と当該移動端末のサービス内容及び
規制内容を示す属性情報とを含む移動端末情報を管理
し、この移動端末情報に基づいて前記移動端末の発着信
接続制御を行うネットワークにおける前記移動端末情報
の管理システムにおいて、前記複数の交換機の各に、前
記移動端末情報を記憶する手段と、前記移動端末からの
位置登録を受けると自己に記憶した当該移動端末の前記
移動端末情報の位置情報を自己に所属することを示す値
に書換えるとともに、当該移動端末情報を報知信号とし
て他のすべての交換機に同報通知する手段と、他の交換
機から通知された移動端末情報で自己が記憶した移動端
末情報を書換える手段と、前記移動端末を着信先とする
発呼要求を受けると、自己に記憶した当該移動端末の前
記移動端末情報を読出し当該移動端末が現在どの交換機
に所属しているかを識別し、その所属する交換機に対し
て発信信号を送出して当該移動端末に対する接続要求を
行う手段とを備え、かつ、前記複数の交換機相互間で前
記移動端末情報を同報通知するための同報型情報通知パ
スを通話情報を伝送するためのパスとは別に設けてあ
る。
理システムは、移動端末と、自無線ゾーン内に存在する
前記移動端末との間で無線回線の接続を行う無線基地局
を収容し当該移動端末に対する発着信接続を制御する互
いに接続された複数の交換機とにより構成され、前記移
動端末がその位置する無線ゾーンに対応して前記複数の
交換機のうちのいずれの交換機に制御対象として所属す
るかを示す位置情報と当該移動端末のサービス内容及び
規制内容を示す属性情報とを含む移動端末情報を管理
し、この移動端末情報に基づいて前記移動端末の発着信
接続制御を行うネットワークにおける前記移動端末情報
の管理システムにおいて、前記複数の交換機の各に、前
記移動端末情報を記憶する手段と、前記移動端末からの
位置登録を受けると自己に記憶した当該移動端末の前記
移動端末情報の位置情報を自己に所属することを示す値
に書換えるとともに、当該移動端末情報を報知信号とし
て他のすべての交換機に同報通知する手段と、他の交換
機から通知された移動端末情報で自己が記憶した移動端
末情報を書換える手段と、前記移動端末を着信先とする
発呼要求を受けると、自己に記憶した当該移動端末の前
記移動端末情報を読出し当該移動端末が現在どの交換機
に所属しているかを識別し、その所属する交換機に対し
て発信信号を送出して当該移動端末に対する接続要求を
行う手段とを備え、かつ、前記複数の交換機相互間で前
記移動端末情報を同報通知するための同報型情報通知パ
スを通話情報を伝送するためのパスとは別に設けてあ
る。
【０００６】
【０００７】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００８】図１は本発明の一実施例を示すシステム構
成図である。図１において、本実施例のネットワーク
は、無線基地局２００，２０１，２０２及び固定端末４
００，４０１，４０２をそれぞれ収容した交換機Ａ１０
０，交換機Ｂ１０１，交換機Ｃ１０２が通話情報用のパ
ス８１１，８１２，８１３及び各種制御情報用の同報パ
ス８０１，８０２，８０３を介して相互に接続されてい
る。各無線基地局２００，２０１，２０２は、それぞれ
無線ゾーンＡ３００，無線ゾーンＢ３０１，無線ゾーン
Ｃ３０２を管理し移動端末５００，５０１，５０２との
間を無線回線で接続する。また、各交換機Ａ３００，交
換機Ｂ３０１，交換機Ｃ３０２は同一構成であり（内部
詳細構成の図示は交換機Ａのみ）、端末間の通話情報を
交換するスイッチ１０と、無線基地局を接続する移動端
末用ライン回路２０と、通話情報用のパスを介して他の
交換機と接続するトランク回路３０，３１と、固定端末
を接続するライン回路４０と、同報パスを介して他の交
換機と接続し移動端末情報（位置情報，属性情報）の同
報送受信を行う同報用インタフェース回路５０と、移動
端末情報等の各種情報をデータベースとして格納するデ
ータ格納装置７０と、装置内各部の制御を行う中央演算
装置６０とを有している。なお、本実施例においてはネ
ットワークを構成する交換機の数量を３台としたが、こ
れに限られることはなく通常は２０〜３０台で構成す
る。
成図である。図１において、本実施例のネットワーク
