JP2656625B2 - 共振コンバータ - Google Patents

共振コンバータ

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JP2656625B2 JP1192141A JP19214189A JP2656625B2 JP 2656625 B2 JP2656625 B2 JP 2656625B2 JP 1192141 A JP1192141 A JP 1192141A JP 19214189 A JP19214189 A JP 19214189A JP 2656625 B2 JP2656625 B2 JP 2656625B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一石型スイッチング電源に接続され、一次
側スナバ回路を用いた共振コンバータに関する。
[従来の技術] 従来の一石型スイッチング電源に接続され、一次側ス
ナバ回路を用いた共振コンバータとしては、例えば第11
図に示すようなものがある。
第11図において、1は入力電源、2は出力トランス3
の1次巻線、4は出力トランス3の2次巻線、5は出力
整流用のダイオード、6は出力平滑用のコンデンサ、7
はインバータトランジスタである。インバータトランジ
スタ7にはスナバ用ダイオード8およびスナバ用のコン
デンサ9がそれぞれ並列に接続され、これらのダイオー
ド8およびコンデンサ9がスナバ回路を構成している。
第12図は各部の波形を示し、第12(a)はインバータ
18のタイミング、第12図(b)はe1の波形、第12図
(c)はicの波形であり、インバータ電圧e1のピーク値
E1maxがE1max<2E(Eは電源電圧)のとき、出力トラン
ス3のインバータトランジスタ7のオフ時のリセットが
終了すると(T1、参照)、E1maxを初期値として、 の周期で正弦波振動をしながら、インバータ電圧e1が電
源電圧Eを中心に低下していく。この場合、インバータ
電圧e1のピーク値E1maxが低下しはじめる出力トランス
3のリセット終了した時からコンデンサ9を流れる電流
icは0から1次巻線12側に流れはじめ、e1が電源電圧
Eに等しくなるとき(T2、参照)、−Ic maxとなり、ま
た、e1が最小値となるT3で0となる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の共振コンバータにあ
っては、インバータ電圧e1がE1min=2E−E1maxという電
圧以下には低下しないため、最も低下したとき、すなわ
ちT3のタイミングでインバータトランジスタをオフから
オンに切り換えても、インバータトランジスタには で示される損失が発生するという問題点があった。な
お、この損失はスイッチング周波数fに比例するため、
高周波数化を困難にしている原因の1つとなっている。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであってE1max<2Eであっても、出力トランスがリ
セット終了してインバータ電圧e1が低下してきたとき、
e1を零付近にまで低下させてから、インバータトランジ
スタをオフからオンに切り換えることにより、インバー
タトランジスタのオフからオン時の損失を少なくするよ
うにした共振コンバータを提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本発明は、スイッチング
手段の一端を出力トランスの1次巻線に他端を入力電源
のマイナス側に接続し、前記スイッチング手段にダイオ
ードおよびスナバ用のコンデンサを並列に接続した共振
コンバータにおいて、前記コンデンサに、スナバ用の他
のコンデンサとスイッチからなる直列回路を並列に接続
したものである。
[作用] 本発明においては、インバータ電圧e1のピーク値E1ma
xがE1max<2E(E:電源電圧)であっても、主力トランス
がリセット終了してインバータ電圧e1が低下してきたと
き、所定のタイミングでスイッチをオフとし、スナバ用
のコンデンサのうちの一方のコンデンサの容量に切り換
えて、インバータ電圧e1を零付近とし、この期間中にス
イッチング手段をオフからオンとすることにより、スイ
ッチング手段のオフからオン時の損失をなくすことがで
きる。
また、スナバ用のコンデンサの容量を大きくすること
ができるので、スイッチング手段のオンからオフ時のイ
ンバータ電圧の時間的変化率を小さくすることができ、
スイッチング手段のオンからオフ時の損失も低減するこ
とができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示す図で
ある。
まず、構成を説明すると、第1図において、11は出力
トランスであり、出力トランス11は1次巻線12、鉄心13
