JP2658950B2 - 光アナログ伝送用受信回路 - Google Patents
光アナログ伝送用受信回路Info
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- JP2658950B2 JP2658950B2 JP7058567A JP5856795A JP2658950B2 JP 2658950 B2 JP2658950 B2 JP 2658950B2 JP 7058567 A JP7058567 A JP 7058567A JP 5856795 A JP5856795 A JP 5856795A JP 2658950 B2 JP2658950 B2 JP 2658950B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- phase signal
- phase
- positive
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/04—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
- H03F3/08—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light
- H03F3/082—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light with FET's
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光アナログ伝送用受信
回路に係わり、たとえば、光ＳＣＭ(Sub Carrier Multi
plex) 伝送を行う際に用いられる光アナログ伝送用受信
回路に関する。
回路に係わり、たとえば、光ＳＣＭ(Sub Carrier Multi
plex) 伝送を行う際に用いられる光アナログ伝送用受信
回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、光アナログ伝送用の受信回路
として、図２に示したような、ローノイズの電界効果ト
ランジスタ（ＦＥＴ：Field Effect Transistor)を用い
た回路が、よく使用されている。以下、この図を用い
て、従来の光アナログ伝送用受信回路の動作を簡単に説
明する。
として、図２に示したような、ローノイズの電界効果ト
ランジスタ（ＦＥＴ：Field Effect Transistor)を用い
た回路が、よく使用されている。以下、この図を用い
て、従来の光アナログ伝送用受信回路の動作を簡単に説
明する。
【０００３】光電変換部１１は、伝送されてきた光信号
を、電気信号に変換する部分であり、図示してあるよう
に、光電変換部１１からは、コイルおよび正電源Ｖccに
よってバイアスされた電気信号が出力され、増幅部１３
に供給される。増幅部１３に供給された電気信号は、カ
ップリングコンデンサ３１を介して、ＦＥＴ３２のゲー
ト端子に導かれる。
を、電気信号に変換する部分であり、図示してあるよう
に、光電変換部１１からは、コイルおよび正電源Ｖccに
よってバイアスされた電気信号が出力され、増幅部１３
に供給される。増幅部１３に供給された電気信号は、カ
ップリングコンデンサ３１を介して、ＦＥＴ３２のゲー
ト端子に導かれる。
【０００４】ＦＥＴ３２のゲート端子には、ほぼ、回路
の入力抵抗を決定する抵抗３４を介して、コンデンサ３
５の一端が接続されており、コンデンサ３５の他端は接
地されており、抵抗３４とコンデンサ３５との接続端子
には、コイル３６を介して、負電源Ｖe に接続されてい
る。また、ＦＥＴ３２のドレイン端子は、コイル３３を
介して、電源Ｖddに接続されており、ＦＥＴ３２のソー
ス端子は、接地されており、ゲート端子の入力に応じた
出力が、ドレイン端子から出力されることになる。
の入力抵抗を決定する抵抗３４を介して、コンデンサ３
５の一端が接続されており、コンデンサ３５の他端は接
地されており、抵抗３４とコンデンサ３５との接続端子
には、コイル３６を介して、負電源Ｖe に接続されてい
る。また、ＦＥＴ３２のドレイン端子は、コイル３３を
介して、電源Ｖddに接続されており、ＦＥＴ３２のソー
ス端子は、接地されており、ゲート端子の入力に応じた
出力が、ドレイン端子から出力されることになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述のような光アナロ
グ伝送用受信回路では、ドレイン電流Ｉd とゲートに対
する入力電圧Ｖgsとの間には、一般に、次式が成立す
る。
グ伝送用受信回路では、ドレイン電流Ｉd とゲートに対
する入力電圧Ｖgsとの間には、一般に、次式が成立す
る。
【０００６】
【数１】
【０００７】なお、（１）式において、αは定数であ
り、ＶT はＦＥＴのスレショルド電圧（ＶT ＜０）であ
る。
