JP2853212B2 - 泥漿鋳込み成形型 - Google Patents
泥漿鋳込み成形型Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、衛生陶器等を製造するに好適な泥漿鋳込み
成形型に関するものである。
成形型に関するものである。
[従来の技術] 泥漿を供給加圧して衛生陶器等を製造する泥漿鋳込み
成形型において、従来は、鉄製の型枠内に例えばセメン
ト製の非通水材を設け、この非通水材に設けた連続気孔
多孔質材により成形キャビティを形成しており、これら
型枠と非通水材及び連続気孔多孔質材は一体化されてい
た。
成形型において、従来は、鉄製の型枠内に例えばセメン
ト製の非通水材を設け、この非通水材に設けた連続気孔
多孔質材により成形キャビティを形成しており、これら
型枠と非通水材及び連続気孔多孔質材は一体化されてい
た。
[発明が解決しようとする課題] 従来は、長期使用により型が寿命に達すると、型枠内
から古くなった非通水材及び連続気孔多孔質材を取外
し、新たな非通水材及び連続気孔多孔質材を型枠内に設
けるようしており、つまり再使用可能なのは型枠のみで
あり、成形時の加圧に耐えうるべくバックアップ層を含
み非通水層を形成するセメント材は廃棄しなければなら
なかった。
から古くなった非通水材及び連続気孔多孔質材を取外
し、新たな非通水材及び連続気孔多孔質材を型枠内に設
けるようしており、つまり再使用可能なのは型枠のみで
あり、成形時の加圧に耐えうるべくバックアップ層を含
み非通水層を形成するセメント材は廃棄しなければなら
なかった。
従って成形型の交換コストが高いものとなっていた。
そこで本発明の目的は、成形キャビティに近い必要な
部分のみの交換を可能とし、型形成材料をできるだけ有
効に利用して型交換コストの低減化が図れ、また異なる
成形キャビティのものに交換できて共用化も可能となる
ようにした泥漿鋳込み成形型を提供することにある。
部分のみの交換を可能とし、型形成材料をできるだけ有
効に利用して型交換コストの低減化が図れ、また異なる
成形キャビティのものに交換できて共用化も可能となる
ようにした泥漿鋳込み成形型を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 成形キャビティを形成するための連続気孔多孔質材と
この連続気孔多孔質材をバックアップするために非通水
材とが一体的に形成された第2型部と、この第2型部の
非通水材の外側面に倣った形状を有する嵌合部を有し、
その嵌合部に第2型部が嵌合するバックアップ材からな
る第1型部とからなり、第2型部が第1型部に対して係
合部材によって着脱自在に係合することを特徴とする泥
漿鋳込み成形型である。
この連続気孔多孔質材をバックアップするために非通水
材とが一体的に形成された第2型部と、この第2型部の
非通水材の外側面に倣った形状を有する嵌合部を有し、
その嵌合部に第2型部が嵌合するバックアップ材からな
る第1型部とからなり、第2型部が第1型部に対して係
合部材によって着脱自在に係合することを特徴とする泥
漿鋳込み成形型である。
また、第2型部の連続気孔多孔質材の内部に複数の導
水路を有しこの複数の導水路を合流した第2合流導水路
を非通水材内に配設し、第1型内に第1合流導水路を配
設し、第2型部が第1型部に嵌合したときに第1合流導
水路と第2合流導水路とが連通することを特徴とする。
水路を有しこの複数の導水路を合流した第2合流導水路
を非通水材内に配設し、第1型内に第1合流導水路を配
設し、第2型部が第1型部に嵌合したときに第1合流導
水路と第2合流導水路とが連通することを特徴とする。
さらに、第2型部の連続気孔多孔質材及び非通水材に
第2泥漿用通路を配設し、第1型部内に第1泥漿用通路
を配設し、第2型部が第1型部に嵌合したときに第1泥
漿用通路と第2泥漿用通路とが連通することを特徴とす
る。
第2泥漿用通路を配設し、第1型部内に第1泥漿用通路
を配設し、第2型部が第1型部に嵌合したときに第1泥
漿用通路と第2泥漿用通路とが連通することを特徴とす
る。
[作用] 第1型部が第1型部に対して、例えば、ボルト等の係
合部材によって着脱自在に係合するので、破損、寿命等
で第2型部の取替えをする場合、簡単に短時間で行うこ
とができ設備の不稼働時間が短くてすみ生産効率がよ
い。そして、第1型部の嵌合部及び第2型部の非通水材
