JP2654194B2 - アンゴラマイシン誘導体 - Google Patents
アンゴラマイシン誘導体Info
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- JP2654194B2 JP2654194B2 JP1214894A JP21489489A JP2654194B2 JP 2654194 B2 JP2654194 B2 JP 2654194B2 JP 1214894 A JP1214894 A JP 1214894A JP 21489489 A JP21489489 A JP 21489489A JP 2654194 B2 JP2654194 B2 JP 2654194B2
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- Japan
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- angolamycin
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- tri
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H15/00—Compounds containing hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H17/00—Compounds containing heterocyclic radicals directly attached to hetero atoms of saccharide radicals
- C07H17/04—Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
- C07H17/08—Hetero rings containing eight or more ring members, e.g. erythromycins
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はマクロライド系抗生物質アンゴラマイシンの
マイカローズの4″−位に置換フェニルアセチル基を有
する抗菌力の優れた新規抗生物質アンゴラマイシン誘導
体及びその重傷な製造中間体に関する。
マイカローズの4″−位に置換フェニルアセチル基を有
する抗菌力の優れた新規抗生物質アンゴラマイシン誘導
体及びその重傷な製造中間体に関する。
[従来の技術] マクロライド系抗生物質は一般に血中濃度、尿中回収
率が低いという欠点があることが知られている。
率が低いという欠点があることが知られている。
そして、最近、マクロライド系抗生物質の酵素的リン
酸化の研究によって、マイカノースやデソサミンの如き
糖を有するマクロライド系抗生物質が、それらの糖の
2′−位水酸基のリン酸化により不活性化されること、
そしてそのリン酸化は細菌によっても生ずることが多数
報告されている[例えばJ.Antibiotics 40、195(198
7)、J.Antibiotics 41、823(1988)等参照。] これらの研究によって、マクロライド系抗生物質の血
中濃度の低い原因の一つとして、生体内で細菌によって
糖の2′−位水酸基がリン酸化され、その結果マクロラ
イド系抗生物質が不活性化されることが考えられる。
酸化の研究によって、マイカノースやデソサミンの如き
糖を有するマクロライド系抗生物質が、それらの糖の
2′−位水酸基のリン酸化により不活性化されること、
そしてそのリン酸化は細菌によっても生ずることが多数
報告されている[例えばJ.Antibiotics 40、195(198
7)、J.Antibiotics 41、823(1988)等参照。] これらの研究によって、マクロライド系抗生物質の血
中濃度の低い原因の一つとして、生体内で細菌によって
糖の2′−位水酸基がリン酸化され、その結果マクロラ
イド系抗生物質が不活性化されることが考えられる。
一方、マクロライド系抗生物質の耐性菌は年々増加し
ている。この耐性機構の一つとしても上記のリン酸化が
考えられる。
ている。この耐性機構の一つとしても上記のリン酸化が
考えられる。
[発明が解決しようとする課題] しかして、マクロライド系抗生物質の血中濃度、尿中
回収率の低いこと、並びに不活性化(耐性化)されやす
いこと等のマクロライド系抗生物質の欠点を解消したマ
クロライド系抗生物質の発明が強く要望されている。
回収率の低いこと、並びに不活性化(耐性化)されやす
いこと等のマクロライド系抗生物質の欠点を解消したマ
クロライド系抗生物質の発明が強く要望されている。
本発明の目的は、血中濃度が高く、尿中回収率がよ
く、しかも不活性化(耐性化)されにくく抗菌活性の高