り、ＶT はＦＥＴのスレショルド電圧（ＶT ＜０）であ
る。
【０００８】ここで、入力電圧Ｖgsとして、次式に示し
たような、２つの正弦波が重畳された信号が入力される
場合を考える。
たような、２つの正弦波が重畳された信号が入力される
場合を考える。
【０００９】
【数２】
【００１０】この（２）式を、（１）式に代入すれば、
２つの正弦波が重畳された信号が入力された場合のドレ
イン電流変化を示すものとして、次式が得られることに
なる。
２つの正弦波が重畳された信号が入力された場合のドレ
イン電流変化を示すものとして、次式が得られることに
なる。
【００１１】
【数３】
【００１２】この式から明らかなように、２つの正弦波
が重畳された信号が入力された場合、ドレイン電流Ｉd
に、２つの正弦波の影響を受けた信号成分“sin(x+y)+s
in(x-y) ”があらわれる。このような信号成分（二次歪
成分と呼ばれる）は、伝送品質を劣化させる要因の１つ
であるため、たとえば、光ＳＣＭ(Sub Carrier Multipl
ex) 伝送など、多くの正弦波が周波数多重されて伝送さ
れるシステムで使用される受信回路には、二次歪成分の
レベルを出来るだけ低いレベルに抑えられることが望ま
れるのであるが、従来の光アナログ伝送用受信回路は、
上式から明らかなように、原理的に二次歪が発生するも
のとなっていた。
が重畳された信号が入力された場合、ドレイン電流Ｉd
に、２つの正弦波の影響を受けた信号成分“sin(x+y)+s
in(x-y) ”があらわれる。このような信号成分（二次歪
成分と呼ばれる）は、伝送品質を劣化させる要因の１つ
であるため、たとえば、光ＳＣＭ(Sub Carrier Multipl
ex) 伝送など、多くの正弦波が周波数多重されて伝送さ
れるシステムで使用される受信回路には、二次歪成分の
レベルを出来るだけ低いレベルに抑えられることが望ま
れるのであるが、従来の光アナログ伝送用受信回路は、
上式から明らかなように、原理的に二次歪が発生するも
のとなっていた。
【００１３】そこで、本発明の目的は、二次歪が発生し
ない光アナログ伝送用受信回路を提供することにある。
ない光アナログ伝送用受信回路を提供することにある。
【００１４】請求項１記載の発明では、（イ）受信した
光アナログ信号に応じた電気信号を出力する光電変換部
と、（ロ）この光電変換部が出力する電気信号を分波し
て、正相信号と、正相信号の位相を反転させた信号であ
る逆相信号とを作成する信号分波部と、（ハ）この信号
分波部が分波した正相信号を増幅するための、増幅時に
二次歪が発生する正相信号増幅部と、（ニ）信号分波部
が分波した逆相信号を増幅するための、正相信号増幅部
と同じ伝達関数を持つ逆相信号増幅部と、（ホ）これら
正相信号増幅部と逆相信号増幅部が出力する信号のうち
の一方を、一端を接地した第１のコイルの他端に入力
し、正相信号増幅部と逆相信号増幅部が出力する信号の
うちの他方をこの第１のコイルと磁気結合する第２のコ
イルの一端に入力しこの第２のコイルの他端から第１の
コイルと第２のコイルに入力された信号の一方を反転さ
せて合波して出力する信号合波部とを光アナログ伝送用
受信回路に具備させる。
光アナログ信号に応じた電気信号を出力する光電変換部
と、（ロ）この光電変換部が出力する電気信号を分波し
て、正相信号と、正相信号の位相を反転させた信号であ
る逆相信号とを作成する信号分波部と、（ハ）この信号
分波部が分波した正相信号を増幅するための、増幅時に
二次歪が発生する正相信号増幅部と、（ニ）信号分波部
が分波した逆相信号を増幅するための、正相信号増幅部
と同じ伝達関数を持つ逆相信号増幅部と、（ホ）これら
正相信号増幅部と逆相信号増幅部が出力する信号のうち
の一方を、一端を接地した第１のコイルの他端に入力
し、正相信号増幅部と逆相信号増幅部が出力する信号の
うちの他方をこの第１のコイルと磁気結合する第２のコ
イルの一端に入力しこの第２のコイルの他端から第１の
コイルと第２のコイルに入力された信号の一方を反転さ
せて合波して出力する信号合波部とを光アナログ伝送用
受信回路に具備させる。
【００１５】すなわち、請求項１記載の発明では、光電
変換された信号を分波して正相信号と逆相信号とが生成
され、それらの信号が、それぞれ、同じ伝達関数を有す
る２つの増幅部によって増幅された後に、互いに磁気結
合した第１および第２のコイルの２つの入力端子のそれ
ぞれに入力される。これらのコイルのうちの出力端子側
を接地していない方のコイルの出力端子から得られる、
一方の信号のみを反転させた状態で、合波した信号は、
各増幅部において発生した二次歪成分が除去されてい
る。
変換された信号を分波して正相信号と逆相信号とが生成
され、それらの信号が、それぞれ、同じ伝達関数を有す
る２つの増幅部によって増幅された後に、互いに磁気結
合した第１および第２のコイルの２つの入力端子のそれ
ぞれに入力される。これらのコイルのうちの出力端子側
を接地していない方のコイルの出力端子から得られる、
