JP2653779B2 - 磁石発電機の回転子 - Google Patents

磁石発電機の回転子

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JP2653779B2 JP60117440A JP11744085A JP2653779B2 JP 2653779 B2 JP2653779 B2 JP 2653779B2 JP 60117440 A JP60117440 A JP 60117440A JP 11744085 A JP11744085 A JP 11744085A JP 2653779 B2 JP2653779 B2 JP 2653779B2
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関用点火装置における磁石発電機の内
転形回転子に関する。
(従来技術) 従来のかかる回転子は、一般にマグネットが内装され
た積層板でなるコアの内径部分にボス部を別部材にて設
け、このボス部材を、エンジンのクランクシャフトなど
の回転軸部に結合て動力伝達されるように構成されてい
る(例えば実公昭38−19408号公報)。このように、電
気的な磁束通路となる部分に積層板でなるコアが用いら
れ、機械的な強度要求部に別途にボス部が用いられてい
るが、別部材としてのボス部材が必要であり、また、寸
法上の制約から全体を小型化することも限度があった。
また、上記公報に示される装置では、回転子の両側面
部に非磁性材のプレートを設け、このプレートと積層板
コアをリベットなどに締着しているが、このプレートお
よびリベット締着に代えて、第4図,第5図に示すよう
に、アルミダイキャストにより構成したものもある。す
なわち、第4図,第5図において、積層板でなるコア1
1,12、マグネット13、およびボス14がアルミダイキャス
ト15などにて鋳込み成形さて所定の位置に配設されたも
のである。このボス14は回転軸部(図示せず)との結合
のために、強度が確保されるよう軟鋼(S35C等)にて作
成され、かつ、内周面はテーパーとされ、かつ係合用の
溝が形成されている。また、マグネット13部と反対側に
はアンバランス吸収用としてウェイト16が鋳込まれてい
る。
このような構成であっても、前述と同様にボス部材が
必要で寸法上の制約を受けることに変わりはなく、さら
に、アセンブリ(組立)上の自由度が小さくなるなどの
問題点を有する。
(発明の目的) 本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたもので、磁
束通路であるコアを回転軸部と結合し動力を伝達するボ
ス部と共有化し、部品点数を削減するとともに、アセン
ブリ(組立)上の自由度を大きくした磁石発電機の回転
子を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、マグネットが内装された磁束通路となるコ
アを回転軸部に結合して動力伝達されるようにするとと
もに、上記コア及びマグネットが固定子の内側に配置さ
れるようにした磁石発電機の内転形の回転子において、
上記コアが積層板からなるメインコアとサブコアとで構
成され、上記メインコアを構成する積層板は中心部に上
記回転軸部に対応する中空部を有する円板の片半部側が
該中空部を囲う部分を残して略台形に切欠された形状と
され、この切欠部においてメインコアとサブコアとの間
にマグネットが組込まれる一方、上記メインコアの中空
部内周面が回転軸部との結合をなすボス部を兼ねるよう
に構成されるとともに、上記中空部内周面において上記
切欠部とは略反対側の位置に上記回転軸部に対する回り
止め部材を係合するための凹部が形成され、かつ、上記
中空部内周面がテーパー形状とされ、上記コアの軸方向
両側には、非磁性体からなって上記中空部に対応する位
置に貫通孔が形成されたプレートがコアを挟持する状態
に固定され、上記中空部の大径側端部の側方に位置する
プレートの貫通孔は上記中空内周面のテーパー形状に連
続したテーパー形状に形成されているものである。
この構成により、積層板でなるコアの内径端面を回転
軸部に結合するボス部として用い、別個の部材を必要と
しないようにし、かつ、ボス部の強度等を満足するよう
にしたものである。
(実施例) 以下、本発明をその一実施例を示す第1図〜第3図と
ともに説明する。
1は磁束通路となる積層板でなるコア、2はコア1の
内径端面、3は磁極が形成されるようコア1の一部に埋
設するごとく内装されたマグネット、4はコア1の両側
端面に設けられた非磁性体でなるプレート、5はコア1
に設けられた穴を貫通してコア1を一体に積層締着する
リベット、6はコア1とプレート4に設けられた穴を貫
通してコア1とプレート4を一体的に締着するリベット
であり、これらによって内転形の回転子が構成されてい
る。上記コア1は、その大部分を構成するメインコア1A
と、コア外周側の一部を構成するサブコア1Bとからな
り、メインコア1Aとサブコア1Bとの間にマグネット3が
組込まれるとともに、上記メインコア1Aの内径端面2
が、エンジンのクランクシャフトなどの回転軸部(図示
せず)に直接的に結合され、内径端面2に強度部材とし
