JP2658705B2 - スラブ座屈防止制御方法とこれに用いる油圧回路 - Google Patents

スラブ座屈防止制御方法とこれに用いる油圧回路

Info

Publication number
JP2658705B2
JP2658705B2 JP1918892A JP1918892A JP2658705B2 JP 2658705 B2 JP2658705 B2 JP 2658705B2 JP 1918892 A JP1918892 A JP 1918892A JP 1918892 A JP1918892 A JP 1918892A JP 2658705 B2 JP2658705 B2 JP 2658705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
pressure
buckling prevention
pressure oil
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1918892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05212414A (ja
Inventor
尚規 波床
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP1918892A priority Critical patent/JP2658705B2/ja
Publication of JPH05212414A publication Critical patent/JPH05212414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2658705B2 publication Critical patent/JP2658705B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延工程における
スラブの幅方向圧縮に伴う座屈を防止するための制御方
法とこれに用いる油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延工程においてスラブ材からスト
リップを製造する際、スラブを幅方向に幅プレスにより
強圧下する工程がある。
【0003】この幅プレスにおいては、強圧下に伴って
いわゆる座屈現象が顕れ、上述の幅の調整が困難とな
る。この現象はスラブ材の端面とプレス金型との平行度
の保持やスラブ形状により起因されることもあるが、基
本的には圧下量、スラブ厚みおよびスラブ幅方向剛性の
一定の領域内で必ず発生する現象である。
【0004】図9は本現象の例であり、スラブ長手方向
中央までスラブ上下面の拘束を全くせず、非常に座屈が
発生しやすい領域の寸法を持った広幅スラブ1600mm、厚
み270mm に幅圧下量350mm を加えた場合、スラブ座屈は
徐々に助長されていく様子を示したものである。本現象
を防止するために従来、押さえローラー(座屈防止用ロ
ーラー)の設置がなされ、スラブ上下面の拘束を強化す
ることが提案されている。
【0005】たとえば、特開昭63−72444 号公報には、
座屈防止用復動シリンダーの作動油圧回路において、2
位置4方向油圧切換弁と、高圧蓄圧器および低圧蓄圧器
と、両蓄圧器を減圧弁を介して接続した構成が開示され
ている。この場合、油圧回路は1次側(圧下側)に高圧
蓄圧器を、2次側(排油側)に低圧蓄圧器を設けて、減
圧弁を介して閉ループを構成してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記幅プレスにおける
制御の有効性を発揮するには、幅圧下方向に圧縮荷重が
加わるときに必ず上下方向の拘束を実施していることが
必要である。しかし、その長手方向の拘束がスラブ搬送
抵抗となってしまう。したがって従来、幅方向圧下時以
外は座屈防止用ローラーを上昇させてスラブ表面から離
間させるさせることが考えられるが、再圧下時、座屈防
止用ローラーの圧痕をスラブ表面に付ける欠点を生じ
る。
【0007】また、スラブ搬送工程において座屈防止用
ローラーをスラブに押しつけたままでは、スラブ材と座
屈防止用ローラーとの間の摩擦力が大きく、スラブ材の
搬送に大きな力を必要とし、強力なたとえば特開平2-25
512 号公報などに記載の搬送装置を必要とし、また本搬
送装置の強力ピンチ力によるスラブ圧痕あるいは、高温
スラブへの接触によるピンチローラーの寿命低下、また
ピンチローラーからのスラブの抜熱等の問題がある。
【0008】他方、前記公報記載の油圧回路で、閉ルー
プ中に高圧蓄圧器および低圧蓄圧器を設けているのは、
圧力変動を極力低減することにその目的があるが、実際
的に考えると、高圧蓄圧器は圧力の過度の上昇を抑制す
る機能があれば十分である。
【0009】逆に、圧力変動を主眼とすることにより、
幅方向圧下過程(蓄圧過程)からスラブ搬送倣い過程へ
の移行時において、瞬時に移行することができず、押さ
