JP2654709B2 - エアゾール塗料組成物 - Google Patents
エアゾール塗料組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、塗膜の補修用に使用できる高耐蝕性のエポ
キシ系塗料をエアゾール化したエアゾール塗料組成物に
関する。
キシ系塗料をエアゾール化したエアゾール塗料組成物に
関する。
[従来の技術] 塗装された塗膜の欠陥部分を補修する塗料として常温
乾燥型の塗料をエアゾール化して塗装するのが最も簡便
な方法であるが、高耐蝕性を要求される部材の補修塗装
には塗料にも高耐蝕性が要求される。常温乾燥型の高耐
蝕性塗料としてはエポキシ樹脂系のものが広く採用され
ているが、これをエアゾール化するために配合される噴
射剤は、たとえばジメチルエーテルはエポキシ樹脂の溶
解性が悪く、塗料成分と混合されたエアゾール缶内でエ
ポキシ樹脂分が分離、固化する。このようになるとエア
ゾール缶のノズルが詰まったり、溶剤分のみが噴射され
たりして塗装することができない。
乾燥型の塗料をエアゾール化して塗装するのが最も簡便
な方法であるが、高耐蝕性を要求される部材の補修塗装
には塗料にも高耐蝕性が要求される。常温乾燥型の高耐
蝕性塗料としてはエポキシ樹脂系のものが広く採用され
ているが、これをエアゾール化するために配合される噴
射剤は、たとえばジメチルエーテルはエポキシ樹脂の溶
解性が悪く、塗料成分と混合されたエアゾール缶内でエ
ポキシ樹脂分が分離、固化する。このようになるとエア
ゾール缶のノズルが詰まったり、溶剤分のみが噴射され
たりして塗装することができない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、常温乾
燥型のエポキシ樹脂系の高耐蝕性塗料をエアゾール化し
て、エアゾール缶のノズルからの噴射塗装が可能な塗料
組成物とすることを目的とする。
燥型のエポキシ樹脂系の高耐蝕性塗料をエアゾール化し
て、エアゾール缶のノズルからの噴射塗装が可能な塗料
組成物とすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のエアゾール塗料組成物は、エポキシ樹脂と顔
料とからなる塗料固形分に有機溶剤を配合してなる塗料
成分と噴射剤とからなる耐蝕性のエアゾール塗料組成物
であって、該塗料成分は粘度が20秒〜30秒/20℃(イワ
タカップ)であり、該塗料成分を100重量部としたと
き、該有機溶剤には35重量部以上のエチルセロソルブを
含み、該エチルセロソルブとセロソルブアセテートとの
合計量が55重量部以上であり、該塗料成分と該噴射剤と
が重量比で1/1〜1.3/1の割合で配合されていることを特
徴とする。
料とからなる塗料固形分に有機溶剤を配合してなる塗料
成分と噴射剤とからなる耐蝕性のエアゾール塗料組成物
であって、該塗料成分は粘度が20秒〜30秒/20℃(イワ
タカップ)であり、該塗料成分を100重量部としたと
き、該有機溶剤には35重量部以上のエチルセロソルブを
含み、該エチルセロソルブとセロソルブアセテートとの
合計量が55重量部以上であり、該塗料成分と該噴射剤と
が重量比で1/1〜1.3/1の割合で配合されていることを特
徴とする。
本発明の塗料固形分は、顔料とエポキシ樹脂とからな
る。顔料としては、カーボンブラック、酸化鉄、リンモ
リブデン酸塩、ケイ酸マグネシウムなどが用いられ、さ
らに公知の耐蝕性塗料の添加剤を添加することもでき
る。エポキシ樹脂は耐蝕性塗料に使用されるものであれ
ば良くビスフェノールA系のエポキシ樹脂が用いられ、
特にアミノアルコールとイソシアネートプレポリマーを
配合したビスフェノールA系の変性エポキシ樹脂が好ま
しい。
る。顔料としては、カーボンブラック、酸化鉄、リンモ
リブデン酸塩、ケイ酸マグネシウムなどが用いられ、さ
らに公知の耐蝕性塗料の添加剤を添加することもでき
る。エポキシ樹脂は耐蝕性塗料に使用されるものであれ
ば良くビスフェノールA系のエポキシ樹脂が用いられ、
特にアミノアルコールとイソシアネートプレポリマーを
配合したビスフェノールA系の変性エポキシ樹脂が好ま
しい。
塗料固形分を溶解分散する有機溶剤としては、セロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブの他にキシレン、ト
ルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、ブチルセロソルブ、メチルイソブチルケトンなどを
添加してもよい。
ルブアセテート、エチルセロソルブの他にキシレン、ト
ルエン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、ブチルセロソルブ、メチルイソブチルケトンなどを
添加してもよい。
有機溶剤のエチルセロソルブは塗料成分100重量部中
に35重量部以上含まれ、かつセロソルブアセテートとエ
