JP2658695B2 - 包装装置 - Google Patents
包装装置Info
- Publication number
- JP2658695B2 JP2658695B2 JP3312392A JP31239291A JP2658695B2 JP 2658695 B2 JP2658695 B2 JP 2658695B2 JP 3312392 A JP3312392 A JP 3312392A JP 31239291 A JP31239291 A JP 31239291A JP 2658695 B2 JP2658695 B2 JP 2658695B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross
- cushioning material
- box
- packaged
- cushioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、輸送および保管時に
おける換気扇を保護する包装装置に関するものである。
おける換気扇を保護する包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の包装装置としては例えば
実開昭61―38081号公報に示されているようなも
のがある。これは図9に示すように段ボール材によるJ
IS・Z―1507コード番号0301号の周側面を持
つ無蓋の箱体(以降この明細書ではこれをJISC式箱
1と称す)の左右に発泡スチロールの緩衝材2を接着
し、緩衝材と、JISC式箱1の隙間にL状パット4を
介在させたものを被包装物の左右に装着し、これら全体
を外箱(図示しない)に収め、樹脂製バンド(図示しな
い)により結束している。
実開昭61―38081号公報に示されているようなも
のがある。これは図9に示すように段ボール材によるJ
IS・Z―1507コード番号0301号の周側面を持
つ無蓋の箱体(以降この明細書ではこれをJISC式箱
1と称す)の左右に発泡スチロールの緩衝材2を接着
し、緩衝材と、JISC式箱1の隙間にL状パット4を
介在させたものを被包装物の左右に装着し、これら全体
を外箱(図示しない)に収め、樹脂製バンド(図示しな
い)により結束している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の包
装装置においては、左右一対の緩衝材2がJISC式箱
1に接着されているとともに、部品点数が多いことから
組立性が悪く、製作コストが高価くなり、さらに使用後
廃却作業が困難で資源廃棄面において社会問題になる等
の課題があった。
装装置においては、左右一対の緩衝材2がJISC式箱
1に接着されているとともに、部品点数が多いことから
組立性が悪く、製作コストが高価くなり、さらに使用後
廃却作業が困難で資源廃棄面において社会問題になる等
の課題があった。
【0004】この発明は係る課題を解決するためになさ
れたもので、部品点数が少なく、製作コストの安価で、
廃棄面にてリサイクルができる包装装置を得ることを目
的とするものである。
れたもので、部品点数が少なく、製作コストの安価で、
廃棄面にてリサイクルができる包装装置を得ることを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る包装装置
は、被包装物の左右部にそれぞれ緩衝材を装着し、被包
装物と緩衝材とを一括して外箱に収める包装装置につい
て、被包装物の左右部に装着する各緩衝材をJIS・Z
―1507コード番号0301号である周側面を持つ無
蓋の箱体と、この箱体の全内壁面に折曲げによる反発力
により密着して重構造の箱体をなす展開形状が十字形平
板の段ボール材よりなる十字形緩衝材とにより構成する
ものである。
は、被包装物の左右部にそれぞれ緩衝材を装着し、被包
装物と緩衝材とを一括して外箱に収める包装装置につい
て、被包装物の左右部に装着する各緩衝材をJIS・Z
―1507コード番号0301号である周側面を持つ無
蓋の箱体と、この箱体の全内壁面に折曲げによる反発力
により密着して重構造の箱体をなす展開形状が十字形平
板の段ボール材よりなる十字形緩衝材とにより構成する
ものである。
【0006】また、十字形緩衝板の中心に穴を穿設した
ものである。
ものである。
【0007】 十字形緩衝板の一辺に折曲により箱体内
に段差部を形成する構造を設けたものである。
に段差部を形成する構造を設けたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、被包装物の左右部にそれ
ぞれ緩衝材を装着し、これら全体を結束する外箱に内設
した包装装置において、上記緩衝材をJISC式箱と、
このJISC式箱内壁と折曲にて重合される十字形緩衝
板とより形成したことより、緩衝材が部材の二重あるい
は三重の積層構造にて形成される。
ぞれ緩衝材を装着し、これら全体を結束する外箱に内設
した包装装置において、上記緩衝材をJISC式箱と、
このJISC式箱内壁と折曲にて重合される十字形緩衝
板とより形成したことより、緩衝材が部材の二重あるい
は三重の積層構造にて形成される。
【0009】また、十字形緩衝板の中心に穴を穿設した
ことより、被包装物の一部が穴に挿通される。
ことより、被包装物の一部が穴に挿通される。
【0010】また、十字形緩衝板の一辺を折曲しJIS
C式箱内に段差部を設けたことより、JISC式箱内が
段差部により仕切られる。
