JP2659315B2 - 非接触型icメモリカードシステム - Google Patents

非接触型icメモリカードシステム

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JP2659315B2
JP2659315B2 JP4303698A JP30369892A JP2659315B2 JP 2659315 B2 JP2659315 B2 JP 2659315B2 JP 4303698 A JP4303698 A JP 4303698A JP 30369892 A JP30369892 A JP 30369892A JP 2659315 B2 JP2659315 B2 JP 2659315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,光,静電結合等を利用
して非接触に本体装置とデータの受け渡しを行う非接触
型ICメモリカードと本体装置よりなる非接触型ICメ
モリカードシステムに関する。
【0002】非接触型ICメモリカードシステムは,本
体装置と非接触型ICメモリカードが電気的に直接接続
されていないので本体装置から非接触型ICメモリカー
ドに電力を供給する場合はコンデンサもしくはコイルに
より静電的もしくは電磁的に両者を結合し,電力を供給
するようにしている。
【0003】本発明は,本体装置から非接触型ICメモ
リカードにコンピュータを利用して静電的に電力を供給
する非接触型ICメモリカードシステムに関する。
【0004】
【従来の技術】図9は,従来の非接触型ICカードシス
テムにおける静電的な電力供給方法を示す。
【0005】図において,110は本体装置であって,
非接触型ICメモリカードに静電的に電力を供給し,光
学的,静電的もしく電磁的にデータの受け渡しを行うも
のである。111は非接触型ICメモリカードであっ
て,メモリを備えて光学的,静電的,電磁的に本体装置
から伝送されてくるデータを書き込み,またメモリから
読み出したデータを本体装置に転送するものである。1
12はコンデンサA,113はコンデンサ電極A,11
3’はコンデンサ電極A’であって,コンデンサ電極A
(113)とコンデンサ電極A’(113’)とでコン
デンサA(112)を形成するものである。コンデンサ
電極A(113)は本体装置110に備えられ,コンデ
ンサ電極A’(113’)は非接触型ICメモリカード
111に備えられるものてある。114はコンデンサ
B,115はコンデンサ電極B,115’はコンデンサ
電極B’であって,コンデンサ電極B(115)とコン
デンサ電極B’(115’)とでコンデンサB(11
4)を形成するものである。コンデンサ電極B(11
5)は本体装置110に備えられ,コンデンサ電極B’
(115’)は非接触型ICメモリカード111に備え
られるものである。116は電力供給源であって,交流
電力をコンデンサA(112),コンデンサB(11
4)に供給するものである。117は整流回路であっ
て,コンデンサA(112)とコンデンサB(114)
に供給された交流電力を整流し,内部回路118に供給
するものである。118は内部回路であって,非接触型
ICメモリカード111の内部回路である。
【0006】図の構成の動作を説明する。電力供給源1
16からコンデンサA(112),コンデンサB(11
3)を介して整流回路117に電圧が印加され,整流回
路117で整流されて内部回路118に整流電圧が印加
される。このような動作でコンデンサA(112)とコ
ンデンサB(113)により本体装置110と非接触型
ICメモリカードが静電的に結合されて,電力供給源1
16よリ内部回路118に電圧が印加される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的に,非接触型I
CメモリカードシステムにおけるコンデンサA(11
2)とコンデンサB(113)の静電容量は極めて小さ
いので,従来の静電的な電力供給方法では,電力供給源
116から充分な電力を非接触型ICメモリカード11
1の内部回路に供給することは困難であった。
【0008】本発明は,コンデンサA(112)とコン
デンサB(113)の静電容量が小さくても,電力供給
源源116から電力を非接触型ICメモリカード111
の内部回路に充分な電力を供給することのできる非接触