の形状を一定とし、第2型部の連続気孔多孔質材の形状
を変えるだけで、異なる形状の成形品を成形できる成形
型と安いコストで製作できる。
合部材によって着脱自在に係合するので、破損、寿命等
で第2型部の取替えをする場合、簡単に短時間で行うこ
とができ設備の不稼働時間が短くてすみ生産効率がよ
い。そして、第1型部の嵌合部及び第2型部の非通水材
の形状を一定とし、第2型部の連続気孔多孔質材の形状
を変えるだけで、異なる形状の成形品を成形できる成形
型と安いコストで製作できる。
第1型部の嵌合部の形状が第2型部の非通水材の外側
面の形状に倣った形状であるにで、嵌合部の前面に密着
した状態で嵌合する。そのため、成形時に成形キャビテ
ィの泥漿の加圧圧力を嵌合部が受ける圧力分布が均等に
なるため第2型部に偏った反力が作用せず偏った内部応
力も発生しにくく破損しにくい。
面の形状に倣った形状であるにで、嵌合部の前面に密着
した状態で嵌合する。そのため、成形時に成形キャビテ
ィの泥漿の加圧圧力を嵌合部が受ける圧力分布が均等に
なるため第2型部に偏った反力が作用せず偏った内部応
力も発生しにくく破損しにくい。
また、第2型部が第1型部に嵌合したときに第1合流
導水路と第2合流導水路とが連通するので、第1型部又
は第2型部の交換が容易にできる。
導水路と第2合流導水路とが連通するので、第1型部又
は第2型部の交換が容易にできる。
さらに、第2型部が第1型部に嵌合したときに第1泥
漿用通路と第2泥漿用通路とが連通するので、第1型部
又は第2型部の交換が容易にできる。
漿用通路と第2泥漿用通路とが連通するので、第1型部
又は第2型部の交換が容易にできる。
第1型部が第1型部に対して、例えば、ボルト等の係
合部材によって着脱自在に係合するので、破損、寿命等
で第2型部の取替えをする場合、簡単に短時間で行うこ
とができ設備の不稼働時間が短くてすみ生産効率がよ
い。そして、第1型部の嵌合部及び第2型部の非通水材
の形状を一定とし、第2型部の連続気孔多孔質材の形状
を変えるだけで、異なる形状の成形品を成形できる成形
型を安いコストで製作できる。
合部材によって着脱自在に係合するので、破損、寿命等
で第2型部の取替えをする場合、簡単に短時間で行うこ
とができ設備の不稼働時間が短くてすみ生産効率がよ
い。そして、第1型部の嵌合部及び第2型部の非通水材
の形状を一定とし、第2型部の連続気孔多孔質材の形状
を変えるだけで、異なる形状の成形品を成形できる成形
型を安いコストで製作できる。
第1型部の嵌合部の形状が第2型部の非通水材の外側
面の形状に倣った形状であるにで、嵌合部の前面に密着
した状態で嵌合する。そのため、成形時に成形キャビテ
ィの泥漿の加圧圧力を嵌合部が受ける圧力分布が均等に
なるため第2型部に偏った反力が作用せず偏った内部応
力も発生しにくく破損しにくい。
面の形状に倣った形状であるにで、嵌合部の前面に密着
した状態で嵌合する。そのため、成形時に成形キャビテ
ィの泥漿の加圧圧力を嵌合部が受ける圧力分布が均等に
なるため第2型部に偏った反力が作用せず偏った内部応
力も発生しにくく破損しにくい。
また、第2型部が第1型部に嵌合したときに第1合流
導水路と第2合流導水路とが連通するので、第1型部又
は第2型部の交換が容易にできる。
導水路と第2合流導水路とが連通するので、第1型部又
は第2型部の交換が容易にできる。
さらに、第2型部が第1型部に嵌合したときに第1泥
漿用通路と第2泥漿用通路とが連通するので、第1型部
又は第2型部の交換が容易にできる。
漿用通路と第2泥漿用通路とが連通するので、第1型部
又は第2型部の交換が容易にできる。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
本発明による泥漿鋳込み成形型の一例を示した図面に
おいて、10は泥漿鋳込み成形型(以下に鋳型と略称)で
あり、この鋳型10は上型11と下型21から構成されてい
る。
おいて、10は泥漿鋳込み成形型(以下に鋳型と略称)で
あり、この鋳型10は上型11と下型21から構成されてい
る。
上型11と下型21はともに、鉄製の型枠12,22と、各型
枠12,22内に固化したセメント製のバックアップ材13,23
と、各バックアップ材13,23とは別体で同じくセメント
製の非通水材16,26と、各非通水材16,26に一体化した内
部に複数の導水路51…,52…を有する樹脂製の連続気孔
多孔質材19,29とから構成されている。
