JP2657159B2 - El素子とこのel素子を用いた時計 - Google Patents

El素子とこのel素子を用いた時計

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JP2657159B2
JP2657159B2 JP3344964A JP34496491A JP2657159B2 JP 2657159 B2 JP2657159 B2 JP 2657159B2 JP 3344964 A JP3344964 A JP 3344964A JP 34496491 A JP34496491 A JP 34496491A JP 2657159 B2 JP2657159 B2 JP 2657159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EL素子とこのEL素
子を用いた時計に関し、特に複数の色に発光するEL素
子と、このEL素子を用いてメロディ音やリズム等に合
わせて複数の色を点滅発光する時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術では、エレクトロルミネセンス
素子(以下「EL素子」という。)を複数の色に発光さ
せるものとして、例えば特開昭62−52887号公報
には、光体発光層と透明電極を櫛歯状に二分割し、
光体発光層を発光色の異なる二種類とする構造が示され
ており、いずれか一方または双方を発光させることによ
り二色以上の発光を可能にしている。
【0003】また実開昭63−25495号公報には、
複数のELセルを並設し、共通の一対の防湿封止部材に
より一体的に封止した構成が示されており、同一形状の
ELセルを用いて必要に応じた任意の発光面積並びに発
光パターンを有するEL発光面体を容易に得るようにし
ている。
【0004】また従来技術において、EL素子を文字板
の全面発光に用いた時計が知られており、これは非発光
時に乳白色を呈するEL素子を透光性の文字板の背後に
設けたもので、発光時にEL素子が単一色に発光して文
字板を照らすものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の第1の
ものは、背面電極上に、櫛歯状に二分割された光体発
光層と透明電極とを櫛歯が相互に入り組むように形成し
て防湿フィルムで封止するため、分割された2つのパタ
ーンを合わせる位置精度が悪く、細かい発光セグメント
とすることが難しく、また同心リング状のようなパター
ンを形成するのは困難である。
【0006】上記した従来の第2のものの場合にも、複
数のELセルを並設するために、細かい発光セグメント
とすることが難しく、また同心リング状のようなパター
ンを形成するのが困難である。
【0007】またEL素子を用いた従来の時計は、単一
色の発光であるので、文字板を照らすという機能面での
満足が得られるに過ぎず、それ以上の機能を満たすもの
ではなかった。
【0008】そこで本発明の目的は、細かい発光セグメ
ントや同心リング状の発光セグメントを容易に、そして
安価にかつ位置精度良く製造できるようにし、それぞれ
の発光セグメントの発光色を変えて複数色に発光するE
L素子を提供することにある。そしてこのEL素子を用
いて時計のメロディ音やリズムに合わせて複数の色に発
光させ、ディスプレイ効果の高い時計を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のEL素子は、透明基材の片面に設けてある
透明電極の内面側に、発光層誘電体層及び背面電極が
順次積層してあるEL素子において、上記発光層は、発
光色の異なる発光層を各色毎に分けた同心リング状の
数のパターンに形成してあり、上記背面電極は、上記
電体層を介して上記発光層の各パターンに対応するよう
に分割して形成してあり、上記EL素子の外周部に形成
された舌状の突出部には、複数の電極端子板が集中配置
してあり、最外側の上記背面電極より内側に形成してあ
る背面電極と接続する上記電極端子板は、当該内側に形
成してある背面電極より外側に位置する背面電極を横切
って上記突出部の外側へ突出しており、上記横切る部分
の背面電極には、絶縁部材が介在させてある
【0010】また本発明の時計は、上記のEL素子を時
計の文字板に配設してある。
【0011】上記の時計には、EL素子の発光層を各パ
ターン毎に点滅発光させる回路が設けてあり、この回路
は時計の正時音または目覚し音またはメロディ音の発生
時またはからくりの作動時に各パターン毎に点滅発光さ
