JP2657501B2 - リップマンホログラムの作成方法 - Google Patents

リップマンホログラムの作成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、明瞭な再生像を発現することができるリッ
プマンホログラムの作成方法に関する。
〔従来の技術〕
リップマンホログラムの撮影方法は一般的によく知ら
れており、例えば、第2図は一例としてのリップマンホ
ログラムの撮影方法を示すものである。
例えば銀塩感光材料、重クロム酸ゼラチン、その他高
解像性でレーザー等のコヒーレント光に対して適当な感
度を有する感光材料からなる感材面1aを、ガラス等の透
明支持体1bに乾燥膜厚として1〜20μm程度の厚みに塗
布して得られた乾板1に、単一のコヒーレント光源から
の参照光2および被写体4からの反射光である物体光3
(被写体4への照射光は、ビームスプリッターにより上
記単一コヒーレント光源から分離されたものでもよい
し、また乾板1を透過した参照光自体でもよい)をθが
135度〜180度の角度で、すなわち乾板1に対し参照光2
と物体光3を表裏から照射して、この二つの光の干渉を
干渉縞5として乾板1の厚み方向に記録する。
次に、得られた記録済の乾板を、例えば、乾板の感光
材料が重クロム酸ゼラチンの場合には、水洗い、有機溶
媒処理、乾燥などの工程を含む常法の後処理をすること
によりリップマンホログラムが得られる。
このようにして得られたリップマンホログラムH1は、
自然光により再生可能であり、第3図に示すように参照
光2を照射した側から再生光6をリップマンホログラム
H1に照射すると、観察者7にはその再生像8が観察され
る。
或いは又、以下に示す様にして2段階の撮影を行なう
ことによりホログラム面から手前に飛び出した再生像を
有するリップマンホログラムを撮影することも知られて
いる。
第4図に示すように、上述のようにして得られたホロ
グラムH1に対し、コリメートレンズ9を通して、参照光
10を照射すると、ホログラムH1の光源側に再生像11が形
成される。この再生像の位置に、新たな乾板12を、その
感材面12aが乾板1の感材面1aと向かい合うように置く
と、感材面12aにH1と同一の像が記録されたホログラムH
2が複製される。この方法によると、像を乾板の希望の
位置に配置することができるので、乾板に近づけた、も
しくは乾板からとびだして再生像を得ることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の方法において用いられるホログ
ラム記録用の乾板においては、乾板の裏面で物体光もし
くは参照光の一部が反射することがある。この場合に
は、これらが新たな物体光及び参照光となり、本来の位
置とは別な位置に画像が記録されて、再生した場合この
画像がゴーストとなるという問題点がある。
以下、このゴーストについて2段階の撮影を例にして
説明する。第5図中、10は直接入射光、14はホログラム
H1からの再生像の光、15は乾板1の裏面からの反射光、
16は再生像の光14による乾板12の裏面からの反射光であ
る。10と14との干渉縞は正規の像として記録されるが、
それ以外の光束の組例えば15と16の干渉縞は乾板12にゴ
ーストとして記録される。また図には記さないがホログ
ラムH1と乾板12との間の繰り返し反射による光、また
は、乾板1、12の各々の中での繰り返し反射によりゴー
ストの原因となる光束は無数に発生する。
これらのゴーストはホログラム再生時に正規の像の周
囲に重なって再生され著しく画像を劣化させる原因とな
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の問題点をリップマンホログラムの撮影
において、光反射防止膜を設けた乾板を用いる方法によ
り解決し得たものである。
すなわち本発明は、第1の乾板の感光材料層に参照光
と被写体からの物体光とを表裏より照射することにより
光の干渉縞をリップマンホログラムとして記録して第1
のホログラムを作成し、次いで第1のホログラムに対向
するように第2の乾板を配置し、該第2の乾板側から参
照光を照射することにより得られる再生像を物体光と
し、該物体光と参照光との光の干渉縞を該第2の乾板の
感光材料層にリップマンホログラムとして記録し第2の
ホログラムを得る、リップマンホログラムの作成方法に
おいて、前記第2のホログラム記録時に第1のホログラ