C式箱内に段差部を設けたことより、JISC式箱内が
段差部により仕切られる。
【0011】
実施例1.図1〜図3はこの発明の実施例1を示す図で
あり、図において6は被包装物で、例えば空気調和機、
換気扇等よりなる。7はこの被包装物を収納する外箱
で、段ボール材よりなり上下部にフラップ8が装着され
ている。9は緩衝材で、上記被包装物の両端に嵌着され
るものである。10はこの緩衝材の一方を形成するJI
SC式箱で、紙製段ボール材よりなる。11はこのJI
SC式箱を形束するステッチングワイヤ、12は上記緩
衝材9の他方を形成する十字形緩衝材で、紙製の段ボー
ル材よりなり図3に示すように底面13を中心にして罫
線14を介して左右部に上下立ち上げ面15、上・下部
に前後立ち上げ面16が連設されている。
あり、図において6は被包装物で、例えば空気調和機、
換気扇等よりなる。7はこの被包装物を収納する外箱
で、段ボール材よりなり上下部にフラップ8が装着され
ている。9は緩衝材で、上記被包装物の両端に嵌着され
るものである。10はこの緩衝材の一方を形成するJI
SC式箱で、紙製段ボール材よりなる。11はこのJI
SC式箱を形束するステッチングワイヤ、12は上記緩
衝材9の他方を形成する十字形緩衝材で、紙製の段ボー
ル材よりなり図3に示すように底面13を中心にして罫
線14を介して左右部に上下立ち上げ面15、上・下部
に前後立ち上げ面16が連設されている。
【0012】上記のように構成された包装装置において
は、JISC式箱10内に展開形状の十字形緩衝材12
を押込んでいけば、JISC式箱10の各内壁面の拘束
力を受けて各面15,16が罫線14において折曲り、
各面15,16が段ボール材の反発力だけで密着し重構
造の箱体をなし、緩衝材9が完成する。従って、緩衝材
9の組立ては、JISC式箱10内に展開形状の十字形
緩衝材12を押込むだけの簡単な操作でよく、特別な固
定手段や組立て操作は一切不要であるため機械による自
動化もいたって容易である。このように構成した緩衝材
9を被包装物6の左右に装着し、外箱7に収納して結束
テープ(図示しない)により結束又は封緘することによ
り包装が完了する。この場合、図1に示すように被包装
物6に対し上下方向が三重構造になり、その他の箇所が
二重構造となるため、良好な保護緩衝機能が得られる。
は、JISC式箱10内に展開形状の十字形緩衝材12
を押込んでいけば、JISC式箱10の各内壁面の拘束
力を受けて各面15,16が罫線14において折曲り、
各面15,16が段ボール材の反発力だけで密着し重構
造の箱体をなし、緩衝材9が完成する。従って、緩衝材
9の組立ては、JISC式箱10内に展開形状の十字形
緩衝材12を押込むだけの簡単な操作でよく、特別な固
定手段や組立て操作は一切不要であるため機械による自
動化もいたって容易である。このように構成した緩衝材
9を被包装物6の左右に装着し、外箱7に収納して結束
テープ(図示しない)により結束又は封緘することによ
り包装が完了する。この場合、図1に示すように被包装
物6に対し上下方向が三重構造になり、その他の箇所が
二重構造となるため、良好な保護緩衝機能が得られる。
【0013】実施例2.図4はこの発明の実施例2を示
す図であり、十字形緩衝材12の中心に穴20を穿設す
ることにて、被包装物6の弱部をこの穴にて逃げること
ができ、衝撃、圧縮に対する耐力をそのままにして、被
包装物の保護ができる。
す図であり、十字形緩衝材12の中心に穴20を穿設す
ることにて、被包装物6の弱部をこの穴にて逃げること
ができ、衝撃、圧縮に対する耐力をそのままにして、被
包装物の保護ができる。
【0014】実施例3.図5および図6はこの発明の実
施例3を示す図であり、十字形緩衝材12の前後立ち上
げ面16の一方に罫線14を介して第1の保護面21を
連設、さらにこの第1の保護面に罫線14を介して第2
の保護面22を連設する。そして、図5に示すようにこ
の十字形緩衝材12をJISC式箱10内に折曲、固定
することにて前後立ち上げ面16を上部とする段差部2
3が形成される。この段差部23にて換気扇等の被包装
物6のモータ(図示せず)又は凸部を逃がす空間部24
ができ、より保護機能が向上される。
施例3を示す図であり、十字形緩衝材12の前後立ち上
げ面16の一方に罫線14を介して第1の保護面21を
連設、さらにこの第1の保護面に罫線14を介して第2
の保護面22を連設する。そして、図5に示すようにこ
の十字形緩衝材12をJISC式箱10内に折曲、固定
することにて前後立ち上げ面16を上部とする段差部2
3が形成される。この段差部23にて換気扇等の被包装
物6のモータ(図示せず)又は凸部を逃がす空間部24
ができ、より保護機能が向上される。
【0015】実施例4.図7および図8はこの発明の実
施例4を示す図であり、十字形緩衝材12の前後立ち上
げ面16の一方の替りに中央部から底面13を延設し、
この延設部分より抜き溝29を介して傾斜面30を両方
に連設、さらに罫線14を介して起立面31を連設す
る。このように形成された十字形緩衝材12をJISC
式箱10内に折曲し挿入する。これにより底面13を中
心に図8に示すように傾斜面30と起立面31とにて傾
斜部が形成され、換気扇等の被包装物6のモータ又は凸
部を逃がす空間部24ができ、より保護機能が向上され
る。
施例4を示す図であり、十字形緩衝材12の前後立ち上
げ面16の一方の替りに中央部から底面13を延設し、
この延設部分より抜き溝29を介して傾斜面30を両方
