JP2656983B2 - 泥漿鋳込み成形用鋳型 - Google Patents

泥漿鋳込み成形用鋳型

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は衛生陶器を製造するに好適な泥漿鋳込み成形
法の鋳型に関する。
(従来の技術) 洋風便器に代表される衛生陶器は泥漿鋳込み成形法に
て好んで製造される。
この成形法は、原料粘土粉末等を十分な水で溶いて分
散懸濁状態とした所謂泥漿を使用することに特徴があ
る。この泥漿を鋳型に流し込み、粘土分を鋳型表面に着
肉させる。
上記泥漿鋳型として、鋳型を石膏、あるいは連続気孔
を有する多孔性樹脂層で形成する。石膏は吸水性に富
み、泥漿を吸引し、水分を吸収し粘土分を壁面に着肉せ
し、古くから採用されている。しかし型の寿命が短いこ
とから連続気孔を有する多孔性樹脂層鋳型の採用が増加
している。
この連続気孔を有する多孔性樹脂鋳型は、例えば特開
昭63−31709号公報に明示されているごとくキャビティ
に臨む第1層を多孔質体(9)とし、第2層を非通水性
充填材(12)とするとともに、これら第1層と第2層の
境界あるいは第1層中に型外に通じる導水用中空路(1
0)…を介設したことを特徴とし、流し込まれた泥漿の
水分は第1層(9)を通過して導水用中空路(10)…か
ら型外へ排出され、また泥漿の粘土分が第1層(9)表
面に付着・積層(これを着肉と記す)する。
(発明が解決しようとする課題) 前記特開昭63−31709号の第3図に示されるように、
上型、下型、側型からなる鋳型は成形体から円滑に型ば
らしされ得る構造とされている。
しかし、近年成形体の断面形状は複雑化し、各型を更
に分解した所謂分割中型が要求されている。本来一個の
型であったのを分割するので分割中型の導水用中空路
(10)…から水分を型外へ排出することが困難で、良い
鋳型構成が得られていない。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、泥漿鋳込み成形用鋳
型を少くとも2個に分割し、これらの分割面に、第2の
型の導水路が第1の型を介して型外と連絡するための導
水路接続部を設ける。
更に、前記分割面に第1の型と第2の型を接合せしめ
るマグネット部材を埋設する。
又、前記導水路接続部は第1の型の合せ面に埋込まれ
た第1の鍔付円筒と、第2の型の合せ面に埋込まれて上
記第1の鍔付円筒に当接する位置に設けられた第2の鍔
付円筒とからなり、第1・第2の鍔付円筒は夫々の通孔
を各導水路に接続されるとともに、第1・第2の鍔付円
筒の鍔同志で接合させるべく第1・第2の鍔付円筒の少
なくとも一方を磁化したことを特徴とする。
(作用) 第1の型に第2の型を磁力で貼着する。
加圧成形時の排水は導水路接続部を介して実施し、第
2の型の排水を第1の型を介して行わせる。
(実施例) 本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。
第1図は本発明の成形用鋳型を用いて成形された洗面
器の平面図、第2図は第1図のA−A線断面図である。
洗面器1は、第2図の左部に示すように溢れ面1aの下
部から内側に突起している。この突起1bは使用中の水跳
を防止することを目的として設けられ、その為に突起1b
の下方に大きな凹部1cが形成されることを特徴としてい
る。
第3図は本発明に係る泥漿鋳込み成形用鋳型の断面図
であり、成形用鋳型10はめす型20と側型30とおす型40か
らなり、更におす型40は図示する如く深くめす型20に入
り込んでいる部分を中型と称し、この中型を第1の中型
50と第2の中型60に分割してなる。
前記めす型20はキャビティCに面する第1層21を連続
気孔を有する多孔性樹脂層とし、この第1層21の中に多
数の導水路22…を介設し且つ第1層21…を非通水性樹脂
からなる第2層23で包み、更に鉄板24で囲ってなる。上
記導水路22…は合流し、合流導水路25にて型外へ延出す
る。
前記側型30も同様に、第1層31、導水路32…、第2層
33、鉄板34及び合流導水路35からなる。
前記おす型40の第1の中型50は、第1層51、導水路52
…、第2層53及び鉄板54を備え、また第2の中型60は第
1層61、導水路62…、第2層63を備える。そして、第2
の中型の合流導水路65は下記する導水路接続部70を介し
て第1の中型50内に配設した第2の中型60用の分岐合流
導水路57に接続していることを特徴とする。
第4図は導水路接続部の拡大断面図であり、第1の中
型50の合せ面には第1の鍔付円筒56が埋設されまた、第
2の中型60の合せ面には第2の鍔付円筒66が埋設され、
これら鍔付円筒56,66の鍔56a,66aが互に当接する向き及
び位置とされている。
第5図は鍔付円筒の斜視図であり、第2の鍔付円筒66
の通孔66bには第2の中型60の合流導水路65が接続さ
れ、また第1の鍔付円筒56の通孔56b(第4図参照)に
は第1の中型50内に配設した第2の中型用の分岐合流導
水路57が接続されている。
尚、第1の鍔付円筒56はマグネットであり、第2の鍔
付円筒66は普通鋼である。
以上に述べた泥漿鋳込み成形用鋳型10の作用を次に述
べる。
おす型40の第1の中型50に第2の中型60を貼着せし
め、このおす型40にめす型20及び側型30をセットするこ
とにより第3図に示す型組みをなす。
