JP2655035B2 - 記録シート - Google Patents
記録シートInfo
- Publication number
- JP2655035B2 JP2655035B2 JP4356875A JP35687592A JP2655035B2 JP 2655035 B2 JP2655035 B2 JP 2655035B2 JP 4356875 A JP4356875 A JP 4356875A JP 35687592 A JP35687592 A JP 35687592A JP 2655035 B2 JP2655035 B2 JP 2655035B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- trade name
- parts
- receiving layer
- recording sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインキジェットプリンタ
ー用記録シートに関する。さらに詳しくは、優れたイン
キ吸収性、定着性を示すと共に、保存安定性、高品質な
画質が得られるインキジェットプリンター用への使用に
適した記録シートに関する。
ー用記録シートに関する。さらに詳しくは、優れたイン
キ吸収性、定着性を示すと共に、保存安定性、高品質な
画質が得られるインキジェットプリンター用への使用に
適した記録シートに関する。
【0002】
【従来の技術】インキジェットプリンターは、記録の鮮
明さ、音の静かさ、カラー化の容易さ等の特徴を有する
ため、近年その普及は増大しつつあるのが現状である。
インキジェットプリンターは、インキの乾燥によるジェ
ットノズルの詰まりを防止するため、乾燥しにくいイン
キを使用している。インキは一般に、結着剤、染料、溶
媒、添加剤等を水に溶解または分散したものである。こ
のため、インキジェットプリンター用に使用される記録
シートは、吸水性が要求される。そこで通常インキを十
分吸収する性能を付与された記録シートが使用される。
明さ、音の静かさ、カラー化の容易さ等の特徴を有する
ため、近年その普及は増大しつつあるのが現状である。
インキジェットプリンターは、インキの乾燥によるジェ
ットノズルの詰まりを防止するため、乾燥しにくいイン
キを使用している。インキは一般に、結着剤、染料、溶
媒、添加剤等を水に溶解または分散したものである。こ
のため、インキジェットプリンター用に使用される記録
シートは、吸水性が要求される。そこで通常インキを十
分吸収する性能を付与された記録シートが使用される。
【0003】記録シートの水性インキに対する受容性す
なわちインキの吸収性を向上させるものとして、ポリビ
ニルアルコールを主体とし、これにグリセリン、塩化リ
チウム、澱粉、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース
またはカルボキシメチルセルロース等のインキジェット
プリンター用インキに対し湿潤性のある材料を含有した
水性塗料を基材上に塗布してインキ受容層を形成するこ
とが提案されている。しかし、上記のような従来提案さ
れてきた記録シートは、実用上十分なインキ吸収性を有
するものではなく、またインキ吸収性を十分なレベルま
で付与しようとすると、吸湿による表面のベタツキが生
じ、シート保存時にブロッキングが生じる等の保存性が
不良であるという問題を生ずるものであった。
なわちインキの吸収性を向上させるものとして、ポリビ
ニルアルコールを主体とし、これにグリセリン、塩化リ
チウム、澱粉、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース
またはカルボキシメチルセルロース等のインキジェット
プリンター用インキに対し湿潤性のある材料を含有した
水性塗料を基材上に塗布してインキ受容層を形成するこ
とが提案されている。しかし、上記のような従来提案さ
れてきた記録シートは、実用上十分なインキ吸収性を有
するものではなく、またインキ吸収性を十分なレベルま
で付与しようとすると、吸湿による表面のベタツキが生
じ、シート保存時にブロッキングが生じる等の保存性が
不良であるという問題を生ずるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の記録
シートが有する問題点を解決し、インキ吸収性に優れ、
かつ記録画像の鮮明性、保存安定性に優れたインキジェ
ットプリンター用への使用に適した記録シートを提供す
る。
シートが有する問題点を解決し、インキ吸収性に優れ、
かつ記録画像の鮮明性、保存安定性に優れたインキジェ
ットプリンター用への使用に適した記録シートを提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊維質基材の
少なくとも一面に、式(1) (Na,Li)mMgnLi6−2n−mSi4O10(F、OH)2 (1) [式中、mは1/3〜1、nは2〜8/3の範囲の数を表す] の化合物から選ばれた少なくとも一種の雲母類と、水溶
性高分子結着剤とを含有するインキ受容層を設けたこと
を特徴とするインキジェットプリンター用記録シートを
提供する。
少なくとも一面に、式(1) (Na,Li)mMgnLi6−2n−mSi4O10(F、OH)2 (1) [式中、mは1/3〜1、nは2〜8/3の範囲の数を表す] の化合物から選ばれた少なくとも一種の雲母類と、水溶
性高分子結着剤とを含有するインキ受容層を設けたこと
を特徴とするインキジェットプリンター用記録シートを