一方の信号のみを反転させた状態で、合波した信号は、
各増幅部において発生した二次歪成分が除去されてい
る。
【００１６】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
る。
【００１７】図１に、本発明の一実施例による光アナロ
グ伝送用受信回路の構成を示す。図示したように、実施
例の光アナログ伝送用受信回路は、光電変換部１１と信
号分波部１２と増幅部１３と信号合波部１５とによって
構成されている。
グ伝送用受信回路の構成を示す。図示したように、実施
例の光アナログ伝送用受信回路は、光電変換部１１と信
号分波部１２と増幅部１３と信号合波部１５とによって
構成されている。
【００１８】光電変換部１１は、受信した光アナログ信
号を電気信号に変換する部分であり、光電変換部１１の
出力は、信号分波部１２に入力されている。信号分波部
１２では、入力信号を基に、正相信号と逆相信号（正相
信号の位相を反転させた信号）とが生成されており、生
成された正相信号と逆相信号とが、増幅部１３に入力さ
れている。
号を電気信号に変換する部分であり、光電変換部１１の
出力は、信号分波部１２に入力されている。信号分波部
１２では、入力信号を基に、正相信号と逆相信号（正相
信号の位相を反転させた信号）とが生成されており、生
成された正相信号と逆相信号とが、増幅部１３に入力さ
れている。
【００１９】増幅部１３に入力された正相信号と逆相信
号は、それぞれ、直流カット用コンデンサ２１1 、２１
2 を介して、ＦＥＴ２２1 、２２2 のゲート端子に入力
され、増幅される。なお、図１では、ＦＥＴ２２1 、２
２2 のドレイン端子が、それぞれ、コイル２３1 、２３
2 を介して、電源ＶCCに接続されており、各ソース端子
が接地されていることしか示していないが、各ＦＥＴ２
２のゲート端子には、図２に示してあるバイアス回路１
４と同様のバイアス回路が接続されている。
号は、それぞれ、直流カット用コンデンサ２１1 、２１
2 を介して、ＦＥＴ２２1 、２２2 のゲート端子に入力
され、増幅される。なお、図１では、ＦＥＴ２２1 、２
２2 のドレイン端子が、それぞれ、コイル２３1 、２３
2 を介して、電源ＶCCに接続されており、各ソース端子
が接地されていることしか示していないが、各ＦＥＴ２
２のゲート端子には、図２に示してあるバイアス回路１
４と同様のバイアス回路が接続されている。
【００２０】各ＦＥＴ２２の出力は、共に、信号合波部
１５に入力されており、信号合波部１５によって、ＦＥ
Ｔ２２2 からの信号を反転させた信号と、ＦＥＴ２２1
からの信号とを合波した信号が出力されている。
１５に入力されており、信号合波部１５によって、ＦＥ
Ｔ２２2 からの信号を反転させた信号と、ＦＥＴ２２1
からの信号とを合波した信号が出力されている。
【００２１】ここで、ＦＥＴ２２1 に入力されている正
相信号を“ｘ”とすると、逆相信号は、正相信号の位相
を反転させた信号であるため、ＦＥＴ２２2 に入力され
ている逆相信号は、“−ｘ”で表わされることになる。
また、増幅部１３内において、正相信号、逆相信号の増
幅を行っている２つの回路は、従来の光アナログ伝送用
受信回路で用いられている増幅部と全く同じものである
ので、（１）式が成立し、各回路の伝達関数ｆ（ｘ）
は、（３）式のように表わされることになる。
相信号を“ｘ”とすると、逆相信号は、正相信号の位相
を反転させた信号であるため、ＦＥＴ２２2 に入力され
ている逆相信号は、“−ｘ”で表わされることになる。
また、増幅部１３内において、正相信号、逆相信号の増
幅を行っている２つの回路は、従来の光アナログ伝送用
受信回路で用いられている増幅部と全く同じものである
ので、（１）式が成立し、各回路の伝達関数ｆ（ｘ）
は、（３）式のように表わされることになる。
【００２２】
【数４】
【００２３】そして、Ｆ（ｘ）は、ｆ（ｘ）と、ｆ（−
ｘ）を反転した信号の和であるので、結局、実施例の光
アナログ伝送用受信回路では、Ｆ（ｘ）に関して、次式
が成立することになる。
ｘ）を反転した信号の和であるので、結局、実施例の光
アナログ伝送用受信回路では、Ｆ（ｘ）に関して、次式
が成立することになる。
【００２４】
【数５】
【００２５】この（４）式から明らかなように、実施例
の光アナログ伝送用受信回路では、各ＦＥＴの出力中の
ｘ2 の項が、合波によって打ち消されることになるた
め、その出力中には、ｘの２次の項が含まれなくなる。
このため、正弦波が多重された信号が入力された場合に
も、二次歪が発生しないことになる。
の光アナログ伝送用受信回路では、各ＦＥＴの出力中の
ｘ2 の項が、合波によって打ち消されることになるた
め、その出力中には、ｘの２次の項が含まれなくなる。
このため、正弦波が多重された信号が入力された場合に
も、二次歪が発生しないことになる。
【００２６】なお、実施例の光アナログ伝送用受信回路
は、ＦＥＴを用いて構成したが、ＦＥＴによる増幅回路