チルセロソルブとの合計量が55重量部以上であること
が、塗料成分と噴射剤との溶解性を高めエアゾール組成
物中での樹脂分の固化分離を防ぐのに必要である。エチ
ルセロソルブの量が35重量部未満であると塗料成分の噴
射剤との溶解性が不十分となりエポキシ樹脂が固化分離
してエアゾール塗料組成物の噴射塗装ができず好ましく
ない。またエチルセロソルブの量が35重量部以上であっ
ても、セロソルブアセテートとの合計量が55重量部未満
であると固形分が完全に溶解せず塗膜の乾燥性が低下す
るので好ましくない。
に35重量部以上含まれ、かつセロソルブアセテートとエ
チルセロソルブとの合計量が55重量部以上であること
が、塗料成分と噴射剤との溶解性を高めエアゾール組成
物中での樹脂分の固化分離を防ぐのに必要である。エチ
ルセロソルブの量が35重量部未満であると塗料成分の噴
射剤との溶解性が不十分となりエポキシ樹脂が固化分離
してエアゾール塗料組成物の噴射塗装ができず好ましく
ない。またエチルセロソルブの量が35重量部以上であっ
ても、セロソルブアセテートとの合計量が55重量部未満
であると固形分が完全に溶解せず塗膜の乾燥性が低下す
るので好ましくない。
塗料成分は上記の有機溶剤を用いて粘度を20秒/30秒/
20℃(イワタカップ)にすることが必要である。粘度が
20秒/20℃未満であると低すぎて塗膜のタレが発生し好
ましくない。また粘度が30秒/20℃を超えて高くなると
噴射される液滴が微粒子できず塗膜面が均一とならず仕
上げ不良となり好ましくない。
20℃(イワタカップ)にすることが必要である。粘度が
20秒/20℃未満であると低すぎて塗膜のタレが発生し好
ましくない。また粘度が30秒/20℃を超えて高くなると
噴射される液滴が微粒子できず塗膜面が均一とならず仕
上げ不良となり好ましくない。
噴射剤は公知のジメチルエーテル、LPGなどが使用で
きる。その量は塗料成分/噴射剤の重量比で1/1〜1.3/1
の範囲で用いられる。通常混合比は1/1で使用されてい
るが、塗料成分がやや過剰である場合の方がエアゾール
塗料組成物の安定性が向上するので好ましい。
きる。その量は塗料成分/噴射剤の重量比で1/1〜1.3/1
の範囲で用いられる。通常混合比は1/1で使用されてい
るが、塗料成分がやや過剰である場合の方がエアゾール
塗料組成物の安定性が向上するので好ましい。
このエアゾール塗料組成物は、エアゾール缶内では完
全に溶解するのではなく噴射剤と塗料成分とが分散ない
しは相分離した状態を含むが、固形分が固化分離するこ
とがないために噴射前に振とうすれば均一な分散液とな
り噴射塗装が可能となる。
全に溶解するのではなく噴射剤と塗料成分とが分散ない
しは相分離した状態を含むが、固形分が固化分離するこ
とがないために噴射前に振とうすれば均一な分散液とな
り噴射塗装が可能となる。
さらに缶内にガラス球、鋼球を挿入しておくと振とう
によるエアゾール塗料組成物の混合がより容易となるた
め好ましい。
によるエアゾール塗料組成物の混合がより容易となるた
め好ましい。
[作用] 本発明のエアゾール塗料組成物は、有機溶剤にエチル
セロソルブを特定量使用して、塗料成分の粘度を調整し
て噴射剤と混合されている。
セロソルブを特定量使用して、塗料成分の粘度を調整し
て噴射剤と混合されている。
このエチルセロソルブはエポキシ樹脂と親和性を有す
るとともに噴射剤のジメチルエーテルなどと相溶性を有
するため、特定量の配合により塗料成分の粘度を調整す
るとともに噴射剤と混合した後、塗料固形分の樹脂が分
離固化して噴射塗装が困難となることを防ぐことができ
る。また、セロソルブアセテートを特定量配合すること
により形成された塗膜の乾燥性を高めることができる。
したがって、安定な高耐蝕性のエアゾール塗料組成物と
なる。
るとともに噴射剤のジメチルエーテルなどと相溶性を有
するため、特定量の配合により塗料成分の粘度を調整す
るとともに噴射剤と混合した後、塗料固形分の樹脂が分
離固化して噴射塗装が困難となることを防ぐことができ
る。また、セロソルブアセテートを特定量配合すること
により形成された塗膜の乾燥性を高めることができる。
したがって、安定な高耐蝕性のエアゾール塗料組成物と
なる。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。
塗料固形分は、顔料にカーボンブラック1〜3重量
部、酸化鉄8〜13重量部、リンモリブデン酸塩5〜10重
量部、ケイ酸マグネシウム5〜10重量部と、エポキシ当
量450〜1000のビスフェノールA型エポキシ樹脂がアミ
ノアルコールおよびイソシアネートプレポリマーで変性
され重量平均分子量が10000〜15000の重合体15〜20重量
部とからなる。
部、酸化鉄8〜13重量部、リンモリブデン酸塩5〜10重
量部、ケイ酸マグネシウム5〜10重量部と、エポキシ当
量450〜1000のビスフェノールA型エポキシ樹脂がアミ
ノアルコールおよびイソシアネートプレポリマーで変性
