JP2653818B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2653818B2
JP2653818B2 JP63052533A JP5253388A JP2653818B2 JP 2653818 B2 JP2653818 B2 JP 2653818B2 JP 63052533 A JP63052533 A JP 63052533A JP 5253388 A JP5253388 A JP 5253388A JP 2653818 B2 JP2653818 B2 JP 2653818B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、挿入部を強制的に湾曲できるようにした
内視鏡に関する。
〔従来の技術〕
一般に、内視鏡は挿入部の先端の向きを変えるため、
その挿入部の先端付近に湾曲部を設け、この湾曲部を手
元側操作部での遠隔操作により操作ワイヤを介して湾曲
している。すなわち、前記湾曲部には多数の湾曲用駒を
連結してなる関節機構を組込んで、この関節機構により
湾曲する構造になっている。
しかし、前述のように関節機構を組込んだ湾曲部のあ
る内視鏡は、挿入部の細径化には限度があり、一定以上
の細径化は困難であった。また、構造も複雑となってい
る。
そこで、これを解決するために、特開昭58−25140号
公報に示すように、形状記憶合金を用いた内視鏡湾曲装
置が開発された。しかしながら、形状記憶合金を組込ん
だ湾曲部の全体が一様に曲がるので体腔内の狭い部位へ
の挿入性が悪く、安全かつ迅速な湾曲操作ができなかっ
た。
また、このような問題を解決するために、特願昭61−
136843号に示すように、挿入部の軸方向に沿って形状記
憶合金を設けるとともに、先端側から順次変態温度を越
える高温に加熱する手段として形状記憶合金の抵抗を軸
方向に変化させている。つまり、挿入部の湾曲部分が先
端側から順次曲がるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、形状記憶合金の抵抗を軸方向に変化させる
ために、形状記憶合金の太さを変えている。したがっ
て、形状記憶合金の太い部分は挿入部を細くすることが
できず、依然として挿入部の大径化している。
この発明は前記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、挿入部をその先端側から湾曲させ
ることができるとともに、挿入部を細径化できる内視鏡
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
この発明は、前記課題を解決するために、請求項1
は、可撓性の挿入部内に、その挿入部の軸方向に沿って
形状記憶合金よりなる変形部材を設け、前記形状記憶合
金を加熱して挿入部を湾曲させる内視鏡において、前記
変形部材を、変態温度の異なる複数の形状記憶合金から
形成するとともに、この形状記憶合金を、前記挿入部の
軸方向に対して位置をずらして設け、前記複数の形状記
憶合金を同時に加熱して前記変形部材を変形させること
を特徴とする。
請求項2は、請求項1の前記変態温度の異なる複数の
形状記憶合金からなる前記変形部材は、一つの形状記憶
合金の材料を部分的に異なる変態温度に形成することを
特徴とする。
〔実施例〕
以下、この発明の各実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第5図は第1の実施例を示すもので、1は
内視鏡である。内視鏡1は操作部2、挿入部3およびユ
ニバーサルコード4とからなる。前記挿入部3はマルチ
ル−メンチューブから形成され、これらルーメンにはイ
メージカイドファイバー5、ライトガイドファイバー6
および処置具挿通用チャンネル7が構成されている。さ
らに、前記挿入部3の湾曲部8における軸心に設けたル
ーメンには形状記憶合金からなる第1と第2の変形部材
11、12が挿入部3の軸方向に沿って直列に設けられてい
る。この第1および第2の変形部材11、12は、たとえば
Au−Cd,In−Tlなどの組成からなり、常温では第1図に
示すように直線状であるが、その変態点温度以上になる
と、その記憶形状、つまり側方へ曲がるようになってい
る。また、再び常温(変態点温度以下)になると、直線
状に戻る性質が与えられている。また、挿入部3の先端
側に設けた第1の変形部材11と操作部2側に設けた第2
の変形部材12とは導電性接着剤によって結合されている
とともに、この第1と第2の変形部材11、12とは異なる
変態温度に設定されている。
すなわち、第2の変形部材12のオーステナイト相変態
終了温度をAf1とし、同じくオーステナイト相変態開始
温度をAs1とし、また第1の変形部材11のオーステナイ
ト相変態終了温度をAf2とし、同じくオーステナイト相
変態開始温度をAs2としたとき、Af1>Af2で、かつAs1
As2の関係が成立する温度で形状記憶処理を行なってい
る。具体的には本実施例では、変態点を、たとえば「Af
1=65℃」、「As1=60℃」に設定し、第1の変形部材11
の変態点を、たとえば「Af2=55℃」、「As2=50℃」に
設定して、それぞれ湾曲形状を記憶させている。
さらに、前記第1の変形部材11の先端と第2の変形部
材12の後端は通電線13、14に接続され、この通電線13、
14は挿入部3およびユニバーサルコード4の内部を挿通
