JP2658228B2 - 車輌用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車輌用自動変速機の油圧制御装置

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JP2658228B2
JP2658228B2 JP63192966A JP19296688A JP2658228B2 JP 2658228 B2 JP2658228 B2 JP 2658228B2 JP 63192966 A JP63192966 A JP 63192966A JP 19296688 A JP19296688 A JP 19296688A JP 2658228 B2 JP2658228 B2 JP 2658228B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車等の車輌に用いられる自動変速機の
油圧制御装置に係り、特に変速に際して二つのクラッチ
により変速装置の入力部材の切換が行われる型式の自動
変速機に用いられる油圧制御装置に係る。
[従来の技術] 自動車等の車輌に用いられる自動変速機として、遊星
歯車式変速装置が互いに異なる二つの入力部材を有し、
その一方の入力部材が油圧作動式の第一の入力クラッチ
により原動機の出力部材に駆動連結されることにより或
る一つの変速段を達成し、前記二つの入力部材の他方が
油圧作動式の第二の入力クラッチにより原動機の出力部
材に駆動連結され且前記遊星歯車式変速装置の一つの回
転要素が油圧作動式の摩擦係合装置により固定されて反
力部材となることにより他の一つの変速段を達成し、変
速に際して上述の二つの入力クラッチにより変速装置の
入力部材の切換が行われる型式の自動変速機が提案され
ており、これには例えば特願昭62−195471号がある。
上述の如き自動変速機に於ては、第一速段と第二速段
と第三速段を達成するために係合する入力クラッチは第
一クラッチであり、第三速段と第四速段を達成するため
に係合する入力クラッチは第二クラッチであり、このた
め第三速までは第一クラッチを係合させるべくこれに油
圧を供給し、第三速段より第四速段への変速時には第一
クラッチを解放すべく第一クラッチの油圧を排出する必
要が生じる。このようなことから第一クラッチに対する
油圧の供給と排出の切換は3−4シフト弁にて行われ、
また第二クラッチに対する油圧の供給と排出の切換は2
−3シフト弁にて行われることになる。そして第二速段
と第三速段と第四速段とを達成するために遊星歯車式変
速装置の一つの回転要素を反力部材とすべく固定するの
は第四クラッチであり、この第四クラッチに対する油圧
の供給と排出の切換は1−2シフト弁にて行われる。
[発明が解決しようとする課題] 第一クラッチに対する油圧の供給と排出の切換を行う
よう構成された3−4シフト弁に於ては、これが第四速
段の構成のための切換位置、即ち第一クラッチの油圧を
排出する切換位置にてスティックを生じると、第一クラ
ッチに油圧が供給されなくなる。第一クラッチに油圧が
供給されなくなってこれが係合しなくなると、第一速段
乃至第三速段が達成されなくなり、NレンジからDレン
ジへマニアルシフトチェンジが行われても車輌の前進走
行が円滑に開始されなくなる。
また第二クラッチに対する油圧の供給と排出の切換を
行うよう構成された2−3シフト弁が第二クラッチに油
圧を供給する切換位置にてスティックを生じ、更にその
時に3−4シフト弁が第一クラッチに油圧を供給しない
切換位置にてスティックを生じると、第二クラッチの係
合は保証されるが、しかしこれだけでは遊星歯車式変速
装置に反力部材がないことから変速段が達成されず、や
はり車輌の前進走行が行われなくなる。
本発明は、上述の如き問題に鑑み、3−4シフト弁の
如く、第一クラッチの如き一つの入力クラッチの油圧に
対する給排を切換えるシフト弁が、前記入力クラッチの
油圧を排出する切換位置にてスティックを生じても、そ
の入力クラッチに対する油圧の供給を補償し、第一速段
の如き変速段がフェイル時に於ても確実に成立するよう
にし、また併せて二つの入力クラッチの何れかに対する
油圧の供給を保証すると共に遊星歯車式変速装置の回転
要素を選択的に反力部材とする摩擦係合装置に対する油
圧の供給を保証するフェイルセーフ機構を有する油圧制
御装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上述の如き目的は、本発明によれば、変速装置が互い
に異なる二つの入力部材を有し、該二つの入力部材が油
圧作動式の第一の入力クラッチと第二の入力クラッチに
より互いに個別に原動機の出力部材に駆動連結されるこ
とにより互いに異なる変速段を達成する車輌用自動変速
機の油圧制御装置に於て、前記第一の入力クラッチの油
室に連通するクラッチポートと油圧源に連通する油圧ポ
ートとドレン通路に連通するドレンポートとを有し第一
の切換位置にある時には前記クラッチポートを前記ドレ
ンポートより切離して前記油圧ポートに接続し第二の切
換位置にある時には前記クラッチポートを前記油圧ポー
トより切離して前記ドレンポートに接続する第一のシフ
ト弁と、前記第二の入力クラッチの油室に連通するクラ
ッチポートと油圧源に連通する油圧ポートとドレン通路
に連通するドレンポートと前記第一のシフト弁のドレン
ポートと連通するフェールセーフポートとを有し第一の
切換位置にある時には前記クラッチポートを前記ドレン
ポートに接続し且前記フェールセーフポートを前記油圧
ポートに接続し第二の切換位置にある時には前記クラッ
チポートを前記油圧ポートに接続し且前記フェールセー
フポートを前記ドレンポートに接続する第二のシフト弁
と、前記摩擦係合装置の油室に連通するポートと油圧源
に連通する油圧ポートと前記第二のシフト弁の前記クラ
ッチポートに連通するドレンポートとを有し第一の切換
位置にある時には前記ポートを前記ドレンポートに接続
し第二の切換位置にある時には前記ポートを前記油圧ポ
ートに接続する第三のシフト弁とを有する車輌用自動変
速機の油圧制御装置、或いは変速装置が互いに異なる二
つの入力部材を有し、該二つの入力部材が油圧作動式の
第一の入力クラッチと第二の入力クラッチにより互いに
個別に原動機の出力部材に駆動連結されることにより互
いに異なる変速段を達成する車輌用自動変速機の油圧制
御装置に於て、前記第一の入力クラッチの油室に一方向
切換弁を介して連通するクラッチポートと油圧源に連通
する油圧ポートとドレン通路に連通するドレンポートと
を有し第一の切換位置にある時には前記クラッチポート
を前記ドレンポートより切離して前記油圧ポートに接続
し第二の切換位置にある時には前記クラッチポートを前
記油圧ポートより切離して前記ドレンポートに接続する
第一のシフト弁と、前記第二の入力クラッチの油室に連
通するクラッチポートと油圧源に連通する油圧ポートと
ドレン通路に連通するドレンポートと前記第一の入力ク
ラッチの油室に前記一方向切換弁を介して連通するフェ
ールセーフポートとを有し第一の切換位置にある時には