型ICメモリカードシステムを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は本体装置から非
接触型ICメモリカードの静電的な結合回路を電力供給
周波数に対する共振回路とするようにした。
【0010】図1は本発明の基本構成を示す。図におい
て,1は本体装置であって,非接触型メモリカード2に
静電的に電力を供給し,非接触型ICメモリカード2と
光学的,静電的もしくは電磁的に書き込みデータ,読み
出しデータ等の受け渡しを行うものである。2は非接触
型ICメモリカードであって,メモリ等の内部回路を備
え,本体装置1から非接触に電力の供給を受け,本体装
置と光学的,静電的もしくは電磁的に書き込みデータ,
読み出しデータ等の受け渡しを行うものである。
【0011】3は電力供給源(発振出力回路)であっ
て,コンデンサ7,コンデンサ9,整流回路11を介し
て内部回路12に電力を供給するものである。4はの共
振部であって,コンデンサ7,コンデンサ9と共振コイ
ル6で共振回路4を構成するものである。6は共振コイ
ルであって,コンデンサ7,コンデンサ9とで電力供給
源3の交流周波数に対して共振するように選択されるも
のである。7,9はコンデンサである。8はコンデンサ
7の電極であり,本体装置1に設けられるものである。
8’はコンデンサ7の電極であり,非接触型ICメモリ
カード2に設けられるものである。10はコンデンサ9
の電極であり,本体装置1に設けられるものである。1
0’はコンデンサ9の電極であり,非接触型ICメモリ
カード2に設けられるものである。
【0012】11は非接触ICメモリカードの整流回路
であって,コンデンサ7,コンデンサ9を介して供給さ
れる電力を整流するものである。12は非接触ICメモ
リカードの内部回路である。
【0013】
【作用】図1の基本構成の動作を説明する。電力供給源
3で発生した交流電力は共振コイル6,コンデンサ7,
コンデンサ9を介して,整流回路11に入力され,整流
されて,内部回路12に供給される。
【0014】コンデンサ7の静電容量をCa,コンデン
サ9の静電容量をCbとすると,コンデンサ7とコンデ
ンサ9の直列静電容量Cに対して,1/C=1/Ca+
1/Cbである。共振用コイルのインダクタンスをL,
電力供給源の角周波数をω,電力供給源3の電圧をE,
電流をI,電力供給源3の内部抵抗,共振電流の整流回
路11および内部回路12による生成されるインピーダ
ンスをZとすると, I=E×1/(Z2 +(ωL−1/ωC)2 1/2 である。
【0015】従って,ωL=1/ωCとすることによ
り,内部回路12に流される電流は最大電流となり,最
大電力が供給される。本発明は,共振コイルL,コンデ
ンサC,電力供給源3の角周波数ωに対して,ωL=1
/ωCとなるようにし,本体装置1から非接触型ICメ
モリカード2に最大電力が供給されるようにする。
【0016】
【実施例】以下に説明する各実施例において,共通の番
号は共通部分を表す。また,各コンデンサ(コンデンサ
A,コンデンサB)の静電容量をそれぞれCa,Cb,
コンデンサAとコンデンサBの直列接続容量をC,共振
コイルのインダクタンスをL,電力供給源の各周波数を
ωとする。
【0017】図2は本発明の実施例(1) (固定方式)で
ある。(a)は装置構成である。図において,20は本体
装置,21は非接触型ICメモリカード,22は発振出
力回路であって,正弦波もしくは方形波等を出力する交
流電源である。23は共振コイルである。24はコンデ
ンサA,25はコンデンサBであり電力供給源の電力を
非接触型ICメモリカード21に伝送するものである。
26は内部装置であって,非接触型Iメモリカードの内
部装置であって,整流回数27,メモリ等の内部回路2
8よりなるものである。27は整流回路,28は内部回
路である。
【0018】図の構成において,Ca,Cb,C,L,
ωに対して, ωL=1/ωC,1/C=1/Ca+1/Cb, の関係となるように,共振コイル23のインダクタンス
Lを設定する。
【0019】(b)は,発振出力回路22の出力波型を示
す。図において,30は方形波の例であり,31は正弦
波の例である。共振コイル23とコンデンサA(2
4),コンデンサB(25)は発振出力回路22の発振
周波数に対して共振するように共振コイル23のインダ
クタンスが設定されているので,発振出力回路22から
出力される電力が効率的に内部装置26に供給される。