いマクロライド系抗生物質を提供し、かつ該化合物を高
選択的にかつ高収率で得ることである。
く、しかも不活性化(耐性化)されにくく抗菌活性の高
いマクロライド系抗生物質を提供し、かつ該化合物を高
選択的にかつ高収率で得ることである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らはマクロライド系抗生物質の前述の如き種
々の欠点がマイカミノース及びデソサミンの2′−位水
酸基のリン酸化による点に鑑み、2′−位水酸基を持た
ない糖であるアンゴラサミンを持つマクロライド系抗生
物質であるアンゴラマイシンに着目し、アンゴラマイシ
ンの抗菌力の著しく強い誘導体を創製すべく鋭意研究を
行った結果、アンゴラマイシンのマイカロースの4″−
位に置換フェニルアセチル基を導入した新規なアンゴラ
マイシン誘導体が、特開昭53−21182号公報に開示され
ているアンゴラマイシンアシル誘導体よりも耐性菌に対
する抗菌力が強く、かつエステラーゼ耐性を有すること
を見出した。
々の欠点がマイカミノース及びデソサミンの2′−位水
酸基のリン酸化による点に鑑み、2′−位水酸基を持た
ない糖であるアンゴラサミンを持つマクロライド系抗生
物質であるアンゴラマイシンに着目し、アンゴラマイシ
ンの抗菌力の著しく強い誘導体を創製すべく鋭意研究を
行った結果、アンゴラマイシンのマイカロースの4″−
位に置換フェニルアセチル基を導入した新規なアンゴラ
マイシン誘導体が、特開昭53−21182号公報に開示され
ているアンゴラマイシンアシル誘導体よりも耐性菌に対
する抗菌力が強く、かつエステラーゼ耐性を有すること
を見出した。
かくして、本発明によれば、下記式 式中、Xはアセチル基、メタンスルホニル基、メチルチ
オ基、ベンゾイル基又はメトキシ基を表わす、 で示される4″−O−置換フエニルアセチルアンゴラマ
イシンが提供される。
オ基、ベンゾイル基又はメトキシ基を表わす、 で示される4″−O−置換フエニルアセチルアンゴラマ
イシンが提供される。
また、本発明によれば、上記式(I)の化合物を選択
的かつ高収率で得るための重要な製造中間体である、
4″−位水酸基よりも反応性が高い4−位が保護され
た下記式 式中、 Rはトリ(低級アルキル)シリル基を表わす、 で示される4−O−トリ(低級アルキル)シリルアン
ゴラマイシンが提供される。
的かつ高収率で得るための重要な製造中間体である、
4″−位水酸基よりも反応性が高い4−位が保護され
た下記式 式中、 Rはトリ(低級アルキル)シリル基を表わす、 で示される4−O−トリ(低級アルキル)シリルアン
ゴラマイシンが提供される。
上記式(II)におけるトリ(低級アルキル)シリル基
としては、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、トリプロピルシリル、トリイソプロピルシリル、ト
リn−ブチルシリル、トリt−ブチルシリルなどのトリ
(C1〜6アルキル)シリル基が挙げられる。
としては、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、トリプロピルシリル、トリイソプロピルシリル、ト
リn−ブチルシリル、トリt−ブチルシリルなどのトリ
(C1〜6アルキル)シリル基が挙げられる。
本発明により提供される上記式(I)で示される抗生
物質アンゴラマイシン誘導体の代表例を示せば次のとお
りである: 4″−O−(p−メトキシフェニルアセチル)アンゴ
ラマイシン、 4″−O−(o−メトキシフェニルアセチル)アンゴ
ラマイシン、 4″−O−(p−アセチルフェニルアセチル)アンゴ
ラマイシン、 4″−O−(o−アセチルフェニルアセチル)アンゴ
ラマイシン、 4″−O−(p−メタンスルホニルフェニルアセチ
ル)アンゴラマイシン、 4″−O−(o−メタンスルホニルフェニルアセチ
ル)アンゴラマイシン、 4″−O−(p−メチルチオフェニルアセチル)アン
ゴラマイシン、 4″−O−(o−メチルフオフェニルアセチル)アン
ゴラマイシン、 4″−O−(p−ベンゾイルフェニルアセチル)アン
ゴラマイシン、 4″−O−(o−ベンゾイルフェニルアセチル)アン
ゴラマイシンなど。
物質アンゴラマイシン誘導体の代表例を示せば次のとお
りである: 4″−O−(p−メトキシフェニルアセチル)アンゴ
ラマイシン、 4″−O−(o−メトキシフェニルアセチル)アンゴ
ラマイシン、 4″−O−(p−アセチルフェニルアセチル)アンゴ
ラマイシン、 4″−O−(o−アセチルフェニルアセチル)アンゴ
ラマイシン、 4″−O−(p−メタンスルホニルフェニルアセチ
ル)アンゴラマイシン、 4″−O−(o−メタンスルホニルフェニルアセチ
ル)アンゴラマイシン、 4″−O−(p−メチルチオフェニルアセチル)アン
ゴラマイシン、 4″−O−(o−メチルフオフェニルアセチル)アン
ゴラマイシン、 4″−O−(p−ベンゾイルフェニルアセチル)アン