および2次巻線14を有している。2次巻線14には出力平
滑用コンデンサ15が並列に接続され、また、2次巻線14
には出力整流用のダイオード16が直列に接続されてい
る。
17は電源電圧Eを出力する入力電源であり、入力電源
17のプラス側には1次巻線12が接続され、この1次巻線
12と入力電源17のマイナス側との間にはスイッチング手
段としてのインバータトランジスタ18が接続されてい
る。
インバータトランジスタ18には、インバータ電圧e1が
負になるのを防止するためのダイオード19およびスナバ
用コンデンサ20が並列に接続されている。21は他のスナ
バ用のコンデンサ22とスイッチ23とが直列に接続された
直列回路であり、この直列回路21は、コンデンサ20に並
列に接続されている。
なお、図中、Lは出力トランス11の1次巻線12のイン
ダクタンスを、icはスナバ用コンデンサ20,22を流れる
電流を、それぞれ示す。また、インバータトランジスタ
18としてN型MOSFET、またはP型MOSFETを使用すれば、
MOSFETの内蔵ダイオードで、前記ダイオード19の代用と
することができる。
次に、第2図に基づいて動作を説明する。
第2図(a)はスイッチ23のタイミング、第2図
(b)はインバータ18のタイミング、第1図(c)はe1
の波形、第2図(d)はicの波形である。
第2図において、トランジスタインバータ18がオンか
らオフになると、フライバック電圧、すなわちインバー
タ電圧e1が発生し、このインバータ電圧e1のピーク値E1
maxがE1max<2E(Eは電源電圧)の時、出力トランス11
のリセットが終了すると、E1maxを初期値として、 (C1はコンデンサ20を、C2はコンデンサ22を、それぞれ
示す)の周期Tで正弦波の振動をしながら、インバータ
電圧e1が電源電圧Eを中心に低下してくる。
ここで、インバータ電圧e1のピーク値E1maxとコンデ
ンサ20,22を流れ電流icのピーク値Ic maxとは、次式
に示すような関係が成り立つので、C1+C2が小さくなる
と、Ic maxが同じならば、E1maxが等価的に大きくな
る。
したがって、第2図のT2の近傍のタイミング、すなわ
ちインバータ電圧e1が電源電圧Eに等しくなったとき
(電流Icが1次巻線12側へ最大に流れたとき)、スイッ
チ23をオフさせることでC1+C2の容量をC1に変化させる
ことができ、この場合には、2E−E1maxまでしか低下で
きなかったインバータ電圧e1を、零付近にすることがで
きる。この場合、インバータトランジスタ18に並列に接
続されたダイオード19があるので、インバータ電圧e1は
ダイオード19の順方向電圧でクランプされる(第2図、
参照。) したがって、e1が零付近の期間にインバータトランジ
スタ18をオフからオンにすることにより、インバータト
ランジスタ18のオフからオン時の損失をなくすことがで
きる。なお、スイッチ23のオン状態への転移は、第2図
の記号T0で示すインバータ18のオン期間中に行えばよ
い。
また、スナバ用のコンデンサ20,22の放電による損失
を気にせずにすむので、スナバ用コンデンサ20,22の容
量を容易に増加することができるため、インバータ電圧
e1のdv/dt(e1の時間的変化率)を小さくすることがで
き、インバータトランジスタ18のオンからオフ時の損失
も低減することができる。
なお、第2図中T1は出力トランスのリセットが終了し
たとき、T2はインバータ電圧e1が電源電圧Eになったと
き、T3はスイッチ23をオフしなかったときのインバータ
電圧e1が最小になるとき(従来例と同じで、図中破線で
示す)をそれぞれ示す。
次に、第3図は本発明の第2実施例を示す図である。
本実施例においては、コンデンサ22とスイッチ23を直
列接続した直列回路21を出力トランス11の1次巻線12と
並列であって、インバータトランジスタ18に直列に接続
している。
次に、第4図は本発明の第3実施例を示す図である。
本実施例においては、第2実施例の直列回路21に並列
にコンデンサ20を接続している。コンデンサ20は1次巻
線12に並列に接続される。
次に、第5図は本発明の第4実施例を示す図である。
本実施例においては、第1実施例のコンデンサ20を1
次巻線12に並列でかつインバータトランジスタ18に直列
に接続している。直列回路21は第1実施例のように、イ
ンバータトランジスタ18に並列に接続される。
次に、第6図は本発明の第5実施例を示す図である。
この実施例においては、インバータトランジスタ18、ダ
イオード19およびコンデンサ20の各一端を1次巻線12の
途中にそれぞれ接続している。直列回路21の一端は1次
巻線12の一端に接続され、他端は、入力電源17のマイナ
ス側に接続されている。
第7図は、本発明の第6実施例を示す図である。
この実施例においては、直列回路21の一端は1次巻線