前記クラッチポートを前記ドレンポートに接続し且前記
フェールセーフポートを前記油圧ポートに接続し第二の
切換位置にある時には前記クラッチポートを前記油圧ポ
ートに接続し且前記フェールセーフポートを前記ドレン
ポートに接続する第二のシフト弁と、前記摩擦係合装置
の油室に連通するポートと油圧源に連通する油圧ポート
と前記第二のシフト弁の前記クラッチポートに連通する
ドレンポートとを有し第一の切換位置にある時には前記
ポートを前記ドレンポートに接続し第二の切換位置にあ
る時には前記ポートを前記油圧ポートに接続する第三の
シフト弁とを有する車輌用自動変速機の油圧制御装置に
よって達成される。
また上述の如き目的は、本発明によれば、変速装置が
互いに異なる二つの入力部材を有し、該二つの入力部材
が油圧作動式の第一の入力クラッチと第二の入力クラッ
チにより互いに個別に原動機の出力部材に駆動連結され
ることにより互いに異なる変速段を達成する車輌用自動
変速機の油圧制御装置に於て、前記第一の入力クラッチ
の油室に連通するクラッチポートと油圧源に連通する油
圧ポートとドレン通路に連通するドレンポートとを有し
第一の切換位置にある時には前記クラッチポートによっ
てを前記ドレンポートより切離して前記油圧ポートに接
続し第二の切換位置にある時には前記クラッチポートを
前記油圧ポートより切離して前記ドレンポートに接続す
る第一のシフト弁と、前記第二の入力クラッチの油室に
連通し且一方向切換弁を介して前記摩擦係合装置の油室
に連通するクラッチポートと油圧源に連通する油圧ポー
トとドレン通路に連通するドレンポートと前記第一のシ
フト弁のドレンポートと連通するフェールセーフポート
とを有し第一の切換位置にある時には前記クラッチポー
トを前記ドレンポートに接続し且前記フェールセーフポ
ートを前記油圧ポートに接続し第二の切換位置にある時
には前記クラッチポートを前記油圧ポートに接続し且前
記フェールセーフポートを前記ドレンポートに接続する
第二のシフト弁と、前記摩擦係合装置の油室に前記一方
向切換弁を介して連通するポートと油圧源に連通する油
圧ポートとドレンポートとを有し第一の切換位置にある
時には前記ポートを前記ドレンポートに接続し第二の切
換位置にある時には前記ポートを前記油圧ポートに接続
する第三のシフト弁とを有する車輌用自動変速機の油圧
制御装置、或いは変速装置が互いに異なる二つの入力部
材を有し、該二つの入力部材が油圧作動式の第一の入力
クラッチと第二の入力クラッチにより互いに個別に原動
機の出力部材に駆動連結されることにより互いに異なる
変速段を達成する車輌用自動変速機の油圧制御装置に於
て、前記第一の入力クラッチの油室に第一の一方向切換
弁を介して連通するクラッチポートと油圧源に連通する
油圧ポートとドレン通路に連通するドレンポートとを有
し第一の切換位置にある時には前記クラッチポートを前
記ドレンポートより切離して前記油圧ポートに接続し第
二の切換位置にある時には前記クラッチポートを前記油
圧ポートより切離して前記ドレンポートに接続する第一
のシフト弁と、前記第二の入力クラッチの油室に連通し
且第二の一方向切換弁を介して前記摩擦係合装置の油室
に連通するクラッチポートと油圧源に連通する油圧ポー
トとドレン通路に連通するドレンポートと前記第一の入
力クラッチの油室に前記第一の一方向切換弁を介して連
通するフェールセーフポートとを有し第一の切換位置に
ある時には前記クラッチポートを前記ドレンポートに接
続し且前記フェールセーフポートを前記油圧ポートに接
続し第二の切換位置にある時には前記クラッチポートを
前記油圧ポートに接続し且前記フェールセーフポートを
前記ドレンポートに接続する第二のシフト弁と、前記摩
擦係合装置の油室にに連通するドレンポートとを有し第
一の切換位置にある時には前記ポートを前記ドレンポー
トに接続し第二の切換位置にある時には前記ポートを前
記油圧ポートに接続する第三のシフト弁とを有する車輌
用自動変速機の油圧制御装置によって達成される。
[発明の作用び効果] 上述の如き構成によれば、第一のシフト弁が第二の切
換位置、即ち第一の入力クラッチの油圧を排出する位置
にて、スティックを生じても、第二のシフト弁が第二の
クラッチの油圧を排出する位置、即ち第一の切換位置に
ある時には、そのフェールセーフポートに油圧が現れ、
これが第一のシフト弁のドレンポート或いは一方向切換
弁を経て第一の入力クラッチの油室に供給されるように
なる。これにより第一の入力クラッチの係合が補償され
る。尚、第二のシフト弁が第二の切換位置にてスティッ
クが生じた場合には、上述の如き第一の入力クラッチの
係合の補償作用は得られなくなるが、この時には第二の
入力クラッチは必ず係合状態になるから、変速装置の二
つの入力部材の何れもが原動機の出力部材より切離され
る状態に陥ることがない。そしてこの第二の入力クラッ
チが係合する時、即ち第二のシフト弁が第二の切換位置
にある時にはそのクラッチポートの油圧が第三のシフト
弁のドレンポートに供給されるから、第三のシフト弁の
切換位置の如何に拘らず前記摩擦係合装置の油室に油圧
が供給され、これが係合するようになる。この様なこと
から、第三のシフト弁がスティックを生じても遊星歯車
式変速装置に於ける反力部材が確保され、変速段が成立
するようになる。
これらのことから本発明による油圧制御装置に於て
は、シフト弁がスティックを生じたフェイル時に於て、
所要の変速制御は行われなくとも車輌の前進走行の開始
が補償されるようになる。
[実施例] 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳
細に説明する。
第1図は本発明による油圧制御装置を適用される車輌
用自動変速機の遊星歯車式変速装置の一例を示してい
る。第1図に於て、10は第一サンギヤを、12は第一サン
ギヤ10と同心の第一リングギヤを、14は第一サンギヤ10
と第一リングギヤ12とに噛合する第一プラネタリピニオ
ンを、16は第一プラネタリピニオン14を回転可能に担持
する第一キャリヤを、20は第二サンギヤを、22は第二サ
ンギヤ20と同心の第二リングギヤを、24は第二サンギヤ
20と第二リングギヤ22とに噛合する第二プラネタリピニ
オンを、26は第二プラネタリピニオン24を回転自在に担
持する第二キャリヤを各々示している。第一リングギヤ
12は連結要素30によって第二キャリヤ26と連結され、第
一キャリヤ16は連結要素32によって第二リングギヤ22と
連結されている。
尚、ここで第一サンギヤ10と第一リングギヤ12と第一
プラネタリピニオン14と第一キャリヤ16とにより構成さ
れた単純遊星歯車機構を第一列目の遊星歯車機構と称
し、第二サンギヤ20と第二リングギヤ22と第二プラネタ
リピニオン24と第二キャリヤ26とにより構成された単純
遊星歯車機構を第二列目の遊星歯車機構と称する。
第一キャリヤ16及び連結要素32によって第一キャリヤ
16と連結された第二リングギヤ22とハウジング50との間
には第一ワンウェイクラッチ34と第二ワンウェイクラッ
チ36とが互いに直列に設けられている。この場合、第一