てのボス部の機能を有している。
図面に基づいてコア1の構造により詳細に説明する
と、上記メインコア1Aを構成する積層板は、中心部に上
記中空部を有する円板の片版部側が該中空部を囲う部分
を残して略台形状に切欠された形状とされ、この略台形
切欠部8におけるメインコア1とサブコア2との間にマ
グネット3が組込まれる一方、上記メインコア1の中空
部内周面である内径端面2が回転軸部との結合をなすボ
ス部を兼ねるように構成されている。
上記メインコア1Aの内径端面2は回転軸部との強固な
嵌合を図るためにテーパー形状とされ、かつ回転軸に対
する回り止め部材(図示せず)との係合を図る凹部2aも
形成されている。図示のようにこの凹部2aは、上記内径
端面2において切欠部とは略反対側となる位置に設けら
れている。
さらに本実施例では、中心軸をはさんでマグネット3
の位置する部分と反対側部分には、重量バランスを図る
ためにメインコア1Aに、上記略台形状切欠部8よりは小
さい切欠部7が設けられている。つまり、コア1自身に
従来のウェイトの機能をもたせているのである。
また、コア1の両側に位置するプレート4には、メイ
ンコア1Aの中空部に対応する位置に貫通孔9A,9Bが形成
され、とくに中空部の大径側端部の側方に位置するプレ
ート4の貫通孔9Aは上記中空部内周面のテーパー形状に
連続したテーパー形状に形成されている。つまり、メイ
ンコア1Aの中空部から一方のプレート貫通孔9Aにわたる
範囲が、回転軸部との強固な嵌合が図られるようなテー
パー形状となっている。
なお、組立構造としては、上記実施例に限られること
なく、前述したごとくリベッティングする代りに、アル
ミダイキャストなどにより鋳込む構成であってもよい。
また、上記のごとき回転子は、図示を省略している
が、周期のごとく発電用の巻線が装着された固定子コア
の内周部に回転自在に配設され、回転子のコア1にはマ
グネット3により磁極が形成され、この回転子が回転さ
せられることにより、固定子側の巻線に電圧が誘起され
るものである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、従来のごとくコアとボ
ス部とを分離することなく、一体的にメインコアの中空
部内周面にてボス部を形成しているので、コアを強度部
材として用いることができ、部品点数を削減することが
でき、同時にアセンブリ(組立)に自由度が大きくな
り、製造コストの低減、作業性の向上が図れる。さら
に、ボス部となる部分も上記メインコアで形成されるこ
とにより、従来と比べ、磁束通路となるコアの形成範囲
が拡大され、このため、内転形回転子の大きさが同じで
あれば発電能力が従来よりも高められ、逆に同等の発電
能力をもたせるためには内転形回転子の大きさが従来よ
り小さくてすみ、発電機のコンパクト化を図ることがで
きる。この場合、メインコアの形状が簡単であるため小
型化が容易である。また、メインコアの中空部から一方
のプレートの貫通孔にわたる範囲がテーパー形状となっ
ていることにより、回転軸部との強固な嵌合が図られる
など、大なる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による磁石発電機の回転子の
正面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第
2図のIII−III線断面図、第4図は従来の磁石発電機の
回転子の正面図、第5図は第4図のV−V線断面図であ
る。 1……コア、1A……メインコア、1B……サブコア、2…
…内径端面、3……マグネット、4……プレート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネットが内装された磁束通路となるコ
    アを回転軸部に結合して動力伝達されるようにするとと
    もに、上記コア及びマグネットが固定子の内側に配置さ
    れるようにした磁石発電機の内転形の回転子において、
    上記コアが積層板からなるメインコアとサブコアとで構
    成され、上記メインコアを達成する積層板は中心部に上
    記回転軸部に対応する中空部を有する円板の片半部側が
    該中空部を囲う部分を残して略台形状に切欠された形状
    とされ、この切欠部においてメインコアとサブコアとの
    間にマグネットが組込まれる一方、上記メインコアの中
    空部内周面が回転軸部との結合をなすボス部を兼ねるよ
    うに構成されるとともに、上記中空部内周面において上
    記切欠部とは略反対側の位置に上記回転軸部に対する回
    り止め部材を係合するための凹部が形成され、かつ、上
    記中空部内周面がテーパー形状とされ、上記コアの軸方
    向両側には、非磁性体からなって上記中空部に対応する
    位置に貫通孔が形成されたプレートがコアを挟持する状
    態に固定され、上記中空部の大径側端部の側方に位置す
    るプレートの貫通孔は上記中空部内周面のテーパー形状
    に連続したテーパー形状に形成されていることを特徴と
    する磁石発電機の回転子。
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