12の途中に接続され、他端は入力電源17のマイナス側に
接続されている。
第8図は本発明の第7実施例を示す図である。
この実施例においては、出力トランス11の1次巻線12
とは別の1次巻線24を設け、この1次巻線24に直列に回
路21を接続している。
第2実施例〜第4実施例は、コンデンサ20とコンデン
サ22の相対的な接続を変えたものであり、第5実施例〜
第7実施例は出力トランス11を介してコンデンサ20とコ
ンデンサ22を接続したものである。
第2実施例〜第7実施例においては第1実施例と同様
な効果を得ることができることは詳述するまでもない。
なお、シングルフォワード方式に本発明を用いるとき
は、シングルフォワード方式の2次側回路を、第9図か
ら第10図に変更する必要がある。第10図において、SW2
は、T1からインバータトランジスタ18をオンするまでの
期間ダイオードD1をオフさせたままにしておくスイッチ
であり、半導体や可飽和チョークが使用可能である。
また、第1実施例〜第7実施例において、出力トラン
ス11を入力電源17のマイナス側に接続し、インバータト
ランジスタ18を入力電源17のプラス側に接続しても同様
な効果が得られることは明らかである。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、インバー
タ電圧のピーク値が電源電圧×2以下であっても、出力
トランスがリセット終了してインバータ電圧が低下して
きたとき、これをゼロにまで低下させてから、インバー
タトランジスタをオフからオンさせることにより、イン
バータトランジスタのオフからオン時の損失を少なくす
ることができる。
また、スナバ用コンデンサ放電による損失を気にせず
にすむので、スナバ用コンデンサの容量を容易に増加す
ることができ、インバータトランジスタのオンからオフ
時のインバータ電圧の時間的な変化率を小さくすること
ができるので、インバータトランジスタのオンからオフ
時の損失も低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す図、 第2図は波形図、 第3図は本発明の第2実施例を示す図、 第4図は本発明の第3実施例を示す図、 第5図は本発明の第4実施例を示す図、 第6図は本発明の第5実施例を示す図、 第7図は本発明の第6実施例を示す図、 第8図は本発明の第7実施例を示す図、 第9図は従来のシングルフォワード方式の2次側回路
図、 第10図は本発明のシングルフォワード方式の2次側回路
図、 第11図は従来例を示す図、 第12図は従来の波形図である。 図中、 11……出力トランス、 12……1次巻線、 13……鉄心、 14……2次巻線、 15……出力平滑用コンデンサ、 16……出力整流用ダイオード、 17……入力電源、 18……インバータトランジスタ(スイッチング手段)、 19……ダイオード、 20……スナバ用コンデンサ、 21……直列回路、 22……スナバ用コンデンサ、 23……スイッチ、 24……他の1次巻線。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング手段の一端を出力トランスの
    1次巻線に他端を入力電源のマイナス側に接続し、前記
    スイッチング手段にダイオードおよびスナバ用のコンデ
    ンサを並列に接続した共振コンバータにおいて、前記コ
    ンデンサに、スナバ用の他のコンデンサとスイッチから
    なる直列回路を並列に接続したことを特徴とする共振コ
    ンバータ。
  2. 【請求項2】前記直列回路を前記1次巻線に並列でかつ
    前記スイッチング手段に直列に接続したことを特徴とす
    る前記請求項1記載の共振コンバータ。
  3. 【請求項3】前記スナバ用のコンデンサを前記直列回路
    並列に接続したことを特徴とする前記請求項2記載の共
    振コンバータ。
  4. 【請求項4】前記スナバ用のコンデンサを前記1次巻線
    に並列でかつ前記スイッチング手段に直列に接続したこ
    とを特徴とする前記請求項1記載の共振コンバータ。
  5. 【請求項5】前記スイッチング手段、前記ダイオードお
    よび前記スナバ用のコンデンサの各一端を前記1次巻線
    の途中に接続したことを特徴とする前記請求項1記載の
    共振コンバータ。
  6. 【請求項6】前記直列回路の一端を前記1次巻線の途中
    に接続したことを特徴とする前記請求項1記載の共振コ
    ンバータ。
  7. 【請求項7】前記直列回路を前記1次巻線と別に設けた
    他の1次巻線に接続したことを特徴とする前記請求項1
    記載の共振コンバータ。
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