【0020】内部装置26においては,本体装置から供
給される交流電力を整流回路27が整流し,内部回路2
6に供給する。図3は本発明の実施例(2) (周波数可変
方式)である。
【0021】(a)は装置構成である。図において,20
は本体装置,21は非接触型ICメモリカード,22は
発振出力回路,23は共振コイル,24はコンデンサ
A,25はコンデンサB,26は非接触型ICメモリカ
ード21の内部装置,30はコンデンサ電極Aであっ
て,コンデンサA(24)の本体装置20の側の電極で
ある。31はコンデンサ電極Bであって,コンデンサB
(25)の本体装置20の側の電極である。35は周波
数制御回路であって,発振出力回路22の発振周波数を
制御するものである。36は監視部であって,共振コイ
ル23とコンデンサA(24)の接続点Dの電圧,電流
を監視するものである。
【0022】(b)は発振出力回路の発振周波数対電圧
(接続点Dの電圧)を示す。 (c)は発振出力回路の発振
周波数対電流(接続点Dの電圧)を示す。図の構成にお
いて,非接触型ICメモリカード21が本体装置20に
挿入されると,周波数制御回路35はあらかじめ予想さ
れる共振周波数の範囲f−〜f+で発振出力回路の周波
数を変化させる。その時,発振周波数と電圧,電流の関
係は図 (b), (c)のようになるので,監視部36はその
電圧と電流を監視する。そして,監視部36は発振周波
数が共振周波数に達したことを検出すると,それを周波
数制御回路35に伝える。周波数制御回路35はその時
点で発振出力回路22の発振周波数の変更を止める。こ
のようにして,最適な共振周波数が設定され,発振出力
回路22から非接触型ICメモリカード21に最適に電
力が供給される。
【0023】図4は監視部,周波数制御回路,発振出力
回路の実施例である。図において,21は非接触型IC
メモリカード,22は発振出力回路,23は共振コイ
ル,30はコンデンサ電極A,31はコンデンサ電極
B,36は監視部,35は周波数制御回路である。
【0024】監視部36において,50はA/D変換器
であって,発振コイル23とコンデンサ電極A(30)
の接続点Dの電圧をデジタル値に変換するものである。
51はCPUであって,A/D変換器50のデジタル出
力に基づいて,共振回路の共振状態を判定するものであ
る。52はD/A変換器であって,CPU51の出力す
る制御周波数のデジタル値をアナログ値に変換するもの
である。
【0025】周波数制御回路35において,55は可変
容量ダイオードであって,入力されるアナログ電圧値に
応じて静電容量を可変するものである。56は共振用コ
ンデンサ,57は共振用コイルである。58はトランジ
スタである。
【0026】図の構成において,接続点(D)の電圧が
A/D変換器50に入力され,デジタル値に変換され
る。CPU51はA/D変換器50の出力するデジタル
値に基づいて,その電圧が最小値に達したかを判定す
る。最小値でなければ,次の制御周波数のデジタル値を
D/A変換器52に出力する。D/A変換器52はCP
U51から出力される制御周波数のデジタル値をアナロ
グ値に変換するものである。D/A変換器52のアナロ
グ電圧は可変容量ダイオード55に印加される。可変容
量ダイオード55の容量は印加される電圧に応じて定め
られる容量となり共振用コンデンサ56,共振用コイル
57とによる共振回路の共振周波数の信号がトランジス
タ58に入力される。そして,その信号はトランジスタ
58で増幅されて発振出力回路22で入力される。その
周波数の信号は発振出力回路22で電力増幅され,共振
コイル23とコンデンサ電極A(30)のコンデンサA
とコンデンサ電極B(31)のコンデンサBとによる共
振回路に出力される。
【0027】CPU51はD点の電圧が最小に達したこ
とを判定すると,周波数の変更停止する。そして,その
時の発振周波数の発振出力が持続される。図5は本発明
の実施例(3) (インダクタンス可変方式)を示す。
【0028】図は共振コイルのインダクタンスを可変と
して発振出力回路の出力を共振させるための最適インダ
クスを求め,本体装置から非接触型ICメモリカードに
最大電力を供給するものである。
【0029】(a)は装置構成を示す。図において,20
は本体装置,21は非接触型ICメモリカード,22は
発振出力回路,24はコンデンサA,25はコンデンサ
B,36は監視部,60は可変インダクタンスコイルで
あって,インダクタンスを可変とした共振コイルであ
