JP2658762B2 - エポキシ樹脂含浸基材乾燥用熱盤 - Google Patents
エポキシ樹脂含浸基材乾燥用熱盤Info
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- JP2658762B2 JP2658762B2 JP24839392A JP24839392A JP2658762B2 JP 2658762 B2 JP2658762 B2 JP 2658762B2 JP 24839392 A JP24839392 A JP 24839392A JP 24839392 A JP24839392 A JP 24839392A JP 2658762 B2 JP2658762 B2 JP 2658762B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- hot plate
- drying
- resin impregnated
- impregnated substrate
- Prior art date
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エポキシ樹脂ワニスを
含浸したシート状基材を乾燥してプリプレグとするため
の乾燥用熱盤に関する。
含浸したシート状基材を乾燥してプリプレグとするため
の乾燥用熱盤に関する。
【０００２】
【従来の技術】積層板を製造するためのエポキシ樹脂プ
リプレグは、エポキシ樹脂ワニスをガラス織布等のシー
ト状基材に含浸し乾燥して調製する。乾燥工程は、熱盤
を設置した乾燥炉に樹脂含浸基材を通して行なうが、樹
脂含浸基材に対向する熱盤からの輻射熱で乾燥（溶剤の
揮散と樹脂の硬化）をする。熱盤は、通常ステンレス製
のものが使用されており、その表面はブラスト処理によ
り梨地仕上げされている。また、一部では、輻射特性を
上げるためにセラミックコーティング等の表面処理をし
て遠赤外線が発生しやすいようにすることが検討され始
めているが、特にエポキシ樹脂含浸基材乾燥用として適
したものは提案されていない。
リプレグは、エポキシ樹脂ワニスをガラス織布等のシー
ト状基材に含浸し乾燥して調製する。乾燥工程は、熱盤
を設置した乾燥炉に樹脂含浸基材を通して行なうが、樹
脂含浸基材に対向する熱盤からの輻射熱で乾燥（溶剤の
揮散と樹脂の硬化）をする。熱盤は、通常ステンレス製
のものが使用されており、その表面はブラスト処理によ
り梨地仕上げされている。また、一部では、輻射特性を
上げるためにセラミックコーティング等の表面処理をし
て遠赤外線が発生しやすいようにすることが検討され始
めているが、特にエポキシ樹脂含浸基材乾燥用として適
したものは提案されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、特にエポキシ樹脂含浸基材の乾燥用として
適した熱盤を提供することである。
する課題は、特にエポキシ樹脂含浸基材の乾燥用として
適した熱盤を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る熱盤は、酸化クロム・酸化鉄系セラミッ
クコーティングを施したことを特徴とする。
に本発明に係る熱盤は、酸化クロム・酸化鉄系セラミッ
クコーティングを施したことを特徴とする。
【０００５】
【作用】本発明に係る熱盤は、上記コーティングにより
特にエポキシ樹脂に吸収されやすい波長の遠赤外線を発
生し、エポキシ樹脂含浸基材を効率良く乾燥することが
できる。
特にエポキシ樹脂に吸収されやすい波長の遠赤外線を発
生し、エポキシ樹脂含浸基材を効率良く乾燥することが
できる。
【０００６】
実施例１ ステンレス製（ＳＵＳ６３０）の熱盤の表面を＃８０ブ
ラスト処理により梨地仕上げした後厚さ５０μｍのＮｉ
−Ｃｒ下地層を形成し、その表面に、酸化クロム・酸化
鉄（Ｃｒ2Ｏ3４６％・Ｆｅ2Ｏ3２６％）のセラミックコ
ーティング膜を溶射により形成した。コーティング膜厚
さは、８０〜１００μｍである。
ラスト処理により梨地仕上げした後厚さ５０μｍのＮｉ
−Ｃｒ下地層を形成し、その表面に、酸化クロム・酸化
鉄（Ｃｒ2Ｏ3４６％・Ｆｅ2Ｏ3２６％）のセラミックコ
ーティング膜を溶射により形成した。コーティング膜厚
さは、８０〜１００μｍである。
【０００７】比較例１ 実施例１において、セラミックコーティングとして酸化
クロム（Ｃｒ2Ｏ3９９％）膜を形成した。
クロム（Ｃｒ2Ｏ3９９％）膜を形成した。
【０００８】比較例２ 実施例１において、セラミックコーティングとして酸化
ジルコニア（ＺｒＯ2９２％・ＣａＯ2５％）膜を形成し
た。
ジルコニア（ＺｒＯ2９２％・ＣａＯ2５％）膜を形成し
た。
【０００９】比較例３ 実施例１において、セラミックコーティングとしてアル
ミナ・チタニア（Ａｌ2Ｏ3６０％・ＴｉＯ2４０％）膜
を形成した。
ミナ・チタニア（Ａｌ2Ｏ3６０％・ＴｉＯ2４０％）膜
を形成した。
【００１０】従来例１ 実施例１において、セラミックコーティングを施さず梨
地仕上げのままのものを従来例とした。
地仕上げのままのものを従来例とした。
【００１１】上記各熱盤の内部に熱媒を通して表面温度
を２５０℃に設定した。そして、熱盤から１００mm離し
て置いたエポキシ樹脂含浸ガラス織布基材の温度上昇の
経時変化を観察した。結果を図１に示す。
を２５０℃に設定した。そして、熱盤から１００mm離し
て置いたエポキシ樹脂含浸ガラス織布基材の温度上昇の
経時変化を観察した。結果を図１に示す。
【００１２】
【発明の効果】図１から明らかなように、本発明に係る
熱盤は、エポキシ樹脂含浸基材に適用したとき基材の温
度上昇を速くでき、しかも高温度にできることから、エ
ポキシ樹脂含浸基材の乾燥用として適したものである。
熱盤は、エポキシ樹脂含浸基材に適用したとき基材の温
度上昇を速くでき、しかも高温度にできることから、エ
ポキシ樹脂含浸基材の乾燥用として適したものである。
【図１】エポキシ樹脂含浸ガラス織布基材を熱盤で加熱
したときの温度上昇の経時変化を示す曲線図である。
したときの温度上昇の経時変化を示す曲線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｋ 105:08
Claims (1)
- 【請求項１】熱盤表面に酸化クロム・酸化鉄系セラミッ
クコーティングを施したことを特徴とするエポキシ樹脂
含浸基材乾燥用熱盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24839392A JP2658762B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | エポキシ樹脂含浸基材乾燥用熱盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24839392A JP2658762B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | エポキシ樹脂含浸基材乾燥用熱盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699432A JPH0699432A (ja) | 1994-04-12 |
| JP2658762B2 true JP2658762B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=17177446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24839392A Expired - Fee Related JP2658762B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | エポキシ樹脂含浸基材乾燥用熱盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2658762B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0306631B1 (en) * | 1987-09-08 | 1993-08-18 | Nippondenso Co., Ltd. | Metal plate laminated body |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24839392A patent/JP2658762B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0699432A (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
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