ワンウェイクラッチ34が第一キャリヤ16の側に設けら
れ、第二ワンウェイクラッチ36がハウジング50の側に設
けられている。更に詳細には第一ワンウェイクラッチ34
はそのインナレース34aにて第一キャリヤ16と接続され
てアウタレース34bを連結部材31により第二ワンウェイ
クラッチ36のインナレース36aに接続され、第二ワンウ
ェイクラッチ36のアウタレース36bがハウジング50に接
続されている。
第二キャリヤ26は、出力歯車54と接続され、常に出力
部材として作用するようなっている。
第一ワンウェイクラッチ34は、エンジンドライブ時に
於てアウタレース34bがインナレース34aの回転速度を越
えて回転しようとする時には係合状態になり、これとは
逆の時には滑り状態となり、また第二ワンウェイクラッ
チ36は、エンジンドライブ時に於てインナレース36aが
アウタレース36bに対し逆転とする時には係合状態にな
り、これとは逆の時には滑り状態になるようになってい
る。
第二サンギヤ20と入力軸52との間には該両者を互いに
選択的に接続する第一クラッチ38が設けられている。
第一キャリヤ16と入力軸52との間には該両者を互いに
選択的に接続する第二クラッチ40が設けられている。
第一サンギヤ10と入力軸52との間には該両者を互いに
選択的に接続する第三クラッチ42が設けられている。
第一サンギヤ10と連結部材31との間には該両者を互い
に選択的に接続する第四クラッチ44が設けられている。
連結部材31とハウジング50との間には連結部材31をハ
ウジング50に対し選択的に固定する第一ブレーキ46が設
けられている。
第二リングギヤ22とハウジング50との間には第二リン
グギヤ22をハウジング50に対し選択的に固定する第二ブ
レーキ48が設けられている。
上述の如き構成よりなる遊星歯車式変速装置によって
第一速段、第二速段、第三速段(直結段)、第四速段
(増速段)及び後進段が達成される要領は第1表及び第
2図に示す通りである。第1表及び第2図に於て、○印
は当該クラッチ、ブレーキ又はワンウェイクラッチがエ
ンジンドライブ状態に於て係合されていることを示し、
また第1表にて(○)は当該クラッチ或いはブレーキが
係合されれば、その変速段に於てエンジンブレーキが作
用し得ることを示している。
第一リングギヤ12の歯数に対する第一サンギヤ10の歯
数の比をρとし、第二リングギヤ22の歯数に対する第
二サンギヤ20の歯数の比をρとした場合、各変速段の
変速比は第2表に示す通りである。
第一クラッチ38、第二クラッチ40、第三クラッチ42、
第四クラッチ44及び第一ブレーキ46、第二ブレーキ48
は、各々油圧作動式のクラッチ或いはブレーキであり、
その各々の油室38a、40a、42a、44a、46a、48aに油圧を
供給されることにより係合し、これら油室の油圧を排出
されることにより解放するようになっている。これら油
室に対する油圧の給排は第3図に示されている如き油圧
制御装置により行われるようになっている。
上述の遊星歯車式変速装置の入力軸52は第3図に示さ
れている如き流体式トルクコンバータ60によって図示さ
れていない内燃機関の如き原動機に駆動連結されてい
る。
流体式トルクコンバータ60は、原動機の出力部材に駆
動連結されるポンプ羽根車62と、遊星歯車式変速装置の
入力軸52に駆動連結されるタービン羽根車64と、一方向
にのみ回転可能なステータ羽根車66とを有する三要素二
相型のものである。流体式トルクコンバータ60は直結ク
ラッチ68を有しており、直結クラッチ68はポート60aよ
り油圧を供給されている時には係合してポンプ羽根車62
とタービン羽根車64とを直結し、これに対しポート60b
より油圧を供給されている時は解放状態になるようにな
っている。ポート60a及び60bに対する油圧の供給は第3
図に示されている油圧制御装置により行われるようにな
っている。
次に第3図乃至第7図を用いて車輌用自動変速機の油
圧制御装置の概要について説明する。
油圧制御装置はポンプ70を有しており、ポンプ70は図
示されていない作動油のタンクより作動油を汲上げてこ
れを一般にライン油圧制御弁と称されているプライマリ
レギュレータ弁80とスロットルバルブ20とに供給するよ
うになっている。ポンプ70がプライマリレギュレータ弁
80に与える油圧の上限値は圧力リリーフ弁72により制限
されるようになっている。
スロットルバルブ120は、内燃機関のスロットル開
度、即ち機関負荷に応じた一般にスロットル油圧とされ
ている油圧を油路138に出力するようになっている。
プライマリレギュレータ弁80は、スロットル油圧とリ
バースブースト油圧とを与えられ、概ねスロットル開度
の増大に応じて増大する基本油圧、即ちライン油圧を油
路98と一般にコンバータ油圧制御弁と称されているセカ
ンダリレギュレータ弁100とに出力するようになってい
る。
セカンダリレギュレータ弁100は、スロットル油圧を
与えられ、コンバータ油圧(潤滑油圧)を油路118に出
力するようになっている。
油路98のライン油圧はマニュアル弁190のポート194に
与えられるようになっている。マニュアル弁190は、手
にて操作されるスプール弁192を有し、ポート194に与え
られるライン油圧を、Dレンジ時にはDポート196に、
2レンジ時にはSポート198に、Lレンジ時にはLポー
ト200に、またRレンジ時はRポート202に与えられるよ
うになってる。
Dポート196のライン油圧は油路204によって第三のシ
フト弁に相当する1−2シフト弁210のDポート214と第
二のシフト弁に相当する2−3シフト弁240のDポート2
46と第一のシフト弁に相当する3−4弁270のDポート2
74とに与えられ、Sポート198のライン油圧は油路206に
よって2−3シフト弁240のSポート248に与えられ、L
ポート200のライン油圧は油路208によって2−3シフト
弁240のLポート250に与えられるようになっている。ま
たRポート202のライン油圧は油路203によってリバース
インヒビット弁360に与えられるようになっている。
2−3シフト弁240は、第二のシフト弁であり、第4
図によく示されている如く、スプール弁242とプラグ244
とを有し、また上述のポート以外に、ドレンポート25
1、252、253とクラッチポート254とブレーキポート256
及び258とフェイルセーフポート260とを有しており、プ
ラグ244及びスプール弁242は、制御ポート261に油圧が
供給されている時には、図にて右半分に示されている如
く、圧縮コイルばね262のばね力に抗して図にて下方へ
移動した第一の切換位置に位置し、この時にはクラッチ
ポート254をドレンポート252に、ブレーキポート256を
Sポート248に、ブレーキポート258をLポート250に、
フェイルセーフポート260をDポート246に各々連通接続
し、これに対し制御ポート261に油圧が供給されていな
い時には、図にて左半分に示されている如く、圧縮コイ
ルばね262のばね力により図にて上方へ移動した第二の
切換位置に位置し、この時にはクラッチポート254をD