ゴラマイシン、 4″−O−(o−ベンゾイルフェニルアセチル)アン
ゴラマイシンなど。
また、式(II)で示される4−O−トリ(低級アル
キル)シリルアンゴラマイシン誘導体の代表例を示せば
次のとおりである。
キル)シリルアンゴラマイシン誘導体の代表例を示せば
次のとおりである。
4−O−トリメチルシリルアンゴラマイシン 4−O−トリエチルシリルアンゴラマイシン 4−O−トリプロピルシリルアンゴラマイシン 4−トリイソプロピルシリルアンゴラマイシン、 4−トリ−n−ブチルシリルアンゴラマイシン、 4−O−トリ−t−ブチルシリルアンゴラマイシン
など。
など。
上記式(I)のアンゴラマイシン誘導体は、後記in
vitro試験の結果から明らかとおり、各種のグラム陽性
細菌、グラム陰性細菌等の病原性微生物に対して強い抗
菌力を示し、特にスタフィロコッカス・アウレウス(St
aphylococcus aureus)の耐性菌株に対しても感受性菌
に対すると同様の強い活性を有し、しかもマウスの肝臓
ホモジネートによる分解に対しても優れた安定性を示
す。従って、本発明の式(I)で示されるアンゴラマイ
シン誘導体は医薬、動物薬、飼料添加剤等として有用で
ある。
vitro試験の結果から明らかとおり、各種のグラム陽性
細菌、グラム陰性細菌等の病原性微生物に対して強い抗
菌力を示し、特にスタフィロコッカス・アウレウス(St
aphylococcus aureus)の耐性菌株に対しても感受性菌
に対すると同様の強い活性を有し、しかもマウスの肝臓
ホモジネートによる分解に対しても優れた安定性を示
す。従って、本発明の式(I)で示されるアンゴラマイ
シン誘導体は医薬、動物薬、飼料添加剤等として有用で
ある。
[抗菌性試験] 日本化学療法学会標準法に従って、抗菌性試験を行っ
た。
た。
試験結果を下記第1表及び第2表に示す。
なお供試化合物は次のとおりである。
本発明の化合物(1):4″−O−(p−アセチルフェニ ルアセチル)アンゴラマイシン、 本発明の化合物(2):4″−O−(p−メトキシフェニ ルアセチル)アンゴラマイシン、 対照化合物(1):4″−O−イソバレリルアンゴラマイ シン、 EM:エリスロマイシン。
[マウス肝臓ホモジネートに対する安定性試験] ICR系マウスの肝臓を5倍量の0.1M燐酸緩衝液(pH7.2)
と共にポッターホモゲナイザーによりホモジネートとし
た(3000rpm、10min)。その上清液(1ml)に供試化合
物500μg/ml(10%メタノール水)1mlを加え37℃で1時
間反応させた後、100℃で3分間加熱後0.1M燐酸緩衝液
(pH9.0)1mlを加え酢酸エチル1mlにて抽出する。この
有機層のシリカゲル薄層クロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノール/アンモニア=15/1.2/0.1)に対し、
クロマトスキャナー(283nm)にて未変化体と加水分解
体の生成比を求め、未変化体の残存を百分率で表した。
その結果を下記第3表に示す。
と共にポッターホモゲナイザーによりホモジネートとし
た(3000rpm、10min)。その上清液(1ml)に供試化合
物500μg/ml(10%メタノール水)1mlを加え37℃で1時
間反応させた後、100℃で3分間加熱後0.1M燐酸緩衝液
(pH9.0)1mlを加え酢酸エチル1mlにて抽出する。この
有機層のシリカゲル薄層クロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノール/アンモニア=15/1.2/0.1)に対し、
クロマトスキャナー(283nm)にて未変化体と加水分解
体の生成比を求め、未変化体の残存を百分率で表した。
その結果を下記第3表に示す。
本発明の式(I)で示されるアンゴラマイシン誘導体
は、アンゴラマイシンを出発物質とし、まず、その4″
−位水酸よりも反応性の高い4−位水酸基を保護した
後、4″−位をアシル化し、次いで4−位の保護基を
離脱せしめることにより、高選択かつ高収率で得ること
ができる。
は、アンゴラマイシンを出発物質とし、まず、その4″
−位水酸よりも反応性の高い4−位水酸基を保護した
後、4″−位をアシル化し、次いで4−位の保護基を
離脱せしめることにより、高選択かつ高収率で得ること
ができる。
4−位水酸基の保護は、例えば、アンゴラマイシン
を酢酸エチルや酢酸ブチルなどのアルキルアセテート溶
媒中で約−50℃〜約50℃、好ましくは約−30℃〜約10℃
の温度において、トリエチルアミン、イミダゾールなど
の塩基の存在したに、トリ(低級アルキル)クロロシラ
ン、例えばトリメチルクロロシランと反応させる。その
際のトリ(低級アルキル)クロロシランの使用量は一般
にアンゴラマイシン1モル当り1.0〜2.0当量とすること
ができる。
を酢酸エチルや酢酸ブチルなどのアルキルアセテート溶