して光源装置15の通電回路16に接続されている。そし
て、この通電回路16から通電することにより、第1およ
び第2の変形部材11、12を加温することができるように
なっている。なお、17は操作部2に設けた操作スイッチ
である。
つぎに、前述のように構成された内視鏡の作用につい
て説明する。内視鏡1の挿入部3は、常温では第1図に
示すように略直線の状態になっている。そして、この状
態から操作スイッチ17を操作して通電回路16から第1お
よび第2の変形部材11、12に通電すると、第1および第
2の変形部材11、12は自身の抵抗熱で同時に加温されて
いく。
ここで、たとえば第1および第2の変形部材11、12の
温度Tが50℃になるように通電量を制御すると、「50
℃」にオーステナイト相変態開始温度を定めていた第1
の変形部材11のみが逆変態を開始し、低温側のマルテン
サイト相(M相)またはロンボヘドラル相(R相)から
高温側のオーステナイト相(A相)へ変態していく。こ
れにより記憶されていた湾曲形状が表れ、第4図に示す
ように湾曲部8が湾曲する。そして、さらに温度Tを55
℃まで上昇するように通電量を上げれば、第1の変形部
材11の変態を終えて記憶形状の回復を終了する。
さらに、通電量を多くして温度Tを60℃まで上昇させ
ると、「60℃」にオーステナイト相変態開始温度を定め
ていた第2の変形部材12が逆変態を開始し、第5図に示
すように湾曲部8が湾曲する。
このように第1の変形部材11および第2の変形部材12
が、この順序、つまり挿入部3の湾曲部8が先端側から
順次湾曲して大きな湾曲角を得ることができる。さら
に、温度Tを65℃まで上げると、第2の変形部材12の変
態を終える。
なお、前記第1の実施例によれば、変態温度の異なる
2種類の形状記憶合金からなる第1と第2の変形部材1
1、12を用いているが、3種類以上でもよく、また導電
性の接着剤によって第1と第2の変形部材11、12を結合
ているが、1つの材料でも熱処理を部分的に変えること
によって異なる変態温度に形成することもできる。さら
に、第1と第2の変形部材11、12の長手方向の長さは同
じでも、異なってもよく、また、挿入部3における湾曲
部8における軸心に第1、第2の変形部材11、12を設け
ることに限定されず、湾曲部8の湾曲方向もしくは湾曲
方向とは反対側に偏心して設けてもよい。
第6図は第2の実施例を示すもので、挿入部3の湾曲
部8に第1の変形部材11と第2の変形部材12とからなる
変形部材18と19とを平行に配列したものである。このよ
うに構成することによって、湾曲力量を大きくすること
ができる。また、平行に配列した変形部材18、19は第7
図に示すように、湾曲部8の断面において任意の位置に
配置してもよい。
第8図は第3の実施例を示すもので、挿入部3の湾曲
部8に設けた縦穴20に、第1と第2の変形部材11、12を
挿入するとともに、横穴21に接着剤22を充填し、第2の
変形部材12を湾曲部8に対して固着し、第1の変形部材
11をフリーにして湾曲に伴って第1および第2の変形部
材11、12が縦穴20の内部を滑り、湾曲部8と第1および
第2の変形部材11、12との間で応力を生じさせない構造
としたものである。
さらに、前記各実施例においては、第1の変形部材11
と第2の変形部材12とを連結しているが、別体とし、軸
方向に離間して配置してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、変態温度の
異なる形状記憶合金からなる変形部材を挿入部の軸方向
に対して位置をずらして設け、前記複数の形状記憶合金
を同時に加熱して前記変形部材を変形させることによっ
て、変形部材の太さを変える必要がなく、挿入部を細く
保ったままで、その先端側から湾曲させることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの発明の第1の実施例を示すもの
で、第1図は挿入部の斜視図、第2図は内視鏡の概略的
構成図、第3図は挿入部の先端を示す断面図、第4図お
よび第5図は挿入部の湾曲部を湾曲した状態の斜視図、
第6図はこの発明の第2の実施例を示す挿入部の斜視
図、第7図は第2の実施例の変形例を示す挿入部の先端
の断面図、第8図はこの発明の第3の実施例を示す挿入
部の縦断側面図である。 3……挿入部、11、12……変形部材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性の挿入部内に、その挿入部の軸方向
    に沿って形状記憶合金よりなる変形部材を設け、前記形
    状記憶合金を加熱して挿入部を湾曲させる内視鏡におい
    て、 前記変形部材を、変態温度の異なる複数の形状記憶合金
    から形成するとともに、この形状記憶合金を、前記挿入
    部の軸方向に対して位置をずらして設け、前記複数の形
    状記憶合金を同時に加熱して前記変形部材を変形させる
    ことを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】前記変態温度の異なる複数の形状記憶合金
    からなる前記変形部材は、一つの形状記憶合金の材料を
    部分的に異なる変態温度に形成することを特徴とする請
    求項1記載の内視鏡。
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