JPH0196190A - 6−0−アルキル−エリスロマイシンa サイクリック11,12−カーボネート - Google Patents

6−0−アルキル−エリスロマイシンa サイクリック11,12−カーボネート

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JPH0196190A
JPH0196190A JP62253218A JP25321887A JPH0196190A JP H0196190 A JPH0196190 A JP H0196190A JP 62253218 A JP62253218 A JP 62253218A JP 25321887 A JP25321887 A JP 25321887A JP H0196190 A JPH0196190 A JP H0196190A
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JP
Japan
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erythromycin
reaction
cyclic
acid
carbonate
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Application number
JP62253218A
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English (en)
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Hideyuki Watanabe
秀之 渡辺
Tatsuro Fujiwara
達郎 藤原
Seishi Fukukawa
福川 清史
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Toyo Jozo KK
Original Assignee
Toyo Jozo KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抗菌剤として有用な新規エリスロマイシン誘
導体に関する。
〔従来の技術〕
抗生物質エリ不ロマイシンは臨床に広く供用され、優れ
た抗菌剤であるが、酸に対して不安定な性質を有しく 
IExperientia、  2工(4)、362(
1971))、また極めて強い苦味を有する。
エリスロマイシンAより強い抗菌活性を有する誘導体と
してエリスロマイシンA サイクリック11.12−カ
ーボネートが提案されているが、酸に対する安定性はそ
れ程向上していない(J、 Antibfotics、
29 (9) 、907〜914 (1976)〕。さ
らにまた、エリスロマイシンAより強い抗菌活性を有す
る誘導体として6−0−メチル−エリスロマイシンAが
提案されており、酸に対する安定性はかなり改善された
( J、 Antibiotics 、37 (2) 
、187〜189 (19B4))が、エリスロマイシ
ン特有の苦味は改善されていない。さらに、エリスロマ
イシンよりも優れた抗菌力を示し、エリスロマイシン耐
性菌(C群菌)にも有効であり、しかも酸に対して安定
な6−〇−アシルーエリスロマイシンA サイクリック
11.12−カーボネートも報告されている(特開昭6
2−14219号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如く、エリスロマイシンより優れた諸性質を有す
る誘導体を見い出すことは医療上有用であり、特にエリ
スロマイシンより抗菌活性が強く、酸に対して安定で、
高血中濃度を示し、且つ苦味が軽減されたエリスロマイ
シン誘導体の探索は重要である。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる実状において、本発明者らは、種々のエリスロマ
イシン人誘導体を合成し、その性質を検討した結果、エ
リスロマイシンより優れた抗菌力を有し、酸に対して安
定であり、しかも苦味が著しく軽減されているので、経
口投与する場合には製剤上極めて有利な性質を有し、臨
床上有用な抗生物質を見い出し、本発明を完成したもの
である。
すなわち、本発明は、式 、  (式中、Rは低級アルキル基を示す)で表わされ
う化合物またはその塩である。
上記の塩としては医薬上許容できる非毒性塩である。こ
のような適当な塩としては、塩酸、硫酸、リン酸などの
