JP2654925B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP2654925B2 JP2654925B2 JP6298024A JP29802494A JP2654925B2 JP 2654925 B2 JP2654925 B2 JP 2654925B2 JP 6298024 A JP6298024 A JP 6298024A JP 29802494 A JP29802494 A JP 29802494A JP 2654925 B2 JP2654925 B2 JP 2654925B2
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- pigment
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、眉墨や白髪染墨などの
化粧料に関するものである。
化粧料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】眉墨や白髪染墨は、カーボンブラック、
黒酸化鉄、弁柄、群青等の着色顔料と流動パラフイン、
パラフインワックス、セレシンワックス、カルナウバワ
ックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、モウ
ロウ、ミツロウ、硬化中脂、ヒマシ油、ホホバ油、ラノ
リン、ワセリン等の油性基剤を主成分とし、これにカオ
リン、酸化チタン、亜鉛華、タルク、硫酸バリウム、炭
酸マグネシウム等の体質顔料や酸化防止剤、消炎剤、抗
菌剤、ビタミン剤、香料等の任意成分を配合してつくら
れている。
黒酸化鉄、弁柄、群青等の着色顔料と流動パラフイン、
パラフインワックス、セレシンワックス、カルナウバワ
ックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、モウ
ロウ、ミツロウ、硬化中脂、ヒマシ油、ホホバ油、ラノ
リン、ワセリン等の油性基剤を主成分とし、これにカオ
リン、酸化チタン、亜鉛華、タルク、硫酸バリウム、炭
酸マグネシウム等の体質顔料や酸化防止剤、消炎剤、抗
菌剤、ビタミン剤、香料等の任意成分を配合してつくら
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】眉墨は、眉毛を剃り落
した跡に使用されることがあり、その場合には厚く塗着
することになる。然るに、従来の眉墨を厚く塗着する
と、ノビが重く、タッチがハードで、塗着した眉墨の塗
膜が割れ易くなる。そこで、油剤基剤に流動パラフイン
やオリーブ油等の液状油剤を多く使用してノビを軽く
し、タッチをソフトにすることが考えられる。然るに、
液状油剤の配合量が増えると、眉墨が滲み易く、色落ち
色移りがし易くなり、塗着した眉墨の塗膜にテカリが生
じて見栄えが悪くなる。又、従来の白髪染墨にあって
は、ただ白髪を着色するだけのものであり、毛髪の少な
い場合は肌に食み出た白髪染墨の塗着斑が毛髪の間から
透けて見栄えが悪くなる。
した跡に使用されることがあり、その場合には厚く塗着
することになる。然るに、従来の眉墨を厚く塗着する
と、ノビが重く、タッチがハードで、塗着した眉墨の塗
膜が割れ易くなる。そこで、油剤基剤に流動パラフイン
やオリーブ油等の液状油剤を多く使用してノビを軽く
し、タッチをソフトにすることが考えられる。然るに、
液状油剤の配合量が増えると、眉墨が滲み易く、色落ち
色移りがし易くなり、塗着した眉墨の塗膜にテカリが生
じて見栄えが悪くなる。又、従来の白髪染墨にあって
は、ただ白髪を着色するだけのものであり、毛髪の少な
い場合は肌に食み出た白髪染墨の塗着斑が毛髪の間から
透けて見栄えが悪くなる。
【０００４】
【発明の目的】そこで本発明は、ノビが軽く、タッチが
ソフトで、付眉を立体的且つ鮮鋭に描くことが出来、色
落ちや色移りがし難く、毛髪の少ない頭肌に塗着しても
見栄えを損なわない眉墨や白髪染墨などの体毛を着色す
る化粧料を得ることを目的とする。
ソフトで、付眉を立体的且つ鮮鋭に描くことが出来、色
落ちや色移りがし難く、毛髪の少ない頭肌に塗着しても
見栄えを損なわない眉墨や白髪染墨などの体毛を着色す
る化粧料を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る化粧
料は、主として体毛を着色する眉墨や白髪染墨として使
用されるものであり、油性基剤、着色顔料、および、体
質顔料を主成分とし、長さが０．１〜１．０ｍｍの炭素
繊維以外の繊維粉末を含有することを特徴とする。繊維
粉末には、毛髪、羊毛、絹、皮革粉末繊維、その他の蛋
白質繊維、綿、麻、レーヨン、その他のセルロース繊
維、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ビニロンその他
の合成繊維が使用される。繊維粉末の長さは５００μｍ