は、無線基地局２００，２０１，２０２及び固定端末４
００，４０１，４０２をそれぞれ収容した交換機Ａ１０
０，交換機Ｂ１０１，交換機Ｃ１０２が通話情報用のパ
ス８１１，８１２，８１３及び各種制御情報用の同報パ
ス８０１，８０２，８０３を介して相互に接続されてい
る。各無線基地局２００，２０１，２０２は、それぞれ
無線ゾーンＡ３００，無線ゾーンＢ３０１，無線ゾーン
Ｃ３０２を管理し移動端末５００，５０１，５０２との
間を無線回線で接続する。また、各交換機Ａ３００，交
換機Ｂ３０１，交換機Ｃ３０２は同一構成であり（内部
詳細構成の図示は交換機Ａのみ）、端末間の通話情報を
交換するスイッチ１０と、無線基地局を接続する移動端
末用ライン回路２０と、通話情報用のパスを介して他の
交換機と接続するトランク回路３０，３１と、固定端末
を接続するライン回路４０と、同報パスを介して他の交
換機と接続し移動端末情報（位置情報，属性情報）の同
報送受信を行う同報用インタフェース回路５０と、移動
端末情報等の各種情報をデータベースとして格納するデ
ータ格納装置７０と、装置内各部の制御を行う中央演算
装置６０とを有している。なお、本実施例においてはネ
ットワークを構成する交換機の数量を３台としたが、こ
れに限られることはなく通常は２０〜３０台で構成す
る。
【０００９】次に動作を説明する。
【００１０】各移動端末はそのユーザーにより通常使用
する無線ゾーン（ホームゾーン）が指定されており、当
該無線ゾーンを管理する交換機をホーム局として移動端
末情報を初期登録する。
する無線ゾーン（ホームゾーン）が指定されており、当
該無線ゾーンを管理する交換機をホーム局として移動端
末情報を初期登録する。
【００１１】図１の状態において、移動端末５００は交
換機Ａ１００の無線基地局２００の配下（無線ゾーンＡ
３００）にいる。図示していない保守端末から移動端末
５００に関する所定情報を入力された交換機Ａ１００
は、中央演算装置６０により移動端末５００が自交換機
（交換機Ａ）の制御下にいるという位置情報と、移動端
末５００の属性情報、例えばサービスクラス，規制クラ
スとをデータ格納装置７０の移動端末情報データベース
に書込むとともに、同報用インタフェース回路５０及び
同報パス８０１，８０２を介して交換機Ｂ１０１，交換
機Ｃ１０２へ一斉に通知する。交換機Ｂ１０１及び交換
機Ｃ１０２はそれぞれ、この情報を同報用インタフェー
ス回路５０及び中央演算装置６０により受け、データ格
納装置７０の移動端末情報データベースの移動端末５０
０相当の位置情報領域及び属性情報領域に書込む。同様
に、交換機Ｂ１０１は無線基地局２０１の配下にいる移
動端末５０１に関する交換機Ｂにいるという位置情報と
属性情報とを自己の移動端末情報データベース（データ
格納装置７０）に書込むとともに、同報パス８０１，８
０３を介して交換機Ａ１００，交換機Ｃ１０２へ同報し
各の移動端末情報データベース（データ格納装置７０）
へ書込ませ、交換機Ｃ１０２は無線基地局２０２の配下
にいる移動端末５０２に関する交換機Ｃにいるという位
置情報と属性情報とを自己の移動端末情報データベース
（データ格納装置７０）に書込むとともに、同報パス８
０２，８０３を介して交換機Ａ１００，交換機Ｂ１０１
へ同報し、各の移動端末情報データベース（データ格納
装置７０）へ書込ませる。このようにして設定された各
交換機（交換機Ａ１００〜交換機Ｃ１０２）の移動端末
情報データベースの構成例を表１に示す。
換機Ａ１００の無線基地局２００の配下（無線ゾーンＡ
３００）にいる。図示していない保守端末から移動端末
５００に関する所定情報を入力された交換機Ａ１００
は、中央演算装置６０により移動端末５００が自交換機
（交換機Ａ）の制御下にいるという位置情報と、移動端
末５００の属性情報、例えばサービスクラス，規制クラ
スとをデータ格納装置７０の移動端末情報データベース
に書込むとともに、同報用インタフェース回路５０及び
同報パス８０１，８０２を介して交換機Ｂ１０１，交換
機Ｃ１０２へ一斉に通知する。交換機Ｂ１０１及び交換
機Ｃ１０２はそれぞれ、この情報を同報用インタフェー
ス回路５０及び中央演算装置６０により受け、データ格