提供する。
【0006】雲母類としては、次の化合物を例示でき
る。 NaMg2LiSi4O10F2 NaMg2LiSi4O10(OH)2 NaMg2.5Si4O10F2 NaMg2.5Si4O10(OH)2 Na2/3Mg7/3Li2/3Si4O10F2(バ
ーメキュライト) Na2/3Mg7/3Li2/3Si4O10(OH)
2(バーメキュライト) Na1/3Mg8/3Li1/3Si4O10F2(モ
ンモリロナイト) Na1/3Mg8/3Li1/3Si4O10(OH)
2(モンモリロナイト) LiMg2LiSi4O10F2 LiMg2LiSi4O10(OH)2 Li2/3Mg7/3Li2/3Si4O10F2 Li2/3Mg7/3Li2/3Si4O10(OH)
2 Li1/3Mg8/3Li1/3Si4O10F2 Li1/3Mg8/3Li1/3Si4O10(OH)
2
る。 NaMg2LiSi4O10F2 NaMg2LiSi4O10(OH)2 NaMg2.5Si4O10F2 NaMg2.5Si4O10(OH)2 Na2/3Mg7/3Li2/3Si4O10F2(バ
ーメキュライト) Na2/3Mg7/3Li2/3Si4O10(OH)
2(バーメキュライト) Na1/3Mg8/3Li1/3Si4O10F2(モ
ンモリロナイト) Na1/3Mg8/3Li1/3Si4O10(OH)
2(モンモリロナイト) LiMg2LiSi4O10F2 LiMg2LiSi4O10(OH)2 Li2/3Mg7/3Li2/3Si4O10F2 Li2/3Mg7/3Li2/3Si4O10(OH)
2 Li1/3Mg8/3Li1/3Si4O10F2 Li1/3Mg8/3Li1/3Si4O10(OH)
2
【0007】一般に天然に産出する雲母は、 (K)mMgnLi6−2n−mSi4O10(OH)2 [式中、mおよびnは式(1)と同じ意味を有する] からなる組成を有し、膨潤性を有しない。本発明で使用
する雲母類は、天然産雲母のカリウムイオンをナトリウ
ムイオンまたはリチウムイオンに置換した構造を有し、
水に対する膨潤性を有する。本発明において、雲母類と
いう用語は、バーメキュライト、モンモリロナイトを含
む意味で使用される。膨潤性雲母類は、“ME−10
0”(コープケミカル(株)製)、“スメクタイトSW
F”(コープケミカル(株)製)等の商品名で市販され
ている。例えば、“ME−100”は、NaMg2Li
Si4O10F2“スメクタイトSWF”はNa1/3
Mg8/3Li1/3Si4O10F2、“スメクタイ
トSWN”はNa1/3Mg8/3Li1/3Si4O
10(OH)2という組成を有している。
する雲母類は、天然産雲母のカリウムイオンをナトリウ
ムイオンまたはリチウムイオンに置換した構造を有し、
水に対する膨潤性を有する。本発明において、雲母類と
いう用語は、バーメキュライト、モンモリロナイトを含
む意味で使用される。膨潤性雲母類は、“ME−10
0”(コープケミカル(株)製)、“スメクタイトSW
F”(コープケミカル(株)製)等の商品名で市販され
ている。例えば、“ME−100”は、NaMg2Li
Si4O10F2“スメクタイトSWF”はNa1/3
Mg8/3Li1/3Si4O10F2、“スメクタイ
トSWN”はNa1/3Mg8/3Li1/3Si4O
10(OH)2という組成を有している。
【0008】基材上に設けられるインキ受容層は、少な
くとも水溶性高分子結着剤と膨潤性雲母類とからなり、
その他必要に応じて、顔料、高分子化合物、各種添加剤
が包含される。水溶性高分子結着剤としては、例えば、
ポリビニルアルコール系樹脂、水溶性ポリビニルアセタ
ール樹脂、その他の水溶性ビニル系樹脂、水溶性ポリア
ミド樹脂、酸化澱粉、カゼイン、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。これらの水
溶性樹脂は単独あるいは混合して使用される。特に好ま
しい水溶性高分子結着剤としては、雲母類とのブレンド
性、記録画像の鮮明性等の観点から、ポリビニルアルコ
ール系樹脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビ
ニルピロリドン等が例示される。
くとも水溶性高分子結着剤と膨潤性雲母類とからなり、
その他必要に応じて、顔料、高分子化合物、各種添加剤
が包含される。水溶性高分子結着剤としては、例えば、
ポリビニルアルコール系樹脂、水溶性ポリビニルアセタ
ール樹脂、その他の水溶性ビニル系樹脂、水溶性ポリア
ミド樹脂、酸化澱粉、カゼイン、ポリエチレンオキサイ
ド、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。これらの水
溶性樹脂は単独あるいは混合して使用される。特に好ま
しい水溶性高分子結着剤としては、雲母類とのブレンド
性、記録画像の鮮明性等の観点から、ポリビニルアルコ
ール系樹脂、水溶性ポリビニルアセタール樹脂、ポリビ
ニルピロリドン等が例示される。
【0009】インキ受容層には、顔料を添加することも
でき、顔料としては、例えば、シリカ、クレー、マイ
カ、タルク、カオリン、ケイソウ土、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト、
アルミナ、酸化亜鉛、リトポン、サチンホワイト等の従
来使用されてきた充填材料が挙げられる。この他、有機
または無機の着色顔料等も使用することができる。最も
好ましい顔料としては水吸収性の良好なシリカを例示す
ることができる。