せて複雑なデイスプレイを演出するように構成されてい
る。
【0012】
【実施例】図1及び図2に時計の文字板の背後に配設す
る本発明のEL素子の一実施例を示している。PETフ
ィルム等の透明基材からなる透明導電フィルム3は、片
面にITOからなる透明電極が設けてあり、図2に示す
ように、この透明電極の内側面に、発光層4,5,6、
誘電体層7及び背面電極8,9,10が順次積層形成し
てあり、透明導電フィルム3の上側と背面電極8,9,
10の下側にはそれぞれ捕水フィルム2a,2bが設け
てあり、この両捕水フィルム2a,2bの両外側にはそ
れぞれ防湿フィルム1a,1bが設けてある。
【0013】図2の最上部に位置する防湿フィルム1a
は、ほぼ円形をなして一部に電極端子用の舌状の突出部
1cが設けてある。防湿フィルム1a上(図2では下面
側)に外周部の接合部分だけ小さい形状の捕水フィルム
2aを設け、この捕水フィルム2a上に透明電極を捕水
フィルム2aの反対側に配して、ほぼ円形に形成した
明導電フィルム3が設けてある。透明導電フィルム3
透明電極にはコモン電極端子14を接続するための集電
極用の突出部3aが形成してある。
【0014】図1(A)に示すように、透明導電フィル
ム3の透明電極上に、同心リング状の3つのパターンか
らなる発光層が設けられている。即ち中心部にリング状
にスクリーン印刷により第1発光層4を形成する。この
第1発光層4は、発光体ZnSに対しピンク光顔料を
15%加え、溶剤に溶けた高誘電ポリマー中に分散させ
たインクを印刷して形成する。次に第1発光層4の外周
にリング状に第2発光層5をスクリーン印刷により形成
する。この第2発光層5は、上記のインクのピンク
顔料に代えて、オレンジ光顔料を加えたインクを用い
て印刷して形成する。続いて第2発光層5の外周にリン
グ状に第3発光層6をスクリーン印刷により形成する。
この第3発光層6は、グリーン光顔料を加えたインク
を用いて印刷して形成する。これらのピンク,オレン
ジ,グリーンの3つの同心リング状のパターンによる第
1〜第3発光層4〜6により、本発明のEL素子の発光
層を構成している。
【0015】次にBaTiO3 等の誘電体材料を溶剤に
溶けた高誘電ポリマー中に分散させたインクを作る。こ
のインクを上記の第1〜第3発光層4〜6上に均一に印
刷し、図1(B)に示すように円形の誘電体層7を形成
する。更にこの誘電体層7の上に、第1〜第3発光層4
〜6の3つの各パターンに合わせてカーボンを印刷し、
3つの同心リング状の背面電極8,9,10を形成し、
同時に透明導電フィルムの突出部3a上にカーボンを
印刷して集電極11を形成する。
【0016】3つの背面電極8,9,10を横切るよう
に、絶縁部材の一例としての電気絶縁シール12を貼着
し、この各背面電極8,9,10にそれぞれ導通するよ
うに電極端子13a,13b,13c配置してあ
り、この複数の電極端子板は突出部1cに集中配置して
ある。そして、最外側の背面電極10より内側にある背
面電極8または9に接続している電極端子板13a,1
3bは、それぞれの外側に位置する背面電極9,10、
または10を横切って突出部1cの外側へ突出してい
る。また集電極11に導通するようにコモン電極端子
14を配置する。
【0017】最後に図2の下部に示した捕水フィルム2
bをラミネートし、その上に最下部に示す防湿フィルム
1bをラミネートして熱圧着により封止する。封止部は
防湿フィルム1aと1bとの外周部及び中心部である。
中心部に指針が貫通する透孔15を設けておく。
【0018】このように構成したEL素子は、第1,第
2,第3発光層4,5,6の一方の側に共通の透明導電
フィルム3と、他方の側に各発光層に対応する別々の背
面電極8,9,10とを配置したことにより、3つの同
心リング状のパターンによる発光セグメントを有する1
個のEL素子となっている。
【0019】電極端子13a,13b,13cはそれぞ
れ電気的に独立しているので、コモン電極端子14と所
望の電極端子との間に電界を印加することにより、第1
〜第3発光層4〜6の中の1つ若しくは複数を選択的に
発光させ又は点滅させ、例えばメロディ音に同調させて
発光色を変えながら点滅させることなどが可能である。
また光顔料を加えているので、非発光時にもピンク,
オレンジ,グリーンの光顔料色を呈する。
【0020】なお、加えられる光顔料は上記に限られ
ず、レッド,レッドオレンジ,レモンイエロー,オレン
ジイエロー,ローズ,ルビーレッド,ブルーなどがあ
り、またこれらを混ぜて調色した光顔料を加えても良
い。
【0021】また、光顔料に代えて蛍光染料を混入し