部分を、他の、二次歪が発生する増幅回路に置換して
も、二次歪が発生しない光アナログ伝送用受信回路を構
成することができる。
は、ＦＥＴを用いて構成したが、ＦＥＴによる増幅回路
部分を、他の、二次歪が発生する増幅回路に置換して
も、二次歪が発生しない光アナログ伝送用受信回路を構
成することができる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二次歪が発生する増幅手段を用いて、しかも簡単な構成
のコイルを出力側に追加することにより、二次歪が発生
しない光アナログ伝送用受信回路を構成できることにな
り、安価かつ信頼性の回路構成とすることができる。
二次歪が発生する増幅手段を用いて、しかも簡単な構成
のコイルを出力側に追加することにより、二次歪が発生
しない光アナログ伝送用受信回路を構成できることにな
り、安価かつ信頼性の回路構成とすることができる。
【図１】本発明の一実施例による光アナログ伝送用受信
回路の構成を示すブロック図である。
回路の構成を示すブロック図である。
【図２】従来の光アナログ伝送用受信回路の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
１１ 光電変換部 １２ 信号分波部 １３ 増幅部 １４ バイアス回路 １５ 信号合波部 ２１、３１、３５ コンデンサ ２２、３２ ＦＥＴ ２３、３３、３６ コイル ３４ 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｂ 10/26 10/28
Claims (1)
- 【請求項１】 受信した光アナログ信号に応じた電気信
号を出力する光電変換部と、 この光電変換部が出力する電気信号を分波して、正相信
号と、正相信号の位相を反転させた信号である逆相信号
とを作成する信号分波部と、 この信号分波部が分波した正相信号を増幅するための、
増幅時に二次歪が発生する正相信号増幅部と、 前記信号分波部が分波した逆相信号を増幅するための、
前記正相信号増幅部と同じ伝達関数を持つ逆相信号増幅
部と、 これら正相信号増幅部と逆相信号増幅部が出力する信号
のうちの一方を、一端を接地した第１のコイルの他端に
入力し、前記正相信号増幅部と逆相信号増幅部が出力す
る信号のうちの他方をこの第１のコイルと磁気結合する
第２のコイルの一端に入力しこの第２のコイルの他端か
ら第１のコイルと第２のコイルに入力された信号の一方
を反転させて合波して出力する信号合波部とを具備する
ことを特徴とする光アナログ伝送用受信回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7058567A JP2658950B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 光アナログ伝送用受信回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7058567A JP2658950B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 光アナログ伝送用受信回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08256108A JPH08256108A (ja) | 1996-10-01 |
| JP2658950B2 true JP2658950B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13088030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7058567A Expired - Lifetime JP2658950B2 (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 光アナログ伝送用受信回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2658950B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5132639A (en) * | 1989-09-07 | 1992-07-21 | Ortel Corporation | Predistorter for linearization of electronic and optical signals |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7058567A patent/JP2658950B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08256108A (ja) | 1996-10-01 |
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