ポート246に、ブレーキポート256、258及びフェイルセ
ーフポート260を各々ドレンポート251、252、253に連通
接続するようになっている。
制御ポート261に対する油圧の供給は第一ソレノイド
弁400により行われるようになっている。
クラッチポート254は油路263によって第二クラッチ40
の油室40aとC2用アキュームレータ470のアキュームレー
タ室472に連通している。またクラッチポート254は、油
路264によって1−2シフト弁210のホールドポート220
に、油路265によって1−2シフト弁210のフェイルセー
フポート222に各々連通している。ブレーキポート256は
油路266により1−2シフト弁210のSポート216に、も
う1つのブレーキポート258は油路267により1−2シフ
ト弁210のLポート218に、フェイルセーフポート260は
油路268によって3−4シフト弁270のホールドポート27
8及び油路269によってドレンポート280に連通してい
る。
1−2シフト弁210は、第三のシフト弁であり、第4
図によく示されている如く、スプール弁212を有し、ま
た上述のポート以外に、クラッチポート224とブレーキ
ポート226、228とRポート230とポート232とクラッチポ
ート234とを有し、スプール弁212の切換移動によりこれ
らポートの連通切換が行われるようになっている。スプ
ール弁212は、制御ポート238に油圧が供給されている時
には、図にて左半分に示されている如く、圧縮コイルば
ね236のばね力に抗して図にて下方へ移動した第一の切
換位置に位置し、この時にはクラッチポート224をフェ
イルセーフポート(ドレンポート)222に、ブレーキポ
ート226をRポート230に、ブレーキポート228をLポー
ト218に各々連通接続すると共にポート232とクラッチポ
ート234との連通を遮断し、これに対し制御ポート238に
油圧が供給されていない時には、図にて右半分に示され
ている如く、圧縮コイルばね236のばね力により、また
ホールドポート220に与えられる油圧による力により図
にて上方へ移動した第二の切換位置に位置し、この時に
はクラッチポート224をDポート214に、ブレーキポート
226をSポート216に、ブレーキポート228をRポート230
に各々連通接続し、またポート232とクラッチポート234
とを互いに連通接続するようになっている。
制御ポート238に対する油圧の供給は第二ソレノイド
弁410により行われるようになっている。またこの制御
ポート238は油路239によって3−4シフト弁270の制御
ポート288に連通している。
クラッチポート224は油路225によって反力部材成立用
野摩擦係合装置である第四クラッチ44の油室44aとC4
アキュームレータ490のアキュームレータ室492に連通し
ている。ブレーキポート226は油路227により3−4シフ
ト弁270のSポート276に連通している。ブレーキポート
228は油路229によってB2用アキュームレータ530のアキ
ュームレータ室532に、更に油路231によって第二ブレー
キ48の内側油室48aに連通している。ポート232は油路23
3によりC1制御弁300の一つのポートに連通している。ク
ラッチポート234は油路235によって第一クラッチ38の油
室38aに連通している。
3−4シフト弁270は、第一のシフト弁であり、第4
図によく示されている如く、スプール弁272を有し、ま
た上述のポート以外に、クラッチポート282とブレーキ
ポート284とを有しており、スプール弁272の切換移動に
よりこれらポートの連通が切換えられるようになってい
る。スプール弁272はホールドポート278に油圧が供給さ
れていなくて制御ポート288に油圧が供給されている時
には、図にて右半分に示されている如く、圧縮コイルば
ね286のばね力に抗して図にて下方へ移動した第一の切
換位置に位置し、この時にはクラッチポート282をドレ
ンポート280に、ブレーキポート284をDポート274に各
々連通接続し、これに対しホールドポート278に油圧が
供給されている時或いは制御ポート288に油圧が供給さ
れてない時には、図にて左半分に示されている如く、ポ
ート278の油圧の力或いは圧縮コイルばね286のばね力に
より図にて上方へ移動した第二の切換位置に位置し、こ
の時にはクラッチポート282をDポート274に、ブレーキ
ポート284をSポート276に各々連通接続するようになっ
ている。
クラッチポート282は油路290によりC1制御弁300に、
ブレーキポート284は油路292により第一ブレーキ46の油
室46a及びB1用アキュームレータ510のアキュームレータ
室512に各々連通している。
第一ソレノイド弁400及び第二ソレノイド弁410は、各
々非通電時にはドレンポートを開き、通電時にはドレン
ポートを閉じるノーマリオープン型の電磁作動式のドレ
ン弁であり、この二つのソレノイド弁に対する通電は第
2図に○印にて示されている組合せにて各変速段に応じ
て行われるようになっている。
第一ソレノイド弁400は、油路408によって2−3シフ
ト弁240の制御ポート263に、また油路406によってC1
御弁300の一つのポートに各々連通している。
第二ソレノイド弁410は、油路418によって1−2シフ
ト弁210の制御ポート238に、更に油路239によって3−
4シフト弁270の制御ポート288に連通している。
従ってこの二つのソレノイド弁400及び410はそれぞれ
通電時には2−3シフト弁240の制御ポート263或いは1
−2シフト弁210の制御ポート238及び3−4シフト弁27
0の制御ポート288に油圧を供給することになる。
C1制御弁300は、第一クラッチ38の係合速度を切換制
御するものであり、第一クラッチ38の係合を必要とする
変速の種類に応じて油路290の油路233、326、328に対す
る接続を切換えるようなってる。
油路328は、油路329、C1用アキュームレータ450のア
キュームレータ室452及び油路468、一方向弁469を経て
第一クラッチ38の油室38aに連通している。油路326は4
−3制御弁330の一つのポートに連通している。
4−3制御弁330は、第三速段と第四速段との間の変
速に於ける第一クラッチ38の係合タイミングを制御する
ようになっており、油路326を途中に互いに絞り度が異
ったオリフィス350、354を有する油路352、356の何れか
に接続し、油室38aに対する油圧の供給速度を切換制御
するようになっている。尚、油路352と356は、ともに油
路329に連通接続され、アキュームレータ室452、油路46
8、一方向弁469を経て第一クラッチ38の油室38aに連通
している。
リバースインヒビット弁360は、マニュアル弁190のR
ポート202より油路203によってライン油圧を供給され、
第三ソレノイド弁420の開閉に応じて切換作動し、前進
時に於て車速が所定値以上であるリバース禁止状態時に
於てのみそのスプール弁362が図にて左半分に示されて
いる如き禁止位置に位置し、それ以外時にはスプール弁
362が図にて右半分に示されている如き許可位置に位置