無機酸との塩、酢酸、プロピオン改酪酸、酒石酸、グリ
コール酸、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、リンゴ酸
、マンデル酸、ステアリン酸、パルミチル1酸、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸、メタンスンホン酸、トルエン
スルホン酸などの有機酸との塩が挙げられるが、上記の
酸に限定されることなく、その他の酸との非毒性塩も含
まれる。
本発明の目的化合物〔1〕は、式 (式中、・R2は低級アルカノールまたは含水アセトン
中加熱処理により脱遷される水酸基の保護基を示し、R
2は酸惟条件または中性条件下で脱^任される水酸基の
保護基を示し、Rは低級アルキル基を示す)で表わされ
る化合物に有機酸イソシアネートを反応させてサイクリ
ック11.12−カーボネート化し、得られた式 (式中、R,およびR2は前記と同じ意味を有する)で
表わされる化合物の2゛位および4”位の水酸基の保護
基を脱離することにより製造される。
上記の化合物〔3〕は、エリスロマイシンAの2゛位の
水酸基を適当な保護基で保護し、得られた2″−〇−保
護−エリスロマイシンAを塩基の存在下ハロゲン化アル
キルで6−0−アルキル化し、得られた6−0−アルキ
ル−2゛−〇−保護−エリスロマイシンAの4”位の水
酸基を適当な保護基で保護することにより製造される。
また、別法としてエリスロマイシンAの2゛位および4
”位の水酸基を各々適当な保護基で保護し、得られた2
゛、4”−ジー〇−保護一エリスロマイシンAを塩基の
存在下ハロゲン化アルキルで6−〇−アルキル化するこ
とにより製造される。
2゛位の水酸基の保護基としては、後の脱離化の際、メ
タノール、エタノールなどの如き低級アルカノールまた
は含水アセトン中加熱処理により脱離されるような保護
基が好ましい。その例としては、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリルなどの低級アルカノイル基、クロロアセチ
ル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフル
オロアセチルなどのハロゲン化アセチル基などが挙げら
れるが、アセチル基は特に好ましい一例である。
上記の2”位の水酸基の保護は、エリスロマイシンAを
反応?8媒、例えばジクロロメタン、クロロホルム、ジ
クロロエタン、アセトンなどの有機溶媒中無水低級脂肪
酸を反応させることにより行われる。上記反応は室温で
充分進行し、反応経過はシリカゲルなどの薄層クロマト
グラフ−1−CTLC)、高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)などにより追跡できるので、2°−〇−保
護エリスロマイシンAが最大に生成されるのを待って適
宜反応を終了すればよい。反応液から生成物を採取する
には、反応液を水中に注ぎ、アンモニア水などのアルカ
リでpH9程度に調節した後、非親水性有機溶媒、例え
ばクロロホルム、ジクロロメタン、ジクロわエタン、酢
酸エチル、酢酸ブチルなどで抽出、濃縮することにより
得られる。
4”位の水酸基の保sI基としては、後の脱離化の際、
酸性条件または中性条件下で脱離されるような保護基が
好ましい。その例としては、トリー低級アルキル基、ホ
ルミル基などが挙げられる。
トリー低級アルキル−シリル基の4゛位水酸基への導入
は、2’ −0−保護−エリスロマイシンAまたは後述
の6−0−アルキル−2゛−o−保護−エリスロマイシ
ンAを反応溶媒中東3扱有機アミンの存在下シリル化剤
を反応させることにより行われる。反応溶媒としては、
2゛位水酸基の保護基の導入する場合の反応溶媒と同様
の有機溶媒が用いられる。第3級有機アミンとしては、
公知の第3級有機アミンが用いられるが、通常はピリジ
ン、ジエチルアニリンなどが用いられる。シリル化剤と
しては、トリメチルシリルハライドの如きトリー低級ア
ルキル−?リルハライドを用いるのが好ましい。反応は
0℃付近でも充分に進行する。反応経過はTLC,HP
LCなどにより追跡できるので、2”、4′″−ジー〇
−保護−エリスロマイシンAまたは6−0−アルキル−
2゛、4″−ジー〇−保護−エリスロマイシンAが最大
に生成されるものを待って適宜反応を終了すればよい。
反応液から上記生成物を採取するには、前記の2°−〇
−保護された誘導体を採取する方法と同様に行えばよい
6位の水酸基のO−アルキル化は2°−〇−保護−エリ