以下にするとよい。
料は、主として体毛を着色する眉墨や白髪染墨として使
用されるものであり、油性基剤、着色顔料、および、体
質顔料を主成分とし、長さが０．１〜１．０ｍｍの炭素
繊維以外の繊維粉末を含有することを特徴とする。繊維
粉末には、毛髪、羊毛、絹、皮革粉末繊維、その他の蛋
白質繊維、綿、麻、レーヨン、その他のセルロース繊
維、アクリル繊維、ポリエステル繊維、ビニロンその他
の合成繊維が使用される。繊維粉末の長さは５００μｍ
以下にするとよい。
【０００６】油性基剤には、従来品と同様に、流動パラ
フイン、パラフインワックス、セレシンワックス、カル
ナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワック
ス、モウロウ、ミツロウ、硬化中脂、ヒマシ油、ホホバ
油、ラノリン、ワセリン等が使用される。顔料には、従
来品と同様に、アセチレン・カーボンブラック、黒酸化
鉄、弁柄、群青等の着色顔料に加え、カオリン、酸化チ
タン、亜鉛華、タルク、硫酸バリウム、炭酸マグネシウ
ム等の体質顔料が使用される。
フイン、パラフインワックス、セレシンワックス、カル
ナウバワックス、キャンデリラワックス、ライスワック
ス、モウロウ、ミツロウ、硬化中脂、ヒマシ油、ホホバ
油、ラノリン、ワセリン等が使用される。顔料には、従
来品と同様に、アセチレン・カーボンブラック、黒酸化
鉄、弁柄、群青等の着色顔料に加え、カオリン、酸化チ
タン、亜鉛華、タルク、硫酸バリウム、炭酸マグネシウ
ム等の体質顔料が使用される。
【０００７】特に、黒色顔料として配合するカーボンブ
ラックには、繊維状になったファーネスケッチンタイプ
のカーボンブラック、例えばライオンアクゾ製の「ケッ
チンブラック」（商品名）の使用が推奨される。このフ
ァーネスケッチンタイプのカーボンブラックは、繊維状
になっているので、繊維粉末としても使用される。その
他、化粧料には、従来品と同様に、酸化防止剤、消炎
剤、抗菌剤、ビタミン剤、香料等の任意成分が適宜配合
される。
ラックには、繊維状になったファーネスケッチンタイプ
のカーボンブラック、例えばライオンアクゾ製の「ケッ
チンブラック」（商品名）の使用が推奨される。このフ
ァーネスケッチンタイプのカーボンブラックは、繊維状
になっているので、繊維粉末としても使用される。その
他、化粧料には、従来品と同様に、酸化防止剤、消炎
剤、抗菌剤、ビタミン剤、香料等の任意成分が適宜配合
される。
【０００８】
【発明の効果】本発明によると、塗着された繊維粉末
は、その繊維軸芯を種々の方向に向けて眉墨の塗膜中に
介在するが、その少なくとも一部の繊維粉末の先端が眉
墨の塗膜から突き出ることになるので、塗着した眉墨の
塗膜の表面には、その突き出た繊維粉末による微細な凹
凸が出来る。従って、眉毛を剃り落とした跡に眉墨を塗
着しても、その塗膜は重厚で立体感のあるものとなる。
は、その繊維軸芯を種々の方向に向けて眉墨の塗膜中に
介在するが、その少なくとも一部の繊維粉末の先端が眉
墨の塗膜から突き出ることになるので、塗着した眉墨の
塗膜の表面には、その突き出た繊維粉末による微細な凹
凸が出来る。従って、眉毛を剃り落とした跡に眉墨を塗
着しても、その塗膜は重厚で立体感のあるものとなる。
【０００９】このため本発明に係る化粧料を眉墨に使用
する場合、それを格別厚く塗着する必要がなくなり、そ
の結果、流動性のある油性基剤の配合量を多くして眉墨
を流動性の帯びた描きやすいものとすることが出来、そ
うすることによって眉墨がソフトタッチでノビがよく塗
り易いものとなり、それを厚く塗着しても、その塗膜に
亀裂が入り難くなる。そして眉墨を格別厚く塗着する必
要がなくなるので、色落ちや色移りがし難くなり、眉墨
のタッチもソフトになり、眉墨に描かれる付眉毛の際も
鮮明になる。
する場合、それを格別厚く塗着する必要がなくなり、そ
の結果、流動性のある油性基剤の配合量を多くして眉墨
を流動性の帯びた描きやすいものとすることが出来、そ
うすることによって眉墨がソフトタッチでノビがよく塗
り易いものとなり、それを厚く塗着しても、その塗膜に
亀裂が入り難くなる。そして眉墨を格別厚く塗着する必
要がなくなるので、色落ちや色移りがし難くなり、眉墨
のタッチもソフトになり、眉墨に描かれる付眉毛の際も
鮮明になる。
【００１０】又、本発明に係る化粧料を白髪染墨として
使用される場合には、その含有する繊維粉末が塗着した
分だけ毛髪が太く見えるようになるので、毛髪の少ない
場合でも毛髪が増えたかの観を呈し、よって、本発明に
係る化粧料は、禿かかった頭部に使用する白髪染墨、い
わゆる増毛料や擬毛料としても頗る好都合である。
使用される場合には、その含有する繊維粉末が塗着した
分だけ毛髪が太く見えるようになるので、毛髪の少ない
場合でも毛髪が増えたかの観を呈し、よって、本発明に
係る化粧料は、禿かかった頭部に使用する白髪染墨、い
わゆる増毛料や擬毛料としても頗る好都合である。