ても、同様な作用効果が得られる。
【0022】図は、図1及び図2にて説明した本発明
のEL素子を用いた置時計を示している。即ち時計の外
装枠16の前面に設けた文字板17の背後に、図2に示
したEL素子を配置している。EL素子は非発光時にも
リング状の第1〜第3発光層4〜6の色であるピンク,
オレンジ,グリーンが時計の前面から見える。EL素子
及び文字板の中心部の透孔15を貫通する指針軸の先端
に時針,分針などの指針18が取り付けられている。文
字板17の外周には、時を示すマーク19が形成してあ
る。EL素子の背後であって外装枠16内には、指針1
8を回転駆動する図示しない計時回路や、所望の時刻に
報時する目覚し回路等の公知の回路の他に、暗中で文字
板を照明するためのEL素子の発光や、報時時のEL素
子の点滅発光等のための回路が備わっている。また外装
枠16から、例えばEL素子の全面発光や目覚し音の鳴
止め等の操作のための押ボタン20が突出している。
【0023】図にEL素子を発光セグメント毎に点滅
発光させるための回路の一例を示し、図にその動作タ
イムチャートを示す。
【0024】40は1秒信号発生回路であり、41はE
L駆動回路であり、42a,42bは集積回路であって
Dフリップフロップ(DF/F)回路である。43a,
43b,43c,43dはノアゲートで、44a,44
b,44cはオアゲートである。
【0025】EL駆動回路41の出力は、第1,第2,
第3発光層4,5,6に共通の透明導電フィルム3に供
給され、第1,第2,第3発光層4,5,6に各別の背
面電極8,9,10はトランジスタTr1,Tr2,Tr3の
各コレクタに接続してある。
【0026】1秒信号発生回路40の出力は、集積回路
42aのC1 端子に供給され、Q1バー端子の出力はノ
アゲート43aと43cの一方の入力端子に供給され、
Q1端子の出力はノアゲート43bと43dの一方の入
力端子に供給されると同時に、集積回路42bのC2 端
子に供給される。集積回路42bのQ2 バー端子の出力
はノアゲート43aと43bの他方の入力端子に供給さ
れ、Q2 端子の出力はノアゲート43cと43dの他方
の入力端子に供給される。ノアゲート43a,43b,
43cの出力はオアゲート44a,44b,44cの一
方の入力端子に供給され、ノアゲート43dの出力はオ
アゲート44a,44b,44cの他方の入力端子に供
給される。オアゲート44a,44b,44cの出力は
トランジスタTr1,Tr2,Tr3の各ベースに供給され
る。又コンデンサC抵抗RはIC42のパワーオンクリ
ア回路を構成し電源投入時Q1 ,Q2 をLとする。
【0027】この回路構成において、1秒信号発生回路
40及びEL駆動回路41に電源Eの電流が流れて動作
を開始したとすると、1秒信号発生回路40の出力信号
の立上りでDF/F42a,42bが反転し、Q1 ,Q
2 端子からの出力がLからHへ変化する。そこでノアゲ
ート43aの出力はHとなり、オアゲート44aの出力
もHとなり、トランジスタTr1がオンとなり、第1発光
層4に電界が印加されるので、指針18に近いリング状
の発光セグメントが点灯する。
【0028】1秒後に、再度1秒信号発生回路40に出
力を生じると、その立上りでDF/F42aのQ1 端子
からの出力がHからLに反転してQ1 バー端子からの出
力がHとなり、Q2 端子からの出力はHであるので、ノ
アゲート43aの出力はL、オアゲート44aの出力も
Lとなり、トランジスタTr1がオフとなり、指針18に
近いリング状の発光セグメントが消灯する。同時にノア
ゲート43bの出力はHとなり、オアゲート44bの出
力もHとなり、トランジスタTr2がオンとなり、第2発
光層5に電界が印加されるので、指針18から2番目の
リング状の発光セグメントが点灯する。
【0029】更に1秒後に、再度1秒信号発生回路40
に出力を生じると、その立上りでDF/F42aのQ1
端子からの出力がLからHに反転し、同時にDF/F4
2bのQ2 端子からの出力がHからLに反転し、ノアゲ
ート43bの出力はL、オアゲート44bの出力もLと
なり、トランジスタTr2がオフとなって指針18から2
番目のリング状の発光セグメントが消灯する。またノア
ゲート43cの出力はH、オアゲート44cの出力もH
となり、トランジスタTr3がオンとなり、第3発光層6
に電界が印加されるので、指針18から遠い最外周のリ
ング状の発光セグメントが点灯する。
【0030】更に1秒後に、再度1秒信号発生回路40
に出力を生じると、Q1 端子からの出力がHからLに反