媒中で約−50℃〜約50℃、好ましくは約−30℃〜約10℃
の温度において、トリエチルアミン、イミダゾールなど
の塩基の存在したに、トリ(低級アルキル)クロロシラ
ン、例えばトリメチルクロロシランと反応させる。その
際のトリ(低級アルキル)クロロシランの使用量は一般
にアンゴラマイシン1モル当り1.0〜2.0当量とすること
ができる。
これにより、4−位水酸基がトリ(低級アルキル)
シリル基、例えばトリメチルシル基等により保護された
前記式(II)で示される化合物が高選択的かつ高収率で
得られる。
シリル基、例えばトリメチルシル基等により保護された
前記式(II)で示される化合物が高選択的かつ高収率で
得られる。
次いで、この化合物を適当な不活性有機溶媒中で、式 式中、Xは前記と同じ意味を有する、 で示される置換フエニル酢酸の無水物又は反応性誘導体
(例えば酸クロリド、活性エステル等)と4″−位の水
酸基と選択的に反応せしめ、次いで所望により、4−
位の保護基をそれ自体既知の方法、例えば希塩酸、フッ
化テトラ−n−ブチルアンモニウム等で処理して脱離す
ることにより、式(I)のアンゴラマイシン誘導体を高
選択的かつ高収率で得ることができる。
(例えば酸クロリド、活性エステル等)と4″−位の水
酸基と選択的に反応せしめ、次いで所望により、4−
位の保護基をそれ自体既知の方法、例えば希塩酸、フッ
化テトラ−n−ブチルアンモニウム等で処理して脱離す
ることにより、式(I)のアンゴラマイシン誘導体を高
選択的かつ高収率で得ることができる。
次に、実施例により本発明のアンゴラマイシン誘導体
の製造についてさらに具体的に説明する。
の製造についてさらに具体的に説明する。
実施例1 4″−O−(p−メトキシフェニルアセチル)アンゴラ
マイシンの合成: アンゴラマイシン186mg(0.203mmol)を酢酸エチル1.
9mlに溶解した後、−20℃に冷却し、トリエチルアミン6
2.2μ(0.447mmol)とトリメチルクロロシラン51.5μ
(0.406mmol)を加え、同温度で2時間撹拌した。反
応液を酢酸エチル10mlで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液5mlで洗浄し、更に飽和食塩水5mlで洗浄した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、乾燥剤を除き、
減圧濃縮し4−O−トリメチルシリルアンゴラマイシ
ン175mg(収率87%)を得た。
マイシンの合成: アンゴラマイシン186mg(0.203mmol)を酢酸エチル1.
9mlに溶解した後、−20℃に冷却し、トリエチルアミン6
2.2μ(0.447mmol)とトリメチルクロロシラン51.5μ
(0.406mmol)を加え、同温度で2時間撹拌した。反
応液を酢酸エチル10mlで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液5mlで洗浄し、更に飽和食塩水5mlで洗浄した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、乾燥剤を除き、
減圧濃縮し4−O−トリメチルシリルアンゴラマイシ
ン175mg(収率87%)を得た。
以下にその物理化学的性状を示す。
1H−NMR(CDCl3、δppm from TMS):0.20(9H、s、OSi
(CH3)3)、1.45(3H、s、12−CH3)、2.28(6H、s
3′−N(CH3)2)、3.58(3H、s、2−O−C
H3)、3.62(3H、s、3−OCH3)、4.63(1H、d、J
=7.5Hz、H1)、5.05(1H、br、H1)、5.35(1H、
m、H15)、6.45(1H、d、J=15Hz、H10)、6.60(1
H、d、J=15Hz、H11)、9.78(1H、s、CHO) 実施例2 実施例1で得られた4−O−トリメチルシリルアン
ゴラマイシン51.4mg(0.052mmol)を塩化メチレン1mlに
溶解し、−30℃に冷却してトリエチルアミン15.4μ
(0.110mmol)と4−ジメチルアミノピリジン0.6mgを加
え、更に無水p−メトキシフェニル酢酸32.7mg(0.104m
mol)を含む塩化メチレン溶液0.5mlを徐々に滴下した。
反応液を同温度で1時間撹拌後、塩化メチレン10mlで希
釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液5mlで2回、飽和
食塩水5mlで1回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、乾燥剤を除き、減圧濃縮しシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(1.5g)に付し、トルエン/