でき、顔料としては、例えば、シリカ、クレー、マイ
カ、タルク、カオリン、ケイソウ土、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、ケイ酸アルミニウム、合成ゼオライト、
アルミナ、酸化亜鉛、リトポン、サチンホワイト等の従
来使用されてきた充填材料が挙げられる。この他、有機
または無機の着色顔料等も使用することができる。最も
好ましい顔料としては水吸収性の良好なシリカを例示す
ることができる。
【0010】その他の添加剤として、耐水性の向上、イ
ンキの滲み防止機能を付与するためのメラミンホルムア
ルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、グリオキザ
ール、炭酸ジルコニウムアンモニウム等の耐水化剤を配
合してもよい。また記録シートの生産性、記録特性、あ
るいは保存安定性をより高めるための、分散剤、蛍光染
料、pH調整剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤等の各種添加
剤を加えてもよい。
ンキの滲み防止機能を付与するためのメラミンホルムア
ルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、グリオキザ
ール、炭酸ジルコニウムアンモニウム等の耐水化剤を配
合してもよい。また記録シートの生産性、記録特性、あ
るいは保存安定性をより高めるための、分散剤、蛍光染
料、pH調整剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤等の各種添加
剤を加えてもよい。
【0011】インキ受容層中の雲母類の配合量は、全固
形分に対し5〜80重量%、好ましくは20〜60重量
%である。雲母類の配合量が、上記範囲の下限よりも少
ないときにはインキ吸収性が十分でないおそれがある。
また雲母類の配合量は、インキ受容層の塗膜強度、塗料
の粘度特性を考慮して選択される。雲母の粒径は、1〜
50μm、好ましくは1〜10μmのものが好ましく使
用される。
形分に対し5〜80重量%、好ましくは20〜60重量
%である。雲母類の配合量が、上記範囲の下限よりも少
ないときにはインキ吸収性が十分でないおそれがある。
また雲母類の配合量は、インキ受容層の塗膜強度、塗料
の粘度特性を考慮して選択される。雲母の粒径は、1〜
50μm、好ましくは1〜10μmのものが好ましく使
用される。
【0012】基材としては、紙、布、不織布等の繊維質
基材が用いられる。これらの基材は、記録目的、記録画
像の用途、あるいはインキ受容層との密着性等を考慮し
て適宜選択される。
基材が用いられる。これらの基材は、記録目的、記録画
像の用途、あるいはインキ受容層との密着性等を考慮し
て適宜選択される。
【0013】インキ受容層の形成は、インキ受容層を形
成する材料を水または適当な溶媒中に溶解もしくは分散
させて調製した塗工液を、ロールコーター、ブレードコ
ーター、エアナイフコーター、ロッドコーター等のコー
ターを適宜使用して、基材上に塗布して形成する。その
他、ホットメルトコーター、ラミネートコーター等を使
用して、基材上に積層して形成してもよい。
成する材料を水または適当な溶媒中に溶解もしくは分散
させて調製した塗工液を、ロールコーター、ブレードコ
ーター、エアナイフコーター、ロッドコーター等のコー
ターを適宜使用して、基材上に塗布して形成する。その
他、ホットメルトコーター、ラミネートコーター等を使
用して、基材上に積層して形成してもよい。
【0014】インキ受容層は、厚さ1〜20μm程度が
好ましく、特に好ましくは5〜10μm程度である。2
0μmより厚くしても特性が特に良くなるものでもな
く、また1μmよりも薄いとインキ吸収性が十分でなく
なるおそれがある。
好ましく、特に好ましくは5〜10μm程度である。2
0μmより厚くしても特性が特に良くなるものでもな
く、また1μmよりも薄いとインキ吸収性が十分でなく
なるおそれがある。
【0015】以下実施例に基づき、本発明をより詳細に
説明する。以下の各例において、部、%は特にことわり
の無い限り重量部、重量%を表す。 実施例1 坪量90g/m2の上質紙の片面に、下記組成からなる
インキ受容層用塗料を塗布、乾燥して厚さ10μmのイ
ンキ受容層を形成して記録シートを作成した。 スメクタイト(商品名“SWN”、コープケミカル(株)製、3%分散品) 300部 シリカ(商品名“ファインシールX−37”徳山曹達(株)製) 3部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”日本合成化学(株)製、10% 溶解品) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”、GAF(株)製、10 %溶解品) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”、住友化学工業( 株)製、固形分80%) 3.2部 なお、以下の各例において、使用される各成分の濃度
は、実施例1に記載した各成分の濃度と同じである。
説明する。以下の各例において、部、%は特にことわり
の無い限り重量部、重量%を表す。 実施例1 坪量90g/m2の上質紙の片面に、下記組成からなる
インキ受容層用塗料を塗布、乾燥して厚さ10μmのイ