転し、Q2 端子からの出力はLであるので、ノアゲート
43dの出力がHとなり、オアゲート44a,44b,
44cの全ての出力がHとなり、トランジスタTr1,T
r2,Tr3の全てがオンとなり、第1,第2,第3発光層
4,5,6の全てに電界が印加されるので、3つのリン
グ状の発光セグメントの全てが点灯する。
【0031】この動作により、指針18に近いリングか
ら、ピンク,オレンジ,グリーン及びこれら全ての色へ
と発光が移動点滅し、これが繰り返される。
【0032】図はEL素子の点滅発光動作を、正時若
しくはアラーム動作時に行わせるように構成した例を示
すものである。即ち1秒信号発生回路40及びEL駆動
回路41には、正時スイッチSw1又はアラームスイッチ
Sw2のいずれかが閉じたときに電源Eの電流が供給され
るように構成している。その他の構成は図と同じであ
る。正時になって正時スイッチSw1がオンとなり、又は
設定された時刻が到来してアラームスイッチSw2がオン
となると、1秒信号発生回路40及びEL駆動回路41
に電流が流れて動作を開始し、図で説明したと同様に
EL素子が点滅発光する。
【0033】図はEL素子の点滅発光動作を、正時に
なると動き出すからくり時計の動作時に行わせるように
構成した例を示すものである。即ち正時スイッチSw1が
閉じることにより駆動されるからくり駆動回路45を更
に具備しており、かつ1秒信号発生回路40及びEL駆
動回路41には、正時スイッチSw1が閉じたときに電源
Eの電流が供給されるように構成している。その他の構
成は図と同じである。従って正時になって正時スイッ
チSw1がオンとなると、からくりが動作を始めると同時
に、1秒信号発生回路40及びEL駆動回路41に電流
が流れて動作を開始し、図で説明したと同様にEL素
子が点滅発光する。
【0034】図はEL素子の点滅発光動作を、メロデ
ィ音に同調させるように構成した例を示すものである。
即ち図に示した1秒信号発生回路40を、メロディ信
号発生回路46と波形整形回路47とを合わせた回路で
置き換えたものである。その他の構成は図と同じであ
る。メロディ信号発生回路46の一例としてメロディI
Cが用いられる。
【0035】図に波形整形回路47の内部構成を示し
ており、コンパレータ47aの一方の入力端子にメロデ
ィIC46からのメロディ信号Faが入力し、他方の入
力端子にCR回路により設定される基準電圧VSが入力
するようになっている。メロディ信号Faは、図10
(A)に示しており、t1 ,t2 ,t3 はそれぞれ音の
長さに対応し、波形部はそれぞれ音の高さに対応した周
波数の信号が持続している。メロディ信号FaはCR回
路により高周波成分がカットされ、図10(B)で示さ
れる波形Fbとなる。この高周波成分がカットされたメ
ロディ信号Fbの電圧レベルと基準電圧VSとを比較し
て、メロディ信号Fbの電圧の方が高いときにコンパレ
ータ47aから出力1を生ずる。この出力信号Fcを図
10(C)に示している。
【0036】この波形整形回路47の出力信号Fcを1
秒信号の代わりにDF/F42aに供給することによ
り、メロディ音に同期したEL素子の点滅が、各発光層
4,5,6について音の長さt1 ,t2 ,t3 に同期し
て行われる。
【0037】更にアラーム音がメロディ音のものの場合
には、メロディ音のリズムとEL素子の各発光セグメン
ト毎の点滅発光を同調させるように構成しても良い。
【0038】なお上記の時計に用いられるEL素子は、
蛍光顔料または蛍光染料を加えないインクを印刷して形
成した発光色の異なる発光体を用いた発光層とし、非発
光時は乳白色とし、発光時のみカラーが点滅するように
しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のEL素
子は、透明電極の内面側に、発光層、誘電体層及び背面
電極が順次積層してあり、上記発光層は、発光色の異な
る発光層を各色毎に分けた同心リング状の複数のパター
ンに形成してあり、上記背面電極は、上記誘電体層を介
して上記発光層の各パターンに対応するように分割して
形成してあり、上記EL素子の外周部に形成された舌状
の突出部には、複数の電極端子板が集中配置してあり、
最外側の上記背面電極より内側に形成してある背面電極
と接続する上記電極端子板は、当該内側に形成してある
背面電極より外側に位置する背面電極を横切って上記突
出部の外側へ突出しており、上記横切る部分の背面電極
には、絶縁部材が介在させてあるので、各背面電極にそ
れぞれ独立して外部から電力を供給できるとともに、点