し、油路203よりのライン油圧が油路398によって第三ク
ラッチ42の油室42aに伝わることを許し、またライン油
圧が油路396、394を経て1−2シフト弁210のRポート2
30に伝わることを許し、更にライン油圧が油路396、B2
シーケンス弁610、油路392を経て第二ブレーキ48の外側
油室48bに供給されることを許可するようになってい
る。
B2シーケンス弁610は、第二ブレーキ48の内側油室48a
の油圧に応動し、これが所定値以上になった時に油路39
6と392とを互に連通せしめて外側油室48aに対する油圧
の供給が行われるようにしている。
アキュームレータ450、470、490、510及び530は、各
々背圧室454、474、494、514、534を有する背圧制御式
のアキュームレータであり、これら背圧室に与えられる
油圧は第二アキュームレータ制御弁560により調圧され
るようになっている。
第二アキュームレータ制御弁560はデューティソレノ
イド弁590により調圧されたデューティ油圧と第一アキ
ュームレータ制御弁550よりの油圧とを与えられて調圧
値を変化するようになっている。
デューティソレノイド弁590は、所定のデューティ比
のパルス信号を与えられてそのデューティ比に応じて繰
返し開閉し、デューティ調圧弁580よりのモジュレート
油圧をそのデューティ比に応じて調圧するようになって
いる。尚、デューティソレノイド弁590が第二アキュー
ムレータ制御弁560に与えるデューティ油圧はデューテ
ィ圧力アキュームレータ600によりその脈動を吸収され
て平滑化されるようになっている。
第一アキュームレータ制御弁550はスロットル弁138よ
りスロットル油圧を与えられてこれに応じて第二アキュ
ームレータ制御弁560と4−3制御弁330に与える油圧を
調圧するようになっている。
流体式トルクコンバータ60のポート60aとポート60bに
対するコンバータ油圧の供給はロックアップリレー弁14
0により制御されるようになっている。
ロックアップリレー弁140はロックアップシグナル弁1
60より選択的に油圧を与えることにより切換作動するよ
うになっている。またロックアップリレー弁140はオイ
ルクーラ170へ作動油を送り出すようになっている。
尚、172はクーラバイパス弁、174はオイルクーラ油路の
圧力リリーフ弁である。
ロックアップシグナル弁160は、1−2シフト弁210の
クラッチポート224より油圧を与えられ、第三ソレノイ
ド弁420の開閉に応じて切換作動し、第三ソレノイド弁4
20が通電状態である時、即ち閉弁時である時にのみクラ
ッチポート222よりの油圧をロックアップリレー弁140に
与えてロックアップクラッチ68が係合するようにしてい
る。
第三ソレノイド弁420は、第2図にて○印で示されて
いる如く、シフトレンジポジションがRレンジ(リバー
スレンジ)である時には後進段禁止のために選択的に通
電され、シフトレンジポジションがDレンジである時に
は選択的に通電されてロックアップクラッチ68の係合を
制御するようになっている。
次に本発明による油圧制御装置に関連する作動とし
て、Dレンジに於ける変速作動を主として第4図乃至第
7図を用いて説明する。尚、第4図乃至第7図に於て、
太線は各変速段に於て油圧が及ぼされていることを示し
ている。
先ず、第4図を用いて第一速段について説明する。こ
の時には第一ソレノイド弁400と第二ソレノイド弁410の
両方に通電が行われ、2−3シフト弁240の制御ポート2
63、1−2シフト弁210の制御ポート238及び3−4シフ
ト弁270の制御ポート288の各々に油圧が供給され、2−
3シフト弁240のプラグ244及びスプール弁242は図にて
右半分に示されている第一の切換位置に、1−2シフト
弁210のスプール弁212は図にて左半分に示されている第
一の切換位置に位置する。これによりマニュアルシフト
弁190のDポート196よりのライン油圧は油路204、2−
3シフト弁240のDポート246、フェールセーフポート26
0、油路268を経て3−4シフト弁270のホールドポート2
78に与えられるようになる。これにより3−4シフト弁
270は制御ポート288に油圧を供給されていてもホールド
ポート278にも油圧を供給されることから、そのスプー
ル弁272は圧縮コイルばね286のばね力により図にて左半
分に示されている第二の切換位置に位置するようにな
る。これによりDポート274がクラッチポート282に連通
接続され、マニュアルシフト弁190のDポート196よりの
ライン油圧が油路290、C1制御弁300、油路328、329、C1
用アキュームレータ450のアキュームレータ室452、油路
468、一方向弁469を経て第一クラッチ38の油室38aに供
給され、第一クラッチ38が係合するようになる。これに
よりDレンジの第一速段が達成される。
次に第5図を用いて第二速段について説明する。この
時には第一のソレノイド弁400にのみ通電が行われ、2
−3シフト弁240の制御ポート263にのみ油圧が引続き供
給される。この時には2−3シフト弁240のプラグ244及
びスプール弁242は前記第一の切換位置に位置した状態
を維持するが、1−2シフト弁210のスプール弁212は圧
縮コイルばね236のばね力により図にて右半分に示され
ている第二の切換位置に移動する。尚、この時には3−
4シフト弁270の制御ポート288にも油圧が供給されなく
なるが、スプール弁272は引続きホールドポート278に与
えられている油圧による力と圧縮コイルばね286による
ばね力により図にて左半分に示されている第一の切換位
置に位置する。1−2シフト弁210の切換りによりDポ
ート214がクラッチポート224に接続され、マニュアル弁
190のDポート195よりのライン油圧が油路225を経て第
四クラッチ44の油室44aに供給され、第四クラッチ44が
係合するようになる。これにより第一クラッチ38に加え
て第四クラッチ44が係合し、Dレンジの第二速段が達成
される。
次に第6図を用いて第三速段について説明する。この
時には第一ソレノイド弁400と第二ソレノイド弁410のい
ずれにも通電が行われなくなり、1−2シフト弁210の
制御ポート238に加えて2−3シフト弁240の制御ポート
263にも油圧が供給されなくなる。これによりこの時に
は2−3シフト弁240のプラグ244及びスプール弁242が
圧縮コイルばね262のばね力により図にて左半分に示さ
れている第二の切換位置に移動するようになり、2−3
シフト弁240のDポート246はフェールセーフポート260
より切離されてクラッチポート254に連通するようにな
る。これによりマニュアルシフト弁190のDポート196よ
りのライン油圧は油路263によって第二クラッチ40の油
室40aに供給され、第二クラッチ40が係合するようにな
る。この時には3−4シフト弁270のホールドポート278
には油圧が供給されなくなるが、スプール弁272は圧縮
コイルばね286のばね力により第二の切換位置にあるこ
とを維持する。また1−2シフト弁210のスプール弁212