アセトン、5/1、3/1、2/1で溶出し、4″−O−(p−
メトキシフエニルアセチル)−4−O−トリメチルシ
リルアンゴラマイシン26.8mg(収率45%)を得た。
(CH3)3)、1.45(3H、s、12−CH3)、2.28(6H、s
3′−N(CH3)2)、3.58(3H、s、2−O−C
H3)、3.62(3H、s、3−OCH3)、4.63(1H、d、J
=7.5Hz、H1)、5.05(1H、br、H1)、5.35(1H、
m、H15)、6.45(1H、d、J=15Hz、H10)、6.60(1
H、d、J=15Hz、H11)、9.78(1H、s、CHO) 実施例2 実施例1で得られた4−O−トリメチルシリルアン
ゴラマイシン51.4mg(0.052mmol)を塩化メチレン1mlに
溶解し、−30℃に冷却してトリエチルアミン15.4μ
(0.110mmol)と4−ジメチルアミノピリジン0.6mgを加
え、更に無水p−メトキシフェニル酢酸32.7mg(0.104m
mol)を含む塩化メチレン溶液0.5mlを徐々に滴下した。
反応液を同温度で1時間撹拌後、塩化メチレン10mlで希
釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液5mlで2回、飽和
食塩水5mlで1回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、乾燥剤を除き、減圧濃縮しシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(1.5g)に付し、トルエン/
アセトン、5/1、3/1、2/1で溶出し、4″−O−(p−
メトキシフエニルアセチル)−4−O−トリメチルシ
リルアンゴラマイシン26.8mg(収率45%)を得た。
以下にその物理化学的性状を示す。
1H−NMR(CDCl3、δppm from TMS):0.20(9H、s、OSi
(CH3)3)、1.48(3H、s、12−CH3)、2.27(6H、
s、3′−N(CH3)2)、3.55(3H、s、2−OC
H3)、3.61(3H、s、3−OCH3)、3.65(2H、s 4.58(1H、d、J=10Hz、H4″)、5.05(1H、d、J=
3Hz、H1″)、5,33(1H、m、H15)、6.42(1H、d、J
=15Hz、H10)、6.60(1H、d、J=15Hz、H11)、6.84
(2H、d、J=9Hz、 7.24(2H、d、J=9Hz、 9.73(1H、s、CHO) かくして得られた4″−O−(p−メトキシフエニル
アセチル)−4−O−トリメチルシリルアンゴラマイ
シン12.5mgをアセトン1mlに溶解し、氷冷下0.025N塩酸1
mlを徐々に滴下し、同温度で1時間撹拌した。反応液を
酢酸エチル10mlで希釈し、冷飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液5mlと飽和食塩水5mlで洗浄した後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、乾燥剤を除き、減圧濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(1g)に付し、トル
エン/アセトン、4/1、3/1、2/1で溶出し、4″−O−
(p−メトキシフェニルアセチル)アンゴラマイシン6.
7mg(収率57%)を得た。
(CH3)3)、1.48(3H、s、12−CH3)、2.27(6H、
s、3′−N(CH3)2)、3.55(3H、s、2−OC
H3)、3.61(3H、s、3−OCH3)、3.65(2H、s 4.58(1H、d、J=10Hz、H4″)、5.05(1H、d、J=
3Hz、H1″)、5,33(1H、m、H15)、6.42(1H、d、J
=15Hz、H10)、6.60(1H、d、J=15Hz、H11)、6.84
(2H、d、J=9Hz、 7.24(2H、d、J=9Hz、 9.73(1H、s、CHO) かくして得られた4″−O−(p−メトキシフエニル
アセチル)−4−O−トリメチルシリルアンゴラマイ
シン12.5mgをアセトン1mlに溶解し、氷冷下0.025N塩酸1
mlを徐々に滴下し、同温度で1時間撹拌した。反応液を
酢酸エチル10mlで希釈し、冷飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液5mlと飽和食塩水5mlで洗浄した後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、乾燥剤を除き、減圧濃縮した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(1g)に付し、トル
エン/アセトン、4/1、3/1、2/1で溶出し、4″−O−
(p−メトキシフェニルアセチル)アンゴラマイシン6.