ム及び第2の乾板に透明な光反射防止層が設けられてい
ることを特徴とする。
〔作用〕
本発明は、被写体となるホログラム及びホログラム記
録用の乾板の任意の位置に透明な光反射防止膜を設け
て、ホログラムを記録するようにしたので、ホログラム
記録時に被写体となるホログラム及び記録用の乾板の各
層間からの反射光が発生することがなくなり、反射光に
よる不要な干渉縞の記録を抑制して、ゴーストの発生を
減少することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示する実施例に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るリップマンホログ
ラムの作成方法を説明した概略図である。この例では被
写体はホログラムH1からの再生像である。ホログラム記
録用の乾板17の支持体17bの感光材面17aとの反射面に光
反射防止層17cを設けている点が、従来の技術と異な
る。このように反射防止膜17cを設けることにより、第
5図に示すような乾板12の裏面での反射による反射光16
がなくなるため、この反射光と他の光の組合せによる光
の干渉が発生せずに不要な画像の記録を防ぐことがで
き、ゴーストを減少することができる。また光反射防止
層は感光材面の反対面だけでなく、感光材と基板の間、
または感光材の表面に用いても、その面における反射に
よるゴーストを低減できる。
また、ホログラムH1の裏面に光反射防止層を設けるこ
とにより、第5図に示した反射光15がなくなるので、反
射光15によるゴーストを低減することができる。この場
合も当然ホログラムH1の両面に反射防止層を形成しても
よいし、感光材と基板の間に形成してもよい。
以下、具体的な数値を示しながら、本実施例にかかる
方法でリップマンホログラムを撮影した手順を説明す
る。
まず、被写体となるホログラムを作成する。用いる乾
板としては、透明基板、例えばガラス基板上に感光材料
として、例えば重クロム酸ゼラチンを厚み20μmに塗布
したものを用いることができる。この乾板に第2図に示
した光学系で、ホログラムを記録する。感光材料として
は銀塩、フォトポリマー、フォトクロシックを用いても
よい。
物体光3および参照光2としては、通常の記録に使用
されるものを用いることができ、例えば波長4880Aのア
ルゴンレーザー、あるいは、ヘリウムネオンレーザー、
クリプトンレーザー、ルビーレーザー等の光を用いるこ
とができる。
撮影時間は被写体の照射面の大きさにより非常に異な
るが、たとえば出力1ワットのアルゴンレーザー(波長
4880A)と銀塩感光材料を用いた場合で、たとえば直径
が50mmの被写体の場合には1秒〜4秒程度であり、また
30cm平方の被写体の場合には30秒ないし2分である。
なお、上述のように露光して得られたホログラムにつ
いては、各感光材料に応じた現像・後処理を行うが、い
ずれも慣用の方法であるのでここで改めて詳述するまで
もないであろう。
又、この被写体となるホログラムへの光反射防止層
は、あらかじめ用いる乾板に形成した後、ホログラムを
記録してもよい。
次に、目的とするリップマンホログラム記録用の乾板
を用意する。この乾板は光反射防止膜を設けた以外は上
述の乾板を用いることができる。本発明において用いる
光反射防止膜は、透明であり、例えば金属化合物の薄膜
からなる。第1図の例では一層であるが、二層、三層あ
るいはそれ以上の多層を被着させて反射防止効果を向上
させることができる。このような反射防止膜の材質とし
ては、MgF2、SiO、SiO2、ZnS、氷晶石、Cr、LiF等の金
属化合物がよく用いられるが、これらに限定されるわけ
ではなく、要するに反射防止効果のあるものを使用する
ことができる。反射防止膜の透明基板等への被着方法に
ついては、吹付け法、蒸着法、スパッタリング法等がよ
く用いられるが、この方法で被着したものでもかまわな
い。
次に、第1図に示す様に第2段階目の撮影を行うこと
により手前に飛び出した再生像を有するリップマンホロ
グラムを撮影する。被写体の再生像を再生するホログラ
ムと乾板との距離は、10mm〜100mm程度であり、光線、
露光、現像、後処理、撮影条件は第1のホログラムの作
成の場合と同様に行なうことができる。その結果、ゴー
スト像がほとんど発生しない良好な再生像を再生するリ
ップマンホログラムを得ることができる。
以下に具体例を示す。