は上述の第二速段時と同様に第二の切換位置に位置して
いることを維持する。これにより第一クラッチ38と第四
クラッチ44に加えて第二クラッチ40が係合するようにな
り、直結段であるDレンジの第三速段が達成されるよう
になる。
次に第7図を用いて第四速段について説明する。この
時には第二のソレノイド弁410にのみ通電が行われる。
この時には1−2シフト弁210の制御ポート238を経て3
−4シフト弁270の制御ポート288に油圧が供給されるよ
うになる。この時には2−3シフト弁240のクラッチポ
ート254より油路264を経てライン油圧が1−2シフト弁
210のホールドポート220に与えられ、このライン油圧が
1−2シフト弁210のスプール弁212に対し図にて上向き
の力を与えることから、制御ポート238に油圧が供給さ
れてもスプール弁212は圧縮コイルばね236のばね力によ
り図にて右半分に示されている第二の切換位置にあるこ
とを維持する。しかし3−4シフト弁270のホールドポ
ート278は油路268によって2−3シフト弁240のフェー
ルセーフポート260からドレンポート253に接続されてい
ることから3−4シフト弁270のスプール弁272は制御ポ
ート288に与えられた油圧により圧縮コイルばね286のば
ね力に抗して図にて右半分に示されている第一の切換位
置に移動するようになる。これによりDポート274はク
ラッチポート282に代えてブレーキポート284に連通し、
クラッチポート282はドレンポート280に連通するように
なる。これにより第一クラッチ38の油室38aの油圧の排
出が行われて第一クラッチ38が解放し、これに代えて第
一ブレーキ46の油室46aにライン油圧が供給され、第一
ブレーキ46が係合するようになる。これにより第二クラ
ッチ40と第四クラッチ44とに加えて第一ブレーキ46が係
合するようになり、オーバドライブ段であるDレンジ第
四速段が達成されるようになる。
何等かの原因により3−4シフト弁270のスプール弁2
72が図にて右半分に示されている第一の切換位置にてス
ティックを生じると、クラッチポート282はドレンポー
ト280に連通接続され続け、Dポート274よりはライン油
圧を供給され得なくなる。このような状態にてマニュア
ルシフト弁190がNレンジ位置よりDレンジ位置に切換
られると、この時には2−3シフト弁240のプラグ244及
びスプール弁242が図にて右半分に示されている第一の
切換位置にあり、Dポート246がフェイルセーフポート2
60に連通接続されることから、これのDポート246に与
えられるライン油圧がフェールセーフポート260、油路2
68及び269を経て3−4シフト弁270のドレンポート280
に及び、これがクラッチポート282に供給されるように
なる。
このことから3−4シフト弁270が第四速段を達成す
るための第一の切換位置にてスティックを生じても第一
クラッチ38の油室38aにライン油圧が供給されることが
補償され、第一クラッチ38が係合するようになる。この
時に1−2シフト弁210が正常に作動していて、そのス
プール弁212が図にて左半分に示されている第一の位置
に位置していれば、第一クラッチ38のみが係合すること
になって第一速段が達成される。これに対し1−2シフ
ト弁210のスプール弁212が第二速段と第三速段と第四速
段とを達成するための第二の切換位置にてスティックを
生じていると、第四クラッチ44の油室44aにも油圧が供
給され、第二速段が達成される。
尚、これらの時には3−4シフト弁270のスプール弁2
72が第一の切換位置にてスティックを生じていることか
ら、第一ブレーキ46の油室46aにも油圧が供給されて第
一ブレーキ46が係合するが、この第一ブレーキ46の係合
は上述の第一速段と第二速段の達成を阻害することはな
い。
2−3シフト弁240のスプール弁242が第三速段と第四
速段とを達成する図にて左半分に示されている第二の切
換位置にてスティックを生じると、フェールセーフポー
ト260より3−4シフト弁270のドレンポート280にはラ
イン油圧が供給されなくなり、第一クラッチ38の係合は
補償されなくなるが、しかしこの時にはDポート246が
クラッチポート254に連通接続されることから、第二ク
ラッチ40の係合が補償される。この時に1−2シフト弁
210のスプール弁212が図にて左半分に示されている第一
の切換位置にあれば、2−3シフト弁240のクラッチポ
ート254のライン油圧は第二クラッチ40の油室40aに加え
て油路265により1−2シフト弁210のフェールセーフポ
ート222に及び、このライン油圧がクラッチポート224よ
り第四クラッチ44の油室44aに供給されて第四クラッチ4
4が係合するようになる。この時に3−4シフト弁270の
スプール弁272が図にて左半分に示されている第二の切
換位置にあれば、第一クラッチ40の油室40aに油圧が供
給されて第一のクラッチ40が係合することにより第三速
段が達成され、これに対し3−4シフト弁270のスプー
ル弁272が図にて右半分に示されている第一の切換位置
にあれば、第一ブレーキ46の油室46aに油圧が供給され
て第一ブレーキ46が係合することにより第四速段が達成
されるようになる。
また2−3シフト弁240のスプール弁242が上述の如く
第二の切換位置にてスティックを生じた状態にて1−2
シフト弁210のスプール弁212が図にて右半分に示されて
いる第二の切換位置にある時にはクラッチポート224に
はDポート214よりライン油圧が供給され、上述の場合
と同様に第三速段或いは第四速段が達成される。
従って、1−2シフト弁210と2−3シフト弁240と3
−4シフト弁270の各スプール弁212、242、272が各々い
ずれの切換位置に於てスティックを生じてもマニュアル
シフトポジションがDレンジである場合には第一速段乃
至第四速段のいずれかの変速段が達成され、車輌の前進
走行が全く不能になることが回避されるようになる。
第8図乃至第10図は各々本発明による油圧制御装置の
他の実施例をその要部について示している。尚、第8図
乃至第10図に於て第4図に対応する部分は第4図に付し
た符号と同一の符号により示されている。
第8図に示された実施例に於ては、3−4シフト弁27
0のクラッチポート282は、油路290、一方向切換弁298、
油路294を経てC1制御弁300に連通するようになってお
り、またドレンポート280は油路268より切離されて単純
なドレン専用ポートとされている。
2−3シフト弁240のフェールセーフポート260よりの
油路268は3−4シフト弁270のドレンポート280に代え
て油路296により一方向切換弁298に接続されている。
一方向切換弁298は、チェックボール式のものであ
り、油路290に油圧が供給されている時には油路296を閉
じてこの油圧を油路294に導き、これに対し油路296にの
み油圧が供給されている時は油路290を閉じてこの油圧
を油路294に導くようになっている。これにより油路294
は油路290と296の少なくともいずれか一方に油圧が供給
されている時にそれらより油圧を供給されるようにな
