JP2656534B2 - デイジタル保護継電装置 - Google Patents

デイジタル保護継電装置

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JP2656534B2 JP63078025A JP7802588A JP2656534B2 JP 2656534 B2 JP2656534 B2 JP 2656534B2 JP 63078025 A JP63078025 A JP 63078025A JP 7802588 A JP7802588 A JP 7802588A JP 2656534 B2 JP2656534 B2 JP 2656534B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デイジタル保護継電装置に係り、特に、入
力フイルタをデイジタルフイルタにて構成し、サンプリ
ング周期を変更することにより、入力回路の点検を容易
にしたデイジタル保護継電装置に関する。
〔従来の技術〕
従来デイジタル保護リレーは、電気学会雑誌105巻、1
2号、12頁(昭60)において論じられているように入力
部、処理部、整定部及び出力部に分割されており、特に
入力部はアナログフイルタを入力チヤネル数設けてい
る。また、入力部の点検を行うために、外部から点検入
力(高調波)を印加する発振器及び点検回路(加算回路
など)を備えていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、点検を行う際に印加する電圧(高調
波)は保護リレーの定格電圧(110V)と同程度であるた
めに、装置の小形化が図れない問題がある。
また、加算回路等の付加回路が必要であるため入力回
路自体も小形化できない。さらに、入力フイルタ及び点
検回路等に用いる素子数も多く、信頼度を向上させるこ
とが困難であつた。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を克服し、保護
リレーの入力回路の点検を容易にすると共に、大幅な小
形化を図り、信頼度を向上させるデイジタル保護継電器
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、 (1)アナログ信号を入力し、デイジタル量に変換する
A/D変換部及びDSP(デイジタルシグナルプロセツサ)を
同一プリント基板に搭載する。
(2)入力フイルタを、DSPを用いてデイジタルフイル
タとして構成する。
(3)タイミング発生部の後段に、分周回路及び分周回
路の複数の出力を選択する選択スイツチを設け、この出
力をサンプリング指令及びA/D指令信号として用いる。
以上のように、入力フイルタをデイジタルフイルタと
し、S/H回路及びA/D変換器の動作を外部信号より制御で
きるようにする。さらに、上記したS/H回路及びA/D変換
器の動作させる信号の周期を変え、それに対するフイル
タの出力を求め、通常時との差を求めるようにする。
以上より、上記目的は達成できる。
〔作用〕
(1)DSPは、A/D変換した入力データ及び、フイルタ係
数による演算をサンプリング周期ごと繰返すことにより
デイジタルフイルタが実現できる。
(2)点検時のS/H回路及びA/D変換器は、通常のn倍の
周期で動作させると共に、DSPもこれに合わせて起動す
る。
従つて、通常時の点検時には、フイルタの中心周波数
が異なるため、フイルタの出力振幅が異なる。
この、通常時の振幅と点検時の振幅の差を求め、この
差が許容値の範囲内にあるかどいうかを検出することに
より、DSPを含む入力回路の点検ができる。
〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第
1図は本発明を適用するデイジタルフイルタのブロツク
構成を示す。
図において、aはアナログ入力を取込み、デイジタル
データに変換し、デイジタル的にフイルタリングを行う
ブロツクである。bは、標準化バス(例えば、VMEバス,
MULTIバスなど)である。cは、システム制御部であ
る。
第1図のaのブロツク内について説明する。
図において、1A,1B及び1Nは外部から入力するアナロ
グ信号inA,inB及びinNに重畳する高調波を除去するため
のローパスフイルタ(主に、サンプリングによる折返し
誤差防止用に用いる)である。2A,2B及び2Nはサンプル
ホールド回路、3はマルチプレクサ、4はアナログ−デ
イジタル変換回路、5はA/D変換データのバツフアメモ
リとして用いるFIFO(First−IN/First Out:先入れ先出
しメモリ)、6は、DSP(Digital Signal Processer:デ
イジタル信号処理プロセツサ「以下、DSPと呼ぶ])、
7は、DSPのインストラクシヨン用のROM(Read Only Me
mory:読出し専用メモリ)、8は内部バス9はデユアル
ポートRAM、10はインタフエース回路、11はタイミング
制御部、12はインタフエース回路、13はシステムコント
ロール用CPUである。