えローラーが未だスラブ表面にかなりの圧下力をもって
圧下している状態となり、その結果スラブの搬送抵抗が
かなり大きなものとなる。
【0010】また、1つの油圧ループ内に高圧および低
圧蓄圧器を有するので、幅方向圧下過程(蓄圧過程)に
おけるベース圧力設定を任意に選択できない。さらに、
スラブ搬送時の搬送抵抗に対して座屈防止用ローラーの
自重分を補償できず、その結果搬送抵抗が比較的大きい
ものとならざるを得ない。
【0011】そこで本発明の主たる課題は、スラブの搬
送抵抗を低減すること、幅方向圧下過程(蓄圧過程)か
らスラブ搬送倣い過程への移行時において高い応答性を
もって移行できるようにすること、スラブ搬送時の搬送
抵抗に対して座屈防止用ローラーの自重分を補償できる
ようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、油圧回路の
構成として、スラブを幅方向に圧縮するプレス機に設け
られた両ロッド型シリンダーにより座屈防止用ローラー
を作動するスラブ座屈防止用油圧回路において、前記シ
リンダーの1次側に連なる1次側圧油管路と前記シリン
ダーの2次側に連なる2次側圧油管路とが独立して構成
され、前記1次側圧油管路においては、第1比例制御弁
と、高圧蓄圧器と、切替え電磁弁と、減圧弁とが順に1
次側に接続され、前記2次側圧油管路においては、第2
比例制御弁と、低圧蓄圧器とが順に2次側に接続されて
いることで解決できる。
【0013】また、制御方法として、スラブを幅方向に
圧縮するプレス機に設けられた両ロッド型シリンダーに
より座屈防止用ローラーを作動するスラブ座屈防止用油
圧回路において、前記シリンダーの1次側に連なる1次
側圧油管路と前記シリンダーの2次側に連なる2次側圧
油管路とが独立して構成され、前記1次側圧油管路にお
いては、第1比例制御弁と、高圧蓄圧器と、切替え電磁
弁と、減圧弁とが順に1次側に接続され、前記2次側圧
油管路においては、第2比例制御弁と、低圧蓄圧器とが
順に2次側に接続されているスラブ座屈防止用油圧回路
を利用して:前記ローラーがスラブの増厚量高さレベル
より下方の所定高さ位置において待機させ、スラブの幅
方向縮幅開始からその終了までの蓄圧過程において、ス
ラブの高さレベルの増大に応じて第1比例制御弁を動作
させて圧下を継続しながらローラーの高さ位置を直線的
に上昇させ、この圧下終了時において直ちに減圧弁を動
作させて1次側油圧を減圧させながらスラブ表面から離
間させた後、低圧化した状態で、1次側の圧油と2次側
の圧油の経時的バランスを取りながらスラブ表面形状に
倣わせつつほぼ一定荷重で圧下を継続することで解決で
きる。
【0014】
【作用】本発明では、シリンダーの1次側に連なる1次
側圧油管路と前記シリンダーの2次側に連なる2次側圧
油管路とが独立して構成しており、かつ1次側圧油管路
に第1比例制御弁と、高圧蓄圧器と、切替え電磁弁と、
減圧弁とを順に1次側に接続して設け、2次側圧油管路
においては、第2比例制御弁と、低圧蓄圧器とを順に2
次側に接続したので、幅方向圧下過程(蓄圧過程)から
スラブ搬送倣い過程への移行時において、前記減圧弁を
動作させて瞬時に移行することができ、スラブの搬送抵
抗を低減することができる。また、幅方向圧下過程(蓄
圧過程)からスラブ搬送倣い過程への移行時において高
い応答性をもって移行できるようにすることができる。
さらに、第1比例制御弁と第2比例制御弁の設定値を適
切に選択することによりスラブ搬送時の搬送抵抗に対し
て座屈防止用ローラーの自重分を補償できる
【0015】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。図1は本発明に係る座屈防止用プレス機1とその作
動用油圧回路を示し、図2は幅収縮プレス機2と搬送設
備を示したものである。
【0016】10はスラブで、その上下面を規制する押
さえローラー11、12であり、特に上押さえローラー
11が本発明の座屈防止用ローラーを構成する。押さえ
ローラー11は、座屈防止用プレス機1のフレーム13
に一端が固定された両ロッド型シリンダー(復動シリン
ダー)14により上下されるようになっている。
【0017】一方、幅収縮プレス機2は、その駆動用主
モーター15により、一対の伝達機構16、16および
ピストンクランク機構17、17を介して金型18、1
8をスラブ10の両端面を押圧するようになっいる。ま
た、スラブ10を搬送しながらプレスするために、搬送
方向に金型18、18を搬送速度に同調させて移動させ
るために、金型スライド機構19、19が設けられてい
る。この金型スライド機構19は駆動モーター19A、
ピストンクランク機構19Bを含み、金型18を保持状
態で搬送方向に移動させる構成となっている。3は入側
搬送用テーブル、4は出側搬送用テーブルである。
【0018】さて、本発明では、前述の幅圧縮プレス機
2によりスラブの幅圧縮に伴う上下方向に座屈を防止す
るために、図1に示す油圧回路が設けられている。すな
わち、シリンダー14の1次側(押圧側)に連なる1次