ンキ受容層を形成して記録シートを作成した。 スメクタイト(商品名“SWN”、コープケミカル(株)製、3%分散品) 300部 シリカ(商品名“ファインシールX−37”徳山曹達(株)製) 3部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”日本合成化学(株)製、10% 溶解品) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”、GAF(株)製、10 %溶解品) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”、住友化学工業( 株)製、固形分80%) 3.2部 なお、以下の各例において、使用される各成分の濃度
は、実施例1に記載した各成分の濃度と同じである。
【0016】実施例2 インキ受容層用塗料として、下記組成物を使用した他は
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 スメクタイト(商品名“SWN”) 510部 シリカ(商品名“ファインシールX−37”) 3部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 スメクタイト(商品名“SWN”) 510部 シリカ(商品名“ファインシールX−37”) 3部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
【0017】実施例3 インキ受容層用塗料として、下記組成物を使用した他は
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 スメクタイト(商品名“SWN”) 970部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 スメクタイト(商品名“SWN”) 970部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
【0018】実施例4 インキ受容層用塗料として、下記組成物を使用した他は
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 膨潤性雲母(商品名“ME−100”) 300部 シリカ(商品名“ファインシールX−37”) 3部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 膨潤性雲母(商品名“ME−100”) 300部 シリカ(商品名“ファインシールX−37”) 3部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
【0019】実施例5 インキ受容層用塗料として、下記組成物を使用した他は
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 膨潤性雲母(商品名“ME−100”) 970部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 膨潤性雲母(商品名“ME−100”) 970部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
【0020】比較例1 インキ受容層用塗料として、下記組成物を使用した他は
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 シリカ(商品名“ファインシールX−37”) 20部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 シリカ(商品名“ファインシールX−37”) 20部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
【0021】比較例2 インキ受容層用塗料として、下記組成物を使用した他は
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 絹雲母(商品名“ミクロクリーン”、同和鉱業(株)製) 20部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
実施例1と同様に操作して記録シートを作成した。 絹雲母(商品名“ミクロクリーン”、同和鉱業(株)製) 20部 ポリビニルアルコール(商品名“T−330”) 50部 ポリビニルピロリドン(商品名“PVP K−90”) 60部 メラミン系架橋剤(商品名“スミレーズレジンSR613”) 3.2部
【0022】実施例1〜5、比較例1〜2で得られた記
録シートをA4サイズに裁断し、インキジェットプリン
ター(商品名“PC−PR801”、NEC(株)製)
およびインキジェットプリンター用インキ(商品名“P
C−PR801”、NEC(株)製)を用いてカラー印
字を実施し、各種特性を測定した。測定結果は表1に示
す。表1から明らかなように、本発明の記録シートはイ
ンキ吸収性に優れ、ブロッキングもなく、かつ画像も良
好であった。
録シートをA4サイズに裁断し、インキジェットプリン
ター(商品名“PC−PR801”、NEC(株)製)
およびインキジェットプリンター用インキ(商品名“P
C−PR801”、NEC(株)製)を用いてカラー印
字を実施し、各種特性を測定した。測定結果は表1に示
す。表1から明らかなように、本発明の記録シートはイ
ンキ吸収性に優れ、ブロッキングもなく、かつ画像も良
好であった。
【0023】各種特性の測定方法 インキ吸収性:印字後、印字面上にビーズ状になって残
っているインキの状態を目視により評価した。評価基準
は次の通りである。 ○:殆どインキが残らない ×:インキがビーズ状に