滅や発光や発光しているセグメントの移動などが任意に
選択でき、細かい発光セグメントや同心リング状の発光
セグメント等を容易に安価にかつ位置精度良く製造でき
る。複数の発光層の発光色を変えているので、複数色に
発光させてデイスプレイ等の他の機能を付加することが
できる。時計に用いた場合には、時計のアラーム音やメ
ロディ音やからくり等に合わせて複数の色に点滅発光さ
せ、演出効果の極めて高い時計を提供することができ、
需要者のニーズに応えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEL素子の一実施例の製造段階を示す
正面図で、(A)は発光層を形成した段階の正面図、
(B)は電極端子を配設した状態の正面図である。
【図2】図1における本発明のEL素子の一実施例を示
す断面図である。
【図3】図2に示すEL素子を用いた時計の正面図であ
る。
【図4】EL素子を点滅発光させる回路の一実施例を示
す回路図である。
【図5】動作タイムチャトである。
【図6】EL素子を点滅発光させる回路の他の実施例を
示す回路図である。
【図7】EL素子を点滅発光させる回路の更に他の実施
例を示す回路図である。
【図8】EL素子を点滅発光させる回路の更に他の実施
例を示す回路図である。
【図9】図7における波形整形回路の内部構成を示す回
路図である。
【図10】波形図を示すもので、(A)はメロディ信号
の波形図、(B)は高周波成分がカットされたメロディ
信号の波形図、(C)は波形整形回路の出力信号の波形
図である。
【符号の説明】1c 突出部 3 透明電極(透明導電フィルム) 4,5,6 発光層 7 誘電体層 8,9 最外側の背面電極より内側に形成して
ある背面電極 10 最外側の背面電極12 絶縁部材(電気絶縁シール) 13a,13b 最外側の背面電極より内側に形成して
ある背面電極と接続す る電極端子板 13c 電極端子板 17 時計の文字板40 回路(点滅発生回路の1秒信号発生回
路) 41 回路(点滅発生回路のEL駆動回路) 42a,42b 回路(点滅発生回路の集積回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−208299(JP,A) 特開 平2−72593(JP,A) 特開 昭56−69589(JP,A) 実開 昭48−3067(JP,U) 実開 平5−27997(JP,U) 特公 昭44−24855(JP,B1)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基材の片面に設けてある透明電極
    内面側に、発光層誘電体層及び背面電極が順次積層し
    てあるEL素子において、 上記発光層は、発光色の異なる発光層を各色毎に分けた
    同心リング状の複数のパターンに形成してあり、 上記背面電極は、上記誘電体層を介して上記発光層の各
    パターンに対応するように分割して形成してあり、 上記EL素子の外周部に形成された舌状の突出部には、
    複数の電極端子板が集中配置してあり、 最外側の上記背面電極より内側に形成してある背面電極
    と接続する上記電極端子板は、当該内側に形成してある
    背面電極より外側に位置する背面電極を横切って上記突
    出部の外側へ突出しており、 上記横切る部分の背面電極には、絶縁部材が介在させて
    ある ことを特徴とするEL素子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記各パターンの発
    光層には、色の異なる光顔料または光染料が混入さ
    れていることを特徴とするEL素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれか1つ
    のEL素子が時計の文字板に配設してあることを特徴と
    する時計。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記EL素子の発光
    層を各パターン毎に点滅発光させる回路が備わっている
    ことを特徴とする時計
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記回路は時計の正
    時音または目覚し音またはメロディ音の発生時またはか
    らくりの作動時に上記EL素子の発光層を各パターン毎
    に点滅発光させるものであることを特徴とする時計
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