枠12,22内に固化したセメント製のバックアップ材13,23
と、各バックアップ材13,23とは別体で同じくセメント
製の非通水材16,26と、各非通水材16,26に一体化した内
部に複数の導水路51…,52…を有する樹脂製の連続気孔
多孔質材19,29とから構成されている。
鉄製の型枠12,22は方形をもって強固に組立てられて
おり、各型枠12,22内にセメントを流入固化して夫々の
バックアップ材13,23を一体化している。各バックアッ
プ材13,23には対向するフラットな型合せ面14,24が作成
され、夫々の型合せ面14,24には分離境界をなす非通水
材組込用凹部15,25が形成されている。
おり、各型枠12,22内にセメントを流入固化して夫々の
バックアップ材13,23を一体化している。各バックアッ
プ材13,23には対向するフラットな型合せ面14,24が作成
され、夫々の型合せ面14,24には分離境界をなす非通水
材組込用凹部15,25が形成されている。
この各組込用凹部15,25内に夫々組付けられる各非通
水材16,26はセメントにより別体で造形されており、且
つ各組込用凹部15,25に合致する外周形状に夫々形成さ
れている。
水材16,26はセメントにより別体で造形されており、且
つ各組込用凹部15,25に合致する外周形状に夫々形成さ
れている。
そして上型11側の非通水材16には前記型合せ面14と連
続する下面に型合せ凹部17が形成され、この型合せ凹部
17に例えば図示断面L形等の多孔質材固着用凹部18が形
成されている。この固着用凹部18内に所定の樹脂を流入
固化して連続気孔多孔質材19が一体形成されており、こ
の連続気孔多孔質材19の内周面により成形キャビティが
形成されている。
続する下面に型合せ凹部17が形成され、この型合せ凹部
17に例えば図示断面L形等の多孔質材固着用凹部18が形
成されている。この固着用凹部18内に所定の樹脂を流入
固化して連続気孔多孔質材19が一体形成されており、こ
の連続気孔多孔質材19の内周面により成形キャビティが
形成されている。
他方、下型21側の非通水材26には前記型合せ面24と連
続する上面に型合せ凸部27が形成され、この型合せ凸部
27に例えば図示断面L形等の多孔質材固着用凹部28が形
成されている。この固着用凹部28内に所定の樹脂を流入
固化して連続気孔多孔質材29が一体形成されており、こ
の連続気孔多孔質材29の外周面により成形キャビティが
形成されている。
続する上面に型合せ凸部27が形成され、この型合せ凸部
27に例えば図示断面L形等の多孔質材固着用凹部28が形
成されている。この固着用凹部28内に所定の樹脂を流入
固化して連続気孔多孔質材29が一体形成されており、こ
の連続気孔多孔質材29の外周面により成形キャビティが
形成されている。
以上により上型11及び下型21用の各連続気孔多孔質材
19,29は夫々の非通水材16,26に一体となっており、各非
通水材16,26は上型11及び下型21用の各型枠12,22に夫々
一体となった各バックアップ材13,23の組込用凹部15,25
内にボルト結合される。
19,29は夫々の非通水材16,26に一体となっており、各非
通水材16,26は上型11及び下型21用の各型枠12,22に夫々
一体となった各バックアップ材13,23の組込用凹部15,25
内にボルト結合される。
ボルト31は頭部に六角穴32を有して先部に雄ネジ部33
を有するもので、図示の如く複数のボルト31を用い、各
非通水材16,26の周囲にボルト31を貫通してその雄ネジ
部33を、各バックアップ材13,23の組込用凹部15,25底面
に埋設された雌ネジ部材34に螺着する。35は各非通水材
16,26の底部に埋設されたボルトガイド用スリーブ、36
は各非通水材16,26に形成されたボルト通し孔、37は各
非通水材16,26の型合せ面に形成されたボルト頭部収納
用凹部である。
を有するもので、図示の如く複数のボルト31を用い、各
非通水材16,26の周囲にボルト31を貫通してその雄ネジ
部33を、各バックアップ材13,23の組込用凹部15,25底面
に埋設された雌ネジ部材34に螺着する。35は各非通水材
16,26の底部に埋設されたボルトガイド用スリーブ、36
は各非通水材16,26に形成されたボルト通し孔、37は各
非通水材16,26の型合せ面に形成されたボルト頭部収納
用凹部である。
