JP2656683B2 - 差動型入力回路 - Google Patents

差動型入力回路

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JP2656683B2 JP3217724A JP21772491A JP2656683B2 JP 2656683 B2 JP2656683 B2 JP 2656683B2 JP 3217724 A JP3217724 A JP 3217724A JP 21772491 A JP21772491 A JP 21772491A JP 2656683 B2 JP2656683 B2 JP 2656683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は差動型入力回路に関し、
特に高周波論理回路において用いられる単相駆動の差動
型入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の差動型入力回路には、単相および
両相の2形式が使用されており、後者の両相型差動入力
回路は、回路利得を大きくとることができ、その分入力
信号の振幅を小さくすることができる点で好ましいが、
通常は、入力信号は単相の状態で入力されるために、単
相の入力信号より逆相信号を作って両相の入力信号とす
ることは、回路的に複雑になること、および入力周
波数が高くなると、完全な逆位相を作りだすことが困難
であることの理由により、通常は、単相の差動型入力回
路が使用されているのが現状である。
【0003】図3に示されるのは、従来用いられている
単相駆動型の差動型入力回路の一例を示す。図3に示さ
れるように、本従来例は、入力端子56および57と、
出力端子58および59と、電源端子60および61に
対応して、抵抗17および18、MESFET19およ
び20、ダイオード23および24により形成される第
1のバイアス発生回路と、抵抗27および28、MES
FET21および22、ダイオード25および26によ
り形成される第2のバイアス発生回路と、抵抗32およ
び33、MESFET29、30および31により形成
される差動回路とを備えて構成される。
【0004】図3において、MESFET29および3
0は、負荷抵抗を形成する抵抗32および33と差動回
路を構成しており、MESFET31は、当該差動回路
の定電流源である。MESFET19および20とダイ
オード23および24は、ソースフォロア型の第1のバ
イアス発生回路を形成しており、MESFET19のゲ
ートのバイアス電圧は、分割抵抗17および18により
供給され、且つ本バイアス回路の出力端はMESFET
29のゲートに接続されて、入力端子56に印加された
高周波信号104は、前記第1のバイアス発生回路の出
力端を経由して前記差動回路に入力され、単相駆動動作
が行われる。また、前記第2のバイアス発生回路は、第
1のバイアス発生回路の場合と同様に、MESFET2
1および22とダイオード25および26により形成さ
れており、MESFET21のゲートのバイアス電圧
は、分割抵抗27および28により供給され、この第2
のバイアス発生回路の出力端は、MESFET30のゲ
ートに接続されて、その参照電圧として機能している。
なお、VDDおよびVSSは、それぞれ高電位側および低電
位側の電源電圧である。
【0005】図4に示されるのは、本従来例の動作につ
いて、計算機シミュレーションにより得られた結果であ
り、入力端子56における入力信号104、前記差動回
路のMESFET29および30に対する出力端Aおよ
びBにおける参照電圧、および出力端子58および59
における出力信号105および106等を含む信号波形
を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の差動型
入力回路においては、入力端子104に対するバイアス
電圧値により、例えば、±200mVのズレが発生した
場合(但し、例として、入力信号104の振幅は0.8
pp、周波数は3GHzとする)、図4(b)および
(c)(図4(b)は、直流バイアス電圧値を+200
mVズラせた場合であり、また、図4(c)は、−20
0mVズラせた場合のシミュレーション結果である)に
示されるように、出力信号105および106の直流成
分もズレてしまい、出力信号105および106におけ
る信号波形の対称性が損なわれるという欠点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の差動型入力回路
は、高電位側の電源と低電位側の電源との間に、高電位
側より順次第1のMESFET、1個または複数個のダ
イオードより成る第1のダイオード回路、および第1の
定電流源の順にて直列接続されて形成され、前記第1の
MESFETのゲートには、所定の入力端子が接続され
る第1のバイアス発生回路と、前記高電位側の電源と低
電位側の電源との間に、高電位側より順次第2のMES
FET、1個または複数個のダイオードより成る第2の
ダイオード回路、および第2の定電流源の順にて直列接
続されて形成され、前記第2のMESFETのゲートに
は、前記入力端子が接続される第2のバイアス発生回路
と、前記高電位側ならびに低電位側の電源より電源を供
給され、一対の負荷抵抗、第3および第4の一対のME
SFETおよび第3の定電流源により形成され、前記第
3のMESFETのゲートには、前記第1のバイアス発
生回路の出力端が接続され、前記第4のMESFETの
ゲートには、前記第2のバイアス発生回路の出力端が接
続される差動回路と、前記第2のバイアス発生回路の出
力端が接続される前記第4のMESFETのゲートと前
記低電位側の電源との間に接続されるコンデンサと、を
備えて構成される。
【0008】なお、前記第1、第2および第3の定電流
源は、それぞれMESFETにより形成してもよい。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1に示されるように、本実施例は、入力端子
51と、出力端子52および53と、高電位側の電源端
子54および低電位側の電源端子55に対応して、ME
SFET3および4、ダイオード7および8により形成
される第1のバイアス発生回路と、MESFET5およ
び6、ダイオード9および10により形成される第2の
バイアス発生回路と、これらの第1および第2のバイア
ス発生回路のMESFET3および5のゲートに対し
て、共通のバイアス電圧を与える抵抗1および2による
電圧分割回路と、抵抗15および16、MESFET1