る。
従って、この実施例に於ても、3−4シフト弁270の
スプール弁272が図にて右半分に示されている第一の切
換位置にてスティックを生じ、クラッチポート282に所
定のライン油圧が供給されなくなっても2−3シフト弁
240のフェールセーフポート260より油路268、296、一方
向切換弁298、油路294を経てライン油圧がC1制御弁300
に供給され、第一クラッチ38が係合することが上述の実
施例と同様に補償されるようになる。
第9図に示された実施例に於ては、1−2シフト弁21
0のクラッチポート224は、油路225、一方向切換弁299、
油路297を経て第四クラッチ44の油室44aに連通するよう
になっており、またフェールセーフポート222はクラッ
チポート254より切離されて単純なドレン専用ポートと
されている。
2−3シフト弁240のクラッチポート254は油路263、2
95により一方向切換弁299に接続されている。
一方向切換弁299は、チェックボール式のものであ
り、油路225に油圧が供給されている時には油路295を閉
じてこの油圧を油路297に導き、これに対し油路295にの
み油圧が供給されている時は油路225を閉じてこの油圧
を油路297に導くようになっている。これにより油路297
は油路225と295の少なくともいずれか一方に油圧が供給
されている時にそれらより油圧を供給されるようにな
る。
従って、この実施例に於ても、1−2シフト弁210の
スプール弁212が図にて左半分に示されている第二の切
換位置にてスティックを生じ、クラッチポート224に所
定のライン油圧が供給されなくなっても2−3シフト弁
240のクラッチポート254より油路263、295、一方向切換
弁299、油路297を経てライン油圧が第四クラッチ44の油
室44aに供給され、第四クラッチ44が係合することが上
述の実施例と同様に補償されるようになる。
第10図に示された実施例は、第8図に示された実施例
と第9図に示された実施例とを組合せたものであり、こ
の実施例に於ては、二つの一方向切換弁298、299が用い
られている。
従って、この実施例に於ても上述の実施例と同様の作
用及び効果が得られる。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に
説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であること
は当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による油圧制御装置を適用される車輌用
自動変速機の遊星歯車式変速装置の一例を示すスケルト
ン図、第2図は各変速段に於けるソレノイド弁の通電組
合せとクラッチ及びブレーキの係合の組合せとを示す線
図、第3図は本発明による車輌用自動変速機の油圧制御
装置の一つの実施例を示す構成図、第4図乃至第7図は
各々本発明による車輌用自動変速機の油圧制御装置の要
部を各変速段について示す構成図、第8図乃至第10図は
各々本発明による車輌用自動変速機の油圧制御装置の他
の実施例をその要部について示す構成図である。 34……第一ワンウェイクラッチ 36……第二ワンウェイクラッチ 38……第一クラッチ 40……第二クラッチ 42……第三クラッチ 44……第四クラッチ 46……第一ブレーキ 48……第二ブレーキ 52……入力軸 54……出力歯車 60……流体式トルクコンバータ 70……ポンプ 72……圧力リリーフ弁 74……圧力リリーフ弁 80……プライマリレギュレータ弁 100……セカンダリレギュレータ弁 120……スロットル弁 140……ロックアップリレー弁 160……ロックアップシグナル弁 170……オイルクーラ 172……クーラバイパス弁 174……圧力リリーフ弁 190……マニュアル弁 210……1−2シフト弁 240……2−3シフト弁 270……3−4シフト弁 300……C1制御弁 330……4−3制御弁 360……リバースインヒビット弁 400……第一ソレノイド弁 410……第二ソレノイド弁 420……第三ソレノイド弁 450……C1用アキュームレータ 470……C2用アキュームレータ 490……C4用アキュームレータ 510……B1用アキュームレータ 530……B2用アキュームレータ 550……第一アキュームレータ制御弁 560……第二アキュームレータ制御弁 580……デュティ調圧弁 590……デュティソレノイド弁 600……デュティ圧力アキュームレータ
フロントページの続き (72)発明者 舟橋 眞 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−88055(JP,A) 特開 昭57−195924(JP,A) 特開 昭47−44731(JP,A) 特開 昭55−78846(JP,A) 実開 昭60−175937(JP,U) 特公 昭48−15542(JP,B1)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊星歯車式変速装置が互いに異なる二つの
    入力部材を有し、その一方の入力部材が油圧作動式の第
    一の入力クラッチにより原動機の出力部材に駆動連結さ
    れることにより或る一つの変速段を達成し、前記二つの
    入力部材の他方が油圧作動式の第二の入力クラッチによ
    り原動機の出力部材に駆動連結され且前記遊星歯車式変
    速装置の一つの回転要素が油圧作動式の摩擦係合装置に
    より固定されて反力部材となることにより他の一つの変
    速段を達成する車輌用自動変速機の油圧制御装置に於
    て、 前記第一の入力クラッチの油室に連通するクラッチポー
    トと、油圧源に連通する油圧ポートと、ドレン通路に連
    通するドレンポートとを有し、第一の切換位置にある時
    には前記クラッチポートを前記ドレンポートより切離し
    て前記油圧ポートに接続し、第二の切換位置にある時に
    は前記クラッチポートを前記油圧ポートより切離して前
    記ドレンポートに接続する第一のシフト弁と、 前記第二の入力クラッチの油室に連通するクラッチポー
    トと、油圧源に連通する油圧ポートと、ドレン通路に連
    通するドレンポートと、前記第一のシフト弁のドレンポ
    ートと連通するフェールセーフポートとを有し、第一の
    切換位置にある時には前記クラッチポートを前記ドレン
    ポートに接続し且前記フェールセーフポートを前記油圧
    ポートに接続し、第二の切換位置にある時には前記クラ
    ッチポートを前記油圧ポートに接続し且前記フェールセ
    ーフポートを前記ドレンポートに接続する第二のシフト
    弁と、 前記摩擦係合装置の油室に連通するポートと、油圧源に
    連通する油圧ポートと、前記第二のシフト弁の前記クラ
    ッチポートに連通するドレンポートとを有し、第一の切
    換位置にある時には前記ポートを前記ドレンポートに接
    続し、第二の切換位置にある時には前記ポートを前記油
    圧ポートに接続する第三のシフト弁とを有する車輌用自