に連設、さらに罫線14を介して起立面31を連設す
る。このように形成された十字形緩衝材12をJISC
式箱10内に折曲し挿入する。これにより底面13を中
心に図8に示すように傾斜面30と起立面31とにて傾
斜部が形成され、換気扇等の被包装物6のモータ又は凸
部を逃がす空間部24ができ、より保護機能が向上され
る。
【0016】
【発明の効果】以上実施例による説明のとおり、この発
明によれば箱体内に展開形状の十字形緩衝材を押込むだ
けの簡単な操作でよく、特別な固定手段や組立て操作は
一切不要であるため製作コストが安価になり、機械によ
る自動化もいたって容易であるうえ、廃棄性やリサイク
ル性も向上し、しかも良好な保護緩衝機能が得られる。
明によれば箱体内に展開形状の十字形緩衝材を押込むだ
けの簡単な操作でよく、特別な固定手段や組立て操作は
一切不要であるため製作コストが安価になり、機械によ
る自動化もいたって容易であるうえ、廃棄性やリサイク
ル性も向上し、しかも良好な保護緩衝機能が得られる。
【0017】また、十字形緩衝板の中心に穴を穿設した
ことより、被包装物の弱部が穴にて逃げることができ、
より被包装物の保護機能が向上される。
ことより、被包装物の弱部が穴にて逃げることができ、
より被包装物の保護機能が向上される。
【0018】また、十字形緩衝材の一辺を折曲しJIS
C式箱内に段差部を設けたことより、被包装物の凸部等
が段差部にて吸収され、緩衝機能が向上される。
C式箱内に段差部を設けたことより、被包装物の凸部等
が段差部にて吸収され、緩衝機能が向上される。
【図1】この発明の実施例1を示す縦断面図である。
【図2】この発明の実施例1を示し、JISC式箱の正
面図、断面図および下面図である。
面図、断面図および下面図である。
【図3】この発明の実施例1を示す十字形緩衝材の展開
図である。
図である。
【図4】この発明の実施例2を示す十字形緩衝の展開図
である。
である。
【図5】この発明の実施例3を示し、JISC式箱の正
面図および断面図である。
面図および断面図である。
【図6】この発明の実施例3を示す十字形緩衝材の展開
図である。
図である。
【図7】この発明の実施例4を示す十字形緩衝材の展開
図である。
図である。
【図8】この発明の実施例4を示す緩衝材の断面図であ
る。
る。
【図9】従来の包装装置を示す断面図である。
6 被包装物 7 外箱 9 緩衝材 10 JISC式箱 12 十字形緩衝材 20 穴 23 段差部
Claims (3)
- 【請求項1】 被包装物の左右部にそれぞれ緩衝材を装
着し、被包装物と緩衝材とを一括して外箱に収める包装
装置において、上記左右部に装着する各緩衝材をJIS
・Z―1507コード番号0301号である周側面を持
つ無蓋の箱体と、この箱体の全内壁面に折曲げによる反
発力により密着して重構造の箱体をなす展開形状が十字
形平板の段ボール材よりなる十字形緩衝材とにより構成
したことを特徴とする包装装置。 - 【請求項2】 十字形緩衝板の中心に穴を穿設したこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の包装装置。 - 【請求項3】 十字形緩衝板の一辺に折曲により箱体内
に段差部を形成する構造を設けたことを特徴とする請求
項1に記載の包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3312392A JP2658695B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3312392A JP2658695B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05147685A JPH05147685A (ja) | 1993-06-15 |
JP2658695B2 true JP2658695B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=18028701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3312392A Expired - Lifetime JP2658695B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658695B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD808799S1 (en) | 2015-11-17 | 2018-01-30 | Hunter Fan Company | Carton with color striping |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2550415B2 (ja) * | 1989-09-25 | 1996-11-06 | 三菱電機株式会社 | 換気扇の包装装置 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3312392A patent/JP2658695B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05147685A (ja) | 1993-06-15 |
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