2、13および14により形成される差動回路とを備え
て構成される。
【0011】図1において、上述のように、MESFE
T12、13および14は、負荷抵抗を形成する抵抗1
5および16と差動回路を構成しており、MESFET
14は当該差動回路の定電流源である。MESFET3
および4とダイオード7および8は、ソースフォロア型
の第1のバイアス発生回路を形成しており、MESFE
T3のゲートのバイアス電圧は、分割抵抗1および2に
より供給され、且つ本バイアス回路の出力端AはMES
FET12のゲートに接続されて、入力端子51に印加
された高周波信号101は、前記第1のバイアス発生回
路の出力端Aを経由して前記差動回路に入力され、単相
駆動動作が行われる。また、前記第2のバイアス発生回
路は、第1のバイアス発生回路の場合と同様に、MES
FET5および6、ダイオード9および10により形成
されており、MESFET5のゲートのバイアス電圧
は、分割抵抗1および2により供給され、この第2のバ
イアス発生回路の出力端Bは、MESFET13のゲー
トに接続されて、その参照電圧として機能している。な
お、VDDおよびVSSは、それぞれ高電位側および低電位
側の電源電圧である。
【0012】先ず、入力信号101は、第1および第2
のバイアス発生回路における、それぞれのソースフォロ
ア型のMESFET3および5のゲートに入力される。
第1のバイアス発生回路においては、差動回路を駆動す
るのに適当なバイアス電圧が出力端Aを介して出力さ
れ、MESFET12のゲートに入力される。また、同
様に、第2のバイアス発生回路においても、差動回路を
駆動するのに適当なバイアス電圧が、第1のバイアス発
生回路の場合と同様に、同位相、同電位にて出力端Bを
介して出力されるが、MESFET13のゲートは、コ
ンデンサ11を介して低電位側の電源に接続されてお
り、交流的にはショートされた状態にある。このため
に、入力信号101の交流成分は除去されて直流成分の
みが、差動回路のMESFET13のゲートに入力され
る。この結果、差動回路には、第1のバイアス発生回路
から出力される直流バイアス電圧値と同電位の参照電圧
が付与され、単相駆動動作が行われる。この場合、差動
回路に与えられる参照電圧は、リップル電圧が少ない方
が望ましく、また、そのためには、コンデンサ11の容
量値が大きい方がより。
【0013】実際に、負荷抵抗15および16の値を7
50Ω、MESFET12および13のゲート幅を20
μm、相互コンダクタンスを360mSとして、しきい
値電圧−0.1Vの差動回路と、コンデンサ11の値と
して50pFを採用し、図1に示される実施例の回路図
について行われた計算機シミュレーションによる結果を
図2に示す。なお、この場合、入力信号101の振幅は
0.8Vpp、周波数は3GHzとしてシミュレーション
が行われている。また図2(b)および(c)より明ら
かなように、入力端子51の直流バイアス電圧値を±2
00mVズラせた場合においても、第2のバイアス発生
回路の出力端Bの電位は、図4における計算機シミュレ
ーションによる場合とは異なり、出力端Aにおける出力
信号の中心電圧とは完全に一致し、出力波形として、図
2(b)および(c)における信号の重なり部分(斜線
にて示す部分)が改良されている。
【0014】一例として、入力端子51の直流バイアス
電圧値が+200mVズレた場合について見ると、出力
信号102および103の重なり具合は、図3に示され
る従来の差動型入力回路においては、480mVである
が、本実施例の場合においては、図2に示される計算機
シミュレーション結果より明らかなように、出力信号1
02および103の重なり部分の値が1000mVと5
20mVも改良されていることが分る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力端
子における直流電圧レベルの変動に対応して、差動回路
における単相駆動に必要な参照電圧を、常時前記入力信
号の中心電圧に等しくすることにより、当該差動回路の
動作を正常に保持することが可能となり、良好な両相信
号を生成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】本実施例の計算機シミュレーションによる動作
を示す図である。
【図3】従来例を示す回路図である。
【図4】従来例の計算機シミュレーションによる動作を
示す図である。
【符号の説明】
1、2、15〜18、27、28、32、33 抵抗 3〜6、12〜14、19〜22、29〜31 ME
SFET 7〜10、23〜26 ダイオード 11 コンデンサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電位側の電源と低電位側の電源との間
    に、高電位側より順次第1のMESFET(METAL
    SEMICONDUCTOR FET)、1個または
    複数個のダイオードより成る第1のダイオード回路、お
    よび第1の定電流源の順にて直列接続されて形成され、
    前記第1のMESFETのゲートには、所定の入力端子
    が接続される第1のバイアス発生回路と、 前記高電位側の電源と低電位側の電源との間に、高電位
    側より順次第2のMESFET、1個または複数個のダ
    イオードより成る第2のダイオード回路、および第2の
    定電流源の順にて直列接続されて形成され、前記第2の
    MESFETのゲートには、前記入力端子が接続される
    第2のバイアス発生回路と、 前記高電位側ならびに低電位側の電源より電源を供給さ
    れ、一対の負荷抵抗、第3および第4の一対のMESF
    ETおよび第3の定電流源により形成され、前記第3の
    MESFETのゲートには、前記第1のバイアス発生回
    路の出力端が接続され、前記第4のMESFETのゲー
    トには、前記第2のバイアス発生回路の出力端が接続さ
    れる差動回路と、 前記第2のバイアス発生回路の出力端が接続される前記
    第4のMESFETのゲートと前記低電位側の電源との
    間に接続されるコンデンサと、 を備えることを特徴とする差動型入力回路。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2および第3の定電流源
    が、それぞれMESFETにより形成される請求項1記
    載の差動型入力回路。
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