更に実施例においては、下型21に第1の泥漿供給管40
及び第2の泥漿供給管44が設けられている。
及び第2の泥漿供給管44が設けられている。
第1の泥漿供給管40及び第2の泥漿供給管44は例えば
塩化ビニール製のもので、図示の如く第1の泥漿供給管
40は、横方向のストレート管41とエルボー管42と上方向
のストレート管43とを連結したものを、バックアップ材
23内に埋設し、ストレート管41を型枠22に貫通するとと
もに、ストレート管43を組込用凹部25底面の中央に開口
している。またこれとは別に上下方向の第2の泥漿供給
管44を非通水材26及び連続気孔多孔質材29の中央内に埋
設し、非通水材26の下面と連続気孔多孔質材29の上面に
第2の泥漿供給管44を開口している。更に第1の泥漿供
給管40のストレート管43と第2の泥漿供給管44とが接続
される非通水材26下面とバックアップ材23の組込用凹部
25底面との間にOリング46を設けてシールを行ってお
り、45は組込用凹部25底面に形成された凹段部である。
塩化ビニール製のもので、図示の如く第1の泥漿供給管
40は、横方向のストレート管41とエルボー管42と上方向
のストレート管43とを連結したものを、バックアップ材
23内に埋設し、ストレート管41を型枠22に貫通するとと
もに、ストレート管43を組込用凹部25底面の中央に開口
している。またこれとは別に上下方向の第2の泥漿供給
管44を非通水材26及び連続気孔多孔質材29の中央内に埋
設し、非通水材26の下面と連続気孔多孔質材29の上面に
第2の泥漿供給管44を開口している。更に第1の泥漿供
給管40のストレート管43と第2の泥漿供給管44とが接続
される非通水材26下面とバックアップ材23の組込用凹部
25底面との間にOリング46を設けてシールを行ってお
り、45は組込用凹部25底面に形成された凹段部である。
また上型11の連続気孔多孔質材19内の複数の導水路51
…は合流して合流導水路54、導水路接続部56を介して非
通水材組込用凹部15に開口している。前記合流導水路5
4、導水路接続部56は非通水材16内に埋設されている。
一方、バックアップ材13内には、前記導水路接続部56の
対向する位置に導水路接続部55、それに接続された合流
導水路53が埋設され、型外に連通している。このような
構成により非通水材16とバックアップ材13を組み合わせ
た時に、連続気孔多孔質材19内の複数の導水路51…は、
合流導水路54、導水路接続部56、導水路接続部55及び合
流導水路53を介して型外に連絡することになる。
…は合流して合流導水路54、導水路接続部56を介して非
通水材組込用凹部15に開口している。前記合流導水路5
4、導水路接続部56は非通水材16内に埋設されている。
一方、バックアップ材13内には、前記導水路接続部56の
対向する位置に導水路接続部55、それに接続された合流
導水路53が埋設され、型外に連通している。このような
構成により非通水材16とバックアップ材13を組み合わせ
た時に、連続気孔多孔質材19内の複数の導水路51…は、
合流導水路54、導水路接続部56、導水路接続部55及び合
流導水路53を介して型外に連絡することになる。
同様に下型21の連続気孔多孔質材29内の複数の導水路
52…は合流して合流導水路57、導水路接続部60を介して
非通水材組込用凹部25に開口している。前記合流導水路
57、導水路接続部60は非通水材26内に埋設されている。
一方、バックアップ材23内には、前記導水路接続部60の
対向する位置に導水路接続部59、それに接続された合流
導水路58が埋設され、型外に連通している。このような
構成により非通水材26とバックアップ材23を組み合わせ
た時に、連続気孔多孔質材29内の複数の導水路52…は、
合流導水路57、導水路接続部60、導水路接続部59及び合
流導水路58を介して型外に連絡することになる。
52…は合流して合流導水路57、導水路接続部60を介して
非通水材組込用凹部25に開口している。前記合流導水路
57、導水路接続部60は非通水材26内に埋設されている。
一方、バックアップ材23内には、前記導水路接続部60の
対向する位置に導水路接続部59、それに接続された合流
導水路58が埋設され、型外に連通している。このような
構成により非通水材26とバックアップ材23を組み合わせ
た時に、連続気孔多孔質材29内の複数の導水路52…は、