スロマイシンAまたは2°、4’ −0−ジー保護−エ
リスロマイシンAを反応溶媒中塩基の存在下ハロゲン化
アルキルを反応させることにより行われる。反応溶媒と
しては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
、ジメチルスルホキサイドなどの有機溶媒が挙げられる
が、好ましくはジメチルスルホキサイドあるいはジメチ
ルスルホキサイドとテトラヒドロフランの混合溶媒が用
いられる。塩基としては、水素化リチウム、水素化ナト
リウム、水素化カリウムなどの水素化アルカリ金属、リ
チウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミドなど
のアルカリ金属アミド、ブチルリチウム、リチウムジイ
ソプロピルアミドなどが挙げられるが、水素化ナトリウ
ムは好ましい一例である。ハロゲン化アルキルとしては
、塩化アルキル、臭化アルキル、沃化アルキルなどが挙
げられるが1、沃化アルキルが好ましい。アルキルとし
ては、炭素数1〜4個の分鎖アルキル基を意味するが、
特にメチル、エチル基が好ましい。
前記0−アルキル化反応は、0℃以下の低温でも充分に
進行する。反応経過はTLC,HPLCなどにより追跡
できるので、生成物〔3〕が最大に生成されるのを待っ
て適宜反応を終了すればよい。反応液から生成物〔3〕
を採取するには、先ずトリエチルアミンの如き公知の第
3級有機アミンで処理して過剰のハロゲン化アルキルを
不活性化し、これにクロロホルム、トルエンなどの非親
水性有機溶媒を加え、希アルカリ性水溶液で洗浄、乾燥
後、濃縮することにより得られる。さらに、精製を必要
とする場合には、再結晶化あるいはシリカゲルなどの吸
着剤を用いるカラムクロマトグラフィーにより生成物〔
3〕を分離、生成できる。
次に生成物〔3〕の11位および12位の水酸基のサイ
クリック11.12−カーボネート化は、生成物〔3〕
に反応溶液中有機酸イソシアネートを反応させることに
より行われる。反応溶媒としては、ジクロロメタン、ク
ロロホルム、テトラヒドロフラン、ジ牙キサン、エトキ
シエタン、1゜2−ジメトキシエラダン、アセトニトリ
ルまたはそれらの混合溶媒が挙げられる。有機酸イソシ
アネートとしては、アセチルイソシアネートなどの低級
アルカノイルイソシアネート、メトキシアセチルイソシ
アネートなどの低級アルコキシ低級アルカノイルイソシ
アネート、ベンゾイルイソシアネート、トルオイルイソ
シアネート、ハロベンゾイルイソシアネートなどのアロ
イルイソシアネート、トリクロロアセチルイソシアネー
トなどのハロアルカノイルイソシアネート、p−)ルエ
ンスルホニルイソシアネートなどのアリールスルホニル
イソシアネートなどが挙げられる。上記の有機酸イソシ
アネートは、通常生成物〔3〕より過剰に用いられる。
前記サイクリック11.12−カーボーネート化は、適
当には室温からやや高い温度ないし室温で充分に進行す
る。反応経過はTLC,HPLCなどにより追跡できる
ので、生成物〔3〕の消失を待って適宜反応を終了すれ
ばよい。
反応液から生成物〔2〕を採取するには、先ず反応液を
メタノールの如き低級アルカノールで処理して過剰の有
機酸イソシアネートを不活性化し、これを濃縮すること
により生成物〔2〕を粗製の形態で得られる。
上記化合物〔2〕は、精製を要することなく、次の脱離
化反応に使用できる。
次に、化合物〔2〕の2゛および4”位の水酸基の保護
基の脱離化について述べる。
化合物〔2〕の4”位の水酸基の保護基の脱離化は、化
合物〔2〕を酸性水で処理することにより行われる。酸
性水としては酢酸、トリフルオロ酢酸、塩酸などの酸の
含水有機溶媒溶液が挙げられる。有機溶媒としてはアセ
トニトリル、テトラヒドロフランなどの不活性親水性有
機溶媒が挙げられる。脱離化反応は、室温で充分に進行
する。
反応経過はTLC,HPLCなどにより追跡できるので
、2”位の水酸基が保護基で保護された目的物(1)が
最大に生成されるのを待って適宜反応を終了すればよい
反応液から2゛位の水酸基が保護基で保護された目的物
〔1〕を採取するには、反応液をアンモニア水などのア
ルカリでpH9程度に調節した後、非親水性有機溶媒、
例えばクロロホルム、ジクロロメ・タン、ジクロロエタ
ン、酢酸エチル、酢酸ブチルなどで抽出、洗浄、濃縮す
ることにより行われる。さらに精製を必要とする場合に
は、シリカゲルなどの吸着剤を用いるカラムクロマトグ
ラフィーにより分離、精製することができる。
次に、上記生成物の2゛位の水酸基の保護基を脱離化す