され重量平均分子量が10000〜15000の重合体15〜20重量
部とからなる。
(試験例) この固形分30重量部に有機溶剤70重量部として、エチ
ルセロソルブとセロソルブアセテートの混合割合を変え
て塗料成分を作製した。それぞれの塗料成分120重量部
と噴射剤のヂメチルエーテル100重量部とを内容量が300
mlのエアゾール缶に径が約8mmのガラス球5個とともに
加えてエアゾール化品を作製した。缶を約10秒振とうさ
せ、ノズルを押して内容物を噴射させ、内容物が均一に
噴射するものを可とし、不均一に噴射するものを否とし
た。不均一に噴射する状態とは、溶剤分のみを噴射する
場合や、分離した塗料樹脂が粘度の高い泡の状態でノズ
ルからでたりする状態をいう。結果を第1表に示す。
ルセロソルブとセロソルブアセテートの混合割合を変え
て塗料成分を作製した。それぞれの塗料成分120重量部
と噴射剤のヂメチルエーテル100重量部とを内容量が300
mlのエアゾール缶に径が約8mmのガラス球5個とともに
加えてエアゾール化品を作製した。缶を約10秒振とうさ
せ、ノズルを押して内容物を噴射させ、内容物が均一に
噴射するものを可とし、不均一に噴射するものを否とし
た。不均一に噴射する状態とは、溶剤分のみを噴射する
場合や、分離した塗料樹脂が粘度の高い泡の状態でノズ
ルからでたりする状態をいう。結果を第1表に示す。
エチルセロソルブとセロソルブアセテートの比率はエ
チルセロソルブが等量以上(塗料成分100重量部中35重
量部である)であればエアゾール化は可能である。
チルセロソルブが等量以上(塗料成分100重量部中35重
量部である)であればエアゾール化は可能である。
(実施例) 試験例と同じ固形分を30重量部用い、第2表に示す組
成割合の有機溶剤を用いて粘度が25秒/20℃(イワタカ
ップ)の塗料成分を作製した。試験例と同様にエアゾー
ル組成物としエアゾール塗装の可否を調べた。エチルセ
ロソルブが35重量部以上でセロソルブアセテートとの合
計量が55重量部以上のNo.1と、No.2がノズルよりのエア
ゾール塗装が可能である。
成割合の有機溶剤を用いて粘度が25秒/20℃(イワタカ
ップ)の塗料成分を作製した。試験例と同様にエアゾー
ル組成物としエアゾール塗装の可否を調べた。エチルセ
ロソルブが35重量部以上でセロソルブアセテートとの合
計量が55重量部以上のNo.1と、No.2がノズルよりのエア
ゾール塗装が可能である。
エチルセロソルブが40重量部であってもセロソルブア
セテートとの合計量が55重量部以下のNo.3、エチルセロ
ソルブが35重量部以下のNo.4、No.5はいずれもエアゾー
ル塗装ができなかった。
セテートとの合計量が55重量部以下のNo.3、エチルセロ
ソルブが35重量部以下のNo.4、No.5はいずれもエアゾー
ル塗装ができなかった。
(実施例2) 試験例と同じ固形分30部にエチルセロソルブ35重量部
とセロソルブアセテート20重量部を加え、さらに第3表
に示す溶剤を15重量部加えて粘度を25秒/20℃(イワタ
カップ)とし、噴射剤を配合してエアゾール塗装をおこ
なってエアゾール化の可否を調べた。エチルセロソルブ
とセロソルブアセテートが所定の量含まれているのでい
ずれもエアゾール塗装が可能であった。
とセロソルブアセテート20重量部を加え、さらに第3表
に示す溶剤を15重量部加えて粘度を25秒/20℃(イワタ
カップ)とし、噴射剤を配合してエアゾール塗装をおこ
なってエアゾール化の可否を調べた。エチルセロソルブ
とセロソルブアセテートが所定の量含まれているのでい
ずれもエアゾール塗装が可能であった。
(比較例1) 試験例と同じ固形分30部にエチルセロソルブ35重量部
とセロソルブアセテート15重量部を加え、さらに第4表
に示す溶剤を20重量部を加えて、粘度を25秒/20℃(イ
ワタカップ)とし、噴射剤を配合してエアゾール塗装を
おこなってエアゾール化の可否を調べた。この場合はセ
ロソルブアセテートとエチルセロソルブの合計量が55重
量部以下であるのでエアゾール塗装ができなかった。
とセロソルブアセテート15重量部を加え、さらに第4表
に示す溶剤を20重量部を加えて、粘度を25秒/20℃(イ
ワタカップ)とし、噴射剤を配合してエアゾール塗装を
おこなってエアゾール化の可否を調べた。この場合はセ
ロソルブアセテートとエチルセロソルブの合計量が55重
量部以下であるのでエアゾール塗装ができなかった。
(比較例2) 試験例と同じ固形分30重量部にエチルセロソルブ30重
量部とセロソルブアセテート25重量部を加え、さらに第
5表に示す溶剤を15重量部を加えて、粘度を25秒/20℃
(イワタカップ)とし、噴射剤を配合してエアゾール塗
装をおこなってエアゾール化の可否を調べた。この場合
はエチルセロソルブが35重量部以下であるのでエアゾー
ル塗装ができなかった。
量部とセロソルブアセテート25重量部を加え、さらに第
5表に示す溶剤を15重量部を加えて、粘度を25秒/20℃