次に、第1図の6に示したDSPの構成を第2図に示
す。第2図において、1は外部メモリのアドレス指定を
行うアドレスレジスタ、2はパラレル・ポートとして使
用するデータレジスタ、4は、n×nビツトの高速並列
乗算器である。これは、入力データa及びbの内容を1
インストラクシヨンサイクルの間に乗算し、結果とを出
力するものである。5はインストラクシヨン用ROM、6
はALU(Arithmetic Logic Unit)であり、加減算等を行
う演算部、7はアキユムレータ等のレジスタ8は外部と
の制御信号a,b及びcなど割込み等をコントロールする
制御回路、9はDSP内の内部バスである。
DSPの特徴としては、先に述べたが1インストラクシ
ヨンサイクルの間に積和演算が可能であること、さらに
は、パイプライン処理が可能であることなどにより、固
定及び浮動小数点データの高速な数値演算が実現できる
ことである。
以上より、DSPを用いると固定及び浮動小数データの
演算を繰返すデイジタルフイルタ等の演算が容易に実現
できる。
次に、デイジタルフイルタについて説明する。
第3図には、デイジタルフイルタの代表的なブロツク
構成を示す。第3図において、(a)はIIR(Infinite
−extent Impulse Response)フイルタ、(b)はFIR
(Finite−extent Impulse Response)フイルタであ
る。
(a)において、Xnは入力信号、1はゲイン係数H、2,
3,4及び5はフイルタ係数B1,B2,A1及びA2である。6は
信号Wnをサンプリング周期Tの1時刻分遅延したブロツ
ク(Wn-1)、7は2時刻分遅延したブロツク(Wn-1)、
8,9,10及び11は加算部、Ynはフイルタの出力信号であ
る。
(b)において、Xn′は入力信号、12はXn′を1時刻分
遅延したブロツク(Xn-1)、13はXn′を2時刻遅延し
たブロツク(Xn-2)、14,15及び16はフイルタ係数
A0′,A1′及びA2′,17及び18は加算部、Yn′はフイルタ
出力である。
次にデイジタルフイルタの演算式について説明する。
第3図(a)に示したIIR形フイルタの演算式を以下に
示す。
Wn=H・Xn+B1・Wn-1+B2・Wn-2 ……(1) Yn=Wn+A1・Wn-1+A2・Wn-2 ……(2) H:ゲイン係数 A1,A2,B1,A2:フイルタ係数 Xn:入力データ Yn:出力データ Wn-1:Wnの1時刻遅延データ Wn-2: 〃2 〃 上記した(1)及び(2)式にて示したフイルタ係数
により、同一の構成でローパス、バンドパス、ハイパ
ス、ノツチ及びオールパスフイルタが実現できる。以下
に、各フイルタの伝達関数を示す。
γ=2cos2π0T ……(6−2) T:サンプリング周期0 :阻止周波数 FIR形フイルタの演算式を以下に示す。
Yn′=A0′・Xn′+A1′・Xn-1+A2・Xn-2 ……(8) 次に、第1図に示したブロツクを用いた、デイジタル
フイルタの動作アルゴリズムについて説明する。
第4図は、デイジタルフイルタのDSPにおける動作ア
ルゴリズム例を示す。このアルゴリズムはフイルタをII
R形(バイクワツド形)とした例である。
第4図において、1に示すブロツクでは、ROMに書込
んだDSPの設定条件(イニシヤル値)をDSPに転送する。
2に示すブロツクでは、外部RAMに書込んだフイルタ係
数をDSP内のメモリに転送する。3に示すブロツクではF
IFOに書込んだA/D変換した電圧、電流データをDSP内の
メモリに転送する。4に示すブロツクでは、(1)及び
(2)式に示したフイルタ演算を行う。5に示すブロツ
クでは演算結果を外部のRAMへ転送する。5に示すブロ
ツク終了後再び、3に示すデータ入力のブロツクへ進
む。この一連の処理を周期Tごと繰返す。
次に本発明の動作について説明する。
第5図は、第1図の11に示したタイミング制御部内の
ブロツク図である。第5図において、1はタイミング発
生回路、2はカウンタ、3は選択スイツチである。α
は、選択指令信号、βは出力信号(S/H,A/D等の制御ク
ロツク信号)である。
2に示すカウンタの例は、16進カウンタである。
CLK信号を入力し、1/2,1/4,1/8及び1/16に分周した出
力信号QA,QB,QC及びQDを出力する。ここで、3にて示す
選択スイツチは、αにて示す選択指令信号にて、QA,QB,
QC及びQDの中から1つを任意に選択できる。通常、デイ
ジタルフイルタ用のクロツクとして、QBを選択する。
第6図は、本発明のDSPによるデイジタルフイルタの
点検動作を示す処理フロー図である。
まず、1に示すブロツクでは分周回路選択スイツチを
“QB選択”にする。2に示すブロツクでは、1に示すブ
ロツクの条件におけるフイルタ演算の結果をnサイクル
分入力する。この入力のnサイクル分の絶対値を求め
る。ここでこの絶対値をとする。
次に、3に示すブロツクでは、分周回路選択スイツチ
を“QA選択”にする。4に示すブロツクでは、2のブロ
ツク同様、フイルタ演算の結果を、nサイクル分入力す
る。この入力のnサイクル分の絶対値を求める。ここで