るのであるが、この脱離化は2゛位の水酸基が保護基で
保護された化合物〔1〕を低級アルコールまたは含水ア
セトン中加熱処理することにより行われる。低級アルコ
ールとしてはメタノール、エタノールなどが挙げられる
が、アセチル基を脱離化する場合にはメタノールを使用
するのが好ましい。加熱温度は通常、上記有機溶媒の沸
点付近の温度で行われる。反応経過はTLC,HPLC
などにより追跡できるので、前記化合物の消失を待って
適宜反応を終了すればよい。
反応液から所望の目的物〔1〕を採取するには、反応液
から減圧下で反応溶媒を留去し、残渣をシリカゲルなど
の吸着剤を用いるカラムクロマトグラフィーにより分離
生成することにより目的物〔1〕が得られる。
上記の2”位および4”位の水酸基の保護基の脱離化は
、4”位の水酸基の保護基の脱離化工程と2′位の水酸
基の保護基の脱離化工程の順序を前記に述べた工程と逆
に行っても同様に目的物〔1〕が得られる。
その場合、反応液から各々2°位の水酸基の保護基が脱
離化された化合物〔1〕および目的物〔1〕を採取する
には、前記の工程で述べた採取方法に従って採取すれば
よい。
〔作用〕
次に、本発明の化合物〔1〕の生物化学的性質について
述べる。
(1)微生物生育最小阻止濃度(M I C>次の被験
薬についてMICを測定した結果を示すと、第1表の通
りである。尚、試験菌の菌数を106個/ m lで測
定した。
本発明品; 6−0−メチル−エリスロマイシンA サイクリック1
1.12−カーボネート 比較品 1; エリスロマイシンA (EM) 比較品 2; 6−0−メチル−エリスロマイシンA (2)酸に対する安定性 被験品をC1ark  Lubs緩衝液(p H2゜0
および1.2)に溶解し、各々0分、5分、15分、3
0分および“60分放置した後、5taphyl。
coccus aureus 209 pを用いるバイ
オ・アッセイ法により残存活性を測定した結果は第2表
に示す通りである。
第 2 表 酸に対する安定性 以上の結果から、本発明品はエリスロマイシンAより極
めて酸に対する安定性に優れているだけでなく、公知の
6−0−メチル−エリスロマイシンAよりも優れている
ことが判る。
〔発明の効果〕
本発明の化合物〔1〕はエリスロマイシンAおよび6−
0−メチル−エリスロマイシンAより優れた抗菌力を示
し、またエリスロマイシンAより極めて酸に対する安定
性に優れている。しかも、苦味が著しく軽減されている
ので、経口投与する場合、特にシロップまたはドライシ
ロップの剤形で経口投与する場合、製剤上極めて有利な
性質を有するので、臨床上有用な抗生物質として期待で
きる。
〔実施例〕
次に、参考例および実施例を挙げて本発明の化合物〔1
〕の製造例について具体的に説明する。
髪考桝 6−0−メチル−2°−0−アセチル−4”−〇−トリ
メチルシリルーエリスロマイシンAエリスロマイシンA
5.0g (6,8mモル)をジクロロメタン層 0m
lに溶解し、これに無水酢酸1.93mj2 (3倍モ
ル)を加え、2時間攪拌した。反応液に7%アンモニア
水を加えて振とうしてジクロロメタン層と水層とに分液
した。水層をクロロホルムで抽出し、この抽出液と先の
ジクロロメタン層を合わせて食塩水で洗浄し、Wha 
tmanlPs濾紙に通して乾燥した後、減圧濃縮して
粗製の2°−0−アセチル−エリスロマイシンA5.0
gを得た。
上記生成物4.75g (6,12mモル)を乾燥ジメ
チルホルムアミド−テトラヒドロフラン(1: 1)1
8mJに溶解し、これにドライアイス/アセトンで冷却
下沃化メチル3.61m7!(58,0mモル)を加え
、直ちに50%油性水素化ナトリウム0.37gを加え
3時間攪拌した。
反応液にトリエチルアミン16mAを加え、水冷下で1
時間攪拌して過剰の沃化メチルを不活性化した。反応混
合物をクロロホルム30mgに溶かし、これを食塩を含
む希アンモニア水で洗浄し、Whatman I P 
S濾紙に通した後、減圧濃縮して油状物約9gを得た。
これをベンゼンで充填したシリカゲル(メルク社製、A
rt7734.120g)のカラムにチャージし、ベン
ゼン−アセトン(2: 1) 、ベンゼン−アセトン(
1: 1)の順で溶出するカラムクロマトグラフィーで
分離精製して、少なくとも6−0−メチル−2°−0−
アセチルエリスロマイシンAおよび6.11−ジー0−
メチル−2′−〇−アセチルエリスロマイシンAを含む
組成物3.7gを得た。これをアセトニトリルで充填し
たシリカゲル(メルク社製、Art9385.300 
g)のカラムにチャージし、アセトニトリルで溶出する