納装置７０の移動端末情報データベースの移動端末５０
０相当の位置情報領域及び属性情報領域に書込む。同様
に、交換機Ｂ１０１は無線基地局２０１の配下にいる移
動端末５０１に関する交換機Ｂにいるという位置情報と
属性情報とを自己の移動端末情報データベース（データ
格納装置７０）に書込むとともに、同報パス８０１，８
０３を介して交換機Ａ１００，交換機Ｃ１０２へ同報し
各の移動端末情報データベース（データ格納装置７０）
へ書込ませ、交換機Ｃ１０２は無線基地局２０２の配下
にいる移動端末５０２に関する交換機Ｃにいるという位
置情報と属性情報とを自己の移動端末情報データベース
（データ格納装置７０）に書込むとともに、同報パス８
０２，８０３を介して交換機Ａ１００，交換機Ｂ１０１
へ同報し、各の移動端末情報データベース（データ格納
装置７０）へ書込ませる。このようにして設定された各
交換機（交換機Ａ１００〜交換機Ｃ１０２）の移動端末
情報データベースの構成例を表１に示す。
【００１２】
【表１】
【００１３】次に、例えば移動端末５０１が無線ゾーン
Ｂ３０１から無線ゾーンＡ３００に移動したとすると、
移動端末５０１は無線基地局２００を介して交換機Ａ１
００に位置登録要求を行う（位置登録要求方法は適切な
従来技術により実現可能なので説明は省略する）。位置
登録要求を受けた交換機Ａ１００は、中央演算装置６０
により移動端末５０１が自交換機（交換機Ａ）の制御下
であることを示す位置情報でデータ格納装置７０内の移
動端末情報データベースの移動端末５０１の位置情報領
域を書換え、同報用インタフェース回路５０及び同報パ
ス８０１，８０２を介して交換機Ｂ１０１，交換機Ｃ１
０２へ一斉に通知する。交換機Ｂ１０１及び交換機Ｃ１
０２はそれぞれ、この情報を同報用インタフェース回路
５０及び中央演算装置６０により受け、データ格納装置
７０の移動端末情報データベースの移動端末５０１の位
置情報領域を書換える。このようにして書換えられた移
動端末情報データベースを表２に示す。
Ｂ３０１から無線ゾーンＡ３００に移動したとすると、
移動端末５０１は無線基地局２００を介して交換機Ａ１
００に位置登録要求を行う（位置登録要求方法は適切な
従来技術により実現可能なので説明は省略する）。位置
登録要求を受けた交換機Ａ１００は、中央演算装置６０
により移動端末５０１が自交換機（交換機Ａ）の制御下
であることを示す位置情報でデータ格納装置７０内の移
動端末情報データベースの移動端末５０１の位置情報領
域を書換え、同報用インタフェース回路５０及び同報パ
ス８０１，８０２を介して交換機Ｂ１０１，交換機Ｃ１
０２へ一斉に通知する。交換機Ｂ１０１及び交換機Ｃ１
０２はそれぞれ、この情報を同報用インタフェース回路
５０及び中央演算装置６０により受け、データ格納装置
７０の移動端末情報データベースの移動端末５０１の位
置情報領域を書換える。このようにして書換えられた移
動端末情報データベースを表２に示す。
【００１４】
【表２】
【００１５】ここで、交換機Ｂ１０１に収容されている
固定端末４０１が発呼し移動端末５０１の加入者番号を
ダイヤルすると、交換機Ｂ１０１の中央演算装置はデー
タ格納装置７０の移動端末情報データベースの移動端末
５０１の領域から位置情報を読出し、移動端末５０１が
交換機Ａ１００の配下にいることを認識し、交換機Ａ１
００向けのトランク回路（発信トランク部）を捕捉し発
信信号を送出する。交換機Ａ１００はこの信号をトラン
ク回路３１（着信トランク部）で受信し中央演算装置６
０に上げる。中央演算装置６０は、データ格納装置７０
の移動端末情報データベースの移動端末５０１の領域か
ら位置情報と属性情報とを読出し、移動端末５０１が自
交換機の配下にいることを確認し、そのサービスクラ
ス，規制クラスに従って無線基地局２００の配下の移動
端末として着信が許容されているか判定し、許容されて
いる場合に移動端末５０１に着信させる。許容されてい
なければ交換機Ｂ１０１に着信拒絶を通知する。
固定端末４０１が発呼し移動端末５０１の加入者番号を
ダイヤルすると、交換機Ｂ１０１の中央演算装置はデー
タ格納装置７０の移動端末情報データベースの移動端末
５０１の領域から位置情報を読出し、移動端末５０１が