側圧油管路20とシリンダー14の2次側(排油側)に
連なる2次側圧油管路30とが独立して構成され、1次
側圧油管路20においては、油圧ポンプ21からの油圧
が第1比例制御弁22、並列の高圧蓄圧器23、23、
切替え弁24、切替え電磁弁25と、減圧弁26が順に
シリンダー14の1次側に接続されている。
【0019】他方で、2次側圧油管路30においては、
油圧ポンプ31と、第2比例制御弁33と、並列の低圧
蓄圧器32、32とが順に2次側に接続されている。
【0020】なお、シリンダー14に平行的に上押さえ
ローラー11の保持ヘッドとフレーム13との間に「マ
グネスケール」などからなる上押さえローラー11の位
置検出器40が設けられ、その位置検出信号が制御用信
号として用いられる。41は下押さえローラー12に対
する駆動シリンダー、42はその位置検出器でシリンダ
ー41に対して同様の動作を行う構成としてある。な
お、下押さえローラー12に対する駆動シリンダーが直
列に2個配設したのは、非常事態に対応するためにスト
ロークを長くするためである。また、各駆動シリンダー
41、41は同様に1次側に高圧圧油管路が、2次側に
低圧圧油管路が接続されているが、図示を省略してあ
る。
【0021】このように構成された油圧回路の下で、次
述する動作がなされる。すなわち、上押さえローラー1
4の位置設定スケジュールを示した図3を参照しながら
説明する。 (初期の押し付け位置制御:APC)まず、スラブ10
に対して上方に離間している上押さえローラー11を、
位置検出器40からの位置信号に基づきながら、スラブ
の当初の厚みおよび幅収縮量などに対応して、スラブ1
0の増厚分(増厚後の想定上面レベル)よりδ分だけ下
方の所定位置まで下降させ、その位置で待機しておく。
【0022】(幅収縮過程での蓄圧制御:ACC)前述
のスラブの幅圧縮が開始されると、予め100 %閉として
おいた第1比例制御弁22の開度が、スラブの幅方向縮
幅開始からその終了までの蓄圧過程において、スラブの
高さレベルの増大に応じて自動的に順次開き、スラブ1
0に対する圧下を継続しながら上押さえローラー11の
高さ位置を直線的に上昇させる。この場合、切替え弁2
4は図示の位置に、切替え電磁弁25は圧油側25aの
位置に、減圧弁26は閉じた位置26bにある。したが
って、スラブ10の増厚に伴う座屈を防止する圧下力を
もって上押さえローラー11がスラブ10上面を相対的
に押圧する。また、過度の押圧は高圧蓄圧器23により
吸収されて防止される。さらに、この蓄圧制御における
ベース圧力は予め第1比例制御弁22のより適宜に設定
可能である。
【0023】(減圧制御:RP)この座屈防止用蓄圧圧
下終了時において直ちに減圧弁26を動作させ、減圧位
置26aに切り替えられる。これにより、1次側油圧回
路20の圧抜きが急速になされ、上押さえローラー11
はスラブ10表面から離間させられる。また、第1比例
制御弁22と第2比例制御弁33の設定値により、換言
すれば高圧側と低圧側とのバランスにより、図10に示
すように、瞬間的に離間したのち次述の低圧状態に移行
する態様(I)、瞬間的に実質的に極く弱い力で接した
状態に維持する態様(II)、比較的遅く徐々に弱い力で
接した状態に移行する態様(III )などの採ることがで
きる。これらのいずれも、特開昭63−72444 号公報に記
載のものより、はるかに搬送抵抗が少なくなる。
【0024】(スラブ搬送時の低圧制御CPR)かくし
て、1次側油圧回路20が低圧化した状態となると、2
次側油圧回路30に対して油圧が作用する段階となると
ともに、幅圧縮が終了したスラブ10の両側面から金型
18、18が離間し搬送が開始される。このとき、予め
第1比例制御弁21および第2比例制御弁33のベース
設定圧力の差に対応する低い圧力をもって上押さえロー
ラー11による押さえが行われる。すなわち、1次側の
油圧と2次側の油圧の経時的バランスを取りながらスラ
ブ表面形状に上押さえローラー11を倣わせつつほぼ一
定荷重で圧下を継続する。この場合、増厚部分を抜ける
過程で、図3に示すように、上押さえローラー11が下
方に移動し、軽圧下を継続する。
【0025】本実施例の構成によると、座屈防止用ロー
ラー11をスラブ10に座屈を防止できる程度の比較的
大きな圧下力で押し付けたり、搬送時点での軽接触に切
り換えることができ、しかも座屈防止用ローラー11は
強制的に上下させることなく、スラブの形状(スラブ増
肉形状)に沿って接触したまま動作させることができ
る。この結果、スラブ搬送時における座屈防止用ローラ
ー11の抵抗が少なくなり、搬送力が小さくて済み、し
かも座屈防止用ローラー11の圧痕の発生を防止するこ
とができる。また座屈防止用ローラー11はスラブ10
の表面に軽い力で接したままこの表面に沿って移動する
ので、座屈防止用ローラー11は全く無駄な行程を伴う
ことがない。
【0026】<実施例>次に具体的実施例を通じて本発
明の効果を述べる。図4は1600mm幅、270mm 厚さのスラ