まず被写体となるホログラムを以下の様に作成した。
厚さ5mm、50×50cmの(日本板硝子(株))の光反射防
止層を有する反射防止ガラス「ARガラス」を基板とし感
光材料として重クロム酸ゼラチンを厚み20μmに塗布し
た。この乾板に第2図に示した光学系で、参照光2の透
過光を被写体4に照射し反射光を物体光とする方法によ
り光源として波長4880A出力1Wのアルゴンイオンレーザ
ーを用いて撮影時間は1分30秒であった。露光後慣用の
方法で現像、後処理を行った。
次に第1図に示す様に第2段階目の撮影を行うことに
より手前に飛び出した再生像を有するリップマンホログ
ラムを撮影した。被写体の再生像を再生するホログラム
と乾板との距離は50mmとし、乾板、光源、露光現像、後
処理は第1のホログラムの場合と同様にしてホログラム
を作成した。
得られたホログラムはゴーストのない良好な再生像を
発現した。
〔発明の効果〕
以下のとおり本発明によれば、リップマンホログラム
の作成方法において被写体となるホログラム及び、ホロ
グラム記録用の乾板に透明な光反射防止膜を設けたた
め、不要な反射によるゴーストを低減させることができ
る。
又、反射防止膜として金属化合物の薄膜などからなる
透明薄膜を用いているため、反射防止膜を形成する位置
が限定されずに複数箇所に形成することができるため、
上記の不要な反射光をより低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るリップマンホログラム
の作成方法を示す図、第2図は第1段階目のリップマン
ホログラムの撮影方法を示す図、第3図はリップマンホ
ログラムの再生方法を示す図、第4図は第2段階目のリ
ップマンホログラムの撮影方法を示す図、第5図はゴー
スト像の原因となる反射光の発生を示す図である。 1……ホログラム用乾板 2……参照光 3……物体光 4……被写体 5……干渉縞 6……再生光 10……投影光 11……H1からの再生像 14……H1からの再生像 15……H1の裏面反射光 16……H1からの再生像の乾板内での裏面反射光 17……ホログラム用乾板 17a……感光材料層 17b……支持体 17c……光反射防止層 H1……ホログラム H2……ホログラム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の乾板の感光材料層に参照光と被写体
    からの物体光とを表裏より照射することにより光の干渉
    縞をリップマンホログラムとして記録して第1のホログ
    ラムを作成し、次いで第1のホログラムに対向するよう
    に第2の乾板を配置し、該第2の乾板側から参照光を照
    射することにより得られる再生像を物体光とし、該物体
    光と参照光との光の干渉縞を該第2の乾板の感光材料層
    にリップマンホログラムとして記録し第2のホログラム
    を得る、リップマンホログラムの作成方法において、前
    記第2のホログラム記録時に第1のホログラム及び第2
    の乾板に透明な反射防止層が設けられていることを特徴
    とするリップマンホログラムの作成方法。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載のリップマンホログラム
    の作成方法において、第1のホログラム及び第2の乾板
    のうちいずれか一方、又は第1のホログラム及び第2の
    乾板の透明な光反射防止層が、両最表面に設けられてい
    ることを特徴とするリップマンホログラムの作成方法。
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JP2501307Y2 (ja) * 1990-01-30 1996-06-19 株式会社協豊製作所 溶接ロボツトの通電用接続ユニット
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Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
OplusE No.19(昭和56.6.5)P.82表2
財団法人「機械振興協会・新機械システムセンター編「大型ホログラムシステムの開発に関する調査研究報告書」(昭和53年3月)P.106〜P.109,P.109図4、3、5(b)

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