なり多く残っている △:○と△の中間状態 保存安定性:試料を20枚重ね、荷重60kg/cm2
を掛け、これを30℃、80%RHの環境下に24時間
保持したときのブロッキング状態を評価した。評価基準
は次の通りである。 ○:ブロッキングが殆ど無く実用的に問題がない △:多少ブロッキングが発生 ×:ブロッキングが激しく、実用に耐えない 画質:印字後の試料について、画像の鮮明性、ニジミを
目視で評価した。 ○:画像良好 ×:画像不良 △:○と×の中間
状態 定着性:印字直後の試料の印字部分に紙を重ね、紙の上
から指でこすり、紙へのインキの転写状態を目視で評価
した。 ○:紙への転写が殆どない ×:紙へインキが多量
に転写する △:○と×の中間状態
っているインキの状態を目視により評価した。評価基準
は次の通りである。 ○:殆どインキが残らない ×:インキがビーズ状に
なり多く残っている △:○と△の中間状態 保存安定性:試料を20枚重ね、荷重60kg/cm2
を掛け、これを30℃、80%RHの環境下に24時間
保持したときのブロッキング状態を評価した。評価基準
は次の通りである。 ○:ブロッキングが殆ど無く実用的に問題がない △:多少ブロッキングが発生 ×:ブロッキングが激しく、実用に耐えない 画質:印字後の試料について、画像の鮮明性、ニジミを
目視で評価した。 ○:画像良好 ×:画像不良 △:○と×の中間
状態 定着性:印字直後の試料の印字部分に紙を重ね、紙の上
から指でこすり、紙へのインキの転写状態を目視で評価
した。 ○:紙への転写が殆どない ×:紙へインキが多量
に転写する △:○と×の中間状態
【0024】
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、優れたインキ吸収性、
記録された部分に指で触れてもインキが指に付着するこ
とがない良好な定着性、良好な保存安定性、インキの滲
み等がない良好な画質等の各種特性に優れたインキジェ
ットプリンター用記録シートが提供される。
記録された部分に指で触れてもインキが指に付着するこ
とがない良好な定着性、良好な保存安定性、インキの滲
み等がない良好な画質等の各種特性に優れたインキジェ
ットプリンター用記録シートが提供される。
Claims (1)
- 【請求項1】 繊維質基材の少なくとも一面に、式
(1) (Na、Li)mMgnLi6−2n−mSi4O10(F、OH)2 (1) [式中、mは1/3〜1、nは2〜8/3の範囲の数を表す] の化合物から選ばれた少なくとも一種の雲母類と、水溶
性高分子結着剤とを含有するインキ受容層を設けたこと
を特徴とするインキジェットプリンター用記録シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4356875A JP2655035B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4356875A JP2655035B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 記録シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06184998A JPH06184998A (ja) | 1994-07-05 |
JP2655035B2 true JP2655035B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=18451201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4356875A Expired - Fee Related JP2655035B2 (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 記録シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2655035B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3661274B2 (ja) * | 1996-05-27 | 2005-06-15 | 王子製紙株式会社 | インクジェット記録体 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03256785A (ja) * | 1990-03-06 | 1991-11-15 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 印刷用透明フィルム |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP4356875A patent/JP2655035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
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化学大辞典編集委員会編「化学大辞典8」縮刷版第30刷 共立出版株式会社昭和62年2月15日発行 P.311「ヘクトライト」 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06184998A (ja) | 1994-07-05 |
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