この鋳型の10のキャビティCに図示せぬ泥漿通路を介
して泥漿を流し込み、充満し、加圧する。加圧された泥
漿は第1層21,31,51,61に向って流れ、水分が第1層21,
31,51,61を通過して導水路22,32,52,62を介して集めら
れる。めす型20及び側型30の水分は合流導水路25,35を
介して型外へ排出される。
第2の中型60の水分は導水路62、合流導水路65、導水
路接続部70、第1の中型50内に配設した第2の中型60用
の分岐合流導水路57を介して型外へ排出される。又、第
1の中型の水分は導水路52、合流導水路55を介して型外
へ排出される。
一方、泥漿中の粘土分は第1層21,31,51,61に着肉す
る。この着肉肉厚は時間とともに増すので、所定時間後
に加圧を停止し、未着泥漿を鋳型外へ排出すると成形体
内に空洞C1,C2が残り、第2図に示す断面を得る。
型ばらしは次の要領で実施する。
上方のめす型20に付着して成形体を外すものとして、
先ず側型30の合流導水路35並びに第1の中型50の合流導
水路55に加圧空気を吹き込む。この加圧空気が第1層3
1,51内の残留水を成形体との境界部に押し出して水膜を
形成し、成形体を離型する。
側型30を後退せしめ、めす型20を上昇せしめる。めす
型20は成形体と第2の中型60とを共に吊合げる。
即ち第2の中型60は成形体に付着したままであり、第
1の中型50は静止しているので、これら第1・第2の中
型50,60は合せ面で分離する。
これら第1・第2の中型50,60はマグネットの磁力で
接合しているだけであるから容易に分離する。
上昇した成形体の下方から入手またはロボットアーム
を差し入れ、且つ第2の鍔付円筒66に加圧空気を注入し
て第2の中型60を成形体から外す。
外された第2の中型60は待機中の第1の中型50にセッ
トすればよい。
第6図は第4図の別実施例図であり、第1の中型50に
第1の口金59a及びこの口金を囲んで鉄片59b…が埋め込
まれ、また第2の中型60に第2の口金69a及びこの口金
を囲んでマグネット片69b…が埋め込まれている。
よって、第1・第2の中型50,60の接合は鉄片59b…と
マグネット片69b…との接着で実施される。しかも、鉄
片59b…及びマグネット片69b…の位置や数は口金59a,69
aに関係なく設定し得る。
第7図は第3図の別実施例を示し、前記分岐合流導水
路57と第1の中型50の合流導水路55との間に逆止弁58を
介設する。
逆止弁58は第1の中型50を脱型するとき合流導水路55
から脱型用加圧空気が第2の中型60の合流導水路65は流
れるのを阻止する。
また、泥漿流し込み、充満、加圧中に第2の中型60の
導水路62に集められた水分は合流導水路65、導水路接続
部70、逆止弁58を介して第1の中型50の合流導水路55に
合流し、第1の中型50の水分とともに型外へ排出され
る。
このように第2の中型60の合流導水路65を第1の中型
50の合流導水路55に接続したので、合流導水路65の型外
への引出しが合流導水路55と共用できる。
(発明の効果) 以上に述べた如く本発明は、分割面に第2の型の導水
路が第1の型を介して型外と連絡するための導水路接続
部を設けたので、第2の型の合流導水路を型外に引出す
必要がなくなり、型の分割が容易になり、型設計の自由
度が増す。
更に、第1・第2の型の合せ面をマグネットの磁力で
接合するようにしたので取付け・取外しが容易となる。
また、第1・第2の鍔付円筒に型接合と導水路の接合
とを兼ねさせたので導水路接続部の構造を簡単にでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の成形用鋳型を用いて成形された洗面器
の平面図、 第2図は第1図のA−A線断面図、 第3図は本発明に係る泥漿鋳込み成形用鋳型の断面図、 第4図は導水路接続部の拡大断面図、 第5図は鍔付円筒の斜視図、 第6図は第4図の別実施例図、 第7図は第3図の別実施例図。 C……キャビティ、10……成形用鋳型 50……第1の型(中型)、52……同導水路 56……第1の鍔付円筒 60……第2の型(中型)、62……同導水路 66……第2の鍔付円筒、70……導水路接続部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型外に通じる導水路を介設した少なくとも
    2個に分割する泥漿鋳込み成形用鋳型において、 前記分割面に、第2の型の導水路が第1の型を介して型
    外と連絡するための導水路接続部を設けたことを特徴と
    する泥漿鋳込み成形用鋳型。
  2. 【請求項2】前記分割面に、第1の型と第2の型を接合
    せしめるマグネット部材を埋設したことを特徴とした請
    求項1記載の泥漿鋳込み成形用鋳型。
  3. 【請求項3】前記導水路接続部は、第1の型の合せ面に
    埋込まれた第1の鍔付円筒と、第2の型の合せ面に埋込
    まれて上記第1の鍔付円筒に当接する位置に設けられた
    第2の鍔付円筒とからなり、第1・第2の鍔付円筒は夫
    々の通孔を各導水路に接続されるとともに、第1・第2
    の鍔付円筒の鍔同志で接合させるべく第1・第2の鍔付
    円筒の少なくとも一方を磁化したことを特徴とした請求
    項1記載の泥漿鋳込み成形用鋳型。
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