る。61はインダクタンス制御部であって,可変インダ
クタンスコイルのインダクタンスLを可変制御するもの
である。例えば,可変インダクタンスコイルのμ等を機
械的に制御してインダクタンスを可変するものである。
【0030】(b)はインダクタンスと電圧の関係を表
し,可変インダクタンスコイル60のインダクタンスL
とD点の電圧(V)の関係を表すものである。 (c)はイ
ンダクタンス対電流の関係を表し,可変インダクタンス
コイル60のインダクタンスLとD点の電流(I)の関
係を表すものである。
【0031】図の構成において,非接触型ICメモリカ
ード21が本体装置20に挿入されるとインダクタンス
制御部61はあらかじめ予想される範囲で可変インダク
タンスコイル60のインダクタンスl−〜l+を変化さ
せる。その時,発振周波数と電圧,電流の関係は図
(b), (c)のようになるので,監視部36はその電圧と
電流を監視する。そして,監視部36は発振周波数が共
振周波数に達したことを検出すると,それインダクタン
ス制御部61に伝える。インダクタンス制御部61はそ
の時点で可変インダクタンスコイル60のインダクタン
スLの変更を止め,共振状態を維持する。このようにし
て,最適なインダクタンスが設定され,発振出力回路2
2から非接触型ICメモリカード21に最適に電力が供
給される。
【0032】図6は本発明の実施例(4) (容量可変方
式)を示す。図は,共振コイル23に可変容量コンデン
サ65を直列に接続し,可変容量コンデンサ65の容量
を変更して共振回路を共振させる最適容量を求め,本体
装置から非接触型ICメモリカードに最大電力を供給す
るものである。
【0033】(a)は装置構成を示す。図において,20
は本体装置,21は非接触型ICメモリカード,22は
発振出力回路,23は共振コイル,24はコンデンサ
A,25はコンデンサB,36は監視部,65は可変容
量コンデンサであって,容量可変のコンデンサである。
66は容量制御部であって,可変容量コンデンサ65の
容量を可変制御するものである。可変容量コンデンサ6
5の容量制御は可変容量コンデンサを可変容量ダイオー
ドとして印加電圧を制御する。あるいは,機械的に制御
して容量を可変とする。
【0034】(b)は容量と電圧の関係を表し,可変容量
コンデンサ65の容量CとD点の電圧(V)の関係を表
すものである。 (c)は容量対電流の関係を表し,可変容
量コンデンサ65の容量CとD点の電流(I)の関係を
表すものである。
【0035】図の構成において,非接触型ICメモリカ
ード21が本体装置20に挿入されると容量制御部66
はあらかじめ予想される範囲で可変容量コンデンサ65
の容量C−〜C+を変化させる。その時,発振周波数と
電圧,電流の関係は図 (b),(c)のようになるので,監
視部36はその電圧と電流を監視する。そして,監視部
36は発振周波数が共振周波数に達したことを検出する
と,それ容量制御部66に伝える。容量制御部66はそ
の時点で可変容量コンデンサ65の容量Cの変更を止
め,共振状態を維持する。このようにして,最適な共振
周波数が設定され,発振出力回路22から非接触型IC
メモリカード21に最適に電力が供給される。
【0036】上記の実施例は電圧と電流の値を検出する
方法により共振状態を判定するようにしていたが,電圧
と電流の位相差を検出し,共振を判定することができ
る。図7は本発明の実施例(5) であって,電圧と電流の
位相差を検出し共振を判定する場合の監視部の構成の実
施例である(図は周波数可変方式の場合(図3参照)を
示す)。
【0037】図において,70は監視部,71は電圧検
出回路であって,D点(図3参照)の電圧を検出するも
のである。72は電流検出回路であって,D点の電圧を
検出するものである。73,74はA/D変換器であっ
て,それぞれ電圧検出回路71と電流検出回路72の電
流をA/D変換するものである。75は位相比較部であ
って,A/D変換された電圧値と電流値について位相差
を比較するものである(例えばそれそれの最大値の時間
差を判定し位相差を検出する)。76はD/A変換器で
あって,位相比較部75の位相差をD/A変換するもの
である。
【0038】78は周波数制御回路である(図4参
照)。79は発振出力回路である(図4参照)。図の動
作は後述する。
【0039】図8は本発明の(5) の動作説明図である。
図において, (a)は非共振状態の電圧と電流の関係を示