【００１１】
【実施例】〔表１〕に示す成分を８０℃にて混練し眉墨
をつくる。
をつくる。
【００１２】
【表１】
【００１３】表１において、各成分の配合量を示す数字
は重量部を示し、繊維粉末には黒く染色した絹繊維を長
さ０．３ｍｍに調製して使用している。上記の本発明品
と比較品の性能評価は〔表２〕に示す通りであった。
は重量部を示し、繊維粉末には黒く染色した絹繊維を長
さ０．３ｍｍに調製して使用している。上記の本発明品
と比較品の性能評価は〔表２〕に示す通りであった。
【００１４】
【表２】
【００１５】〔表２〕において、パネラー７人中６名以
上が良好と評価した場合は「◎印」によって結果を表示
し、４名以上が良好と評価した場合は「○印」によって
結果を表示し、２名以下が良好と評価した場合は「×
印」によって結果を表示している。〔表２〕に示される
通り、本発明に係る眉墨は、ソフトタッチでノビがよく
付眉が描き易く、描かれる付眉の輪郭（際）も鮮鋭（シ
ャープ）になり、その塗膜が軟らく亀裂し難く、塗膜の
表面に繊維粉末による細かい凹凸が出来て付眉が重厚な
ものとなる。
上が良好と評価した場合は「◎印」によって結果を表示
し、４名以上が良好と評価した場合は「○印」によって
結果を表示し、２名以下が良好と評価した場合は「×
印」によって結果を表示している。〔表２〕に示される
通り、本発明に係る眉墨は、ソフトタッチでノビがよく
付眉が描き易く、描かれる付眉の輪郭（際）も鮮鋭（シ
ャープ）になり、その塗膜が軟らく亀裂し難く、塗膜の
表面に繊維粉末による細かい凹凸が出来て付眉が重厚な
ものとなる。
Claims (3)
- 【請求項１】 着色顔料、体質顔料、油性基剤、およ
び、長さが０．１〜１．０ｍｍの炭素繊維以外の繊維粉
末を含有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項２】 着色顔料、体質顔料、油性基剤、およ
び、長さが０．１〜１．０ｍｍの絹繊維粉末を含有する
ことを特徴とする化粧料。 - 【請求項３】 着色顔料、体質顔料、油性基剤、長さが
０．１〜１．０ｍｍの炭素繊維以外の繊維粉末、およ
び、ファーネスケッチンタイプのカーボンブラックを含
有することを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6298024A JP2654925B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6298024A JP2654925B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08133929A JPH08133929A (ja) | 1996-05-28 |
| JP2654925B2 true JP2654925B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=17854135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6298024A Expired - Fee Related JP2654925B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2654925B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4897433B2 (ja) * | 2006-11-07 | 2012-03-14 | 日本メナード化粧品株式会社 | 毛髪着色料 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2588473B1 (fr) * | 1985-10-16 | 1988-06-10 | Oreal | Utilisation de la 2,3-indolinedione pour la coloration des fibres keratiniques |
| JPH02188516A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-24 | Baiotoron:Kk | 整髪材料とこの整髪材料を用いた整髪方法 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP6298024A patent/JP2654925B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08133929A (ja) | 1996-05-28 |
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Legal Events
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