7mg(収率57%)を得た。
本物質の物理化学的性状は下記のとおりである。
比旋光度▲[α]23 D▼:−58.4゜(C 0.5、CHCl3) 1H−NMR(CDCl3、δppm from TMS):1.43(3H、s、12
−CH3)、2.27(6H、s、3′−N(CH3)2)、3.56
(3H、s、2−O−CH3)、3.62(3H、s、3−OCH
3)、3.66(2H、s、 4.57(1H、d、J=8Hz、H1)、4.58(1H、d、J=1
0Hz、H4″)、5.05(1H、d、J=3Hz、H1″)、5.33
(1H、dt、J=10&2.5Hz、H15)、6.44(1H、d、J=
15Hz、H10)、6.57(1H、d、J=15Hz、H11)、 9.70(1H、s、CHO) SI−MS(m/z):1064(M++1)13 C−NMR(CDCl3) δ=9.2(C−17)、9.5(C−18)、15.0(C−22)、
17.4(C−21)、17.7(C−6″)、17.8(C−6
)、18.9(Cー6′)、24.7(C−16)、25.2(C−
7″)、27.3(C−2′)、31.3(C−6)、31.4(C
−7)、39.7(C−2)、40.4(C−2)、40.8(NM
e2)、41.4(C−4)、41.6(C−2″)、43.6(C−
14)、43.6(C−19)、45.0(C−8)、55.3(6−
OMe)、59.4(C−12)、59.7(2″−OMe)、61.7(3
−OMe)、63.3(C−5″)、64.0(C−3′)、64.
2(C−13)、66.4(C−3)、67.3(C−23)、69.4
(C−3″)、70.8(C−5)、72.6(C−4′)、
73.2(C−5′)、73.9(C−15)、75.8(C−4
)、77.7(C−4″)、79.6(C−3)、81.6(C
−5)、81.9(C−2)、97.1(C−1″)、101.0
(C−1)101.8(C−1′)、113.9(C−5
′)、122.6(C−10)、126.0(C−3′)、130.
4(C−4′)、151.2(C−11)、158.7(C−6
′)、171.8(C−1′)、173.2(C−1)、200.
1(C−9)、202.7(C−20) 実施例3 4″−O−(p−アセチルフェニルアセチル)アンゴラ
マイシンの合成: 実施例1と同様の方法で製造した4−O−トリメチ
ルシリルアンゴラマイシン60.9mg(0.0616mmol)を塩化
メチレン0.6mlに溶解し、トリエチルアミン56μ(0.4
05mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン4.6mg(0.037
7mmol)を加え、−30℃に冷却した。この溶液に予めp
−アセチルフェニル酢酸36.7mg(0.206mmol)をピバリ
ン酸クロリド30μ(0.246mmol)及びトリエチルアミ
ン29μ(0.208mmol)で処理した塩化メチレン溶液を
加え、−30℃で3時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液を加えた後、室温に戻し、少量の塩化
メチレンを加えて抽出した。塩化メチレン層をさらに飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。
得られた残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(3g)に付し、トルエン/アセトン、8/1、5/1、3/1の
順で抽出し、4″−O−(p−アセチルフエニルアセチ
ル)−4−O−トリメチルシリルアンゴラマイシン2
6.1mg(収率36.9%)を得た。
−CH3)、2.27(6H、s、3′−N(CH3)2)、3.56
(3H、s、2−O−CH3)、3.62(3H、s、3−OCH
3)、3.66(2H、s、 4.57(1H、d、J=8Hz、H1)、4.58(1H、d、J=1
0Hz、H4″)、5.05(1H、d、J=3Hz、H1″)、5.33
(1H、dt、J=10&2.5Hz、H15)、6.44(1H、d、J=
15Hz、H10)、6.57(1H、d、J=15Hz、H11)、 9.70(1H、s、CHO) SI−MS(m/z):1064(M++1)13 C−NMR(CDCl3) δ=9.2(C−17)、9.5(C−18)、15.0(C−22)、
17.4(C−21)、17.7(C−6″)、17.8(C−6
)、18.9(Cー6′)、24.7(C−16)、25.2(C−
7″)、27.3(C−2′)、31.3(C−6)、31.4(C
−7)、39.7(C−2)、40.4(C−2)、40.8(NM
e2)、41.4(C−4)、41.6(C−2″)、43.6(C−
14)、43.6(C−19)、45.0(C−8)、55.3(6−
OMe)、59.4(C−12)、59.7(2″−OMe)、61.7(3
−OMe)、63.3(C−5″)、64.0(C−3′)、64.
2(C−13)、66.4(C−3)、67.3(C−23)、69.4
(C−3″)、70.8(C−5)、72.6(C−4′)、
73.2(C−5′)、73.9(C−15)、75.8(C−4
)、77.7(C−4″)、79.6(C−3)、81.6(C
−5)、81.9(C−2)、97.1(C−1″)、101.0
(C−1)101.8(C−1′)、113.9(C−5
′)、122.6(C−10)、126.0(C−3′)、130.
4(C−4′)、151.2(C−11)、158.7(C−6
′)、171.8(C−1′)、173.2(C−1)、200.