す。非共振状態では電圧の位相と電流の位相が一致して
いない。
【0040】(b)は共振状態の電圧と電流の関係を示
す。共振状態では電圧の位相と電流の位相が図のように
一致する。図7の構成の動作を説明する。
【0041】電圧検出回路71は共振回路の電圧を検出
する(図3のD点の電圧)。同様に電流検出回路72は
D点の電流を検出する。そして,A/D変換器73,A
/D変換器74はそれぞれ,検出されたD点の電圧値と
電流値をA/D変換する。位相比較器は,例えば,電圧
と電流の測定時刻の時間軸を共通にして,それぞれの最
大値の時間差を検出する。そして,D/A変換器76は
時間差のデジタル値をアナログ値に変換する。電圧と電
流の位相差が大きい程D/A変換器76の出力値は大き
くなる。
【0042】そこで,周波数制御回路78は出力値に応
じて周波数を制御し,発振出力回路79は制御された周
波数の発振出力をする。共振状態になって,電圧と電流
の位相が一致すると,位相比較部75の出力は0とな
り,D/A変換器76の出力も0となり周波数の変更動
作が停止される。
【0043】インダクタンス可変方式(図5),容量可
変方式(図6)の場合も同様に,監視部36は電圧と電
流の位相を監視し,両者の位相が一致したことを検出す
ると,その時点で可変容量インタクタンスコイルのイン
ダクタンスもしくは可変容量コンデンサの容量の変更を
停止させることにより,周波数可変方式の場合と同様に
共振状態を持続させることができる。
【0044】上記の実施例において,周波数,可変イン
ダクタンスコイルのインダクタンス制御,可変容量コン
デンサの容量の可変をそれぞれの制御回路,制御部で自
動的に行って,それぞれの最適値を設定するようにした
が,工場において,製品の出荷時に手動で制御し,周波
数,インダクタンス,静電容量を決定するようにしても
よい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば,本体装置から非接触型
ICメモリカードへの静電結合による電力供給を効率良
く行うことができる。そのため,非接触型ICメモリカ
ードに大きな電力が供給され,電池を使用することなく
非接触型ICメモリカードを駆動することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例(1) (固定方式)を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例(2) (周波数可変方式)を示す
図である。
【図4】監視回路,周波数制御回路,発振出力回路の実
施例を示す図である。
【図5】本発明の実施例(3) (インダクタンス可変方
式)を示す図である。
【図6】本発明の実施例(4) (容量可変方式)を示す図
である。
【図7】本発明の実施例(5) を示す図である。
【図8】本発明の実施例(5) の動作説明図である。
【図9】従来の非接触型ICメモリカードシステムにお
ける静電的な電力供給方法を示す図である。
【符号の説明】
1 :本体装置 2 :非接触型ICメモリカード 3 :電力供給源(発振出力回路) 4 :共振回路 6 :共振コイル 7 :コンデンサ 8 :コンデンサ電極 8’:コンデンサ電極 9 :コンデンサ 10:コンデンサ電極 10’:コンデンサ電極 11:整流回路 12:内部回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体装置(1) と信号の受け渡しを非接触
    に行う非接触型ICメモリカード(2) と,非接触型IC
    メモリカードと非接触にデータの受け渡しおよび電力供
    給をする本体装置(1) とにより構成される非接触型IC
    メモリカードシステムにおいて,本体装置(1) と非接触型ICメモリカード(2) を静電的
    に結合するコンデンサ(7,9)を備え,該コンデンサ
    の電極の一方は本体装置(1) にあり電極の他方は非接触
    型ICメモリカード(2) にあり, 本体装置(1) はコンデンサ(7,9)に交流電力を供給
    る周波数可変の電力供給源(3) と,該コンデンサ
    (7,9)と共振回路(4) を形成する共振コイル(6)
    と,共振回路(4) の共振状態を検出する監視部と,監視
    部の出力に応じて電力供給源(3) の周波数制御をする周