カラムクロマトグラフィーにより分離精製して主成分と
して6−0−メチル−21−〇−アセチルエリスロマイ
シンA1副成分として6,11−ジー0−メチル−2“
−〇−アセチルエリスロマイシンAを含む組成物600
mgを得た。これをアセトニトリルに溶解して減圧濃縮
し、沈澱物が析出してきた時点で濃縮を止めて不溶物を
濾取し、この不溶物を前記と同様に処理を繰り返して6
−0−メチル−2’ −〇−アセチルエリスロマイシン
Aを大部分含む生成物300mgを得た。
上記生成物をジクロロメタン20m1に溶解し、これに
ピリジン325μm (10当量)を加え、0℃に冷却
下トリメチルシリルクロライド407μm (8当量)
を加えた後、室温で攪拌した。7時間後、さらにピリジ
ン355μlおよびトリメチルシリルクロライド407
μlを冷却下加え、17時間攪拌した。反応液に7%ア
ンモニア水を加え、クロロホルムで抽出した。クロロホ
ルム層を食塩水で洗浄し、Whatman I P S
に通して乾燥した後、減圧濃縮した。得られた残渣41
0mgをベンゼンで充填したシリカゲル(メルク社製、
Art7734.10g)のカラムにチャージし、ベン
ゼン−アセトン(10:1〜5:1)で溶出するカラム
クロマトグラフィーにより分離精製して粗製の6−〇−
メチルー2°−0−アセチルー4″−〇−トリメチルシ
リルーエリスロマイシンA341mgを得た。
実施例 6−0−メチル−エリスロマイシンA サイクリック1
1.12−カーボネート 参考例で得た6−0−メチル−2゛−0−アセチ)Li
 −4” −0−トリメチルシリル−エリスロマイシン
A129mg (0,15mモル)をジクロロメタン5
mlに溶解し、これにトリクロロアセチルイソシアネー
ト71μf (2,5当量)をジクロロメタン2 m 
lに溶解した溶液を約10分間かけて滴下した後、室温
で2.5時間攪拌した。
反応液にメタノール600μlを加えて過剰のクロロア
セチルイソシアネートを分解し、そのまま減圧濃縮した
。残渣にアセトニトリル−水−トリフ)L/オロ酢酸(
5mj2 : 4mg: 0.5mjりの混液を冷却下
加えた後、室温で30分間攪拌して脱シリル化を行った
。反応混合物に7%アンモニア水およびクロロホルムを
加えて抽出操作を行い、クロロホルム層を食塩水で洗浄
し、Whatman I PSに通した後、減圧濃縮し
て粗製の6−0−メチル−2゛−〇−アセチルーエリス
ロマイシンAサイクリック11.12−カーボネート1
20mgを得た。これにメタノール20m1を加え、5
5℃で12時間攪拌して脱アセチル化を行った。
反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をクロロホルムで充
填したシリカゲル(メルク社製、Art7734.10
g)にチャージし、クロロホルム−メタノール(20:
1)で溶出するカラムクロマトグラフィーにより分離精
製して所望の6−〇−メチルーエリスロマイシン サイ
クリック11゜12−カーボネート89mgを得た。
これを下記の条件の分取高速液体クロマトグラフィーに
より精製して、精製品57mgを得た。
カラム;φ20X500mm 充填剤、YMC−GEL  0DSI−15溶出 ;0
.05Mリン酸緩衝液(pH2,5−メタノール(35
:65) 6−0−メチル−エリスロマイシン サイクリック11
.12−カーボネートの物性は次の通りである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基を示す)で表わされる化合
    物またその塩。
  2. (2)6−O−メチル−エリスロマイシンAサイクリッ
    ク11,12−カーボネートである特許請求の範囲第1
    項記載の化合物またはその塩。
JP62253218A 1987-10-07 1987-10-07 6−0−アルキル−エリスロマイシンa サイクリック11,12−カーボネート Pending JPH0196190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993013116A1 (en) * 1991-12-27 1993-07-08 Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. 5-o-desosaminylerythronolide derivative

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