1(C−9)、202.7(C−20) 実施例3 4″−O−(p−アセチルフェニルアセチル)アンゴラ
マイシンの合成: 実施例1と同様の方法で製造した4−O−トリメチ
ルシリルアンゴラマイシン60.9mg(0.0616mmol)を塩化
メチレン0.6mlに溶解し、トリエチルアミン56μ(0.4
05mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン4.6mg(0.037
7mmol)を加え、−30℃に冷却した。この溶液に予めp
−アセチルフェニル酢酸36.7mg(0.206mmol)をピバリ
ン酸クロリド30μ(0.246mmol)及びトリエチルアミ
ン29μ(0.208mmol)で処理した塩化メチレン溶液を
加え、−30℃で3時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液を加えた後、室温に戻し、少量の塩化
メチレンを加えて抽出した。塩化メチレン層をさらに飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮した。
得られた残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(3g)に付し、トルエン/アセトン、8/1、5/1、3/1の
順で抽出し、4″−O−(p−アセチルフエニルアセチ
ル)−4−O−トリメチルシリルアンゴラマイシン2
6.1mg(収率36.9%)を得た。
以下にその物理化学的性状を示す。
1H−NHR(CDCl3、δppm from TMS):0.17(9H、s、OS:
(CH3)3)、1.43(3H、s、12−CH3)、2.26(6H、
s、3´−N(CH3)2)、 3.55(3H、s、2−OCH3)、3.60(3H、s、3−OC
H3)、 4.59(1H、d、J=9Hz、H1)、4.61(1H、d、J=1
1Hz、H4)、5.05(1H、bs、H1)、6.40(1H、d、
J=16Hz、H10)、6.62(1H、d、J=16Hz、H11)、7.
43(1H、d、J=8.4Hz、 7.93(1H、d、J=8.4Hz、 9.74(1H、s、CHO) かくして得られた4″−O−(p−アセチルフエニル
アセチル)−4−O−トリメチルシリルアンゴラマイ
シン8.7mg(0.00757mmol)をアセトン0.5mlに溶解し、
氷冷下0.025N塩酸0.4mlを滴下した。そのままの温度で
2.5時間撹拌後、少量の酢酸エチルで希釈し、この溶液
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗
浄した。この溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
減圧濃縮し、得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフ
ィー[展開系、トルエン/アセトン=4/1(V/V)]で精
製し4″−O−(p−アセチルフェニルアセチル)−ア
ンゴラマイシン3.2mg(収率39.3%)を得た。
(CH3)3)、1.43(3H、s、12−CH3)、2.26(6H、
s、3´−N(CH3)2)、 3.55(3H、s、2−OCH3)、3.60(3H、s、3−OC
H3)、 4.59(1H、d、J=9Hz、H1)、4.61(1H、d、J=1
1Hz、H4)、5.05(1H、bs、H1)、6.40(1H、d、
J=16Hz、H10)、6.62(1H、d、J=16Hz、H11)、7.
43(1H、d、J=8.4Hz、 7.93(1H、d、J=8.4Hz、 9.74(1H、s、CHO) かくして得られた4″−O−(p−アセチルフエニル
アセチル)−4−O−トリメチルシリルアンゴラマイ
シン8.7mg(0.00757mmol)をアセトン0.5mlに溶解し、
氷冷下0.025N塩酸0.4mlを滴下した。そのままの温度で
2.5時間撹拌後、少量の酢酸エチルで希釈し、この溶液
を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗
浄した。この溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、
減圧濃縮し、得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフ
ィー[展開系、トルエン/アセトン=4/1(V/V)]で精
製し4″−O−(p−アセチルフェニルアセチル)−ア
ンゴラマイシン3.2mg(収率39.3%)を得た。
本物質の物理化学的性状は下記のとおりである。
比旋光度▲[α]21 D▼:−54.2゜(C 0.71、CHCl3) 1H−NHR(CDCl3、δppm from TMS):1.44(3H、s、12
−CH3)、2.26(6H、s、3´−N(CH3)2)、 3.58(3H、s、2−OCH3)、3.64(3H、s、3−OC
H3)、 4.58(1H、d、J=7Hz、H1)、4.60(1H、d、J=1
1Hz、H4)、5.06(1H、bs、H1″)、6.41(1H、d、
J=16Hz、H10)、6.62(1H、d、J=16Hz、H11)、7.
