JP2653086B2 - 凝集生物濾過装置 - Google Patents

凝集生物濾過装置

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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有機性廃水の高次処理等に利用される凝集生
物濾過装置、特に処理水SSを低減できる凝集生物濾過装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
有機性廃水の高次処理手段として、生物濾過装置が知
られている(例えば実公昭60−12637号)。この生物濾
過装置は、好気性微生物膜を付着させた粒状濾材を濾過
槽内に充填して濾層を形成し、この濾層に原水を好気状
態で通水して有機物(BOD)および懸濁物(SS)を除去
する装置である。
このように生物濾過装置はBOD除去とSS除去機構を合
せもった処理装置であり、原水に含まれるSSの多くは濾
層に捕捉されるが、処理水のSS値は通常10〜30mg/で
ある。このため処理水SS値を10mg/以下としなければ
ならない場合、例えば、生物濾過に続いて活性炭(固定
床)処理を行う際には、従来はさらに清澄濾過装置が必
要であった。
処理水SS値は通水速度(LV)にも影響され、例えばLV
=2m/Hで処理水SS 20mg/であったものがLV=1m/Hに下
げると9mg/となる。したがって通水速度を下げるのも
処理水SS値を下げる方法ではあるが、通水速度を下げる
ということは装置を大きくすることになり、経済的な方
法とはいえない。
一方、微生物を付着させた網目状濾過板を曝気槽に縦
に複数個配設し、凝集剤を混入した原水を導入して曝気
し、好気的処理を行う廃水処理装置が提案されている
(例えば(特開昭59−179192号)。しかしこのような廃
水処理装置は生物濾過装置と違って、主として有機物を
分解するためのものであり、凝集剤は懸濁物の沈殿分離
を行い易いように添加されている。そして別途沈殿分離
槽を必要とし、処理水SSが悪いなどの問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、このような問題点を解決し、有機物
および懸濁物を効率よく除去し、処理水SSを低くするこ
とができる凝集生物濾過装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、表面に微生物を付着させた粒状濾材からな
る濾層を有し、濾層の下部に原水供給装置、濾層の上部
に処理水排出装置、および濾層の下部に散気装置を備え
た上向流式の生物濾過装置において、 原水に凝集剤を添加する凝集剤添加装置を備え、 粒状濾材は0.1〜20mmの粒径の濾材であり、 散気装置は空気量5〜20m3/m2・Hで曝気するように
構成され、 原水供給装置は凝集剤添加装置から凝集剤を添加して
フロックを形成した原水を上向流で濾層を通過させるよ
うに構成され、 濾層は付着した微生物によりBODを酸化するととも
に、フロックを捕捉して除去するように構成され、 処理水排出装置は濾層を通過した処理水を排出するよ
うに構成されている ことを特徴とする凝集生物濾過装置。である。
粒状濾材としては、砂、活性炭、アンスラサイト、プ
ラスチック粒子など、任意のものが使用できる。粒状濾
材の粒径は0.1〜20mm、好ましくは1〜10mmである。粒
状濾材に微生物を付着させるためには、粒状濾材を充填
した濾過槽内で好気性下に有機性廃水を接触させること
により、好気性微生物が濾材表面に付着して繁殖し、生
物膜が形成される。
凝集剤添加手段は原水供給装置に設けてもよく、また
濾過槽の下部に設けてもよい。
〔作 用〕
上記のように構成された凝集生物濾過装置において
は、原水供給装置から原水を供給し、この原水中に凝集
剤添加装置から凝集剤を添加して凝集を行い、散気装置
から散気して、好気条件下に生物濾過を行う。
凝集剤としては、ポリ塩化アルミニウム(PAC)、鉄
塩、硫酸バンド、高分子凝集剤などが使用できる。その
添加量は無機凝集剤の場合100mg/以下、好ましくは10
〜50mg/、高分子凝集剤の場合0.1〜10mg/、好まし
くは1〜5mg/程度である。凝集剤添加後のpHは6〜8
となるようにpH調整剤を添加するのが好ましい。曝気の
空気量は5〜20m3/m2・Hである。生物濾過装置ではBOD
除去も行うために、底部より空気を注入して曝気するた
め、通常の清澄濾過装置に比べて細かいSSの捕捉性が悪
く、これがSS 10mg/以下を安定して保持できない原因
であるが、原水中に凝集剤を添加することにより、原子
中SSが有機物を抱き込んでフロック化し、粒子の粒径が
大きくなって、濾層に捕捉されやすくなる。このため処
理水中のSSは低くなり、清澄な処理水が得られる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面により説明する。第1