この絶対値をとする。
5に示すブロツクでは、以下に示す異常検出演算を行
う。
X=−− ……(9) (9)式において、はクロツクQB時のフイルタ出力
のnサイクル絶対値データ、はクロツクQA時のフイル
タ出力のnサイクル絶対値データである。
ここで、バンドパスフイルタを例にとつて説明する。
バンドパスフイルタの中心周波数及び選択度Qは以
下の式で表わすことができる。
すなわち、“QA選択”から“QB選択”とすることによ
りデイジタルフイルタのサンプリング周期が1/2倍とな
る。従つて、(10)及び(11)式により選択度Qは変わ
らず、中心周波数のみが2倍となることが理解できる。
第7図に、“QB選択”時及び“QA選択”時におけるサ
ンプリング指令、A/D変換動作、DSP処理内容を示す。第
8図には、“QB選択”時及び“QA選択”時のゲイン−周
波数特性例を示す。第8図において入力信号の周波数が
inの場合、“QB選択”時のゲインはMb“QA選択”時の
ゲインはMaとなり、減衰することがわかる。
第9図にはフイルタの入力信号“QB選択”時及び“QA
選択”時のバンドパスフイルタ出力及び絶対値,の
波形例を示す。
ここで、デイジタルフイルタが正常に動作しているな
らば、第8図において、in入力時のゲインMa及びMb
差は一定である。この値をとする。従つて、(a)式
より求めた値Xは、一定の値となる。
第6図の6に示すブロツクでは、(a)式より求めた
値が許容値εより大きいかどうかを判定する。ここで、
大きいならば、デイジタルフイルタに何らかの異常が発
生していることになるので、7にて示すブロツクに進
み、異常表示する。
このように、デイジタルフイルタのサンプリング周期
Tを強制的に変化させ、その出力と通常時の値の差を求
め、さらに既知のデータの差を求め、許容値と比較する
ことにより、容易に異常検出が可能である。本実施例で
は、サンプリング周期を高くする方法について述べた
が、低くする方法でも同様にして異常検出できることは
言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によればLPF、S/H回路、MPX,A/D変換器、RAM及
びDSPから構成するデイジタルフイルタの異常検出を容
易にでき、信頼度を大幅に向上できる。また、上記した
LPF,S/H回路,MPXA/D変換器を含め、一貫した点検がで
き、システム的にもより一層の信頼度向上ができる。
さらに、点検用の付加回路を必要としないため、保護
リレー装置の小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロツク構成図、第2図はDS
Pの内部のブロツク構成図、第3図はデイジタルフイル
タのブロツク構成図、第4図はDSPによるデイジタルフ
イルタの処理フロー図、第5図はタイミング制御回路の
構成図、第6図は本発明の点検方法の処理フロー図、第
7図はA/D及びDSPの動作のタイミング図、第8図はバン
ドパスフイルタのゲイン周波数特性図、第9図はデイジ
タルフイルタの出力波形図を示す。 1A,1B,1N……ローパスフイルタ、2A,2B,2N……サンプル
ホールド回路、3……マルチプレクサ、6……DSP、8
……内部バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−227628(JP,A) 特開 昭61−88716(JP,A) 特開 昭57−118421(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統から得られる複数の電圧及び電流
    のアナログデータ毎に、折返し誤差防止アナログフィル
    タを介してサンプルホールドするサンプルホールド回路
    を複数設け、 前記複数のサンプルホールド回路からの出力を取り出し
    てA/D変換器に入力するマルチプレクサと、 前記マルチプレクサから入力したデータをA/D変換するA
    /D変換器と、 前記A/D変換器によってA/D変換したデジタルデータを記
    憶するバツファメモリと、 前記デジタルデータのデジタルフィルタ演算を行うデジ
    タルシグナルプロセッサと、 前記サンプルホールド回路へのサンプルホールド指令信
    号、前記A/D変換器へのA/D変換指令信号および前記デジ
    タルシグナルプロセッサへの演算制御指令信号の周期を
    制御するタイミング制御回路とを、入力回路として備え
    たデジタル保護継電装置において、 前記タイミング制御回路によって制御される前記サンプ
    ルホールド指令信号、前記A/D変換指令信号および前記
    演算制御指令信号の周期を、強制的に変更させ、変更時
    と通常時とのデジタルフィルタ出力値の差を求め、この
    差をあらかじめ設定した所定値と比較する手段を有し、 この比較結果によって、前記入力回路の異常点検を行う
    ことを特徴としたデジタル保護継電回路。
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