(イワタカップ)とし、噴射剤を配合してエアゾール塗
装をおこなってエアゾール化の可否を調べた。この場合
はエチルセロソルブが35重量部以下であるのでエアゾー
ル塗装ができなかった。
[効果] 本発明により高耐蝕性のエポキシ樹脂系塗料を安定な
エアゾール組成物とすることができた。すなわち、エチ
ルセロソルブとセロソルブアセテートを特定量用いて塗
料成分の粘度を調整することにより、噴射剤と混合して
もエアゾール組成物が安定し樹脂などの固形分が分離固
化することがない。そのため、高耐蝕性を要求される部
材の塗膜の塗装欠陥の補修に取扱の容易なエアゾールに
よる塗装ができるので、補修作業が容易となる。
エアゾール組成物とすることができた。すなわち、エチ
ルセロソルブとセロソルブアセテートを特定量用いて塗
料成分の粘度を調整することにより、噴射剤と混合して
もエアゾール組成物が安定し樹脂などの固形分が分離固
化することがない。そのため、高耐蝕性を要求される部
材の塗膜の塗装欠陥の補修に取扱の容易なエアゾールに
よる塗装ができるので、補修作業が容易となる。
また不快臭を有するエチルセロソルブに芳香性のセロ
ソルブアセテートを添加することによりエアゾールの臭
気を良くすることができる。さらにセロソルブアセテー
トはエチルセロソルブより引火点が高いのでエアゾール
の取扱性が良くなる。
ソルブアセテートを添加することによりエアゾールの臭
気を良くすることができる。さらにセロソルブアセテー
トはエチルセロソルブより引火点が高いのでエアゾール
の取扱性が良くなる。
Claims (1)
- 【請求項1】主としてエポキシ樹脂からなる塗料固形分
に有機溶剤を配合してなる塗料成分と、噴射剤とからな
るエアゾール塗料組成物であって、該塗料成分は粘度が
20秒〜30秒/20℃(イワタカップ:岩田塗装機製作所
製)であり、該塗料成分を100重量部としたとき該有機
溶剤には35重量部以上のエチルセロソルブを含み、該エ
チルセロソルブとセロソルブアセテートとの合計量が55
重量部以上であり、該塗料成分と該噴射剤とが重量比で
1/1〜1.3/1の割合で配合されていることを特徴とするエ
アゾール塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2086385A JP2654709B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | エアゾール塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2086385A JP2654709B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | エアゾール塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03285962A JPH03285962A (ja) | 1991-12-17 |
JP2654709B2 true JP2654709B2 (ja) | 1997-09-17 |
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ID=13885409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2086385A Expired - Lifetime JP2654709B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | エアゾール塗料組成物 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2654709B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2450423B1 (en) | 2009-06-29 | 2019-05-15 | Nihon Parkerizing Co., Ltd. | Water-based lubricant for plastic processing having excellent corrosion resistance and metal material having excellent plastic processability |
JP6349354B2 (ja) * | 2016-07-15 | 2018-06-27 | 大日本塗料株式会社 | エアゾール用塗料組成物 |
-
1990
- 1990-03-31 JP JP2086385A patent/JP2654709B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03285962A (ja) | 1991-12-17 |
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