図は実施例の凝集生物濾過装置を示す系統図である。図
において、1は濾過槽であり、内部に微生物を付着させ
た粒状濾材からなる濾層2が形成されている。濾過槽1
の下部に原水管3、散気用空気管4、逆洗用空気管5、
逆洗用水管6が設けられ、それぞれ弁V3、V4、V5、V6
設けられている。濾過槽1の上部には処理水管7が設け
られ、その途中から水洗排水管8が分岐し、それぞれ弁
V7、V8が設けられている。濾過槽1内の濾層2の上方に
は別の逆洗排水管9が設けられ、弁V9が設けられてい
る。原水管3には凝集剤供給管10が連絡している。
上記の凝集生物濾過装置においては、原水管3から原
水を供給し、この原水中に凝集剤供給管10から凝集剤を
添加して凝集処理を行い、散気用空気管4から空気を供
給して散気しながら、凝集処理された原水を上向流で濾
層2を通過させ、生物濾過を行う。原水中のSSは凝集処
理により、SS性のBODを抱き込んでフロック化し、この
フロックが濾層2の微生物を付着した粒状濾材に捕捉さ
れ、BODは一部酸化により除去される。濾層2を通過し
た処理水は処理水管7から排出される。
凝集濾過の継続により濾層2に目詰まりが生じると、
原水、凝集剤および散気用空気の供給を停止し、逆洗用
空気管5から逆洗用空気を供給して濾層2を撹乱すると
ともに、逆洗用水管6から逆洗用水を供給して上向流通
水し、濾層2を展開して捕捉されたSS等を逆洗により除
去する。逆洗排水は、逆洗初期の剥離した濁質が多い場
合は、逆洗排水管9から逆洗排水槽(図示省略)に排出
され、逆洗終期の濁質が少ない場合は水洗排水管8から
原水槽(図示省略)に排出される。
試験例 微生物が付着した粒径4〜8mmのアンスラサイトを高
さ4500mm、直径400mmの濾過槽1内に充填して0.38m3
濾層2を形成した。これにBOD 100mg/、SS 60mg/の
合成排水を通水量11m3/日、BOD負荷3kg/m3−濾材・日と
なるように濾槽に供給し、凝集剤としてPACを30mg/添
加して凝集を行い、空気量15m3/m2・Hで曝気しながら
上向流で濾過を行った。このときの処理水SSの変化を第
2図に示す。
第2図の結果より、凝集剤添加により処理水SSが低下
し、高水質の処理水が得られることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上向流生物濾過装置に凝集剤添加装
置を設け、特定の粒径の濾材を用い、特定の空気量で曝
気して上向流で生物濾過を行うようにしたので、濾材の
目詰まりを生じることなく、フロックを捕捉して除去し
ながらBODを酸化することができ、これにより有機物お
よび懸濁物を効率よく除去し、処理水SSを低下させて、
高水質の処理水を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の凝集生物濾過装置の系統図、第2図は
試験例の結果を示すグラフである。 1……濾過槽、2……濾層 3……原水管、7……処理水管 10……凝集剤供給管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に微生物を付着させた粒状濾材からな
    る濾層を有し、濾層の下部に原水供給装置、濾層の上部
    に処理水排出装置、および濾層の下部に散気装置を備え
    た上向流式の生物濾過装置において、 原水に凝集剤を添加する凝集剤添加装置を備え、 粒状濾材は0.1〜20mmの粒径の濾材であり、 散気装置は空気量5〜20m3/m2・Hで曝気するように構
    成され、 原水供給装置は凝集剤添加装置から凝集剤を添加してフ
    ロックを形成した原水を上向流で濾層を通過させるよう
    に構成され、 濾層は付着した微生物によりBODを酸化するとともに、
    フロックを捕捉して除去するように構成され、 処理水排出装置は濾層を通過した処理水を排出するよう
    に構成されている ことを特徴とする凝集生物濾過装置。
JP5137688A 1988-03-04 1988-03-04 凝集生物濾過装置 Expired - Lifetime JP2653086B2 (ja)

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JPS5218061A (en) * 1975-08-01 1977-02-10 Nippon Enbairo Kogyo Kk Sewage disposal method
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JPS61245892A (ja) * 1985-04-23 1986-11-01 Shimizu Constr Co Ltd 含リン廃水の処理方法

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