ブ材により幅圧下量350mm を与えつつ、前述の図3に示
した制御方法を行った場合の座屈防止用ローラーによる
圧下荷重の変化を示したものであり、座屈防止高圧蓄圧
制御(図中A部)、搬送低圧制御(図中B部)への切り
換えが、幅方向圧下開始、終了に従い変化させているこ
とが確認できる。
【0027】また、スラブの搬送抵抗低下効果について
は、スラブ搬送用のテーブルローラーの負荷電流により
評価することができ、図6および図7は、入側搬送用テ
ーブル3および出側搬送用テーブル4の負荷電流の変化
を示したものである。スラブ表面に上押さえローラーが
接触していると200%近傍の負荷電流となるのに対し
て、定格電流に対して軽負荷で流れ、スラブ搬送がスム
ーズに行われていることがわかる。
【0028】また、図8および図9は本制御によりスラ
ブ座屈防止効果を表したもので、初期はスラブの押圧を
せず、その後にテール部までスラブの押圧を行った場合
の、圧下量とスラブの形状プロフィールを示したもので
ある。スラブ長手方向中央部より、本制御を適用するこ
とにより、スラブヘッド部から徐々に助長され、約50mm
まで座屈量が発生したものを、スラブテール部でほぼ座
屈量を0mmまで抑制した例であり、本制御の有効性を示
している。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、スラブの
搬送抵抗を低減すること、幅方向圧下過程(蓄圧過程)
からスラブ搬送倣い過程への移行時において高い応答性
をもって移行でき、スラブ搬送時の搬送抵抗に対して座
屈防止用ローラーの自重分を補償できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る座屈防止用プレス機とその作動用
油圧回路の一例を示した図である。
【図2】本発明における幅収縮プレス機と搬送設備を示
した図である。
【図3】上押さえローラーの位置設定スケジュールを示
し図である。
【図4】座屈防止用ローラーによる圧下荷重の変化を示
した図である。
【図5】座屈防止用ローラーによるプレス荷重の変化を
示した図である。
【図6】入側搬送用テーブルの負荷電流の変化を示した
図である。
【図7】出側搬送用テーブルの負荷電流の変化を示した
図である。
【図8】本発明適用の場合の、スラブ長手方向位置と圧
下量との関係を示した図である。
【図9】本発明適用の場合の、スラブ形状プロフィール
を示した図である。
【図10】RP制御期間の移行過程を示した図である。
【符号の説明】
1…座屈防止用プレス機、2…幅収縮プレス機、3…入
側搬送用テーブル、4…出側搬送用テーブル、10…スラ
ブ、11、12…押さえローラー、13…フレーム、14…両
ロッド型シリンダー、15…駆動用主モーター、16…伝達
機構、17…ピストンクランク機構、18…金型、19…金型
スライド機構、20…1次側圧油管路、21…油圧ポンプ、
22…第1比例制御弁、23…高圧蓄圧器、24…切替弁、25
…切替電磁弁、26…減圧弁、30…2次側圧油管路、31…
油圧ポンプ、32…低圧蓄圧器、33…第2比例制御弁、40
…位置検出器、41…シリンダー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラブを幅方向に圧縮するプレス機に設け
    られた両ロッド型シリンダーにより座屈防止用ローラー
    を作動するスラブ座屈防止用油圧回路において、 前記シリンダーの1次側に連なる1次側圧油管路と前記
    シリンダーの2次側に連なる2次側圧油管路とが独立し
    て構成され、 前記1次側圧油管路においては、第1比例制御弁と、高
    圧蓄圧器と、切替え電磁弁と、減圧弁とが順に1次側に
    接続され、 前記2次側圧油管路においては、第2比例制御弁と、低
    圧蓄圧器とが順に2次側に接続されていることを特徴と
    するスラブ座屈防止用油圧回路。
  2. 【請求項2】スラブを幅方向に圧縮するプレス機に設け
    られた両ロッド型シリンダーにより座屈防止用ローラー
    を作動するスラブ座屈防止用油圧回路において、 前記シリンダーの1次側に連なる1次側圧油管路と前記
    シリンダーの2次側に連なる2次側圧油管路とが独立し
    て構成され、 前記1次側圧油管路においては、第1比例制御弁と、高
    圧蓄圧器と、切替え電磁弁と、減圧弁とが順に1次側に
    接続され、 前記2次側圧油管路においては、第2比例制御弁と、低
    圧蓄圧器とが順に2次側に接続されているスラブ座屈防
    止用油圧回路を利用して:前記ローラーがスラブの増厚
    量高さレベルより下方の所定高さ位置において待機さ
    せ、スラブの幅方向縮幅開始からその終了までの蓄圧過
    程において、スラブの高さレベルの増大に応じて第1比
    例制御弁を動作させて圧下を継続しながらローラーの高
    さ位置を直線的に上昇させ、 この圧下終了時において直ちに減圧弁を動作させて1次
    側油圧を減圧させながらスラブ表面から離間させた後、 低圧化した状態で、1次側の圧油と2次側の圧油の経時