合流導水路57、導水路接続部60、導水路接続部59及び合
流導水路58を介して型外に連絡することになる。
以上の鋳型10によれば、上型11と下型21を型締めし、
第1の泥漿供給管40及び第2の泥漿供給管44から上下の
連続気孔多孔質材19,29間に形成された成形キャビティ
内に加圧された泥漿を供給することにより、泥漿中の水
が連続気孔多孔質材19,29を透過して導水路51…,52…に
集中して型外に排出され、連続気孔多孔質材19,29の成
形面に着肉成長が行われ、図示の如き例えば陶器タンク
の蓋や他の衛生陶器の付属部品等の皿状成形体Wが得ら
れる。
第1の泥漿供給管40及び第2の泥漿供給管44から上下の
連続気孔多孔質材19,29間に形成された成形キャビティ
内に加圧された泥漿を供給することにより、泥漿中の水
が連続気孔多孔質材19,29を透過して導水路51…,52…に
集中して型外に排出され、連続気孔多孔質材19,29の成
形面に着肉成長が行われ、図示の如き例えば陶器タンク
の蓋や他の衛生陶器の付属部品等の皿状成形体Wが得ら
れる。
そして長期使用による連続気孔多孔質材19,29等の疲
労により型寿命に達したなら、ボルト31…を外して各非
通水材16,26を夫々のバックアップ材13,23の各組込用凹
部15,25内から分離し、新品の連続気孔多孔質材19,29及
び非通水材16,26の一体物を各組込用凹部15,25内にボル
ト31…により結合して合体する。
労により型寿命に達したなら、ボルト31…を外して各非
通水材16,26を夫々のバックアップ材13,23の各組込用凹
部15,25内から分離し、新品の連続気孔多孔質材19,29及
び非通水材16,26の一体物を各組込用凹部15,25内にボル
ト31…により結合して合体する。
また各組込用凹部15,25に合致する夫々の非通水材16,
26の造形部形状(連続気孔多孔質材19,29による成形キ
ャビティ形状)を変化させたものを多数種類用意して、
各型枠11,21及びバックアップ材13,23を共用することも
可能である。
26の造形部形状(連続気孔多孔質材19,29による成形キ
ャビティ形状)を変化させたものを多数種類用意して、
各型枠11,21及びバックアップ材13,23を共用することも
可能である。
尚、型構成としては、実施例の上下型のみに限らず左
右型や三個以上の型構成のもでも良い。更に実施例では
固形鋳込み成形用の鋳型としたが、排泥(未着肉泥漿の
排出)鋳込み成形用の鋳型にも本発明は適用できる。ま
た成形物の対象も任意である。
右型や三個以上の型構成のもでも良い。更に実施例では
固形鋳込み成形用の鋳型としたが、排泥(未着肉泥漿の
排出)鋳込み成形用の鋳型にも本発明は適用できる。ま
た成形物の対象も任意である。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、成形キャビティ形成用
の連続気孔多孔質材を一体に設けた非通水材が型枠の内
側に一体に設けたバックアップ材に対して分離可能な泥
漿鋳込み成形型のため、従来のように型枠のみならずバ
ックアップ材も再使用することができ、連続気孔多孔質
材を設けた比較的小さな非通水材のみを新品のものに取
替えるだけの型交換で対応することができ、従って型形
成材料をできるだけ有効に利用して型交換コストの低減
化を達成でき、更には異なる成形キャビティのものにも
交換可能として型枠及びバックアップ材を共用化できる
ようにもなる。
の連続気孔多孔質材を一体に設けた非通水材が型枠の内
側に一体に設けたバックアップ材に対して分離可能な泥
漿鋳込み成形型のため、従来のように型枠のみならずバ
ックアップ材も再使用することができ、連続気孔多孔質
材を設けた比較的小さな非通水材のみを新品のものに取
替えるだけの型交換で対応することができ、従って型形
成材料をできるだけ有効に利用して型交換コストの低減
化を達成でき、更には異なる成形キャビティのものにも
交換可能として型枠及びバックアップ材を共用化できる
ようにもなる。
またバックアップ材に泥漿供給管を埋設して、非通水
材及び連続気孔多孔質材にも泥漿供給管を埋設し、この
両泥漿供給管を接続可能とすることにより、成形キャビ
ティに近い必要部分のみの交換を可能としながら泥漿供
給を行うことができる。
材及び連続気孔多孔質材にも泥漿供給管を埋設し、この
両泥漿供給管を接続可能とすることにより、成形キャビ
ティに近い必要部分のみの交換を可能としながら泥漿供