交換機Ａ１００の配下にいることを認識し、交換機Ａ１
００向けのトランク回路（発信トランク部）を捕捉し発
信信号を送出する。交換機Ａ１００はこの信号をトラン
ク回路３１（着信トランク部）で受信し中央演算装置６
０に上げる。中央演算装置６０は、データ格納装置７０
の移動端末情報データベースの移動端末５０１の領域か
ら位置情報と属性情報とを読出し、移動端末５０１が自
交換機の配下にいることを確認し、そのサービスクラ
ス，規制クラスに従って無線基地局２００の配下の移動
端末として着信が許容されているか判定し、許容されて
いる場合に移動端末５０１に着信させる。許容されてい
なければ交換機Ｂ１０１に着信拒絶を通知する。
【００１６】以上説明したように本発明によるネットワ
ークは、いずれの交換機においても無線基地局を介して
自己の配下となる移動端末の位置情報，属性情報を他の
交換機に同報し、ネットワークを構成するすべての交換
機で同一の移動端末情報データベースとして記憶してお
くので、いずれの交換機においても移動端末を着信先と
する発呼要求があると自己のデータベースを参照するだ
けで当該移動端末がどの交換機の配下に属するか直ちに
判定でき、その交換機との間に回線を接続して所望の移
動端末に着信させることができる。また、移動端末の着
信時の位置情報を得るために、発呼要求を受けた交換機
から同報着信により全交換機に対して当該移動端末の一
斉呼出しを行わせ応答を受けた交換機の配下に当該移動
端末がいると判定する従来のシステムに比較して、本発
明では移動情報（及び属性情報）のみの同報であり、移
動端末の着信イベントに比較すると交換機間移動は非常
に少なく、通話と同報のパスを分離でき、交換機間の移
動情報を得るためのトラヒックを少くするとができ、さ
らに着信も一度で済ますことができる。
ークは、いずれの交換機においても無線基地局を介して
自己の配下となる移動端末の位置情報，属性情報を他の
交換機に同報し、ネットワークを構成するすべての交換
機で同一の移動端末情報データベースとして記憶してお
くので、いずれの交換機においても移動端末を着信先と
する発呼要求があると自己のデータベースを参照するだ
けで当該移動端末がどの交換機の配下に属するか直ちに
判定でき、その交換機との間に回線を接続して所望の移
動端末に着信させることができる。また、移動端末の着
信時の位置情報を得るために、発呼要求を受けた交換機
から同報着信により全交換機に対して当該移動端末の一
斉呼出しを行わせ応答を受けた交換機の配下に当該移動
端末がいると判定する従来のシステムに比較して、本発
明では移動情報（及び属性情報）のみの同報であり、移
動端末の着信イベントに比較すると交換機間移動は非常
に少なく、通話と同報のパスを分離でき、交換機間の移
動情報を得るためのトラヒックを少くするとができ、さ
らに着信も一度で済ますことができる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ネ
ットワークを構成する全交換機の各に全移動端末の位置
情報，属性情報を含む移動端末情報（データベース）を
記憶する手段を設け、移動端末の携帯者が無線ゾーン間
を移動し所属すべき交換機が変更された場合、位置登録
を受けた移動先の交換機がネットワーク内の全交換機に
対し当該移動端末の移動先交換機を示す移動端末情報を
通話情報を伝送するためのパスとは別に設けた同報型情
報通知パスで同報し、全交換機はこの移動端末情報をそ
れぞれ記憶しておくので、どの交換機がシステムダウン
を起こしても、その交換機に属していない移動端末の呼
出しや発信には影響がなく、かつ移動端末がどの交換機
に現在属しているかを探索するときでも自交換機の移動
端末情報を記憶する手段内の位置情報を読出すだけで位
置を特定でき、従来のように位置情報を管理している他
交換機や専用コンピュータにアクセスしたり、移動端末
の着信イベントごとに通話情報用と同一のパスを介して
同報着信処理を行ったりすることにより、交換機間の移
動情報を得るためのトラヒックが増大し着信処理も一度
で済ますことができなくなり、移動端末を接続するまで
の時間がかかるという問題を防止することができる。