    的バランスを取りながらスラブ表面形状に倣わせつつほ
    ぼ一定荷重で圧下を継続する、 ことを特徴とするスラブ座屈防止制御方法。
JP1918892A 1992-02-04 1992-02-04 スラブ座屈防止制御方法とこれに用いる油圧回路 Expired - Lifetime JP2658705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1918892A JP2658705B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 スラブ座屈防止制御方法とこれに用いる油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1918892A JP2658705B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 スラブ座屈防止制御方法とこれに用いる油圧回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05212414A JPH05212414A (ja) 1993-08-24
JP2658705B2 true JP2658705B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=11992368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1918892A Expired - Lifetime JP2658705B2 (ja) 1992-02-04 1992-02-04 スラブ座屈防止制御方法とこれに用いる油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2658705B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5338265B2 (ja) * 2008-11-06 2013-11-13 Jfeスチール株式会社 幅圧下プレスの座屈防止方法
JP5979130B2 (ja) * 2013-12-27 2016-08-24 Jfeスチール株式会社 スラブ幅圧下方法
CN113266616B (zh) * 2021-06-25 2024-05-24 成都利君实业股份有限公司 一种辊压机液压控制系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05212414A (ja) 1993-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4389136B2 (ja) 油圧ピンチロールの制御方法とその制御装置
US20030024293A1 (en) Rolling mill and method for operating same
JP2658705B2 (ja) スラブ座屈防止制御方法とこれに用いる油圧回路
JP2748831B2 (ja) 調質圧延方法
US4040472A (en) Casting mould advancing plant
JP2943635B2 (ja) スラブトップのバリ取り装置
JP2760828B2 (ja) 圧延機
JP3189919B2 (ja) 幅圧下プレス装置
JPH06190425A (ja) 圧延鋼材の誘導案内方法並びにローラガイド装置及びローラガイド装置列
JPH0692016B2 (ja) スラブ座屈防止装置を備えたスラブ幅圧下プレス装置
JPH0810811A (ja) 補強ロールの組替装置
JP3671722B2 (ja) 熱間スラブのサイジングプレス方法
SU1697917A1 (ru) Способ реверсивной прокатки крупных заготовок
JPH043682Y2 (ja)
JP2961028B2 (ja) 圧延機の圧下シリンダ沈み込み防止制御装置
JP4605552B2 (ja) 熱間スラブの鍛造方法
SU1122386A1 (ru) Гидромеханическое нажимное устройство прокатной клети
EP0431036B1 (en) Treatment of metal slabs
JP2915414B2 (ja) 圧延ラインにおける幅圧下プレスの座屈防止方法及び装置
SU305924A1 (ru) Рабочая клеть с четб1рехвалковым калиброл\
JPH0440087B2 (ja)
JP3223935B2 (ja) 幅圧下プレス装置
JP3991144B2 (ja) クランク式圧下プレス方法と装置
US3546913A (en) Method and means for obtaining high modulus rolling mills
JP3112373B2 (ja) 熱間スラブのセンタリング方法