給を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明による泥漿鋳込み成形型の一例を示す縦断
面図である。 尚、図面中、10は泥漿鋳込み成形型、11A,21Aは第1型
部、11B,21Bは第2型部、12,22は型枠、13,23はバック
アップ材、15,25は嵌合部(凹部)、16,26は非通水材、
19,29は連続気孔多孔質材、31は係合部材(ボルト)、4
0は第1泥漿用通路(第1の泥漿供給管)、44は第2泥
漿用通路(第2の泥漿供給管)、46はOリング、Wは成
形体である。
面図である。 尚、図面中、10は泥漿鋳込み成形型、11A,21Aは第1型
部、11B,21Bは第2型部、12,22は型枠、13,23はバック
アップ材、15,25は嵌合部(凹部)、16,26は非通水材、
19,29は連続気孔多孔質材、31は係合部材(ボルト)、4
0は第1泥漿用通路(第1の泥漿供給管)、44は第2泥
漿用通路(第2の泥漿供給管)、46はOリング、Wは成
形体である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28B 1/00 - 1/54
Claims (3)
- 【請求項1】成形キャビティを形成するための連続気孔
多孔質材とこの連続気孔多孔質材をバックアップするた
めに非通水材とが一体的に形成された第2型部と、 この第2型部の非通水材の外側面に倣った形状を有する
嵌合部を有し、その嵌合部に前記第2型部が嵌合するバ
ックアップ材からなる第1型部とからなり、 前記第2型部が前記第1型部に対して係合部材によって
着脱自在に係合することを特徴とする泥漿鋳込み成形
型。 - 【請求項2】前記第2型部の連続気孔多孔質材の内部に
複数の導水路を有しこの複数の導水路を合流した第2合
流導水路を非通水材内に配設し、前記第1型内に第1合
流導水路を配設し、 前記第2型部が前記第1型部に嵌合したときに第1合流
導水路と第2合流導水路とが連通することを特徴とする
請求項1記載の泥漿鋳込み成形型。 - 【請求項3】前記第2型部の連続気孔多孔質材及び非通
水材に第2泥漿用通路を配設し、前記第1型部内に第1
泥漿用通路を配設し、前記第2型部が前記第1型部に嵌
合したときに第1泥漿用通路と第2泥漿用通路とが連通
することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の泥漿
鋳込み成形型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28545989A JP2853212B2 (ja) | 1989-11-01 | 1989-11-01 | 泥漿鋳込み成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28545989A JP2853212B2 (ja) | 1989-11-01 | 1989-11-01 | 泥漿鋳込み成形型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03146309A JPH03146309A (ja) | 1991-06-21 |
JP2853212B2 true JP2853212B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=17691797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28545989A Expired - Fee Related JP2853212B2 (ja) | 1989-11-01 | 1989-11-01 | 泥漿鋳込み成形型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2853212B2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-01 JP JP28545989A patent/JP2853212B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH03146309A (ja) | 1991-06-21 |
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