43(1H、d、J=8.7Hz、 7.92(1H、d、J=8.7Hz、 9.73(1H、s、CHO) SI−MS(m/z):1076(M++1) [発明の効果] 本発明の式(I)のアンゴラマイシン誘導体は抗菌力
に優れ、殊に耐性菌に対しても強い抗菌力を示し、更
に、エステラーゼに対して安定である。本物質は以上の
特性によって抗菌剤として医薬、動物薬、飼料添加剤等
に極めて有用なものである。
−CH3)、2.26(6H、s、3´−N(CH3)2)、 3.58(3H、s、2−OCH3)、3.64(3H、s、3−OC
H3)、 4.58(1H、d、J=7Hz、H1)、4.60(1H、d、J=1
1Hz、H4)、5.06(1H、bs、H1″)、6.41(1H、d、
J=16Hz、H10)、6.62(1H、d、J=16Hz、H11)、7.
43(1H、d、J=8.7Hz、 7.92(1H、d、J=8.7Hz、 9.73(1H、s、CHO) SI−MS(m/z):1076(M++1) [発明の効果] 本発明の式(I)のアンゴラマイシン誘導体は抗菌力
に優れ、殊に耐性菌に対しても強い抗菌力を示し、更
に、エステラーゼに対して安定である。本物質は以上の
特性によって抗菌剤として医薬、動物薬、飼料添加剤等
に極めて有用なものである。
また、本発明の式(II)のアンゴラマイシン誘導体は
上記式(I)のアンゴラマイシン誘導体を高選択的かつ
高収率で得るための中間体として重要なものである。
上記式(I)のアンゴラマイシン誘導体を高選択的かつ
高収率で得るための中間体として重要なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 六郎 神奈川県藤沢市花の木2―18 (72)発明者 沢 力 神奈川県綾瀬市綾西4―6―7 (72)発明者 竹内 富雄 東京都品川区東五反田5―1―11
Claims (2)
- 【請求項1】式 式中、Xはアセチル基、メタンスルホニル基、メチルチ
オ基、ベンゾイル基又はメトキシ基を表わす、 で示されるアンゴラマイシン誘導体。 - 【請求項2】式 式中、Rはトリ(低級アルキル)シリル基を表わす、 で示されるアンゴラマイシン誘導体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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US07/539,743 US5091370A (en) | 1989-06-20 | 1990-06-18 | Angolamycin derivatives |
DE69017763T DE69017763T2 (de) | 1989-06-20 | 1990-06-20 | Angolamycin-Derivate. |
KR1019900009080A KR910000774A (ko) | 1989-06-20 | 1990-06-20 | 앙골라마이신 유도체, 그의 제조방법 및 용도 |
AT90111654T ATE119911T1 (de) | 1989-06-20 | 1990-06-20 | Angolamycin-derivate. |
ES90111654T ES2068947T3 (es) | 1989-06-20 | 1990-06-20 | Derivados de angolamicina. |
EP90111654A EP0404104B1 (en) | 1989-06-20 | 1990-06-20 | Angolamycin derivatives |
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---|---|---|---|
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JP15568989 | 1989-06-20 | ||
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---|---|
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ID=26483617
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---|---|
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EP (1) | EP0404104B1 (ja) |
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KR (1) | KR910000774A (ja) |
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DE (1) | DE69017763T2 (ja) |
ES (1) | ES2068947T3 (ja) |
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JPS5321182A (en) * | 1976-08-10 | 1978-02-27 | Sanraku Inc | Antibiotic angolamycin derivatives and their preparation |
US4328335A (en) * | 1979-08-13 | 1982-05-04 | Merck & Co., Inc. | Process for the interconversion of C-076 compounds |
US4612372A (en) * | 1984-07-20 | 1986-09-16 | Sanraku Incorporated | Tylosin derivatives |
JPS62103098A (ja) * | 1985-05-13 | 1987-05-13 | Microbial Chem Res Found | タイロシン誘導体 |
US4640910A (en) * | 1985-11-12 | 1987-02-03 | Abbott Laboratories | Erythromycin A silylated compounds and method of use |
JP2783040B2 (ja) * | 1992-01-31 | 1998-08-06 | 王子製紙株式会社 | 高圧フィーダーのローター位置制御装置及び制御方法 |
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1989
- 1989-08-23 JP JP1214894A patent/JP2654194B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-06-18 US US07/539,743 patent/US5091370A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-06-20 AT AT90111654T patent/ATE119911T1/de not_active IP Right Cessation
- 1990-06-20 EP EP90111654A patent/EP0404104B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-06-20 ES ES90111654T patent/ES2068947T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1990-06-20 KR KR1019900009080A patent/KR910000774A/ko not_active Application Discontinuation
- 1990-06-20 DE DE69017763T patent/DE69017763T2/de not_active Expired - Fee Related
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EP0404104A3 (en) | 1991-10-16 |
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ES2068947T3 (es) | 1995-05-01 |
EP0404104A2 (en) | 1990-12-27 |
EP0404104B1 (en) | 1995-03-15 |
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