    動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】遊星歯車式変速装置が互いに異なる二つの
    入力部材を有し、その一方の入力部材が油圧作動式の第
    一の入力クラッチにより原動機の出力部材に駆動連結さ
    れることにより或る一つの変速段を達成し、前記二つの
    入力部材の他方が油圧作動式の第二の入力クラッチによ
    り原動機の出力部材に駆動連結され且前記遊星歯車式変
    速装置の一つの回転要素が油圧作動式の摩擦係合装置に
    より固定されて反力部材となることにより他の一つの変
    速段を達成する車輌用自動変速機の油圧制御装置に於
    て、 前記第一の入力クラッチの油室に一方向切換弁を介して
    連通するクラッチポートと、油圧源に連通する油圧ポー
    トと、ドレン通路に連通するドレンポートとを有し、第
    一の切換位置にある時には前記クラッチポートを前記ド
    レンポートより切離して前記油圧ポートに接続し、第二
    の切換位置にある時には前記クラッチポートを前記油圧
    ポートより切離して前記ドレンポートに接続する第一の
    シフト弁と、 前記第二の入力クラッチの油室に連通するクラッチポー
    トと、油圧源に連通する油圧ポートと、ドレン通路に連
    通するドレンポートと、前記第一の入力クラッチの油室
    に前記一方向切換弁を介して連通するフェールセーフポ
    ートとを有し、第一の切換位置にある時には前記クラッ
    チポートを前記ドレンポートに接続し且前記フェールセ
    ーフポートを前記油圧ポートに接続し、第二の切換位置
    にある時には前記クラッチポートを前記油圧ポートに接
    続し且前記フェールセーフポートを前記ドレンポートに
    接続する第二のシフト弁と、 前記摩擦係合装置の油室に連通するポートと、油圧源に
    連通する油圧ポートと、前記第二のシフト弁の前記クラ
    ッチポートに連通するドレンポートとを有し、第一の切
    換位置にある時には前記ポートを前記ドレンポートに接
    続し、第二の切換位置にある時には前記ポートを前記油
    圧ポートに接続する第三のシフト弁とを有する車輌用自
    動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】遊星歯車式変速装置が互いに異なる二つの
    入力部材を有し、その一方の入力部材が油圧作動式の第
    一の入力クラッチにより原動機の出力部材に駆動連結さ
    れることにより或る一つの変速段を達成し、前記二つの
    入力部材の他方が油圧作動式の第二の入力クラッチによ
    り原動機の出力部材に駆動連結され且前記遊星歯車式変
    速装置の一つの回転要素が油圧作動式の摩擦係合装置に
    より固定されて反力部材となることにより他の一つの変
    速段を達成する車輌用自動変速機の油圧制御装置に於
    て、 前記第一の入力クラッチの油室に連通するクラッチポー
    トと、油圧源に連通する油圧ポートと、ドレン通路に連
    通するドレンポートとを有し、第一の切換位置にある時
    には前記クラッチポートを前記ドレンポートより切離し
    て前記油圧ポートに接続し、第二の切換位置にある時に
    は前記クラッチポートを前記油圧ポートより切離して前
    記ドレンポートに接続する第一のシフト弁と、 前記第二の入力クラッチの油室に連通し且一方向切換弁
    を介して前記摩擦係合装置の油室に連通するクラッチポ
    ートと、油圧源に連通する油圧ポートと、ドレン通路に
    連通するドレンポートと、前記第一のシフト弁のドレン
    ポートと連通するフェールセーフポートとを有し、第一
    の切換位置にある時には前記クラッチポートを前記ドレ
    ンポートに接続し且前記フェールセーフポートを前記油
    圧ポートに接続し、第二の切換位置にある時には前記ク
    ラッチポートを前記油圧ポートに接続し且前記フェール
    セーフポートを前記ドレンポートに接続する第二のシフ
    ト弁と、 前記摩擦係合装置の油室に前記一方向切換弁を介して連
    通するポートと、油圧源に連通する油圧ポートと、ドレ
    ンポートとを有し、第一の切換位置にある時には前記ポ
    ートを前記ドレンポートに接続し、第二の切換位置にあ
    る時には前記ポートを前記油圧ポートに接続する第三の
    シフト弁とを有する車輌用自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】遊星歯車式変速装置が互いに異なる二つの
    入力部材を有し、その一方の入力部材が油圧作動式の第
    一の入力クラッチにより原動機の出力部材に駆動連結さ
    れることにより或る一つの変速段を達成し、前記二つの
    入力部材の他方が油圧作動式の第二の入力クラッチによ
    り原動機の出力部材に駆動連結され且前記遊星歯車式変
    速装置の一つの回転要素が油圧作動式の摩擦係合装置に
    より固定されて反力部材となることにより他の一つの変
    速段を達成する車輌用自動変速機の油圧制御装置に於
    て、 前記第一の入力クラッチの油室に第一の一方向切換弁を
    介して連通するクラッチポートと、油圧源に連通する油
    圧ポートと、ドレン通路に連通するドレンポートとを有
    し、第一の切換位置にある時には前記クラッチポートを
    前記ドレンポートより切離して前記油圧ポートに接続
    し、第二の切換位置にある時には前記クラッチポートを
    前記油圧ポートより切離して前記ドレンポートに接続す
    る第一のシフト弁と、 前記第二の入力クラッチの油室に連通し且第二の一方向
    切換弁を介して前記摩擦係合装置の油室に連通するクラ
    ッチポートと、油圧源に連通する油圧ポートと、ドレン
    通路に連通するドレンポートと、前記第一の入力クラッ
    チの油室に前記第一の一方向切換弁を介して連通するフ
    ェールセーフポートとを有し、第一の切換位置にある時
    には前記クラッチポートを前記ドレンポートに接続し且
    前記フェールセーフポートを前記油圧ポートに接続し、
    第二の切換位置にある時には前記クラッチポートを前記
    油圧ポートに接続し且前記フェールセーフポートを前記
    ドレンポートに接続する第二のシフト弁と、 前記摩擦係合装置の油室に前記第二の一方向切換弁を介
    して連通するポートと、油圧源に連通する油圧ポート
    と、ドレンポートとを有し、第一の切換位置にある時に
    は前記ポートを前記ドレンポートに接続し、第二の切換
    位置にある時には前記ポートを前記油圧ポートに接続す
    る第三のシフト弁とを有する車輌用自動変速車輌用自動
    変速機の油圧制御装置。
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