ットワークを構成する全交換機の各に全移動端末の位置
情報，属性情報を含む移動端末情報（データベース）を
記憶する手段を設け、移動端末の携帯者が無線ゾーン間
を移動し所属すべき交換機が変更された場合、位置登録
を受けた移動先の交換機がネットワーク内の全交換機に
対し当該移動端末の移動先交換機を示す移動端末情報を
通話情報を伝送するためのパスとは別に設けた同報型情
報通知パスで同報し、全交換機はこの移動端末情報をそ
れぞれ記憶しておくので、どの交換機がシステムダウン
を起こしても、その交換機に属していない移動端末の呼
出しや発信には影響がなく、かつ移動端末がどの交換機
に現在属しているかを探索するときでも自交換機の移動
端末情報を記憶する手段内の位置情報を読出すだけで位
置を特定でき、従来のように位置情報を管理している他
交換機や専用コンピュータにアクセスしたり、移動端末
の着信イベントごとに通話情報用と同一のパスを介して
同報着信処理を行ったりすることにより、交換機間の移
動情報を得るためのトラヒックが増大し着信処理も一度
で済ますことができなくなり、移動端末を接続するまで
の時間がかかるという問題を防止することができる。
【図１】本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
る。
５０ 同報用インタフェース回路 ６０ 中央演算装置 ７０ データ格納装置 １００ 交換機Ａ １０１ 交換機Ｂ １０２ 交換機Ｃ ２００，２０１，２０２ 無線基地局 ３００ 無線ゾーンＡ ３０１ 無線ゾーンＢ ３０２ 無線ゾーンＣ ４００，４０１，４０２ 固定端末 ５００，５０１，５０２ 移動端末 ８０１，８０２，８０３ 同報パス
Claims (1)
- 【請求項１】 移動端末と、自無線ゾーン内に存在する
前記移動端末との間で無線回線の接続を行う無線基地局
を収容し当該移動端末に対する発着信接続を制御する互
いに接続された複数の交換機とにより構成され、前記移
動端末がその位置する無線ゾーンに対応して前記複数の
交換機のうちのいずれの交換機に制御対象として所属す
るかを示す位置情報と当該移動端末のサービス内容及び
規制内容を示す属性情報とを含む移動端末情報を管理
し、この移動端末情報に基づいて前記移動端末の発着信
接続制御を行うネットワークにおける前記移動端末情報
の管理システムにおいて、前記複数の交換機の各に、前記移動端末情報を記憶する
手段と、前記移動端末からの位置登録を受けると自己に
記憶した当該移動端末の前記移動端末情報の位置情報を
自己に所属することを示す値に書換えるとともに、当該
移動端末情報を報知信号として他のすべての交換機に同
報通知する手段と、他の交換機から通知された移動端末
情報で自己が記憶した移動端末情報を書換える手段と、
前記移動端末を着信先とする発呼要求を受けると、自己
に記憶した当該移動端末の前記移動端末情報を読出し当
該移動端末が現在どの交換機に所属しているかを識別
し、その所属する交換機に対して発信信号を送出して当
該移動端末に対する接続要求を行う手段とを備え、か
つ、前記複数の交換機相互間で前記移動端末情報を同報
通知するための同報型情報通知パスを通話情報を伝送す
るためのパスとは別に設けたことを特徴とする移動端末
情報管理システム 。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1052895A JP2659342B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 移動端末情報管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1052895A JP2659342B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 移動端末情報管理システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08205234A JPH08205234A (ja) | 1996-08-09 |
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