    波数制御回路とを備え, 非接触型ICメモリカード(2) は本体装置(1)から該
    コンデンサ(7,9)に供給される交流電力を整流する
    整流回路(11)を備え, 該電力供給源(3) の電力供給周波数を該共振回路(4) の
    共振周波数に自動的に変更し,本体装置(1) から非接触
    型ICメモリカード(2) に電力供給することを特徴とす
    る非接触型ICメモリカードシステム。
  2. 【請求項2】 共振回路(4) の共振状態を監視する該監
    視部は,共振回路(4) の電流と電圧の位相差を監視し,
    共振状態を検出するものであることを特徴とする請求項
    1に記載の非接触型ICメモリカードシステム。
  3. 【請求項3】 本体装置(1) と信号の受け渡しを非接触
    に行う非接触型ICメモリカード(2) と,非接触型IC
    メモリカードと非接触にデータの受け渡しおよび電力供
    給をする本体装置(1) とにより構成される非接触型IC
    メモリカードシステムにおいて, 本体装置(1) と非接触型ICメモリカード(2) を静電的
    に結合するコンデンサ(7,9)を備え,該コンデンサ
    の電極の一方は本体装置(1) にあり電極の他方は非接触
    型ICメモリカード(2) にあり, 本体装置(1) はコンデンサ(7,9)に交流電力を供給
    する電力供給源(3) と,該コンデンサ(7,9)と共振
    回路(4) を形成するインダクタンス可変の共振 コイル
    (6) と,共振回路(4) の共振状態を検出する監視部と,
    監視部の出力に応じて可変インダクタンスのインダクタ
    ンスを変更するインダクタンス制御部とを備え, 非接触型ICメモリカード(2) は本体装置(1)から該
    コンデンサ(7,9)に供給される交流電力を整流する
    整流回路(11)を備え, 該インダクタンス制御部は監視部の監視結果に従って該
    共振回路(4) が電力供給周波数に共振するように該共振
    コイル(6) のインダクタンスを自動的に変更し,本体装
    置(1) から非接触型ICメモリカード(2) に非接触に電
    力供給することを特徴とする 非接触型ICメモリカード
    システム。
  4. 【請求項4】 共振回路(4) の共振状態を監視する該監
    視部は,共振回路(4) の電流と電圧の位相差を監視し,
    共振状態を検出するものであることを特徴とする請求項
    3に記載の非接触型ICメモリカードシステム。
  5. 【請求項5】 本体装置(1) と信号の受け渡しを非接触
    に行う非接触型ICメモリカード(2) と,非接触型IC
    メモリカードと非接触にデータの受け渡しおよび電力供
    給をする本体装置(1) とにより構成される非接触型IC
    メモリカードシステムにおいて, 本体装置(1) と非接触型ICメモリカード(2) を静電的
    に結合するコンデンサ(7,9)を備え,該コンデンサ
    の電極の一方は本体装置(1) にあり電極の他方は非接触
    型ICメモリカード(2) にあり, 本体装置(1) はコンデンサ(7,9)に交流電力を供給
    する電力供給源(3) と,該コンデンサ(7,9)と共振
    回路(4) を形成する共振コイル(6) と,共振回路(4) に
    接続される可変容量と,共振回路(4) の共振状態を検出
    する監視部と,監視部の出力に応じて該可変容量の容量
    を変更する容量制御部とを備え, 非接触型ICメモリカード(2) は本体装置(1)から該
    コンデンサ(7,9)に供給される交流電力を整流する
    整流回路(11)を備え, 容量制御部は監視部の監視結果に従って共振回路(4) が
    電力供給周波数に共振するように該可変容量の容量を自
    動的に変更し,本体装置(1) から非接触型ICメモリカ
    ード(2) に電力供給することを特徴とする 非接触型IC
    メモリカードシステム。
  6. 【請求項6】 共振回路(4) の共振状態を監視する該監
    視部は,共振回路(4) の電流と電圧の位相差を監視し,
    共振状態を検出するものであることを特徴とする請求項
    5に記載の非接触型ICメモリカードシステム。
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